ゲスト
(ka0000)
大声疾呼のマッシュルーム
マスター:小宮山

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 4~6人
- サポート
- 0~0人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2014/08/09 19:00
- 完成日
- 2014/08/22 19:09
このシナリオは5日間納期が延長されています。
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
ある日ある場所、ある洞窟で。
住み着いたゴブリンを倒すだけの簡単な仕事だった。
仲間達と手早く仕事を終わらせ、報告に戻ろうとしたときだった。
「はぁー……ちょろい仕事だとは思ってたけど、村が遠いとやっぱダルいよなぁ……」
「ちょっとクリス!! ダラダラしてないでさっさと帰るよ!! みんな先に行っちゃったんだからね!!」
いかにも面倒臭そうにダラダラと歩みを進めるクリスと呼ばれた若者が、勝ち気な少女にこれまた面倒臭そうに応答する。
「わーかってるよティア……ほれ、さっさと行けよ。デカいケツが邪魔して先に進めねぇだろ?」
「どこ見てんのよ変態!! 埋まっちゃえバーカバーカ!!」
軽い痴話喧嘩はいつもの事なのだろう。特別険悪な訳でもなく、笑いながらのやり取りである。
「……──ァァァァァァ──……」
「ん? ティア、今なんか言ったか?」
クリスと呼ばれた青年が訝しげに耳を澄ましながら問う。
「何も言ってないよ? クリスのおなかが鳴ったんじゃないのー?」
クスクスと悪戯っぽい笑みを浮かべながら振り返ったその目に映ったのは、クリスの背後に迫る、異形の生き物だった。
「クリス、後ろ!!」
ティアの声に即座に反応し、腰の剣を抜き放ち、異形を袈裟に切り捨てる。
「なんだコイツ。弱いな……」
剣で切り捨てた異形を突つきながら、生死の確認をするクリス。
──その時。
『ギアァァァァァァァ!!』
何とも形容し難い叫び声を上げながら土の壁を突き破って、今しがた切り捨てた異形と同じ物が大量に現れたのだ。しかも、その衝撃のせいか、出口へと続く道は崩落して通行不能になる。
「あぁ〜!! ほら、どうすんの!! クリスがだらけてるから閉じ込められちゃったじゃないの!! 早くかーえーりーたーいー!! お風呂入ってスッキリしたいのにー!!」
「っておい、文句は後で聞いてやるから、取り敢えずコイツら何とかしねえと──くそっ数が多い!! 出口が開いても生きて帰れねえぞ!!」
「知らないわよ! バーカバーカ!!」
「おまえなぁ!!」
──数時間後。
幸い、異形自体はそれほど強くもなく、二人の実力で何とかなってしまったのだが……出口は相変わらず塞がったままだった。
「みんなが先に帰ってるんだし、あたし達が帰らなかったら何かあったって思って助けに来てくれるんじゃないかなぁ?」
ティアと呼ばれた少女がモグモグと咀嚼をしながら暢気に話す。
「お前、解ってるか? 近くの村まで一日かかるんだぞ? という事は、最低でも二日ここで過ごさねーと駄目なんだ。おまけに食料はお前が全部食っちまったろ。今……」
「大丈夫だよークリス。ほら、さっきいっぱい倒したヤツ、何かキノコっぽいし。食べれるんじゃないかな?」
「……どうせ毒味をするのは俺なんだろ……わかってるよ……」
──数分後。
「あ、結構いけるぞコレ。見た目グロいけど、毒もないみたいだし、ほんとキノコだわ。食える食える」
「やったね! ほらねーあたしの言った通りじゃなーい! いっただっきまーす!」
予想通り一日後には洞窟の入り口の落盤が発覚し、ハンターが二人行方不明となった事で、捜索依頼が出る事となる。
『依頼:もう一つの洞窟の入り口より侵入し、チンタラして生き埋めになったバカップルを救出せよ。』
住み着いたゴブリンを倒すだけの簡単な仕事だった。
仲間達と手早く仕事を終わらせ、報告に戻ろうとしたときだった。
「はぁー……ちょろい仕事だとは思ってたけど、村が遠いとやっぱダルいよなぁ……」
「ちょっとクリス!! ダラダラしてないでさっさと帰るよ!! みんな先に行っちゃったんだからね!!」
いかにも面倒臭そうにダラダラと歩みを進めるクリスと呼ばれた若者が、勝ち気な少女にこれまた面倒臭そうに応答する。
「わーかってるよティア……ほれ、さっさと行けよ。デカいケツが邪魔して先に進めねぇだろ?」
