ゲスト
(ka0000)
村への道と夜明けの錬金術師たち
マスター:植田誠

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 難しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 4~8人
- サポート
- 0~0人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2016/10/20 22:00
- 完成日
- 2016/10/25 22:46
このシナリオは5日間納期が延長されています。
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
●
先日、とある山間の村で自然災害が発生した。
それによる被害は小さいものではなく、多数の死者・行方不明者が見込まれた。
しかし、救援依頼に参加したハンターたちの活躍により、人的被害は最小限に食い止められ、復興作業も当初予定より早く開始することができていた。
このとき復興作業を主導していたのは帝国軍の第5師団であったが、第5師団は稼働人員が少ないとう弱点を持つ師団であり、それなりの数は割いていたものの、主力であるグリフォンライダーはすでに通常業務へと戻っていた。これには、近隣の街や村へ一時的に非難する村人が多く、災害のあった村に残っている、つまりは守るべき村人の数が大きく減少したことも要因となっている。
現在は、指揮や緊急対応を行う兵士が数名。それに未だどこへも行くこともできず仮説住居に寝泊まりしている村民が50数名といったところだ。この他にも作業員が多数従事しているものの、それらの大部分は夜になると街の方に引き上げてしまう。作業員で残っているのは村人の話し相手を務めたり、時間の限り復興作業を手伝おうという変わり者たちだけ。そして、朝になるまで他の者は帰ってこないのだ。
●
「おう、悪いな」
街で休んでいたハンターたちを起こし集めたのは鉄仮面を付けた男、エルウィンだった。
エルウィンは復興ボランティアを行う退役軍人たちの引率役としてここにやってきており、ハンターたちはその手伝いである。
「散歩してたら気になることが起きてな。ちょっと頼まれてくれ」
エルウィンが言うには、村の方から微細ではあるが機械の駆動音が聞こえたというのだ。
この時間は少なくとも重機を用いた作業を行ってはいない。それは不自由な生活を行っている村人の眠りを可能な限り妨げないという配慮でもあったが、そもそもここまで届くほどの音が出る機械はおいていないはずだ。
あるとすれば、魔導アーマーやCAMなどだろうか。
「それが、夜明け前に村へ向かっているとなれば明らかにおかしい。もちろん俺の聞き間違いって線もあるが……とにかく、報酬も追加する。見てきてくれ」
こうしてハンターたちはすぐに準備を整え村へと向かう。
目的は音の原因を特定すること。そして、それらが村に害を及ぼすものなら実力を持って排除することだ。
●
「こんなことをして、何になるというのでしょうか」
魔導アーマーに乗った、黒いローブの男が言った。彼らは反帝国組織の一つ、錬金術教導団の人間だ。
これまで教導団の資金はホルスト・プレスブルクが行っていたのだが、教導団とのつながりが疑われ屋敷から逃走。そのため、通常のルートでの資金繰りが行えなくなっていた。
「だからといって、歪虚の為に死体集めとは……」
そう。魔導アーマーで今村へ向かっているのは、人が少なくなったこの間隙を突き村を襲撃し、死体を確保して歪虚と取引をするためだ。
「気が乗らないか。だが……」
一人だけ、白いローブを羽織った男、ズィルバー・ヴァルトフォーゲルは言った。
「だが、今は少しでも資金を確保し、今後に備えなければならない。わかるだろう?」
今回使用している魔導アーマーも、整備や燃料等の問題を考えればタダでは無いのだ。資金集めは行う必要がある。
(尤も、それ以外に方法が思いつかなかったあたり、プレスブルクの才能も枯れたと見た方が賢明、か……)
考え込むように視線を落としたズィルバー。だが、すぐに顔を上げる。報告が入ったからだ。
「後方から何か追ってきています!」
「……可能な限り音は小さくしようとゆっくり動いたのが仇になったか。まぁいい。死体が増えるだけだ……各自戦闘準備をしてくれ」
夜明けの光が、対峙する二つの勢力を静かに照らし出していた。
先日、とある山間の村で自然災害が発生した。
それによる被害は小さいものではなく、多数の死者・行方不明者が見込まれた。
