• 闇光

【闇光】続・ハンター達の一日

マスター:赤山優牙

シナリオ形態
イベント
難易度
やや易しい
オプション
参加費
500
参加制限
-
参加人数
1~25人
サポート
0~0人
報酬
少なめ
相談期間
5日
締切
2016/01/14 19:00
完成日
2016/01/23 15:44

このシナリオは5日間納期が延長されています。

みんなの思い出

思い出設定されたOMC商品がありません。

オープニング

●冒険都市リゼリオにて
 王国西部での事件を終えて、リゼリオに戻ってきたグラズヘイム王国の騎士、ソルラ・クート。
 彼女は北伐での後方支援を担当していたのだが、戦いの場が帝国領内で移った事で、その役目から外れている。
 今は、溜まりに溜まった書類の片付けや引き継ぎに追われていた。
「……皇帝陛下……私は、『約束』を果たしました。だから、必ず、帰って来て下さいね」
 帝国の方角に視線を向けながら、ソルラは呼び掛ける。
 人の願いや祈りは、時としてマテリアルの繋がりを持つ。この祈りが、皇帝に届く事を願うばかりだ。
「それで、私の後釜は大丈夫なの?」
 唐突に訊ねてきたのは、ハンターオフィスの受付嬢兼報告官のミノリだ。
 近々、人事異動がある予定で、彼女は報告官としての仕事に専念する事になる。
「大丈夫ですよ、ミノリさん。凄く、飛びっきりの子を紹介しますから」
「それは、楽しみにしているわ。私も一筆、手伝ったのだから」
 いたずら好きそうな笑みを浮かべたミノリ。
 なにかと絡むとロクな事がないが、大事な時には体を張ってくれる頼もしいソルラの仲間だ。
「そういえば、また、移民街の所に行くって聞いたけど」
「そうなんです……少し気を重いですけど……」
 どういうわけか、その移民街の代表団との交渉の根回し役を任されているソルラ。
 以前、行った時は、転移者にズケズケと言われ放題だった。気が重くなるもの当たり前だ。

●会談再び
 老人紳士との会談はこれで二回目だ。
 秘書官を背後に立たせたまま、ソファーにどっかりと座っている。
「待っていたよ、騎士ソルラ」
「お久しぶりです」
 相変わらず鋭い眼光を湛えて老人紳士はソルラに声をかけた。
 勧められるがままに、向き合うようにソファーに座るソルラ。
「サルヴァトーレ・ロッソが飛び去って……帰って来ない事に、移民達の中では強い不満を持っている」
 あの巨大な船は、単なる戦艦ではない。
 生活に必要な消耗品を生産するプラントも載っているのだ。それが居なくなったとあれば、不安になるのだろう。
 だが、生活レベルは下がってしまうが、そのレベルでこの世界の住民は生活しているのだ。便利という事はないだろうが、生きていけないわけではないはずだ。
「帝国領内での戦いの結果次第では、戻れる可能性があります」
「戦の事は、君ら軍人に任せるよ。儂は最悪の事態を想定するだけじゃからの」
 興味がないわけではない。老人紳士は自分に課せられている役割を果たす事に忠実なのだ。
「今、特に何が、不安か、君に分かるかの?」
 その問い掛けにソルラは考える。
 リゼリオは今の所、安全である。恐らく、西方世界で一番安全な場所ではなかろうか。
 となると、治安は大きな不安材料ではないだろう。
「……消耗品ですか。それも、命にかかわるような」
「ほう。この世界の住民にしては、よく気がついたな」
 そう言って、老人紳士は秘書官に目配せする。
 一度、一礼してから秘書官はテーブルの上になにかを並べ始める。
「これは……なんですか?」
 チューブのようなもの、ガラスのようなもの、魔導機械のような仕組みがあるもの。小さい画面が埋め込まれているもの。実に様々だ。
 ソルラが疑問を浮かべるのも無理はない。これらの品はリアルブルー文化の物なのだから。
「いずれも、医療機器じゃ。それも、リアルブルーでも最先端のな」
「移民達が特に持っている不安は、医療についてですか」
「そういう事じゃ。もちろん、できない事はできない。だが、なまじ、船の中でできた事を知っている分、悔しく思うのだろう」
 それは単に医者が居れば良いと言う話しではない。医者を支えるスタッフや、医材の手配もある。
 高度な医療を受けられるというのは、それ相応の施設やシステムがあるからこそだ。
「今現在、儂らの移民街では怪我した場合、治療は街中か、ハンターズソサエティが管理しているリゼリオ内の管理区域内部で然るべき治療を提供している」
 ここで言う管理区域とは、一言で言えば、ハンターズソサエティ本部周辺だ。
「だが、移民の中には、機導術や魔法というのを恐れる者が多くてね」
「そこで、私を呼んだのですね」
 ソルラはようやく納得した。
 以前、ソルラはハンター達の一日を紹介した。
 良い反響があったのは確かだ。ハンターも普通の人と変わらないと、多くの人が知ったはずだ。
 だが、肝心な事が伝えきれなかった。それは、ハンターズソサエティが管理している管理区域内がどうなっているか。
「前回は、リゼリオの街を舞台にして行った取材を、今度は、ハンターズソサエティ内で行って欲しいという事ですね」
「そういう事じゃ。少しは中の様子を知れば、多少は不安も解消されるじゃろ」
「分かりました。では、手配致します」
 心の中で、安堵しつつソルラは立ち上がった。
 呼び出されたので何事かと思ったが、こういう事なら大歓迎だ。
 一礼して部屋から去っていったソルラを見つめつつ、老人紳士は心の中で呟いた。
(以前とは違うの。これは油断できんわい……)