「どこ見てんのよ変態!! 埋まっちゃえバーカバーカ!!」
軽い痴話喧嘩はいつもの事なのだろう。特別険悪な訳でもなく、笑いながらのやり取りである。
「……──ァァァァァァ──……」
「ん? ティア、今なんか言ったか?」
クリスと呼ばれた青年が訝しげに耳を澄ましながら問う。
「何も言ってないよ? クリスのおなかが鳴ったんじゃないのー?」
クスクスと悪戯っぽい笑みを浮かべながら振り返ったその目に映ったのは、クリスの背後に迫る、異形の生き物だった。
「クリス、後ろ!!」
ティアの声に即座に反応し、腰の剣を抜き放ち、異形を袈裟に切り捨てる。
「なんだコイツ。弱いな……」
剣で切り捨てた異形を突つきながら、生死の確認をするクリス。
──その時。
『ギアァァァァァァァ!!』
何とも形容し難い叫び声を上げながら土の壁を突き破って、今しがた切り捨てた異形と同じ物が大量に現れたのだ。しかも、その衝撃のせいか、出口へと続く道は崩落して通行不能になる。
「あぁ〜!! ほら、どうすんの!! クリスがだらけてるから閉じ込められちゃったじゃないの!! 早くかーえーりーたーいー!! お風呂入ってスッキリしたいのにー!!」
「っておい、文句は後で聞いてやるから、取り敢えずコイツら何とかしねえと──くそっ数が多い!! 出口が開いても生きて帰れねえぞ!!」
「知らないわよ! バーカバーカ!!」
「おまえなぁ!!」
──数時間後。
幸い、異形自体はそれほど強くもなく、二人の実力で何とかなってしまったのだが……出口は相変わらず塞がったままだった。
「みんなが先に帰ってるんだし、あたし達が帰らなかったら何かあったって思って助けに来てくれるんじゃないかなぁ?」
ティアと呼ばれた少女がモグモグと咀嚼をしながら暢気に話す。
「お前、解ってるか? 近くの村まで一日かかるんだぞ? という事は、最低でも二日ここで過ごさねーと駄目なんだ。おまけに食料はお前が全部食っちまったろ。今……」
「大丈夫だよークリス。ほら、さっきいっぱい倒したヤツ、何かキノコっぽいし。食べれるんじゃないかな?」
「……どうせ毒味をするのは俺なんだろ……わかってるよ……」
──数分後。
「あ、結構いけるぞコレ。見た目グロいけど、毒もないみたいだし、ほんとキノコだわ。食える食える」
「やったね! ほらねーあたしの言った通りじゃなーい! いっただっきまーす!」
予想通り一日後には洞窟の入り口の落盤が発覚し、ハンターが二人行方不明となった事で、捜索依頼が出る事となる。
『依頼:もう一つの洞窟の入り口より侵入し、チンタラして生き埋めになったバカップルを救出せよ。』
リプレイ本文
「しっかしまあ……ラッキーだったよな。大量に湧くとはいえ、一日一回の襲撃で済んでんだから。しかも食えるし」
クリスが焚き火横に立てていた串焼きにしたスクリーマーを手に取り齧り付く。
「なあ、ティア……?」
「ああああああああああああああああっ!!!! あたしの育ててた一串勝手に食べたぁ!!」
クリスに向かって手当たり次第手元にある石ころや荷物が投げつけられ、クリスは避けながら抗議する。
「育ててたってお前、火の番して焼いてたのは俺なんだけど?! っていうかあぶねえよ! 意思はまだ良いけど道具はやめ──」
クリスの頬スレスレに、ティア愛用のエストックが『ガィン』と突き刺さる。
「……て頂けますか……?」
ビィィィンと金属音を鳴らしながら振動しているエストックに冷や汗をかきながら、思わず敬語になるクリス。
「じゃあ次、美味しく焼いてね?」
「……はい……」
目の笑っていない笑顔に気圧されつつ、クリスは残りのキノコにナイフを入れて調理を再開し始めた。
「そういえば、そろそろまたアイツらが襲ってくる頃じゃねーか? もう時間感覚麻痺してどれくらい経ったか──」
「おなか空いた」
「聞けよ」
「おなか空いた」
「解ったよ……」
救出依頼を受けたハンターが縦穴の入り口にたどり着いた頃、穴の中から叫び声の様な物が聞こえる。
『……──アアアアアアア──……』
その声を、降下用にロープを括り付けていたラグナ・グラウシード(ka1029)が耳にする。
「むっ?! これは恐らく異形の叫び声! 諸君、急いだ方が良いかもしれない!」
異形ではなくティアの叫び声の反響なのだが、現場に居ないハンター達には何が起こっているか解らないのだから仕方がない。
「はやく助けたげないと、ばかっぷるのひとたちがかぁいそうだもんね!」
