【闘祭】燃えろ! 肉体美選手権!

マスター:猫又ものと

シナリオ形態
イベント
難易度
普通
オプション
参加費
1,000
参加制限
-
参加人数
1~50人
サポート
0~0人
報酬
普通
相談期間
5日
締切
2016/06/17 22:00
完成日
2016/07/03 08:00

このシナリオは5日間納期が延長されています。

みんなの思い出

思い出設定されたOMC商品がありません。

オープニング

●上機嫌なひとたち
「おお。ここが冒険都市リゼリオ……! 賑やかなところでありますね!」
「そりゃあハンターズソサエティがある、いわばハンター達の中心地じゃからのう!」
 錫杖をふりふり目を輝かせるチューダ(kz0173)にガハハと笑うヨアキム(kz0011)。
 その一歩後ろをつき従うように歩くキュジィ・アビトゥーア(kz0078)が、ヨアキムに微妙な目線を送る。
 無理もない。何故かヨアキムはみすぼらしい褌とサラシのようなものしか身に着けていなかったので。
「……ヨアキム様。公衆の面前ですよ。服を着てください」
「あ? 何言ってんだ給仕。これは戦闘服じゃぞ? 機動性を重要視して辺境ドワーフが作った新型甲冑じゃい!!」
「給仕じゃなくて執事のキュジィです。……それの戦闘における強度が激しく気になるところですがそれは置いといて……なぜ戦闘服をお召しになってるんですか?」
「リゼリオで『闘祭』をやるのじゃろ? 『闘祭』と言ったらお前、肉体を際立たせる戦闘服に身を包み、肉体美を競うに決まってるだろ!!」
「そんな事実はないはずですが、一体どこから聞いてきたんです……?」
 でっかい冷や汗を流すキュジィ。そこに、足元の丸い物体……チューダがえっへんと胸を張った。
「我輩でありますよ! ハンター達が『闘祭』をやるというので、わざわざ遠い幻獣の森からやってきたのです!」
「……それが肉体美を競うのとどう関係があるんですか?」
「折角なので、我輩の高級毛皮の素晴らしい毛並みで勝負してやろうと思ったのです。でも、ハンター達には毛並みがないから勝負にならないのです。言わば我輩の不戦勝であります。それではあまりにもハンターが可哀相なのです。なので、ハンター達は、肉体の美しさを競えばいいのです!」
 ――お前は何を言っているんだ。
 さも当然のように言うチューダに、どこからどうツッコんでいいのか分からず目線を泳がせるキュジィ。
 ふとそこで、たまたま通りかかった少年、スメラギ(kz0158)と目が合った。
「これはスメラギ様、よいところへ。あのですn……」
「おお! お前も諸肌脱いで勝負服を着ておるではないか! いいぞいいぞ! さては肉体美選手権に出る気じゃな?」
 スメラギであればこのどうしようもないドワーフ王と自称幻獣王に闘祭について正しい解説をしてくれるだろう……そんな一縷の希望に縋ったキュジィ。
 それも空気を全く読まないヨアキムのでかい声でかき消される。
「ハァ? 何だよ勝負服って。俺様のこれは普段着だっつーの」
 ――これが普段着というのも如何なものか。
 東方の人は皆半裸で生活しているのだろうか。
 説明を求めるのも忘れ、心の中でツッコミを入れるキュジィ。
 その間に、勝手に話を進めていたチューダとヨアキムのボルテージがいよいよ上がってきて……。
「ハンター達がたくさん集まるところで参加者を募集するであります。我輩、何か褒美を用意するであります」
「おお、舞台施設はわしに任せておくがよいぞ!」
「うんうん。ばっちりなのです。という訳で、スメラギも参加するでありますよ!」
「さあ! いざ往こうぞ! 美しき肉体の世界へ!!」
「ちょっと待て。一体何の話だ!?」
「開催するのはこの際仕方ないとして、会場とか手配してあるんでしょうね!!?」
 問答無用で引きずっていかれるスメラギとキュジィ。
 
 ――この後、当然何も考えていなかったチューダとヨアキムに代わり、敏腕フォロー執事が会場を手配し。ハンターズソサエティにこんな募集要項が張り出された。


 ■(自称)幻獣王主催! 肉体美選手権参加者募集!■

 幻獣王チューダ様の主催で、肉体美を競うコンテストを開催いたします。
 美しい肉体をお持ちのハンター様、自薦他薦は問いません。
 我こそはと思う方のご参加を心よりお待ちしております。
 
 場所:リゼリオ内特設会場
 条件:不問。己の肉体の美しさをアピールしたい方歓迎。
 賞品:優秀な成績を修めたものには幻獣王チューダより粗品と、『高級毛皮を好きなだけもふもふする権利』が与えられます。
 その他:選手権を盛り上げてくれる人の参加も歓迎します。
 ご希望の方には機動性を重要視して辺境ドワーフが作った新型甲冑(褌とサラシのような何か)をお貸しします。

リプレイ本文

 数多の戦いによって作り上げられた身体。
 皆様の輝かしい遍歴を語り聞かせれば、観衆はその肉体に見た目以上の美しさを感じられる……。

 プランセッス、エ、プランス!
 ハンターという勇壮たる仮面と鎧を脱ぎ捨てて、その内に秘めたる輝きを解き放たん!
 LA・LA・LA! 魅惑の肉体美選手権が今幕を開けるっ。さあ、存分にお楽しみあれっ!

「フレー! フレー! し・しょ・う!」
 ぱふ♪
「がんばれ! がんばれ! エ・ア・さーん!」
 ぱふ♪
「ちょっとー! 皆気合入れなさいよねー!!」
 ぱふ♪
「みんな、がんばれ……」
 ぱふ♪
「パムさん、そこは合いの手いらないんじゃないですか……?」
 ぱふ♪

 おや。試合開始前から盛り上がってるね。
 ユリアン(ka1664)君と彼のパルムのパム君、ジュード・エアハート(ka0410)君、沢城 葵(ka3114)君、浅黄 小夜(ka3062)君、エテ(ka1888)君が小隊で応援団を作って駆けつけてくれたようだよ。
 ユリアン君とジュード君は格好もばっちり決まってるね!
「ありがとうございます! 蒼の世界でこれが応援の正装だって聞いたんで」
「応援にはチアガール必須でしょ!」
 これは心強いですね! 一緒に盛り上げて戴けると有難いです。
 ……という訳で、肉体美選手権、開始です! 司会は私、アージェンタ メルキウス(ka6373)と……。
 ボク、イルム=ローレ・エーレ(ka5113)でお送りするよ! はい! 皆拍手~!

 どんどんどん! ぱふぱふ!

 え? なんだい? 台詞なのに情景描写のよう? すまないね、これには深い事情があってね。
 色々節約する為にこういう形にしたんだそうですよ。
 ともあれ、情景描写は僕ら司会者が喋ってると思ってくれればいいよ!
 それでは審査員をご紹介します。まずは岩井崎 旭(ka0234)さん。背中の羽が立派ですね。
「もふもふなハンターといえば俺しかいない! と思ってチューダと勝負! と思ったんだが……なんだよ! 全然毛玉成分が足りないじゃねえか!」
 ……そりゃ皆さんヒトですから、毛玉を期待しちゃダメでしょうねえ。
「気合がありゃ毛くらい生やせるだろ!? ま、いーや。俺が審査員となってこの大会のピンチを救ってやるぜ!」
 それじゃ次はムーン・オリーブ(ka0661)君、何だか震えているけど大丈夫かい?
「あの、えっと……私、これ……参加して、よかったの……?」
 勿論良いに決まってるじゃないか。是非忌憚ない意見を戴けたらと思うよ。
「わかったわ……。がんばる……!」
 気を取り直して戴けたようでよかったです。お次はシアーシャ(ka2507)さん、お願いします。
「審査員って良く分からないけど、好みの人を選べるなんてすごい至せり尽くせりな婚活なんだね!」
 ……婚活? 誰が婚活されるんです?
「えっ。ここにいる皆でしょ? だってここ、婚活・肉体美部門なんでしょ?」
 ……シアーシャ君は何だか別会場のイベントと混同しているようだね。
 次は麗しいレディだね。こんにちは、カメリア(ka4869)君。
「こんにちはー! ただでイケメンと美女が見放題と聞いて来たのー♪ もーとっても楽しみで、ああん、きゅーんとさせてくれる子はいるかしらん!」
 ふふふ。沢山の出場者がいるからね。きっと君のお眼鏡に適うひともいると思うよ。
 さてお次は……。
「音羽 美沙樹(ka4757)と申しますわ、よろしくお願いしますわね」
 ご丁寧にありがとうございます。ところでこの箸とめんつゆは……?
「そうめんを出場者の方に食べて戴こうかと思ったのですわ。綺麗に食べるのも美のうちですから」
 えーと。それはなかなか面白い試みだと思うんですが、そうめん殆ど残ってないですよ……?
「えっ? えええ!? 沢山用意しましたのに……!?」
「我輩が戴いたのです! とっても美味しかったのですーー!」
「チューダさん、食べてすぐ寝るのはお行儀が悪いですよ~」
 これはこれは。審査員長のチューダ君と、エーディット・ブラウン(ka3751)君だね。
 どうやらチューダ君は美沙樹君が用意したそうめんを全て食べてしまったようだね。美沙樹君、どうする?
「仕方ありませんわ。わたくしなりにしっかりと審査させて戴きます。ええしっかりきっちりと!」
「さあ、チューダさん。ご褒美にふさわしい高級毛皮になる為にもまずはチェックさせてくださいね~」
「お安い御用なのです!」
 おや? エーディットさんも審査員での参加だった筈なんですが、チューダさんの毛並みを整え始めてしまいましたね……。
 まあ、よしとしましょうか。ねえ、イルムさん?
 うん。そうだね。さて、審査員は以上、10名となるよ! ああ、そうそう。大人の事情により、チューダ君、スメラギ君、ヨアキム君、キュジィ君のコメントは割愛させてもらうよ!


