ゲスト
(ka0000)
山を彷徨うもの
マスター:君矢

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 4~6人
- サポート
- 0~0人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2015/09/13 09:00
- 完成日
- 2015/09/20 19:22
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
それらと最初に遭遇したのは、シェノグ族の村から山を登り、草原を横切りさらに奥に入って行った場所だった。シェノグ族の男性は薬草採集に一人行く最中、それらに偶然出会ったのだった。
山の中、人の背丈もある草をかき分けて三人の人が歩いていた。白い布のような物を頭から被っているので顔は分からないが、細い体型から女らしいと男性は思った。
ひ弱そうな女が三人こんな山奥を歩いている。しゃべりもせずに道を外れて移動しているのを奇妙だと思いつつも、男性は余所者が遭難でもしたのだろうと思い声をかけた。
「おーい、大丈夫かー」
とにかく道まで誘導し、助けたほうがいいだろうと思ったのだ。
声に気が付いた女たちは立ち止まると一斉に男の方へ向き直る。
そして、手に持っていた棘の生えた物を投げつけてきた。男性は彼女たちが何をしているのかよく分からず白く細い腕がきれいだなと、場違いな感想をいだいた。
棘の生えた丸い物は綺麗な放物線を描き男性に向かってくる。
「うひゃぁ」
一つが命中し、男は情けない悲鳴を上げ倒れた。残りの二つが木に命中する音が聞こえた。
びっしりと生えた鋭い棘が男性の腕に刺さる。刺さった部分からピリピリと腕が痺れた。
何が起きたのか分からず混乱している男性に三人の女たちが近づいてくる。声も発せず、淡々と近寄ってくる女たちに男性は恐怖した。
女たちは白い手に握った鋭く尖った物を振りかぶって、男性の痺れている腕にグッと突き刺した。
男性は絶叫し、のたうち回る。引き抜こうとすると棘でも生えているのか肉がえぐれ、痛いばかりだった。
女たちはもう男に興味がないのか突き刺したことに満足したのか、再び、静かに山を彷徨い始めた。
「という事がありましてな。幸いにも襲われた男は生きておりますが、腕に刺さった物を抜くのに難儀しました。山を彷徨っている妙な女たち、歪虚だと思うのですが退治していただきたいのですじゃ」
シェノグ族の族長である長い髭の老人はハンターオフィスの受付で依頼内容の説明をしていた。
「かしこまりました。さっそく依頼の募集を出しますね」
と受付の女性は手続きをする。
「動物も襲われているようでしての。今は複数で山に入るなど自衛をしております。不気味なものが徘徊している山では安心して仕事ができませんからのう。どうぞよろしくお願いしますじゃ」
と、族長は言った。
●シェノグ族の村 ハンター達が集落に到着するちょっと前
夏の日差しの中、族長の孫娘ツアンプが洗濯物を干していると、幼馴染の少女ディシャンが困った顔をして声をかけてきた。
「カザリノミ草ある? 弟がさ、お腹壊したんだけど、家に無くて」
ツアンプは家の薬草庫の中身を思い出してみる。カザリノミ草は下痢止めに効くといわれる薬草だ。乾燥させた葉をつい先日、交易商に売ったばかりだ。
「……、今、無いですね」
「どうしようかな。採るにしてもさ、山に今、不気味なのいるし……」
ディシャンはため息をつく。
「一緒に採りに行きましょう。遠くないし、二人で行けば大丈夫ですよ」
悩んでいるディシャンにツアンプは言うと、洗濯籠を家に戻し薬草を入れる籠と鎌を持ってくる。
「でもツアンプ、予定あるでしょ?」
ディシャンが聞く。
ツアンプは族長から、ハンターの道案内を頼まれている。薬草を採りに行くのに時間はあまりかからないから、寄り道をしなければハンター到着の前に帰れるだろう。
「大丈夫です。お腹壊したままじゃ、かわいそうです」
「さっと行って帰ってこようか。ありがと」
二人は、途中、すれ違った人と「薬草採りに行ってきます」「気をつけて」と和やかな会話をしていった。
薬草を採った帰り道。村近くの見通しの良い森まで戻ってきたとき二人は、白い布を被った女たちに遭遇してしまった。
今も女たちは鋭く尖った物を手に持ち、静かにツアンプたちを追いかけてくる。
「ツアンプ先に逃げて!」
「おいていけないよ!」
ディシャンは逃げる途中で足に女たちの投げた棘が刺さり痺れてしまった。ツアンプは歩けない彼女を背負って不気味な女たちから逃げている。