エルレーン(ka1020)が、ぐっと握り拳を作って応え、急ぐ様にラグナの背中を押す。
「ちょ、待つのだ! あぶ──危なっ!!」
「はやく行くの!」
ぐいぐい
「あっ──」
先程までラグナが居た空間には砂煙だけが残っていた。
溜息をつきながらセレナ・デュヴァル(ka0206)がエルレーンに声をかける。
「エルレーンさん、遭難しているお二人を前に「ばかっぷる」なんて言わない様にして下さいね?」
エルレーンの肩に軽く積もった砂埃を優しく払いながら、縦穴の入り口に目を向ける。
「そうだぞ。思っても口に出しちゃ行けない。思っててもね」
霧島(ka2263)も縦穴に目をやりながら優しく語りかける。
「ん、わかった!」
にぱっと笑顔を浮かべるエルレーンを見てその場に居る皆が柔らかな笑みを浮かべた。
「あのー……早くきの──いや、ラグナさん追った方が良くないかな?」
唯一マコト・タツナミ(ka1030)がその場から忽然と消えた(落ちた)ラグナの事を気にしていた。いや、きのこを気にしていた。
「迅速に、しかし慎重に参りましょうか」
水雲 エルザ(ka1831)が縦穴を眺めながら呟く。呟くだけ。
「だね──!!」
マコトも呟く。呟くだけ。
暫くの沈黙の後、エルレーンの「いこっか!」の台詞で皆が洞窟内へと降りて行く事となった。
●こんがり漂う良い匂い
洞窟に突入したメンバーの鼻孔を香ばしく美味しそうな香りが届き、否応無しに胃袋が刺激される。
「何でこんないい臭いが……?」
ラグナが鼻をひくつかせながら臭いの元を辿る。
……と言っても、ずどんと太い一本道なので、発生源は奥からなのだが。
しかし、気配がおかしい。カップル二人の救出の筈が、生き物の気配が多すぎるのだ。
その時、マコトが持つLEDライトの光が、その理由を照らし出した。
前方床一面にびっしりと並び、ゆらゆらと揺れる何か。よく見ると、横穴らしき場所からぞろぞろとゆっくり沸き出している様だ。その数、ざっと40近く。
「おや、アレは……?」
エルザが目を凝らし、揺れる何かを確認する。
「な、何アレ……? きのこ? きのこ?」
普通は気持ち悪がったりする様な物だが、今回のハンター達は何故か美味しそうなきのこに見えている様で、期待感の方が勝っている。
「きの…敵発見、突破するよ」
振り向いたマコトの表情は何故か緩んでいた。
「くっくっく…わが前に姿を現したのが運のつきよ!」
ラグナが騎士らしからぬ台詞を吐きながらスクリーマーの群れに突っ込み、ロングソードで道を開こうとする。しかし、数が数だけに蹴散らしてもすぐに道が塞がってしまう。
「まずは進路の確保、ですね」
エルザが十文字槍を大きく薙いでスペースを作り、ラグナが切り崩すという構図になる。
そこへ救出組と脱出サポート組が突っ込み道を切り開いて奥へ。
「大事無いか、水雲殿!」
(こ、これはあくまで『神聖騎士教則本』に「女性を危険にさらしてはならない」って書いてあるからであって、ナンパとかじゃないんだからねっ!)と心の声を響かせながらボコスカとスクリーマーの打撃を一身に受けつつラグナが水雲に声をかける。
「寧ろグラウシードさんの方が大丈夫ですか?」
水雲が「地を駆けるもの」「動かざるもの」を使い、ダメージを押さえながら言葉を返す。
「だ、大事無い……!」
何故ボコスカとラグナが殴られているのかは、彼の足下に転がっている布袋が物語っていた。
「さて、救出対象はどこかな?」
霧島達が奥のほんのりと明るい方向へと歩み寄る。
「あっ! みつけたよ! ばkむぁ──」
「クリスさんとティアさんですね? 依頼を受けて救助に来ました。体調に問題等は?」
片手でエルレーンの口を塞ぎつつ、もう片方でミネラルウォーターを差し出しながらセレナが声をかける。
消えかけた焚き火の横で俯いて座る二人が顔を上げると──
「は、はふへひひへふふぇはんら!」
「えーっと……」
何を言っているのかが解らずマコトが引きつった表情を見せると、ティアが咀嚼中の物を飲み込んで言い直す。
「んぎゅ。助けにきてくれたんだ! ありがとー! クリス、いつまでも拗ねてないでさっさと行くよ!」
エストックの鞘で突つかれたクリスは、どんよりした顔で声を上げた。
「拗ねてねーよ! あ、どうも。お手数かけてすんません。助かります……」
二人は救助が来ている事が解っていたのか、脱出の準備はできている様だった。
「では、行こうか」
霧島がマコトと前に立ち、スクリーマーの群れに向かい立つ。