リプレイ本文

●ヴァイス(ka0364
 太陽の光が降り注ぐ中、まるで、そこだけが漆黒の闇のように、スーツ姿の男は降り立った。
 光沢のある黒いスーツ。シャツは髪と同じ、情熱を思わすような鮮やかな赤。
「折角の休日だ。恋の狩人再び……だな」
 そう言って、スーツ男はサングラスを静かに掛けた。

 狩りの始まり、だ。

●ヒース・R・ウォーカー
(……ヴァイス……か?)
 窓から外の光景を眺めて、そんな言葉を心の中で呟いたヒースは、鐘が鳴る音で気持ちを切り替え、十数人集まった人々に話しかけた。
「教える者は他者に自分の知識を伝える術を学び、教わる者は知識を学ぶ機会を得る」
 今日はオフィスの一角で、機導術・魔法に関する講習会を行うのだ。彼の提案に賛同したハンター達が集まっている。
 機導術や魔法を使える者を講師として、講習生達に講義する流れであり、簡単なレポートも作成する予定でもある。
「お互いに損はないし、堅苦しいルールもない。まぁ、ボクが言うのもなんだけど気楽にやろうかぁ」
 こうして始まった講義は、機導術や魔法の基礎や、使用感・注意点など、初歩的な内容であったが、思ったよりも濃い物となった。
 講義の間の休憩時間中、記者に向かってヒースは言った。
「ボクたち、転移者のハンターは移民の視点に近い。近い立場の者が書いたレポートなら、共感も理解もしやすいと思ってねぇ」
 後ほど、レポートを記者にも提供するつもりである。
 なるほどと記者はポンと手を打って頷いたのであった。

●十色 エニア(ka0370
 ニヤニヤと依頼の報告書をハンターオフィスで読んでいたエニアだったが、ふと窓の外を行く人物に視線を奪われる。
「あれ? ヴァイスさん? あの姿でなにをしているのかな?」
 興味深く観察するエニアの熱い視線にも気付かず、スーツの男は立ち去ってしまう。
(まぁ、いいよね)
 と再び、報告書に視線を戻すのであった。

●メリエ・フリョーシカ(ka1991
「トレーニング? ……は、まぁしない訳じゃないですよ」
 長い三つ編みの髪が特徴的な笑顔が良く似合う少女――メリエ――が取材を受けていた。
 ギルド区画内の大通りだ。人の通りも多い。
「リゼリオに居る時ぐらいは、平和を見てたい……」
 言葉を途中で止めたメリエの視線は通りをあるくスーツの男に向けられていた。
「どうしました?」
「……あ。こうした平和な暮らしを守る為の傭兵だと、思いたいですね」
 ニッコリと笑った少女は傭兵とは思えない可愛さだった。

●巫女の集い“B.Grossa”
 ギルド街の一角。神薙 蒼(ka5903)が隣を歩く青年を見上げながら訊ねた。
「今日は、何処に行くんだ?」
 その問いに、瀬織 怜皇(ka0684)は微笑を浮かべて応える。
「アオ。イスカたちが巫女式ヒーリングルーム体験会をギルドでやっているみたいですよ。いってみましょう」
「何か面白い体験会だと良いよなっ」
 二人が真っ直ぐ歩いていると正面から、スーツの男が向かってくる。
 ぶつからないように避ける蒼。怜皇も蒼につられるように歩くが……。
(……ヴァイスさん?)
 サングラスを掛けているが背丈や髪型から容易に正体が分かった。
 だが、相手は気にした様子なく、通り過ぎる。
「よし、入ろうぜ!」
「え……そ、そうですね」
 引き止めるのもなにかと思い怜皇は気を取り直してギルドの建物へと入った。

「いらっしゃいませ♪ B.Grossaへ、ようこそ」
 眩しい笑顔とは彼女の事を見ればすぐに理解できるだろうか。
 ギルド『巫女の集い“B.Grossa”』の主であるUisca Amhran(ka0754)が、お客様を迎えていた。
 建物の中は、大霊堂に近い雰囲気で造られている。規模自体はそれなりに大きいギルドの一つだ。
 現在、『巫女の集い“B.Grossa”』は新人ハンター導く公認ギルドとして認定されている。
「今日はギルド紹介も兼ねた巫女式ヒーリングルーム体験会です♪」
 くるっと回ると露出が多いヒラヒラな白い巫女服が、きわどいラインを見せた。
 そんな愛らしい恋人の頭を撫でながら怜皇は声をかける。
「こんにちは」
「待っていましたよ」
 軽く抱擁を交わし、Uiscaは嬉しそうな顔を見せた。
 その横を、黒袴の巫女姿である星輝 Amhran(ka0724)が通る。
「おお、レオに蒼じゃ♪ ご予約2名様、ご来場なのじゃ~♪」
「よ! 元気でやってるか?」
 ぶりっ子かとツッコミが入りそうな程の笑顔で蒼を出迎える星輝。
 蒼の言葉に深く頷き、胸を張る。
「わしは、メンタルカウンセリング担当じゃ」
「私は、巫女の癒しと、子守唄を唄います」
 姉妹がニコニコ顔で、怜皇と蒼の二人に体験会の項目を説明する。
 案内された部屋では、星輝が煎れたお茶と白龍様をモチーフにしたサブレが用意された。