 それでは肉体美選手権、お一人目はデスドクロ・ザ・ブラックホール(ka0013)さんです。
 漆黒のビルダーパンツが良くお似合いですね。レポーターさん、お願いします。
「はいですの! はむはむレポーターチョココ(ka2449)ですの! パルムのパルパルと一緒にびしーっと紹介しちゃいますのよ!! デスドクロ様、一言お願いしますですの!」
「グハハハ! いいだろう。俺様の魅せるべき肉体。それが何だか分かるか?」
「分からないから聞いてるですの」
「自分を磨き上げ鍛え抜いた先にある、完璧なボディっつーのは確かにスゲぇもんだ。だが俺様が魅せるべきはボディビルダーのような筋骨隆々な肉体じゃあねぇ。このデスドクロ様級ともなるとただありのままの姿こそが至高。自然でありながらも気品ある肉体……まさに芸術の域に達してしまったこの身体こそが肉体美オブ肉体美! あるがままの姿を俺様は今こ」
「何だか話が長くなりそうですの。司会者に戻しますの」
 わあ。ずいぶんざっくりと割愛しましたね。
 そうですね……。デスドクロさんは立っているだけで迫力があると言いますか、彫刻のような均整の取れた身体ですが、自然でゆったりとされていますね。
 余計な脂肪は一切ついていない、不思議な美しさを感じます。どう思われますか? ムーンさん。
「……そうね。滲み出る気品というのを感じるわ……」
「うん。ありのままって言ってるけど努力してない訳じゃないわね。そこは評価するわ!」
 カメリアさんもありがとうございます。

 どんどんどん! ぱふぱふ!
「はい、皆ここで拍手!」
「はいよー。ナイスバルク!」

 それじゃ、次は黒の夢(ka0187)君だね。紹介をお願いできるかな?
「はーい! レポーターの霧雨 悠月(ka4130)です! 選手権の出場動機は何ですか?」
「えっ。キュジィちゃんがここに並べばスーちゃんに会えるって言ったのな」
「思いっきり騙されてんじゃねーか!!」
「ノンちゃん頑張れよー!!」
「あっ! ミネちゃんありがとなのな!」
「スメラギさんとエリミネーター(ka5158)さんの応援がありましたね! 気が早いんですが自己アピールお願いしていいですか?」
「いいのなー。早着替えするのなー」
 セーラー服から即座に出てきたYシャツタイトスカートが眩しいね。リアルブルーの家庭教師風だそうだけど、リアルブルーではこんな格好で勉強を教えるのかい?
「その知識は大分偏りがあるので信じちゃダメです」
 悠月君、解説ありがとう!
 さて、最後に出てきたのは……随分キツそうな水着だね。あちこち揺れて、バランスがいいたわわな身体が毀れそうじゃないか。
「うなぁっ!? 水着千切れたのな!」
「音羽さん! スメラギさんと岩井崎さんが鼻血噴いて倒れたーーー!!」
「シアーシャさん、落ち着いて下さいませ。この布使ってください」
「審査員席に甚大な被害が及んだみたいなんで、司会者に戻しますね! 黒の夢さん、はいバスタオル!」
「えっ。隠さないとダメなのな? あ、スーちゃん倒れてる! 膝枕してあげなきゃなのな!」
「ちょっと待ってその状態で行ったらスメラギさん死んじゃう!!」
 文字通り身体がこぼれるハプニングがあったようだけど、盛り上がっているようだし良しとしようか?

 どんどんどん! ぱふぱふ!
「すごい……! 肉質な身体で描きたくなっちゃいます!」
「ちょっとエテと浅黄には早いんじゃないのぉ?」

 お次は虎柄ビキニが眩しい天竜寺 詩(ka0396)さんの登場です。
「よろしくお願いします」
「わ。綺麗なお辞儀だね。何か居住まいが綺麗な気がするけど、何かやってたんですか?」
「リアルブルーの実家で舞踊を習っていたの。長年やってたから習慣になってるのかな」
 ところで、詩さんはスメラギさんに目線を送られているようですが、気のせいですかね?
「彼とはお友達だそうですよ。と言う訳で詩さん。アピールお願いできますか?」
「んー。アピールね。私に出来ることと言ったら……」
 おや。扇を出されましたね……。これは舞、でしょうか?
 ……これは美しい。軽やかで上品で……詩さんの細い、しなやかな身体のラインがしっかりと出ていて実に良いです。
 しかし、彼女細身なのに、出てるところはしっかり出ているんですね……。
 大きすぎず、小さくもない胸が素晴らしい!
「あまりまじまじ見られると恥ずかしいな。でもありがと!」
「見てるこちらの背筋も伸びる素敵な舞台でしたね。ムーンさんいかがでした?」
「とても品があって……良かったです……」
「とっても素敵な衣装でしたよ。ね、チューダさん」
「エーディット、くすぐったいのですうう!」
 おや? 審査員長のお手入れまだ続いてたんですね。詩さん、素晴らしい舞をありがとうございました。

 どんどんどん! ぱふぱふ!
「すごい綺麗やった……」
「これは安心して見ていられますね! 筆が進みます!」
「きゃー! エアさん頑張ってー!」
「ジュードさん! 師匠まだ出てませんよ!」

 それでは次……役犬原 昶(ka0268)君だね。
 ……何だか突然服が音を立てて破けたけど大丈夫かい?
「昶様。どうして服破けちゃったですの?」
「いやぁ。俺の筋肉達が早く披露したいって叫んじゃってさー。はっはっは」
「変態さんですのね。分かったですの! それじゃ自己アピールお願いしますなの」
「そりゃもう、この肉体をアピールするっきゃないっしょ! いくぜ!」
 早速ポージングを始めたようだね。魅せ付ける肉体……ちょっと身体の一部をご紹介しようか。
 ビバ! 無駄な脂肪がなく引き締まった上腕二頭筋。
「カッチカチだぜ!」
 ブラボー! 筋肉のみで作られたふくよかな大胸筋。
「揉むと気持ち良いって言ったら師匠に殴られたよ!」
 ディドン! 男は黙って背中で語る僧帽筋。
「安心感あるぜ!」
 トタル! 小ぶりで蠱惑的な大臀筋……。
「そうだ! 逞しさを突き詰めればそこに美しさも品格もしなやかさも全て揃う! お尻は堅くそれでいて柔らかいよ! レポーターさん試してみる?」
「遠慮しておきますの」
「えっ。あたし触りたい!!」
「カメリア様、変態が移りますわよ」
 ははは。美沙樹君、手厳しいね。審査員諸君、昶君の身体はいかがだったかな?
「おう。いい筋肉のつき方してると思うぜ! しなやかだ!」
「ガハハハ! ナイス筋肉じゃな!」
 旭君、ヨアキム君ありがとう。

 どんどんどん! ぱふぱふ!
「今スケッチしないでいつするんですかあああ!!」
「きゃー☆ 写真撮らせてー!」

 次の方は淑やかなようですので私が。メトロノーム・ソングライト(ka1267)さんです。
「どうしてこの大会に参加されたんですか?」
「通りすがりに声をかけられたので何となく……」
「そうなんですね。それでは自己アピールお願いします!」
「……人は木石にあらず。故に肉体の美しさは静止したポーズではなく、その動きの中にこそ現れるもの」
「ふむふむ。してその心は?」
「脱ぎます」
 ……爆弾発言来ましたね。皆さん心の準備は宜しいですか?
 白のドレスをするすると脱ぐ様は大変自然で、淑やかで美しいのですが……こう、脱いでいるのが普通のドレスゆえに罪深いと言いますか、色々想像してしまうといいますか。
 別にいやらしいことは考えてないですよ!!? 健全な男子の健全な反応ですからね!!?
 背中に一対の水晶翼の幻影が現れましたね。光を反射して、鮮やかで美しい……。まるで地上に舞い降りた天使のようです。
「ああ、全部脱いだらダメだと伺っていましたので水着は着用しています」
「配慮ありがとうございます! 準備してたバスタオルが無駄になる展開で助かりました!」
 悠月君の言う通り、迂闊なこと言うと叱られますからね。さて、審査員の方いかがでしたか?
「とっても綺麗……。もっと見ていたかったわ……」
「こういうのって扇情的になっちゃうことが多いんだけど、全然そういうのはなかったしすごいことだと思うわよ! ナイス!」
 ムーンさんもカメリアさんもありがとうございます。

 どんどんどん! ぱふぱふ!
「ユリアン。これで挙動不審になってたらこの先生き残れないわよぉ?」
「沢城のお姉はん。肉体美を競うのに命かけるん……?」
「あー。違う違う。ユリアンが健全な男子だって話よ」
「……?」

