ゲスト
(ka0000)
【闇光】続・ハンター達の一日
マスター:赤山優牙

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
- 難易度
- やや易しい
- オプション
-
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在25人 / 1~25人
- 報酬
- 少なめ
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/01/14 19:00
- リプレイ完成予定
- 2016/01/28 19:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
●冒険都市リゼリオにて
王国西部での事件を終えて、リゼリオに戻ってきたグラズヘイム王国の騎士、ソルラ・クート。
彼女は北伐での後方支援を担当していたのだが、戦いの場が帝国領内で移った事で、その役目から外れている。
今は、溜まりに溜まった書類の片付けや引き継ぎに追われていた。
「……皇帝陛下……私は、『約束』を果たしました。だから、必ず、帰って来て下さいね」
帝国の方角に視線を向けながら、ソルラは呼び掛ける。
人の願いや祈りは、時としてマテリアルの繋がりを持つ。この祈りが、皇帝に届く事を願うばかりだ。
「それで、私の後釜は大丈夫なの?」
唐突に訊ねてきたのは、ハンターオフィスの受付嬢兼報告官のミノリだ。
近々、人事異動がある予定で、彼女は報告官としての仕事に専念する事になる。
「大丈夫ですよ、ミノリさん。凄く、飛びっきりの子を紹介しますから」
「それは、楽しみにしているわ。私も一筆、手伝ったのだから」
いたずら好きそうな笑みを浮かべたミノリ。
なにかと絡むとロクな事がないが、大事な時には体を張ってくれる頼もしいソルラの仲間だ。
「そういえば、また、移民街の所に行くって聞いたけど」
「そうなんです……少し気を重いですけど……」
どういうわけか、その移民街の代表団との交渉の根回し役を任されているソルラ。
以前、行った時は、転移者にズケズケと言われ放題だった。気が重くなるもの当たり前だ。
●会談再び
老人紳士との会談はこれで二回目だ。
秘書官を背後に立たせたまま、ソファーにどっかりと座っている。
「待っていたよ、騎士ソルラ」
「お久しぶりです」
相変わらず鋭い眼光を湛えて老人紳士はソルラに声をかけた。
勧められるがままに、向き合うようにソファーに座るソルラ。
「サルヴァトーレ・ロッソが飛び去って……帰って来ない事に、移民達の中では強い不満を持っている」
あの巨大な船は、単なる戦艦ではない。
生活に必要な消耗品を生産するプラントも載っているのだ。それが居なくなったとあれば、不安になるのだろう。
だが、生活レベルは下がってしまうが、そのレベルでこの世界の住民は生活しているのだ。便利という事はないだろうが、生きていけないわけではないはずだ。
「帝国領内での戦いの結果次第では、戻れる可能性があります」
「戦の事は、君ら軍人に任せるよ。儂は最悪の事態を想定するだけじゃからの」
興味がないわけではない。老人紳士は自分に課せられている役割を果たす事に忠実なのだ。
「今、特に何が、不安か、君に分かるかの?」
その問い掛けにソルラは考える。
リゼリオは今の所、安全である。恐らく、西方世界で一番安全な場所ではなかろうか。
となると、治安は大きな不安材料ではないだろう。
「……消耗品ですか。それも、命にかかわるような」
「ほう。この世界の住民にしては、よく気がついたな」
そう言って、老人紳士は秘書官に目配せする。
一度、一礼してから秘書官はテーブルの上になにかを並べ始める。
「これは……なんですか?」
チューブのようなもの、ガラスのようなもの、魔導機械のような仕組みがあるもの。小さい画面が埋め込まれているもの。実に様々だ。
ソルラが疑問を浮かべるのも無理はない。これらの品はリアルブルー文化の物なのだから。
「いずれも、医療機器じゃ。それも、リアルブルーでも最先端のな」
「移民達が特に持っている不安は、医療についてですか」