「先程、ソルラさんとミノリさんが来られ、とても満足されていましたよ」
 ヒールを蒼と怜皇に使いながらUiscaはそう言った。
 怜皇と蒼の前の組みは王国騎士のソルラと受付嬢兼報告官のミノリだった。二人は十分に癒され、満足して帰っていった。
「流石、本職のイスカじゃの……余波でワシまで回復しそうじゃ♪」
 癒しの力に感心する星輝。
 戦場で何度救われて来た事か。
「さすがイスカ、ですねぇ」
 同様な感心を怜皇は発した。
 恋人の言葉にUiscaは暖かい眼差しを向ける。
「この区画には、特殊な結界があって、会話するだけで若干の回復効果が見込めるんですよ」
「話すだけで癒しの効果があるのは凄いです、ね」
 ギルド区画内全般の話しではあるが、精霊の力と言うべきか、不思議な現象である。
 ちなみに、この効能はギルドの所属の有無は問わず、どのギルドでも回復は可能だ。
「まぁ、普通の会話でも身体は徐々に回復はするが……こう、悩みを吐き出し、その後で、茶でもしながらゆっくりすれば、デトックス感あるじゃろぅ?」
「ふぅん、何かよく解らないけどすげぇな。回復してるぜっ」
「そういう事じゃ♪」
 ポンポンと蒼の肩を叩く星輝。
「うまいうまい! 回復には食べ物も勿論必要だよなっ」
「慌ててこぼすでないぞ。まだいっぱいあるからのぅ」
 蒼の食べっぷりに笑みを向けながら、星輝は席を立つ。
 ヒールを終えたUiscaも同じように席を立つ。唄を歌うからではなく、お茶のおかわりを煎れて来るためだ。

 星輝が踏み台に乗り、茶葉を用意している時だった。
 視線の先、窓枠の向こう側にスーツの男が挙動不審な動きで歩いていた。
「な、なんじゃ」
 思わず、そんな言葉が出た。
 ギルドの前で不審者なぞ、許す事はできんと思った次の瞬間。
「あれは……ヴァイスかの……」
 その声に反応にUiscaも視線を向けた。
 ちょっとびっくりして、お湯の注ぎ口がズレてしまうが、そんな事は些細な事だ。
「……変装しているようですが、確かにヴァイスさんみたいですね。どこに行かれるのでしょうか?」
「見るからに怪しい動きをしておる。なにかの依頼の最中かもしれんの」
 姉妹の怪訝な視線に気が付く事なく、スーツの男は通りを歩き去ってしまった。

●セリス・アルマーズ(ka1079
 広場とは、ハンターやリゼリオの市民問わず開放されている憩いの場だ。
 噴水に至る階段の前で、頑丈な白銀の鎧に身を包んでいるのは、セリスだった。
(もっとエクラの愛を広げなくては……)
 そんな事を思う敬虔な美人修道女――は、筋トレをしている。
 人の背丈はあるような巨大な盾をダンベル代わりに上下させながら笑って筋トレする姿は、異様を通り越して、もはや、異質に見えた。
「いいかい。問答無用で、ぶっ殺していいのは歪虚や雑魔だけですよ」
 彼女の近くで喧嘩しながら歩いていた子供らに向かって、爽やかな笑顔で言うセリス。
「うわ! 【鎧修道女】が出た―!」「エクラ教の八百屋だー」
「逃げろー!」「自作パンフレットを投げてくるぞー!」
 ひどい言われようで立ち去っていく子供達に向かって、なにか叫ぼうと思った時だった。
「……ん? ヴァイス君だ。どこ行くんだろ」
 そそそーと周囲を気にしながら立ち去っていくスーツの男の挙動に思わず、叫ぶ事を忘れ、見送る事しかできなかった。

●メトロノーム・ソングライト(ka1267
「怪我や疲れを癒せる力があれば良かったのですけれど……」
 広場の一角でベンチに座りながらメトロノームは言った。足元にはレトリバーのプリンが耳だけを立てて昼寝している。
 子供達が楽しそうに走り抜けたり、スール姿の見知ったハンターがウロウロと通り過ぎたり、今日も広場は平和だ。
「メトロノームさんの気持ちだけで十分、癒しになりますよ」
 応えたのは、ソルラだった。たまたま通り掛かったので、二人で並んで日向ぼっこしているのだ。
「先日、大変だったとも聞いていますし、日頃の業務でお疲れなご様子に見えます」
「やっぱり、隠しきれません、ね。これでも先程、癒されてきた所だったのですけど」
 苦笑を浮かべるソルラは言葉を続ける。
「王国内は茨小鬼らの北方動乱が決着しました。でも……油断できない事案がありますので。それに……」
 帝国領の方角に視線を向けた。
 その表情を見て、ゆったりとした動きで立ちあがったメトロノーム。
「ソルラさんが安らげるような歌を……聴いて頂きたいと思うのです」
 彼女の澄んだ唄声が広場に響き渡る。ソルラも含め多くの人を労わる気持ちを込めて。

