ゲスト
(ka0000)
田舎村リーランの復興と前進
マスター:鳴海惣流

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 4~8人
- サポート
- 0~0人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2016/01/27 12:00
- 完成日
- 2016/02/01 14:45
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
●
ハンターたちが依頼を受けてやってきたのは、グラズヘイム王国ラスリド領内にある小さな田舎町リーランだった。
肌寒さを覚えるものの、吹き抜ける風は新鮮で心地いい。反射的に背伸びをしたくなるほどだ。
村全体が草原であるかのように緑豊かで、奥には深い森もある。土のにおいもほのかに漂ってきて、自然と一体化した村という印象を受ける。
今回の依頼は、そんなリーランの村長から出されたものだった。
リーランは先日、ゴブリンの襲撃を受けた。その際に甚大な被害を受けた。
数多くの家が破壊され、住民も多数が殺された。
悲しみはいまだ癒えてないみたいだが、復興に励む村人たちは、前を向こうと懸命に日々を生きている。
出迎えてくれた村長の家に、一行は案内される。
居間で村長の奥さんに出された温かいお茶を口に運びながら、ハンターたちは詳しい依頼の説明を受ける。
「リーランでは現在、復興作業をしている最中です。段々と壊された家の修復もできてきたのですが、つい先日、問題が発生したのです」
聞けば、どうやら木材置き場として作った森の中の小屋周辺に、いつの間にやら数体のオーガが住み着いたみたいだった。
目撃者として、村長に呼ばれたのは2人の小さな少女だった。
少女たちはそれぞれ、自己紹介をする。
笑顔で、ハンターを興味津々に見てくる少女がエリー。
開けたドアを閉め、ハンターに向き直ると丁寧にお辞儀をした少女をソニアといった。
「この子たちがオーガを見つけ、知らせてくれたのです。すぐに監視体制を整えられたおかげで、村人に犠牲は出ていません。しかし、放置もできません。なんとか、退治をお願いできませんでしょうか」
領主にお願いしなかったのは、今回の依頼が急ぎだったからだという。
「壊された家の復興だけでなく、村の中央に火を焚く場所を作りたいのです」
火を焚く場所と聞き、ハンターが首を傾げる。
すると村長は寂しげな笑みを浮かべて、理由を説明してくれた。
「まだ村に残っているかもしれない亡くなった住民が迷いなく次の世界へ行けるように、ひと晩中、火を灯しておいてやりたいのです」
村の中央でひと晩中火を灯し、住民全員で見送る。その際には、故人の好きだったものなどを火に投げ入れて燃やすとも告げた。
「住民たちが前を向いて歩きだすためにも、必要なことと思いました。事前に話し合って今日と決めていたのですが、その矢先にオーガが現れたのです」
ひととおりの説明を終えたあと、村長は真っ直ぐにハンターの顔を見た。
「どうか……今回の依頼、よろしくお願いします」
●
森に作った木材置き場周辺に現れたオーガを退治するため、ハンターが森の中を進む。
ハンターを案内するのは、リーランで世話になっているという女鬼のアオユキだった。
「アタシだけでなんとかできればよかったんだけどね」
軽く肩をすくめたアオユキに案内され、ハンターは木材置き場のある場所に到着する。
そこには村長からの説明通り、数体のオーガが我が物顔で陣取っていた。どうやらこの場を、自分たちの新たな巣にするよう決めたみたいだった。
一体でも逃せば、あとで戻ってくるかもしれない。森の奥へ逃げられないように考慮する必要がある。
「あまり頼りにならないだろうけど、アタシも手伝うよ。アンタたちに従うから、指示を出してくれ」
女鬼で素質はあっても、覚醒者ではないアオユキの申し出を受け、ハンターたちは作戦を練るのだった。
ハンターたちが依頼を受けてやってきたのは、グラズヘイム王国ラスリド領内にある小さな田舎町リーランだった。
肌寒さを覚えるものの、吹き抜ける風は新鮮で心地いい。反射的に背伸びをしたくなるほどだ。
村全体が草原であるかのように緑豊かで、奥には深い森もある。土のにおいもほのかに漂ってきて、自然と一体化した村という印象を受ける。
今回の依頼は、そんなリーランの村長から出されたものだった。
リーランは先日、ゴブリンの襲撃を受けた。その際に甚大な被害を受けた。
数多くの家が破壊され、住民も多数が殺された。