 それでは次……。
「リューリ・ハルマ(ka0502)だよー!」
 ご丁寧にありがとう。これは元気なレディだね。
「はいですのー! チャイナドレスとっても可愛いですのね!」
「ありがとー!」
「どうしてこの服を選ばれたですの?」
「これ? スリットから見える足がいいと思うんだよ! 胸は小さめだけど足には自信あるんだよ!」
「えっ。リューリ様のお胸で小さいなんて言ってたら、平たい胸族に呪われるですのよ? では、アピールお願いしますですの!」
「あっ。はーい! じゃあ、演舞させてもらうね! チョココちゃん、これちょっと投げてもらってもいい?」
「これ風船ですの? 任せてくださいですの!」
 おや。これは……演舞だね。素早い足裁きで風船を次々と割って行くよ。
 迷いなく上がる足が何とも美しい。チャイナドレスがはためき、そこから覗く太ももが魅惑的! エクセレント!
 軽やかに飛び回る様は、猫科の生物を思わせるね……!
 おや? リューリ君はこれで終わりじゃないようだね。
「やあっ! 最後はチャイナドレス脱いでアピールだよー! どうかなっ?」
「ええ。愛らしい猫さんみたいですの。スメラギ様、真顔になってますけど大丈夫ですの?」
「うん。足。足な。足はいいな」
「スメラギさんは足フェチだったんですの……? ともあれ、動きにメリハリがあって、とても素敵な演舞でしたわ」
 美沙樹君、相変わらず切れ味鋭いね。

 どんどんどん! ぱふぱふ!
「すごーい。お姉さん綺麗やわ」
「うんうん。これなら浅黄も安心して見られるわね」
「筆が進みますう!」

 さて、お次は……おや。お二人での登場ですね。
「北条・真奈美(ka4064)だよ~♪」
「北条・佳奈美(ka4065)よ」
「「よろしくねー」」
 おや。息ぴったりですね。
「お二人共、とても良く似ているけど姉妹ですか?」
「うん。双子なの~」
「私達の自慢のボディを見せ付ける為に来たのよ」
「そうですか……。通りで目のやりどころに困る水着を着てると思ったんですよね」
「うふふ。見せに来たんだからじっくり見てくれていいのよん♪」
「あっ。いえ僕は……遠慮しておきます」
「あら。レポータさん可愛い」
「僕のことはいいので! アピールお願いできますか?」
「はいはぁーいっ♪ みんなぁ~あたし達の身体を、よぉーく見てねぇ~♪」
「ふふ、悩殺しちゃうわよ♪」
 鮮やかなピンクと紫のマイクロビキニに身を包んだお二人ですが……いや、身を包むという程の面積もなくてですね。これは張り付いているという表現がぴったりでしょうか。
 えっ。それで更に踊っちゃうんですか? それはその……色々と視界的に大問題な気がするんですが。
 双子ということですが、全く同じプロポーションなのがすごいですね。
 それにしても、豊満ながら筋肉もしっかりついていらして……すごい。すごいですね。
 人間すごいものを見ると語彙が消失するというのは本当ですよ皆さん!
 動く度にボリュームたっぷりのたわわな胸が上下に揺れてですね。……ああ、これ以上詳しく言うと叱られそうなのでしっかりと心の目でごらん下さい!
「ほらほら~! この胸すごいでしょ~」
「ちょっ。マナ姉どこ触ってるのよ……!」
「豊満な胸をアピールするのは持ち上げるのが一番なんだよ?」
「ちょっ。マナ姉ダメよ……!」
「何だか怪しい雰囲気になってきたので審査員の皆さんコメントをお願いします!」
「非常に有難いものを拝見致しました。いえ深い意味はございませんよ? ただ単に美しいという話です」
「とても圧倒されました……!」
 キュジィさんとムーンさんが綺麗にまとめて下さって私安心しました!

 どんどんどん! ぱふぱふ!
「ちょ、直視できない……!」
「ユリアンったら青いわねぇ」
「きゃー! エアさん素敵ー!」
「エアハートはちょっと落ち着きなさい」

「さァさ! お集りのパリピな皆々サマ~! テンションブチアゲちゃってますかァ~!?」
 やあ。ご機嫌なレディ。眩しいと思ったらリオン(ka1757)君じゃないか。
「リオン様、肉体美選手権にはどうして……」
「イェーイ! コンテストにガチめにノリコしちゃいました☆」
「意味が分からないですの」
「やだァ! チョコちゃん若いのにノリ悪いぞォ!」
「何で夏なのにロングコートですの?」
「おっ。いいトコに気がついたねェ! てェ~なワケで! 夏に先駆けリオンちゃんのガン見必至なぱーふぇくつばでーを先行公開♪ ゼヒ見てって~ネ☆」
 おっと。いきなりアピールが始まったようだね。大胆にコートを脱ぎ捨てたその下はビキニ姿……! ワオ! 刺激的だね!
「イルム様。裸にコートは変態さんですのよ」
 一応水着着てるからセーフってことにしておこう。
 筋肉質で程よく締まった身体にお椀のような胸……これぞ肉食系女子だね。実にセクシーだ。
 身体中に傷跡があるんだね。肩のタトゥーもまたスパイスが効いていて深みを増しているね。
「あぁ、これ? やんちゃの証ってコトで♪」
「リオン様は暴れん坊でしたのね! 審査員の方どうですの?」
「女の人なのに筋肉すごいですね……! 私をお姫様抱っこできちゃったりします?」
「ウェイ! バッチコイだよ☆」
「おうおう! あんたいい筋肉持ってるな! 傷も猛烈にカッコいい! 俺は感動したぜ!」
 ミミズクの目を持つ旭君を感動させるなんて流石だね。

 どんどんどん! ぱふぱふ!
「あのタトゥー書き込みすごいです。後で詳しくスケッチさせて欲しい……!」
「エテは業が深いわね……」

 お次は弓月・小太(ka4679)さん。いたいけな少年ですねえ。
「あの、僕は何故こんな所でこんな事をしてるのでしょうかぁ……」
「あぁ、間違えちゃったんですね……。その割に衣装は随分乗り気ですけど」
「これはヨアキムさんに『漢だったら黙ってこれを着ろ』って渡されたんですう!!」
 ヨアキムさん罪深いですね。これも決まりなんで申し訳ないですが、アピールして戴いて宜しいですか?
「と、とっても恥ずかしいのですけどぉっ。うう、でもやらないとですぅ」
 小太さん、意を決したようです。おずおずとポージングを始めました!
 ほっそりとして長い手足、細い首。透き通るように白い肌。うっすらとついた筋肉が将来の有望さを感じさせますね。
 中性的な少年らしい身体つきは神秘的なものを感じます。
「こ、こんな感じでいいので……ふわわ!?」
 おっと! 風が吹いて緩む新型装甲! このまま落ちてしまうのか……!?
 と思ったら何と! 踏みとどまりました!!
「見えそうで見えない! これが新型装甲の力じゃい!」
「何だよォ! 落ちろよォ!!」
 鼻息荒いヨアキムさんの横で、ディック・シュヴァンツ(ka3904)さんが拘束具つけたままもがいてますけど大丈夫ですかね。
「と、とりあえず審査員の方の感想を聞いてみましょうか」
「恥ずかしいのによく頑張って……感動したわ」
「色白な身体に白い褌が良くお似合いで、私嬉しくなっちゃいました。うふふ」
 頑張る姿が好評だったようですね! ムーンさん、エーディットさんありがとうございました!

 どんどんどん! ぱふぱふ!
「ドワーフの新型装甲ってすごいんだね……」
「皆あれつけてくれたら、目隠しの手間が省けるんだけどねぇ」

 さてお次は……パトリシア=K=ポラリス(ka5996)君。こんにちは。
「はーい! こんにちはダヨ!」
「あっ……! パティのお姉さん! がんばって……!」
「わーい! サヨちゃんありがとー!!」
 おや。可愛らしい応援があったようだね。
「パトリシア様のアピールポイントはふわふわな髪の毛だそうですの」
「そうなの! 気合入れてすぺしゃるケアしてきたんだヨ! 贅沢にトリートメントしたの!」
「肉体美なのに髪の毛なんですの?」
「えっ。これってチューダさまのもふもふをかけた、もふもふ選手権なんじゃないの?」
 ま、まあ。髪の毛も肉体の一部だからね。肉体美と言えなくもないよね!
 じゃあ、アピール、行ってみようか!
「はーい! みんな不思議なむきむきポーズしてるのね? パティもやってみるヨ!」
 はは。レディのマッスルポーズというのも何だか愛らしいね。
 彼女の場合時々ジャンプするから、また違う感じだけれども。
 ああ、飛ぶたびに髪がふわふわして……エクセレント!
「えへへ。ありがとなの。審査員さん、頭なでなで好きダカラお触りOKなんダヨ♪」
「おお……! これはなかなかなもふもふ……! 俺の羽毛にも負けてないぜ……!」
「ふふ。チューダ様の毛並みにも追いつく勢いですよ。私が保証しますわ」
 ふふふ。ここだけ旭君とチューダ君、エーディット君によるもふもふ品評会になったようだね。微笑ましいね。