●ディーナ・フェルミ(ka5843
 彼女がやってきたのは、本部の中ある救護室の一つだった。
 比較的軽傷のハンターや一般市民が運ばれてくる。
「こんにちは~。聖導士のディーナ・フェルミなの。お手伝いにきたの」
 戦いの連続で負傷者が絶えない。
 救護室のスタッフは疲労を重ねていたからだ。
「1週間後に出発するから、それまでお手伝いできるの」
 ディーナは可能な限り手伝うつもりのようだ。
 長の指示に従い、医材の準備や調達から取り掛かる。
 例えば、包帯と言っても様々な種類の包帯がある。幅が違うだけではなく、素材や生地によって用途も変わってくる。
「圧迫に適した包帯なのですの」
 教えて貰った事をメモに残していく。
 回復の魔法が使える聖導士に必要なのかと疑問顔のスタッフにディーナは答えた。
「魔法は限りがあるもの。魔法が使えない時でも怪我した人を助けたいの。それに、魔法以外で助かった人が今度は魔法での治癒に興味を持つかもしれないの」
 彼女の隠す事なき本心。その時だった。
 長からの協力要請。重傷者が多く、こちらの救護室に運ばれてくる患者がいるという。
「人を癒したいと思うの」
 可愛らしい口調だが、袖を捲ったディーナにスタッフ達は頼もしそうな視線を向けた。

●天央 観智(ka0898)
 宿の一室、観智を取材に来た記者は、彼から資料を手渡された。
 魔法についての概要がまとめられた資料であり、転移者でもある記者でも分かりやすく書かれている。
「まぁ……僕が此方に来た頃は、まだロッソは……此方に来ていませんでしたしね」
 観智がどことなく懐かしむ様に告げた。
「観る物、聴く事……全てが珍しくて、好奇心に突き動かされる儘にいたら……順応していた」
 科学者気質だった彼は転移前から科学全般に傾倒していた。
 研究者魂というべきか。
「と言うのも、ありますけれど……今、ロッソから降ろされた人達には……参考にならない、でしょうしね」
 少しはにかんだような表情を浮かべる。
 記者も頷いた。研究者や学者は一般市民とは考え方や捉え方が違うかもしれない。
「心配ではありますけれど、この世界……と言いますか、ある種のエネルギー? とも、言える様な言えない様な、マテリアルが如何に興味深いかを、研究者として、話すくらいしか…出来ませんかね?」
 言葉を選びながら、その様に説明を始めた彼を見て、記者は感じた。
 きっと、このハンターはどこの世界に居ても、熱心な研究者なのだろうと。

●【月待猫】
 店内から見える裏庭で武装したハンターらが集まっていた。
 今日は総当たり戦の模擬戦である。
「対人戦でギガースアックス使うのは初めてだからドキドキだよ。しかもみんな強いから頑張らないとね」
 月待猫ギルドの長でもあるリューリ・ハルマ(ka0502)はそう言いながら、巨大な斧を構えた。
 対するのは、クリスティン・ガフ(ka1090)だ。ローブの左肩を静かに掴むと閉じていた瞳を見開いた。
「全力で、いく」
 言葉と共に打ち挙げる様にローブを払い外す。
 革鎧、背中に紅い翼を持つ昇龍が現れた。絵師に頼んで描きあげて貰ったのだ。
「試合……始め!」
 アイビス・グラス(ka2477)の合図と共に両者の戦いが始まった。
 いきなり打ち合うような事はせず、円を描きながら相手の様子をお互いが探る。
「遠距離戦になる……」
 ポツリと呟いたのはアルト・ヴァレンティーニ(ka3109)だ。
 一瞬の動きでも見逃すつもりはない雰囲気で二人を観察する。
 リューリが一歩踏み込むと斧を振り上げた。そこへ間合いギリギリで突きを繰り出すクリスティン。
 長大な刀の切っ先が伸びる――それを僅かに身体を捻って避けると、捻った勢いのまま、上段に振り上げた斧を袈裟掛けに大振る。
 空気を切り裂くようなスイング音。
 その一撃をまともに受ければ生身の人間は木端微塵だろう。
「大振りになるかな」
 アイビスが言った通り、リューリの攻撃は大振りになってしまう。それは長大な巨大斧という特性上致し方ないのかもしれない。
 当たれば絶大な威力を誇るが……。
 クリスティンは後ろに下がり、間合いを取るとすかさず、間合いギリギリから突き。
 武器の長さはクリスティンが持つ巨大刀の方が長い。彼女はこの特性を最大限に利用していた。そして、戦いは終始、この間合いで収められてたのであった。