悲しみはいまだ癒えてないみたいだが、復興に励む村人たちは、前を向こうと懸命に日々を生きている。
出迎えてくれた村長の家に、一行は案内される。
居間で村長の奥さんに出された温かいお茶を口に運びながら、ハンターたちは詳しい依頼の説明を受ける。
「リーランでは現在、復興作業をしている最中です。段々と壊された家の修復もできてきたのですが、つい先日、問題が発生したのです」
聞けば、どうやら木材置き場として作った森の中の小屋周辺に、いつの間にやら数体のオーガが住み着いたみたいだった。
目撃者として、村長に呼ばれたのは2人の小さな少女だった。
少女たちはそれぞれ、自己紹介をする。
笑顔で、ハンターを興味津々に見てくる少女がエリー。
開けたドアを閉め、ハンターに向き直ると丁寧にお辞儀をした少女をソニアといった。
「この子たちがオーガを見つけ、知らせてくれたのです。すぐに監視体制を整えられたおかげで、村人に犠牲は出ていません。しかし、放置もできません。なんとか、退治をお願いできませんでしょうか」
領主にお願いしなかったのは、今回の依頼が急ぎだったからだという。
「壊された家の復興だけでなく、村の中央に火を焚く場所を作りたいのです」
火を焚く場所と聞き、ハンターが首を傾げる。
すると村長は寂しげな笑みを浮かべて、理由を説明してくれた。
「まだ村に残っているかもしれない亡くなった住民が迷いなく次の世界へ行けるように、ひと晩中、火を灯しておいてやりたいのです」
村の中央でひと晩中火を灯し、住民全員で見送る。その際には、故人の好きだったものなどを火に投げ入れて燃やすとも告げた。
「住民たちが前を向いて歩きだすためにも、必要なことと思いました。事前に話し合って今日と決めていたのですが、その矢先にオーガが現れたのです」
ひととおりの説明を終えたあと、村長は真っ直ぐにハンターの顔を見た。
「どうか……今回の依頼、よろしくお願いします」
●
森に作った木材置き場周辺に現れたオーガを退治するため、ハンターが森の中を進む。
ハンターを案内するのは、リーランで世話になっているという女鬼のアオユキだった。
「アタシだけでなんとかできればよかったんだけどね」
軽く肩をすくめたアオユキに案内され、ハンターは木材置き場のある場所に到着する。
そこには村長からの説明通り、数体のオーガが我が物顔で陣取っていた。どうやらこの場を、自分たちの新たな巣にするよう決めたみたいだった。
一体でも逃せば、あとで戻ってくるかもしれない。森の奥へ逃げられないように考慮する必要がある。
「あまり頼りにならないだろうけど、アタシも手伝うよ。アンタたちに従うから、指示を出してくれ」
女鬼で素質はあっても、覚醒者ではないアオユキの申し出を受け、ハンターたちは作戦を練るのだった。
リプレイ本文
●
不愉快そうにハンターたちを睨むオーガを目で確認しながら、白金 綾瀬(ka0774)が言う。
「残された村人達が家族の魂を送る為にも、オーガにはお引き取り願わないとね」
「分かった。任せてほしい」
綾瀬の呟きを聞いていたイグレーヌ・ランスター(ka3299)は、そう口にしたあとで言葉を続ける。
「私もホロウレイドの戦いで父と母、大勢の仲間を亡くした。村人達の気持ちは良く分かる。直ぐにでも執り行いたい気持ちも、な……」
片手に傘を持つ外待雨 時雨(ka0227)は、空を見上げながら淡々と自身の心に浮かんでくる想いを口にする。
「……殺められた者を弔うために、オーガを殺める……。……いえ……何でもありません……よ……」
時雨が視線の位置を正面に戻すと、近くにはアオユキが立っていた。
「アンタの言いたいことはわかる。けどさ、このままじゃ、いずれ村にも被害が出ちまう」
「……亜人が悪とは、人の都合……。人を殺めるのは、亜人の都合……。村を襲った、ゴブリンそのものならともかく……。これも、生存競争なのでしょう……。……浮世とは……真、世知辛く……」
何も言えず、黙ってしまったアオユキに、時雨は「……気に、しないで下さい……」とも言った。
「まったく、空気の読めないオーガね。それにしても、この村もよくよく亜人とかの被害が絶えないわね。常駐の覚醒者とか居るといいかもしれないわね。アオユキさん、そろそろ覚醒者として精霊と契約を試みたらどうかしらね?」
コントラルト(ka4753)はアオユキに近寄り、何気ない感じで尋ねた。
「そうだね。考えてみるよ」
コントラルトの提案を否定しなかったアオユキの側には、グリムバルド・グリーンウッド(ka4409)も立っている。
