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【CF】自由の『カネ』が乱舞中?

マスター:奈華里

シナリオ形態
イベント
難易度
普通
オプション
参加費
500
参加制限
-
参加人数
1~25人
サポート
0~0人
報酬
普通
相談期間
5日
締切
2016/12/14 12:00
完成日
2016/12/28 00:56

このシナリオは4日間納期が延長されています。

みんなの思い出

思い出設定されたOMC商品がありません。

オープニング

●自由を
「諸君、今こそ我らの立ち上がる時だ」
 豪華な屋敷の一室に集まるのは何処か不気味な雰囲気を纏った面々――。
 ある者はごてごての貴金属を体に身に着け、これでもかという位派手派手な衣装に身を包んでいる。
 またある者はきゃしゃな体を寒空の下でも気にせずに存分に世間にさらして厚い化粧が不気味な程だ。
 しかし、彼らはそれが普通だと信じていた。そして、それに魅かれないその他大勢にすこぶる腹を立てている。
 だから、彼らはもうすぐ来るあの日が不快でならない。
「聖輝節だと…字ズラで言えば我々に相応しい筈なのになぁ」
 聖はともかく、物質的には確かに彼らは輝いていた。だが、心は限りなく澱んでいる。
「何が永遠の愛だ。そんなもの欲しくなんてないんだからなっ」
 ぐっと拳を握り締めてやせ我慢をしているのは明らかだろう。
「さあ、今年こそ奴らに制裁を! 見せびらかし反対!」
『見せびらかし反対!』
「いちゃつき撲滅!」
『いちゃつき撲滅!』
 集まっていた者達が一斉に声を合わせ叫ぶ。
 彼らの名は『自由の鐘』――少しばかり寂しくて、この時期困った事を引き起こす団体だった。
 そして、今年は…。

 彼らは聞き耳を立てる。お金だけはある。だから働かなくともいいからだ。
「いいなー、こういうバッグプレゼントされたいなぁ」
 今は丁度お昼休みの時間で…何処かの職員なんだろうか、女子同士が連れだって余った時間で気分転換。
 ランチの帰り道かもしれない。ウィンドウショッピングを楽しみながら歩いている。
 そんな彼女らの言動に自由の鐘の一人はにやりと笑う。
(あのバッグか…いい情報を得たな)
 女性が立ち去っていくのを密かに見送りながら呟く。
 そうして、店の様子を伺って客がいなくなったその時、彼は動いた。
「店主。ここのバッグを全部買い取ろう」
 男が平然と言い放つ。いつも通りに対応しようとしていた店主であるが、その言葉に思わず目を見開く。
「あ、あの…今なんと」
 そう聞き返す彼に男はもう一度言い放つ。
「全部買い取ると言ったんだ。在庫も全部、まるっとずばっと頂こうか」
 どや顔だった。きらりと覗く金歯がいかにも成金な印象を与える。
「えっ…と、は、はい」
 店主はその要求に唖然としたまま、応える他なかった。

