アリシア襲撃~馬車防衛

マスター:後醍醐

シナリオ形態
ショート
難易度
難しい
オプション
  • relation
参加費
1,000
参加制限
-
参加人数
4~6人
サポート
0~0人
マテリアルリンク
報酬
多め
相談期間
5日
締切
2015/10/14 12:00
完成日
2015/10/16 06:21

このシナリオは5日間納期が延長されています。

みんなの思い出

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オープニング

 ● 望むものは――
 『拠点』へと戻ってきたアリシア。
「また、あと一歩の所だった……」
 敗北を重ね、自身の負のマテリアルを利用して自らを癒すアリシア。
「忌々しい――」
 いつもハンター達に邪魔をされ、撤退を余儀なくされている。
 蟷螂型雑魔だけでなく、ゴブリンやオークといったのを引き連れて『軍団』として攻めてもこのザマだ。
「あたし自身の強化は――」
 アリシア自身の強化は難しい――出来たとしても武装を変えるぐらいだ。
「『コレ』に変えれば少しはアドバンテージを得れるだろう」
 この場に似つかわしくない――リアルブルー製のアサルトライフル。
 偶然、襲った馬車に一丁だけ積まれていたものだ。
「あと、コレをもたせれば――」
 そこに並べられているのはマスケット銃だ。
 火薬などはアリシアの軍人としての知識のおかげで問題なく保管されている。
 これも略奪品だ。
「それにあの情報によると――」
 アリシアは思い出す――商人を尋問した時のことを。
「リアルブルー製の武器をのせた馬車が通るということが」
 そう――辺境では珍しいリアルブルー製の武器が多少であるが流通するようだ。
「ハンターを殺して歪虚にすれば――」
 この孤独もなくなるのかもしれないとアリシアは思った。
 同じような歪虚が増えれば孤独感が薄れると思っていた。
「子豚ちゃんも美味しそうだけど――ハンターを殺して、私と同じようにするのも楽しみだ」
 欲求を叶えるべく考え――。
「やっぱり、回りの武装の強化は重要。襲うか……」
 アリシアは商隊を襲うことを決意した。
 
 ● ブルゲド族 居留地
 居留地は緊張感のようなものが漂っている。
 数日前にアリシアによって襲撃を受けたばかりだから仕方がない。
 族長のゲルでは――
 カーンと複数の男たちが話し合っている。
「あぁ、当分は分けての狩猟だな……」
 族長のカーンは襲撃に対応できるように数を減らしてローテーションで狩りを行うことにしていた。
 そのための話し合いを行っていた。
「斥候を放って本拠地の捜索もだ……」
 どうやらカーンはアリシア達の本拠地の捜索も行っているようだ。
 詳しい話し合いが続く。
「後は……警戒を厳かにだ」
 襲撃に対する警戒の指示も行っている。
「以上だ」
 カーンの言葉により会議が解散してカーン一人になる。
「さて……どうしたものか」
 考えこむカーン。
「貴方、手紙よ」
 其処へゲルに入ってきたエリナがカーンに手紙を差し出す。
「ふむ……」
 指田荒れた手紙を読むカーン。
「……どうやら、依頼のようだな」
「あら、そうなの? リーナを呼んでこようかしら」
 難しい顔のカーンといつもの事のようなエリナ。
「ああ、頼む。アラウも一緒に」
「分かりました」
 呼びに行くために退出するエリナ。
 
「お呼びですか?」
「お呼びでしょうか?」
 カーンの前に現われたリーナとアラウ。
「ああ」
 傲然に答えるカーン。
「そういえばリーナ。前日の襲撃の時、お前の目の前で『惚れた人の前だと人間は強い』なんて言った者がいるそうだな。どんなやつなんだ?」
「えーと、えっと……よく依頼に入ってくれるハンターの人です」
 顔を赤らめながら答えるリーナ。
「リーナもいい年だ、儂がお前にふさわしいか見てやろう」
「えっと……そんなんじゃ……」
 更に顔を赤らめるリーナ。
「族長様、それでご用件は?」
 アラウが助け舟を出す。
「ん、ああ。なに、いつもの様に商隊の護衛だ。ただ今回は積荷がリアルブルーのものらしい」
 ごまかすように依頼について説明するカーン。
 数台の大型馬車からなる商隊の護衛の依頼で積み荷はリアルブルーからの貴重なものということらしい。
「いつもの通りハンター達と……ああ、アラウ達も騎乗して護衛するように」
 二人に指示するカーン。
「分かりました」
「承知いたしました」
 カーンの言葉を受けて準備に向かう二人。
 