「……此処に来るのは2回目か。酷い戦いだったけど、何とかまた復興できるみたいで良かった。亡くなった人、ちゃんと送ってあげないとな……。その為には、まずは掃除か。祭りの準備もあるし、さっくり片付けるか」
「そうね。久しぶりに会ったけど、息災だったエリーとソニアに祭りの準備をお願いしているの。さくっと倒してくるから、そのあとで又プリンでも作りましょうと言ったら、2人とも嬉しそうにしていたわ」
グリムバルトとコントラルトの会話に、鞍馬 真(ka5819)も参加する。
「それなら彼女たちも含め、村の皆が前を向いて進めるように尽力しよう」
真の言葉に、イングヒルト・バーテン(ka4311)も力強く頷いた。
オーガを退治するために行動を開始したハンターの中で、最初の一歩目を踏み出したのはカイン・マッコール(ka5336)だった。
「歪虚ばかりの対応を行いゴブリンを無視してしまえば世界の前に村が滅茶苦茶になる、この村が良い例だ、だから僕はゴブリンを殺し続ける、いまはゴブリンはさておき、オーガを殺すだけだ」
●
前方に見えるオーガの一体に、カインが突進する。投石に備え、頭を護りながら姿勢を低くして体当たりを狙う。
カインの後方では、イグレーヌがその場から動かず、一番遠い場所にいる奥のオーガをリュミエールボウで攻撃する。
「土は土に」
短い言葉と共に放たれた矢が、オーガの脚に命中する。
それでもオーガはさほど気にせず、矢が刺さったままの脚を動かして前へ――ハンターたちを標的にする。
イグレーヌとともに戦場の右側に位置を取っていた綾瀬が、アルコル改で脚にダメージを負ったオーガへ狙撃を敢行する。
「村の人達の為にも、ここで殲滅するわ」
シャープシューティングと高加速射撃で、ターゲットにしたオーガの頭を撃ち抜いた。
命中と威力が向上された一撃にオーガは耐えきれず、後ろ向きに倒れて絶命する。
瞬く間にオーガの一体が倒されたのを見て、アオユキは感嘆の声を上げた。
そんなアオユキの肩を、イングヒルトが軽く叩いた。
「宜しくな、アオユキ」
イングヒルトは敵全てを討伐する迄、出し惜しみなくスキルを使い、アオユキと連携して動くつもりだった。
戦場の右側から行動を開始したイングヒルトはバイクで移動し、射程内に入った敵の頭を狙い強弾を放つ。
多少狙いは逸れたが、それでもオーガの胴体には命中する。苦悶の声を上げるオーガを眺め、イングヒルトは不敵に口角を吊り上げる。
「さぁオレと、ベーアと3発リロのアサルトな銃のレイヨンのハンター初仕事だぜ」
アオユキもイングヒルトがダメージを与えたオーガを標的にする。
しかし近寄る前に、オーガが動き出す。敵の前に立ったのはカインだ。
「オーガ……話には聞いているけど、こうして対面するのは初めてだな、亜人は殺す。それだけだ」
オーガは巨大だが、それなら頭を下げさせればいい。大した問題ではないと言いたげに、踏込からの切り上げでオーガの棍棒を払うように両手武器で防ぐ。直後に膝を叩き斬り、下げさせた頭に渾身撃を叩き込む。
流れる様な攻撃に見惚れるアオユキに、真が声をかける。
「アオユキさん。無理をしない程度に頼む。必要であれば、私がフォローする」
お礼を言うアオユキの隣をバイクで駆け抜け、連携するようにカインがダメージを与えたオーガに攻めの構えからのチャージングでとどめを刺した。
■
一方の戦場左側では時雨が、同じ場所から行動を開始する味方にプロテクションをかけていた。
「他の方へ……プロテクションを使用させて頂きます……。怪我をした味方の方がいらっしゃいましたら……スキルで回復も致します……」
強化された防御能力を実感し、時雨にお礼を言ったあとでコントラルトがオーガたちを見据える。戦場の左側にはまだ二体ほどオーガが残っていた。
「さあ、掃除を始めましょうか、ついでに新しい術式もためさせて貰うわ」
射程範囲内に収めた二体のオーガに、コントラルトの前にできた三角形の頂点から、光が伸びていく。放ったのはデルタレイだった。
胴体を貫いた光は一瞬にして膨大なオーガの生命力を奪い去り、物言わぬ躯へと変える。
本来は視界に捉えていたオーガにデルタレイを連打しつつ、北上するつもりのコントラルトだったが、勝敗はあっという間に決してしまった。
その様子を見ていたグリムバルドは、自身の行動予定をすぐに変更する。
「バイクで突っ込もうと思ったが、出番は無さそうな感じだな。それなら、仲間の援護に回るか。逃走するやつを捕まえてもいいしな」
何かしら手伝える事はあるだろうと、戦場の様子を注意深く観察する。
臨機応変に対処できるのもハンターの大事な能力なのだと、グリムバルトの行動を遠目で見ていたアオユキは実感していた。
