ゲスト
(ka0000)
【HW】あいどる
マスター:cr

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/11/03 15:00
- リプレイ完成予定
- 2016/11/12 15:00
オープニング
※このシナリオは夢シナリオです。オープニングは架空のものであり、ゲームの世界観に一切影響を与えません。
油断するな。
迷わず撃て。
弾を切らすな。
ヴォイドには手を出すな。
――ストリートの警句――
●
どんなものにも表と裏ってやつがある。俺がお前に見せている顔も表向き。裏の顔ってのがある。仕事にだって表と裏がある。俺達みたいに裏でずっと過ごしているとたまには忘れちまうが、このクソッタレな街にも表と裏がある。
ハロー、チューマ(相棒)。久しぶりだったな。あるいは初めてか? 何にせよよく生きてたな。次似合うときは死体ってことにはならないでくれよ。
で、だ。話を戻すぜ、チューマ。この街にも表と裏がある。酸性雨をコンクリートの下でかわし、得体の知れない合成食品をかじって命をつなぐのがこの街の裏の姿なら、表の姿はあれだ。極彩色のレーザー光線に彩られたスプロールの上澄みで、きらびやかなネオンサインを体に浴びつつ本物のステーキを腹の中に押し込められる世界。メガコーポの恩寵を受けた連中はそれしか知らない世界で、俺達にはおとぎ話にしか思えない世界。
お前は気づいた者、覚醒者(イクシード)。スプロールを飛び出しストリートに出た、この世界の真の姿を知っちまった連中。戸籍データを消失し、この世界に存在しない人間。お前が死んでも何も起こらない。お前を証明する奴は何処にもいない。だからこそ存在意義のある者達。そんな連中は裏の世界でしか生きていけない。だから裏と表が入れ替わっちまう。でもそうやって簡単に入れ替わっちまうものなんだぜ? 表は意外と簡単に裏と関わってくるのさ。
●
陽の光が届かない、暗いコンクリートの箱。棺桶(コフィン)なんて呼ばれているそこで“ミス・ジョンソン”と名乗る女が話し始めた内容は、にわかには信じがたいものだった。
「今回皆さんにお願いしたい仕事は人探し。いわゆるマンハントになります」
ああそうさ、言い換えているがやることは誘拐。汚れ仕事(ウェットワーク)の極めつけみたいな仕事だ。まあお前達ならよくある仕事の一つに変わらない。が、続けて見せたその探してくる人物ってのがイカレているとしか思えないとんでもない話だった。
「探す対象は彼女、ナナ・ナインになります」
ホロを見せながらこの女は話してくれたが、見せてくれなくてもわかる。裏の世界のお前たちでも名前は知っている相手。当代きってのスーパーアイドル。そいつが彼女、ナナ・ナインだった。
だが、相手が有名人なことが信じがたいってわけじゃない。相手がヴァーチャルアイドル、つまり現実には存在しないはずの人間ということが問題だった。
●
「信じがたいという顔をしていますね。からくりを説明します。ナナ・ナインはヴァーチャルアイドルですが、彼女の動きや反応はプログラミングされたAIのそれではありません。それはすなわち、彼女をコントロールしている『本物のナナ・ナイン』が存在することを示しています」
ナナ・ナインを中心に一晩で動くクレジットは文字通り天文学的値だ。そういった存在を扱うのは決まっている。トップクラスの7つのメガコーポ、『ヴォイド』と呼ばれるそれ。手を出してはいけないとされる相手。それが絡んでくる仕事って意味でもあった。
「そこでサイバースペース上で『本物のナナ・ナイン』の手がかりを見つけ出し、そして『本物のナナ・ナイン』をマンハントしてください」
やけに鼻の奥でちりちりと火花が散る感覚がする。こいつは仕事を済ませて終わり、なんて簡単な話にならないことをお前たちの勘が教えてくれていた。
でもはるか昔の連中はこう言っていたのさ。「虎穴に入らずんば虎児を得ず」。やるしかない、そうだろう? チューマ。
油断するな。
迷わず撃て。
弾を切らすな。
ヴォイドには手を出すな。
――ストリートの警句――
●