「練度の差はあるかもしれないけど、アルトさんだけには絶対に負けないから!」
 篭手状の格闘武器を締め直したアイビスが正面に立つアルトに言い放った。
「ボクも同職としてアイビスさんには一番負けられない」
 笑顔を見せたイケメン女疾影士アルトが、愛刀と盾を構える。
 お互い疾影士というクラスにあるが、その戦闘スタイルは同じではない。
 刀を使用するアルトに対し、アイビスは格闘である。
「始めです!」
 リューリの開始の声と同時に両者が動いた。
「……さすが、早いな」
 クリスティンがその動きを目で追いながら、そんな感想を口にした。
 アルトの電光を彷彿とさせる素早い攻撃を避け、アイビスが間合いを詰める。
 連続で繰り出される刀を、全身をしならせ、時には、格闘武器で受け流して避けきった。
 拳で突きを入れると見せかけ、脚蹴り。アルトは冷静に盾で受け止めるが、アイビスの攻勢は止まらない。
 左右の拳、両足、全てを使って畳み掛ける。武器を持っていると、型や荷重移動の関係から離れられないが、身体が武器そのものであれば、影響は小さい。
「それをアルトちゃんも分かっているはずです」
 リューリの言葉通り、アルトは百も承知だった。
 愛刀に拵えた護拳も使用し、盾で攻撃スペースを潰し、攻撃を次々と避けきる。
 アイビスの猛攻はやがて、到達点に達した。その隙を見逃すような事をアルトはしない。素早い動きで間合いを確保すると反撃に出、その勢いは勝負を決する事となった。

 休憩を挟み、リューリとアイビスの模擬戦、アイビスとクリスティンの模擬戦を経て、最終戦となった。
 二人の打ち合いは、いつ終わるか分からないほど続いている。
 アルトがフェントを織り交ぜた攻撃を繰り出せば、クリスティンは空間そのものを切り裂くように刀を振り払う。
「さすがだよ、クリスさん」
 高機動を活かし、上下左右に揺さぶりをかけたが、それが通じないクリスティンにアルトは素直な感想を伝える。
 肩で激しく呼吸をしながらクリスティンは強欲漲る視線をアルトに向けた。連戦の疲労が出ている。対して、アルトは連戦に対し的確に体力をコントロールしていた。
「これが、茨の王を討ち取った強さか」
「ボク一人で倒したわけじゃないけど、ね」
 憎たらしい程の爽やかなイケメンスマイルで応えるアルト。
「討ち取った事には変わらない。次の一撃で、その強さの全てを見定める!」
 ゴウっと音が響き渡るかというような闘争心のオーラがクリスティンの全身から溢れだす。
 身体をスルスルっとまるで、疾影士を思わせるような速さで機動する。一方のアルトは、マテリアルを脚から放出しながら闘狩人さながらの突撃。
 後の先で振り払った強烈なクリスティンの一撃を、アルトは盾で受け止めた。
「「受け止めた反動で姿勢を!?」」
 リューリとアイビスの言葉が重なる。
 アルトは宙で姿勢を変えるとフェントを繰り出しつつ、無数の斬撃を高速で放って、クリスティンの真横をそのまま通り過ぎた。
「見定めさせて、もらった……」
 そう呟きながら、クリスティンは崩れ落ちた。

●ヴァルナ=エリゴス(ka2651
 錬成工房で剣の手入れを終えたヴァルナはパルムのムースを連れてそのまま買物に出掛けていた。
 通りのあちらこちらにふらりと寄って、新しい帽子や小物をパルムと一緒に選ぶ、平和なひと時。
(あれはヴァイスさん? 女性の方に話して……?)
 視界の中に入ったスーツ姿の男性を見つけた所で、背後から呼び止められた。
 振り返ると、ソルラが丁寧な物腰で頭を下げていた。ヴァルナも優雅な挨拶で応えて言った。
「思えば小隊への登録時以来ですね。ご活躍は伺っております」
「クラベルを打ち取ったヴァルナさんには敵いません」
 その歪虚を討ち取るのに王国はどれだけの被害を出した事か。
「私、さっぱりアルテミスのお役に立てていない身なのですが」
 苦笑を浮かべたヴァルナにソルラは首を横に振って笑顔で言う。
「目指す目的が同じであれば、良いのです。それに……エリオット団長の事で、気を遣っていただいて、ありがとうございます。これからも、団長を支えていただければ、と」
「ソルラさん……はい。お任せ下さい」
 差し出されたソルラの手をヴァルナは両手で確りと掴んで応えた。

