その名は、爆発オチ

マスター:御影堂

シナリオ形態
ショート
難易度
やや易しい
オプション
参加費
1,000
参加制限
-
参加人数
4~8人
サポート
0~0人
マテリアルリンク
報酬
普通
相談期間
5日
締切
2014/09/13 07:30
完成日
2014/09/19 10:07

みんなの思い出

思い出設定されたOMC商品がありません。

オープニング


 コイツ・アカン博士は、自称天才である。
 数多くの魔導機械を生み出したといいふらかしているが、実際のところは誰にもわからない。一日の大半を屋敷の研究室なる場所で過ごす。
 時折、根暗な笑い声を響かせては周辺住民を驚かせているらしい。
 持ち込まれる魔導機械の修理で生計を立てていると近所の人は、聞いている。だが、彼の屋敷に顧客らしい者が行くのを誰も見たことがない。
 そもそも、コイツ博士の姿をここ一ヶ月の間、誰も見ていないのだ。
 根暗な笑い声が、彼の生存を保証しているので気に求めていなかったが。

 しかして、その日、コイツ博士は路上に姿を現した。
「…………フヒッ」
 コイツ博士は、油っけのないパサパサの髪を引きずるまで長く伸ばし、ひげをだらしなく垂らしていた。以前より、痩せた印象のあった博士だったが一層痩せこけたように見える。
 もはや、白であったかどうかもわからない白衣を風にそよがせながら、博士は道を行く。
「フヒッヒ」
 口の端を歪ませ、漏れ出る笑い声は陰気だった。
 目指すのは郊外に位置する廃坑……資料を読みあさり、自身の理論を完成させるための重要な鉱石がそこにあるらしいことがわかったのだ。
 魔導機のナイフが白衣からチラリと垣間見える。戦闘能力は皆無の博士であったが、この風貌でナイフをちらつかされては手を出すものもいない。むしろ、博士が捕まらなかったのが奇跡であったといえよう。
 街道を外れ、薄暗い林の先にひっそりと入り口が見える。
 たいしたものが取れないとの判断から、債権者が放棄した坑道だった。
 だが、その坑道で採掘できるものの中に気になるものがあった。念のためにと買い叩いておいて正解だったと博士は、あの笑い声を大きくあげていた。
 坑道の中は、灯りなくしては進めないほどに暗い。
 陽の光は差し込む余地がないのだ。
「……さすがに、土臭いの」
 湿ったような土の匂いが鼻孔をくすぐる。
 細い道を壁伝いに歩く。時折、石ころを蹴飛ばして音が反響するのを感じていた。
 しばらく行けば、採掘場が近いのか道が広くなっていく。
 この先に、拓けた場所があると債権者からは聞かされていた。
「……フヒヒ。ここの鉱石に誘われたかいの」
 灯りを向けたコイツ博士は、不意に立ち止まった。ピチョンという水滴の音が、奥から響いてくる。
 そういえば、水源もあったなと想い出すが今はどうでもいい。
「……仕方ないの」
 灯りを下げて、地面を照らす。
 壁を手放し、空いた手でナイフをつかむ。
 先に進むためではない。ナイフを掴んだまま、博士はゆっくりと後ずさりを始める。
 もう一度向けた灯りが、そいつらを映した。

 ぷよぷよとした半透明の物体。スライムといっただろうか。
 ドロッとした液体の蠢く何かは、雑魔に違いなかった。

 そういえば、買ったはいいものの中にはいるのは初めてだなと想い出す。
 こうなっては採掘も満足にできそうもない。
 「たまには、掃除をしませんこと?」と逃げた女房の愚痴が聞こえたきがした。
 掃除か、だが、私は掃除が苦手なのだ。
 コイツ博士は、すぐさまハンターズソサエティへ依頼を出すことにしたのだった。

 ハンターズソサエティで、コイツ博士は陰気な笑いを惜しげも無く発揮した。
「フヒッヒ……あの鉱石さえあれば、アレが完成するのだ」
 アレ。アレとはなにか。
「フーヒッヒ、私が長年夢見ていた、超すごくて超かっこいい超絶な魔導機械よ」
 理論は完璧、そして、あの鉱石さえあれば理論は実現化する……と本人は思っている。
 スタッフは話半分で聞きながら、依頼内容を確認するのだった。 

