少女と狼

マスター:後醍醐

シナリオ形態
ショート
難易度
易しい
オプション
参加費
1,000
参加制限
-
参加人数
4~8人
サポート
0~0人
マテリアルリンク
報酬
多め
相談期間
5日
締切
2014/06/16 15:00
完成日
2014/06/20 22:35

みんなの思い出

思い出設定されたOMC商品がありません。

オープニング


 ブルゲド族居住地。
 
 天高く、蒼い空と降り注ぐ太陽。
 辺りは緑と土の原野。
 辺りにあるのは幾つものゲルが並んでいる。
 ゲルからは昼餉の煙が立つ平和な一時。
 
 
 突然、激しい物音と動物の嘶きでゲルから飛び出す二人の女性。
 飛び出したゲルの物陰から息を潜めて様子を窺う二人。
 ゲルが林立する居住地の側に飼っていた家畜が襲われている。
 狼っぽいヴォイドは統率もなく個々にバラバラに爪で攻撃したり、噛み付いたりしている。
 襲っている狼型ヴォイドの数としては10匹ほどだろうか。
 物陰から隠れて見ている二人はその数に恐怖を覚える。
 他のゲルからはヴォイドに気がついたのか息を潜めるような静けさが漂っている。
 何時もなら、昼餉を楽しむ楽しそうな会話や笑い声が聞こえるのだが――。
 どれ位経ったのか、襲うことに満足したヴォイド達は襲うのをやめて、辺りを見渡していた。
 隠れていて見ていた二人に気付かなかったヴォイド達はバラバラと何処かへ消えていった。
「お母さん、どうしよう――」
 震える声でもう一人の女性に声を掛ける少女。
 母と呼ばれた女性がヴォイドによって襲われた家畜を一瞥し、少女に声を掛ける。
「リーナ、幸い襲われたのは僅かだったから良かったけど……ハンターズ・ソサエティに依頼を頼める?」
 そう、今回は偶々、少ない数の家畜を集めていた所が襲われたに過ぎなかった。
 少女――リーナの母のエリナはブルゲド族の族長の嫁で内政を取り仕切っている。
 もし、数の多いところを襲われたりでもしたら――。
 族長や主だった男衆達は大規模な狩りに出て行ってしまっている。
 自分達だけでは、荷が重すぎる。
 色々な事がエリナの頭をよぎる。
「うん、お母さんの代わりに依頼を出してくるね」
 気を取り直すかのように元気に溌剌と答えるリーナ。
 族長の嫁という事もありエリナは忙しい為、娘のリーナが依頼を出すことが多い。
「気をつけてね」
「行ってきますー」
 明るく返事したものの、事は重大だ---焦る気持ちを抑えつつ、ソサエティの方角を空を見て確認するリーナ。
 居住地を出たリーナは依頼を出すために留めてあった馬に騎乗してソサエティの支部へ向かう。
「ハイヤッ!」
 一刻も早く依頼を届けるために見事な手綱さばきで原野を風になって駆けぬける少女と馬。
 駆けるたびにリーナの金髪の長いツインテールが揺れ、額の汗がキラキラと流れていく。
 ヴォイドに襲われることなく支部へ着くことができた。
「よろしくお願いします」
 託された依頼書を支部へ届け、ほっと一息ついたリーナは思う。
「……どんな人が来るのだろう」
 ハンターに依頼を頼むのは初めてではないが、どんな人が来るのかは大変な状況の中においての楽しみの一つであった。

 リーナが居住地に戻った頃、依頼を受けたハンター達がブルゲド族の居住地へと向かっていた。
 暫くの後――居住地近くで目的のヴォイドと遭遇し、戦闘になった。

リプレイ本文

 ●初めての実戦
 
 敵と接触する やや少し前――
 
 ブルゲド族の居住地へ向かう途中。
 
「皆さん、宜しくお願いします」
 茅崎 颯(ka0005)は集まったメンバーと挨拶を交わしていた。
 (初めての依頼、良い形で終わらせたいです)
 茅崎はサルヴァトーレ・ロッソの仲間達を救ってくれたソサエティに感謝しており、今回の依頼が貢献できるいい機会だと思っていた。
「ふむ、初仕事でござるな。 確実にこなして、今後の糧としようぞ!」
 シオン・アガホ(ka0117)は初めての依頼という不安を払しょくするかのように明るく声を出す。
「ん? しゃべり方が変? 何を言う、サムライなのだからこれが普通でござるよ」
 自らをサムライと呼ぶシオンにとってはこのしゃべり方が普通の様だ。
 