 どんどんどん! ぱふぱふ!
「もふもふ……。私も触りたい……」
「あらー。ちょっと我慢なさいな。あ、ユリアン触る?」
「俺もふもふじゃないよ!?」

 次の方は丑(ka4498)さんですね。弓を構えての入場です。おお、きちんと審査員の方にも一礼しています。とても礼儀正しい方ですね……!
「キャー! うっしー!!」
「声援ありがとうございます」
「こんにちは、丑さん! 今ケイ(ka4032)さんから応援がありましたけど、お友達ですか?」
「ええ。とても素敵な方ですよ。俺も後で応援します」
「美しい友情ですね……! 参加の動機は何ですか?」
「ただ騒いで脱ぐだけの筋肉達磨とは違うということをお見せしようかと思いましてね」
「何だかカッコいい! それではアピールタイム、スタートです!」
 着物に袴、弓掛けという格好に椿の簪も美しい……。
 緩やかに袖から腕を抜き、半身を出しました。
 踏込むと、地面に水墨を垂らした様な波紋広がり、儚く揺れます。
 弓を立て、僅かに微笑み……何とも穏やかな佇まい。
 そのまま弓を引き――これは会の姿勢、と言うのでしょうか。
 背筋が凛と伸び、上腕の筋肉が締まり……。
「わあ……。弓を放つという行為だけで、ここまで肉体を表現できるものなんですね。審査員の美沙樹さん、いかがでしたか?」
「静かながらも、肉体の美しさを良く表現できていると思いますわ」
「腕と背中の筋肉すごーい! 穏やかで優しそうだし、王子様候補だよー! お姫様抱っこして欲しい!」
「それくらいお安い御用ですが……」
 何と。あっさり許可が出ましたよ。シアーシャさん良かったですね。

 どんどんどん! ぱふぱふ!
「お姫様抱っこしてるところを描きたいです!」
「お姫様抱っこされたい訳じゃないんだね」
「エテは業が深いわね……」

 お次はフローラ・ソーウェル(ka3590)君だね。何だか緊張しているようだけど大丈夫かい?
「なぜ私はここにいるのでしょうか……」
「フローラ様も間違えて出場しちゃったですのね。時々そういう方いますの」
「こんなこともあろうかと、準備は済ませて来ました。これを脱げばいつでもいけます」
「あ、そうですの? じゃあさくっとお願いしますの」
「あっ。ちょっと待ってまだ心の準備g……あああ」
 チョココ君に容赦なく剥かれたようだね。
 さて、身体は特に鍛えていないということだったけど……これはこれは。透き通るような白い肌というのはこういうことを言うんだろうね。なめらかでまるで白磁のようだ。
 それに、フローラ君は随分とまたわがままボディを隠し持っているんだね。
 形の良い臀部にくびれた腰。たわわに実っているのに張りがある双丘が実に見事じゃないか。
「た、確かに『脱いだらすごい』と言われることはありますが……! 自分ではどこがすごいのかさっぱりで……」
「素晴らしい身体を持ちながら、それでいて過度に誇らない姿勢に感動致しました」
「奥ゆかしい感じが良かったです……」
 さすが美沙樹君とムーン君。いいこと言うね!
「あ。あのもう服を着ていいでしょうか……!?」
「その前に、カメラに向かってはいポーズですの!」
「いやあああああ!!」

 どんどんどん! ぱふぱふ!
「写真写真! いいもの見たわぁ~」
「きゃー! エアさーん!!」
「ジュードさん、師匠の出番まだですよ!」

 今度はエリミネーター君だね。やあ。どうかな、肉体美選手権は。楽しんでいるかい?
「あァ! ホットな野郎共に綺麗なレディ達ともう息つく暇もねェわな!」
「ミネちゃーん! カッコいいのな~!」
「エリー! 素敵ダヨー!」
「おう! アンちゃんもパティちゃんもありがとなァ」
「エリミネーター様人気あるですのね! 意気込みを教えてくださいですの」
「若者が多い中ってのもちと困ったモンだが、鍛え上げた肉体の年季の違いを見せてやろうじゃあねェの」
「格好がすごく変態っぽいですけど頑張ってくださいですの!」
 それにしてもこう、装備の隙間から見える肉体が……また厚くて堅くて、なめした革のようだね。
 太腿もとても筋肉が盛り上がっているし、ブラボーという賛辞しか思いつかないんだけど、時間をかけて鍛えるとこうなるのかい?
「おうよ。蒼の世界の警察っていう組織にいてな。そこから更に鍛え抜くとこうなる訳よ。見ろこの胸板! 包容力も普通よりパワフルだ!」
 なるほど。納得の力強さだね!
「HAHA! おうよ! 男たる者、やっぱり力強さあってこそさァ!」
「すごい……! 3人くらい同時にお姫様抱っこ出来そう!! カッコいい!」
「うおおお! 逞しさと野性味を感じたぜ! ナイス筋肉!!」
 シアーシャ君も旭君もすっかり筋肉に魅了されたようだね!

 どんどんどん! ぱふぱふ!
「すごーい! デカいわよー!」
「俺も鍛えたらあんな風になるかなぁ……」

 お次の方はバルンステーン(ka5450)さんですね。
「ウフフ。説明はいらない。私のダイナマイトボディをとくとご覧あれ」
 おや。早速アピールタイム開始となりましたね。
 ぴっちりした黒のボディスーツで魅せるポーズが艶かしいですね。
 と。おお……? 更にそれを脱ぐようです。
 じわじわと少しづつ、焦らしながら……妖艶な笑みに、真っ赤な唇から覗く舌。むむむ。これは何とも扇情的……!
 これが女の武器というやつでしょうか。
 そしてその下に隠れていたのは……大き目のニップレスとTバック……!?
 砲弾のような胸を手で寄せてますけどこれは……ギリギリ着てるけどこれアウトですよ!!
「わー! 申し訳ないんですけどこれ巻いてください!」
「さっきから思ってたんだが、君可愛いな。どうだい? 私と遊ばないか?」
「はっ? えっ? いやあの」
「遠慮しなくていいんだぞ?」
「いえ、遠慮じゃなくて……きゃああああ!!?」
 あー。バルンステーンさんのボディプレス(主に胸)が……!
 悠月さんしっかり!
「えっと。あの。色々な意味で圧倒されました……」
「スーちゃんがまた鼻血噴いたのな。手当てしてあげるのなー」
 ムーンさんありがとうございます。黒の夢さんはすみません!

 どんどんどん! ぱふぱふ!
「はいはい。浅黄とエテには目に毒だからねー」
「………」
「ユリアンも初心ねえ……」

 さあ、次行ってみようか! 次は……。
「俺様だ! ジャック・J・グリーヴ(ka1305)様だ!!」
 ……ジャック君、君か。今日も元気だね。一応意気込みを聞いてもいいかな?
「意気込みだ? フッ、どいつもこいつも分かっちゃいねぇ。この世界の筋☆肉たる俺様が出場した以上……てめぇらに勝ち目なんざ万が一にもねぇって事がな!」
「すごい自信ですのー。その自信はどこから来るですの?」
「完璧な俺様だぞ? 自信なんて後からついて来るってもんよ。さぁ、てめぇら目ん玉よぉく見開きな! そうすりゃ見えるだろ? 俺様のこの光り輝く……大☆胸☆筋がな!」
「何か良く分からないですけどアピールお願いしますの」
「おう! 言われなくても紹介してやるぜ! 右大胸筋のチャールズだ!」
『ハァイ! 僕チャールズ! お茶目で洒落乙な右大胸筋さ!』
「WAO! こいつぁイカすぜ! お次はこいつだ! 左大胸筋のロジャー!」
『フフッ、私の大胸筋運動会について来れる方大募集ですよ』
「YEAH! クールでワイルドな奴め! 二人併せて俺様の大切な大☆胸☆筋ブラザーズだぜ! 宜しくな!」
 なるほど。ジャック君の大胸筋には名前があるんだね。面白いね。
「1人三役ですの。寒いですの」
「寒いとは何だぁ! 見ろ! このビクビクと動くチャールズとロジャーを!!」
「あのさー。俺様前から気になってたんだけどよ。ジャックのあのキラキラってどこから出てんだ?」
「多分覚醒するとああなるんだと思いますが……ともあれ、チャールズさんもロジャーさんもお茶目で素敵ですね」
 ジャック君にかかると僕の仕事がなくなるのが困るね。ともあれ、スメラギ君もエーディット君もありがとう!

 どんどんどん! ぱふぱふ!
「きゃー! グリーヴ素敵よーー!」
「ジャック様って呼べー!」

 ではお次の方どうぞ!
「はぁい! Non=Bee(ka1604)よ~! よろしくお願いするわねぇ!」
 黒い素肌に鮮やかなビキニが映えて眩しいですが……おや? Nonさんは確か男性では?
「あらっ。細かいこと気にしちゃダメよ! 美しさに性別は関係ないんだから!」
「ふー。酷い目に遭いました……。あっ。すみません。参加動機を教えてください!」
「そりゃあ、審査員席より近くから殿方を見る為に決まってるじゃなーい! 勿論あたし自身も、見せるのが恥ずかしい体ではないと自負しているけど」
 ドワーフというのはもっと無骨なイメージがあるんですが、Nonさんは素直に美しいと思えますね。
 筋肉がない訳ではなく、逆についている方だと思うんですが……本当に不思議です。
「でしょでしょ! ちょっと鍛えすぎちゃってムキムキだけれど、あたしを見た瞬間美しいって思っちゃったでしょう? それがパトスよ? 理屈じゃないわ! ほーらスメラギちゃん、正直になりなさい?」
「何で俺様にウィンク飛ばしてくんだよ。野郎見て喜ぶ趣味はねーぞ?」
「あらーっ。スメラギちゃん巨乳が好みなの? そりゃちょっと貧乳だけど、これでもBはあるんだから!」
「………」
 おや? 美沙樹さんが自分の胸を見て真顔になってらっしゃいますけどどうしたんでしょう?
「……複雑な乙女心と格闘中なので気にしないであげて……。逞しさと美しさが調和して、素敵だったの……」
 ムーンさん、さすがこの選手権の良心! 綺麗にまとめてくださいましたね。

 どんどんどん! ぱふぱふ!
「エアさんだってBカップくらいあるもん……!」
「ジュードさん何に張り合ってるの?」

 さあ、どんどん行ってみよう! お次は素敵なレディだね!
「ユピテール・オーク(ka5658)だよ。宜しく頼むね」
「わっ。すごいですのー! お身体、ぼんっきゅっぼーん! ですの! この選手権に出た動機は何ですの?」
「うーん。自分の身体がどこまで通用するか試してみようかなって思って。いい機会でしょ?」
「確かにそうですの。じゃあ、アピールお願いしますですの!」
 ピンヒールの靴にビキニ、桜の羽織……舞台の上に花が咲いたようだね。
 大きくたゆんとしたマシュマロのような柔らかそうな胸、太腿からふくらはぎにかけてのなだらかな曲線、髪をかきあげた先に見える艶かしいうなじ……。
 それを見せ付ける動きもまた艶っぽくて……匂い立つ色香というのかな。蠱惑的という言葉がぴったりだ。
 まるで蝶を吸い寄せる花だね。
「イルムさんは人を乗せるのが上手だね」
 ふふふ。ありがとう。こう見えて嘘は言わない性質なんだよ? さあ、審査員諸君。この花はお気に召したかな?
「うーん! このプロポーション保つの大変でしょう? 努力が見えるわ!」
「桜柄の着物がとっても素敵です。ユピテールさんの色香は男女問わず惑わせそうですね……」
 うんうん。カメリア君とエーディット君の言う通りだね!