しかし、救援依頼に参加したハンターたちの活躍により、人的被害は最小限に食い止められ、復興作業も当初予定より早く開始することができていた。
このとき復興作業を主導していたのは帝国軍の第5師団であったが、第5師団は稼働人員が少ないとう弱点を持つ師団であり、それなりの数は割いていたものの、主力であるグリフォンライダーはすでに通常業務へと戻っていた。これには、近隣の街や村へ一時的に非難する村人が多く、災害のあった村に残っている、つまりは守るべき村人の数が大きく減少したことも要因となっている。
現在は、指揮や緊急対応を行う兵士が数名。それに未だどこへも行くこともできず仮説住居に寝泊まりしている村民が50数名といったところだ。この他にも作業員が多数従事しているものの、それらの大部分は夜になると街の方に引き上げてしまう。作業員で残っているのは村人の話し相手を務めたり、時間の限り復興作業を手伝おうという変わり者たちだけ。そして、朝になるまで他の者は帰ってこないのだ。
●
「おう、悪いな」
街で休んでいたハンターたちを起こし集めたのは鉄仮面を付けた男、エルウィンだった。
エルウィンは復興ボランティアを行う退役軍人たちの引率役としてここにやってきており、ハンターたちはその手伝いである。
「散歩してたら気になることが起きてな。ちょっと頼まれてくれ」
エルウィンが言うには、村の方から微細ではあるが機械の駆動音が聞こえたというのだ。
この時間は少なくとも重機を用いた作業を行ってはいない。それは不自由な生活を行っている村人の眠りを可能な限り妨げないという配慮でもあったが、そもそもここまで届くほどの音が出る機械はおいていないはずだ。
あるとすれば、魔導アーマーやCAMなどだろうか。
「それが、夜明け前に村へ向かっているとなれば明らかにおかしい。もちろん俺の聞き間違いって線もあるが……とにかく、報酬も追加する。見てきてくれ」
こうしてハンターたちはすぐに準備を整え村へと向かう。
目的は音の原因を特定すること。そして、それらが村に害を及ぼすものなら実力を持って排除することだ。
●
「こんなことをして、何になるというのでしょうか」
魔導アーマーに乗った、黒いローブの男が言った。彼らは反帝国組織の一つ、錬金術教導団の人間だ。
これまで教導団の資金はホルスト・プレスブルクが行っていたのだが、教導団とのつながりが疑われ屋敷から逃走。そのため、通常のルートでの資金繰りが行えなくなっていた。
「だからといって、歪虚の為に死体集めとは……」
そう。魔導アーマーで今村へ向かっているのは、人が少なくなったこの間隙を突き村を襲撃し、死体を確保して歪虚と取引をするためだ。
「気が乗らないか。だが……」
一人だけ、白いローブを羽織った男、ズィルバー・ヴァルトフォーゲルは言った。
「だが、今は少しでも資金を確保し、今後に備えなければならない。わかるだろう?」
今回使用している魔導アーマーも、整備や燃料等の問題を考えればタダでは無いのだ。資金集めは行う必要がある。
(尤も、それ以外に方法が思いつかなかったあたり、プレスブルクの才能も枯れたと見た方が賢明、か……)
考え込むように視線を落としたズィルバー。だが、すぐに顔を上げる。報告が入ったからだ。
「後方から何か追ってきています!」
「……可能な限り音は小さくしようとゆっくり動いたのが仇になったか。まぁいい。死体が増えるだけだ……各自戦闘準備をしてくれ」
夜明けの光が、対峙する二つの勢力を静かに照らし出していた。
リプレイ本文
●
接近するハンター達。前方には魔導アーマーの姿が見える。その数は……
「4機、ですか……ずいぶんと豪華な編成ですね」
目視した狭霧 雷(ka5296)がつぶやく。当のアーマーはこちらに方向転換している。戦闘態勢に入っているとみて間違いない。つまり、あれは……
「敵だネ」
そう呟きながら、バイクを降りるフォークス(ka0570)。
「Eat shit and die!」
そう声を上げながらもすぐさま銃を構え、制圧射撃を行う。
敵もほぼ同時に銃撃。射程はイーブンといったところか。
「かく乱する。そのまま支援してくれ」
だからといって躊躇するようなハンター達ではない。フォークスの支援を受け加速していくアルト・ヴァレンティーニ(ka3109)。それに追従するのは万歳丸(ka5665)。
「呵々ッ! 愉快愉快!」
拳を打ち鳴らし、バイクを加速させる。バイクを使用した機動戦が初めてだからか。それとも、その様相から想定される相手が噂になっている錬金術教導団だからか。そのテンションは非常に高かった。