■
「図体と力のみで慢心し知恵も狡猾さも生きるための執念も無い……お前たちよりもゴブリンのほうが気高く強い」
睨みつけたカインの迫力に恐れた最後の一体が、逃走を開始する。
「悪いけど、逃がすわけにはいかないのよ」
綾瀬の遠距離射撃により、瀕死となったオーガは悶えるばかりで動けなくなる。
そこへ間髪入れずに、イグレーヌの弓から発射された矢がオーガの命を奪う。
最後の一体も倒れ、ハンターたちは驚くほど短時間でオーガの群れを殲滅させた。
「……戦闘が終わったみたいですので……各々のオーガの棍棒から、一欠片ほど……削り取ろうかと……」
時雨が言葉通りに棍棒を削り、ハンター全員で後処理を終えてオーガの殲滅は完了した。
●
オーガがいなくなり、木材置き場を自由に使用できるようになった。
お礼を言いながら作業を急ピッチで進める村人たちに、各ハンターも協力する。
「う~ん、どうしましょうか。お祭りの類も何やかんやで初めてで……一先ず村人さんに混じって、角材を運んだりしましょう」
村人と一緒に木材を運ぶイングヒルト。あれこれとお喋りをしながらも、村のためになればと一生懸命に手を動かす。
「オーガは全部片付けた。後はお祭りの準備だな。よーし、作るぞ!」
そう言うとグリムバルトは村長に頼み、料理が作れるスペースを借りた。調理器具も各民家に用意してもらい、ウキウキしながら前準備にとりかかる。
調理スペースも外に置かれているので、グリムバルドの調理風景は目に入る。ちらりと確認しながらも、真は住民に井桁の組み方を教えていた。
「これが井桁の組み方だ。大丈夫。私も手伝う。皆でやってみよう」
井桁作りを教えるのは、もうひとりいた。綾瀬だ。
綾瀬のすぐ前には、エリーとソニアがいる。子供だったのもあり、大人たちとは別に教えることにしたのだ。
「今のが井桁の組み方の手順よ。と言っても木材を単純に縦に2本、横に2本で、井の字を作る要領で交互に置いていくだけなんだけどね。終わったらプリンを作りに行くんでしょ? 急ぎましょ」
元気よく返事をするエリーやソニアも参加し、真と綾瀬が指示と協力をしたおかげで、井桁は想定よりも早く完成した。
■
エリーやソニアが綾瀬と井桁を組んでいる間、コントラルトはグリムバルト同様に調理器具を借りて、広場に料理スペースを作っていた。
丁度準備が出来たところで、エリーとソニアが仲良く手を繋いでコントラルトのところまで走ってきた。
「祭りは一晩やるようだし、村の人たちのおやつにプリンをたくさん作りましょう。それと、作りながらでいいからお喋りをしましょう。将来の夢とかはあるの?」
手を洗わせてから、一緒に料理するエリーとソニアにコントラルトは問いかけた。
「よく、わからないです」
ソニアが言った。エリーも「うう~ん」と悩んでばかりで、明確な答えを見つけられずにいる。
そんなエリーとソニアに微笑んだあとで、コントラルトは優しく話しかける。
「夢を持つのは大切よ。少しずつでもいいから、自分たちの未来について考えてみなさい。亡くなったお母さん達も、きっと2人が幸せになった方が絶対に喜ぶと思うの」
「そっか……うんっ! よく考えてみるね」
エリーに続いて、ソニアも頷く。
2人の元気で素直な反応に満足したコントラルトは、より笑顔で一緒にプリンを作る。
その近くでは、グリムバルトが村人に振舞う料理を作り出していた。
「とりあえず一般的な食材はあるな。どうするか。肉か魚か……パイの包み焼きと、適当に酒の肴になりそうなものだな。ソニア達にはクッキーかマフィンでも作るか」
■
夜になり、村の中央に完成した井桁を使って火をつける。
炎が空高く燃え上がる。未練を残し、村にさ迷う魂を導くかのように。
住民が故人の品を燃やしていく。その中には同じように参加する時雨の姿もあった。
「……削り取った棍棒の欠片を、私はくべましょう……誰も弔わぬなら、私が弔いましょう……。私の殺意を以って襲った相手が、どうか私だけを恨んでくれるように……。雨とは、誰しもへ等しく降り注ぐもの……。そこに人も亜人もありません……。等しく命を育むが故に……等しく命を想いましょう……」
持っていたオーガの棍棒の一欠片ずつを燃やしながら、祈りを捧げるように時雨が言った。
夜を照らす大きな炎を、カインは黙って見つめる。
勢いをさらに増したかのような炎を眺めながら、小さな声でイグレーヌは呟く。
「戦災者の魂を運ぶ、一晩の送り火か……。いつの世も、無情だな……」
村人が送り火の準備をしている間、イグレーヌはひとり色とりどりの花を摘んでいた。
