【HW】あいどる

マスター:cr

シナリオ形態
ショート
難易度
普通
オプション
  • duplication
参加費
1,000
参加制限
-
参加人数
4~6人
サポート
0~0人
マテリアルリンク
報酬
無し
相談期間
5日
締切
2016/11/03 15:00
完成日
2016/11/10 01:45

みんなの思い出? もっと見る

-

オープニング

 油断するな。
 迷わず撃て。
 弾を切らすな。
 ヴォイドには手を出すな。

 ――ストリートの警句――


 どんなものにも表と裏ってやつがある。俺がお前に見せている顔も表向き。裏の顔ってのがある。仕事にだって表と裏がある。俺達みたいに裏でずっと過ごしているとたまには忘れちまうが、このクソッタレな街にも表と裏がある。
 ハロー、チューマ(相棒)。久しぶりだったな。あるいは初めてか? 何にせよよく生きてたな。次似合うときは死体ってことにはならないでくれよ。
 で、だ。話を戻すぜ、チューマ。この街にも表と裏がある。酸性雨をコンクリートの下でかわし、得体の知れない合成食品をかじって命をつなぐのがこの街の裏の姿なら、表の姿はあれだ。極彩色のレーザー光線に彩られたスプロールの上澄みで、きらびやかなネオンサインを体に浴びつつ本物のステーキを腹の中に押し込められる世界。メガコーポの恩寵を受けた連中はそれしか知らない世界で、俺達にはおとぎ話にしか思えない世界。
 お前は気づいた者、覚醒者(イクシード)。スプロールを飛び出しストリートに出た、この世界の真の姿を知っちまった連中。戸籍データを消失し、この世界に存在しない人間。お前が死んでも何も起こらない。お前を証明する奴は何処にもいない。だからこそ存在意義のある者達。そんな連中は裏の世界でしか生きていけない。だから裏と表が入れ替わっちまう。でもそうやって簡単に入れ替わっちまうものなんだぜ? 表は意外と簡単に裏と関わってくるのさ。


 陽の光が届かない、暗いコンクリートの箱。棺桶(コフィン)なんて呼ばれているそこで“ミス・ジョンソン”と名乗る女が話し始めた内容は、にわかには信じがたいものだった。
「今回皆さんにお願いしたい仕事は人探し。いわゆるマンハントになります」
 ああそうさ、言い換えているがやることは誘拐。汚れ仕事(ウェットワーク)の極めつけみたいな仕事だ。まあお前達ならよくある仕事の一つに変わらない。が、続けて見せたその探してくる人物ってのがイカレているとしか思えないとんでもない話だった。
「探す対象は彼女、ナナ・ナインになります」
 ホロを見せながらこの女は話してくれたが、見せてくれなくてもわかる。裏の世界のお前たちでも名前は知っている相手。当代きってのスーパーアイドル。そいつが彼女、ナナ・ナインだった。
 だが、相手が有名人なことが信じがたいってわけじゃない。相手がヴァーチャルアイドル、つまり現実には存在しないはずの人間ということが問題だった。


「信じがたいという顔をしていますね。からくりを説明します。ナナ・ナインはヴァーチャルアイドルですが、彼女の動きや反応はプログラミングされたAIのそれではありません。それはすなわち、彼女をコントロールしている『本物のナナ・ナイン』が存在することを示しています」
 ナナ・ナインを中心に一晩で動くクレジットは文字通り天文学的値だ。そういった存在を扱うのは決まっている。トップクラスの7つのメガコーポ、『ヴォイド』と呼ばれるそれ。手を出してはいけないとされる相手。それが絡んでくる仕事って意味でもあった。
「そこでサイバースペース上で『本物のナナ・ナイン』の手がかりを見つけ出し、そして『本物のナナ・ナイン』をマンハントしてください」
 やけに鼻の奥でちりちりと火花が散る感覚がする。こいつは仕事を済ませて終わり、なんて簡単な話にならないことをお前たちの勘が教えてくれていた。
 でもはるか昔の連中はこう言っていたのさ。「虎穴に入らずんば虎児を得ず」。やるしかない、そうだろう? チューマ。