「そういう事じゃ。もちろん、できない事はできない。だが、なまじ、船の中でできた事を知っている分、悔しく思うのだろう」
それは単に医者が居れば良いと言う話しではない。医者を支えるスタッフや、医材の手配もある。
高度な医療を受けられるというのは、それ相応の施設やシステムがあるからこそだ。
「今現在、儂らの移民街では怪我した場合、治療は街中か、ハンターズソサエティが管理しているリゼリオ内の管理区域内部で然るべき治療を提供している」
ここで言う管理区域とは、一言で言えば、ハンターズソサエティ本部周辺だ。
「だが、移民の中には、機導術や魔法というのを恐れる者が多くてね」
「そこで、私を呼んだのですね」
ソルラはようやく納得した。
以前、ソルラはハンター達の一日を紹介した。
良い反響があったのは確かだ。ハンターも普通の人と変わらないと、多くの人が知ったはずだ。
だが、肝心な事が伝えきれなかった。それは、ハンターズソサエティが管理している管理区域内がどうなっているか。
「前回は、リゼリオの街を舞台にして行った取材を、今度は、ハンターズソサエティ内で行って欲しいという事ですね」
「そういう事じゃ。少しは中の様子を知れば、多少は不安も解消されるじゃろ」
「分かりました。では、手配致します」
心の中で、安堵しつつソルラは立ち上がった。
呼び出されたので何事かと思ったが、こういう事なら大歓迎だ。
一礼して部屋から去っていったソルラを見つめつつ、老人紳士は心の中で呟いた。
(以前とは違うの。これは油断できんわい……)
●冒険都市リゼリオにて
王国西部での事件を終えて、リゼリオに戻ってきたグラズヘイム王国の騎士、ソルラ・クート。
彼女は北伐での後方支援を担当していたのだが、戦いの場が帝国領内で移った事で、その役目から外れている。
今は、溜まりに溜まった書類の片付けや引き継ぎに追われていた。
「……皇帝陛下……私は、『約束』を果たしました。だから、必ず、帰って来て下さいね」
帝国の方角に視線を向けながら、ソルラは呼び掛ける。
人の願いや祈りは、時としてマテリアルの繋がりを持つ。この祈りが、皇帝に届く事を願うばかりだ。
「それで、私の後釜は大丈夫なの?」
唐突に訊ねてきたのは、ハンターオフィスの受付嬢兼報告官のミノリだ。
近々、人事異動がある予定で、彼女は報告官としての仕事に専念する事になる。
「大丈夫ですよ、ミノリさん。凄く、飛びっきりの子を紹介しますから」
「それは、楽しみにしているわ。私も一筆、手伝ったのだから」
いたずら好きそうな笑みを浮かべたミノリ。
なにかと絡むとロクな事がないが、大事な時には体を張ってくれる頼もしいソルラの仲間だ。
「そういえば、また、移民街の所に行くって聞いたけど」
「そうなんです……少し気を重いですけど……」
どういうわけか、その移民街の代表団との交渉の根回し役を任されているソルラ。
以前、行った時は、転移者にズケズケと言われ放題だった。気が重くなるもの当たり前だ。
●会談再び
老人紳士との会談はこれで二回目だ。
秘書官を背後に立たせたまま、ソファーにどっかりと座っている。
「待っていたよ、騎士ソルラ」
「お久しぶりです」
相変わらず鋭い眼光を湛えて老人紳士はソルラに声をかけた。
勧められるがままに、向き合うようにソファーに座るソルラ。
「サルヴァトーレ・ロッソが飛び去って……帰って来ない事に、移民達の中では強い不満を持っている」
あの巨大な船は、単なる戦艦ではない。
生活に必要な消耗品を生産するプラントも載っているのだ。それが居なくなったとあれば、不安になるのだろう。
だが、生活レベルは下がってしまうが、そのレベルでこの世界の住民は生活しているのだ。便利という事はないだろうが、生きていけないわけではないはずだ。
「帝国領内での戦いの結果次第では、戻れる可能性があります」
「戦の事は、君ら軍人に任せるよ。儂は最悪の事態を想定するだけじゃからの」
興味がないわけではない。老人紳士は自分に課せられている役割を果たす事に忠実なのだ。
「今、特に何が、不安か、君に分かるかの?」
その問い掛けにソルラは考える。
リゼリオは今の所、安全である。恐らく、西方世界で一番安全な場所ではなかろうか。
となると、治安は大きな不安材料ではないだろう。