普段から装備しているドレス「ゾーリャ」と魔女の黒手袋は、今は亡きイグレーヌの仲間たちを偲んだ喪服姿を表している。
聖十字架等のアクセサリーはエクラ教徒の証にして、死者を弔う為に常に身につけている物だ。
「どうか、死者が迷わず光へと誘われるよう……」
花束を燃やしながら、イグレーヌは祈る。今は亡き仲間達の顔も思い浮かべながら。
母親の思い出の品を燃やし終えたソニアと、ソニアの母親の形見である短剣を胸の位置で両手で握り締めるエリー。側ではコントラルトが見守っている。
2人の少女の肩に手を置き、共に炎を眺めながら綾瀬は優しい声で語りかける。
「せっかくだから、2人の家族の事を教えて頂戴」
「私の母は……どこか男っぽいところがあって……だから、短剣ひとつで……私とエリーちゃんを逃がすために……」
「エリーのママはね……優しかったな。一度も怒られたことがないもん」
瞳に涙を浮かべた2人の話を、綾瀬はただ黙って聞き続けた。
■
遺族が故人の想い出の品を燃やし終えたあと、一気に雰囲気が変わった。
賑やかさが増し、酒と一緒にグリムバルトの作った沢山の料理が振る舞われた。
一通り楽器が演奏できる時雨から教わった2人の少女。ソニアがリコーダーを吹き、エリーが楽しそうにタンバリンを叩く。
2人に演奏を教えた時雨がフルートを吹き、真がリュートを奏でる。
よりお祭りらしくなった村の中を、楽しそうな様子でイングヒルトが歩き回る。
「戦闘追悼は知る事が出来ましたが、お祭りも知りたいですね! 知りたいことが多いんです! 多すぎるんです!」
興奮するイングヒルトの前を、たまたまアオユキが通りかかる。
丁度良かったとばかりに、イングヒルトはアオユキの腕を掴んだ。
「アオユキは精霊とお話しをしましたか? 私は知りたいとお話しをしました。アオユキは何を成し遂げ、どうなりたい! ってありますか? 私は今の貴方に聞きたいです!」
「そ、そんないっぺんに聞かれても! ア、アタシはそうだな……世話になってるこの村を守りたい、とは思うよ」
思い思いに歌ったり、踊ったり、食べたり、飲んだり。笑顔で魂を送ろうと、誰もが心からお祭りを楽しむ。
時間はあっという間に過ぎ去っていく。それまで明るい曲ばかりを選んで演奏していた真が、提案するように言葉を発した。
「少しだけ鎮魂のための穏やかな曲を演奏したい。悲しい空気にしたいのではなく、生きている者も、去ってしまった者も穏やかに別れを告げられるような、そんな感じの曲だ。あまり、柄に合わないかも知れないが」
誰も反対はせず、一晩続いた祭りを締めくくるように、真が鎮魂の曲を奏でる。
誰かが小さな声で「さようなら」と呟いた。それが合図となったかのように、村のあちこちで涙を流す音が聞こえた。
けれど村を包むのは悲しみだけではなかった。真の曲が終わる頃には、泣いていた村人たちは笑顔を拭き、しっかりと明日を見ているように思えた。
村人たちの別れが済んだのを悟った真が曲を終えると、今度は村のあちこちで笑顔を浮かべる人たちが目立ち始めた。いつまでも悲しんではいられないとばかりに。
ひとりで静かに飲んでいたイグレーヌは明け方、バイオリンを弾き始める。
「(死者の魂には花束を、生者の想いにはレクイエムを……)」
バイオリンの音を吸い込むように夜の闇は消え、穏やかな光が村に降り注ぐ。今日もまた、朝がやってきたのを教えるために。
不愉快そうにハンターたちを睨むオーガを目で確認しながら、白金 綾瀬(ka0774)が言う。
「残された村人達が家族の魂を送る為にも、オーガにはお引き取り願わないとね」
「分かった。任せてほしい」
綾瀬の呟きを聞いていたイグレーヌ・ランスター(ka3299)は、そう口にしたあとで言葉を続ける。
「私もホロウレイドの戦いで父と母、大勢の仲間を亡くした。村人達の気持ちは良く分かる。直ぐにでも執り行いたい気持ちも、な……」
片手に傘を持つ外待雨 時雨(ka0227)は、空を見上げながら淡々と自身の心に浮かんでくる想いを口にする。
「……殺められた者を弔うために、オーガを殺める……。……いえ……何でもありません……よ……」
時雨が視線の位置を正面に戻すと、近くにはアオユキが立っていた。
「アンタの言いたいことはわかる。けどさ、このままじゃ、いずれ村にも被害が出ちまう」
「……亜人が悪とは、人の都合……。人を殺めるのは、亜人の都合……。村を襲った、ゴブリンそのものならともかく……。これも、生存競争なのでしょう……。……浮世とは……真、世知辛く……」
何も言えず、黙ってしまったアオユキに、時雨は「……気に、しないで下さい……」とも言った。
