新米受付嬢の食い倒れ紀行

マスター:のどか

シナリオ形態
ショート
難易度
易しい
オプション
参加費
1,000
参加制限
-
参加人数
4~6人
サポート
0~0人
マテリアルリンク
報酬
寸志
相談期間
5日
締切
2014/09/12 22:00
完成日
2014/10/10 07:20

みんなの思い出

思い出設定されたOMC商品がありません。

オープニング

 新米受付嬢はイライラしていた。
 仕事が忙しいせい?
 それはちょっとある。ラッツィオ島の一件で、オフィスには休む間もなく関連の依頼がやってくる。それを処理するのは大変だし、骨が折れる。
 でもそれは仕事だし、それなりに楽しんでもやっている。直接の原因ではない。
 じゃあ、原因は何か。
「……おいしいもの食べたい」
 呻くように口から漏れた言葉。そう、彼女はお腹が空いていた。
 もちろんこのオフィスに、リゼリオで住んでいる間にも三食しっかり食べるし、10時と3時の仕事中のおやつも欠かさない。しかし忙しい職務の中で食べられるのはおにぎりだとかパンだとかそういった簡素にエネルギーを取れるものばかりで、彼女の舌は、そしてお腹は、十二分な満足を得られないでいた。そもそも自炊はそんなにしない主義であり、美味しいものは作ってもらってナンボ。食べる事こそ至高の喜びであるを地で行く彼女にとって、『外食ができない』という今の状況はとてつもないストレスとなって彼女の背中にのしかかっていた。
「……おいしいもの食べたぁい」
 何かに縋るように再び口から漏れる呻き。もはや猶予は無い。
「そんなに美味しいもの食べたければポルトワールにでも行って来れば?」
 そんな活力を失った彼女に見かねた同僚がため息混じりにそんな提案を促した。
「ポルトワール? どこそこ?」
 うつろな瞳でそう問い返すルミ。
「いや、それくらい知っておきなさいよ……同盟領の一都市よ。リゼリオからは比較的近い位置にあって、ほら、同盟海軍の駐屯地があるところ」
「ああ……軍人さんの」
 そう言えばラッツィオ島関連の依頼で何度か聞いたことがあったかも、などとぼんやりとした記憶を辿る新米受付嬢。
「で、そのポトフがどうしたって?」
「ポルトワール! ポルトワールって言ったら有名な観光地じゃない。主に漁業が盛んで、おいしい食べ物がいっぱいのグルメの街よ」
「グルメの街……?」
 半ばどーでもよさそうに同僚の話を聞いていたルミの耳がぴくりと反応する。
「同盟の海の玄関口でもあって、貿易によってヴァリオスほどじゃないけど商業も盛ん。ただあっちと違って金持ち向けの高級品じゃなくって一般人向けの商品が多いし、あたしら庶民の観光地よ」
「お買い物……?」
 押さえつけられていた物欲を刺激するそれらの単語に彼女の興味レーダーはビンビンである。
 がたりと音を立てて椅子から立ち上がると、天高く拳を突き上げた。
「ポルトワール、行っくよー!!」
 そんな雄たけびがオフィスに響き渡るが……しばらくして再び椅子に静かに腰掛けた。
 そうして口元に手を当ててなにやら無言で考え事を始める。
(でもでも、女一人で観光旅行ってのも味気ないわよね。かと言っていい男は居ないし……あ、そうだ、ちょっとした依頼にしてハンターさん呼べば良いじゃん! そうすれば荷物持――じゃなかった、暇つぶ――でもなかった、いろいろ依頼の話とか聞かせて貰って楽しい休日が過ごせるハズ♪)
 そんな考えに至ると「うふ、うふふ……♪」と怪しげな笑みを浮かべながら、さらさらと依頼書にペンを走らせるのだった。

――新米受付嬢と行くポルトワール・グルメの旅
 漁業、そして貿易の街。
 新鮮な作物や魚介類が織り成す絶品グルメに舌鼓。
 帰りは街の商店で貿易品のウィンドウショッピング。
 そんなグルメとショッピングの街ポルトワールをルミちゃんと一緒に観光しませんか?
 ハンターさん達の素敵な武勇伝も聞きたいな☆
 参加者待ってま~す♪