ラグナと水雲のおかげで大分数は減った物の、このままでは通路が塞がれてしまう勢いの数である。
「……急いだ方が良いな」
「あ、食べます?」
「いただこう」
ティアが差し出すきのこらしい串焼きから漂う香ばしい香りが霧島の鼻孔を擽り、反射的に応えてしまった。
串を咥えて来た道を戻るのだが、ラグナと水雲の消費も激しく、スクリーマーの湧いてくる量は衰えていない。このままではスペース的にも体力的にもジリ貧になる事は明確と判断し、ハンター達はクリスとティアを先に洞窟の外へと避難させる事を選んだ。
二人は「特別消耗している訳じゃないから一緒に戦える」とは言った物の、狭い空間がただでさえ圧迫されている状態では人数が多いのも問題になると追い出す様にして救出班に任せ道を切り開く。
「ここならあのスキルが使えそうだな……マコト、援護する。存分に暴れたら良いぞ」
アサルトライフルのセーフティを外し、コンパクトに構える。そして「エイミング」と「跳弾」を使用した銃撃で一体一体を撃ち抜いていく。
「道を開けば良いんだね。オッケー!」
ウォーハンマーを担ぎ、「機導砲」を撃ちながらスクリーマーの群れに向かうマコト。至近距離でフルスイングされるウォーハンマーに強打され、スクリーマーが数体吹き飛び道が開かれた。
「じゃ、いこー!」
エルレーンに手を引かれたティア達が、セレナの警戒の元、侵入口へと向かう。
ロープを上り、洞窟の縦穴を抜け、クリスとティアは二日ぶりの太陽の光を浴びる事が出来た。
「んーっ!! やっぱお日様が見えるって良いねー! ね、クリス?」
「そうだな……俺は兎に角腹が減ったよ……」
「なんで? あんなに食べる物あったのに」
「お前が殆ど食べ……いや、いいや。エネルギーの無駄遣いになる……」
二人のやり取りを眺めていたエルレーンが、どさりと布袋を置いていい笑顔を見せる。
「きのこさん持ってきたから、たべたらいいんだよ! 私、ばかっぷるさんたち助けたよ! ってみんなに教えてくる!」
セレナの手が口を塞ぐのに間に合わず、(言ってしまった)とバツの悪そうな顔をするが、二人は特に気にしたふうも無く「ありがとねー!」と言って手を振るのだった。
●大きな物は大味か?
クリスとティアが侵入口に向かったのを見届け、ラグナと水雲は一息つく。
幸いスクリーマー達は数が多いだけで弱い為、実質武器を振るう体力の消費が多いだけで傷らしい傷は受けずに居られる。但し、スクリーマーが際限なく襲いかかってくる上にその屍は消える訳ではない為、空間リソースが徐々に圧迫されてきている事を実感する。おまけに少し息苦しい気さえするのだ。
狭い空間で6人+いっぱいが動き回れば、風通しの悪い空間なので空気も悪くなるだろう。
「そろそろ撤退ですかね?」
水雲が「ふぅ」と一息ついたその時、スクリーマー達が沸き出していた穴が爆発音に似た音とともに崩落──いや、大きくなったのだ。
「……こういう場合、親玉的なものが出てくるのはお約束ですか、ね?」
砂煙の向こうに見える大きな影を見据えながら十文字槍を構え直す。
「これだけ巣で暴れれば、リーダーが怒り出すのも道理……『神聖騎士教則本』にも、『蛇の頭を潰すがごとく敵の首魁を倒せ』とあるッ! とーぅっ!!」
ラグナが「踏込」で距離を詰め「強打」で砂煙の中の大きな影に攻撃を加える。
『ギアアアアアアァァァァァァッ!!』
洞窟内に大絶叫が響き渡り、ハンター達の鼓膜を揺らす。
「これ、きのこさんのお母さんかな?」
若干ズレた感想をエルレーンが述べたが、恐らく正解だった。大型スクリーマーの胴体には枝分かれしたきのこの様に、小型のスクリーマーが生えているのだ。
ラグナの攻撃が終わるのを見計らい、水雲が十文字槍を払う様に小型のスクリーマーと同時にマザースクリーマーを薙ぎ払う。
マザースクリーマーは大型なだけ鈍重な様で、ぶんぶんと腕を振り回す物の、壁を崩すだけでハンターに攻撃を当てる事が出来ないでいた。
「これを倒せばちっちゃい子達も出てこなくなるかな? となれば…ごめんなさい!おとなしく倒されてね!」
マコトの「アルケミックパワー」を乗せたウォーハンマーが土手っ腹にめり込み、マザースクリーマーは叫び声をあげながら腕を更に振り回す。
「これは洞窟が持たないかもしれませんね……倒しきれなそうなら引くのも手ですね」
水雲が攻撃の手を緩めず呟く。
「倒しきれれば、後に響かないのだけどね……と」
霧島のアサルトライフルが乾いた音を響かせる。
