ゲスト
(ka0000)
村への道と夜明けの錬金術師たち
マスター:植田誠

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/10/20 22:00
- リプレイ完成予定
- 2016/11/03 22:00
オープニング
●
先日、とある山間の村で自然災害が発生した。
それによる被害は小さいものではなく、多数の死者・行方不明者が見込まれた。
しかし、救援依頼に参加したハンターたちの活躍により、人的被害は最小限に食い止められ、復興作業も当初予定より早く開始することができていた。
このとき復興作業を主導していたのは帝国軍の第5師団であったが、第5師団は稼働人員が少ないとう弱点を持つ師団であり、それなりの数は割いていたものの、主力であるグリフォンライダーはすでに通常業務へと戻っていた。これには、近隣の街や村へ一時的に非難する村人が多く、災害のあった村に残っている、つまりは守るべき村人の数が大きく減少したことも要因となっている。
現在は、指揮や緊急対応を行う兵士が数名。それに未だどこへも行くこともできず仮説住居に寝泊まりしている村民が50数名といったところだ。この他にも作業員が多数従事しているものの、それらの大部分は夜になると街の方に引き上げてしまう。作業員で残っているのは村人の話し相手を務めたり、時間の限り復興作業を手伝おうという変わり者たちだけ。そして、朝になるまで他の者は帰ってこないのだ。
●
「おう、悪いな」
街で休んでいたハンターたちを起こし集めたのは鉄仮面を付けた男、エルウィンだった。
エルウィンは復興ボランティアを行う退役軍人たちの引率役としてここにやってきており、ハンターたちはその手伝いである。
「散歩してたら気になることが起きてな。ちょっと頼まれてくれ」
エルウィンが言うには、村の方から微細ではあるが機械の駆動音が聞こえたというのだ。
この時間は少なくとも重機を用いた作業を行ってはいない。それは不自由な生活を行っている村人の眠りを可能な限り妨げないという配慮でもあったが、そもそもここまで届くほどの音が出る機械はおいていないはずだ。
あるとすれば、魔導アーマーやCAMなどだろうか。
「それが、夜明け前に村へ向かっているとなれば明らかにおかしい。もちろん俺の聞き間違いって線もあるが……とにかく、報酬も追加する。見てきてくれ」
こうしてハンターたちはすぐに準備を整え村へと向かう。
目的は音の原因を特定すること。そして、それらが村に害を及ぼすものなら実力を持って排除することだ。
●
「こんなことをして、何になるというのでしょうか」
魔導アーマーに乗った、黒いローブの男が言った。彼らは反帝国組織の一つ、錬金術教導団の人間だ。
これまで教導団の資金はホルスト・プレスブルクが行っていたのだが、教導団とのつながりが疑われ屋敷から逃走。そのため、通常のルートでの資金繰りが行えなくなっていた。
「だからといって、歪虚の為に死体集めとは……」
そう。魔導アーマーで今村へ向かっているのは、人が少なくなったこの間隙を突き村を襲撃し、死体を確保して歪虚と取引をするためだ。
「気が乗らないか。だが……」
一人だけ、白いローブを羽織った男、ズィルバー・ヴァルトフォーゲルは言った。
「だが、今は少しでも資金を確保し、今後に備えなければならない。わかるだろう?」
今回使用している魔導アーマーも、整備や燃料等の問題を考えればタダでは無いのだ。資金集めは行う必要がある。
(尤も、それ以外に方法が思いつかなかったあたり、プレスブルクの才能も枯れたと見た方が賢明、か……)
考え込むように視線を落としたズィルバー。だが、すぐに顔を上げる。報告が入ったからだ。
「後方から何か追ってきています!」
「……可能な限り音は小さくしようとゆっくり動いたのが仇になったか。まぁいい。死体が増えるだけだ……各自戦闘準備をしてくれ」
夜明けの光が、対峙する二つの勢力を静かに照らし出していた。
先日、とある山間の村で自然災害が発生した。