 どんどんどん! ぱふぱふ!
「すごーい! 綺麗よー! ところでユリアンはどうして女子が出てくると黙るワケ?」
「だって直視できないから!!」

 お次は春日 啓一(ka1621)さんですね。こんにちは! 既に現段階から潔さを感じますね。
「褌一丁での参戦ですが、心境の程は如何ですか?」
「いやぁ。肉体美って程のモノはないかもしれないが、たまには晒してみるのも一興だと思ってな」
「そんなこと言ってすごい筋肉ついてるじゃないですか。何か特別な鍛錬されてるんですか?」
「いや。実戦経験だけだな。蒼の世界からこっちに転移して2年近く、向こうじゃ経験できなかった戦いを繰り返してたから」
「えええ……。僕だって結構戦ってますけど、ここまで筋肉つかないですよ……!? それではアピールお願いします!」
「ん。じゃあ型見せる」
 おお、これは拳術の型でしょうか。腕が振るわれる度に、上腕、胸筋、背筋の筋が盛り上がります。
 胸から二の腕にかけて筋肉のつきが素晴らしく、はち切れんばかりですね……!
 啓一さんは決して骨太な方ではないのですが、ここまで筋肉を蓄えるには一体どれだけの実戦を積んで来たのでしょうか。
「見せる筋肉じゃなく、実利的な筋肉ってやつだな。すっげえいいと思うぜ!」
「すごい腕……! お姫様抱っこは完璧よね……!」
 さすが旭さん、良い観察眼をお持ちですね。シアーシャさん、確か啓一さんには恋人がいらしたと思いましたよ。残念ですね。

 どんどんどん! ぱふぱふ!
「春日ー! ナイスファイトー!」
「筋肉ならエアさんだって負けてないもん!」
「だから何と張り合ってるの!?」

 次はクウ(ka3730)君。何だか野性味のあるレディの登場だ!
「こんにちはですの。意気込みをお聞かせくださいですの」
「……幻獣王チューダ。なるほど、確かに見事な毛並みだけれど……毛皮の下は、果たしてどうなのかしら?」
「な、なんですと……?」
「それだけ丸いんですもの。緩みきっているんじゃないの?」
「んー。我輩、毛皮脱いだことないから分からないであります!」
「はむさん、毛皮脱いだら貧相になりそうですの」
「我輩はむさんじゃないです! 幻獣王チューダなのです!」
「毛艶も大事。けれど獣に大事なのは何よりも……ね!」
 おおっと。マイクを投げ捨てたクウ君、いきなり側転を始めたよ!
 そこから軽やかなバック転! 素晴らしい運動能力だね!
 白黒のトラ柄水着に、きらきら輝くアクセサリ。
 アクロバティックな動きを支える筋肉は無駄がなく引き締まっていているね。
 胸も決して小さい訳ではないのだけど、動きの邪魔になっていないのが不思議だね。
「これがヒトにおける獣としての美しさ! 疾く、強く! それこそが獣の条件よ!」
「すごい……! 何だか本物の獣を見ているみたい……!」
「おう。もふもふハンター代表の俺も保障するぜ! お前は立派なケモノだー!」
 審査員のムーンさんと旭さんからも認可が下りたようだね。今日からクウ君は立派なケモノハンターってことでいいのかな?

 どんどんどん! ぱふぱふ!
「すごい動きやったん……!」
「あああ。スケッチが間に合わないですー!」

 それではお次は……。
「エアルドフリス(ka1856)だ。普段は薬師をしている。どうぞ宜しく」
「きゃーー!! エアさんーー!! 頑張ってーー!!」
「フレー! フレー! し・しょ・う!」
「ファイトですー! 今こそその肉体美を存分にさらけ出すときですよー!」
「エアー! 気合入れなさいよー!」
「がんばって……!」
 おお、すごい声援ですね。
「ああ。小隊の仲間達が応援に来てくれていてな。おっと。声援には応えんとな」
 うーん。笑顔で手を振る姿もイケメンですね。
「今回はどういった理由で参加されたんです?」
「……ジュードに勝手に名前を書かれた。だが、舞台に立つ以上は覚悟を決めるさ」
「見た目だけじゃなくて心もイケメンですね! あの、身体を鍛えていて役に立ったことってありますか?」
「特に鍛えた訳じゃないんだが、そうだな……。風邪を引き難いことかね。あとはゾンビを杖で殴り倒……いや、この話はいい」
「エアルドフリスさんって武闘派なんですか……?」
「いや。魔術師だ」
「身体だけ見てると信じられませんけど……じゃ、アピールお願いします」
「アピールか。些か緊張するね」
 おっと。そう言いつつ脱ぎ始めました。鮮やかな青のブーメランパンツが眩しいですね!
 旅暮らしで出来た身体で特に鍛えてないとのことですが……骨太なんでしょうか。素でガッチリされていますね。
 最近、幸せ太りしたからか身体のラインがやや崩れたそうですが……それもまた色香があると言いますか。
 髪をかきあげる仕草も表情も、ただ立ってるだけで首とか太腿とかもいやらしいです。
「ちょっとー! 俺のエアさんをいやらしい目で見ないでよねー!!」
 いやいや、いやらしい目で見てるんじゃないです。エアルドフリスさんの存在そのものがいやらしいんです!!
「うん。すっごいエロい。けどそこがいいと思うわ!」
「お姫様抱っこされたらタダじゃすまない感じがすごい!」
 カメリアさんとシアーシャさん、女性陣からも概ね同じ意見が聞けましたね! エアルドフリスさんは歩く危険物ってところでしょうか。

 どんどんどん! ぱふぱふ!
「ちょっと聞いた!? 歩く危険物ですって!」
「俺のエアさんに失礼だよ!!」

 さて、お次は愛らしいお嬢さんだね。こんにちは。自己紹介できるかな?
「うん。アルス・テオ・ルシフィール(ka6245)なの。ほっぺたぷにぷに。ふくふくにゃぁ~ん♪」
 そうか……君、可愛いね。うん。すごく可愛い。
「イルム様。鼻息荒い気がしますけど大丈夫ですの……?」
 勿論大丈夫さ! 僕は司会者だ! 好みの子を前にしたって平常心は失わないよ!
「本当ですの? ええと、アルス様。この選手権への意気込みってありますの?」
「うん。『ぷにぷにほっぺは、世界をすくう~!』……きっとだれかを救うはず……がモットーなの」
「微妙に他力本願なんですのね。分かったですの。アピールタイムスタートですの!」
「……審査員を、ルーシーの『ほっぺ』で魅了してみせるのね! と言う訳で、順番にぷにぷにして欲しいのね!」
 あああ。か わ い い !
 ゴスロリにゃんこの姿と心でほっぺたぷにぷにだって諸君。
 あああああ。か わ い い !
 どうかな!? 審査員の諸君! どうかな!!?
「ええ。とても愛らしいですわ。過激なものが続く中でとても癒されました」
「うふふ。もふもふな毛並みもいいですけど、ほっぺたぷにぷにもいいですね」
 美沙樹君もエーディット君もいいこと言うなぁ……! そうだろうそうだろう! 可愛いは世界を救うよ! うん!

 どんどんどん! ぱふぱふ!
「ほっぺたぷにぷに……!」
「うん。浅黄のほっぺたもぷにぷにねえ」

 それでは次の方。カダル・アル=カーファハ(ka2166)さんですね。あの。危ないのでその斧はしまって戴いていいですか?
「何でだ? これから戦うのに必要だろう?」
 いえ、戦うと言いましても今回は肉体美での戦いですから。武器は必要ないんですよ。
「何……肉体美だと? くだらん、そんなもの競うものではないだろう」
 まあまあ、そうおっしゃらず。カダルさんも是非参加して行って下さい。
「そうですよ。という訳なのでアピールをお願いします」
「あ゛? アピールだと……?」
 ああっ。これは怖い! 悠月君本日二度目の生命の危機です!
「あっ。あの……! 僕も強敵に挑むの好きなんです。カダルさんみたいな筋肉をつけるにはどうしたらいいんですかね?」
「ふむ? よかろう、教えてやらんでもない。そもそも、エルフという種族的に、他の種族より体格は劣るわけだ。俺は、殺し合うためだけに鍛えた。殺す機能性だけを追究した結果、鍛え方も……」
 何だか予想外の展開になってますね。聞いてる悠月くんの目もかなり本気なんですけど大丈夫なんでしょうか。
 この隙にちょっと筋肉などを観察させて戴きましょうかね。
 ふむ。確かにエルフにしては逞しく、まるで服の下に鎧をつけているようですね。
「いやー。これはガチな筋肉だぜ。いいモノ見た!」
「うむうむ。筋肉玉と呼ばれるドワーフにも負けておらんな!」
 旭さんもヨアキムさんも唸る筋肉ですね。素晴らしい!