まだ距離は開いているものの、ツアンプたちの歩みは遅い。
背後に、女たちが迫っている。
山の中、人の背丈もある草をかき分けて三人の人が歩いていた。白い布のような物を頭から被っているので顔は分からないが、細い体型から女らしいと男性は思った。
ひ弱そうな女が三人こんな山奥を歩いている。しゃべりもせずに道を外れて移動しているのを奇妙だと思いつつも、男性は余所者が遭難でもしたのだろうと思い声をかけた。
「おーい、大丈夫かー」
とにかく道まで誘導し、助けたほうがいいだろうと思ったのだ。
声に気が付いた女たちは立ち止まると一斉に男の方へ向き直る。
そして、手に持っていた棘の生えた物を投げつけてきた。男性は彼女たちが何をしているのかよく分からず白く細い腕がきれいだなと、場違いな感想をいだいた。
棘の生えた丸い物は綺麗な放物線を描き男性に向かってくる。
「うひゃぁ」
一つが命中し、男は情けない悲鳴を上げ倒れた。残りの二つが木に命中する音が聞こえた。
びっしりと生えた鋭い棘が男性の腕に刺さる。刺さった部分からピリピリと腕が痺れた。
何が起きたのか分からず混乱している男性に三人の女たちが近づいてくる。声も発せず、淡々と近寄ってくる女たちに男性は恐怖した。
女たちは白い手に握った鋭く尖った物を振りかぶって、男性の痺れている腕にグッと突き刺した。
男性は絶叫し、のたうち回る。引き抜こうとすると棘でも生えているのか肉がえぐれ、痛いばかりだった。
女たちはもう男に興味がないのか突き刺したことに満足したのか、再び、静かに山を彷徨い始めた。
「という事がありましてな。幸いにも襲われた男は生きておりますが、腕に刺さった物を抜くのに難儀しました。山を彷徨っている妙な女たち、歪虚だと思うのですが退治していただきたいのですじゃ」
シェノグ族の族長である長い髭の老人はハンターオフィスの受付で依頼内容の説明をしていた。
「かしこまりました。さっそく依頼の募集を出しますね」
と受付の女性は手続きをする。
「動物も襲われているようでしての。今は複数で山に入るなど自衛をしております。不気味なものが徘徊している山では安心して仕事ができませんからのう。どうぞよろしくお願いしますじゃ」
と、族長は言った。
●シェノグ族の村 ハンター達が集落に到着するちょっと前
夏の日差しの中、族長の孫娘ツアンプが洗濯物を干していると、幼馴染の少女ディシャンが困った顔をして声をかけてきた。
「カザリノミ草ある? 弟がさ、お腹壊したんだけど、家に無くて」
ツアンプは家の薬草庫の中身を思い出してみる。カザリノミ草は下痢止めに効くといわれる薬草だ。乾燥させた葉をつい先日、交易商に売ったばかりだ。
「……、今、無いですね」
「どうしようかな。採るにしてもさ、山に今、不気味なのいるし……」
ディシャンはため息をつく。
「一緒に採りに行きましょう。遠くないし、二人で行けば大丈夫ですよ」
悩んでいるディシャンにツアンプは言うと、洗濯籠を家に戻し薬草を入れる籠と鎌を持ってくる。
「でもツアンプ、予定あるでしょ?」
ディシャンが聞く。
ツアンプは族長から、ハンターの道案内を頼まれている。薬草を採りに行くのに時間はあまりかからないから、寄り道をしなければハンター到着の前に帰れるだろう。
「大丈夫です。お腹壊したままじゃ、かわいそうです」
「さっと行って帰ってこようか。ありがと」
二人は、途中、すれ違った人と「薬草採りに行ってきます」「気をつけて」と和やかな会話をしていった。
薬草を採った帰り道。村近くの見通しの良い森まで戻ってきたとき二人は、白い布を被った女たちに遭遇してしまった。
今も女たちは鋭く尖った物を手に持ち、静かにツアンプたちを追いかけてくる。
「ツアンプ先に逃げて!」
「おいていけないよ!」
ディシャンは逃げる途中で足に女たちの投げた棘が刺さり痺れてしまった。ツアンプは歩けない彼女を背負って不気味な女たちから逃げている。
まだ距離は開いているものの、ツアンプたちの歩みは遅い。
背後に、女たちが迫っている。
リプレイ本文
辺境の山の中、シェノグ族の村は不安に沈んでいた。
村の周辺の山を不気味な雑魔が彷徨っているからだった。このままでは村が襲われるのではないか、そんな不穏な空気が漂っていた。
雑魔に襲われた男性の話では、グリグリと鋭い種子の様な物をねじ込んでくるらしい……。
「痛そうです……」
櫻井 悠貴(ka0872)はその光景を思わず想像してしまい顔をしかめた。
「その種子のような物は保管してあるのだな。先に調査してみよう。有害となれば処分しなければ」