●順調
 一方別の場所では――別の構成員が昼食中。
 そこは人気のカフェだった。昼はリーズナブルなお値段でのランチが人気であるが、夜は少しリッチな価格となってしまうがそれだけの価値がある味とサービスを提供し、評判のいい店である。
「ホント、ここ美味しいよねー」
「聖輝祭が近付くとライトアップもして幻想的になるんだよね」
「あぁ、こんなとこで告白されたい~」
 そして今日も、その店には夢見る女子が思いをはせながら料理を口へと運んでいる。
(ほう、成程…だったらここもやらねばなるまい)
 確かにこの店の料理はうまい。それは彼でも判る。だからこそやらねばという思いが強くなる。
「すまないが、店主を呼んでくれ」
 近くを通ったウェイターに声をかける。
 暫くしてやってきた店主に彼はあっさりとこう言い切る。
「この店はいくらだ」
「は?」
 唐突な質問に店主から思わず間抜けな声が出た。
「この店を気に入ったから聖輝祭前後の一週間を私が貸切にしてやろうというのだ。光栄だろう?」
 ふんぞり返った態度ではないにしても突然の話に意識が追いつかない店主である。
「あ、あの…おほめ頂き大変ありがたいのですが、生憎すでにその前後には予約が入っていまして」
「はん。そんなのキャンセルさせればいい。なんならキャンセル料を客に支払ってもおつりがくるくらいの額で貸し切ってやろう。ついでに材料も準備させるが」
 男が強引に話を進める。
「しかしですねぇ…」
「いま言う事を聞いておいた方がいい。でないと何が起こるかわからないぞ?」
 意味深ないい方で男が微笑を浮かべる。
「……すみませんが、少し考えさせて下さい」
 店主はそういうのが精一杯だった。
 しかし数日後、
「ええっ、契約をストップしたいですって?」
 契約農家からの話では畑の野菜を強引に買い占められてしまったらしい。
 こうなると別を当たるにしても少なからず時間を要する。このかき入れ時に臨時休業は痛い。
(なんという事だ…しかし、こればかりは背に腹は換えられない)
 店主が予約客に事情を伝える。そして、店は男の手中に落ちる。

「ふむ、なかなかうまくいっているようですなぁ」
 自由の鐘の幹部と思しき顔触れが集まって今年の活動に満足げな笑みを浮かべる。
「第一班は順調との事、今年は街も静かになるかと」
「それはいい。折角貸し切ったんだ。こちらは祝いの宴でも催すか?」
 もう一人がワインを片手に言葉する。
「第三班、今戻りました」
 とそこへ戻ってきたのは比較的年齢の若い者達。馬車の中には数多くの木製玩具が積まれている。
「それは?」
「子供用の玩具ですよ。天然素材でプレゼントに人気だとかで…けど、これでもう当分は売り出せないかと」
 店まるごと全ての商品を買い占めてきたらしい。積み方が些か乱雑である。
「いいか、これで今年の聖輝節は中止にせざる負えんだろう。だが、まだ期間がある。油断はするなよ」
『ラジャー』
 一方的に幸せを振り撒いてくる輩など見たくない。
 彼らはその理念のもと、この強行を続けるのだった。

リプレイ本文


「またかよ……」
 今日は完全オフ日という事で己が半身のアルマ・A・エインズワース(ka4901)と遊びに来ていたミリア・エインズワース(ka1287)がつまらなさげに呟く。
「わふぅ…確かにあそこも、ここも閉まっている様子。不思議ですねぇ…」
 そこで買い物を諦めて食事に切り替えようと思ったアルマだったが、こちらも同じでかくりと首を傾げる所を見ると二人は自由の鐘の存在を知らないらしい。ただ何となく違和感を感じて怪しむミリアであるが、アルマの方は呑気なものだ。
「わふぅ…僕は別にいいのです! ミリアと一緒ならなんにもなくてもしあわせですー」
 ふくれる妻にそう言ってアルマは妻の手をぎゅっと握る。その言葉には流石のミリアも赤面。
「っと…そんなストレートに…恥ずかしいだろうがッ」
 と照れを隠せない。
「くぅ~まだあんなオーラを垂れ流す奴がいたとは…」
 それに遭遇して自由の鐘の一人がハンカチを噛み締める。そんな男の手には卵が握られていた。

