第1回能力者対抗模擬戦大会

マスター:真太郎

シナリオ形態
イベント
難易度
普通
オプション
参加費
500
参加制限
-
参加人数
1~25人
サポート
0~0人
報酬
無し
相談期間
5日
締切
2016/03/28 22:00
完成日
2016/04/05 06:21

みんなの思い出

思い出設定されたOMC商品がありません。

オープニング

「戦意高揚のため、能力者同士の模擬戦を大々的に行ってみてはどうだろうか?」
 世界に数あるハンターオフィスの1つで、オフィスのマスターが急にそんな事を言い出した。
「はぁ? 何言ってんですかマスター?」
 職人の1人が呆れ顔でマスターを見る。
「歪虚の勢力が活発になっている昨今。住人は怯え暮らしている。
 だが優秀な能力者の戦いっぷりを住人に見せればきっと安心させられるに違いない!!
 市民は能力者達が本気で戦っている姿など見た事がないだろうから、きっと大勢押しかける事だろう」
 マスターは熱く語ったが、職員の目は冷めていた。
「で、ホントの目的はなんですか?」
「見物料を取ればガッポガッポと儲かるに違いない」
 マスターは明け透けな人物だった。
「はぁ……そんな事だと思いましたよ」
「ボッタクるつもりなどないぞ。戦意高揚になる事も確かだ。住人への娯楽にもなるだろう。何一つ悪い事はないではないか」
「まぁ、そうですけどね」
 職員もマスターに悪意がない事は分かっている。こういう人なのだ。
「おそらく総長も反対しないだろう。やる価値はあると思うのだが、どうだろう?」
「いいんじゃないですか。でも僕は手伝いませんよ。草案はマスターが考えて下さい」
「うむ!」
 マスターは満足気に頷くと、すぐさま草案を作り始めた。
 そしてハンターズソサイエティ本部の認可も無事に下り、能力者対抗模擬戦大会が行われる事が決まった。

リプレイ本文

 試合場に集まった多くの観客が熱い試合を期待して選手達を見守る中、大会は開始された。

 1回戦第1試合
榊 兵庫(ka0010)vsレイオス・アクアウォーカー(ka1990)

「模擬戦とはいえ真剣勝負。こいつは楽しみだぜ」
「榊流五百年の精華を今ここでお目に掛けよう」
 試合開始早々に榊が『狼牙一式』で間合いを詰めて突きを放つ。
 レイオスはランス「アヴァンツァーレ」の長大さを活かして受け止めると『カウンターアタック』を仕掛けた。
 だが、榊はレイオス『カウンターアタック』に更に『カウンターアタック』を合わせて1本決める。
 レイオスはランスの間合いで戦おうとするが、榊の脚を使った一撃離脱を捉え切る事ができず、十数合の打ち合いの末に榊が再び1本取り、勝負を決めた。
「負けたか……でもCAM用の武器で戦かったお陰で客は盛り上がってくれたみたいだな」



 1回戦第2試合
オウカ・レンヴォルト(ka0301)vs柊 真司(ka0705)

「模擬とはいえ、全力は尽くす、ぞ」
「買っても負けても恨みっこ無しだ。よろしく頼むぜ」
 互いに機導師の2人の試合は『ファイアスローワー』の放ちあいで始まった。
 2人は避けられず武器で受け止めると、真司は『攻性防壁』を、オウカは『攻性防壁』と同じ効果の『禍津祓・満月鏡』を発動。
 互いに電撃が襲い掛かるが、真司は外れ、オウカには命中。それが明暗を分けた。
「まったく同じ作戦を考えてるとは思わなかったよ」
 真司は痺れて動けないオウカに銃弾を2発当て、勝負を決めた。
「……勝負は時の運、負けは負け、か……。だか…少し、くやしい、な」



 1回戦第3試合
時音 ざくろ(ka1250)vs央崎 枢(ka5153)

「さーて、ざくろの力がどれくらい通じるかな?」
「勝ち抜きかー……一発勝負だね」
 枢はざくろ軸に左右に円周を沿うような動きで徐々に距離を詰め、剣の間合いに入った瞬間『飛燕』で斬りかかった。
 しかし鎌で受け止められたため、枢はすぐに地面を蹴って一撃離脱した。
「超起動パワーオン! 弾け飛べ」
 だがざくろの発動した『攻性防壁』の電撃が枢に襲い、体を痺れさせる。
 そして痺れている間に2撃喰らい、決着がついてしまう。
「くっそー、せめて1勝はしたかった……。でもまぁ手合せありがとな」



 1回戦第4試合
ヒース・R・ウォーカー(ka0145)vs米本 剛(ka0320)