 博士は自分の理論を信じている。
 だが、現実はそう甘くない。
 爆発オチ。
 そう、爆発オチが待っているのだった……。

リプレイ本文


「まさか、二連続でスライムと戦う事に成るとは思いませんでした」
 星乙女 和(ka2037)は、前の戦いを思い出す。
「まあ、今度のスライムはヌトヌトと言うよりヌメヌメ、な気がしますが……」
 次第に思い出すごとに、微笑が怖さを伴っていく。
「ふふふ、すでににゅるどろ経験者の私には、何も怖いものなどないのですよ。ふふふふふ……」
 何を思い出したのか、声を出しながらスライム殲滅を心に誓うのであった。
 その少し前を行くエリス・カルディコット(ka2572)は、依頼者のことを思い出していた。
「久し振りの依頼ですね……しかし、どのような機械なのでしょう……?」
 表情には緊張がにじむが、やるべきことは忘れていない。
 補完するようにイーリス・クルクベウ(ka0481)が、楽しげに声を上げる。
「ふむ、どんな機械と材料なのか楽しみじゃて♪」
「超すごくて超かっこいい超絶な魔導機械……だったか? 如何にも胡散臭いな……だが、少し興味もある」
 霧島(ka2263)がイーリスの言葉を継ぐ。
「そうそう」とアレア=レアーレ(ka1339)が嬉しげに、霧島に頷いた。
「超すごい超かっこいい魔導機械か、是非とも手伝わねば」
 使命感を感じているのか、アレアの表情はパシッとしていた。
 だが、内心、「ボクこそが一番技術の変態だ、マッドな発明なら負けないぜ」と思っているので油断ならない。
「ん、依頼人の研究の為に何としても持ち帰ってあげないといけませんね……。……ちょっと変わった人ではありましたが」
 サクラ・エルフリード(ka2598)は素直な感想を述べる。
「灯りは私も使えますね。この剣を松明代わりにしていきましょう……」と光の精霊を宿した剣をかざしながら、慎重に行く。
「それにしても、博士の言う鉱石ってどんなのかしら。キラキラ輝く綺麗な宝石なのかなぁ」
 サクラの横で椿原 葵(ka2566)が、照らされた壁面を眺める。
 博士いわく、なにかすごい鉱石だから見ればわかるとの事だった。抽象的な言葉ばかりの博士の魔導機械を葵は気になっていた。
 同時に、
「何だか心配でもあるんだよねぇ……」と博士の面影にぼやく。
 しかし、今から心配しても仕方がない。
 まずは、鉱石を持ち帰らないとならないのだ。
「……ふむ、この匂いは嫌いではないな」
 おもむろに霧島がそんなことをいった。
 奥へ進むほどに、湿り気のある土の匂いが濃くなっていく。
 どうやら先に開けた場所があるようだ。
「ええと、目標の場所は……あれですね。確かにスライムがいますが、何か最近スライムによく出会う気がしてきました」と、サクラが制止をかけた。
「鉱山に魔物が付き物だって思う辺り、ゲームのやり過ぎだろうか……」
 鈴胆 奈月(ka2802)の目に飛び込んできたのは、スライムの群れだった。
 その場所の壁面に、微発光するものが見えた。
 しかも、いくつかの色に変化している。
「あれが、目的の鉱石なのかな?」
 葵が目を細めて、その鉱石を見る。確かに、なんかすごい気がする。
「そして、スライムだね……くっくっく、ついに特製パワードスーツを使う時がきたか」
 アレアは自身にマテリアルを流入させ、機動性をアップした。
 うさぎのきぐる……パワードスーツで臨戦態勢を取った。
 妙に意気込む和が、先陣を切るように魔導銃を取り出す。
「さぁ、やりましょう」


 スライムが感づくより前に、葵は拓けた空間に飛び出していた。
 脚にマテリアルを込め、加速した。二体のスライムの間をすり抜けていった。
「思ったより狭いね」
 すり抜ける際にマテリアルの補助を借り、洗練された動きで身体を裂いた。
 不定形ゆえか、かかりが浅く感じられる。
 そのまま、全体を引きつける位置を葵は目指す。