●リンカ・エルネージュ(ka1840
「ある時はハンター、ある時はカフェ店主……そして、今はアルバイター(掛け持ち)だ!」
 ビシっとエプロンの紐を締めて気合いを入れるリンカ。
 ハンター業の合間を見て働く老後の生活の為に貯金に勤しんでいるリンカの姿にきっと、移住者達も親近感を持ってくれる……はず。
 という事で今日は自身のカフェに卸している商人の仲介で、飲食店のヘルプに入っている。日も暮れて客足が増えてくるこの時間が忙しくなる。
「いらっしゃいませー!」
 元気で可愛らしい看板娘に寄せられるように客が通りから入ってきた。
 カフェ店主の経験を最大限に活かし、ウェイターとして働く。
「エニアさんも居るし、今日は大賑わいだよ!」
「昔は人前で踊るの、ダメだったのに……すっかり、慣れちゃったな~」
 苦笑を浮かべながら踊り子の女の子姿のエニアが舞台に上がる。
 広場で踊っていた所を出勤途中のリンカに声をかけられたのだ。
「踊り子さんには触れないで下さいね!」
 舞台に上がろうとしたエニアの足を男性客が触ろうとしたので、お盆でビシッとガードしながら注意するリンカ。
 触れさせてはいけない……色々な意味で。
「お触りは絶対禁止です。絶対です」
「うん……まぁ、そうしてくれると、助かるよ」
 只でさえ、他人に触れられるのが苦手なのだ。見知らぬ人に肌を触れられると想像したら、ゾッとする。
 その為、リンカの気遣いはありがたかった。持つべきは友だ。
「だって、万が一でも真実を知った時に愕然としちゃうじゃない!」
「そっち!?」
 エニアの驚きにリンカは可愛げに舌をぺロリと出した。

●【静寂の時雨亭】
 シャルア・レイセンファード(ka4359)が目の前の事実に慄いていた。
 油断だった。取材を受ける仲間のハンター達にお菓子を配るつもりだったのに、前回の取材の事を思い出していたら、夢中になり過ぎて、お菓子の生地を誤って練り過ぎてしまったのだ。これではスポンジを焼いても膨らまない。
 生地なだけに記事にもならない……いや、そんなダジャレはどうでもいい。問題なのは。
「どうしよう…これじゃ、材料が足りなくて……作れないのですよ……今の時間じゃ……うぅー」
 牛乳を使い切ってしまっていた。
 少し悩み、開いている店がないかとギルド区画に出る事を決意する。要はわずかでも牛乳を分けて貰えればいいのだから。

「……『臨時閉店』。材料が手に入らないわ」
 ブラウ(ka4809)がよく利用している製菓関連のお店はどういう訳か閉まっていた。小さく、隅に『東方へ行ってます』と書かれている。
 チョコが品薄状態という噂を聞いたが、本当なのかもしれない。
「……この間は、クッキーをあげたし……少し趣向を変えてみようと思ったのに」
 風が吹き抜けていき、寒さに思わず身を縮める。
 今晩みたいな寒い日に、あのマフラーは使ってくれているのだろうか……。
 手に持ったままだった別の店で買った万年筆を大事に鞄にしまうと、開いている店を探した。

 【静寂の時雨亭】は、ギルド区画のはずれの方にある料理兼宿屋だ。
 宿の主にして、このギルドの長である和泉 澪(ka4070)は料理屋の片付けをしていた。
 今日も多くの仲間やお客が来た。平和な一時を過ごしたと思う。仲間やお客が帰り、静まった店内で余韻を楽しみながら食器を一つ一つ丁寧に拭いて行く。
 その時、店の扉がガラガラと音を立てて開いた。
「あ……」
 閉店という事を伝えようとした澪だったが、入って来た女性の顔を見て思い留まった。
 なにか、悩んでいるというか、必死というか、そんな風に思えた。
「あ、あの……牛乳を譲っていただけますか?」
 シャルアだった。開いている店を探しまわって、ここに辿り着いたのだ。
「ありますが……外も寒いですし、どうぞ、こちらの席へ」
 澪の言葉にお礼を述べてから、シャルアは勧められた席に座った。
 ホッと一息をついた時だった。またもや店の扉が開いた。
「……小麦粉とチョコチップを置いていたりしますか? もし、あるなら、頂きたいです」
 そっと扉の影から顔だけを出してブラウが訊ねてくる。
 その姿を見た澪は一度、シャルアと顔を合わせた。物を探し求めてくる人がこうも重なるとは。
「小麦粉はありますね。チョコチップもあった気がしますが……探すようかもしれません。とりあえず、中にどうぞ」
「……ありがとう」
 寒さから逃れるように店内に入るとしっかりと扉を閉めた。
 そして、案内されるがまま、シャルアと同じ席につく。
「今、温かいお茶を煎れますね」
 優しげな笑みを浮かべ、澪が厨房に入って行った。
 残された二人は目を合わすと、ブラウから名乗った。
「わたしは、ブラウ。お菓子の材料を探して、ここに辿り着いたわ」
 その言葉にシャルアは手をパンを叩いて驚く。
「あたしはシャルアといいます。あたしも、お菓子の材料を探して、今しがた、来たの所なのです」
 二人の声が厨房にも聞こえていたようで、厨房から澪の声が響いた。
「それなら、せっかくですから、お菓子談義でもどうですか」
 という事で、夜も遅いというのに、3人の女性達はお菓子話しに花を咲かせるのであった。