リプレイ本文


「ナナ・ナインに生身のオリジナルか。なるほどなァ、『感情』ってノイズはAIじゃ簡単に再現できねぇもんな」
 ビズの説明を聞いて、最初に口を開いたのは《カガリ》こと八原 篝(ka3104)だった。しかし声はすれども姿は見せず。理由があった。彼女のマンデイン(現実空間)の体は今治療中だった。もっとも元企業兵でありぎっしり各種サイバーウェアが詰め込まれている彼女の場合、修理中といったほうが正しいかもしれないが。
「いつも刺激的なビズの提供に感謝だ、ミス・ジョンソン。おかげで退屈しなくて済む」
 そして《笛吹き》こと鞍馬 真(ka5819)が目の前の鉄面皮の女に向けてそう挨拶を返した。ハンターとしてのキャリアを積み重ねている彼がきっちりと挨拶するのに比べれば、リコ・ブジャルド(ka6450)の反応はいかにもニューロキッズ(今時のガキ)らしいものだった。
「ニューロ! CD(古臭い)なクラックばっかで飽き飽きしてたんだ。けっけっけ。ヴォイド相手だなんて面白ぇじゃねえか」
 スラングを大量に混ぜて早口でまくし立てるその姿は生まれたときからウェブに慣れ親しんだニューロキッズらしい。だが、だからといってスクリプトキディ(ただのガキ)って訳でもない。こんな物言いだが、その仕事っぷりはまさしくファイアボール(命知らず)ではなくアーティスト(凝り性)だった。だからこそ今まで生きて来れたわけだ。そうじゃなきゃ山のようにアイスを“溶かし”て、《キルアイス》なんて呼ばれることは無いだろう?
 そういう意味じゃもう一人、今時のガキに見えるのが居たわけだが、こいつの反応は《キルアイス》に比べて随分とホットだった。
「次は何をするの? 誰を殺すの?」
 満面の笑みでそんなことを聞いているこいつの名はウーナ(ka1439)。随分とヤバい感じだがこんなナリでこんな性格でもその銃の腕は確かだった。だからここに居るわけだ。
 で、そんなピーキーな二人に比べれば一見どこにでもいる感じなのが《野良猫》だった。このお嬢ちゃんは元は普通の学生ハッカーだったわけだが、ヴォイドに手を出しちまったが最後、天王寺茜(ka4080)という可愛らしい名前も失ってこのザマさ。だが、彼女がまぎれもないプロであることは、ここに居る人間たちが教えてくれていた。
「よお、久しぶりだなァ? お互いぶっ殺されてなくて何よりだぜェ」
「こんな世の中で生きて再会できるとは光栄だよ」
「あ、お久しぶりです。ええ、またお会い出来て嬉しいです」
 《カガリ》や《笛吹き》とは何度も組んで来た仲だった。そして今もしっかり生きている。そいつが彼女の腕を雄弁に語っていた。
 で、そんな中、ひとり部屋の隅で静かにつぶやいているヤツが居た。
「真のあいどるとは何でしょう……」
 コイツの名はUisca Amhran(ka0754)。《キルアイス》が情報を網膜に重ね合わせれば、「MIKO Corporation所属」と出て来る。MIKOってのは表向きは富裕層のホームパーティーなんかに個人向けアイドルを派遣する業者ということになっている。なっているが、ここの本業はアレだ。皆まで言わなくても分かるだろう? 今時そういう欲求にはセクサロイドが充てがわれるものなのだが、持っているところには金を持っている奴がいる。そういう連中は現実の人間じゃあ無いと満足できないわけさ。
 が、そんなアイドルがここに居るのは謎だった。まあ目の前の鉄面皮の女が呼んだから腕は確かなのだろう。そうでなきゃ死ぬだけさ。
 こうやってワンナイトのビズは始まった。