とチマキマル(ka4372)は言い、村人に保管場所までの案内を頼んでいる。
「お仕事は三体の雑魔と思われるものの退治ですね」
ライラ = リューンベリ(ka5507)が口に出して確認をする。
「いろいろ準備しないとだね。布を借りられないかな。雑魔が投げる種子を回収して観察してみたい」
フラン・レンナルツ(ka0170)が言った。
「敵は人を狙っている可能性もある、ということで、人の多い道には出現しやすそうですね。山に頻繁に入る村人に詳しいことを聞いてみます」
月架 尊(ka0114)が自分の行動を伝える。
「村の為にも安全を確保しないといけませんね」
悠貴は表情を曇らせた。
「村の平穏な生活の為にも万全の態勢で望みましょう」
と、リーリア・バックフィード(ka0873)が言った。
「しっかりキッチリ後始末はしたいですね」
悠貴が続ける。
行動方針についての話し合いに加わりながら、ライラは不安に思った。初めての依頼です。しっかり出来るでしょうか。お嬢様と一緒ですからちゃんとやれますよねと、傍らにいるリーリアの横顔を見ながら自分に言い聞かせた。
リーリアも、従者であるライラが緊張しているのが分かった。
「最初の依頼で緊張しますか? 主たる私がいるから安心なさい」
ここは私が先導致しましょうと考える。依頼を無事に解決して自信を付けてもらいたいところだった。
チマキマルは、雑魔から出たという鋭く尖っている物が入っている壺を村人から受け取った。
「万が一、という事も考えられる。下がっていてほしい」
そう言って案内をした村人を下がらせ、周囲に人がいないことを確認する。
安全を確保したところで、蓋代わりの布を外し、壺をひっくり返して中身を地面に転がした。
コロコロと壺から出てきたそれは、村人が言うように種子に似ているようだった。
手にした杖でそれをつついてみる。艶のない黒い色をした種子のようなものはゆらゆら揺れるだけで、特別な反応はなかった。
種子が発芽し雑魔になるのではないかとチマキマルは考えていた。すぐさま雑魔が発生するようならば、すぐ消去しようと考えていたがそうではなかったようだ。
近づき観察してみる。表面には細かい棘がびっしりと生えていて、棘の先端はさらに細かく枝分かれしているようだった。
「これは痛そうだ」
とチマキマルの口からもれる。刺されば、抜くのが一苦労だろう。
そして村人から借りておいた刃物を使って種子を切ってみる。硬い表面を力を入れて切り裂くと、中からドロリとした物が流れ出た。
ドロリとした中身がゆっくりと地面に広がったが消えてしまう。中身が流れ出てしまった種子も干からびたように消えてしまった。
「種子を送ろうかと思っていたのだが……。残念だ」
密閉された頑丈な容器にいれて運ぼうかと考えていたチマキマルは静かに残念がった。
「依頼を受けたハンターですが情報を頂けますか」
広場の村人たちにリーリアは話しかけた。村人たちはハンターと分かると口々に話し始める。
「村周辺は、なだらかで見通しの良い森なのですね。頻繁に使用する道はその森を抜けて奥へ続いていると」
リーリアは上手く内容を誘導し、村周辺の地形やよく使用する道を聞き出した。
ライラも、山に入る前に情報を集めようと村人たちに話しかける。案内してくれる人がいるはずだったと思い出し、どこにいるのか村人に聞いてみる。
「案内の方がいらっしゃったらしいのですが、どこにいるか心当たりはございませんか?」
「そういえば見ないねぇ」
「さっき、すれ違ったよ」
脱線しがちな会話を聞いていくと案内役は山へと出かけたということが分かった。
「薬草を採りに……!! 山に入られたのですか!! 何処で取れるかも教えていただけますか」
村人によると、案内役が向かったのは山を奥に進んだ原っぱだろうという事だった。
ハンターたちは村のはずれに集まり、情報を共有していた。
「案内の方は、友人の方と一緒に山に入っていったそうです」
と、ライラは村人から聞いた話を仲間に伝える。
「ボクは族長さんから、地図を借りてきたよ」
と言って、フランが仲間の前に手書きで書かれた簡単な地図を広げた。それには、村を中心に大まかな地形や道が描かれていた。
続けて、尊が頻繁に山へ入っているという村人から聞いた話を伝えた。
「一番使用する道はこれだという話です。踏み固めただけの道だから足元は悪いらしいです」
尊はフランが借りてきた地図を指さて説明した。
「抜け道も教えてもらいました。ただ、細い道は獣道と同じだから気を付けてと言っていましたよ」
「探索ルートの分担はこんな感じかな」
フランたちは情報を元に、道を通って遠くを探索するA班と村の周辺を調べるB班と分担を決める。