「そうですね……また救助依頼が出されないとも限りませんし……って、あら?」
セレナの「集中」を乗せた「マジックアロー」が命中した瞬間、ぐらりと巨体が揺らめく。
心無しか振り回す腕も力が無くなってきた様に見える。
「今こそ勝機!! 天誅ゥ!!」
「きのこでビール!!」
ラグナのロングソードとマコトのウォーハンマーが同時に胴体へめり込んだ瞬間、マザースクリーマーの胴体がビクビクと痙攣し、そのまま地響きを立てて倒れ込んだ。
マザースクリーマーが倒れた瞬間、今まであれだけ群がってきていたスクリーマー達がぴたりと攻撃を止め、沸き出していた穴へとゾロゾロ戻っていく。
「……あれ? 意外とあっさり……」
拍子抜けした様にポカーンとした表情を浮かべるマコトの横をトコトコと歩み抜け、エルレーンがマザースクリーマーの元へ。
「このきのこさんも、おいしく食べたげようね!」
●お待ちかねのバーベキュー
侵入口の埋め立ても片付き、洞窟を抜けた一行を待っていたのは、先程エルレーンが置いていったスクリーマーを捌き、焚き火で焼いて待っているバカップルだった。
「やー! ホント助かっちゃったよー! せめてものお礼にきのこ捌いて焼いておいたから! ささ、みんなで食べようよー!」
「捌いたのも火を起こしたのも焼いたのも俺だけどな……」
各自食べる事が前提だった様で、皆がロープ等でスクリーマーを吊るしていたのだが、吊るしたスクリーマーに目をやって気付く。乾涸びているのだ。
「あー、なんかね、お日様に当たると駄目みたい。でも干しキノコと同じで乾涸びた方が味が凝縮されておいしいから問題無し!!」
ぐっとサムズアップをしてみせるティア。
幸い生捕りを目的としていた者は居なかった様なので、本当に問題なかった。寧ろ旨味が増すなら、今から食べるのだから好都合。
「ふふん、私のものはウェルダンで頼むぞ」
荷物からバター等を取り出しながらラグナ。
「お塩ももってきたからね、いっぱいたべよーね!」
思い思いの調味料を持ち出し、味付けをして舌鼓を打つハンター達。そんな中でクリスだけはげんなりとした顔でキノコを捌き続ける。
「カップルさん達、ずっとキノコばかりだと美味しくても飽きるよね? ツナ缶とかナッツとか…食べる?」
「ナッツやチーズなら私も持ってきた。良かったら食べてくれ」
ビール片手にキノコをつまんでいたマコトと霧島がクリスにキノコ以外の物を差し出すと、クリスは涙を流しながら「有り難う御座います」とひれ伏すのだった。きっとクリスの目に二人は天使に見えたに違いない。
そしてキノコ大好き霧島さんは持ち帰るつもりだったスクリーマーの大きさに頭を悩ませていたのだが、乾涸びた事でコンパクトになり大満足である。
「削る手間が省けたな。そして美味い……幸せだ」
焚き火を囲んだバーベキューの片隅で、セレナと水雲がキノコを目の前にして試行錯誤をしている。
「……生のまま、塩でも振っても良いですね……」
「いや、それはちょっとどうでしょう……?」
「……? 生はやめた方が良いですか。そうですか……」
セレナが残念そうに塩を振ったキノコを串に刺して火で炙る。生でいけるならいくんですね、セレナさん。
各自お腹も満たされ、お土産を手に岐路へとつく。
皆ティアの賑やかな話し声と、クリスの突っ込みに笑いながら街へ。
勿論片手にはきのこの串焼きを持ちながら。
クリスが焚き火横に立てていた串焼きにしたスクリーマーを手に取り齧り付く。
「なあ、ティア……?」
「ああああああああああああああああっ!!!! あたしの育ててた一串勝手に食べたぁ!!」
クリスに向かって手当たり次第手元にある石ころや荷物が投げつけられ、クリスは避けながら抗議する。
「育ててたってお前、火の番して焼いてたのは俺なんだけど?! っていうかあぶねえよ! 意思はまだ良いけど道具はやめ──」
クリスの頬スレスレに、ティア愛用のエストックが『ガィン』と突き刺さる。
「……て頂けますか……?」
ビィィィンと金属音を鳴らしながら振動しているエストックに冷や汗をかきながら、思わず敬語になるクリス。
「じゃあ次、美味しく焼いてね?」
「……はい……」
目の笑っていない笑顔に気圧されつつ、クリスは残りのキノコにナイフを入れて調理を再開し始めた。
「そういえば、そろそろまたアイツらが襲ってくる頃じゃねーか? もう時間感覚麻痺してどれくらい経ったか──」
「おなか空いた」
「聞けよ」
「おなか空いた」
「解ったよ……」