「いつもの様に終わるといいね」
「そうですね。皆様の御蔭で私達もこうやって生きてここれているので」
 
 こうしてリーナとアラウ達とハンターによる依頼が始まる。

リプレイ本文

 ● 
「非才の身ではありますが、よろしくお願い致しますね」
「よろしくお願いします」
 リーナ・ブルゲド(kz0039)とアラウ達に挨拶をするミルベルト(ka3401)。
 (戦いを乗り越えてきたとはいえ、まだ若い少年少女達。この身を盾として守るべき価値がこの子達にはあります)
 ミルベルトは心に誓う――アラウ達を護ると。
「アラウ達も前回はお疲れ様。よく頑張ったね」
 アラウ達にあって、前回の戦いからの再会を喜ぶアルファス(ka3312)。
「アルファスさん達のお陰で生き残れました。ありがとうございます」
 アルファスに感謝するアラウ。
「そうだ。アラウにこれを。君が皆を守れるようにね」
 アルファスはアラウに『ボルテクスアックス』を渡す。
「良いんですか? こんな高価なもの……」
 高価そうな斧に驚くアラウ。
「アラウ達のためだから良いよ。僕も孤児で仲間達と身を寄せ合って生きて来たからさ。でも、大丈夫……君達を守る大人はちゃんと居るから」
 (子供達が前線で死ぬなんて僕は絶対に認めない)
 そう言ってアラウに持たせるアルファス――彼はアラウ達を大事に思っている。
 馬車に乗り込むハンター達。
 
 馬車は進む。
「リアルブルーの積荷ね、こういう時に限って狙ってくる場合があるから気を付けないと……」
 馬車の左側に乗り、魔導短伝話を使って警戒しているアイビス・グラス(ka2477)。
 双眼鏡も使い警戒しつつ、非常用としてトランシーバーも用意している。
「今回の依頼は運搬物資の護衛……か。ブルゲド族は先日のアリシア襲撃事件の事もあって警戒を強めにしているみたいね」
 (この仕事にも『あの女』が絡んでくるのなら……都合がいい)
 馬車に乗りながら警戒をしているフィルメリア・クリスティア(ka3380)は想いを巡らせている。
「私は私の『大切なモノ』を傷付けたアイツを……アリシアを殺す」
 (一方的な想いであれ私には護り支えたいと願う『大切』がある。ソレを傷付けられた以上は黙ってなんて居られない)
 アリシアに対して敵対心をもつフィルメリア。
「……」
 (アリシアの言葉と共に流れ込んできた自分の失っていた記憶…。断片的とはいえ、戻った記憶の欠片はあまりにも辛く……私の心はいとも容易く壊れてしまった……」
 馬車の外を見て警戒しているマーゴット(ka5022)は想う。
「私は……」
 (だけど、それと同時に改めて私は自分を大切に思ってくれる人達や居場所を感じる事が出来た……。私は確かに彼女と同じなのだろう……。それなら伝えよう、私に有って彼女に無いものを……)
「アリシアの事を……知りたい……」
 (そして……知るべきなんだ。彼女の過去に何があり、何が彼女をそうさせるのかを……)
「馬車も積荷もリーナさん、チュー族の皆さんを護る」
 守原 有希弥(ka0562)は魔導短伝話を使って探索している。
 向きを変えたりして警戒している。
「こんな方法もあるってことです」
「便利ですね」
 リーナに魔導短伝話を使った索敵を説明する守原。
 
 ● 対ゴブリン
「雑音……!」
 左側に乗っていたアイビスの魔導短伝話にノイズが入る。
「雑音感知、防衛準備!」
 守原の魔導短伝話にも雑音が入る。
「左翼から敵!」
 アイビスの双眼鏡が左の丘からこちらに向かってくるゴブリン達を捉えた。
「御者の方は馬車に退避して下さい」
 馬車内に退避指示をするミルベルト。
「こういう時は怯まず、一気に攻める! こっちから逆に奇襲をかけてやるわ!」
 載せていた魔導バイクに乗車して敵へと向かうアイビス。
「僕を生かして鈍い馬車を奪っても、背中を撃たれるだけ。敵を見誤るなよ、歪虚共」
 右翼にいたアルファスも動く。
「護ります! この身を挺しても!」
 左翼にいるミルベルトも敵先頭に対して動く。