 どんどんどん! ぱふぱふ!
「エアさんだって腕っ節強いんだからね!」
「ジュードさん……」

 さて、お次は……リリティア・オルベール(ka3054)君だね。
「こんにちは。宜しくお願いします」
 ああ、今日も美しいね、レディ。お噂はかねがね聞いているよ。
 彼女はあちこちのコンテストを総嘗めにしている実力者だからね。今回も有力候補と言ったところか。
「ええ。それなりに自信はありますし、こっちでも優勝狙っちゃいますよー!」
「それじゃアピールお願いしますですの」
「分かりました」
「……リリティア様、何してるですの?」
「何って、仁王立ちですけど?」
 仁王立ちでアピールとはなかなか変わってるねえ。
 黒のビキニが張り付いたツンと上を向いた爆乳。劣らず谷間を作る臀部。しっとりしたくびれ。
 ムッチリした太股から足先へのラインに、うっすら腹筋が見える引き締まったお腹……。
 スリーサイズは秘密ということだけど、若々しく『美味しそう』という言葉かぴったりだね。
 男性陣が挙動不審になるのも頷けるよ。
 官能的な身体はまさに、女王の風格と言ったところかな。
「仁王立ちするだけでそれがアピールできるのがすごいと思いますわ」
 美沙樹さんありがとう。スメラギ君にコメントを求めようと思ったんだが、また鼻血出したようなので控えておくよ。

 どんどんどん! ぱふぱふ!
「あの人キレーやなぁ……」
「憧れちゃいますよね。筆が進んじゃいますー!」

 今度の方はファウストゥス(ka3689)さんですね。何だか難しい顔されてますけどどうしました?
「……見学しようとしたらキュジィに参加者に間違えられて流された」
 キュジィさん、参加者を集めるのにも手段を選ばなかったんですね……。
「ファウストゥスさんも新型装甲着用ですけど、それってやっぱり……?」
「ああ。ヨアキムに薦められた。皆これを着ているものと思っていたんだが……」
「騙される人続出ですね……」
 まあそれ、滅多なことでは脱げないそうなんで安心して下さい。
「そうですね。じゃ、アピールお願いしてもいいですか」
「ああ。筋肉とは使う為に鍛えるもの。ならばその用途に使われている際の姿を魅せるのが筋だろう」
 ファウストゥスさんが手にしているのは棒ですね。棒術の演舞を見せてくださるようです。
 棒を振るう度に、滑らかに動く筋肉。右半身に赤く呪術めいた文様も一緒にうごめいて、筋肉の動きが良く見えます。
 戦いを知る身体についた均等に隆起した筋が逞しさを物語っていますね。
 終始真顔なのもまた、真摯な印象を与えます。
「あー。それな。笑顔が苦手なんだ。勘弁してくれ」
「いえ……むしろ、真面目に取り組んでいるんだなと、感動したわ……」
「あなたの腕もお姫様抱っこに最適な感じ!」
 ムーンさんありがとうございます。シアーシャさんはブレないですね……。

 どんどんどん! ぱふぱふ!
「いい筋肉ねー! 写真撮らなきゃ!」
「あっ。 葵さんさっきのエアさんの写真焼き増ししてね!」

 次の方はメーレ・クロイツェル(ka5626)君。かなりの美青年だね。
「……逞しき肉体が生命の美であるならば、青年の肉体は天上の美であった。白磁の肌、柔らかな金糸。玲瓏の声、華やかな馥郁。白魚の指、清らかな素足。珠玉の瞳、麗らかな仕草……爪の先、その一分に於いてなお、一欠けすらも見当たらぬ。しかし最も目を引くは、美しきその精神よ」
「イルム様ー。またお話長い人ですの。しかも言ってる意味が分からないですの」
 ああ、彼の口から出ているのは基本的に自分を賛美してる言葉だよ、チョココ君。
 確かに繊細な美しさをもつ青年のようだ。しかもその美しさを自覚しているね。
「メーレ様はアピールしなくていいですの?」
「僕にアピールは必要ないよ。存在自体が美しいからね。……美にも種類はあるだろう、人の数だけの美がこの世には存在する。僕は唯一の美ではない、この世の全ては美しいものだらけだ。彼も、彼女もみな美しい、みな違う美しさがあり、それはとても美しい事だ。そして僕もまた、美しいのさ。当然ね」
 確かに彼は淡い色の薔薇のようだね。言動も含めてだけれど。
「さすがきみは良く分かっているようだね。儚くも逞しく、美しくも気高く、麗しくも明確な僕。その美、まさしく薔薇なのさ」
「……何だか話が高尚過ぎてよく分からないけど、すごいことだけは分かったわ……」
「淑やかな品位は評価に値しますわね」
 ムーン君も美沙樹君も美の高みの世界に来ればきっと分かると思うよ。

 どんどんどん! ぱふぱふ!
「沢城のお姉はん、言ってる意味分かった……?」
「全然。ナルシストだってことだけは分かったわ!」

 お次はケイ(ka4032)さんですね。
「ケイさん! 頑張ってくださいねえ!」
「うっしーありがと! 頑張るわ!」
 応援に応えているケイさんですが、こちらの情報によると……いえ、何でもありません。
「何? 実年齢? そんなもの些細な問題よ!」
 あえて伏せたのに……。
「まあまあ。ケイさん、早速ですがアピールお願いします」
「さあ、好きなだけ眺めなさい! このバランスの整った可もなく不可もないすばらしい美白の黄金比ボディを!!!」
 デリンジャー片手に射撃と近接格闘術を組み合わせた舞で次々と着衣を脱いで行きます。
 しかし、これはまたなまめかしい下着姿ですね……。悠月さん、これはバスタオルの出番かもしれません。
「えっ。これもダメ? 全裸は目に毒だと思って自粛したのにー」
 いや、確かに程よい大きさの形の良い胸ですとか、きゅっとした臀部とか素敵なんですけどね。
 下着というのはちょっと刺激が……。
 ともあれ、審査員に意見を聞いてみましょう!
「可愛い下着をつけていて良いんじゃないですかしらー」
「私達は全然気にならないけど、男子の目には毒かもねー」
「うふふっ。それが狙いよ!」
 エーディットさんとカメリアさんの言葉を受けて、ケイさんがデリンジャーにキスしてます。完全に悩殺する気満々ですね!

 どんどんどん! ぱふぱふ!
「……」
「ユリアン、生きてるー?」

 次はアルマ・A・エインズワース(ka4901)君とオリオン=ラッド(ka4552)君。二人組での登場だね。やあ、アルマ君。どうしてこの選手権に?
「素敵なドワーフさんを追いかけてきたら気がついたらこんなことに」
 そういえば君、ドワーフフェチだったね……。
「酒だ! 胸だ! 筋肉だ! 世に筋肉と露出の素晴らしさを伝えるぜ!」
「イルム様ー! オリオン様が酒樽持ち上げながらがぶ飲みしてますのよ!」
 おやおや。オリオン君、それはアピールの一つかな?
「勿論だ! 力強さをアピールしつつ、酒を飲む! すると身体が熱くなるから、脱ぐのだァ! 生まれたままの姿になぁ!!」
「……変態さんですのね」
「ごめんですよ。この人いっつもこうなんです」
「ふふん、どうだアルマよ。ここなら合法的に脱げるぜ! 故にお仕置きの必要はなかろう。いや、そもそも肉体美を晒す事に何の躊躇いが必要k」
「そぉい!!」
 今、アルマさんの上段後ろ回し蹴りがオリオンさんに決まったね。流れるように、容赦なく入ったんだけど大丈夫かな。
「あ、いつものやりとりですよ! 歪虚と雑魔と迷惑な亜人と悪人と変態には容赦しなくていいんですっ」
 そうか。そういうことならいいね!
「じゃあアピールお願いしますですの」
「はーい」
「任せとけー!」
 アルマ君は踊り子のようだけど……エルフだからか、筋肉は少なめだけど、均整の取れた身体をしているね。
 長い手足に、片手は義手で……なんだか球体間接人形のような無機質な美しさを感じさせる。
 それに反してオリオン君はドワーフらしい、堅牢で逞しい身体つきだね。
 骨太で荒々しい感じだけど、それがまたいい感じだ。
「お二人がとても対照的で目を引きますね」
「がははは! どっちもなかなかいいぞい!」
 まさに! エーディット君の言う通りだ。ヨアキム君に褒められて、アルマ君が感動しているようだね。

 どんどんどん! ぱふぱふ!
「エインズワースが止めてくれてよかったわ。また目隠ししないといけないとこだった」
「葵さん忙しそうだね」

 次の方は、水流崎トミヲ(ka4852)さんですが……。大丈夫ですか? 顔色悪いですけど。
「トミヲのお兄はん、応援してるえ……!」
「トミヲさん! ターンしてーっ」
「あっ。あっ。ありがとう!!」
 おや。声援が飛んで来ていますね。彼らの為にも頑張ってください。
「う、うん。ちょっと勢いで参加しちゃったんだけど。……変わらなくちゃって思うから。辞退は、しないよ」
「偉いですね……! じゃあ気合入れてアピールお願いしますね」
 ――母ちゃん。ボク、大事な人よりも先に公に肌を晒すことになったよ。しかも新型装甲とかいう変な水着着て……。
「僕はカッコよくないし、他の皆みたいにシックスパックもない、下町育ちのDTさ……でも! 腹と関節の柔らかさは賢者級なのさ!!」
 おっ。とーぅ! というかけ声と共にジャンプしました。
 その動きに合わせて、ぽよんぽよんと腹が揺れます。張りと艶が素晴らしいですね……!
 ダイナミックに足を開いて……これはリアルブルーの相撲、と言うものでしょうか。
 観客席からどすこーい! という声が聞こえて来ます。
 審査員席のキュジィさん、いかがですか?
「足りない部分も頑張りで補える、という良い見本を拝見させて戴きました」
「ねえ。トミヲの腹を寄せて上げればCカップくらいにはなるんじゃない?」
 カメリアさんがサラッと爆弾発言なさいましたが。トミヲさんに補正下着薦めてみますか?