リプレイ本文


「今日はルミちゃんのために集まってくれてありがとー♪」
 『Reserved』と書かれた丸テーブルを囲むように座ったハンター達を前に、依頼主であるルミは満面の笑みで挨拶に興じていた。
 ここ、港湾都市「ポルトワール」は名前のごとく海に面した巨大な港町。海路を使った貿易業で栄える街であるが、有数の美食の街としても知られている。流通の利便性から商店も多く、庶民の観光地として人気が高い側面も併せ持つ。そんな側面を存分に楽しむべく、今回の食い倒れツアーは企画された。
「今回はルミちゃんの主催だから遠慮しないでいっぱい注文していっぱい食べてね! 代わりに依頼料はほとんどあげられないんだけども……いろんな話を聞かせてくれるとうれしいな」
 と言いながらも、自分はすでにお店のメニューを物色しているルミ。
「美味求心の旅か。面白い依頼もあったもんだぜ!」
 そんな彼女につられるようにして、セレナイト・アインツヴァイア(ka0900)もまた目の前のメニューを凝視した。そこには見たことも無い料理単語がずらり。
「これは……何て書いてあるんだ?」
「……残念ながら俺にもわかりません」
 二人で首をかしげるセレナイトと雪ノ下正太郎(ka0539)のメニューを、横からのぞき込む藤堂研司(ka0569)。
「それはたぶん魚介を煮込んだ奴じゃないかな」
 知らない料理の味を想像する。それもまた外食の醍醐味だろう。
「見た感じ、あたしたちの世界でいうイタリア料理に近い感じっぽいね。詳しいわけじゃないけど、何にしてもおいしそう」
「海の幸じゃ! ポルトワールの海の幸を存分に堪能するのだ!」
 シャーリーン・クリオール(ka0184)とディアドラ・ド・デイソルクス(ka0271)の女の子組は強いもので、見たことな料理名でも物おじせずにチャレンジ。実際、迷っても仕方がないというところはある。
「もいお料理、あるといいっすね~」
 その一方で、狛(ka2456)のように自分の好物に思いを馳せる者もいる。
「『もいお』って何ですか? 特産品? だったら絶対食べないと!」
 聞きなれない単語に興味を示すルミであったが、狛はただ「もいおはもいおっすよ~」と言うのみであった。しばらくして皆一通り注文を終え、料理が出来上がるまでの絶妙な時間がやってくる。
「さ~て。料理が到着するまでに、お腹が減るをしようか」
 そう口を開いたのは藤堂。ぴしっと上着の合わせを正しながら周りの皆を見渡した。
「良いですね~、せっかくハンターの皆さんが集まってるんだからいろんなお話聞かせてね♪」
 ルミは非常に乗り気でワクワクとした瞳を藤堂へ向ける。
「俺は昔、あんまり凝った料理をする習慣の無い村で、美味いもの作ろうって依頼を受けたことがあるんだけれどさ」
「凝った料理が無いと言うと、茹でたりとか焼いたりとかだけって事?」
 シャーリーンの言葉に藤堂は頷き返す。
「まあ大体そんな感じだと思ってくれていいよ。で、いろいろと考えたんだけれどちょうど、近くに針葉樹林があってね、イチイの実がいっぱい採れたんだ。そのままフルーツソースにしたんだ。それを羊肉とか芋とかにかけて食ったらうまくってさ。カヤの実を炒ってイモクッキーに入れたりもして、皆喜んでくれてさ……」
 そう言いながら藤堂は懐かしむようにそっと瞳を閉じた。
「他にはディアドラさんと一緒に受けた、ヴァリオスのレストランの看板メニューを考える依頼なんかもあったなぁ」
「おお、アレならボクも覚えているぞ!」
「そうそう、あの依頼です。そこは新鮮な海産物が豊富でさ、囲炉裏で焼いた串焼き、豪快な浜鍋……もう、匂いだけで腹減るんだぜ!」
 そういう話をするともちろんすきっ腹の身には応えるもので……
「……ちくしょう、腹減ってきたな! 料理が待ち遠しいな!」
 語っている本人も我慢できなくなってきたようだった。そうこうしている内にちょうど料理も到着する。おなかが減っていたせいもあるだろう、その匂いをかぐだけでも「ぐぅ」と腹の虫が素直に物申した。
「わぁ、おいしそう!」
 そう皆が感嘆の言葉を漏らすテーブルには色とりどりの料理の数々。パスタのような麺料理からピザに近いような焼き料理。サラダはふんだんに使われた海鮮と酸味のあるソースでカルパッチョ風に仕上がっている。他にも皆で摘まめそうな貝のワイン蒸しや、一口大のバケットに色んなペーストや小料理の乗ったアラカルトなど見ているだけでも飽きない様子。
「まあ、せっかくの料理が冷めるといけないし……」