 接敵――。
 マスケットと弓のゴブリンが攻撃している中を突撃していくアイビス。
 敵の攻撃はアイビスへと向かうが全速力移動しているアイビスを狙いきれずダメージを与えられない。
 先ず、アイビスが敵に接敵する。
「馬車に近づけさせない!」
 バイクから飛び降り『瞬脚』を使って距離を詰めて先制攻撃をするアイビス。
 『立体攻撃』で敵へ駆け上りラプターに乗っているゴブリンを攻撃する。
 アイビスの『バトルレガース』での蹴りが敵の胴体を吹き飛ばし――地面へと激突。
 ラプターから吹き飛ばされた敵は攻撃のダメージと落ちたダメージによって倒される。
「はぁ!」
 ゴブリンの攻撃を既の所で回避するアイビス――。
 『アームズダンシング』で踊るような機敏な動きで敵の攻撃を回避してカウンターで『衝撃拳「発勁掌波」』で殴りつける。
 殴られたゴブリンはラプターごと吹き飛ばされ――二度、三度と地面をバウンドする。
 吹き飛ばされたゴブリンとラプターが二度と起きることはなかった。
 アイビスが弓とマスケットを相手しているおかげで混戦となり馬車へ接近できていない。

 一方――ミルベルトは。
「命を賭して守り抜きます。未来のために」
 剣を持って騎乗しているゴブリンへ向かうミルベルト。
 『法刀「大般若長光」』と『シールド「フンケルン」』を構えて戦闘する。
 刀を振るいゴブリンに斬りかかるミルベルト。
 幾度かの剣戟の後、ゴブリンの胴を斬りつける。
 胴を斬りつけられたゴブリンは派手に出血してラプターから落ちる。
「っ!」
 ゴブリンからの攻撃を盾で受けるミルベルト。
 カウンター気味に刀を振るい敵へ斬りかかる。
 袈裟懸けに斬られ――深手を負ったゴブリンはラプターから斃れ落ちる。
「……大丈夫なようですね」
 ミルベルトの後ろでツーマンセルで戦っているチュー族を気にする。
 今のところチュー族は無事のようだ。
 盾で守りながら刀を振りかざしてゴブリンと戦うミルベルト。
 敵の剣を持つ腕を切り落とし戦闘不能にする。
「子等を癒やす神々の祝福を――ヒール!」
 射程特化した『ヒール』が弓とマスケット銃を相手しているアイビスにかかる。
 自身も、チュー族も様子を見ながら時折、ヒールを掛けて戦線を維持する。

 アルファスは――。
「アラウさん達は僕が魔法を使っている間、防御戦闘をお願いします」
 アラウ達に指示を出すアルファス――アルファス自体はマスケットと弓のゴブリンを相手にする様だ。
「その程度の殺意で殺せると思っているのか?」
 『黄龍』を放つアルファス。
 身体から金色のマテリアルが立ち昇り、黄龍の姿を形どって龍の咆哮と共に口から光を放つ。
 龍の口から受け止めた三角形の頂点から、金色のマテリアルの奔流で撃ちだす。
 金の光がマスケットを持った敵を襲う。
 一体目は騎乗していたラプターに直撃し倒され、その衝撃で落下する。
 二体目は胴体へと当たり、致命的なダメージを受けて落下して倒される。
 三体目は頭部に当たり、その頭部を吹き飛ばされて即死する。
 アイビスによる混戦の為、難なく接近することが出来たアルファスは
「お前たちは残らず倒してやる!」
 油断も慈悲もなく、鬼子母神の如き感情を魔術に込めて放つ。
 アイビスに気をつけながら『朱雀2』を放つ。
 翼を広げ炎を纏った真紅の巨鳥の幻影となり、甲高い嘶きと共に破壊エネルギーを扇状に射出する。
 破壊エネルギーに巻き込まれるマスケットと弓を持ったゴブリン達。
 弓のゴブリンは破壊エネルギーにダメージを喰らいラプターともども即死。
 マスケットの敵も射出された破壊エネルギーにラプターとともに巻き込まれて倒される。
 アイビスとともにアルファスは弓とマスケットのゴブリンに対して攻撃を加えていく。
 時にはアルファスを護るように前に出て敵を倒すアイビス。
 アイビスを援護するように『デルタレイ』や黄龍を放ち、死角を護るアルファス。
 その二人に対してミルベルトがヒールを掛けて援護する。
 互いが連携してゴブリンへと臨んでいた。
 