「全力を尽くすのは当然の事。勝利あるいは敗北までの過程を愉しむとしようかぁ」
「自分は相手が何方だろうと全力で当たるのみ」
 両者ともに距離を詰めあい、米本はヒースが偃月刀の間合いに入った瞬間、斬撃を叩き込んだ。
 ヒースは刃の軌道を見切って避けると同時に『瞬影』を発動し、2連撃を放つ。
 1撃目は受け止められたが、2撃目は命中する。
「見事です」
 米本は賞賛しながら神道之拾壹『光導』を発動。放たれた光の奔流がヒースを貫く。
「くっ……」
 互いに1本取り合った2人は更に何度も刃を結び合う。
 両者の力はほぼ互角だったがヒースは米本の堅い防御が崩せず、一瞬の隙をつかれて1本とられ、米本が勝利した。
「元々優勝も賞金も興味は無い。ただ戦い、学び、自らの強さに変えるだけだからねぇ。だから得た物は大きかったよ」
「自分もです。良い試合でした」



 1回戦第5試合
ナツキ(ka2481)vsアルマ・アニムス(ka4901)

「対人戦、あまりやったことない……。でも今後のために、ここで経験を積んでおく。きっといつか役に立つ」
「お手柔らかにお願いしますっ」
 ナツキは『守りの構え』を発動して慎重に近づいていった。
 そしてアルマの放った銃弾を避けた直後に『踏込』で一気に間合いを詰めて『刺突一閃』を放ち、アルマに攻撃を当てた。
 しかしアルマは『攻性防壁』を発動させて電撃を放つ。
 だが手元が狂ったのか電撃はナツキに当たらなかった。
「チッ!」
 アルマは『攻性防壁』とのコンボで使うつもりだった『青星の魂』を発動。
 ナツキは放たれた青い焔に包まれたが、どこかに当たりさえすればいいとグレイブをがむしゃらに振り回した。
 すると『蒼断』でトドメを刺そうとしていたアルマの義手にコツンと当たった。
「あっ!」
「あ……」
 一瞬、互いを見つめあう2人。
「あははっ……さすが、お強いですっ」
「いえ、そんな……」
 こうしてナツキは半分実力で、半分は運で勝利した。



 1回戦第6試合
八劒 颯(ka1804)vs神楽(ka2032)

「どりる機導師はやて見参ですの!」
「俺は戦うのは好きなんじゃないっすけど勝つのは好きなんす。なにより賞金が欲しいんっす! だから勝たせてもらうっすよ!」
 颯は試合開始と同時に『ジェットブーツ』を噴射。一瞬で間合いを詰めてドリルを振りかぶる。
「ドリルチャージ!!」
「へぶぅ!!」
 神楽は試合開始から5秒も経たずにドリルを喰らって吹っ飛び、ダウンした。
(ちょ……コレ、まともにやってら勝てないっす……)
 策を考えた神楽はその場で土下座する。
「俺が悪かったっす。許して欲しいっす!」
「え? 許すって、何をですの?」
 颯が呆気に取られた瞬間『ファミリアアタック』を発動。
「な~んちゃって、行けパルムっす!」
 パルムで颯の後頭部に蹴りを入れた。
「あ! 卑怯ですわよ!!」
「騙される方が悪いんすよ!」
 神楽は追い打ちをかけようとしたが、颯の発動した『攻性防壁』の電撃を浴びて動けなくなる。
「あれ?」
 颯のドリルがギュイーンと唸る。
「あの……俺が悪かったっす。許して欲しいっす」
 ガリガリガリガリガリッ
「ギャーーー!!」
 もちろん許してもらえず、颯が勝利した。



 2回戦第1試合
榊 兵庫vsイレーヌ(ka1372)

 榊は1回戦と同様に刺突の構えを取る。
「真剣勝負だからね。手は抜かないよ」
 対してイレーヌは榊の『狼牙一式』に合わせて機杖を振り下ろした。
(速い!)
 イレーヌの攻撃が先に当たると判断した榊は咄嗟に身を捻って避け、『狼牙一式』も外れる。
 イレーヌは避けた榊を追って今度は『ストライクブロウ』を叩き込む。
 榊は槍で受けたが、重い衝撃が走る。
 その衝撃を槍を傾けて受け流すと榊は『カウンターアタック』を仕掛けた。
 しかしイレーヌは杖を旋回させて辛くも受け止めた。
 だが榊は身を屈めて『薙ぎ払い』を放つ。
 防御が間に合わないと悟ったイレーヌは全力で杖を振り下ろす。
 榊の槍はイレーヌの脛を打ち、イレーヌの杖は榊の肩を打った。
 相打ちだ。
「やるな」
「やるね」
 互いに不敵な笑みを見せて更に打ち合う。
 速度は榊が上だが、防御の堅さはイレーヌが上だ。
 互いに決定打を見出せぬまま十数回にも及ぶ打ち合いが続く。
 やがて脚を使い続けて一撃離脱を繰り返していた榊がふっと息を整えた。
 その瞬間を逃さずイレーヌは『フォースクラッシュ』を叩き込んだ。
 榊は上段で受けたが、今までで最も重い衝撃が腕を襲う。
 受け流す前に力で押し切られ、杖は槍を押し下げてそのまま肩を殴打し、勝負が決まった。
「ドワーフの筋力と頑丈さ、甘く見たな」
「まだまだ鍛錬が足りなかったか。より修練を積まなくては、な」