「結集するのはこの辺かな」
とフランは集まりやすそうな地点を指さした。
「今回は万が一にも失敗は許されません……。優雅かつ苛烈に駆け抜けましょう」
とリーリアが宣言した。
A班 尊、フラン、悠貴
B班 リーリア、チマキマル、ライラ
と分かれて探索をすることになった。
A班の三人は山道を進んで山の奥に進んで行くことにした。
「いつ襲われるかわかりませんから」
悠貴は山に入る前に防性強化と運動強化をかける。
「隊列は大きく離れない限りは自由かな。地面の状態は良くないからそこも注意しないと」
歩いているのは整備されていない山道だった。フランは足元に注意しつつ歩く。
「死角に気を付けて行きましょう」
悠貴は、草の下に隠れていた木の根を避けつつ言った。村人と雑魔の両方を発見するべく周囲の状況に気を配る。彼女には道はこのまま緩やかに奥に見える山に向かって登っていくように感じられた。
「このまま道を進んで発見できなければ抜け道の方に潜んでいるかもしれないね」
と尊が言った。
悠貴が耳をすませて森の中の様々な音に注意を払っていると、何かが草木をかき分けて移動する音が聞こえた。
「みなさん、何か移動してくるようです。気を付けて下さい」
その言葉に、フランと尊は歩みを止める。
フランが前に出て盾を前方に立てて、突然の攻撃にも対処できるようにした。
茂みから出てきたのは、村人らしい二人組だった。二人は盾を構えているフランに驚いている。
「こんにちは! 雑魔退治に来たハンターです」
フランが挨拶をする。二人組もホッとしたように挨拶を返した。
「ハンターさん達か。こんにちは」
フランは返事がなければ銃を使用しようと思い身構えていたが、その必要はなさそうだと警戒を解く。
「驚かせてすみませんでした」
尊が話しかけた。
「雑魔を見ませんでしたか? 人間でも獣でも悲鳴を聞かなかったでしょうか」
と尊は村人に確認をする。
「そうだ! 慌てて逃げてきたんだ!」
思い出したのか村人が震えた。
「それはどこですか」
フランが確認する。
村人は森の向こうの方だと指さしながら説明してくれた。三人はそちらへ急いで移動する。
道を外れて、やっと道だと確認できる抜け道を急ぐ。
尊と悠貴が持っているトランシーバーに別行動中のリーリアから連絡が入った。
『村人が二名。一名が損傷あり、離脱支援を願います』
リーリアが説明した場所は、村人が教えてくれた場所の近くだった。
「了解しました。A班すぐに向かいます」
悠貴が返事をする。
「急ごう!」
尊たちは、B班のもとへ急行する。
A班と分かれたB班は村の周辺から探索を開始した。
チマキマルは、後衛に徹してリーリアとライラの後ろを歩きながら周囲を観察していた。
聞いた情報を元にリーリアは、森を見渡しながら先を急いだ。
進んで行くと、森の奥の方から草を踏み分ける音が聞こえた。
「何か聞こえます。向こうですね」
リーリアは二人に声をかけて、音のする方へ向かっていった。
近づいていくと、まばらな木の向こうから村人がこちらに向かって必死に移動してくるのが見えた。
「大丈夫ですか!」
ライラは案内人だろうかと思い村人に声をかける。
「助けてください! 友達が……」
よく見れば、村人はもう一人を背負っていた。背負われている方は、足にケガをしたのか上手く歩けないようだった。
その背後に、白い布を被った女たちが静かに移動しているのが見える。その手には、何かを握っているように見えた。
「雑魔にしては優雅な容姿をしていますね」
白い布の女たちを観察したリーリアはトランシーバーを取り出し、A班に現在地など状況を伝えた。
トランシーバーからの悠貴の返事を聞きながら、リーリアは村人たちを保護するために駆け寄った。
「襲ってくるなら、戦いですね」
ライラは、村人たちと白い布の女との間に入り鎖鎌を構えた。
白い布の女たちは、増えた獲物のどれを狙おうかと観察しているのか動きを止める。
「今のうちにこちらです」
リーリアはこの隙に村人たちを安全圏へ逃がすために誘導を始めた。
「撤退も視野に入れるべきか……」
チマキマルは言った。向こうは三体。こちらも三人とはいえ村人を庇っていては思うような行動はとりにくい。
「村人が離脱するのを優先すべきですね」
リーリアもいいながら、敵の射線に村人が入らないように動く。
村人の速度に合わせて離脱しようとしたとき、白い布の女たちが手にしていたトゲトゲした物を投げようとした。時間の止まったような緊張感の中、布の下からのぞく白く細い腕が場違いに思える。
「こっちです!」