「とにかく後ろへは行かせないようにします。援護、お願いしますね……」
 光を纏いながら、サクラも前衛としての勤めを果たす。
 圧迫をかけるように、スライムと対峙する。
「こういう使い方もございます」
 サクラを補助するように、エリスが水中拳銃の引き金を引く。
 弾丸が壁に跳ね返り、スライムを狙う。
 が、奇しくも弾丸は地面に吸い込まれた。
 もう一体のスライムへは、うさ……パワードスーツのアレアが迫っていた。
「攻めていくよ」
 アルケミストクローからエネルギーの剣を出現させる。
 そのまま斬りかかるが、スライムはうまく壁面を利用して避けてみせた。
 アレアは、逆に脚元から強酸を浴びせられてしまう。
 サービスシーンが来るのかと思ったが、そうはならない。
 銃声が響いた。

 その弾丸を避け、
「壁には気をつけるんじゃぞ!」と注意を促すイーリスの機導砲をも避ける。
 ぶにょんと優位を誇るようなスライムだったが、スパンと身の半分を光の筋が奪っていった。
「明かりもあるし、よく狙えば当てられる」
 射線の先に奈月がいた。
 次を狙おうと移動しようとして、
「っ……」と表情を曇らせる。さすがに洞窟内だけあって、突起状の岩もあるらしい。薄暗い中では、障害物も気をつけなければならないということか。

「暗くて明かりが必要、とは聞いていましたが……思った以上に視界が効きませんね、コレ」
 鉱石の光では全く足りない。
 サクラの武器も当たりを照らすが、確実性を増すために和は武器の先端にライトを括りつけていた。
 方向が限られるので、使いにくいと思いつつ、何とか射線確保に動く。
 魔導銃に流し込まれたマテリアルをエネルギーとし、鋭さを増した機導砲を撃つ。
 アレア側のスライムが、大穴を開けることとなった。
 光が指し示すのを見て、被せるようにイーリスも攻撃をする。
 二つの光に穿たれて、スライムは哀れその身を再生する間もなく地面に沈む。
「でも、頭に固定するのも八つ○村のような感じで、乙女としてはちっょと……なのですよね」
 次の敵を探すため、ライト付銃を振り回して和は愚痴を零すのだった。

「銃弾の雨を降らせてやろう」
 霧島は、主戦場より後ろからライフルを構える。
 マテリアルを精一杯、瞳に込め視覚はもとより感覚をも増幅させていた。
 天井を用いての跳弾で、狙った一発目は惜しくも外れた。
「修正完了だ」
 より目を細めて、サクラが照らすスライムを狙ってみれば見事に撃ちぬくことができた。さらには、奥へ進む葵を援護するようにもう一発を放つ。

「これで、あたし一人分はスペースが空いたかな……」
 葵が先に、次のスライムまで詰めておく。
 後ろではエリスが
「少々乱暴ですが、これで戦いやすくはなりましたでしょうか?」と松明を投げて強引に明かりを確保していた。
 さらには、サクラが一撃を加えるのに合わせて引き金を引く。
 エリスの弾丸が、壁に跳ね返りスライムにとどめを刺していた。
 それを見とめ、葵は裏周りを狙う。

 ブチッと何かがちぎれる音が、騒がしい戦場の音に紛れていた……。


「どんどんいくよ」
 葵は加速を止めず、三体目のスライムの背後を取る。
 切りつけられた、スライムが反応して葵へ攻勢を向ける。
「させませんよ」
「させないな」
 エリスが狭い空間を駆使し、スライムへ弾丸を撃ち込む。
 合わせるように奈月が、一条の光でスライムに大穴を開けた。
 再生が間に合わなかったか、スライムは穴から崩れていく。

「ここまでは順調だな」
 霧島は、サクラが次いで接近したスライムを狙っていた。
 三体目を葵たちが倒す間に、サクラが奥の一体へ接近。
 交差するようにして移動したアレアが、やや手前に位置するスライムを相手にする。
 イーリスが魔導砲を通して、仲間たちへマテリアルの支援を送っていた。
 隊列は崩れることなく、現状を維持している。
「く、やっぱりベトベトしてて攻撃しづらいですね。それと……出来れば張り付かないで欲しいところですっ」
 スライムがイーリスの光る剣に纏わり付こうとしてた。
 雫を垂らすように、霧島の弾丸がそれを打ち払う。
「少し小さいですわね」
「サイズが……」
 闘いながら二人はスライムの大きさに、違和感を覚えていた。
 