 2回戦第2試合
柊 真司(ka0705)vsミリア・コーネリウス(ka1287)

「私が優勝して、ついでにお前の仇もとってやるよアルマ」
「ミリアがとっても強いのは知ってますから、全力で応援しますよ」
 1回戦負けしたアルマを慰めていたミリアは婚約者の声援を受けながら試合場に立った。
 真司は初手に『ファイアスローワー』を放ったが、1回戦を見ていたミリアはそれを読んでおり、来ると分かっていれば防ぐのは容易かった。
 ミリアは間合いを詰めると『ヒッティング』で斬りかかる。
 だが真司は易々と避けて距離を取り、銃弾を撃ってきた。
 ミリアは銃弾を大刀で防ぎながら追いすがって斬りかかるが、ことごとく避けられてしまう。
「そうそう食らうわけにはいかねぇな」
(身が軽くて射撃も正確で機導も使ってくる。厄介な相手だ)
 だがミリアが焦れる事なく果敢に攻め続け、冷静に真司の魔導拳銃の残弾を数えた。
 そしてリロードの時を狙って一気に攻勢をかける。
 急な攻勢で真司もミリアの意図を見抜き、リロードしながら『ファイアスローワー』を放つ。
 今度はミリアも防御が間に合わず命中してしまったが、構わず『ヒッティング』を発動。
 ミリアの大刀が真司の防御を擦り抜けてヒットする。
(問題は次に来る攻性防壁……)
「こいつが避けれるかな?」
 ミリアは予測していた電撃が放たれる直前に大刀の巨大な刀身を真司の眼前に翳した。
 するとその瞬間だけミリアが真司に見えなくなる。
 電撃はほとばしったが外れたらしく、巨大な刀身が真司に振り下ろされてきた。
「くっ!」
 真司は大刀を避けると距離を取り、弾丸を放つ。
 ミリアは弾丸を大刀で受けると『カウンターアタック』を発動。
「さて、この剣の外へ逃れられるかな?」
 大刀を全力で薙ぎ払う。
 斬魔刀「弥々切丸」の長大な刃は距離をとった真司にも易々と届き、その身を打ち据えた。
「負けちまったか……。まだまだ精進しねぇといけないって事だな」



 2回戦第3試合
時音 ざくろvs保・はじめ(ka5800)

「相手は強敵ですが、1回くらいは勝っておきたいものです」
 保は確実に先手を取るべく試合開始と同時に『禹歩』を発動すると、全力で『攻性防壁』すら届かない距離まで離れた。
 ざくろが距離を詰めてくるとその分また離れる。
 しばらくそんな追いかけっこが続いた。
「逃げてばかりじゃ勝てないよー」
「これが僕の戦術なんです」
 仕方なくざくろは距離を開けたまま保の出方を伺った。
 保はその機を逃さず『風雷陣』を発動。ざくろに雷撃が降り注ぐ。
 しかしざくろに避けられ、一気に距離を詰められる。
(くっ、かくなる上は!)
 保は逃げから一転、0距離まで詰め寄った。
 虚を突かれたざくろだが『ファイアスローワー』で迎撃。
 だが保は『桜幕符』で防いでざくろの横をすり抜け、死角から殴りかかる。
(ここまで近づけば武器は使えず使えるスキルも限られる)
 ざくろは振り返りざまに殴られたが、その腕を掴む。
 保は逆の手で更に殴ろうとしたが、ざくろの手から『機導剣』の刃が伸び、掴まれた腕を刺し貫かれた。
「っ!」
 保は痛みに耐えながらも殴ったが、防がれた上に『攻性防壁』の電撃も浴びた。
「いい作戦だったけど、ざくろは0距離で戦えるスキルも持ってるんだ」
 ざくろは動きを止めた保に一撃加え、勝負を決めた。
「勝てませんでした……残念ですが仕方ありませんね」



 2回戦第4試合
米本 剛(ka0320)vsアイビス・グラス(ka2477)