 一方町側では自由の鐘を取り締まる警備チームが編成され町を巡回。神薙玲那(ka6173)もその一人だ。
「力づくで愛を奪い取ろうなんざ、モテねぇ奴のすることだぜ!」
 と杖を片手にとあるカフェで張り込みを続ける。
「ったく、馬鹿やる暇あったら口説くスキルを磨けっつーの」
 元スケバンの彼女から出る言葉は乱暴ではあるが、言っている事は至極真っ当。
「お待たせしました。珈琲でございます」
 そこへ彼女が注文した珈琲が届いて…一口飲もうとしたその時だった。
 大きな馬車と小さな子供。向かいの店だ。恐れ知らずに近付く少女に馬番の方は気付いていない。主人の指示に従い荷物を中へ運んでまさかの急発進。
「あぶねぇ!」
 あわや馬に蹴られるのではないかと言う危険な状況に彼女が叫ぶ。だが、馬車はそれでも知らん顔で走ってゆく。
「あんにゃろぉ~モラルってものがないのかよぉ~」
 彼女はそれに怒り、追跡開始。
「うらぁぁ、待ちやがれそこの馬車ぁ!!」
 怒声を上げて彼女が追いかける。
「なっ、逃げろ~!」
 その形相に度肝を抜かれて、馬車の主は慌ててスピードを上げる。
「あら、事件のようね?」
 そこへバイクで見回ていた陶 凛華(ka5636)やってきて、
「おっ、あんたも警備班だよなっ! その馬車止めてくれっ殺人未遂だっ!」
『ええっ!!?』
 玲那の言葉に馬車の面子から声が上がる。それはそうだ。彼等にはその覚えはない。が事実は事実。
「O-K-、それは重罪ね」
 凛華がバイクのエンジンを吹かす。しかしそこへ思わぬ珍客。
「ちょー待てごらぁ。あたしの身体によくも」
「ミリア、もうあれ燃やしちゃいましょー」
 卵をぶつけられた二人が男を追って道に乱入。これでは速度を落とさざる負えない。
「何が何だか判らないが、助かっ…ってどぅえぇぇ!」
 ホッとして礼を言おうとした馬車組だったが、玲那の姿を見つけ顔を引っこめる。
「お、俺も乗せでぇ~~!!」
 その馬車に助けを求める卵男であったが、それは叶わない。
「あぁ? これからどうなるかKAKUGOしろよぉ?」
 凄みのある声でミリアが言う。
「そうですよ。僕のお嫁さんにこんなひどい事して生きて返れるとは思わないで欲しいのです」
 妻の指示を受けてアルマが眉抜きの刑を実行する。
「ひぇ~、御助けを~~」
 そんな悲鳴が木霊したが、これも自業自得で…。
「と、とりあえずあれはほっておいて良さそうね…」
 凛華が呟き、馬車を探す。
「あらあら、みんな元気ねぇ」
 するとそこへヴァイオリンケースを抱えたマリィア・バルデス(ka5848)登場。
 この騒ぎをどこか微笑まし気に見つめている。
「ねぇ、ここを馬車が通らなかった?」
 凛華が問う。
「さぁ。ところでヴルストの美味しい店知らない?」
 その答えを聞く前に新手に遭遇。
「やーい、ここまでおいで~~だっ!」
 と二人の顔面をクリームパイが襲う。
「あらあら、困ったわね」
 ずるりと落ちる紙皿――しかし味は悪くない。
「うん、なかなか美味しいわね、これ」
 そう言うのはマリィア。完全なとばっちりだが、怒っていないようだ。楽し気に逃げてゆく墨城 緋景(ka5753)を見送る。
「それじゃあ行くわ」
「ええ頑張って」
 二人はそう言葉を交わし、それぞれの道へ。
(成金さんのようなやり方は出来ないけど、ボクも暴れて沢山貢献すればご褒美が貰えるかも)
 一方緋景にも野心があるようで…自由の鐘の使命を全うするのだった。