「狼型のヴォイド、か。ハンターになって初めての依頼、おまけに初の実戦……緊張するし……その、少しだけ怖かったりもするけれど」
 イェルバート(ka1772)は初めての事ばかりで 緊張していた。
「四の五の言ってる場合じゃない、よね……」
 そして、深呼吸して。
「よし、頑張ろう」
 気合を入れるのだった。
 
「いよいよ実戦か……正直こんな拳銃一丁じゃ不安だが無いよりはマシだな……」
 少し緊張した面持ちのシン・コウガ(ka0344)。
 やはり、初の実戦とあって緊張してしまうようだ。;
「中隊のみんな……、見ててくれよ……」
 ドッグタグを手に握りしめ、中隊のメンバーを思い出す。
 
「狼退治か…難しい仕事ではないが油断は禁物だな」
 銃使い(ka1894)は手にしたリボルバーの調子をみながら色々な事態を想定する。
 大した事ない相手なのかもしれないが、敵は敵だ――油断するのは大敵だ。
 
「……」
 君島 防人(ka0181)はライフルに変わって支給されたボウの調子を念入りにみていた。
 できることなら銃器が良かったが買えるまでの間は手にしたボウがしばらく相棒だ。
 
「ちょっと運動不足でさ」
 敵との戦闘を楽しみにしているのはルピナス(ka0179)だ。
 ルピナスにとっては戦闘も「楽しさ」の内なのかもしれない。
 
●会敵
 
 進むハンター達。
 そして、敵との遭遇。
 
「あららぁ~居住地に着く前に討伐対象に会っちゃったか~……まぁ探す手間が省けたって感じよね♪」
 敵を見つけた松岡 奈加(ka0988)は皆の緊張をほぐすためか努めて明るい声を出す。
(ハンターとしては初仕事!! 私が出るからには、み~んな無事に帰れられるようにしちゃうんだからね!!)
 その声を合図に、かねてよりの打ち合わせ通りに各自、班になってバラける。
 
 
●シン・シオン・奈加班
「やぁやぁ遠からん者は音に聞け、近くば寄って目にも見よ!  平和を乱さんとする者どもを打ち砕く、我が姓は英賀保、名は紫苑! 我を恐れぬ者はかかって来い!!」
 シオンは敵との距離を確認し、覚醒しながら口上を述べる。サムライを自負するシオンらしい行動だ。
(サムライを目指す者としては、戦闘開始に合わせて口上を述べて大見得を切らねばのう)
「さぁ~って狼さん達かかって来なさ~い!! 今まで数々の送り狼達を撃退してきた私が相手よ~」
 覚醒を行う奈加――長い黒髪が白銀色へと変貌し、眼鏡を外した黒い瞳が金色に輝きだす。
「よし……」
 シンと奈加が覚醒を終え、奈加が前衛、シンが後衛だ。
「これでも銃の扱いは得意なんでな……、援護は任せてくれ……」
 迫りくる狼型ヴォイドに対してシンは遠射を行い、狙い撃つ。
 頭部――額に当たったヴォイドは吹き飛ぶようにして倒れた。
 続けて2発、マズルグラッシュを輝かせてヴォイドに向かっていく。
 1発目はヴォイドの前脚に当り、ダメージを与えて動きが遅くなった。
 2発目はヴォイドの耳を掠めるにとどまった。
 