「とりあえず行ってくるわね」
上榑 華深(ka6519)は進行方向左側へ。射線から外れつつ回り込む動き。
「こちらが前に出ますよ」
その前には動かざるものを使用した雷が出る。アーマーとの間に入ることで自身を盾にする作戦か。自己治癒による回復が可能なことを考えれば妥当ではある。
「……やはり、魔導アーマーか……厄介だな」
進行方向右にはアデリシア=R=エルミナゥ(ka0746)が戦馬を走らせる。こちらもやはり射線から外れようという動き。
こうして、ハンターたちはアーマーを半包囲するように展開を開始していた。この時、この場にいたハンターは6名だった。
「今の音は……」
重なる銃声を離れたところで聞きつけたのは別働隊のキャリコ・ビューイ(ka5044)。
迂回し、先回りすることで敵の頭を押さえようというつもりのようだ。
「やっぱりお人形さんが相手です?」
「そう考えて間違いないように思う」
キャリコに問いかけたアルマ・A・エインズワース(ka4901)。こちらは当初迂回するつもりはなかったようだが、同行予定だったキャリコに追従する形になった。しかし、迂回ルートは道と呼べるほど整備はされておらず、二人の接敵は遅れることになる。
「とにかく急ごう」
「はーい」
先行するキャリコに狂蒼極を使用しながら追従するアルマ。それはアルマがお人形と称するアーマーとの接敵したときの備えだった。
●
フォークスはクイックリロードを使用しながら制圧射撃を使用する。だが……
「……ちっ」
舌打ちをしつつ飛退くフォークス。足元を数発の弾丸がかすめる。
尤も、距離があればそう当たるものではない。加えて、急接近していくアルトに対し敵の目が向けられているという事情もある。
そのアルトは銃撃を躱しながら距離を詰めていく。だが、距離が詰まるにつれ攻撃の精度が増す。
(このまま避け続けることもできるが……)
頬の近くを銃弾がかすめる。仮に当たったとしてもアルトにとっては大きなダメージにはならない。しかし、バイクの方はあまり銃撃を受けると壊されるおそれがある。それに、基本的に前進し続けるバイクだと動きの択が少ない。
「少し遠いけど……いくか」
アルトはハンドルを切り一瞬横へ方向転換。そのままバイク自体を踏み台にして跳躍。踏鳴を併用して一気に距離を稼ぐ。
「助手席には……人しかいねぇか。なら話は早ぇな!」
アルトの少し後ろにつけていた万歳丸は接近するアルトを援護するように黄金掌を使用。黄金の腕から放たれた麒麟がアーマーを飲み込む。
「防ぎやがったか……やるじゃァねェか!」
アーマーは盾で防御……したものの大きくのけぞっているかのように見える。万歳丸の攻撃はただで受けきれるような威力ではないということか。
このまま攻撃を継続しようとした万歳丸。ふと、その体が宙に浮いたような感覚を覚えた。
「何ぃ!?」
見ると、バイクの前輪が吹き飛んでいる。それが白ローブからのデルタレイによるものだと気づいた時には、万歳丸は地面を転がっていた。
すぐさまフォークスが追撃を牽制。それを避けるように風防の陰に入った。
一方、回り込んでいく華深と雷。
「さて、どこまで通用するか……試してみるしかないわね」
華深は射程に入ると、すぐさま胡蝶符で攻撃を行う。蝶に似た光弾がアーマーに向かって飛ぶ。が、これはアーマーが側面にかざした盾で防御される。
(反応が早い……補助席の機導師に見られていますね)
そう予測する雷。次いで、今意識を振り向けた補助席の機導師からデルタレイが撃ち込まれる。これを間一髪回避していくが、その間に魔導アーマーがこちらを正面に向けてくる。
「くっ……これは厳しいですね」
デルタレイを避けた直後の弾幕。よけきれないと判断した雷はバイクから飛び降りる。
「意外と対応が速いわね……」
華深の方も飛び降りる。バイクの方は地面を横転し滑る。
「どちらにせよ降りるつもりだったし、ちょうどいいと思うべき……」
「危ない!」
着地に成功した華深だったが、そこに雷の声が響く。同時に、華深の腹部を光が貫く。補助席の機導師によるデルタレイだ。まだ致命傷ではないが、かなり深刻なダメージを受ける。
「くっ……」
口から血を吐く華深。だが、逃げるわけにもいかない。目の前の脅威に対し符を構え毅然として立ち向かう。
一方、右方から接近するアデリシア。アーマーの側面に出る。正面に対しては全体を覆うような風防も、側面から見ると大した広さではないように見える。
「今なら……!」
鞭を振りかざしたアデリシアはそれを補助席の搭乗者へ向ける。鞭で捕らえ、あわよくば引き落とそうという算段。
(……待て?)