「それじゃ、アイドルさんの中身にお邪魔してみましょうか」
 まずはナナの居場所を探るため、ハッカー達が調査を開始する。《野良猫》と《キルアイス》、それに
「まあ、安心してくれよ。電脳での工作や情報収集も元企業兵のたしなみってヤツだ」
 仮面で顔を隠したダイムノヴェルに登場しそうなファンタジーチックな弓兵の姿のアイコンを取った《カガリ》の三人が動く。知っていたかい? 昔はノヴェルは紙に書かれて……この話は前したな。それに紙って物がわからないか。
 さて、そんな三人がこの世界(サイバースペース)を少し動き回ればナナは簡単に見つかった。幾ばくかのチケット代を払えばライブ会場へご招待。アイドルはその存在を売るのが仕事、バーチャルアイドル、ナナ・ナインには出会いたくなくても出会える。
 だが、ここから本当の姿を暴き出すのがハッカーたちの仕事だ。《キルアイス》は巷で噂の《野良猫》の仕事を値踏みするように見る。そんな中、《野良猫》は黒猫姿のアイコンでゆっくりとナナの姿を剥がし始めた。
「どんだけカモフラージュしてデコイを用意してもストリームにはノイズが残るかクリーンになりすぎる」
 《キルアイス》の言うとおりだった。きれいに着飾った服装と顔貌のデータを剥がせば、その本質がむき出しになる。《野良猫》の腕は確かだった。
「コンサート会場なら尚更だ。ネットワークに繋がっている以上、追えねえ情報なんざねえのさ」
「ビンゴ! ここね」
 まばたきするような時間で《野良猫》はナナの本体を探り当てる。後はそこに潜り込むのみ。
「抜け道裏道猫の道、と……んん? なんかコレ……」
「特別製のアイス。それもとびきりブラック(危険)なヤツだ。連中の考えそうなこった」
 《カガリ》は元はこれを仕掛けていた側である。相手のやることは手に取るように分かる。メッセージを飛ばしながらアイコンが矢をつがえるとそれはレーザーのように一条の光を残しながら飛んでいく。ただの矢じゃないぞ。その中身は特製キラーアップル(破壊プログラム)だ。その矢がまともに突き刺されば、あっという間にアイスは自壊を始めていく。
「《野良猫》、《カガリ》。2秒でクラックといこうじゃねえか」
 《キルアイス》がサポートコードを送れば後は扉を開くのみ。スルスルと《野良猫》のアイコンがネクサス(情報集積体)に近づいていき、その肉球の付いた手でペタリと触る。こんなナリだが彼女は解錠(デコード)のスペシャリスト。一つ触れば高くそびえ立った防壁はパラパラと崩れ落ち、その中身をこちらに晒す。だが。

 その瞬間にいきなり大量のアイスがポップアップし、あっという間に《野良猫》を飲み込んだ。解錠した瞬間を狙ったブービートラップ。《野良猫》を飲み込んだかと思うと、その勢いのまま残りの二人も飲み込んでしまう。あとにはただ、沈黙だけが残っていた。
「OKOK。カチコチのアイスだってのはよーく分かったぜ」
「開錠成功が発動条件とか、陰険ね本当に!」
 しかし、自分たちを飲み込んだアイスを弾き飛ばしながら《野良猫》と《キルアイス》は再度ポップアップした。この手のトラップが仕掛けられていることも二人には織り込み済み。百戦錬磨のプロフェッショナルをフラットラインにするには甘かったようだな。
 で、残りの一人、《カガリ》はと言うとすでにこの場にいなかった。二人を取り囲むアイス達を削り取るように破壊プログラムが乱れ飛ぶ。こんなマネが出来るのも、彼女が企業様特製の“商品”だったことを示していた。後は。
「そんじゃ、《キルアイス》様お手製プログラムのお披露目だぜ! これでXYZ(終わり)だ!」
 プログラムをラン(走らせる)すれば一瞬のうちに一帯を電撃が覆い、アイス達の動きを全部まとめて止める。《カガリ》ができた穴が残る。その道を《野良猫》が走ればすべておしまい。タッチダウン。