尊が抜刀しながら大声を出し白い布の女たちに向かって突っ込んできた。
勢いをつけて走り込んできたので、はっきりと対象を見ることが出来なかったが、仲間の危機に攻撃をする。念のため急所は狙わずに剣の背で白い布の女の腕を狙い殴りつけた。
突然の乱入に、白い布の女たちは一度動きを止める。尊の方が危険だと判断したのか手にしたトゲトゲを尊に向かって勢いよく投げつけた。三体の攻撃が尊に集中する。
尊は、アクロバティックな大きな動きで攻撃を避け、雑魔に向かって移動し距離を詰めた。尊の背後でトゲトゲが木にぶつかる音がした。
「危ない!」
フランは尊の背後から、射撃をして尊に集中していた雑魔たちの注意を自分へと分散させた。
悠貴は、リーリアと合流し村人たちの誘導に加わった。村人たちの横に立ち周囲を警戒する。
「あと少しです。頑張りましょう」
悠貴は、村人たちのそばを離れないように敵や味方の動きに注意を払いながら後方へと護衛した。
ライラは、乱入してきた尊やフランに気を取られている雑魔に鎖鎌の分銅部分を叩き込んだ。その感触は、動物の肉というよりも木を叩いたように感じられた。
「お嬢様、手ごたえがおかしいです」
「体も植物で出来ているのかしら」
村人を安全圏まで下がらせたリーリアは、雑魔の行動を観察しながら言った。
「さてはて、人型の植物の雑魔とは、ですね」
悠貴は興味深そうに呟き、雑魔の足元を狙って銃を撃ち、足止めをする。
そこへ再び雑魔がトゲトゲした物を投げつけてきた。
「うひゃあ、これが種子ですかね!?」
飛んできたものに冷や汗を流しつつ、冷静に対処する。悠貴は銃を構え、撃ち落とすことを試みた。もしも、村人たちのところにまで飛ぶようであれば防御障壁を使用することを考えたが、その必要はなさそうだった。
「それならば、火に弱いか」
チマキマルはそう言うと、集中しファイアーボールを唱えた。
雑魔を中心に火球が爆発する。チマキマルの読み読みどおり火には弱かったようで雑魔は、かなりダメージを受けていた。
それでも、雑魔は止まらずに黒く鋭い種子を握りしめ、側にいた尊に襲い掛かる。
「雑魔でしたら、遠慮はいりません! 問答無用です!」
雑魔の攻撃を捷疾鬼でもって避ける。疾く駆けることだけを意識し、ただ攻撃を避ける。立体的な動きで雑魔を翻弄する技だ。
盾を自身の前に立てて防御を確保したフランは、片膝をついて安定させた銃を撃ち、雑魔の動きを止める。
その銃身は光に覆われ、本来よりも大型化した白銀の幻影を纏う。壱式氷結型束縛銃装「雨氷」によって冷気を纏った銃弾は、雑魔に命中しその動きを鈍らせた。
「止めです!」
悪鬼羅刹。ただ目の前の敵を斬る。ただそれだけを意識した斬撃。尊の赤い瞳はさらに紅みを増し、雑魔に斬撃を叩き込んだ。
悠貴は、味方の攻撃に合わせて援護射撃をし、雑魔を近寄せなかった。
ライラは、鎖鎌の鎖を使い敵を絡めとった。そして動きを封じるために木に鎖を絡めることを狙うが、雑魔に抜け出られてしまった。
もう一度、雑魔を狙って牽制しリーリアのサポートにまわる。
「今です、お嬢様!」
リーリアはライラの牽制で動きを止めた敵の動作を予測しランアウトを使い接近する。雑魔はその動きに対処できなかった。
「Run」
と呟く。リーリアはスラッシュエッジを使い洗練された動きで、目の前の雑魔で切り込んだ。
そして、残った最後の一体に、尊が悪鬼羅刹を叩き込む。
倒れた白い布の女は枯れるように消えていってしまった。
最後の雑魔が倒れたことを確認したフランは、村で借りてきた布を使って鋭い種子を回収しようとした。
種子は戦闘の影響か大きな傷がついていた。傷からドロリとした中身がこぼれているのが見える。直接触らないように、銃身で種子を移動させると、雑魔の本体と同じように消えてしまった。
「もっと、観察してみたかったのに。残念だな」
フランは呟いた。
「無事に依頼が終わってよかったですね」
リーリアが言った。
「お嬢様どうです、私戦えてましたか?」
ライラが確認した。
「もちろん。頑張りましたね」
というリーリアの言葉にライラは嬉しそうに笑った。
村の周辺の山を不気味な雑魔が彷徨っているからだった。このままでは村が襲われるのではないか、そんな不穏な空気が漂っていた。
雑魔に襲われた男性の話では、グリグリと鋭い種子の様な物をねじ込んでくるらしい……。
「痛そうです……」
櫻井 悠貴(ka0872)はその光景を思わず想像してしまい顔をしかめた。
「その種子のような物は保管してあるのだな。先に調査してみよう。有害となれば処分しなければ」
とチマキマル(ka4372)は言い、村人に保管場所までの案内を頼んでいる。