それによる被害は小さいものではなく、多数の死者・行方不明者が見込まれた。
しかし、救援依頼に参加したハンターたちの活躍により、人的被害は最小限に食い止められ、復興作業も当初予定より早く開始することができていた。
このとき復興作業を主導していたのは帝国軍の第5師団であったが、第5師団は稼働人員が少ないとう弱点を持つ師団であり、それなりの数は割いていたものの、主力であるグリフォンライダーはすでに通常業務へと戻っていた。これには、近隣の街や村へ一時的に非難する村人が多く、災害のあった村に残っている、つまりは守るべき村人の数が大きく減少したことも要因となっている。
現在は、指揮や緊急対応を行う兵士が数名。それに未だどこへも行くこともできず仮説住居に寝泊まりしている村民が50数名といったところだ。この他にも作業員が多数従事しているものの、それらの大部分は夜になると街の方に引き上げてしまう。作業員で残っているのは村人の話し相手を務めたり、時間の限り復興作業を手伝おうという変わり者たちだけ。そして、朝になるまで他の者は帰ってこないのだ。
●
「おう、悪いな」
街で休んでいたハンターたちを起こし集めたのは鉄仮面を付けた男、エルウィンだった。
エルウィンは復興ボランティアを行う退役軍人たちの引率役としてここにやってきており、ハンターたちはその手伝いである。
「散歩してたら気になることが起きてな。ちょっと頼まれてくれ」
エルウィンが言うには、村の方から微細ではあるが機械の駆動音が聞こえたというのだ。
この時間は少なくとも重機を用いた作業を行ってはいない。それは不自由な生活を行っている村人の眠りを可能な限り妨げないという配慮でもあったが、そもそもここまで届くほどの音が出る機械はおいていないはずだ。
あるとすれば、魔導アーマーやCAMなどだろうか。
「それが、夜明け前に村へ向かっているとなれば明らかにおかしい。もちろん俺の聞き間違いって線もあるが……とにかく、報酬も追加する。見てきてくれ」
こうしてハンターたちはすぐに準備を整え村へと向かう。
目的は音の原因を特定すること。そして、それらが村に害を及ぼすものなら実力を持って排除することだ。
●
「こんなことをして、何になるというのでしょうか」
魔導アーマーに乗った、黒いローブの男が言った。彼らは反帝国組織の一つ、錬金術教導団の人間だ。
これまで教導団の資金はホルスト・プレスブルクが行っていたのだが、教導団とのつながりが疑われ屋敷から逃走。そのため、通常のルートでの資金繰りが行えなくなっていた。
「だからといって、歪虚の為に死体集めとは……」
そう。魔導アーマーで今村へ向かっているのは、人が少なくなったこの間隙を突き村を襲撃し、死体を確保して歪虚と取引をするためだ。
「気が乗らないか。だが……」
一人だけ、白いローブを羽織った男、ズィルバー・ヴァルトフォーゲルは言った。
「だが、今は少しでも資金を確保し、今後に備えなければならない。わかるだろう?」
今回使用している魔導アーマーも、整備や燃料等の問題を考えればタダでは無いのだ。資金集めは行う必要がある。
(尤も、それ以外に方法が思いつかなかったあたり、プレスブルクの才能も枯れたと見た方が賢明、か……)
考え込むように視線を落としたズィルバー。だが、すぐに顔を上げる。報告が入ったからだ。
「後方から何か追ってきています!」
「……可能な限り音は小さくしようとゆっくり動いたのが仇になったか。まぁいい。死体が増えるだけだ……各自戦闘準備をしてくれ」
夜明けの光が、対峙する二つの勢力を静かに照らし出していた。
解説
●目的
敵の撃退。
●状況
PCたちはエルウィンから退役兵の手伝いをするため雇われていたハンターとなる。
戦場は街から村へ向かう道。
山崩れの影響で一時道路は寸断されていたが、現在は以前より広く復旧されている。
そのため戦闘範囲に大きな制限はない。道の側面には土砂や倒れた木などがまだ散見されるが、移動を制限するようなレベルではない。