「まったく、空気の読めないオーガね。それにしても、この村もよくよく亜人とかの被害が絶えないわね。常駐の覚醒者とか居るといいかもしれないわね。アオユキさん、そろそろ覚醒者として精霊と契約を試みたらどうかしらね?」
コントラルト(ka4753)はアオユキに近寄り、何気ない感じで尋ねた。
「そうだね。考えてみるよ」
コントラルトの提案を否定しなかったアオユキの側には、グリムバルド・グリーンウッド(ka4409)も立っている。
「……此処に来るのは2回目か。酷い戦いだったけど、何とかまた復興できるみたいで良かった。亡くなった人、ちゃんと送ってあげないとな……。その為には、まずは掃除か。祭りの準備もあるし、さっくり片付けるか」
「そうね。久しぶりに会ったけど、息災だったエリーとソニアに祭りの準備をお願いしているの。さくっと倒してくるから、そのあとで又プリンでも作りましょうと言ったら、2人とも嬉しそうにしていたわ」
グリムバルトとコントラルトの会話に、鞍馬 真(ka5819)も参加する。
「それなら彼女たちも含め、村の皆が前を向いて進めるように尽力しよう」
真の言葉に、イングヒルト・バーテン(ka4311)も力強く頷いた。
オーガを退治するために行動を開始したハンターの中で、最初の一歩目を踏み出したのはカイン・マッコール(ka5336)だった。
「歪虚ばかりの対応を行いゴブリンを無視してしまえば世界の前に村が滅茶苦茶になる、この村が良い例だ、だから僕はゴブリンを殺し続ける、いまはゴブリンはさておき、オーガを殺すだけだ」
●
前方に見えるオーガの一体に、カインが突進する。投石に備え、頭を護りながら姿勢を低くして体当たりを狙う。
カインの後方では、イグレーヌがその場から動かず、一番遠い場所にいる奥のオーガをリュミエールボウで攻撃する。
「土は土に」
短い言葉と共に放たれた矢が、オーガの脚に命中する。
それでもオーガはさほど気にせず、矢が刺さったままの脚を動かして前へ――ハンターたちを標的にする。
イグレーヌとともに戦場の右側に位置を取っていた綾瀬が、アルコル改で脚にダメージを負ったオーガへ狙撃を敢行する。
「村の人達の為にも、ここで殲滅するわ」
シャープシューティングと高加速射撃で、ターゲットにしたオーガの頭を撃ち抜いた。
命中と威力が向上された一撃にオーガは耐えきれず、後ろ向きに倒れて絶命する。
瞬く間にオーガの一体が倒されたのを見て、アオユキは感嘆の声を上げた。
そんなアオユキの肩を、イングヒルトが軽く叩いた。
「宜しくな、アオユキ」
イングヒルトは敵全てを討伐する迄、出し惜しみなくスキルを使い、アオユキと連携して動くつもりだった。
戦場の右側から行動を開始したイングヒルトはバイクで移動し、射程内に入った敵の頭を狙い強弾を放つ。
多少狙いは逸れたが、それでもオーガの胴体には命中する。苦悶の声を上げるオーガを眺め、イングヒルトは不敵に口角を吊り上げる。
「さぁオレと、ベーアと3発リロのアサルトな銃のレイヨンのハンター初仕事だぜ」
アオユキもイングヒルトがダメージを与えたオーガを標的にする。
しかし近寄る前に、オーガが動き出す。敵の前に立ったのはカインだ。
「オーガ……話には聞いているけど、こうして対面するのは初めてだな、亜人は殺す。それだけだ」
オーガは巨大だが、それなら頭を下げさせればいい。大した問題ではないと言いたげに、踏込からの切り上げでオーガの棍棒を払うように両手武器で防ぐ。直後に膝を叩き斬り、下げさせた頭に渾身撃を叩き込む。
流れる様な攻撃に見惚れるアオユキに、真が声をかける。
「アオユキさん。無理をしない程度に頼む。必要であれば、私がフォローする」
お礼を言うアオユキの隣をバイクで駆け抜け、連携するようにカインがダメージを与えたオーガに攻めの構えからのチャージングでとどめを刺した。
■
一方の戦場左側では時雨が、同じ場所から行動を開始する味方にプロテクションをかけていた。
「他の方へ……プロテクションを使用させて頂きます……。怪我をした味方の方がいらっしゃいましたら……スキルで回復も致します……」
強化された防御能力を実感し、時雨にお礼を言ったあとでコントラルトがオーガたちを見据える。戦場の左側にはまだ二体ほどオーガが残っていた。
「さあ、掃除を始めましょうか、ついでに新しい術式もためさせて貰うわ」
射程範囲内に収めた二体のオーガに、コントラルトの前にできた三角形の頂点から、光が伸びていく。放ったのはデルタレイだった。
胴体を貫いた光は一瞬にして膨大なオーガの生命力を奪い去り、物言わぬ躯へと変える。