「今の自分がどれだけ通じるか、試してみるわ」
「ならば自分も日頃の武の研磨が如何程のものか測らせていただこう」
 米本は真正面から受ける構えで間合いを詰めてくる。
 対するアイビスは『ランアウト』を発動すると真正面から仕掛けた。
 米本は上段からの偃月刀を斬り下ろしたがアイギスは避けて懐に飛び込み、突きを放つ。しかし柄で受け止められた。
 米本は更に袈裟切りを放つが、アイビスに身を反らしてギリギリ避けて回し蹴り。
 蹴りを再び柄で受けた米本は軸足を払おうとしたが、アイビスは『アームズダンシング』を発動。
 蹴り足を米本の肩に置いて軸として逆足で跳躍すると、空中で身を捻って肘で米本の側頭部を殴打した。
「むぅん!」
 だが米本はアイビスが浮いている間に『光導』を発動し、光の波動を浴びせた。
「この程度なら!」
 衝撃でアイビスはわずかに体勢を崩しながらも着地する。
「おぉ!」
 だが間髪いれず米本の斬撃が振り下ろされてくる。
 アイビスは咄嗟に頭上で腕を交差させ、篭手で受け止めた。
「くっ!」
 だがその重い一撃で膝をつく。
 米本はその隙を逃さず偃月刀でアイビスを薙ぎ払うように振るう。
 アイビスは片膝をついたまま両腕を前に揃えて受け止める。
 そして身を反らして刃を斜め上に受け流しつつ、片足で柄を蹴り上げた。
 武器と連動して米本も体が少し流れた隙に懐に入り込み『蓮撃』を発動。正拳突きを放つ。
 辛くも一撃目は受け止めた。だが続く2撃目は間に合わず、アイビスの拳は米本の胴に打った。
「お見事です!」
「ありがとう。でもまだまだ修練を積まないと」




 2回戦第5試合
ボルディア・コンフラムス(ka0796)vs玉兎 小夜vs(ka6009)

「日頃鍛えた訓練の成果を見せる時。いくぜ!」
「イイ! 実にイイ修行場だよ!」
 ボルディアは一撃必殺のカウンターを狙うため斧を大上段に構え、威圧するようにゆっくり歩いて接近。
 防御など全く考えず、がら空きの胴を見せて誘いをかけた。
 対する玉兎は刀を鞘に収めたまま相手が来るのをじっと待つ。
 そしてボルティアが刀の間合いに入った瞬間『宵』と共に『二連之業』を発動。
 一方、ボルティアはフェイントの可能性も考え『敵の攻撃が間違いなく自分に当たった』事を確認してから強襲する作戦だった。
 だがそれが仇となる。
 玉兎の居合いがボルティアの胴を薙いだ。
「テメェはもう俺の牙の内だ!」
 ボルティアはその直後に『ワイルドラッシュ』を仕掛けるつもりだったが『宵』に効果により体が一瞬硬直してしまう。
「なに!?」
 その間に玉兎の刀は鞘に戻っており、2撃目の居合いが放たれた。
 それで勝負は決まった。
「上手く二回当たったから勝ちだったりっ」
「攻撃してくる瞬間、敵は最も無防備になる、って誰かが言ってたんだよ……」



 2回戦第6試合
ナツキvsアシェ-ル(ka2983)

「自らの力量を知る良い機会です! 母なる大地よ、ここに生まれ、我を守れ! アースウォール!」
 アシェ-ルは試合開始と同時に足元に『アースウォール』で壁を作り、自身を乗せて持ち上げた。
「え……」
 『守りの構え』で様子見していたナツキは予想外の戦術に一瞬呆然となる。
「……氷よ、全てを封じ、全ての刻を止める絶対なる力よ! 我が敵に凍てる爆発を与えたまえ! 氷凍榴弾!」
 その隙にアシェ-ルは『氷凍榴弾』を発動。
「さささ寒い……」
 冷気の嵐に曝されたナツキは氷漬けにされてしまう。
「……炎よ、森羅万象を灰燼と帰す絶対なる力となりて、あらゆるものを焼き尽くせ! 炎弾!」
 アシェ-ルは動けなくなったナツキに『炎弾』を投げつけた。
「熱っ! 熱っ!」
 ナツキは冷気と熱気を連続で浴びせられて敗退。
「2回戦敗退……。でもけっこうがんばった。わたし」
「大勝利なのです♪」
 アシェ-ルの戦術が上手く機能しての勝利だった。



 2回戦第7試合
八劒 颯vsレーヴェ・W・マルバス(ka0276)