「今じゃ! 光雷破ぁっ!!」
 シンに続けてシオンが刀……ではなく、ワンドからマジックアローを射出して中央の敵に攻撃を開始する。
 光る矢が中央にいた敵に対して飛んで行く。
 マジックアローの方が速いのか回避できなかった敵に命中。
 激しい発光と音と共に狼ヴォイドの毛が焼け焦げ即死したようだ。
「本当にそんな杖だけで矢みたいなのを飛ばせるんだな……、鍛錬すれば炎も飛ばせるのか……?」
 シオンの放った魔法スキルを見て驚くシン。
「私の目の届くところで誰一人怪我させてたまるもんですかっ!!」
 続けて前衛の奈加とヴォイドの戦闘に入る。
 飛び込み襲いかかるヴォイドにメイスファイティングを使う奈加。
 スキルの掛かった体でロッドを振りぬき、勢い良く襲いかかるヴォイドに一撃。
 何かが潰れる鈍い音と共に肉塊へと変わった敵が吹き飛ばされる。
 怯まずもう一匹が襲いかかるも、同じく肉塊へと変わるだけだった。
 続けて、敵が襲い掛かる。
「拳銃でここまでの威力が出るのか……、マテリアルの力は凄いな……、っと気を向ける方向が逆だな……」
 さっきは射線が重なって使えなかった強弾を使って奈加を襲おうとする敵へ攻撃するシン。
 数は晴らしたもののまだ敵は多い。
 3匹のうち、2匹は奈加が戦っている隙にシンの方へと向かう。
「むう、やむを得ん、拙者自ら出るぞ!」
 シンに向かう1匹をシオンが対処に向かう。
「光雷破ぁっ!!」
 丁度向かいに対峙する形になったシオンは咄嗟にマジックアローを放つ。
 光の矢は即座に敵を撃つ。
 シンも銃撃して応戦するも、敵に跳びかかられて腕に爪で攻撃を受けてしまう。
「これぐらいの痛み……、顔の傷を受けた時に比べれば……!」
 密着した状況で銃撃し敵を倒すシン。
 奈加達の班の戦闘は続く。
 
●茅崎・イェルバート・銃使い班
「こんな良いところなんですね」
 接敵前、茅崎は鋭敏感覚を使って警戒をしていた。
「戦闘態勢を取って下さい!」
 敵を発見した茅崎はイェルバートと銃使いに戦闘態勢へ入るように促した。
「……当たれ!」
 イェルバートはアルケミストデバイスから機導砲による攻撃を開始した。
 マテリアルを変換したエネルギーの光が一条となって敵を襲う。
 当たった敵は頭部を破壊されて倒された。
「この弓は、力なき者の為の弓です。貴方たちには消えて貰います」
 茅崎も迫ってくる敵へボウで攻撃を始める。
 遠射を使い放たれた矢が遠くにいた敵へと向かっていく。
 矢が刺さったせいでスピードは落ちたものの、そのまま敵が目をぎらつかせて向かってくる。
 致命傷とまではいかないがダメージを与えることに成功した。
「後ひと押しですね」
 茅崎は慌てることなく冷静に強弾を使用して矢が刺さった敵へ狙いを定める、
 力いっぱいに放たれた矢が敵を襲い確実に仕留める。
「接近されると厄介だな」
 銃使いはリボルバーを構え、遠射のスキルを乗せた銃撃を行う。
 撃ちだされた弾丸は敵の前脚を吹き飛ばし、敵はその場に留まっている。
「一体ずつ確実にな」
 前脚を吹き飛ばされた敵に向けて数発、撃ち込む。
 マズルグラッシュと銃声が響き渡る。
 敵を倒すには十分な銃弾が頭部や胴体に当たり致命傷を与えて倒した。
 重使いは迫りくる敵に対して淡々と銃撃を行って攻撃を続ける。
「ちゃんと相手を見なけりゃ、攻撃を当てることも避けることもできない」
 慣れぬ戦闘か、目をつぶりそうになるのを我慢しながら戦っているのはイェルバートだ。
「……って、爺ちゃんが言ってたからね」
 機導砲が当たり、敵を吹き飛ばす。
「右斜め前方に敵確認!」
 茅崎はボウでの戦闘以外にも鋭敏感覚を使い敵の接近を銃使いとイェルバートの二人に伝える。
 銃使いの弾丸が、向かう敵を沈める。
 三人は連携しながら敵に対処している。
 