「お仕事は三体の雑魔と思われるものの退治ですね」
ライラ = リューンベリ(ka5507)が口に出して確認をする。
「いろいろ準備しないとだね。布を借りられないかな。雑魔が投げる種子を回収して観察してみたい」
フラン・レンナルツ(ka0170)が言った。
「敵は人を狙っている可能性もある、ということで、人の多い道には出現しやすそうですね。山に頻繁に入る村人に詳しいことを聞いてみます」
月架 尊(ka0114)が自分の行動を伝える。
「村の為にも安全を確保しないといけませんね」
悠貴は表情を曇らせた。
「村の平穏な生活の為にも万全の態勢で望みましょう」
と、リーリア・バックフィード(ka0873)が言った。
「しっかりキッチリ後始末はしたいですね」
悠貴が続ける。
行動方針についての話し合いに加わりながら、ライラは不安に思った。初めての依頼です。しっかり出来るでしょうか。お嬢様と一緒ですからちゃんとやれますよねと、傍らにいるリーリアの横顔を見ながら自分に言い聞かせた。
リーリアも、従者であるライラが緊張しているのが分かった。
「最初の依頼で緊張しますか? 主たる私がいるから安心なさい」
ここは私が先導致しましょうと考える。依頼を無事に解決して自信を付けてもらいたいところだった。
チマキマルは、雑魔から出たという鋭く尖っている物が入っている壺を村人から受け取った。
「万が一、という事も考えられる。下がっていてほしい」
そう言って案内をした村人を下がらせ、周囲に人がいないことを確認する。
安全を確保したところで、蓋代わりの布を外し、壺をひっくり返して中身を地面に転がした。
コロコロと壺から出てきたそれは、村人が言うように種子に似ているようだった。
手にした杖でそれをつついてみる。艶のない黒い色をした種子のようなものはゆらゆら揺れるだけで、特別な反応はなかった。
種子が発芽し雑魔になるのではないかとチマキマルは考えていた。すぐさま雑魔が発生するようならば、すぐ消去しようと考えていたがそうではなかったようだ。
近づき観察してみる。表面には細かい棘がびっしりと生えていて、棘の先端はさらに細かく枝分かれしているようだった。
「これは痛そうだ」
とチマキマルの口からもれる。刺されば、抜くのが一苦労だろう。
そして村人から借りておいた刃物を使って種子を切ってみる。硬い表面を力を入れて切り裂くと、中からドロリとした物が流れ出た。
ドロリとした中身がゆっくりと地面に広がったが消えてしまう。中身が流れ出てしまった種子も干からびたように消えてしまった。
「種子を送ろうかと思っていたのだが……。残念だ」
密閉された頑丈な容器にいれて運ぼうかと考えていたチマキマルは静かに残念がった。
「依頼を受けたハンターですが情報を頂けますか」
広場の村人たちにリーリアは話しかけた。村人たちはハンターと分かると口々に話し始める。
「村周辺は、なだらかで見通しの良い森なのですね。頻繁に使用する道はその森を抜けて奥へ続いていると」
リーリアは上手く内容を誘導し、村周辺の地形やよく使用する道を聞き出した。
ライラも、山に入る前に情報を集めようと村人たちに話しかける。案内してくれる人がいるはずだったと思い出し、どこにいるのか村人に聞いてみる。
「案内の方がいらっしゃったらしいのですが、どこにいるか心当たりはございませんか?」
「そういえば見ないねぇ」
「さっき、すれ違ったよ」
脱線しがちな会話を聞いていくと案内役は山へと出かけたということが分かった。
「薬草を採りに……!! 山に入られたのですか!! 何処で取れるかも教えていただけますか」
村人によると、案内役が向かったのは山を奥に進んだ原っぱだろうという事だった。
ハンターたちは村のはずれに集まり、情報を共有していた。
「案内の方は、友人の方と一緒に山に入っていったそうです」
と、ライラは村人から聞いた話を仲間に伝える。
「ボクは族長さんから、地図を借りてきたよ」
と言って、フランが仲間の前に手書きで書かれた簡単な地図を広げた。それには、村を中心に大まかな地形や道が描かれていた。
続けて、尊が頻繁に山へ入っているという村人から聞いた話を伝えた。
「一番使用する道はこれだという話です。踏み固めただけの道だから足元は悪いらしいです」
尊はフランが借りてきた地図を指さて説明した。
「抜け道も教えてもらいました。ただ、細い道は獣道と同じだから気を付けてと言っていましたよ」
「探索ルートの分担はこんな感じかな」
フランたちは情報を元に、道を通って遠くを探索するA班と村の周辺を調べるB班と分担を決める。