「実質近接戦闘の映える試合じゃなぁ。こりゃあ猟撃士だってやれるってところを魅せなければなるまいて」
 レーヴェは『ジェットブーツ』で突進してくる颯のドリルに対して弾幕で対抗した。
「当たればよいのじゃ、当たれば」
「弾けばよいのですわ、弾けば」
 対する颯はドリルで銃弾を弾きながら突貫した。
「ドリルチャージ!」
 だがレーヴェは『クローズコンバット』を発動しながら思いっきり身を低くしてドリルを避ける。
 更に身長差を活かしたカウンターの頭突きを鳩尾に入れた。
 すると颯の『攻性防壁』が働き電撃が放たれたが、レーヴェは頭突きと同時に脚を颯の股の間に差し込んで体勢を崩していたため、電撃は反れてしまう。
 颯は体勢を崩したまま牽制の意味も込めて『びりびり電撃どりる!』を放つ。
 レーヴェは身を横に投げ出して避けると床を転がりながら拳銃を乱射。
 颯はドリルで弾を弾くとドリルで突きかかる。
 レーヴェも銃身で防ぐと近距離から発砲したが、颯はドリルで銃身を反らして避ける。
 レーヴェはバックステップで距離をとりつつ更に発砲したが、これも弾かれた。
 そうして一進一退を続けたが、やがてレーヴェが弾切れを起こす。
「今ですわ!」
 その隙を逃さず颯はドリルで突いた。
 レーヴェは銃身で辛くも防ぎ、そして、0距離から発砲。
「え?」
 颯の体に着弾した。
「どうして? 弾切れだったはずです」
「ドリルを防いだ直後に『クイックリロード』したんじゃよ」
「そうだったのですか……参りましたわ」



 2回戦第8試合
葛音 水月(ka1895)vsライラ = リューンベリ(ka5507)

「対人戦は自信ないんですけど……初戦がメイドさんとは思いもしなかった。どうなるでしょー?」
「メイドだと思って甘く見てると痛い目を見ますよ。さあ折角の大会です。もっと盛り上げましょう」
 ライラが嬉々とした様子で間合いを詰め、鞭を振るった。
 水月は身を反らして避けると懐に飛び込もうとする。
 だがライラは手首を返して鞭の軌道を変え、再び水月を打とうとした。
 水月はバックステップで避けたが、刀の間合いから離れてしまう。
「ふふっ、私の鞭の味はいかがですか?」
「う~ん、結構厄介かなー」
 水月は間延びした返事をしながら『ランアウト』で一気に間合いを詰めた。
「!?」
 驚くライラの眼前に水月の刀が迫る。
 ライラは『マルチステップ』を発動すると上体を大きく後ろに反らして避け、そのままバク転。
 水月は追ってきたが、刀の間合いに入った瞬間ライラは『ランアウト』で鞭の間合いまで距離を開ける。
 そして『マルチステップ』を発動し、波打つような複雑な軌道の鞭を振るった。
「これを避けられますか!」
 避けられないと判断した水月は刀で受けた。
 すると鞭は刀に絡み、手から奪い取ろうとしてくる。
 水月が抵抗すると、ライラとの綱引きになった。
 水月はライラの引く力に合わせて一気に前に出た。
 その動きをライラは読んでおり、刀から鞭を解いて迎撃しようとする。
 しかし水月は『フェイトアタック』を仕掛け、ライラを一瞬惑わせる。
 その隙を突いて刀を走らせ、ライラに一撃加えた。
「まだです!」
 ライラは手首を返して鞭を振るってくる。
「かかったね……」
 水月はわざと刀に絡むように受けると『瞬影』を発動。
 刀を引いてライラの体勢を崩し、頭をポコンと叩いた。
「あ……」
「僕の勝ちだねー」
「ふふっ、私の負けですね。お見事です」



 3回戦第1試合
イレーヌvsミリア・コーネリウス

 互いにパワーファイタータイプの2人は真正面からぶつかり合った。
 2人とも回避は最小限で、互いの武器を相手に叩き込む。
 イレーヌの機杖が唸りを上げて振り下ろされ、ミリアの大刀が風を切って薙ぎ払われる。
 互いに一歩も引かず、試合場のど真ん中で武器のぶつかり合う重低音が何度も響く。
 一瞬の隙も見せられない。瞬きしただけで相手の武器が自分を打ちのめすに違いない。
 そんな拮抗を崩したのはミリアだった。
 イレーヌの杖を大刀の最も力のかかるポイントで受けると『カウンターアタック』を発動。
「おおおぉぉー!」
 渾身の力で掬い上げるような一撃を杖に叩き込んだ。。
 杖が手からもぎ取られそうな衝撃で腕が上がり、胴ががら空きになる。
「もらった!」
 その胴を狙って大刀を薙ぐ。
「ドワーフの筋力なめるな!」
 しかしイレーヌも頭上に上がった腕に力を込め『ストライクブロウ』を発動して振り下ろす。
 大刀は胴を薙ぎ、杖は頭を打った。
 共に1本。
 先にもう一撃入れた者が勝つ。
「道は己で切り開くッ!」
 イレーヌは続けて『フォースクラッシュ』を発動。
 対するミリアは大刀を床に突き立てて背負い、幅広い刀身で杖を受けた。
 床を支点に全身の筋肉で大刀を支え『フォースクラッシュ』の衝撃に耐える。
「今度はボクの番だ!」
 ミリアは身を捻って勢いをつけながら『ヒッティング』を発動。捻りと遠心力も加えて大刀を薙ぎ払う。
 イレーヌは渾身の一撃を放った後で体勢が崩れており、杖で防ごうとしたが間に合わない。
 大刀の直撃を受けたイレーヌはその威力で吹っ飛ばされ、床に叩きつけられた。
「威力さえ考えなければこうなるな」