鞭を振りぬいた時、ふとアデリシアの脳裏に疑問が生じた。あからさますぎるのではないか、と。
「っ!」
気づいた時にはもう遅い。生じた光の盾が鞭を防ぎ、衝撃波がアデリシアを吹き飛ばす。
「攻性防壁か……!」
落馬したアデリシアはその場を転がる。起き上がったとき、アーマーはこちらを向いていた。
●
側面の1機は完全に雷、華深狙い。特に華深の方は満身創痍。
「まだやられるわけにはいかないわよね……」
それでも華深は倒れない。冷静に機関砲の掃射を回避する。一直線に動くバイクよりも生身の方が回避しやすい、というのはアルトと同様か。だが、補助席から撃ち込まれてくるデルタレイは格段に精度が高い。こちらは……躱しきれない。
「せめて……」
一矢報いようと放たれた胡蝶符。だが、これも盾で防御されてしまった。
「くっ……命あって、とは言いますが……」
倒れた華深を横目も自己治癒を使用する雷。とはいえ回復だけではじり貧だ。ライフルを構えた雷はコクピットあたりを狙い銃撃。攻性防壁の範囲外に出るよう注意しながら、アーマーが盾で受けるよう仕向ける。
「このまま進行方向に回り込んで……」
敵を完全に包囲するように動けば結果的にアーマーもこちらを向く。すると配置的にはフォークスあたりがアーマーの背後を狙えるようになる。
だが、雷の思惑通りにはいかない。機導師がデルタレイを打ち込んでくる。
「回復を……」
ダメージを受け、それを回復しようとした時だった。追撃のデルタレイが撃ち込まれる。
「コクピットの機導師……いや、違いますか」
霞む目でとらえたのは、ジェットブーツを使用してアーマーの上を跳ぶ白いローブの機導師。隣のアーマーから飛び移ってきて攻撃を行ったようだ。割と近い距離に固まって戦闘を行っていたのはそのためだったようだ。
「遅い」
中央の2機。踏鳴を使用しながら、アーマーの足元を移動するアルト。そのまますれ違いざまの斬撃、散華によって脚部を傷つける。
「……多少堅かったけど、こんなものか」
すでに装甲部には大きな亀裂が入っている。そう持たないだろう。
だが敵もそのまま無防備にやられるわけにもいかない。盾を使い押しつぶすようにアルトを攻撃する。
「魔導アァマァが相手でもなぁ!」
その盾を受け止めるように割って入ったのは万歳丸だ。そのまま天地開闢によって投げ飛ばそうとする。だが、アーマーの重量。それに伴う重心の安定具合。それらを総合すると不可能であるのは間違いない。
「うおぉぉぉらぁぁぁっ!!」
間違いない、はずだった。しかし、相手の攻撃に合わせたタイミング、加えて万歳丸の並外れた筋力が不可能を可能とした。
無論投げ飛ばすとまではいかないが、引き倒し重心を大きく崩す。補助席にいた機導師はこの状況を想定できておらず、そのままアーマーから放り出される。それでも、機導師は落ちながらも万歳丸にデルタレイを打ち込む。それを万歳丸は回避。その間にアーマーの方は態勢を立て直す形になったが……
「やっと一人か」
背後からしたアルトの声に気づいた時にはもう遅い。すれ違いざまの一撃で首を落とされ機導師は絶命する。
極力捕縛したところであったが、今のところ敵の方がやや優勢であることを考えると数は減らしておかないとまずいという判断だった。
「ダメージが通ってるんだかいないんだか……」
クイックリロードを行いながら呟くフォークス。こちらはアーマー足元のアルト、万歳丸への誤射などを考慮して狙いを右端、アデリシアを狙うアーマーに絞る。
実際のところフォークスの射撃能力から考えればダメージが皆無ということはあり得ない。ただ、痛みで叫びをあげるわけでもなければ傷口から血を吹き出すわけでもない。その点いまいちわかりづらい。だが、近くにいたアデリシアの方が分かっている。盾はへこみが多く、一部貫通しアーマー本体を削っているのがわかる。
「だから、ここで少しでも数を減らしたいわけか」
接近しての攻撃手段しかもたないアデリシア。それに対し、接近させず一方的にたたこうと攻撃を行う敵。堅い鎧のお陰でなんとか耐えられているが……
(長時間となると……)
いずれは削り倒されるだろう。そんな不利な状況を一変させたのは降り注ぐ流星だった。
紺碧の流星……アルマの放った攻撃がアデリシアの背後からアーマーへ向けられる。
「お人形さんなら大体、じゅっ、てなるですー。たのしいですよ?」
対し、アーマーは両方の盾を流星に向け防御する。
……だが、アルマの攻撃は尋常ではない。盾を貫通し、そのまま風防をも貫きコクピットの機導師さえ打ち抜く。
驚愕する機導師だったが、それでもひるまず反撃に移れたのは自身の強さ故か。機関銃の弾幕を張る。
「……アハ♪」
その様子を見たアルマは……同時に声を上げて笑い出す。
「アハハッ! このお人形さん堅いですねぇ! 素敵ですっ!!」
喜びの声を上げ、さらにアルマは紺碧の流星を使用してアーマーを打ち抜いていく。
アーマーは回避行動をとろうとしていたようだが、それを阻止するようにキャリコの制圧射撃。
「大丈夫か?」
「あぁ。助かった」
リロードを行いながら、キャリコはアデリシアの元へ。
「しかし、対機甲戦の良い経験になると考えてはいたが……こうも圧倒的か」
アルマの攻撃でついに動きを止めたアーマー。パイロットもすでに致命傷だったのだろう。動く様子が無い。その様子を見て、キャリコは思った。
(これは、先回りなんてせずさっさと総力戦に持ち込んだ方が決着は早かったか?)