「しぶといですね」
 イーリスの援護を受けた和の機導砲が、スライムを逸れていく。
 かわしたスライムを追い詰めるように、アレアがクローから光の刃を放つ。
「よし、この調子」
 アレアがざっくりと、スライムを焼き切る。
 葵の援護射撃をしていた、エリスと奈月もこちらへ合流しようとしていた。
 順調だと思ってしまうが、油断はしない。
 ふと、銃先のライトが葵の側を照らした。

「葵さんっ!」

 和の声が聞こえると同時に、葵の視界が壁から飛び出たモノを捉えていた。
 いきなり現れたように、腕へと絡みつくそれは紛うことなきスライムだった。
「わわっ」
 腕に損傷を与えるそれを、振り払って距離を取る。
「危ないっ!」
 続いて声を出したのは、エリスだ。弾丸が葵の手前で、地面に穴を開ける。
 見れば、もう一体のスライムが至近距離まで迫っていた。
 いずれもサイズが小さく感じられる。
「分裂したのですね」
 和は、アレアに目配せすると葵側へと身体をずらす。
「どうやら、狙われてるのう」
 イーリスが葵へマテリアルを送り、動きを補助する。
 葵は落ち着くと、小さなスライムたちの攻撃をすらりと避けた。
 さらにそいつらが他のものへ向かおうとすれば、手裏剣で牽制した。
「飛び道具も……忍者だから十八番だよ?」


 戦況は最終盤へと到達する。
 奈月が放った機導砲の光が収束すると、アレアが跳んだ。
 地面を蹴り、壁を伝ったアレアの動きをスライムは追いきれてはいない。
 運動性能を上げたことによって、可能となった動きだ。
 光の剣に切り崩され、スライムは動かなくなった。
 うさぎの光る片目が、消えていくスライムを見下ろす。
「終わりだね」
 
 アレアの視線の先では、サクラがスライムの攻撃を跳ね返していた。
 プロテクションによる保護が効いているのだ。
「それぐらいなら、耐えられます……」
 返す刃がスライムの身体に食い込む。少しずつではあったが、スライムの身体が削られていた。
「これでも喰らえい!」
 次第に緩慢な動きになるスライムを、イーリスが穿つ。
 追い詰められたスライムが、強酸を放つがサクラには届かない。
 地面を溶かす嫌な音をかき消すように、鋭い銃声が耳を衝く。
 スライムの頭上から地面へと、まっすぐに弾丸が撃ち込まれた。
「トドメだな」
 霧島は、スライムが痙攣するような動きをして溶けていくのを確かめていた。

 サクラが振り返った時、葵のナイフがスライムを散らしたところだった。
 ここまで分裂してしまっては、いかにスライムといえども長くは保たないのだ。
「小さいから、よく狙って」
 エリスの弾丸が、葵の作った裂け目を貫く。
 ぽとりと地面へ落ちたスライムは、そのまま動かなくなった。
「全て片付きましたね」
 葵の背後を通って行った光が収まると、和が告げた。
 最後の一体が、彼女によって倒されたことが知れるのだった。


「はぁ……どうせそんな事だろうと思ったよ」
 スライムを倒し、奈月は一息つく。
 土埃の中で、残されている魔導機械がないかを探したが徒労に終わった。
 スライムたちが溶かしたのか、すべからく壊れていたのだ。
 博士に託された採掘具で、鉱石を掘り出し帰還する。