●榊 兵庫(ka0010
 下士官からの叩き上げの元軍人の朝は早い。
 太陽が顔を出すよりも早く起き、広場で愛用の槍を振るって鍛錬は欠かさない。
 視界の中に見知った男の姿が見えたが、今は鍛錬の最中。修業時代に身に付けた技を丹念に思い出して、動作を一つ一つ再確認して身に染み込ませる様な鍛錬を心掛ける。
 やがて、太陽がすっかりと姿を現し、広場にも人通りが見えてきた所で、兵庫の鍛錬は終了した。
「……ハンターは身体が資本だ」
 鍛錬が終わるまで待っていた記者からの質問に兵庫は応えた。
 夜討ち朝駆けとはこの事かと兵庫は記者の事を心の中で讃える。見事なプロ意識だ。
「俺は軍務に付く前に、爺さん達から槍などの扱いを叩き込まれたからな」
 槍の柄を丁寧に拭きながら説明を続ける兵庫。
「これを生かさないのは宝の持ち腐れというものだ」
「なるほど」
「だから、せいぜい錆び付かせないように時間があればこうやって鍛錬しているって訳だ」
 自信溢れる言葉と態度に、記者は感心しながら取材を続けたのだった。

●マヘル・ハシバス(ka0440)&小鳥遊 時雨(ka4921
「移民街に名前とかつけないの?」
「面白い提案ですね。それは良いですよ」
 大通りに時雨とソルラの声が響いた。偶然にもソルラを見かけて、今は一緒に歩いているのだ。
 移民街に親しみやすそうな名前があれば、距離感も縮むかもしれない。そうすれば、交流もより身近になってくる可能性もある。
「ソルラさん、リゼリオは最近どうですか? 以前、ロッソで暴れた覚醒者の件もありますし」
 別の質問をしたのはマヘルだ。
 ソルラは苦笑を浮かべながら答える。
「移住民からの有志で警備は続いていますね。今は、医療品の不足の不安があるみたいです」
「医療品……ですか。移住民との交渉は大変なお仕事ですね」
 転移者であれば、両世界の文明……特に科学において、その差は痛いほど分かる。苦労もするはずだ。
「ふーむ」
 時雨はその話しに入らなかったが、話しのキリも良かったので、ソルラの肩をポンポンと叩いた。
「とりあえず、元気そうで何よりっ!」
「……時雨さん、顔に出ていますよ。何か聞きたがっているって」
 ソルラの指摘に時雨はキョトンとした顔をマヘルに向けた。彼女はクスっと笑って頷く。
「やー……なんとなく? あの後、どうなのかなーって気になって」
 時雨が言わんとする事は、王国北西部ブルダズルダの街での事件の事なのだろう。
「お楽しみです」
 悪戯そうに笑ったソルラの顔。
 どういう事なのかと続けようとした時、スーツ姿の男性から声を掛けられた。
「太陽よりも美しいレディー達。俺だけに、その美しさを魅せてくれないか」
 マヘル、時雨、ソルラの3人の怪訝そうな視線が男に向けられる。
 が、それも一瞬の事で、時雨が噴き出しそうなのを必死に抑え、マヘルは開いた口が閉じず、なにか気のきいた事を言おうとするがなにも浮かばない。
「面白い事仰るのですね。分かりました。私達の溢れる女子力をお見せしましょう!」
 そう言って、男の片腕を掴もうとして……避けられる。
「?」
 なぜ避けられたのだろうと?マークを浮かべるソルラに、スーツの男はタジタジとしながら後退した。
「た、太陽は眩しいからいいのだ」
 そう言い残し、小走りに立ち去っていく男と、それを茫然と見送るソルラ。
 ソルラの横に並んだマヘルが言った。
「まさか、今の誰か分かりませんでした?」
「え? ソルラ、本当に分からないの?」
 二人の言葉に驚き顔のソルラ。本気で誰だか分からなかったみたいだ。
 キョトンとした彼女を見て、マヘルと時雨は大きな声を出して笑うのであった。

●龍崎・カズマ(ka0178
 老人紳士がお茶を啜る。カズマも珈琲を口に運ぶ。
「ハンターからの申し出とあらば、儂も無下にはできんからの。言いたい事はなんじゃ?」
「それじゃ、単刀直入に言うぜ。俺はアンタが人の良い人間だねえ、ってだけさ」
「……どういう意味かの」
 褒めたのにも関わらず、その真意を探ろうする老人紳士の眼光の鋭さにカズマは気がついた。
「今現状、なにやっても対処療法しかない。譲歩しても次の譲歩が迫らされる頃は分かっているはずだ」
 そこで一区切りすると、珈琲を静かにテーブルの上に置いた。
「不満を持つ移住民が望んでいる事は過去の復帰だと思っている。だから、『あんたが代表として話す事』で、『譲歩を抑えている』。違うか?」
「……なるほど。だが、そこまで言うのであれば、儂がなんて答えるかもわかるじゃろ」
 ニヤリと口元を緩める老人。
 その口から肯定も否定もでないだろう。そして、それの意味は質問内容がある程度正しい事を告げているのだろう。
「ところで、あんたの名前は?」
「儂は、冬羽 明次郎じゃ。覚えておくといいぞ、カズマ君」
「……なるほど。取材を受けるハンターは把握済みって事か」
 カズマの推測に、老人は再び口元を緩めたのだった。