救出依頼を受けたハンターが縦穴の入り口にたどり着いた頃、穴の中から叫び声の様な物が聞こえる。
『……──アアアアアアア──……』
その声を、降下用にロープを括り付けていたラグナ・グラウシード(ka1029)が耳にする。
「むっ?! これは恐らく異形の叫び声! 諸君、急いだ方が良いかもしれない!」
異形ではなくティアの叫び声の反響なのだが、現場に居ないハンター達には何が起こっているか解らないのだから仕方がない。
「はやく助けたげないと、ばかっぷるのひとたちがかぁいそうだもんね!」
エルレーン(ka1020)が、ぐっと握り拳を作って応え、急ぐ様にラグナの背中を押す。
「ちょ、待つのだ! あぶ──危なっ!!」
「はやく行くの!」
ぐいぐい
「あっ──」
先程までラグナが居た空間には砂煙だけが残っていた。
溜息をつきながらセレナ・デュヴァル(ka0206)がエルレーンに声をかける。
「エルレーンさん、遭難しているお二人を前に「ばかっぷる」なんて言わない様にして下さいね?」
エルレーンの肩に軽く積もった砂埃を優しく払いながら、縦穴の入り口に目を向ける。
「そうだぞ。思っても口に出しちゃ行けない。思っててもね」
霧島(ka2263)も縦穴に目をやりながら優しく語りかける。
「ん、わかった!」
にぱっと笑顔を浮かべるエルレーンを見てその場に居る皆が柔らかな笑みを浮かべた。
「あのー……早くきの──いや、ラグナさん追った方が良くないかな?」
唯一マコト・タツナミ(ka1030)がその場から忽然と消えた(落ちた)ラグナの事を気にしていた。いや、きのこを気にしていた。
「迅速に、しかし慎重に参りましょうか」
水雲 エルザ(ka1831)が縦穴を眺めながら呟く。呟くだけ。
「だね──!!」
マコトも呟く。呟くだけ。
暫くの沈黙の後、エルレーンの「いこっか!」の台詞で皆が洞窟内へと降りて行く事となった。
●こんがり漂う良い匂い
洞窟に突入したメンバーの鼻孔を香ばしく美味しそうな香りが届き、否応無しに胃袋が刺激される。
「何でこんないい臭いが……?」
ラグナが鼻をひくつかせながら臭いの元を辿る。
……と言っても、ずどんと太い一本道なので、発生源は奥からなのだが。
しかし、気配がおかしい。カップル二人の救出の筈が、生き物の気配が多すぎるのだ。
その時、マコトが持つLEDライトの光が、その理由を照らし出した。
前方床一面にびっしりと並び、ゆらゆらと揺れる何か。よく見ると、横穴らしき場所からぞろぞろとゆっくり沸き出している様だ。その数、ざっと40近く。
「おや、アレは……?」
エルザが目を凝らし、揺れる何かを確認する。
「な、何アレ……? きのこ? きのこ?」
普通は気持ち悪がったりする様な物だが、今回のハンター達は何故か美味しそうなきのこに見えている様で、期待感の方が勝っている。
「きの…敵発見、突破するよ」
振り向いたマコトの表情は何故か緩んでいた。
「くっくっく…わが前に姿を現したのが運のつきよ!」
ラグナが騎士らしからぬ台詞を吐きながらスクリーマーの群れに突っ込み、ロングソードで道を開こうとする。しかし、数が数だけに蹴散らしてもすぐに道が塞がってしまう。
「まずは進路の確保、ですね」
エルザが十文字槍を大きく薙いでスペースを作り、ラグナが切り崩すという構図になる。
そこへ救出組と脱出サポート組が突っ込み道を切り開いて奥へ。
「大事無いか、水雲殿!」
(こ、これはあくまで『神聖騎士教則本』に「女性を危険にさらしてはならない」って書いてあるからであって、ナンパとかじゃないんだからねっ!)と心の声を響かせながらボコスカとスクリーマーの打撃を一身に受けつつラグナが水雲に声をかける。
「寧ろグラウシードさんの方が大丈夫ですか?」
水雲が「地を駆けるもの」「動かざるもの」を使い、ダメージを押さえながら言葉を返す。
「だ、大事無い……!」
何故ボコスカとラグナが殴られているのかは、彼の足下に転がっている布袋が物語っていた。
「さて、救出対象はどこかな?」
霧島達が奥のほんのりと明るい方向へと歩み寄る。
「あっ! みつけたよ! ばkむぁ──」
「クリスさんとティアさんですね? 依頼を受けて救助に来ました。体調に問題等は?」
片手でエルレーンの口を塞ぎつつ、もう片方でミネラルウォーターを差し出しながらセレナが声をかける。
消えかけた焚き火の横で俯いて座る二人が顔を上げると──
「は、はふへひひへふふぇはんら!」
「えーっと……」