●君島・ルピナス班
「目標、狼型ヴォイド複数。これより作戦行動に入る」
 敵を確認した君島は戦闘態勢へ入る。
「背中は任せたよ、君島さん!」
 ルピナスも楽しそうに戦闘状態へ入る。
 前衛はルピナス、後衛は君島といった布陣だ。
 練習の成果の見せ所といった感じで君島はボウで攻撃を開始する。
「遠射を行う、前衛手は斜線に注意されたし」
 ルピナスが敵との接敵までの間、君島による攻撃が続く。
 頭部に当たり倒され、背中に矢が刺さりながらも向かう敵。
 必中とまではいかないが君島の放った矢が敵に当たり、幾つかはダメージを与え、いくつかは敵を倒した。
「マテリアル集中弾射出、前衛手は斜線に注意されたし」
 負傷した敵に対してスキルの集中を使い、続けて攻撃をする。
「マテリアル集中弾、有効と確認」
 負傷により動きに精彩がない敵に君島の矢が命中し致命傷を与えて倒した。
「これより支援射撃を行う。ルピナス、合わせてゆくぞ」
 君島の攻撃により、動きを牽制された敵をルピナスがスラッシュエッジを使い攻撃する。
 連携して動く二人。
 だが、迫りくる敵を幾つか倒したものの前衛のルピナスへ到達する敵もいた。
「求められる結末がハッピーエンドなら、俺はそうなるよう努めるだけだよ――精々愉しく踊ってくれよ!」
 敵と対峙する――けれども 楽しそうなルピナス。
 跳びかかる敵を踊るように避け、そして、踊るようにロングソードで斬りつける。
「そっちには行かせないさ」
 ランアウトを使い、君島を狙う敵に接近し攻撃する。
「援護感謝」
 システマティックな言い方だが君島からの感謝の言葉。
 
 戦闘も佳境へ進みつつ有る。
 
●シン・シオン・奈加班
「こんな傷……たいした事ないわ……なめんじゃないわよ? ヴォイド!!」
 前衛で戦い続けている奈加は、ダメージの蓄積もあり、マテリアルヒーリングを使用して自身の傷を癒す。
 敵の圧力が無くなったタイミングでシンの方へ向かう奈加。
「大丈夫!? 安心して、すぐに治してあげるからね!!」
「悪い……ありがとう」
 シンの傷をヒールで癒す奈加。
「拙者は大丈夫でござる。ふむ、こんなものはかすり傷、これで治るでござるよ」
 シオンもマテリアルヒーリングを使って自身の傷を癒す。
「あと少しのようだな」
 奈加達の方にいる敵もあと僅かだ。
「もうひと仕上げというところじゃな」
「さ、早く終わらせましょ」
 僅かとなった敵に向かう奈加達。
 
●茅崎・イェルバート・銃使い班
「痛……ってて、僕を食べても美味しくないってば」
 抜剣して前衛で戦っていたイェルバートが敵の攻撃を受ける。
 イェルバートは攻撃していた敵から離れ、茅崎と銃使いの攻撃が離れた敵に向かう。
「ありがとう」
 二人にお礼を言いながら剣を構える。
「どういたしまして」
「……気にするな」
 敵を見据える三人。
「もう少しだから、がんばろう」
「その様みたいですね、頑張りましょう」
「……確実に仕留めていこう」
 イェルバートと茅崎と銃使いもあと僅かな敵と対峙する。
 
●君島・ルピナス班
「んー。あと少しみたいだね」
「肯定。狼型ヴォイドの残数は僅か数体」
 前衛、後衛とお互いに担当し合いながらのヴォイドとの戦闘。
 その戦闘に終わりが見えてきた。
 戦闘が時切れたその合間にルピナスはマテリアルヒーリングを使い、自身の傷を癒す。
「そろそろお客も飽きてくるころだねぇ、終幕にしようか!」
 君島とルピナスは最後の攻勢をかける。
 
 各班で行われていた戦闘も次々と収束しつつ有る。

●茅崎・イェルバート・銃使い班
「終った……やった」
「これで、最後ですね?」
「終わったようだな」
 茅崎・イェルバート・銃使い班の戦闘も終了したようだ。
 イェルバートは初めての実戦を終えると共に重傷者を出さずに戦闘を終えたことにホッとしていた。
 茅崎は増援が来ないか鋭敏感覚を使い警戒するが、来ないようだ。
 銃使いも茅崎と同じように敵を警戒していたが戦闘終了を確信して警戒をやめた。
 三人は他のメンバーと合流すべく移動を開始する。
 