 どんどんどん! ぱふぱふ!
「そうか。エアさんにも下着を……!」
「ちょっとジュードさん……?」

 お次はエマ・ハミルトン(ka4835)君だね。これはまた麗しいレディだね。
「ありがとう。幼馴染のメーレを応援するつもりが、間違えて参加してしまったのだけど……」
「今日は何人も間違われたり騙されたりしてる方いるですのよ。エマ様もめげずに頑張るですの」
「ええ。参加する限りは妥協しないわ」
「それじゃ、アピール行ってみよーですのー!」
 そう言うエマ君は黒のビキニ姿なのだけど……飾り気のない衣装を着ているはずなのに華やかだね。
 水着姿なのに凛として気品を感じるよ。
 彼女の橙の混じる赤い髪と白い肌、黒い水着が程よいコントラストでバランスの良い身体を引き立てているし。
 全体的に美しいけれど……そうだね。特に足が程よい肉付きでいい感じだね。
 メーレ君は淡い色の薔薇だと思ったけれど、エマ君は鮮やかな色の薔薇を思わせる人だ。
「ありがとう。メーレにも橙色の薔薇って言われるのよ」
 ああ、そうだね。髪の色からしてもピッタリだね。審査員の方はどう思う?
「本当に。気品と美しさを兼ね備えた素晴らしい方ですわ」
「綺麗とかわいいは……混在できるんだなって思ったわ……」
 美沙樹君とムーン君は本当に綺麗に纏めるのが上手だねー。

 どんどんどん! ぱふぱふ!
「人を見ているのに薔薇を描きたくなったのは初めてです!」
「あはは。人も色々よねー」

 さて、次は千歳 梓(ka6311)さん。これはまた渋い方ですね。
 何でも、この依頼が初の依頼だとか?
「うむ。……ちょっと、選択を間違ったのではないかと思い始めている」
「お気持ち分からなくもないです……。でも折角ですし、いい思い出にしましょう!」
「悠月殿と言ったか。ありがとう。しかし、他の参加者の肉体は皆素晴らしいな。私も軍人だ。鍛え抜かれた身体には自信があったのだがこれは少し自信を無くしてしまいそうだ」
「肉体は皆違って皆いいんですよ! さあ、梓さんもアピールお願いします!」
「うむ。では参る」
 堅い印象を受ける黒い軍服を脱ぎ去ったその下には、更に軍服があった……! という印象でしょうか。
 堅く強く、鍛え上げられた筋肉が露になって、会場から溜息が漏れています。
 青の世界で軍人をされていたという梓さん。その頃から鍛えられていたのでしょうか。
 健康的で均整の取れた引き締まった肉体は、何だか彫刻のようです。
 割れた腹筋も堅そうですね……!
「うおおお! これはすげえ身体だ! 俺大興奮だぜ!」
「すごーーい! すみません! お姫様抱っこは申し分ないんですがひとつだけ! 奥さんに優しくしたいと思いますか!!?」
 旭さんがガッツポーズする横で、シアーシャさんはお見合いに持ち込む気ですかね。

 どんどんどん! ぱふぱふ!
「写真写真ー!」
「スケッチスケッチー!!」

 お次は藤堂研司(ka0569)君とエルディン(ka4144)君の二人組だね。今の気分はどうだい?
「ついに来たか! 俺のこの謎の付き方をした筋肉が……報われる日が!!」
「研司さん。相手に不足ありません。さあ、お互いの持てる力を全力で出し切りましょう!」
「トード! 頑張れー!!」
「藤堂のお兄はん……応援してるえ……!」
「おう! パティも小夜もありがとな!!」
「それじゃアピールお願いしますですの」
「望むところだ!!」
「いきますよ!!」
 おや。まるごとぜんらを着こんでいた研司君がいきなり突き破ったね。
 その下から現れたのは、細やかに鍛え上げられた肉体。
 謎の筋肉のつき方をした、と研司君は言っていたけど、腹も割れて、腕も隆起して素晴らしいものだと思うけどね。
 そして逞しい腰に巻かれた白い褌が眩しいね。実に見事だ。
 一方のエルディン君は……依頼で適度に鍛えられ、美の極限を極め、無駄なく綺麗に均整がとれた筋肉を惜しげもなく披露しているね。
 光を背に杖を持ち、背中から純白の羽根を生やし、腰布1枚でゆらゆらと踊る様はまるで神に祝福された宗教画の天使のようだ。
 何だかディックくんがしきりに2人の腰の辺りに熱い視線を送っているようだけど……。うーん。見えそうで見えないね。
「そんな汚いもの見えなくていいですの」
 はは。全くもって同感だ。
 だけどね。エルディン君はハプニングを呼ぶ男だからね。油断してると危ないよ。
「鍛え上げられた筋肉は! 自然が育んだ肉体は!奇跡を起こす!! 風よ、褌をはためかせ! 日光よ、燦々と俺の身体を照らせ!! これが!! 俺だ!!!」
「神よ! あなたに勝利を……あっ。あああ」
「あ?」
 ああ……やっぱり起きたね。ハプニング。
 チョココ君、大至急バスタオル持ってきてくれるかな。
「分かったですの! 変なもの見せないで欲しいですの!!」
「トード! この褌使って!」
 おや。パティ君用意がいいね。
「うん。トードの褌外れると思ってたカラ」
 そういう予感は当たらなくていいんだけどね……。
 審査員に感想を聞こうと思ったけど、男性陣はバカ受けしてるし、女性陣は固まってるから後にしようかな。
「くひっ、くひひっ、来たぜ来たぜ!! 見てやったぜ研司の聖槍!」
 さて、最後はディックさんですが……。何だか様子がおかしいですね。
「俺様の桃源郷!! 肉体を惜しげもなく晒す男共の聖槍まみれとか滾るしかねーじゃんよぉぉ」
 あの、ディックさん……?
「もうな! 選手権なんてどうでもいい! 肉体美ってのぁなぁ! 元を辿れば肉体を形作るその時に作り出されるんだよなぁ!! つまり!! 尊いのは!!! (ぴーーー)」
 今大変不適切な発言がございました。以降、それに近い発言は音声にて伏せさせて戴きますのでご了承を……ってあああ。言ってるそばからディックさんが拘束具引きちぎって襲いかかってますよ!
「エルディン! もったいぶってないでさっさと見せやがれ!」
「あっ。いやあ! 腰布取らないでえええ!!」
「トミヲ! お前の(ぴー)使ったことないらしいなぁ。見せろよ!」
「えっ。えええ!?」
「いいじゃん減るもんじゃないだろ穢れなき(ぴー)を俺に見せろよぉ!」
「いやーー!! 助けておかーちゃーーん!!」
「お前の歳まで未使用品は貴重なんだよ!! ご神体として崇めてやるから安心しろ!」
「それ全然嬉しくないよおお!!?」
「こらこら。トミヲが嫌がってるだろう。止めたまえ」
「エアルドフリスうう!! お前もエロい身体しやがってよおお! さぞ良い(ぴー)持ってんだろ? 見せろよおお!」
「ちょっ。こら。止めなさい」
「ダメ! エアさんはダメ!!」
「何だよジュード! いいじゃねえかよちょっとくらい!!」
「ダメダメ! 絶対ダメ! エアさんは俺のだからダメえええ!!」
「ジュード……。気持ちは嬉しいんだがこういったところでそういう告白はその……」
「エアさんも半分お尻見せながらカッコつけてる場合じゃないでしょ!! ユリアン! 止めるの手伝って!」
「その前に師匠に服着せた方が良いんじゃないかなっ」
「きゃー! 写真撮らなきゃ!」」
「カメリア! あたしちょっとお子様の目と耳塞ぐので忙しいから代わりに撮っといて!」
「OK! 任せて!」
「スケッチスケッチ!!」
「沢城のお姉はん……。見えへん……」
「ちょっとー!! 俺のエアさん撮っちゃダメー!! 描いちゃダメーー!!!」
「ジュード落ち着け。大丈夫か?」
「うわあん! 啓一さあああん!! 俺のエアさんのお尻がーー」
「よしよし。あいつを止めるぞ。リリティア。ちょい協力してくれ」
「仕方ないわね。リューリさん、汚物は消毒といきましょうか」
「わかったよー!」
「ディック、そろそろ止めとけ。な?」
「お、おお。春日じゃん! 遠目でチェックしてたんだぜえ! (ぴー)、見せろ!」
「あ? 断る」
「何でだよ! お前の(ぴー)デカいだろ!!? とにかく見せてお願い!」
「(ぴー)(ぴー)うるせえなあ。何でそんなもん晒さなきゃなんねーんだよ!」
「俺様にだけ見せればいーって! 先っぽだけでいいからあ!!」
「ちょっとディックちゃんだけずるいー! ねーねーお兄さん! そこのお兄さんもこの後一緒に打ち上げ……どう?」
「おや。可愛い子がいるなら私も行きたいな」
「何だとぉ!? おいリオン! バルンステーン! 打ち上げって何打ち上げる気だよ! 迸る(ぴー)か!!? 俺様も混ぜろよ!」
「やだもーディックちゃん! 何? そっちの趣味なの?」
「違う! 俺は太くて硬くて強い(ぴー)が好きなだけだぜ☆」
「ふふふ。面白い子ねえ」
「馬鹿野郎! 俺様を忘れてもらっちゃ困るぜ! 完璧な俺様だ! 勿論(ぴー)もビックなマグナムに決まってんだろお!!?」
「おっ。何だ!? 脱げばいいのか!? 任せとけ!」
「えっ。マジっすか!? 見ていいんスかジャックさん! オリオンさん!」
「ジャックさんじゃねえ! ジャック様って呼べ!!」
「おう! 露出なら負けんぞ!」
 リオン君とバルンステーン君、ジャック君、オリオン君の乱入でいよいよ場が混沌としてきたね。
 おおっと。そこに立ち上がったのは青筋を立てた美沙樹君とやけににこやかなリリティア君とリューリ君だーー!
「そこのあなた。いい加減に……」
「しなさーーーーい!!」
「倫理のスリープラトン! いくよ!」
 かっきーーーん! 良い音がしたね! ディック君お星様になっちゃったみたいだけど大丈夫かな?
「さっきも言いましたけど、歪虚と雑魔と迷惑な亜人と悪人と変態には容赦しなくていいんですっ」
 そうか! アルマ君もそういってるし、それでいいね!