どんなものにも表と裏ってやつがある。俺がお前に見せている顔も表向き。裏の顔ってのがある。仕事にだって表と裏がある。俺達みたいに裏でずっと過ごしているとたまには忘れちまうが、このクソッタレな街にも表と裏がある。
ハロー、チューマ(相棒)。久しぶりだったな。あるいは初めてか? 何にせよよく生きてたな。次似合うときは死体ってことにはならないでくれよ。
で、だ。話を戻すぜ、チューマ。この街にも表と裏がある。酸性雨をコンクリートの下でかわし、得体の知れない合成食品をかじって命をつなぐのがこの街の裏の姿なら、表の姿はあれだ。極彩色のレーザー光線に彩られたスプロールの上澄みで、きらびやかなネオンサインを体に浴びつつ本物のステーキを腹の中に押し込められる世界。メガコーポの恩寵を受けた連中はそれしか知らない世界で、俺達にはおとぎ話にしか思えない世界。
お前は気づいた者、覚醒者(イクシード)。スプロールを飛び出しストリートに出た、この世界の真の姿を知っちまった連中。戸籍データを消失し、この世界に存在しない人間。お前が死んでも何も起こらない。お前を証明する奴は何処にもいない。だからこそ存在意義のある者達。そんな連中は裏の世界でしか生きていけない。だから裏と表が入れ替わっちまう。でもそうやって簡単に入れ替わっちまうものなんだぜ? 表は意外と簡単に裏と関わってくるのさ。
●
陽の光が届かない、暗いコンクリートの箱。棺桶(コフィン)なんて呼ばれているそこで“ミス・ジョンソン”と名乗る女が話し始めた内容は、にわかには信じがたいものだった。
「今回皆さんにお願いしたい仕事は人探し。いわゆるマンハントになります」
ああそうさ、言い換えているがやることは誘拐。汚れ仕事(ウェットワーク)の極めつけみたいな仕事だ。まあお前達ならよくある仕事の一つに変わらない。が、続けて見せたその探してくる人物ってのがイカレているとしか思えないとんでもない話だった。
「探す対象は彼女、ナナ・ナインになります」
ホロを見せながらこの女は話してくれたが、見せてくれなくてもわかる。裏の世界のお前たちでも名前は知っている相手。当代きってのスーパーアイドル。そいつが彼女、ナナ・ナインだった。
だが、相手が有名人なことが信じがたいってわけじゃない。相手がヴァーチャルアイドル、つまり現実には存在しないはずの人間ということが問題だった。
●
「信じがたいという顔をしていますね。からくりを説明します。ナナ・ナインはヴァーチャルアイドルですが、彼女の動きや反応はプログラミングされたAIのそれではありません。それはすなわち、彼女をコントロールしている『本物のナナ・ナイン』が存在することを示しています」
ナナ・ナインを中心に一晩で動くクレジットは文字通り天文学的値だ。そういった存在を扱うのは決まっている。トップクラスの7つのメガコーポ、『ヴォイド』と呼ばれるそれ。手を出してはいけないとされる相手。それが絡んでくる仕事って意味でもあった。
「そこでサイバースペース上で『本物のナナ・ナイン』の手がかりを見つけ出し、そして『本物のナナ・ナイン』をマンハントしてください」
やけに鼻の奥でちりちりと火花が散る感覚がする。こいつは仕事を済ませて終わり、なんて簡単な話にならないことをお前たちの勘が教えてくれていた。
でもはるか昔の連中はこう言っていたのさ。「虎穴に入らずんば虎児を得ず」。やるしかない、そうだろう? チューマ。
解説
●目的
サイバースペース上で『本物のナナ・ナイン』の手がかりを見つけ出し、彼女を誘拐して指定の場所まで連れてきてください
●詳細
▼スキルについて
この世界観ではマテリアルによるスキルは存在しません。代わりに皆さんの使うスキルはサイバネティックス手術によって得られた能力、もしくはサイバースペース上で敵性プログラムと戦うために使われるプログラムのイメージとします。
▼サイバースペースチーム
サイバースペース上で本物のナナ・ナインの手がかりを探し出すチームです。
ここからはPL情報ですが、ナナ・ナインはヴォイドのうちの一つ、ピグマリオ社の“所有物”です。故に手がかりの獲得のためにはピグマリオ社サーバへの侵入が必須であり、また侵入の際にはアイス(侵入者を排除するための攻撃プログラム)を対処する必要があります。