「こっこかー♪」
 サイバースペース上に居る仲間達が集めた情報に基いて急行した先にあったのは殺風景なコンクリートの建物だった。ウーナは二丁の拳銃を抜いて早速全部ぶっ壊そうとするが、それをイスカが止める。
「こんばんは」
 替わりに前に出たイスカはおもむろに建物内に入る。当然すぐに警備員が飛んでくるが、鈴のような声で挨拶すればそいつの毒気はすっかり抜かれていた。哀れな犠牲者がかわいいお嬢さんを案内しようと近づいたときだった。
 警備員は音もなく崩れた。もう生命反応は消えている。イスカの爪の間からは細く薄い刃が飛び出していた。「竜の爪」と呼ばれるサイバーウェア。裏社会でも中々お目にかかれないネットロア(都市伝説)の様な一品だ。そんな代物が彼女の腕に付いていた。ジレット(女暗殺者)、それがイスカのもう一つの顔だった。
 死体を片付けて三人は内部に侵入する。ウーナがサイバーアイを起動すれば、そこに重ね合わせてサイバースペースの三人が送ってきたルートが示される。それを一瞬だけ確認すると彼女はその二丁拳銃を手に舞い踊る様に乱射する。それで最短ルートがきれいにポッカリと穴が空いた。ガン=カタなんて呼ばれているスペシャルな戦闘術を使う少女、正しくは少女型人造人間、そいつがウーナの正体だった。もちろん今も条約で人間のクローン作成は禁じられている。つまり彼女は存在自体でヤバいブツで、飛び切り危険な少女って訳だった。
 サイバースペース上では人の流れをコントロールしていて、マンデインでは残虐で残酷なウーナが大暴れしている。目的地までたどり着くのはあっという間だった。そして三人はパンドラの箱の蓋を開く。
 箱の中から最初に飛び出たのはピグマリオ社が誇る精鋭の警備チームだった。数は六人。
「チッ、長くはもたねェ。早く片付けてズラかるぞ!」
 《カガリ》から三人にメッセージが飛ぶ。だが、それを全部読み終わる前に《笛吹き》が動いていた。ブーストアップされた神経が彼の体を動かし、右手で単分子刀(モノフィラメント・カタナ)を抜いて斬りかかる。しかし相手もヴォイドのスペシャルな“商品”だ。それを受け止め、一瞬のうちに反撃。コムリンク(神経直結)された銃から鉛弾が撃ち出され彼の体にめり込む。
 だが《笛吹き》は笑っていた。彼がビズに求めるのは愉悦と刺激。肉体のリミッターをカットしさらに加速、そのまま左前腕に仕込んでいた刃を飛び出させるとそいつで斬り捨てる。
 一方別の連中はイスカに向かっていた。冷静な判断で二人で挟み、同時に銃を撃つ。機械のように正確な動き。
 しかしそれはイスカの右腕が止めていた。銃弾を手で受け止める。それだけではなかった。そのまま右腕を突き出すと、エネルギーフィールドが刃を構成し、哀れな犠牲者を貫く。
「あいどるを目指していた私が生きる為に必死になって、その結果がこの力です……」
 「竜の爪」のもう一つの機能。そのデータはヴォイドにも存在していなかった。それを手にしたイスカの顔は、どことなく寂しげだった。
 そして残りの敵にはウーナが動く。無邪気な笑みを浮かべながら、銃弾を左からの銃弾で止め、そのまま右を銃口を顔の側へ突き出すと容赦なく撃つ。マズルフラッシュが輝き頭から上を吹き飛ばす。とんでもない反動が来ているはずだが、彼女の体はそれをお構い無しで動く。そして、一人倒した彼女は左の銃で奥にいた少女を繋いでいたケーブルを撃ち抜いた。


「……ハッ、ネットで同時に何体のナナが動いている?」
 アフターサポートのため調査を続けていた《カガリ》がたどり着いたのは、ナナが複数体存在するということだった。だが動かすのは一人。それは意識を分割し、一つの脳で全てを動かしているということだった。
「正気で居られるワケがねぇよ。……このまま脳を焼いちまった方がラクになるだろうな」
 だから《キルアイス》が動いた。
「ハロー、チューマ。マンデインは重いだろ。あたしのジェノサイド・ゲームで遊んだ方が楽しいぜ?」