尤も、その場合はおとりに一機残して残りは村へ向かうこともあっただろう。敵が迎撃に出たのはこちらの数が敵より少なかったのも一因としてはあったように思われる。
「……逃がすか!」
思考の最中、補助席に乗っていた機導師がジェットブーツを使用して別のアーマーへ飛び移ろうとしていた。それを見逃さずキャリコが銃撃。
「死人は口を割らないが、これから犯す過ちすらもう持たない、ってね」
さらに、その動きを見ていたフォークスも銃撃。十字砲火にさらされた機導師は地面に落ち動かなくなる。
「さすがだな」
同じく、攻性防壁の借りを返そうとホーリーセイバーを付与した武器を手に動き出していたアデリシア。だが、自身が動くまでもなく敵が倒された様子を見て感嘆の声を上げた。
さらに、1機のアーマーが崩れ落ちる。アルトと万歳丸の攻撃で脚部が破壊され、そのまま横倒しに倒れた。
●
敵の動きが変わった。1機のアーマーが撤退を始めたのだ。
雷と華深が倒れたことで、その方面が手薄になったのだ。さらに、倒れたアーマーと、いまだ健在の1機からジェットブーツを使って飛んだのだろう機導師2人。いつの間にかバイクに乗っている。
「乗り捨てたバイクを奪ったのか」
追撃しようとバイクへ向かったフォークスだが、そこに残されたアーマーが機関砲による牽制。さらに、逃げていったアーマーとバイクを背にするように移動する。
だが、このアーマーもフォークスの銃撃。加えて地上からのアルト、万歳丸の攻撃を受けておりそのダメージがあるようで、動きがぎくしゃくとしている。
「もうフラフラですね。じゅって、していいです?」
「あぁ。早々にとどめを刺して逃げた敵を追わないといけない」
キャリコからそういわれると、楽しそうにアルマがとどめの紺碧の流星を放つ。
着弾、同時に各関節部から煙を出して沈黙するアーマー。見ると、他のアーマーも同じように煙を出している。
「主要部品を自爆させました。元々パイロットが一定以上離れるとそうなるよう設定していましたがね」
アーマーから飛び降りてきたのは白いローブの男。手にはアルケミストデバイスのようなものが確認できる。
「あぁ、申し遅れました。私はズィルバー・ヴァルトフォーゲル。以後よろしく」
「白ローブ! あんたも喰ってやるぜ!」
万歳丸が着地と同時に突撃。さらにアルトも踏鳴で接近、そのまま刀を振りぬこうとして……どちらもそれを寸前で止めた。
ズィルバーが、手に持ったデバイスを地に落とし、両手を上げていたからだ。
「降伏します」
「降伏? いったいどういうことだ?」
ヒールを使用して自己回復しながら、アデリシアが尋ねる。この間も皆、ズィルバーへの警戒を緩めることはない。
「明らかに勝ち目がありませんから。いや~、化け物じみた強さでしたよ」
そういって、ズィルバーはにこやかに笑った。
こうして、戦闘は終了した。
一部の逃げ出した機導師たちは追ったものの、道中で乗り捨てられたバイクと機能停止したアーマーを発見したのみだった。
だが、村への襲撃は未然に防ぐことが出来たし、教導団に関わる重要人物を捕らえることができた。この成果は大きい。
ただ、ズィルバーが降伏したことには何か作為的なものも感じられると、ハンター達からの報告もあった。今後、警戒が必要かもしれない。
接近するハンター達。前方には魔導アーマーの姿が見える。その数は……
「4機、ですか……ずいぶんと豪華な編成ですね」
目視した狭霧 雷(ka5296)がつぶやく。当のアーマーはこちらに方向転換している。戦闘態勢に入っているとみて間違いない。つまり、あれは……
「敵だネ」
そう呟きながら、バイクを降りるフォークス(ka0570)。
「Eat shit and die!」
そう声を上げながらもすぐさま銃を構え、制圧射撃を行う。
敵もほぼ同時に銃撃。射程はイーブンといったところか。
「かく乱する。そのまま支援してくれ」
だからといって躊躇するようなハンター達ではない。フォークスの支援を受け加速していくアルト・ヴァレンティーニ(ka3109)。それに追従するのは万歳丸(ka5665)。
「呵々ッ! 愉快愉快!」
拳を打ち鳴らし、バイクを加速させる。バイクを使用した機動戦が初めてだからか。それとも、その様相から想定される相手が噂になっている錬金術教導団だからか。そのテンションは非常に高かった。
「とりあえず行ってくるわね」
上榑 華深(ka6519)は進行方向左側へ。射線から外れつつ回り込む動き。