 ――いただきます!

 藤堂の掛け声と共に皆一斉に食器を手に取った。
「ん~、おいしい!」
 文字通り山を切り崩すように料理をほおばるルミ。しかしながら決して汚くはなく、非常においしそうに食べる。
「港町の魚が新鮮である事は当然、しかしそれにつけてもここの魚は旨いな! 味だけでなく何というか……何であろう……だが旨いな!」
 ルミと一緒に単純に料理を楽しむディアドラのような人も居れば、
「これは何の葉っぱなんだろうな、嗅いだことがある気がするんだが」
「多分、ハーブの一種じゃないかな。バジルとかに近いと思うんだが、そうは言ってもこっちの世界の人には伝わりにくいか」
 と、料理談義に花を咲かせるセレナイトや藤堂と言った男達の姿もある。しかし、本来はこの構図は逆ではないだろうか……まあ気にしないことにしよう。
「お兄さん、このなんとか貝のバターソテー1つ!」
 と言っている内にルミが次の料理を頼み始めたのでしばらくは皆、目の前の料理に舌鼓を打つ事に集中していた。


 それなりに皿も空き、摘まめるような料理だけがテーブルに残った頃、ハンター達は食間の小休止に入っていた。小休止……とは言え、割とお腹はパンパンである。
「本当によく食べるんだな……食い倒れツアー、理解した」
 おなかをさすりながらシャーリーンはルミをちらりと見やる。視線の先の彼女は幸せそうにバケットのアラカルトを摘まんでいた。
「休憩がてら、自分の話もするっすよ」
「あれ、狛さんいつの間に食べ終わっていたんですか」
「もうとっくに食べて腹ごなししてたとこっすよ。この国のもいおもおいしいっすね~♪」
 雪ノ下の質問に満足げ(仮面で顔は見えないので何とも言えないが)に答える狛。ちなみに彼が食べていたのはリアルブルー的にいうニョッキと呼ばれる料理。芋で作ったお団子に様々なソースを絡めて食べるものだ。彼の言う「もいお」とはどうやら「おいも」の事だったらしい。
「突然っすけど、自分の住んでいた森には霊狼と呼ばれる生き物が居るっすよ。綺麗な毛をしてるんすけど、その毛皮が高く売れるそうでよく猟師に狙われてたんすよ。それを霊狼の仲間たちと力を合わせてやっつけたっす!」
「狛さんの森では動物と人間が仲良く暮らしてたんですね~」
「そうっす!」
 狛は目を輝かせながら、(仮面で見えないが)元気にそう答える。
「俺も森で育ったが……生き物は狩る側だった」
 狛の話を聞いてセレナイトは静かに答える。何と言ったらいいのか分からない微妙な空気が一瞬場を包んだ。
「セレナイト君の狩りは文字通り食べて生きるためっすよね。それは仕方ないっすよ。それもまた共存だと思うっす」
「そう言ってくれると助かるよ」
 そう言って二人が笑った(狛の顔は見えないが)事で、場の緊張はぷっつりと切れたのだった。
「自然と生きるって大変なのよね。あたしもよく宇宙に居たからさ、森との共生とかそう言うのとは違うけど……自然の中で生きる大変さは分かるつもり」
「宇宙! その話は興味があるぞ!」
 クリムゾンウェストにとって宇宙はまだ未開の地。夢馳せる空である。そんなシャーリーンの話に食いついたのかディアドラは目を輝かせた。
「宇宙っていうのは真っ暗で、それでいて静かで……何というか文字通りの無が広がる空間なんだよね。光はあるし、小惑星って岩も浮かんでるんだけど、それでも宇宙にとっては風景の一部のようなものでトータルでみればやっぱり無なんだ」
「その分、星も綺麗だよね~」
 情景を思い起こすようにルミが相槌を打つ。
「そんな小惑星地帯で船が遭難した事があってね、あたしはCAMでその救出活動を行っていた。小惑星にはこの国よりも大きな岩もあったりしてね、それが無数に浮かんでいる所なんだ。もちろん衝突したら命はない。そんな所に放り出されて遭難してしまった船、本当に心細くって怖かったと思うんだよね。それを助けられた事があたしの誇りでもあるし、自信になってる」
 そう言ってシャーリーンは窓から見える空を眺める。
「また、あの星の海に出る日は来るのかな」
 その視線の先には、白い雲の浮かぶクリムゾンウェストの空があるだけ。