 ● 対アリシア
 ゴブリン達が攻勢と同時に現われたアリシア・ジーナス(kz0149)。
 ゴブリン達を囮に馬車へと速攻をかけようとする。
「アイツが来たわね……」
 『魔導二輪「龍雲」』に乗車していの一番に向かうフィルメリア。
 蟷螂型雑魔に攻撃を加えようとするが、アリシアを先頭に距離をあけて後方から追従する形の為に難しかった。
「アリシアっ……!」
 魔導二輪から飛び掛る形でアリシアを馬から蹴落とす形で襲うフィルメリア。
「新顔だね!」
 自ら馬から降りて回避するアリシア。
「例え同じ人殺しだろうと理由による違いはあるのだから、人である事を捨てたお前が人の在り方を語り他人の思想を否定するな!」
「はん! アイツの事だね! 甘いんだよ!」
 アサルトライフルを放つアリシア――『ジェットブーツ』で距離をとるフィルメリア。
「ただの人食いに成り果てて寂しさを埋める為だけに殺し食らうお前とあの娘は違う!」
「過程が違うだけで結果は同じだね! アイツも私と同じなのさ!」
 『降魔刀』と鉈で鍔迫り合いをする二人。
「お前を殺す! ……ええ、コレは紛れもなく私怨で私のエゴよ。でもね? それでも『譲れない想い』だからこそ――私はお前を殺す!」
「どいつもこいつも、『殺したい』から殺すに過ぎないさね!」
 万全状態のアリシアは思った以上に強い。
 アサルトライフルの攻撃で距離を取らせた隙に蟷螂型雑魔がフィルメリアの邪魔をする。
「あんな所に……一番の目的が果たせそうだ」
 リーナを見つけたアリシアが邪魔をされて隙ができたフィルメリアから離脱してアリシアの方へと向かう。
 そのアリシアへ向かうハンターが一人――マーゴットだ。
「お前を殺して私のモノにしてやる!」
「私は私の仲間達の為にそれは受け入れられない!」
 『グレートソード「エッケザックス」』を盾のように構えながらアリシアの銃撃を凌ぐ。
 『手裏剣「朧月」』でアリシアを牽制するマーゴット。
「チィ!」
「負けないっ!」
 接近したマーゴットは身を低く落としながら懐へ潜り込む形で接近する。
 グレートソードを振り抜く様に見せかけて武器を一度手放し、そのままアリシアに抱きついた。
「なっ!?」
 抱きつかれたことにより虚を突かれたアリシア。
「私が貴女と同じと言うのなら、この意味が分かる筈だよ……。これが、私にあって貴女に無いもの……。恐らく、貴女が一番求めているもの……」
「お前が手に入れたというなら――あたしだって手に入れてみせる……」
 悔しがる表情をするアリシア――そう、心から求めているモノを知っているからこその表情だ。
 抱きつかれたままのアリシア――普段なら攻撃をするのだろうがマーゴットに何かを想うのか攻撃をしない。
「教えてアリシア……貴女が歪虚になる前、過去に一体何があったの? 貴女がリーナに固執する目的は何なの……?」
「あたし達はね……裏切られたのさ……だからこれは復讐でもあるんだ……。リーナは……『欲しい』と思うからさ……。さぁこれでいいだろ……」
 そう言うとマーゴットを優しく引き離すアリシア。
「あたしはあたしの為に向かうのさ」
 マーゴットから距離を取り、間に蟷螂型雑魔が割り込む。
 その隙にリーナへと向かうアリシア。
「行かせません!」
「何時も何時も! お前か!」
 アリシアに立ち塞がったのは守原だ。
「流祖の師の1人は剣の理は殺人剣と悟り尚活人剣を説いた。誰かを護る為血で汚れ尚光を求む者が覚悟も背負えず迷えぬ歪な虚無と同じなど、ましてそれに屈する事など断じてない!」
「甘いんだよ! そんなのは理想にすぎない! 人殺しの言い訳にすぎない!」
 『デリンジャー』で攻撃する守原――だが、射程外からアリシアはアサルトライフルで攻撃をする。
 遠距離戦では守原が不利だ。
「何時も同じ戦い方をするとでも思ったか!」
 蟷螂型雑魔と共に銃撃しながら突っ込んでくるアリシア。
「くっ!」
 銃撃をなんとか避ける守原――アリシアと蟷螂が接近する。
 多勢に無勢、蟷螂型雑魔に囲まれその隙にアリシアの攻撃を受ける守原。
 超至近で全力を出して戦う守原だが、敵に囲まれ万全のアリシアの攻撃を受ける。
「無様だね! あたしを舐めてるからそうなるんだよ!」
「なにを!」
 囲んでいた蟷螂型雑魔を倒しきる事はできたものの、かなりのダメージを受けている守原。
 ついに――倒れこんでしまう。
「これで……これでついに……!?」
「させる……か!」
 リーナへと向かおうとしたアリシアの背へ全気力を振り絞って立ち上がっての渾身の一撃を食らわす守原。
「ちぃ!」
 (背の傷は大分深い……他の奴らも向かってきている……リーナを手に入れたとしても……無駄になるか)
「一歩近づけた! 次こそは手に入れてみせる!」
 フィルメリアやマーゴットが向かっていく中、撤退を決断したアリシア。
 アリシアは生き汚く周りを気にすること無く撤退していった。