「こちらが前に出ますよ」
その前には動かざるものを使用した雷が出る。アーマーとの間に入ることで自身を盾にする作戦か。自己治癒による回復が可能なことを考えれば妥当ではある。
「……やはり、魔導アーマーか……厄介だな」
進行方向右にはアデリシア=R=エルミナゥ(ka0746)が戦馬を走らせる。こちらもやはり射線から外れようという動き。
こうして、ハンターたちはアーマーを半包囲するように展開を開始していた。この時、この場にいたハンターは6名だった。
「今の音は……」
重なる銃声を離れたところで聞きつけたのは別働隊のキャリコ・ビューイ(ka5044)。
迂回し、先回りすることで敵の頭を押さえようというつもりのようだ。
「やっぱりお人形さんが相手です?」
「そう考えて間違いないように思う」
キャリコに問いかけたアルマ・A・エインズワース(ka4901)。こちらは当初迂回するつもりはなかったようだが、同行予定だったキャリコに追従する形になった。しかし、迂回ルートは道と呼べるほど整備はされておらず、二人の接敵は遅れることになる。
「とにかく急ごう」
「はーい」
先行するキャリコに狂蒼極を使用しながら追従するアルマ。それはアルマがお人形と称するアーマーとの接敵したときの備えだった。
●
フォークスはクイックリロードを使用しながら制圧射撃を使用する。だが……
「……ちっ」
舌打ちをしつつ飛退くフォークス。足元を数発の弾丸がかすめる。
尤も、距離があればそう当たるものではない。加えて、急接近していくアルトに対し敵の目が向けられているという事情もある。
そのアルトは銃撃を躱しながら距離を詰めていく。だが、距離が詰まるにつれ攻撃の精度が増す。
(このまま避け続けることもできるが……)
頬の近くを銃弾がかすめる。仮に当たったとしてもアルトにとっては大きなダメージにはならない。しかし、バイクの方はあまり銃撃を受けると壊されるおそれがある。それに、基本的に前進し続けるバイクだと動きの択が少ない。
「少し遠いけど……いくか」
アルトはハンドルを切り一瞬横へ方向転換。そのままバイク自体を踏み台にして跳躍。踏鳴を併用して一気に距離を稼ぐ。
「助手席には……人しかいねぇか。なら話は早ぇな!」
アルトの少し後ろにつけていた万歳丸は接近するアルトを援護するように黄金掌を使用。黄金の腕から放たれた麒麟がアーマーを飲み込む。
「防ぎやがったか……やるじゃァねェか!」
アーマーは盾で防御……したものの大きくのけぞっているかのように見える。万歳丸の攻撃はただで受けきれるような威力ではないということか。
このまま攻撃を継続しようとした万歳丸。ふと、その体が宙に浮いたような感覚を覚えた。
「何ぃ!?」
見ると、バイクの前輪が吹き飛んでいる。それが白ローブからのデルタレイによるものだと気づいた時には、万歳丸は地面を転がっていた。
すぐさまフォークスが追撃を牽制。それを避けるように風防の陰に入った。
一方、回り込んでいく華深と雷。
「さて、どこまで通用するか……試してみるしかないわね」
華深は射程に入ると、すぐさま胡蝶符で攻撃を行う。蝶に似た光弾がアーマーに向かって飛ぶ。が、これはアーマーが側面にかざした盾で防御される。
(反応が早い……補助席の機導師に見られていますね)
そう予測する雷。次いで、今意識を振り向けた補助席の機導師からデルタレイが撃ち込まれる。これを間一髪回避していくが、その間に魔導アーマーがこちらを正面に向けてくる。
「くっ……これは厳しいですね」
デルタレイを避けた直後の弾幕。よけきれないと判断した雷はバイクから飛び降りる。
「意外と対応が速いわね……」
華深の方も飛び降りる。バイクの方は地面を横転し滑る。
「どちらにせよ降りるつもりだったし、ちょうどいいと思うべき……」
「危ない!」
着地に成功した華深だったが、そこに雷の声が響く。同時に、華深の腹部を光が貫く。補助席の機導師によるデルタレイだ。まだ致命傷ではないが、かなり深刻なダメージを受ける。
「くっ……」
口から血を吐く華深。だが、逃げるわけにもいかない。目の前の脅威に対し符を構え毅然として立ち向かう。
一方、右方から接近するアデリシア。アーマーの側面に出る。正面に対しては全体を覆うような風防も、側面から見ると大した広さではないように見える。
「今なら……!」
鞭を振りかざしたアデリシアはそれを補助席の搭乗者へ向ける。鞭で捕らえ、あわよくば引き落とそうという算段。
(……待て?)