 しばらくの静寂が流れ、それを打ち破るようにルミが呟いた。
「そろそろデザートでも食べにいきませんか?」


 そう言って彼らが連れてこられたのはちょっと小洒落たカフェだった。
 お腹一杯になった後に暖かいカプチーノでも飲みながら、あまーいスイーツに舌鼓。ティラミスやモンブラン、冷たいジェラートと言った感じのお菓子がかわいらしくテーブルに並ぶ。
「おっほ、これもまたおいしそうだな」
 綺麗に盛り付けられたスイーツを前に藤堂は感嘆の吐息を漏らす。男だって甘いものは好きだ。でも女の子はもっと好きだ。
「ん~、とろけるぅ♪」
 にへらと表情もとろけるルミの隣でジェラートを口に運んでは唸るディアドラ。
「このジェラートは一体何のジェラートなのだ……甘すぎず、コクがあって、謎じゃ」
 おそらく何かの果実なのだとは思うが何の果実かの想定がつかない。
「木の実もクリームにすればこんな感じになるんだな」
「甘くておいしいっす~」
 こちらもまた感慨深くモンブランを食すセレナイトと狛。身近な森の食べ物の料理としての変化に感動も覚えるのだろう。
「さてと、まだお話を聞いてないのが……雪ノ下さん?」
 ルミはティラミスを頬張りながら、わくわくとした視線を雪ノ下へ送る。雪ノ下はカップのカプチーノを啜るときりりと姿勢を正した。
「とは言っても、俺は誇れるような武勇伝なんてないんですよ。でかい雑魔とボコボコにされながら苦労して仲間と倒したとか、キノコの雑魔に投げ飛ばされてボコボコにされたとか……」
「キノコ……あ、あぁ、アレね」
 ルミは記憶を思い起こして一瞬眉間に皺を寄せる。依頼を出す側にとっても、実際に戦う側にとってもいろんな意味で大変だったのだろう。
「ああ、覚えてる覚えてる! あれは大変だったなぁ。まさかキノコにすら負けるとは……俺の筋肉が」
 同行していた藤堂もまたうんうんとうなされるように記憶を思い起こす。
「でも、そんな大変な中でも仲間と一緒に頑張ったおかげで今生きてられてます」
 憧れには現実は遥かに遠い。そう意味深に呟いた言葉の意味を知っているのは雪ノ下本人しか居ない。
「いつか届くと良いですね、その憧れに」
 そう言ったルミの言葉に雪ノ下は言葉を返すでもなくただ静かに頷いた。
「依頼と言えば俺も金ぴかのガーゴイルと戦った事があったな」
 話につられて思い出したようにセレナイトが口を開く。
「鋭い光線がう厄介なヤツでね、8人+1名で戦うことになったんだが……」
「+1名って?」
「まあ……いろいろあったんだ」
 聞いてくれるなとセレナイトは困ったように首を振る。
「最初全身タイツで挑めと言われた時……俺は走馬灯のように故郷での生活を思い出してな。今まで培った社会性が全て無に帰すのかと、それはもうヒヤヒヤして……」
 今でもその気持ちを覚えているとでも言うようにカタカタと肩を震わせる。
「まあ……なんだ、ちゃんと社会的に生きてるから心配するな、な?」
 シャーリーンにぽんぽんと肩を叩かれてセレナイトはコクコクと頷いた。