 試合後、観客の中からオウカを見つけたイレーヌは声を掛けた。
「私も負けてしまったよ。ま、私はベスト8まで残ったけど」
「むぅ……」
 普段から無愛想なオウカだが、今はやや悔しそうに見える。
「ともかく飲みに行こう。良い汗をかいた後のビールは格別だからな」
「……賞金で飲めればよかったのにな」
「まったくだ」
 2人は微笑を浮かべあい、町の酒場に繰り出したのだった。



 3回戦第2試合
時音 ざくろvsアイビス・グラス

(鎌のリーチと機導術が厄介よね……とにかく拳の間合いに入らないと)
 アイビスは悩んだが結局ざくろの真正面から攻めた。
 対するざくろは鎌の間合いに入ったところで薙ぎ払う。
 その瞬間アイビスは急停止。目の前ギリギリを鎌の刃が通過したところで『ランアウト』を発動。
 一気に鎌の間合いの内側に入った。
 しかしそれを見越していたざくろは『ファイアスローワー』を放つ。
「これが時音驚異のメカニズムだっ!」
 だがアイビスもそれは読んでおり『アームズダンシング』を発動。
 地面に胸が付きそうなほど屈んで避けると『連撃』を発動しつつ足払いをかける。
 ざくろは反射的に跳ねて避けた。
 するとアイビスは地面に手をつき、手を支点に屈んでいた身を伸ばすと、体の浮いたざくろを狙って蹴りを放つ。
 ざくろは防御しようとしたが間に合わない。
「超起動パワーオン!」
 だが当たった蹴りで『攻性防壁』を発動し、電撃を放つ。
 体勢の崩れていたアイビスだが、手で体を支えて倒立し、足を振って体を回転させる事で照準を狂わせ、電撃を避けた。
 しかしアイビスが両足で立って動きが止まった瞬間を狙い、ざくろが鎌を振り下ろす。
「わっ!」
 アイビスは咄嗟に両手で刃を左右から挟んで止めた。白刃取りだ。
「よく受け止めたね。でも両手は使えず動きも止まったよ」
 ざくろは腕を伸ばすと『機導剣』を発動。
「必殺ハイパー機導剣!」
 掌から伸びた光の刃がアイビスを貫く。
「く……届け!」
 アイビスは貫かれながらも精一杯足を伸ばして蹴りを放った。
 鎌は長いため普通なら届かない。
 しかし当たった。
 ざくろが腕を伸ばしていたため、腕には届いたのだ。
「今ほど背が高くてよかったと思った事はないわ」



 3回戦第3試合
玉兎 小夜vsアシェ-ル

「……母なる大地よ、ここに生まれ、我を守れ! アースウォール!」
 アシェ-ルが作り出した壁で高みに上がる。
 それに対して玉兎は。
「さよならうさぎー」
 思いっきり逃げた。
「え……」
 アシェ-ルが呆然とする。
 そう、アシェ-ルは壁の上から動けないので、魔法の範囲外に出ればいいのである。
 やがて時が経ち、壁は塵となって消えた。
「うぅ……でもまだ私の魔法が破れた訳ではありません」
 アシェ-ルが杖を構えて玉兎を待ち受ける。
 ここからはアシェ-ルが魔法を当てるか、玉兎が魔法を掻い潜って刃を当てるか、という勝負になる。
「……氷よ、我が敵に凍てる爆発を与えたまえ! 氷凍榴弾!」
 アシェ-ルは玉兎が射程に入った瞬間に『氷凍榴弾』を放った。
 冷気の暴風は玉兎に命中し、その体を凍てつかせる。
「このくらいの寒さへっちゃらー」
 しかし玉兎は『行動阻害』のバッドステータスには耐え、止まらず突っ込んできた。
「やりますね。でもこれで終わりです!」
 アシェ-ルが続けて『炎弾』を放つ。
「ジャーンプ!」
 しかし玉兎は炎の塊をぴょんぴゅんと跳ねて避けた。
「そんな……」
 そして玉兎は遂にアシェ-ルを刀の間合いに収める。
「いっくぞー。ヴォーパルバニーがその首、刻み刈り獲らんっ」
 『宵』と『二連之業』を発動し、居合いを放つ。
 スカっと外れた。
「あれ?」
 2撃目。
 スカッ。
「あれれ?」
 玉兎が首を傾げている間にアシェ-ルが魔導拳銃を撃って当てる。
「あぅ!」
 それで勝負がついた。
「ぅ~……か弱い兎に本気だすなんてー」
「……か、形はどうあれ勝ちは勝ちです!」