鞭を振りぬいた時、ふとアデリシアの脳裏に疑問が生じた。あからさますぎるのではないか、と。
「っ!」
気づいた時にはもう遅い。生じた光の盾が鞭を防ぎ、衝撃波がアデリシアを吹き飛ばす。
「攻性防壁か……!」
落馬したアデリシアはその場を転がる。起き上がったとき、アーマーはこちらを向いていた。
●
側面の1機は完全に雷、華深狙い。特に華深の方は満身創痍。
「まだやられるわけにはいかないわよね……」
それでも華深は倒れない。冷静に機関砲の掃射を回避する。一直線に動くバイクよりも生身の方が回避しやすい、というのはアルトと同様か。だが、補助席から撃ち込まれてくるデルタレイは格段に精度が高い。こちらは……躱しきれない。
「せめて……」
一矢報いようと放たれた胡蝶符。だが、これも盾で防御されてしまった。
「くっ……命あって、とは言いますが……」
倒れた華深を横目も自己治癒を使用する雷。とはいえ回復だけではじり貧だ。ライフルを構えた雷はコクピットあたりを狙い銃撃。攻性防壁の範囲外に出るよう注意しながら、アーマーが盾で受けるよう仕向ける。
「このまま進行方向に回り込んで……」
敵を完全に包囲するように動けば結果的にアーマーもこちらを向く。すると配置的にはフォークスあたりがアーマーの背後を狙えるようになる。
だが、雷の思惑通りにはいかない。機導師がデルタレイを打ち込んでくる。
「回復を……」
ダメージを受け、それを回復しようとした時だった。追撃のデルタレイが撃ち込まれる。
「コクピットの機導師……いや、違いますか」
霞む目でとらえたのは、ジェットブーツを使用してアーマーの上を跳ぶ白いローブの機導師。隣のアーマーから飛び移ってきて攻撃を行ったようだ。割と近い距離に固まって戦闘を行っていたのはそのためだったようだ。
「遅い」
中央の2機。踏鳴を使用しながら、アーマーの足元を移動するアルト。そのまますれ違いざまの斬撃、散華によって脚部を傷つける。
「……多少堅かったけど、こんなものか」
すでに装甲部には大きな亀裂が入っている。そう持たないだろう。
だが敵もそのまま無防備にやられるわけにもいかない。盾を使い押しつぶすようにアルトを攻撃する。
「魔導アァマァが相手でもなぁ!」
その盾を受け止めるように割って入ったのは万歳丸だ。そのまま天地開闢によって投げ飛ばそうとする。だが、アーマーの重量。それに伴う重心の安定具合。それらを総合すると不可能であるのは間違いない。
「うおぉぉぉらぁぁぁっ!!」
間違いない、はずだった。しかし、相手の攻撃に合わせたタイミング、加えて万歳丸の並外れた筋力が不可能を可能とした。
無論投げ飛ばすとまではいかないが、引き倒し重心を大きく崩す。補助席にいた機導師はこの状況を想定できておらず、そのままアーマーから放り出される。それでも、機導師は落ちながらも万歳丸にデルタレイを打ち込む。それを万歳丸は回避。その間にアーマーの方は態勢を立て直す形になったが……
「やっと一人か」
背後からしたアルトの声に気づいた時にはもう遅い。すれ違いざまの一撃で首を落とされ機導師は絶命する。
極力捕縛したところであったが、今のところ敵の方がやや優勢であることを考えると数は減らしておかないとまずいという判断だった。
「ダメージが通ってるんだかいないんだか……」
クイックリロードを行いながら呟くフォークス。こちらはアーマー足元のアルト、万歳丸への誤射などを考慮して狙いを右端、アデリシアを狙うアーマーに絞る。
実際のところフォークスの射撃能力から考えればダメージが皆無ということはあり得ない。ただ、痛みで叫びをあげるわけでもなければ傷口から血を吹き出すわけでもない。その点いまいちわかりづらい。だが、近くにいたアデリシアの方が分かっている。盾はへこみが多く、一部貫通しアーマー本体を削っているのがわかる。
「だから、ここで少しでも数を減らしたいわけか」
接近しての攻撃手段しかもたないアデリシア。それに対し、接近させず一方的にたたこうと攻撃を行う敵。堅い鎧のお陰でなんとか耐えられているが……
(長時間となると……)
いずれは削り倒されるだろう。そんな不利な状況を一変させたのは降り注ぐ流星だった。
紺碧の流星……アルマの放った攻撃がアデリシアの背後からアーマーへ向けられる。
「お人形さんなら大体、じゅっ、てなるですー。たのしいですよ?」
対し、アーマーは両方の盾を流星に向け防御する。
……だが、アルマの攻撃は尋常ではない。盾を貫通し、そのまま風防をも貫きコクピットの機導師さえ打ち抜く。
驚愕する機導師だったが、それでもひるまず反撃に移れたのは自身の強さ故か。機関銃の弾幕を張る。
「……アハ♪」
その様子を見たアルマは……同時に声を上げて笑い出す。
「アハハッ! このお人形さん堅いですねぇ! 素敵ですっ!!」
喜びの声を上げ、さらにアルマは紺碧の流星を使用してアーマーを打ち抜いていく。
アーマーは回避行動をとろうとしていたようだが、それを阻止するようにキャリコの制圧射撃。
「大丈夫か?」
「あぁ。助かった」
リロードを行いながら、キャリコはアデリシアの元へ。
「しかし、対機甲戦の良い経験になると考えてはいたが……こうも圧倒的か」
アルマの攻撃でついに動きを止めたアーマー。パイロットもすでに致命傷だったのだろう。動く様子が無い。その様子を見て、キャリコは思った。
(これは、先回りなんてせずさっさと総力戦に持ち込んだ方が決着は早かったか?)