「結集するのはこの辺かな」
とフランは集まりやすそうな地点を指さした。
「今回は万が一にも失敗は許されません……。優雅かつ苛烈に駆け抜けましょう」
とリーリアが宣言した。
A班 尊、フラン、悠貴
B班 リーリア、チマキマル、ライラ
と分かれて探索をすることになった。
A班の三人は山道を進んで山の奥に進んで行くことにした。
「いつ襲われるかわかりませんから」
悠貴は山に入る前に防性強化と運動強化をかける。
「隊列は大きく離れない限りは自由かな。地面の状態は良くないからそこも注意しないと」
歩いているのは整備されていない山道だった。フランは足元に注意しつつ歩く。
「死角に気を付けて行きましょう」
悠貴は、草の下に隠れていた木の根を避けつつ言った。村人と雑魔の両方を発見するべく周囲の状況に気を配る。彼女には道はこのまま緩やかに奥に見える山に向かって登っていくように感じられた。
「このまま道を進んで発見できなければ抜け道の方に潜んでいるかもしれないね」
と尊が言った。
悠貴が耳をすませて森の中の様々な音に注意を払っていると、何かが草木をかき分けて移動する音が聞こえた。
「みなさん、何か移動してくるようです。気を付けて下さい」
その言葉に、フランと尊は歩みを止める。
フランが前に出て盾を前方に立てて、突然の攻撃にも対処できるようにした。
茂みから出てきたのは、村人らしい二人組だった。二人は盾を構えているフランに驚いている。
「こんにちは! 雑魔退治に来たハンターです」
フランが挨拶をする。二人組もホッとしたように挨拶を返した。
「ハンターさん達か。こんにちは」
フランは返事がなければ銃を使用しようと思い身構えていたが、その必要はなさそうだと警戒を解く。
「驚かせてすみませんでした」
尊が話しかけた。
「雑魔を見ませんでしたか? 人間でも獣でも悲鳴を聞かなかったでしょうか」
と尊は村人に確認をする。
「そうだ! 慌てて逃げてきたんだ!」
思い出したのか村人が震えた。
「それはどこですか」
フランが確認する。
村人は森の向こうの方だと指さしながら説明してくれた。三人はそちらへ急いで移動する。
道を外れて、やっと道だと確認できる抜け道を急ぐ。
尊と悠貴が持っているトランシーバーに別行動中のリーリアから連絡が入った。
『村人が二名。一名が損傷あり、離脱支援を願います』
リーリアが説明した場所は、村人が教えてくれた場所の近くだった。
「了解しました。A班すぐに向かいます」
悠貴が返事をする。
「急ごう!」
尊たちは、B班のもとへ急行する。
A班と分かれたB班は村の周辺から探索を開始した。
チマキマルは、後衛に徹してリーリアとライラの後ろを歩きながら周囲を観察していた。
聞いた情報を元にリーリアは、森を見渡しながら先を急いだ。
進んで行くと、森の奥の方から草を踏み分ける音が聞こえた。
「何か聞こえます。向こうですね」
リーリアは二人に声をかけて、音のする方へ向かっていった。
近づいていくと、まばらな木の向こうから村人がこちらに向かって必死に移動してくるのが見えた。
「大丈夫ですか!」
ライラは案内人だろうかと思い村人に声をかける。
「助けてください! 友達が……」
よく見れば、村人はもう一人を背負っていた。背負われている方は、足にケガをしたのか上手く歩けないようだった。
その背後に、白い布を被った女たちが静かに移動しているのが見える。その手には、何かを握っているように見えた。
「雑魔にしては優雅な容姿をしていますね」
白い布の女たちを観察したリーリアはトランシーバーを取り出し、A班に現在地など状況を伝えた。
トランシーバーからの悠貴の返事を聞きながら、リーリアは村人たちを保護するために駆け寄った。
「襲ってくるなら、戦いですね」
ライラは、村人たちと白い布の女との間に入り鎖鎌を構えた。
白い布の女たちは、増えた獲物のどれを狙おうかと観察しているのか動きを止める。
「今のうちにこちらです」
リーリアはこの隙に村人たちを安全圏へ逃がすために誘導を始めた。
「撤退も視野に入れるべきか……」
チマキマルは言った。向こうは三体。こちらも三人とはいえ村人を庇っていては思うような行動はとりにくい。
「村人が離脱するのを優先すべきですね」
リーリアもいいながら、敵の射線に村人が入らないように動く。
村人の速度に合わせて離脱しようとしたとき、白い布の女たちが手にしていたトゲトゲした物を投げようとした。時間の止まったような緊張感の中、布の下からのぞく白く細い腕が場違いに思える。
「こっちです!」
尊が抜刀しながら大声を出し白い布の女たちに向かって突っ込んできた。