本来は視界に捉えていたオーガにデルタレイを連打しつつ、北上するつもりのコントラルトだったが、勝敗はあっという間に決してしまった。
その様子を見ていたグリムバルドは、自身の行動予定をすぐに変更する。
「バイクで突っ込もうと思ったが、出番は無さそうな感じだな。それなら、仲間の援護に回るか。逃走するやつを捕まえてもいいしな」
何かしら手伝える事はあるだろうと、戦場の様子を注意深く観察する。
臨機応変に対処できるのもハンターの大事な能力なのだと、グリムバルトの行動を遠目で見ていたアオユキは実感していた。
■
「図体と力のみで慢心し知恵も狡猾さも生きるための執念も無い……お前たちよりもゴブリンのほうが気高く強い」
睨みつけたカインの迫力に恐れた最後の一体が、逃走を開始する。
「悪いけど、逃がすわけにはいかないのよ」
綾瀬の遠距離射撃により、瀕死となったオーガは悶えるばかりで動けなくなる。
そこへ間髪入れずに、イグレーヌの弓から発射された矢がオーガの命を奪う。
最後の一体も倒れ、ハンターたちは驚くほど短時間でオーガの群れを殲滅させた。
「……戦闘が終わったみたいですので……各々のオーガの棍棒から、一欠片ほど……削り取ろうかと……」
時雨が言葉通りに棍棒を削り、ハンター全員で後処理を終えてオーガの殲滅は完了した。
●
オーガがいなくなり、木材置き場を自由に使用できるようになった。
お礼を言いながら作業を急ピッチで進める村人たちに、各ハンターも協力する。
「う~ん、どうしましょうか。お祭りの類も何やかんやで初めてで……一先ず村人さんに混じって、角材を運んだりしましょう」
村人と一緒に木材を運ぶイングヒルト。あれこれとお喋りをしながらも、村のためになればと一生懸命に手を動かす。
「オーガは全部片付けた。後はお祭りの準備だな。よーし、作るぞ!」
そう言うとグリムバルトは村長に頼み、料理が作れるスペースを借りた。調理器具も各民家に用意してもらい、ウキウキしながら前準備にとりかかる。
調理スペースも外に置かれているので、グリムバルドの調理風景は目に入る。ちらりと確認しながらも、真は住民に井桁の組み方を教えていた。
「これが井桁の組み方だ。大丈夫。私も手伝う。皆でやってみよう」
井桁作りを教えるのは、もうひとりいた。綾瀬だ。
綾瀬のすぐ前には、エリーとソニアがいる。子供だったのもあり、大人たちとは別に教えることにしたのだ。
「今のが井桁の組み方の手順よ。と言っても木材を単純に縦に2本、横に2本で、井の字を作る要領で交互に置いていくだけなんだけどね。終わったらプリンを作りに行くんでしょ? 急ぎましょ」
元気よく返事をするエリーやソニアも参加し、真と綾瀬が指示と協力をしたおかげで、井桁は想定よりも早く完成した。
■
エリーやソニアが綾瀬と井桁を組んでいる間、コントラルトはグリムバルト同様に調理器具を借りて、広場に料理スペースを作っていた。
丁度準備が出来たところで、エリーとソニアが仲良く手を繋いでコントラルトのところまで走ってきた。
「祭りは一晩やるようだし、村の人たちのおやつにプリンをたくさん作りましょう。それと、作りながらでいいからお喋りをしましょう。将来の夢とかはあるの?」
手を洗わせてから、一緒に料理するエリーとソニアにコントラルトは問いかけた。
「よく、わからないです」
ソニアが言った。エリーも「うう~ん」と悩んでばかりで、明確な答えを見つけられずにいる。
そんなエリーとソニアに微笑んだあとで、コントラルトは優しく話しかける。
「夢を持つのは大切よ。少しずつでもいいから、自分たちの未来について考えてみなさい。亡くなったお母さん達も、きっと2人が幸せになった方が絶対に喜ぶと思うの」
「そっか……うんっ! よく考えてみるね」
エリーに続いて、ソニアも頷く。
2人の元気で素直な反応に満足したコントラルトは、より笑顔で一緒にプリンを作る。
その近くでは、グリムバルトが村人に振舞う料理を作り出していた。
「とりあえず一般的な食材はあるな。どうするか。肉か魚か……パイの包み焼きと、適当に酒の肴になりそうなものだな。ソニア達にはクッキーかマフィンでも作るか」
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夜になり、村の中央に完成した井桁を使って火をつける。
炎が空高く燃え上がる。未練を残し、村にさ迷う魂を導くかのように。
住民が故人の品を燃やしていく。その中には同じように参加する時雨の姿もあった。