 ● 戦い終わって
 馬車を襲っていたゴブリンもアイビス、アルファス、ミルベルトの連携によって撤退させることに成功していた。
 殲滅ではなく撤退――敵もまた撤退する事を選択するようになったのだ。
 
「守原さん!」
 守原の元へ駆け寄り、傷ついた守原を抱き上げるリーナ。
「リーナさん……」
「すぐに癒やしを!」
 介抱するリーナとヒールをするミルベルト――おかげで重体は回避された。
「命がけの場で共に駆ける様な人を偽れません……リーナさん、愛してます」
 苦しげな表情をしながらも、抱き上げられているリーナへ愛の告白をする守原。
「守原さん……私も……」
 抱き上げられている守原の頬にリーナの涙が落ちる。
 リーナの心配からの涙、嬉しさからの涙だ。
 こうして長い時を共に過ごしてきた二人はついに結ばれることとなった。
 ハンター達とそれを支える想いにより馬車は無事に護られ、二人の若者の愛が結ばれる結果となった。

アリシア襲撃~馬車防衛 Fin

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MVP一覧

  • 戦いを選ぶ閃緑
    アイビス・グラスka2477
  • 《聡明》なる天空の術師
    アルファスka3312

重体一覧

参加者一覧

  • 渾身一撃
    守原 有希弥(ka0562
    人間(蒼)|19才|男性|疾影士
  • 戦いを選ぶ閃緑
    アイビス・グラス(ka2477
    人間(蒼)|17才|女性|疾影士
  • 《聡明》なる天空の術師
    アルファス(ka3312
    人間(蒼)|20才|男性|機導師
  • 世界より大事なモノ
    フィルメリア・クリスティア(ka3380
    人間(蒼)|25才|女性|機導師
  • 慈愛の守り手
    ミルベルト・アーヴィング(ka3401
    人間(蒼)|23才|女性|聖導士
  • 元凶の白い悪魔
    マーゴット(ka5022
    人間(蒼)|18才|女性|舞刀士

サポート一覧

マテリアルリンク参加者一覧

依頼相談掲示板
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2015/10/09 13:17:13
アイコン 隊商防衛線質問所
守原 有希弥(ka0562
人間(リアルブルー)|19才|男性|疾影士(ストライダー)
最終発言
2015/10/13 07:11:24
アイコン 隊商防衛作戦本部
守原 有希弥(ka0562
人間(リアルブルー)|19才|男性|疾影士(ストライダー)
最終発言
2015/10/13 23:13:13