「……消耗品ですか。それも、命にかかわるような」
「ほう。この世界の住民にしては、よく気がついたな」
そう言って、老人紳士は秘書官に目配せする。
一度、一礼してから秘書官はテーブルの上になにかを並べ始める。
「これは……なんですか?」
チューブのようなもの、ガラスのようなもの、魔導機械のような仕組みがあるもの。小さい画面が埋め込まれているもの。実に様々だ。
ソルラが疑問を浮かべるのも無理はない。これらの品はリアルブルー文化の物なのだから。
「いずれも、医療機器じゃ。それも、リアルブルーでも最先端のな」
「移民達が特に持っている不安は、医療についてですか」
「そういう事じゃ。もちろん、できない事はできない。だが、なまじ、船の中でできた事を知っている分、悔しく思うのだろう」
それは単に医者が居れば良いと言う話しではない。医者を支えるスタッフや、医材の手配もある。
高度な医療を受けられるというのは、それ相応の施設やシステムがあるからこそだ。
「今現在、儂らの移民街では怪我した場合、治療は街中か、ハンターズソサエティが管理しているリゼリオ内の管理区域内部で然るべき治療を提供している」
ここで言う管理区域とは、一言で言えば、ハンターズソサエティ本部周辺だ。
「だが、移民の中には、機導術や魔法というのを恐れる者が多くてね」
「そこで、私を呼んだのですね」
ソルラはようやく納得した。
以前、ソルラはハンター達の一日を紹介した。
良い反響があったのは確かだ。ハンターも普通の人と変わらないと、多くの人が知ったはずだ。
だが、肝心な事が伝えきれなかった。それは、ハンターズソサエティが管理している管理区域内がどうなっているか。
「前回は、リゼリオの街を舞台にして行った取材を、今度は、ハンターズソサエティ内で行って欲しいという事ですね」
「そういう事じゃ。少しは中の様子を知れば、多少は不安も解消されるじゃろ」
「分かりました。では、手配致します」
心の中で、安堵しつつソルラは立ち上がった。
呼び出されたので何事かと思ったが、こういう事なら大歓迎だ。
一礼して部屋から去っていったソルラを見つめつつ、老人紳士は心の中で呟いた。
(以前とは違うの。これは油断できんわい……)
解説
●目的
「ハンターズソサエティ」のギルド区画にて自由に過ごす。
●内容
ハンター達の日常生活を記者が取材するので、ありのままを取材させる。
●状況
「ハンターズソサエティ」のギルド区画については、ワールドガイドを参照して下さい。
http://www.wtrpg10.com/worldguide/fnb/5
なお、取材時間の目安は、
昼~夕方
夕方~夜間
夜間~深夜~明け方
明け方~朝
朝~昼
までの5つになりますので、必要であれば、時間帯を指定して下さい。
●取材
プレイングで指定された日常の様子を取材しますが、取材者は空気だと思って下さい。
(パルムが影から見つめているだけの場合もあります)
リプレイは、取材して集めた内容を元に、報告官が仕上げた物になりますので、そのまま、移住者に伝わるというわけではありません。
●人物
ショップや工房、訓練所等に普段いるNPCはとても忙しく、今回は皆様と絡めませんので、ご注意下さい。
以下の人物と接触する事が可能ですが、時間帯によっては対応できない場合もあります。必要なら質問卓で確認して下さい。
ソルラ・クート(kz0096):NPC欄を参照。
老人紳士:『【闇光】赤い箱舟を追われて』『【闇光】ハンター達の一日』参照の事。リアルブルーに居た頃は代議士であり、現在は移民街の代表団の後見人。
●描写について
基本的には1シーンずつ区切って描写します。
プレイングで分割する指定があっても、全てが描写される保証はありません。
同行者がいる場合は、その方のIDと、【友人】【恋人】【恋人未満】など関係性を明記されていると大変助かります。
例:【同行者】ヘクス・シャルシェレット(kz0015)【関係性】恋人未満
●アドリブについて
場合によっては、アドリブが入ります。特に単独だと勝手に絡める可能性があります。
希望されない方は【単身希望】と指定をプレイングに入れて頂ければと思います。
「ハンターズソサエティ」のギルド区画にて自由に過ごす。