 ハンターズソサエティのギルド区画内の取材はこうして終わった。
 記者やパルムらが取材した内容を元に、移住民街にギルド区画の事が伝わり、良い反響があったという。


 おしまい。



 浜辺で日の出を眺めていたメリエが広場まで帰って来た。
 視界の中に、昨日と同じスーツを着た男の姿が見えた。男はうな垂れるようにベンチに腰掛けている。
「ヴァイスさん、なにをやってるのですか?」
 カツカツと近付いて男の名を呼ぶメリエ。
 女性に急に話しかけられた事以上に、男は自分の正体がバレている事に驚き、慌てて顔を上げてメリエを見つめる。
「恋の狩人を、な……い、いや、というか、なぜ、俺と分かった?」
「変装のつもりだったのですか!?」
 もし、変装のつもりだったら、もっと分からなくすれば良いのではとメリエは内心思った。
 一方、男はメリエの言葉で頭を抱えていた。
 つまりだ……昨日からかなりの人数に目撃されていた事は分かっていた。という事は……。
「もしかして、夜通しやってたのですか」
「……狩りの時間は終わりだ」
 追い打ちをかけるようなメリエの質問を流し、スッとベンチから立ち上がる。そして、男はサングラスを外して堂々と大通りを歩き出す。
 狩りの結果は――この男、ヴァイスのみが知る事であった。

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MVP一覧

  • 亜竜殺し
    榊 兵庫ka0010
  • 真水の蝙蝠
    ヒース・R・ウォーカーka0145
  • 虹の橋へ
    龍崎・カズマka0178

  • ヴァイス・エリダヌスka0364
  • 元気な墓守猫
    リューリ・ハルマka0502
  • 緑龍の巫女
    Uisca=S=Amhranka0754
  • 歪虚滅ぶべし
    セリス・アルマーズka1079
  • Centuria
    和泉 澪ka4070
  • 灯光に託す鎮魂歌
    ディーナ・フェルミka5843

重体一覧

参加者一覧

  • 亜竜殺し
    榊 兵庫(ka0010
    人間(蒼)|26才|男性|闘狩人
  • 真水の蝙蝠
    ヒース・R・ウォーカー(ka0145
    人間(蒼)|23才|男性|疾影士
  • 虹の橋へ
    龍崎・カズマ(ka0178
    人間(蒼)|20才|男性|疾影士

  • ヴァイス・エリダヌス(ka0364
    人間(紅)|31才|男性|闘狩人
  • 【ⅩⅧ】また"あした"へ
    十色・T・ エニア(ka0370
    人間(蒼)|15才|男性|魔術師
  • 憧れのお姉さん
    マヘル・ハシバス(ka0440
    人間(蒼)|22才|女性|機導師
  • 元気な墓守猫
    リューリ・ハルマ(ka0502
    エルフ|20才|女性|霊闘士
  • 聖なる焔預かりし者
    瀬織 怜皇(ka0684
    人間(蒼)|18才|男性|機導師
  • 【魔装】の監視者
    星輝 Amhran(ka0724
    エルフ|10才|女性|疾影士
  • 緑龍の巫女
    Uisca=S=Amhran(ka0754
    エルフ|17才|女性|聖導士
  • 止まらぬ探求者
    天央 観智(ka0896
    人間(蒼)|25才|男性|魔術師
  • 歪虚滅ぶべし
    セリス・アルマーズ(ka1079
    人間(紅)|20才|女性|聖導士
  • 天に届く刃
    クリスティン・ガフ(ka1090
    人間(紅)|19才|女性|闘狩人
  • アルテミスの調べ
    メトロノーム・ソングライト(ka1267
    エルフ|14才|女性|魔術師
  • 青炎と銀氷の魔術師
    リンカ・エルネージュ(ka1840
    人間(紅)|17才|女性|魔術師
  • 強者
    メリエ・フリョーシカ(ka1991
    人間(紅)|17才|女性|闘狩人
  • 戦いを選ぶ閃緑
    アイビス・グラス(ka2477
    人間(蒼)|17才|女性|疾影士
  • 誓槍の騎士
    ヴァルナ=エリゴス(ka2651
    人間(紅)|18才|女性|闘狩人
  • 茨の王
    アルト・ヴァレンティーニ(ka3109
    人間(紅)|21才|女性|疾影士
  • Centuria
    和泉 澪(ka4070
    人間(蒼)|19才|女性|疾影士
  • 想い伝う花を手に
    シャルア・レイセンファード(ka4359
    人間(紅)|18才|女性|魔術師
  • 背徳の馨香
    ブラウ(ka4809
    ドワーフ|11才|女性|舞刀士

  • 小鳥遊 時雨(ka4921
    人間(蒼)|16才|女性|猟撃士
  • 灯光に託す鎮魂歌
    ディーナ・フェルミ(ka5843
    人間(紅)|18才|女性|聖導士
  • 【魔装】の監視者
    神薙 蒼(ka5903
    鬼|15才|男性|格闘士

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アイコン 質問はこちらです!
ソルラ・クート(kz0096
人間(クリムゾンウェスト)|23才|女性|闘狩人(エンフォーサー)
最終発言
2016/01/14 00:14:36
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2016/01/14 01:30:37
アイコン 相談・雑談場所
ヒース・R・ウォーカー(ka0145
人間(リアルブルー)|23才|男性|疾影士(ストライダー)
最終発言
2016/01/13 21:21:36