何を言っているのかが解らずマコトが引きつった表情を見せると、ティアが咀嚼中の物を飲み込んで言い直す。
「んぎゅ。助けにきてくれたんだ! ありがとー! クリス、いつまでも拗ねてないでさっさと行くよ!」
エストックの鞘で突つかれたクリスは、どんよりした顔で声を上げた。
「拗ねてねーよ! あ、どうも。お手数かけてすんません。助かります……」
二人は救助が来ている事が解っていたのか、脱出の準備はできている様だった。
「では、行こうか」
霧島がマコトと前に立ち、スクリーマーの群れに向かい立つ。
ラグナと水雲のおかげで大分数は減った物の、このままでは通路が塞がれてしまう勢いの数である。
「……急いだ方が良いな」
「あ、食べます?」
「いただこう」
ティアが差し出すきのこらしい串焼きから漂う香ばしい香りが霧島の鼻孔を擽り、反射的に応えてしまった。
串を咥えて来た道を戻るのだが、ラグナと水雲の消費も激しく、スクリーマーの湧いてくる量は衰えていない。このままではスペース的にも体力的にもジリ貧になる事は明確と判断し、ハンター達はクリスとティアを先に洞窟の外へと避難させる事を選んだ。
二人は「特別消耗している訳じゃないから一緒に戦える」とは言った物の、狭い空間がただでさえ圧迫されている状態では人数が多いのも問題になると追い出す様にして救出班に任せ道を切り開く。
「ここならあのスキルが使えそうだな……マコト、援護する。存分に暴れたら良いぞ」
アサルトライフルのセーフティを外し、コンパクトに構える。そして「エイミング」と「跳弾」を使用した銃撃で一体一体を撃ち抜いていく。
「道を開けば良いんだね。オッケー!」
ウォーハンマーを担ぎ、「機導砲」を撃ちながらスクリーマーの群れに向かうマコト。至近距離でフルスイングされるウォーハンマーに強打され、スクリーマーが数体吹き飛び道が開かれた。
「じゃ、いこー!」
エルレーンに手を引かれたティア達が、セレナの警戒の元、侵入口へと向かう。
ロープを上り、洞窟の縦穴を抜け、クリスとティアは二日ぶりの太陽の光を浴びる事が出来た。
「んーっ!! やっぱお日様が見えるって良いねー! ね、クリス?」
「そうだな……俺は兎に角腹が減ったよ……」
「なんで? あんなに食べる物あったのに」
「お前が殆ど食べ……いや、いいや。エネルギーの無駄遣いになる……」
二人のやり取りを眺めていたエルレーンが、どさりと布袋を置いていい笑顔を見せる。
「きのこさん持ってきたから、たべたらいいんだよ! 私、ばかっぷるさんたち助けたよ! ってみんなに教えてくる!」
セレナの手が口を塞ぐのに間に合わず、(言ってしまった)とバツの悪そうな顔をするが、二人は特に気にしたふうも無く「ありがとねー!」と言って手を振るのだった。
●大きな物は大味か?
クリスとティアが侵入口に向かったのを見届け、ラグナと水雲は一息つく。
幸いスクリーマー達は数が多いだけで弱い為、実質武器を振るう体力の消費が多いだけで傷らしい傷は受けずに居られる。但し、スクリーマーが際限なく襲いかかってくる上にその屍は消える訳ではない為、空間リソースが徐々に圧迫されてきている事を実感する。おまけに少し息苦しい気さえするのだ。
狭い空間で6人+いっぱいが動き回れば、風通しの悪い空間なので空気も悪くなるだろう。
「そろそろ撤退ですかね?」
水雲が「ふぅ」と一息ついたその時、スクリーマー達が沸き出していた穴が爆発音に似た音とともに崩落──いや、大きくなったのだ。
「……こういう場合、親玉的なものが出てくるのはお約束ですか、ね?」
砂煙の向こうに見える大きな影を見据えながら十文字槍を構え直す。
「これだけ巣で暴れれば、リーダーが怒り出すのも道理……『神聖騎士教則本』にも、『蛇の頭を潰すがごとく敵の首魁を倒せ』とあるッ! とーぅっ!!」
ラグナが「踏込」で距離を詰め「強打」で砂煙の中の大きな影に攻撃を加える。
『ギアアアアアアァァァァァァッ!!』
洞窟内に大絶叫が響き渡り、ハンター達の鼓膜を揺らす。
「これ、きのこさんのお母さんかな?」
若干ズレた感想をエルレーンが述べたが、恐らく正解だった。大型スクリーマーの胴体には枝分かれしたきのこの様に、小型のスクリーマーが生えているのだ。
ラグナの攻撃が終わるのを見計らい、水雲が十文字槍を払う様に小型のスクリーマーと同時にマザースクリーマーを薙ぎ払う。
マザースクリーマーは大型なだけ鈍重な様で、ぶんぶんと腕を振り回す物の、壁を崩すだけでハンターに攻撃を当てる事が出来ないでいた。