 3回戦第4試合
レーヴェ・W・マルバスvs葛音 水月

 水月はレーヴェに弾幕を張られる前に『ランアウト』で一気に間合いを詰め、刀を薙ぎ払った。
 レーヴェは膝を折って身を反らしながら避けると、拳銃を腰だめに構えて発砲。
 水月は身を捻って辛くも避ける。
 レーヴェは更に追い撃ちをかけたが、水月は刀で弾き、返す刀で斬りかかる。
 だがレーヴェは銃身で受けると鍔を掴み、銃口を水月に向けた。
 水月は咄嗟に銃身を掴んで銃口を自分から外す。 
 すると互いに相手の武器を掴んで向かい合う形になった。
「まさか銃でここまで接近戦ができるとはねー」
「接近すれば有利と思うたか? ドワーフなめんなし」
 レーヴェは鍔を離すと『クロースコンバット』を発動し、背の低さを活かして水月の懐に入り込む。
「おっと」
 危険を察した水月が銃を離して離れると、レーヴェはすぐに発砲。
 水月は銃弾を刀で受けて『瞬影』を発動。
 そのまま斬りかかると見せて『フェイントアタック』でレーヴェを惑わし、二段突きを放った。
 放たれた刃はレーヴェの左右の肩に刺さり、決着がつく。
「あはっ、今回は僕の勝ちみたいですねー」
「私らは後方支援が主で、花を持たせるのが仕事じゃ。されどやればできるとゆうのは魅せられた。それでよい」



 3回戦も終わり、勝ち残った4人よる準決勝が始まる。

 準決勝第1試合
ミリア・コーネリウスvsアイビス・グラス

 ミリアは真正面から挑み、アイビスを間合いに捉えた大刀を薙ぎ払った。
 アイビスは大刀を掻い潜って懐に入ろうとする。
(っ!)
 だが、攻撃が想像以上に速く正確だったため、直前で身を引いた。
(速い……)
 ミリアは次々と大刀を繰り出してくるが、アイビスは間合いの外に退がる事しかできない。
「どうした? 逃げてばかりじゃボクは倒せないよ」
 アイビスは挑発には乗らず、ミリアの挙動を注視しながら回避に専念する。
 やがてミリアは焦れたのか今までよりも大きく前に踏み込んできた。
 その瞬間、アイビスは『ランアウト』で一気に懐に飛び込む。
 だがミリアは大きく踏み込んだ直後にバックステップしながら『ヒッティング』を発動し、大刀を薙ぎ払った。
 ミリアの動きはアイビスを引き込むための誘いだったのだ。
(しまった!)
 アイビスは『アームズダンシング』を発動して避けようとしたが間に合わず、一撃喰らう。
 しかし今は自分の間合いで好機だ。
 アイビスは大刀を足で踏みつけて封じ『連撃』を発動。正拳突きを2連続で放つ。
 一撃目は受け止められたが2撃目は顔面にヒット。
 しかしミリアは構わず片腕でアイビスごと大刀を振り上げた。
 恐るべき膂力である。
「えっ!」
 そして浮かしたアイビスを大刀で薙ぎ払い、勝負を決めた。
「苦い敗北だわ……。乗り越えなきゃいけないわね、今の自分を」
「いや、アンタは強かったよ。今回は勝たせてもらったが実戦じゃ結果は違うと思うぞ」



 準決勝第2試合
アシェルvs葛音 水月

 『アースウォール』は既に攻略法が明かされたので使わず、アシェ-ルは試合開始と同時に『氷凍榴弾』を放った。
 水月は『ランアウト』で『氷凍榴弾』の前に飛び出し、放たれたマテリアル銃弾が炸裂して冷気を噴き出す前に刀で弾き飛ばした。
 そのため冷気の嵐は水月から外れたところで起きる。
「まさか……そんな事ができるなんて」
「その術は2回も見せて貰ったからねー」
「くっ……炎よ、あらゆるものを焼き尽くせ! 炎弾!」
 アシェ-ルは続けて『炎弾』も放った。
 水月は放たれた桃色の球体も炸裂前に刀で弾くと『瞬影』を発動。
 アシェ-ルに刀を軽く2回当てて勝敗を決した。
「はい、試合終了ー」
「こんなにあっさり……もっと修練を積まないといけませんね」