●内容
ハンター達の日常生活を記者が取材するので、ありのままを取材させる。
●状況
「ハンターズソサエティ」のギルド区画については、ワールドガイドを参照して下さい。
http://www.wtrpg10.com/worldguide/fnb/5
なお、取材時間の目安は、
昼~夕方
夕方~夜間
夜間~深夜~明け方
明け方~朝
朝~昼
までの5つになりますので、必要であれば、時間帯を指定して下さい。
●取材
プレイングで指定された日常の様子を取材しますが、取材者は空気だと思って下さい。
(パルムが影から見つめているだけの場合もあります)
リプレイは、取材して集めた内容を元に、報告官が仕上げた物になりますので、そのまま、移住者に伝わるというわけではありません。
●人物
ショップや工房、訓練所等に普段いるNPCはとても忙しく、今回は皆様と絡めませんので、ご注意下さい。
以下の人物と接触する事が可能ですが、時間帯によっては対応できない場合もあります。必要なら質問卓で確認して下さい。
ソルラ・クート(kz0096):NPC欄を参照。
老人紳士:『【闇光】赤い箱舟を追われて』『【闇光】ハンター達の一日』参照の事。リアルブルーに居た頃は代議士であり、現在は移民街の代表団の後見人。
●描写について
基本的には1シーンずつ区切って描写します。
プレイングで分割する指定があっても、全てが描写される保証はありません。
同行者がいる場合は、その方のIDと、【友人】【恋人】【恋人未満】など関係性を明記されていると大変助かります。
例:【同行者】ヘクス・シャルシェレット(kz0015)【関係性】恋人未満
●アドリブについて
場合によっては、アドリブが入ります。特に単独だと勝手に絡める可能性があります。
希望されない方は【単身希望】と指定をプレイングに入れて頂ければと思います。
マスターより
●ご挨拶
皆様、お元気ですか? 赤山です。激戦の合間の日常イベントです。
普段から『広場』や『ショップ』は皆様も使っていると思います。今回はそこに焦点を当てた日常依頼です。
●追記
当依頼は、『【闇光】赤い箱舟を追われて』『【闇光】ハンター達の一日』の続編になっていますが、参照してもしなくても、特に問題はありません。
なにかを追いかけたい人は、ぜひ、追いかけていただければと思います(当依頼からでも)。
●その他
白紙は描写できませんので、ご注意下さい。
皆様、お元気ですか? 赤山です。激戦の合間の日常イベントです。
普段から『広場』や『ショップ』は皆様も使っていると思います。今回はそこに焦点を当てた日常依頼です。
●追記
当依頼は、『【闇光】赤い箱舟を追われて』『【闇光】ハンター達の一日』の続編になっていますが、参照してもしなくても、特に問題はありません。
なにかを追いかけたい人は、ぜひ、追いかけていただければと思います(当依頼からでも)。
●その他
白紙は描写できませんので、ご注意下さい。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/01/23 15:44
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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質問はこちらです! ソルラ・クート(kz0096) 人間(クリムゾンウェスト)|23才|女性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2016/01/14 00:14:36 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/01/14 01:30:37 |
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相談・雑談場所 ヒース・R・ウォーカー(ka0145) 人間(リアルブルー)|23才|男性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2016/01/13 21:21:36 |