尤も、その場合はおとりに一機残して残りは村へ向かうこともあっただろう。敵が迎撃に出たのはこちらの数が敵より少なかったのも一因としてはあったように思われる。
「……逃がすか!」
思考の最中、補助席に乗っていた機導師がジェットブーツを使用して別のアーマーへ飛び移ろうとしていた。それを見逃さずキャリコが銃撃。
「死人は口を割らないが、これから犯す過ちすらもう持たない、ってね」
さらに、その動きを見ていたフォークスも銃撃。十字砲火にさらされた機導師は地面に落ち動かなくなる。
「さすがだな」
同じく、攻性防壁の借りを返そうとホーリーセイバーを付与した武器を手に動き出していたアデリシア。だが、自身が動くまでもなく敵が倒された様子を見て感嘆の声を上げた。
さらに、1機のアーマーが崩れ落ちる。アルトと万歳丸の攻撃で脚部が破壊され、そのまま横倒しに倒れた。
●
敵の動きが変わった。1機のアーマーが撤退を始めたのだ。
雷と華深が倒れたことで、その方面が手薄になったのだ。さらに、倒れたアーマーと、いまだ健在の1機からジェットブーツを使って飛んだのだろう機導師2人。いつの間にかバイクに乗っている。
「乗り捨てたバイクを奪ったのか」
追撃しようとバイクへ向かったフォークスだが、そこに残されたアーマーが機関砲による牽制。さらに、逃げていったアーマーとバイクを背にするように移動する。
だが、このアーマーもフォークスの銃撃。加えて地上からのアルト、万歳丸の攻撃を受けておりそのダメージがあるようで、動きがぎくしゃくとしている。
「もうフラフラですね。じゅって、していいです?」
「あぁ。早々にとどめを刺して逃げた敵を追わないといけない」
キャリコからそういわれると、楽しそうにアルマがとどめの紺碧の流星を放つ。
着弾、同時に各関節部から煙を出して沈黙するアーマー。見ると、他のアーマーも同じように煙を出している。
「主要部品を自爆させました。元々パイロットが一定以上離れるとそうなるよう設定していましたがね」
アーマーから飛び降りてきたのは白いローブの男。手にはアルケミストデバイスのようなものが確認できる。
「あぁ、申し遅れました。私はズィルバー・ヴァルトフォーゲル。以後よろしく」
「白ローブ! あんたも喰ってやるぜ!」
万歳丸が着地と同時に突撃。さらにアルトも踏鳴で接近、そのまま刀を振りぬこうとして……どちらもそれを寸前で止めた。
ズィルバーが、手に持ったデバイスを地に落とし、両手を上げていたからだ。
「降伏します」
「降伏? いったいどういうことだ?」
ヒールを使用して自己回復しながら、アデリシアが尋ねる。この間も皆、ズィルバーへの警戒を緩めることはない。
「明らかに勝ち目がありませんから。いや~、化け物じみた強さでしたよ」
そういって、ズィルバーはにこやかに笑った。
こうして、戦闘は終了した。
一部の逃げ出した機導師たちは追ったものの、道中で乗り捨てられたバイクと機能停止したアーマーを発見したのみだった。
だが、村への襲撃は未然に防ぐことが出来たし、教導団に関わる重要人物を捕らえることができた。この成果は大きい。
ただ、ズィルバーが降伏したことには何か作為的なものも感じられると、ハンター達からの報告もあった。今後、警戒が必要かもしれない。
依頼結果
依頼成功度 | 成功 |
---|
面白かった! | 5人 |
---|
ポイントがありませんので、拍手できません
現在のあなたのポイント:-753 ※拍手1回につき1ポイントを消費します。
あなたの拍手がマスターの活力につながります。
このリプレイが面白かったと感じた人は拍手してみましょう!
MVP一覧
重体一覧
参加者一覧
サポート一覧
マテリアルリンク参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/10/15 22:29:01 |
|
![]() |
魔導アーマーを止めるために 上榑 華深(ka6519) 人間(リアルブルー)|15才|女性|符術師(カードマスター) |
最終発言 2016/10/20 21:13:45 |