 決勝戦
ミリア・コーネリウスvs葛音 水月

 ここまでの試合で両者の手の内はほぼ知られている。
 そうなると勝つには持てる力の全てを使って戦うしかないだろう。
 ミリアは試合開始と同時に間合いを詰めると『ヒッティング』を発動。真っ正直な一撃を放った。
 水月な刀で受けると刃を滑らせて受け流しつつ前に進んで間合いを詰める。
 そしてそのままミリアの胴に斬りかかったが、指で刃を摘んで止められた。
「あなた人間ですかー?」
「刃の摩擦で勢いが弱ってからできたのさ」
 ミリアは刃を摘んだまま水月の腕を狙って大刀を斬り上げた。
 水月は一瞬刀を放して避けてからすぐに掴み直し『瞬影』を発動。
 強引に刀を引いて手を切ろうとしたが、意図を読まれて離された。
 しかしすかさず『フェイントアタック』でミリアの動きを一瞬止め、その隙に一撃入れる。
 だがフェイントで一撃喰らうのは想定内で、ミリアは『カウンターアタック』を発動。
 攻撃直後の水月は防御が一瞬遅れ、防ぎはしたが刀は手を離れて頭上に飛ばされた。
「貰った!」
 その隙を逃さずミリアは『ヒッティング』を発動。渾身に一撃を叩きつけた。
 水月は腕を交差して受けようとしたが勢いを殺しきれずに肩を殴打される。
「く……」
「トドメ!」
 ミリアがトドメの一撃を加えようと大刀を構えた瞬間、水月は『ランアウト』を発動してミリアの脇を擦り抜けた。
「逃がすか!」
 ミリアが振り返りながら大刀で薙ぎ払おうと直後。
 水月に刀でプスリと刺された。
「なに!?」
 水月は刀を飛ばされたのはわざとで、『ランアウト』は刀を回収するためだったのだ。
「苦肉の策だったけどまさか勝てちゃうなんて、です。嬉しーですね♪」
「負けたか……。流石に決勝で負けると悔しいね。でもいい勝負だったよ」
 ミリアが笑顔で手を差し出すと、水月も笑顔で握手を交わした。


 こうして第1回能力者対抗模擬線大会は『葛音 水月』の優勝で幕を閉じたのだった。

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MVP一覧

  • 英雄譚を終えし者
    ミリア・ラスティソードka1287
  • 黒猫とパイルバンカー
    葛音 水月ka1895

重体一覧

参加者一覧

  • 亜竜殺し
    榊 兵庫(ka0010
    人間(蒼)|26才|男性|闘狩人
  • 真水の蝙蝠
    ヒース・R・ウォーカー(ka0145
    人間(蒼)|23才|男性|疾影士
  • 豪傑!ちみドワーフ姐さん
    レーヴェ・W・マルバス(ka0276
    ドワーフ|13才|女性|猟撃士
  • 和なる剣舞
    オウカ・レンヴォルト(ka0301
    人間(蒼)|26才|男性|機導師
  • 王国騎士団“黒の騎士”
    米本 剛(ka0320
    人間(蒼)|30才|男性|聖導士
  • オールラウンドプレイヤー
    柊 真司(ka0705
    人間(蒼)|20才|男性|機導師
  • 自爆王
    紫月・海斗(ka0788
    人間(蒼)|30才|男性|機導師
  • ボルディアせんせー
    ボルディア・コンフラムス(ka0796
    人間(紅)|23才|女性|霊闘士
  • 神秘を掴む冒険家
    時音 ざくろ(ka1250
    人間(蒼)|18才|男性|機導師
  • 英雄譚を終えし者
    ミリア・ラスティソード(ka1287
    人間(紅)|20才|女性|闘狩人
  • 白嶺の慧眼
    イレーヌ(ka1372
    ドワーフ|10才|女性|聖導士
  • びりびり電撃どりる!
    八劒 颯(ka1804
    人間(蒼)|15才|女性|機導師
  • 黒猫とパイルバンカー
    葛音 水月(ka1895
    人間(蒼)|19才|男性|疾影士
  • 王国騎士団“黒の騎士”
    レイオス・アクアウォーカー(ka1990
    人間(蒼)|20才|男性|闘狩人
  • 大悪党
    神楽(ka2032
    人間(蒼)|15才|男性|霊闘士
  • 戦いを選ぶ閃緑
    アイビス・グラス(ka2477
    人間(蒼)|17才|女性|疾影士
  • にゃんこはともだち
    ナツキ(ka2481
    人間(紅)|17才|女性|闘狩人
  • 東方帝の正室
    アシェ-ル(ka2983
    人間(紅)|16才|女性|魔術師
  • フリーデリーケの旦那様
    アルマ・A・エインズワース(ka4901
    エルフ|26才|男性|機導師
  • 祓魔執行
    央崎 枢(ka5153
    人間(蒼)|20才|男性|疾影士
  • 【魔装】猫香の侍女
    ライラ = リューンベリ(ka5507
    人間(紅)|15才|女性|疾影士
  • ユグディラの準王者の従者
    保・はじめ(ka5800
    鬼|23才|男性|符術師
  • 兎は今日も首を狩る
    玉兎 小夜(ka6009
    人間(蒼)|17才|女性|舞刀士

サポート一覧

マテリアルリンク参加者一覧

依頼相談掲示板
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2016/03/28 19:26:52
アイコン 大会控室
玉兎 小夜(ka6009
人間(リアルブルー)|17才|女性|舞刀士(ソードダンサー)
最終発言
2016/03/24 23:05:29