 デザートを食べて味覚も十二分に満足したところで、一行は街へと繰り出した。時刻はお昼時をとうに過ぎ、街には同じような人々が繰り出してくる頃。通りには様々な露店が立ち並び、屋台であったり、アクセサリーの露店であったり、輸入雑貨であったり。まるでお祭りのような賑わいを見せている。
「こういうの、いかにも港町って感じですね」
 周囲を見渡しながら雪ノ下は呟いた。こちらの世界に来て、異世界だ、ハンターだ、依頼だなんだでこういうゆっくりとした日を過ごしたこともあまり無いのだろう。
「ディアドラさんは、大王様なんでしたっけ?」
 綺麗な石でできたブローチを服に試しながらルミは不意に問いかけた。
「その通りだ! 大王たるボクの話を聞かせれば三日三晩話し続けても足りないぞ。悪しきドラゴンの退治や黄金の島を巡る旅……どれも聞かせたいが、ここは皆の目線に立って依頼での武勇伝を聞かせよう」
 そう言いながら貝でできているのだろうか、透き通るように光るキラキラのネックレスを胸元に当てながらディアドラは言葉を続けた。
「先に藤堂からメニュー作成の話は聞いたであろう。あれはなかなかに愉快な依頼であったな。藤堂を初め参加者の考えた料理は多彩かつ美味であった! もちろん大王たるボクの考えた料理も美味であったぞ?」
「ディアドラさんのグラタン、美味そうだったなぁ……ヴァリオスに行った時にはぜひ寄ってほしい!」
 話を聞いていた藤堂もうっとりとした様子で回想に浸る。
「他にもフィギアなる人形を輸送した依頼もなかなかスリリングではあった。肝心のフィギアとやらは本人には似ても似つかなかったようだが、それはそれで味があるものなのだろう!」
「フィギュアって、そんな文化もこっちに入ってきてるんですね……」
 何とも言えない表情で返すルミであるが、綺麗なアクセサリーを見つけるとすぐに表情を明るくする。
「ホント、色々な依頼があるんですね。ルミちゃん自身、取り扱ってて思うけれど。それだけハンターさんの力は必要にされてるって事なんでしょうね」
「そう思われているなら、それは嬉しいことです」
 雪ノ下はちょっと小恥ずかしそうに返事をした。
「それにしても……ご飯の話聞いてたら、ルミちゃんまたおなか空いてきちゃった♪」
「ま、まだ食べるんだ……」
 ほぼ底なしの胃袋にシャーリーンも流石に驚きを隠せない様子だが、ルミはハンター達を振り返るとニッコリと無邪気に(と言うと嘘になるが)笑ってみせる。
「ルミちゃんを満足させるまでが依頼だよ~。まだまだたっぷり付き合って貰うからネ☆」
 そう言いながらハンター達をまた別のお店へとひっぱってゆくルミ。ポルトワールの優雅な昼下がりと共に腹ペコ受付嬢の胃が満たされるまで食い倒れ紀行は続くのである。
 そんな中でも食と行楽という思い思いの束の間の休息をハンター達は楽しんだのであった。

依頼結果

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MVP一覧

重体一覧

参加者一覧

  • 幸せの青き羽音
    シャーリーン・クリオール(ka0184
    人間(蒼)|22才|女性|猟撃士
  • 大王の鉄槌
    ディアドラ・ド・デイソルクス(ka0271
    人間(紅)|12才|女性|闘狩人
  • 人と鬼の共存を見る者
    雪ノ下正太郎(ka0539
    人間(蒼)|16才|男性|霊闘士
  • 龍盟の戦士
    藤堂研司(ka0569
    人間(蒼)|26才|男性|猟撃士
  • 森の守人
    セレナイト・アインツヴァイア(ka0900
    エルフ|25才|男性|猟撃士
  • 超☆嗅覚
    狛(ka2456
    人間(紅)|17才|男性|霊闘士

サポート一覧

マテリアルリンク参加者一覧

依頼相談掲示板
アイコン 相談卓
狛(ka2456
人間(クリムゾンウェスト)|17才|男性|霊闘士(ベルセルク)
最終発言
2014/09/12 21:41:24
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2014/09/07 20:55:46