「おい、お嬢さん。もうきみを繋ぐものは何も無いんだ」
 ウーナがナナのケーブルを撃ち抜いて二秒後。三人が見たのは、残った警備チームがナナによってミンチになっていた光景だった。
 ウーナは小型トロンから音楽を鳴らす。その音を聞いたナナは満面の笑みを浮かべ、音の鳴る方へ襲い掛かってきた。それにウーナも笑顔で答え殺し合いが始まる。瞬きの間に終わる殺戮の宴。
「……あまり、『こちら側』には来て欲しくないのだが……」
 《笛吹き》は哀れに感じていた。自分には戸籍がない。精神も狂気に蝕まれている。自分が人である保証もともすれば無い。自分は後悔が無いが彼女は……。
「貴方が本当にしたいのはこんな事ですか?」
 そんな時二人を止めたのはイスカだった。フォースフィールドを盾として展開し、二人の攻撃を受け止める。その反動を使って彼女はナナに飛びかかった。
「貴方は本能で人を殺し、私は理性で人を殺す……。どちらがうまく人を殺せるのでしょうね……」
 壊れた精神で己の体を殺戮するための道具に変えたナナ。生きるために己の体を殺戮するための道具に変えたイスカ。そして殺戮することが存在意義のウーナ。三人の違いは何?
「本当は人の苦痛に歪む顔ではなく、笑顔が見たかったはず」
 ナナの刃を腹部で受けるイスカ。血塗れの体で重なる二人はまるで抱き合っているように見えた。
「私はいつも貴方を見ていた」
 イスカは首筋に右手を添わせる。「竜の爪」がナナの首に入る。それで彼女の動きは止まった。
「これが私の『救済』です……幸せになって、ナナ……姉さま……」

 程なくして建物からハンター達を乗せた車が飛び出してくる。ビズを終えたその車はスピードを上げ走り、そして建物から十分離れた所で轟音と共に爆発した。


「あ、お疲れ様でーす♪ 仕事帰りの一杯なら是非、当店にどうぞっ」
 《野良猫》はセクシャルに見せるように人間心理を元にデザインされた制服に身を包み道行くさらりまんに声を掛けていた。バイトに勤しみながら彼女は神経経由でSNSに呟いていた。
「駄目だなあ。真相を闇の中にしたくない、とか自己満足だって分かってて」
「やっぱりな。ナナの噂話を流したのはあんただろ」
 0.2秒でレスを返したのは《カガリ》だった。
「あ、《カガリ》さん。この前はありがとうございました」
「ああ、クライアントがこっちを使い捨てようとしてた話か? 流儀じゃねぇがあっちがナナをどう扱うか調べたらついでに付いてきた話さ」
 クライアントはピグマリオ社にダメージを与えようとした別のヴォイドだった。故に、エクスペンタブル(使い捨て可能)なハンター達を切り捨てようとしていた。
「ほんとムカつく! 一泡吹かせてやらないと」
「ミス・ジョンソンがアフターサービスでやってくれるさ」
「それで……三人は大丈夫だったんですかね?」
「“死んだ”。いつか“幽霊”に出会うかもな。まあ一人はナナと殺し合え無くてブーブー文句を言ってたけどな」
 三人のその後を知って胸を撫で下ろした《野良猫》はもう一つ《カガリ》に聞く。
「それじゃあイスカさんとナナは……」
「それ以上は言いっこ無しだぜ? チューマ」

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MVP一覧

  • 緑龍の巫女
    Uisca=S=Amhranka0754
  • 《キルアイス》
    リコ・ブジャルドka6450

重体一覧

参加者一覧

  • 緑龍の巫女
    Uisca=S=Amhran(ka0754
    エルフ|17才|女性|聖導士
  • 青竜紅刃流師範
    ウーナ(ka1439
    人間(蒼)|16才|女性|猟撃士
  • 弓師
    八原 篝(ka3104
    人間(蒼)|19才|女性|猟撃士
  • 語り継ぐ約束
    天王寺茜(ka4080
    人間(蒼)|18才|女性|機導師

  • 鞍馬 真(ka5819
    人間(蒼)|22才|男性|闘狩人
  • 《キルアイス》
    リコ・ブジャルド(ka6450
    人間(蒼)|20才|女性|機導師

サポート一覧

マテリアルリンク参加者一覧

依頼相談掲示板
アイコン ミス・ジョンソンに質問
リコ・ブジャルド(ka6450
人間(リアルブルー)|20才|女性|機導師(アルケミスト)
最終発言
2016/11/01 00:12:44
アイコン ΑΩな世界で(相談卓)
リコ・ブジャルド(ka6450
人間(リアルブルー)|20才|女性|機導師(アルケミスト)
最終発言
2016/11/02 21:31:52
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2016/10/30 09:58:40