「博士、ボクにも作成を手伝わせて?」
 アレアは、博士に何か手伝いを申し出るが
「フヒッヒ、お嬢さん。それはあかんのじゃ」と断られた。
 ならばと、アレアは間近での見学を聞き入れてもらう。
「ちなみにどんな物を作っておったんじゃ?」とイーリスも近づいてきた。
「ん……? ここがこうなって、ああなって……。これは配線間違えておらぬか?」
 見ているうちに、イーリスは冷や汗を額に浮かべていた。
「さて、どんな機械かなぁ! ……って、あれ……?」
 葵が興味津々に、覗きこもうとして立ち止まる。
「あ、今ネジが飛んで行ったぞ……」
 小さくイーリスがつぶやき後ずさる。
 それでも意に介さず、博士は「フッヒ、一本くらいくれてやる」と笑ってみせる。
 アレアも静かに頷いていた。
 ダメな雰囲気が十二分に伝わり、博士とアレアの間から光が漏れ出してきた。
「こんなところに居られるかぁぁぁぁぁぁーっ!?」
 イーリスがたまらず駆け出す。
 博士がよしっという声を上げた。
「いったいどんな発明品なのでしょうか。それで完成……」
 光を好意的に受けっとたサクラは、むしろ近づいていく。
「……ぇ、きゃぁ!?」
 次の瞬間、部屋にいた者の視界が白く染められた。
 そして、爆発音が街に響いた。

 屋敷から黒煙が抜け、視界がひらける。
「修理士じゃなくて、爆発士の間違いじゃないか……?」
 奈月は、ちゃっかりとマテリアルで防御をあげていた。
 視線の先には、博士の姿があった。
「結局、こういうオチか……」
 煤を払いながら、奈月は立ち上がる。
「……で、やはりこうなるのですよ……」
 和もその側で、宙を見ていた。
 博士も無事だったのか、立ち上がろとしていた。
 間近で爆発を受けたサクラは、盾についた煤を払うと手を貸す。
「フヒッヒ……やはりネジが必要だったか」
「わかってたの!?」
「当たり前じゃろ!」
 逃げ出すもギリギリ爆風を受けた、葵とイーリスが同時に叫ぶ。
 「……けほっ……おかげでぐちゃぐちゃですよ……」
 静かに見学していたエリスも被害を受けていた。
 しかし、ボロボロになりながらも、大事な部分は無事なのがお約束である。
 同じくボロボロの霧島は、深呼吸をすると銃口を博士に向けた。
 それをかばうようにアレアが立ちふさがる。
「爆発は芸術だよ」と怒れる霧島を説き伏せる。
「そう、これは次につながるステップなのであって失敗ではないのだよ? あんだすたん?」
 諦めのため息とともに銃口を下ろす。
「フヒッヒ、アレアくんといったね。手伝うかい?」
 説得の言葉が気に入ったのか、博士がアレアの前で図面を広げる。
 こくりと頷くと、アレアは静かに図面に見入る。
「やれやれじゃな」
 こうなっては、何も聞こえないだろう。
 肩をすくめながら、屋敷を後にするイーリスに皆続いていった。

 爆発に散らかった屋敷は、フーヒッヒという笑い声が今日もあふれていた。

依頼結果

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MVP一覧

  • ユレイテルの愛妻
    イーリス・エルフハイムka0481
  • カラミティ
    アレア=レアーレka1339
  • 忍者ガール
    椿原 葵ka2566

重体一覧

参加者一覧

  • ユレイテルの愛妻
    イーリス・エルフハイム(ka0481
    エルフ|24才|女性|機導師
  • カラミティ
    アレア=レアーレ(ka1339
    人間(蒼)|14才|女性|機導師
  • 超弩級大和撫子
    星乙女 和(ka2037
    人間(蒼)|19才|女性|機導師
  • 愛憐の明断
    霧島 キララ(ka2263
    人間(蒼)|26才|女性|猟撃士
  • 忍者ガール
    椿原 葵(ka2566
    人間(蒼)|18才|女性|疾影士
  • ピロクテテスの弓
    ニコラス・ディズレーリ(ka2572
    人間(紅)|21才|男性|猟撃士
  • 星を傾く者
    サクラ・エルフリード(ka2598
    人間(紅)|15才|女性|聖導士
  • 生身が強いです
    鈴胆 奈月(ka2802
    人間(蒼)|18才|男性|機導師

サポート一覧

マテリアルリンク参加者一覧

依頼相談掲示板
アイコン 作戦相談卓
霧島 キララ(ka2263
人間(リアルブルー)|26才|女性|猟撃士(イェーガー)
最終発言
2014/09/11 21:54:10
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2014/09/07 21:14:08