●シン・シオン・奈加班
「ふんっ所詮は狼もどきのヴォイドね。大した事なかったわぁ♪」
 (ちょぉっと怖かったーー!! ……でも、これで村の人も安心よね)
 胸を張って威勢のいい奈加――内心、少し怖がっているが。
「ふむ。これで終わりでござるな」
 落ち着いた様子のシオンは辺りを見回して警戒している。
「中隊のみんな……」
 ドックタグを握りしめ、何かを思うシン。
 それぞれの思いを胸に合流すべく向かう。
 
●君島・ルピナス班
「敵戦力の殲滅を確認……周囲に脅威は無し。戦闘終了」
「っと、終幕のようだね」
 二人共。周囲を警戒して索敵をするも敵影が見えなかった為、戦闘を終了させる。
 他の2班と合流するために向かう。
 
●依頼を終えて
 
 ハンター達が戦闘を終了して合流する。
 改めて敵が居ないかを確認すると依頼主であるブルゲド族の居住地へと向かう。
 
「すごい。レンガじゃなくて、布の家なんだね」
 居留地入り口で見えたゲル――布で出来た住居を見たイェルバートが声を上げる。
 どうやら、イェルバートは辺境の暮らしに興味が有るようだ。
 
「ハンターの人たち?」
 そうやっているとリーナ・ブルゲドがやってきた。
「我々は依頼を受けた者達だ。伝令任務、ご苦労だった。貴君の速やかな伝達により、被害をごく軽微に抑える事が出来た。感謝する」
 感謝の言葉を伝える君島。
「あ、っはい。ありがとうございます」
 君島のシステマティックな言い方に少し戸惑ったものの感謝の言葉に笑顔で返すリーナ。
「そっちの人は大丈夫?」
 シンの額の傷――依頼で怪我をしたのか気になったリーナが問いかける。
「ああ……これは――とまぁそんな戦いがあったんだ……、この傷はヴォイド達を駆逐するまでは隠す気も治療する気もないな……」
 リアルブルーでの戦いの事をシン視点で少し話した。
「そうだったんだ……」
 若干、湿っぽくなるが――。
「依頼を出してくれた子ねぇ~。まいどぉ~これからも何かあったらご贔屓にぃ~♪……困った事があったらすぐにでも駆けつけるわ」
 奈加がそんな雰囲気を払拭するかのように明るい声で声かける。
「えっと、また何かあったらよろしくおねがいしますっ」
 明るく笑顔で返すリーナ。
「もしよかったら、村の方達と交流したいのですが、如何でしょう?」
 リーナに村人と交流したい旨を伝える茅崎。
「依頼のお礼もありますし。よかったら皆さん来てください 」
 どうやら、依頼のお礼と歓迎の宴が有るようだ。
 ハンター達はブルゲド族の部族の歓迎を受け宴に参加したのだった。
 村人と交流する者、それを見ている者それは様々だ。
「それにしても……リーナ殿の馬の御し方、見事なものでござるな。 拙者も見習わねばのう」
 馬に乗ったリーナを見たシオンがうむうむと頷いて一言。
 
 
 こうして、無事依頼も終わり一時の平和が戻るのであった。
 
 少女と狼 完 

依頼結果

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MVP一覧

  • 放浪せし華やぎの巫女
    松岡 奈加ka0988

重体一覧

参加者一覧

  • 思い出の守り手
    茅崎 颯(ka0005
    人間(蒼)|25才|男性|猟撃士
  • THE SAMURAI
    シオン・アガホ(ka0117
    エルフ|15才|女性|魔術師
  • その心演ずLupus
    ルピナス(ka0179
    人間(紅)|21才|男性|疾影士
  • 歴戦の教官
    君島 防人(ka0181
    人間(蒼)|25才|男性|猟撃士
  • 山猫団を更生させる者
    シン・コウガ(ka0344
    人間(蒼)|18才|男性|猟撃士
  • 放浪せし華やぎの巫女
    松岡 奈加(ka0988
    人間(紅)|17才|女性|聖導士
  • →Alchemist
    イェルバート(ka1772
    人間(紅)|15才|男性|機導師

  • 銃使い(ka1894
    人間(紅)|34才|男性|猟撃士

サポート一覧

マテリアルリンク参加者一覧

依頼相談掲示板
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2014/06/11 20:01:09
アイコン ★★相談卓★★
松岡 奈加(ka0988
人間(クリムゾンウェスト)|17才|女性|聖導士(クルセイダー)
最終発言
2014/06/15 20:30:27