▼マンデインチーム
現実空間で『本物のナナ・ナイン』が居る場所に突入し彼女を誘拐してくるチームです。
彼女を守るため精鋭の警備チーム6人が配置されています。これらを倒す必要が出てきます。
●PL情報
『本物のナナ・ナイン』はヴァーチャルアイドル、ナナ・ナインをコントロールするためにネットワーク上につながれ続けた結果、精神にダメージを負ってシリアルキラーと化しています。そんな彼女をどのように扱うかは皆さんにおまかせします。
●その他
なにか疑問があったら“ミス・ジョンソン”ことモア・プリマクラッセがお答えします。お気軽に質問卓を立ててお尋ねください。また、今回は世界観に関する質問もお受けいたします。
サイバースペース上で『本物のナナ・ナイン』の手がかりを見つけ出し、彼女を誘拐して指定の場所まで連れてきてください
●詳細
▼スキルについて
この世界観ではマテリアルによるスキルは存在しません。代わりに皆さんの使うスキルはサイバネティックス手術によって得られた能力、もしくはサイバースペース上で敵性プログラムと戦うために使われるプログラムのイメージとします。
▼サイバースペースチーム
サイバースペース上で本物のナナ・ナインの手がかりを探し出すチームです。
ここからはPL情報ですが、ナナ・ナインはヴォイドのうちの一つ、ピグマリオ社の“所有物”です。故に手がかりの獲得のためにはピグマリオ社サーバへの侵入が必須であり、また侵入の際にはアイス(侵入者を排除するための攻撃プログラム)を対処する必要があります。
▼マンデインチーム
現実空間で『本物のナナ・ナイン』が居る場所に突入し彼女を誘拐してくるチームです。
彼女を守るため精鋭の警備チーム6人が配置されています。これらを倒す必要が出てきます。
●PL情報
『本物のナナ・ナイン』はヴァーチャルアイドル、ナナ・ナインをコントロールするためにネットワーク上につながれ続けた結果、精神にダメージを負ってシリアルキラーと化しています。そんな彼女をどのように扱うかは皆さんにおまかせします。
●その他
なにか疑問があったら“ミス・ジョンソン”ことモア・プリマクラッセがお答えします。お気軽に質問卓を立ててお尋ねください。また、今回は世界観に関する質問もお受けいたします。
マスターより
またまたIFシナリオとしてサイバーパンクシナリオを提供します。更に今回はナナ・ナインも登場します。
サイバーパンクの一つのテーマは「人間性」です。サイバネティックにより人間性が損なわれ、発展しきった経済が人間性を蔑む世界。そんな中、“繋がれた女”となり人間性を壊された彼女をどのようにするかは皆さん次第です。皆さんの力で、この物語にエンドマークをつけてください。
それではみなさんのご参加をお待ちしております。
サイバーパンクの一つのテーマは「人間性」です。サイバネティックにより人間性が損なわれ、発展しきった経済が人間性を蔑む世界。そんな中、“繋がれた女”となり人間性を壊された彼女をどのようにするかは皆さん次第です。皆さんの力で、この物語にエンドマークをつけてください。
それではみなさんのご参加をお待ちしております。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/11/10 01:45
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
ミス・ジョンソンに質問 リコ・ブジャルド(ka6450) 人間(リアルブルー)|20才|女性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2016/11/01 00:12:44 |
|
![]() |
ΑΩな世界で(相談卓) リコ・ブジャルド(ka6450) 人間(リアルブルー)|20才|女性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2016/11/02 21:31:52 |
|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/10/30 09:58:40 |