今回は村へ移動する敵を追撃する形になるため、移動手段によって戦闘開始タイミングが個々に変わってくる。ただし、仮に移動力1であっても村に到着する前に接敵することが可能となっている。
●敵情報
魔導アーマー×4
外見は量産型と酷似しているが性能は別物。
両腕には大型の盾が装備されており、堅い防御に加え盾による殴打などの攻撃が予想される。
アーマー前面に大型の機関砲が搭載されており、中距離戦に対応が可能となっている。
コクピットは両側には補助座席が設けられており、それらを覆うように大型の風防が装備されている。
機導師×8(黒いローブが7、白いローブが1)
アーマー1体につき2人搭乗。1人はパイロット。1人はコクピット横のスペースにとりつく形。白ローブの男が指揮官と思われる。
PCの接近に対応し攻撃を開始する。
※以下PL情報
●敵情報補足
各機導師は2個以上の魔導機械を所持。スキルはレベル20程度で取得できるところまで取得している(敵のレベルが20程度というわけではない)
ズィルバー(白ローブの男)は通信機能を妨害する固有機導術を常時使用する。
魔導アーマーは機導師側の操作か特定の状況下で機能を停止する。
敵の撃退。
●状況
PCたちはエルウィンから退役兵の手伝いをするため雇われていたハンターとなる。
戦場は街から村へ向かう道。
山崩れの影響で一時道路は寸断されていたが、現在は以前より広く復旧されている。
そのため戦闘範囲に大きな制限はない。道の側面には土砂や倒れた木などがまだ散見されるが、移動を制限するようなレベルではない。
今回は村へ移動する敵を追撃する形になるため、移動手段によって戦闘開始タイミングが個々に変わってくる。ただし、仮に移動力1であっても村に到着する前に接敵することが可能となっている。
●敵情報
魔導アーマー×4
外見は量産型と酷似しているが性能は別物。
両腕には大型の盾が装備されており、堅い防御に加え盾による殴打などの攻撃が予想される。
アーマー前面に大型の機関砲が搭載されており、中距離戦に対応が可能となっている。
コクピットは両側には補助座席が設けられており、それらを覆うように大型の風防が装備されている。
機導師×8(黒いローブが7、白いローブが1)
アーマー1体につき2人搭乗。1人はパイロット。1人はコクピット横のスペースにとりつく形。白ローブの男が指揮官と思われる。
PCの接近に対応し攻撃を開始する。
※以下PL情報
●敵情報補足
各機導師は2個以上の魔導機械を所持。スキルはレベル20程度で取得できるところまで取得している(敵のレベルが20程度というわけではない)
ズィルバー(白ローブの男)は通信機能を妨害する固有機導術を常時使用する。
魔導アーマーは機導師側の操作か特定の状況下で機能を停止する。
マスターより
お世話になっております、植田です。
今回は対魔導アーマー戦です。正面の火力、防御力は高めなので、うまく立ち回っていただけたらと思います。
また、今回の敵機導師は錬金術教導団で取り逃がした敵なので、倒すなり捕らえるなりできるとなおよいでしょう。
それでは、皆様の参加お待ちいたしております。
今回は対魔導アーマー戦です。正面の火力、防御力は高めなので、うまく立ち回っていただけたらと思います。
また、今回の敵機導師は錬金術教導団で取り逃がした敵なので、倒すなり捕らえるなりできるとなおよいでしょう。
それでは、皆様の参加お待ちいたしております。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/10/25 22:46
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/10/15 22:29:01 |
|
![]() |
魔導アーマーを止めるために 上榑 華深(ka6519) 人間(リアルブルー)|15才|女性|符術師(カードマスター) |
最終発言 2016/10/20 21:13:45 |