勢いをつけて走り込んできたので、はっきりと対象を見ることが出来なかったが、仲間の危機に攻撃をする。念のため急所は狙わずに剣の背で白い布の女の腕を狙い殴りつけた。
突然の乱入に、白い布の女たちは一度動きを止める。尊の方が危険だと判断したのか手にしたトゲトゲを尊に向かって勢いよく投げつけた。三体の攻撃が尊に集中する。
尊は、アクロバティックな大きな動きで攻撃を避け、雑魔に向かって移動し距離を詰めた。尊の背後でトゲトゲが木にぶつかる音がした。
「危ない!」
フランは尊の背後から、射撃をして尊に集中していた雑魔たちの注意を自分へと分散させた。
悠貴は、リーリアと合流し村人たちの誘導に加わった。村人たちの横に立ち周囲を警戒する。
「あと少しです。頑張りましょう」
悠貴は、村人たちのそばを離れないように敵や味方の動きに注意を払いながら後方へと護衛した。
ライラは、乱入してきた尊やフランに気を取られている雑魔に鎖鎌の分銅部分を叩き込んだ。その感触は、動物の肉というよりも木を叩いたように感じられた。
「お嬢様、手ごたえがおかしいです」
「体も植物で出来ているのかしら」
村人を安全圏まで下がらせたリーリアは、雑魔の行動を観察しながら言った。
「さてはて、人型の植物の雑魔とは、ですね」
悠貴は興味深そうに呟き、雑魔の足元を狙って銃を撃ち、足止めをする。
そこへ再び雑魔がトゲトゲした物を投げつけてきた。
「うひゃあ、これが種子ですかね!?」
飛んできたものに冷や汗を流しつつ、冷静に対処する。悠貴は銃を構え、撃ち落とすことを試みた。もしも、村人たちのところにまで飛ぶようであれば防御障壁を使用することを考えたが、その必要はなさそうだった。
「それならば、火に弱いか」
チマキマルはそう言うと、集中しファイアーボールを唱えた。
雑魔を中心に火球が爆発する。チマキマルの読み読みどおり火には弱かったようで雑魔は、かなりダメージを受けていた。
それでも、雑魔は止まらずに黒く鋭い種子を握りしめ、側にいた尊に襲い掛かる。
「雑魔でしたら、遠慮はいりません! 問答無用です!」
雑魔の攻撃を捷疾鬼でもって避ける。疾く駆けることだけを意識し、ただ攻撃を避ける。立体的な動きで雑魔を翻弄する技だ。
盾を自身の前に立てて防御を確保したフランは、片膝をついて安定させた銃を撃ち、雑魔の動きを止める。
その銃身は光に覆われ、本来よりも大型化した白銀の幻影を纏う。壱式氷結型束縛銃装「雨氷」によって冷気を纏った銃弾は、雑魔に命中しその動きを鈍らせた。
「止めです!」
悪鬼羅刹。ただ目の前の敵を斬る。ただそれだけを意識した斬撃。尊の赤い瞳はさらに紅みを増し、雑魔に斬撃を叩き込んだ。
悠貴は、味方の攻撃に合わせて援護射撃をし、雑魔を近寄せなかった。
ライラは、鎖鎌の鎖を使い敵を絡めとった。そして動きを封じるために木に鎖を絡めることを狙うが、雑魔に抜け出られてしまった。
もう一度、雑魔を狙って牽制しリーリアのサポートにまわる。
「今です、お嬢様!」
リーリアはライラの牽制で動きを止めた敵の動作を予測しランアウトを使い接近する。雑魔はその動きに対処できなかった。
「Run」
と呟く。リーリアはスラッシュエッジを使い洗練された動きで、目の前の雑魔で切り込んだ。
そして、残った最後の一体に、尊が悪鬼羅刹を叩き込む。
倒れた白い布の女は枯れるように消えていってしまった。
最後の雑魔が倒れたことを確認したフランは、村で借りてきた布を使って鋭い種子を回収しようとした。
種子は戦闘の影響か大きな傷がついていた。傷からドロリとした中身がこぼれているのが見える。直接触らないように、銃身で種子を移動させると、雑魔の本体と同じように消えてしまった。
「もっと、観察してみたかったのに。残念だな」
フランは呟いた。
「無事に依頼が終わってよかったですね」
リーリアが言った。
「お嬢様どうです、私戦えてましたか?」
ライラが確認した。
「もちろん。頑張りましたね」
というリーリアの言葉にライラは嬉しそうに笑った。
依頼結果
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/09/09 20:14:57 |
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新生の相談卓 リーリア・バックフィード(ka0873) 人間(クリムゾンウェスト)|17才|女性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2015/09/12 23:44:28 |