 それでは肉体美選手権、結果発表を行います。
 優勝者は……春日さんです!
 準優勝はフローラさん、3位はジャックさんでした。

 アルスさんは可愛かったので司会者特別賞、弓月さんはエーディットさんによる特別賞、ベストフンドシストを差し上げます!

 なお、今回の結果は内側から出る美しさ、品性、実用性を重視する審査員が多かったのでこういった結果となっています。
 
 では、優秀な成績を修めた皆さんには、チューダさんの高級毛皮好きなだけもふもふ権を……。
「大変だ! ディックが戻ってきた! 男性陣は総員退避しろ! 目つきが尋常じゃない! やられるぞ!!」
 ファウストゥス君、わざわざお知らせありがとう。
 もう一度粛清が必要なようだね。……女性陣は集まって戴いてもいいかな?

 ああ、すまないね。ちょっとこれから忙しくなりそうだ。
 それでは肉体美選手権はここで終幕としよう。
 また再び会える日まで、アデュー!!

依頼結果

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MVP一覧

  • ノブレス・オブリージュ
    ジャック・J・グリーヴka1305
  • 破れず破り
    春日 啓一ka1621
  • 幸福な日々を願う
    フローラ・ソーウェルka3590
  • 百年目の運命の人
    弓月・小太ka4679
  • 魅惑のぷにぷにほっぺ
    アルス・テオ・ルシフィールka6245

重体一覧

参加者一覧

  • 完璧魔黒暗黒皇帝
    デスドクロ・ザ・ブラックホール(ka0013
    人間(蒼)|34才|男性|機導師
  • 黒竜との冥契
    黒の夢(ka0187
    エルフ|26才|女性|魔術師
  • 戦地を駆ける鳥人間
    岩井崎 旭(ka0234
    人間(蒼)|20才|男性|霊闘士
  • 師を思う、故に我あり
    役犬原 昶(ka0268
    人間(蒼)|27才|男性|霊闘士
  • 征夷大将軍の正室
    天竜寺 詩(ka0396
    人間(蒼)|18才|女性|聖導士
  • 空を引き裂く射手
    ジュード・エアハート(ka0410
    人間(紅)|18才|男性|猟撃士
  • 元気な墓守猫
    リューリ・ハルマ(ka0502
    エルフ|20才|女性|霊闘士
  • 龍盟の戦士
    藤堂研司(ka0569
    人間(蒼)|26才|男性|猟撃士

  • ムーン・オリーブ(ka0661
    エルフ|12才|女性|魔術師
  • アルテミスの調べ
    メトロノーム・ソングライト(ka1267
    エルフ|14才|女性|魔術師
  • ノブレス・オブリージュ
    ジャック・J・グリーヴ(ka1305
    人間(紅)|24才|男性|闘狩人
  • Beeの一族
    Non=Bee(ka1604
    ドワーフ|25才|男性|機導師
  • 破れず破り
    春日 啓一(ka1621
    人間(蒼)|18才|男性|闘狩人
  • 抱き留める腕
    ユリアン・クレティエ(ka1664
    人間(紅)|21才|男性|疾影士
  • HappyTerror
    リオン(ka1757
    人間(蒼)|20才|女性|疾影士
  • 赤き大地の放浪者
    エアルドフリス(ka1856
    人間(紅)|30才|男性|魔術師
  • 萌え滾る絵心
    エテ(ka1888
    エルフ|11才|女性|魔術師
  • 血の渇望
    カダル・アル=カーファハ(ka2166
    エルフ|35才|男性|霊闘士
  • 光森の太陽
    チョココ(ka2449
    エルフ|10才|女性|魔術師
  • 力の限り前向きに!
    シアーシャ(ka2507
    人間(紅)|16才|女性|闘狩人
  • The Fragarach
    リリティア・オルベール(ka3054
    人間(蒼)|19才|女性|疾影士
  • きら星ノスタルジア
    浅黄 小夜(ka3062
    人間(蒼)|16才|女性|魔術師
  • 面倒見のいいお兄さん
    沢城 葵(ka3114
    人間(蒼)|28才|男性|魔術師
  • 幸福な日々を願う
    フローラ・ソーウェル(ka3590
    人間(紅)|20才|女性|聖導士
  • 幸せを願うもの
    ファウストゥス(ka3689
    人間(紅)|26才|男性|闘狩人
  • 疾く強きケモノ
    クウ(ka3730
    人間(紅)|18才|女性|疾影士
  • もふもふ分補充完了
    エーディット・ブラウン(ka3751
    エルフ|20才|女性|魔術師

  • ディック・シュヴァンツ(ka3904
    人間(紅)|30才|男性|闘狩人
  • 憤怒王FRIENDS
    ケイ(ka4032
    エルフ|22才|女性|猟撃士
  • 能力者
    北条・真奈美(ka4064
    人間(蒼)|21才|女性|霊闘士
  • 艶色夜顔
    北条・佳奈美(ka4065
    人間(蒼)|21才|女性|疾影士
  • 感謝のうた
    霧雨 悠月(ka4130
    人間(蒼)|15才|男性|霊闘士
  • はぷにんぐ神父
    エルディン(ka4144
    人間(紅)|28才|男性|聖導士
  • 真実を斬り拓く牙
    丑(ka4498
    人間(紅)|30才|男性|闘狩人
  • 酒と共に魅せる!
    オリオン=ラッド(ka4552
    ドワーフ|22才|男性|聖導士
  • 百年目の運命の人
    弓月・小太(ka4679
    人間(紅)|10才|男性|猟撃士
  • 清冽の剣士
    音羽 美沙樹(ka4757
    人間(紅)|18才|女性|舞刀士
  • 凛とした薔薇
    エマ・ハミルトン(ka4835
    エルフ|20才|女性|猟撃士
  • DTよ永遠に
    水流崎トミヲ(ka4852
    人間(蒼)|27才|男性|魔術師
  • 美しき花の射手
    カメリア(ka4869
    人間(蒼)|25才|女性|猟撃士
  • フリーデリーケの旦那様
    アルマ・A・エインズワース(ka4901
    エルフ|26才|男性|機導師
  • 凛然奏する蒼礼の色
    イルム=ローレ・エーレ(ka5113
    人間(紅)|24才|女性|舞刀士
  • クールガイ
    エリミネーター(ka5158
    人間(蒼)|35才|男性|猟撃士
  • 炸裂☆ダイナマイトボディ
    バルンステーン(ka5450
    人間(紅)|19才|女性|疾影士

  • メーレ・クロイツェル(ka5626
    エルフ|18才|男性|聖導士
  • 蠱惑的な肉体
    ユピテール・オーク(ka5658
    人間(紅)|25才|女性|機導師
  • 金色のもふもふ
    パトリシア=K=ポラリス(ka5996
    人間(蒼)|19才|女性|符術師
  • 魅惑のぷにぷにほっぺ
    アルス・テオ・ルシフィール(ka6245
    エルフ|10才|女性|霊闘士
  • 甘党のおっさん
    千歳 梓(ka6311
    人間(蒼)|39才|男性|闘狩人
  • 人を繋ぐ奏者
    アージェンタ メルキウス(ka6373
    人間(紅)|25才|男性|聖導士

サポート一覧

マテリアルリンク参加者一覧

依頼相談掲示板
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2016/06/17 21:57:40
アイコン 大会頑張るんダヨっ♡
パトリシア=K=ポラリス(ka5996
人間(リアルブルー)|19才|女性|符術師(カードマスター)
最終発言
2016/06/17 22:09:46