「これを倒せばちっちゃい子達も出てこなくなるかな? となれば…ごめんなさい!おとなしく倒されてね!」
マコトの「アルケミックパワー」を乗せたウォーハンマーが土手っ腹にめり込み、マザースクリーマーは叫び声をあげながら腕を更に振り回す。
「これは洞窟が持たないかもしれませんね……倒しきれなそうなら引くのも手ですね」
水雲が攻撃の手を緩めず呟く。
「倒しきれれば、後に響かないのだけどね……と」
霧島のアサルトライフルが乾いた音を響かせる。
「そうですね……また救助依頼が出されないとも限りませんし……って、あら?」
セレナの「集中」を乗せた「マジックアロー」が命中した瞬間、ぐらりと巨体が揺らめく。
心無しか振り回す腕も力が無くなってきた様に見える。
「今こそ勝機!! 天誅ゥ!!」
「きのこでビール!!」
ラグナのロングソードとマコトのウォーハンマーが同時に胴体へめり込んだ瞬間、マザースクリーマーの胴体がビクビクと痙攣し、そのまま地響きを立てて倒れ込んだ。
マザースクリーマーが倒れた瞬間、今まであれだけ群がってきていたスクリーマー達がぴたりと攻撃を止め、沸き出していた穴へとゾロゾロ戻っていく。
「……あれ? 意外とあっさり……」
拍子抜けした様にポカーンとした表情を浮かべるマコトの横をトコトコと歩み抜け、エルレーンがマザースクリーマーの元へ。
「このきのこさんも、おいしく食べたげようね!」
●お待ちかねのバーベキュー
侵入口の埋め立ても片付き、洞窟を抜けた一行を待っていたのは、先程エルレーンが置いていったスクリーマーを捌き、焚き火で焼いて待っているバカップルだった。
「やー! ホント助かっちゃったよー! せめてものお礼にきのこ捌いて焼いておいたから! ささ、みんなで食べようよー!」
「捌いたのも火を起こしたのも焼いたのも俺だけどな……」
各自食べる事が前提だった様で、皆がロープ等でスクリーマーを吊るしていたのだが、吊るしたスクリーマーに目をやって気付く。乾涸びているのだ。
「あー、なんかね、お日様に当たると駄目みたい。でも干しキノコと同じで乾涸びた方が味が凝縮されておいしいから問題無し!!」
ぐっとサムズアップをしてみせるティア。
幸い生捕りを目的としていた者は居なかった様なので、本当に問題なかった。寧ろ旨味が増すなら、今から食べるのだから好都合。
「ふふん、私のものはウェルダンで頼むぞ」
荷物からバター等を取り出しながらラグナ。
「お塩ももってきたからね、いっぱいたべよーね!」
思い思いの調味料を持ち出し、味付けをして舌鼓を打つハンター達。そんな中でクリスだけはげんなりとした顔でキノコを捌き続ける。
「カップルさん達、ずっとキノコばかりだと美味しくても飽きるよね? ツナ缶とかナッツとか…食べる?」
「ナッツやチーズなら私も持ってきた。良かったら食べてくれ」
ビール片手にキノコをつまんでいたマコトと霧島がクリスにキノコ以外の物を差し出すと、クリスは涙を流しながら「有り難う御座います」とひれ伏すのだった。きっとクリスの目に二人は天使に見えたに違いない。
そしてキノコ大好き霧島さんは持ち帰るつもりだったスクリーマーの大きさに頭を悩ませていたのだが、乾涸びた事でコンパクトになり大満足である。
「削る手間が省けたな。そして美味い……幸せだ」
焚き火を囲んだバーベキューの片隅で、セレナと水雲がキノコを目の前にして試行錯誤をしている。
「……生のまま、塩でも振っても良いですね……」
「いや、それはちょっとどうでしょう……?」
「……? 生はやめた方が良いですか。そうですか……」
セレナが残念そうに塩を振ったキノコを串に刺して火で炙る。生でいけるならいくんですね、セレナさん。
各自お腹も満たされ、お土産を手に岐路へとつく。
皆ティアの賑やかな話し声と、クリスの突っ込みに笑いながら街へ。
勿論片手にはきのこの串焼きを持ちながら。
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作戦相談卓 霧島 キララ(ka2263) 人間(リアルブルー)|26才|女性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2014/08/09 18:14:15 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/08/05 22:39:22 |