「……削り取った棍棒の欠片を、私はくべましょう……誰も弔わぬなら、私が弔いましょう……。私の殺意を以って襲った相手が、どうか私だけを恨んでくれるように……。雨とは、誰しもへ等しく降り注ぐもの……。そこに人も亜人もありません……。等しく命を育むが故に……等しく命を想いましょう……」
持っていたオーガの棍棒の一欠片ずつを燃やしながら、祈りを捧げるように時雨が言った。
夜を照らす大きな炎を、カインは黙って見つめる。
勢いをさらに増したかのような炎を眺めながら、小さな声でイグレーヌは呟く。
「戦災者の魂を運ぶ、一晩の送り火か……。いつの世も、無情だな……」
村人が送り火の準備をしている間、イグレーヌはひとり色とりどりの花を摘んでいた。
普段から装備しているドレス「ゾーリャ」と魔女の黒手袋は、今は亡きイグレーヌの仲間たちを偲んだ喪服姿を表している。
聖十字架等のアクセサリーはエクラ教徒の証にして、死者を弔う為に常に身につけている物だ。
「どうか、死者が迷わず光へと誘われるよう……」
花束を燃やしながら、イグレーヌは祈る。今は亡き仲間達の顔も思い浮かべながら。
母親の思い出の品を燃やし終えたソニアと、ソニアの母親の形見である短剣を胸の位置で両手で握り締めるエリー。側ではコントラルトが見守っている。
2人の少女の肩に手を置き、共に炎を眺めながら綾瀬は優しい声で語りかける。
「せっかくだから、2人の家族の事を教えて頂戴」
「私の母は……どこか男っぽいところがあって……だから、短剣ひとつで……私とエリーちゃんを逃がすために……」
「エリーのママはね……優しかったな。一度も怒られたことがないもん」
瞳に涙を浮かべた2人の話を、綾瀬はただ黙って聞き続けた。
■
遺族が故人の想い出の品を燃やし終えたあと、一気に雰囲気が変わった。
賑やかさが増し、酒と一緒にグリムバルトの作った沢山の料理が振る舞われた。
一通り楽器が演奏できる時雨から教わった2人の少女。ソニアがリコーダーを吹き、エリーが楽しそうにタンバリンを叩く。
2人に演奏を教えた時雨がフルートを吹き、真がリュートを奏でる。
よりお祭りらしくなった村の中を、楽しそうな様子でイングヒルトが歩き回る。
「戦闘追悼は知る事が出来ましたが、お祭りも知りたいですね! 知りたいことが多いんです! 多すぎるんです!」
興奮するイングヒルトの前を、たまたまアオユキが通りかかる。
丁度良かったとばかりに、イングヒルトはアオユキの腕を掴んだ。
「アオユキは精霊とお話しをしましたか? 私は知りたいとお話しをしました。アオユキは何を成し遂げ、どうなりたい! ってありますか? 私は今の貴方に聞きたいです!」
「そ、そんないっぺんに聞かれても! ア、アタシはそうだな……世話になってるこの村を守りたい、とは思うよ」
思い思いに歌ったり、踊ったり、食べたり、飲んだり。笑顔で魂を送ろうと、誰もが心からお祭りを楽しむ。
時間はあっという間に過ぎ去っていく。それまで明るい曲ばかりを選んで演奏していた真が、提案するように言葉を発した。
「少しだけ鎮魂のための穏やかな曲を演奏したい。悲しい空気にしたいのではなく、生きている者も、去ってしまった者も穏やかに別れを告げられるような、そんな感じの曲だ。あまり、柄に合わないかも知れないが」
誰も反対はせず、一晩続いた祭りを締めくくるように、真が鎮魂の曲を奏でる。
誰かが小さな声で「さようなら」と呟いた。それが合図となったかのように、村のあちこちで涙を流す音が聞こえた。
けれど村を包むのは悲しみだけではなかった。真の曲が終わる頃には、泣いていた村人たちは笑顔を拭き、しっかりと明日を見ているように思えた。
村人たちの別れが済んだのを悟った真が曲を終えると、今度は村のあちこちで笑顔を浮かべる人たちが目立ち始めた。いつまでも悲しんではいられないとばかりに。
ひとりで静かに飲んでいたイグレーヌは明け方、バイオリンを弾き始める。
「(死者の魂には花束を、生者の想いにはレクイエムを……)」
バイオリンの音を吸い込むように夜の闇は消え、穏やかな光が村に降り注ぐ。今日もまた、朝がやってきたのを教えるために。
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相談卓 イングヒルト・バーテン(ka4311) エルフ|14才|女性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2016/01/27 09:28:54 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/01/23 21:44:20 |