「ほお、奴らも毎年毎年懲りないねぇ」
 両手で小さな机を運びながら鵤(ka3319)がにやけ顔で呟く。本来なら行きつけの酒場で飲んでいる時間であるが、ここ数日は閉店休業。その理由を知り彼はある商売を思いつく。
(つまらないなら自分で面白くすればいいってな。さあて…それじゃあいっちょやってやるかねぇ)
 晴天の下馬車の騒動をきっかけに彼はいつになく声を張り上げる。
「さあさあ同盟が冒険者の町の一員ならこの騒ぎ、楽しまないでどうするね! ソサイエティと自由の鐘。どっちがこの場を制するか、一発十Gから張った張ったぁ!」
 するとその声に応えて、博打好きが俺も俺もと名乗りを上げ始める。
「まぁ、今度は博打なのね」
 緋景を見逃してしまった凛華が言う。
 あっという間に広場には人が集まって、これではバイクは無理だ。
「なんだぁ、折角だからそこの姉さんも買っていかねぇかい? こういうのは楽しんだもん勝ちだろう?」
 鵤が問う。
「残念だけど、それには乗らないわ。これでも警備班だから」
「そうかい。そりゃ残念だ。じゃあ、もしかして俺を取り締まるとか?」
 勝手に始めた商売だ。許可などないから取り締まられても文句は言えない。
 しかし、凛華もそこまで厳しくはない。
「そうね。馬鹿の抑止力にならない事もないから目を瞑るわ。けど騒ぐ様なら」
「あいよ。その辺心得てるってぇ」
 集まる客に金額と予想を聞く合間に彼が答える。そして、
「いいかー。賭けに参加した奴は騒ぎには手ぇ出すなよぉ。出したら容赦なく無効にすっからなぁ」
 鵤が言う。これで賭けに参加している人間は騒ぎに加われないから実質の活動人数を抑えられる筈だ。
(ぐぬぬ、参加したい。したいけど、したら遊べなくなってしまう~)
 人ごみに混じって緋景が苦悩の表情を見せる。彼は根っからの博打好きであり、賭けと聞いては首を突っ込まずにはいられない。
「あっ、あいつ…って事で、程々にね」
 彼女が釘を刺し、発見した緋景を追う。
(さーて、どれくらい儲かるかねぇ)
 堂元儲かる筈であるが、どんぶり勘定では売り上げが出るか否かは微妙なものだった。
 
 さて聖輝祭のお食事は七面鳥にローストビーフ、この時期ならではのお菓子も捨てがたい。
(今日はお気に入りのケーキを買う日♪ あの味、忘れられないのよねー)
 フィーナ・マギ・ルミナス(ka6617)もそんな食に楽しみを見出している一人だ。
 以前たまたま見つけた小さなお店の味に一目惚れ。今日はその店の聖輝祭用のケーキの予約と自分へのご褒美の為やってきたのだが、どうも店の様子がおかしい。
「そんな事言われましても、子供達が楽しみにしているので…」
 店主が背の高いお客を相手に申し訳なさそうに言う。
「うちも楽しみにしているんですよ。ここのケーキは絶品ですし、仲間にも配りたいんですよ。だからいいでしょう? 損はさせませんから」
 男はどうも膨大な量のケーキを発注しているらしい。しかも納品日が聖輝祭当日のようで、夫婦で切り盛りしているこの店では無茶振りもいいところ。このままでは特別ケーキも怪しくなる。
(ふっざけんな。てめぇの都合で私の、いや子供達の楽しみを奪われてたまるか…)
 一日ズラして欲しいと頼み込む店主を聞き入れない男にフィーナが店に乗り込む。
「ちょっとあんたさっきから聞いてれば何様ですか。その日が聖輝祭と知っての狼藉ですか?」
 彼の顔があるであろう方をキッと睨んで彼女が言う。
「さて、貴方には関係ありま…ってでぇぇ!」
 そう反論しかけた男だったが、彼女の傍には魔力で構築された弓が出来ていて男は慌てて店の壁へと後退する。
「わ、私が何したと」
「何したか判ってないのですね…だったら教えて差し上げましょうか、お馬鹿さん?」
 フィーナが不敵に笑う。
「えっとお二人共落ち着い…」
「問答無用ですよ、ご主人。こんな困った方は私が退治しますから」
 彼女はそう言うと男をマジックアローで脅して外へと促す。そうして、
「この所業、あなた一人ではないのでは…アジトはどこですか?」
 少女と大人――しかし、余りにも力の差があり過ぎる。
 喉元に突き付けられた矢が男の恐怖を煽って、彼の目に涙があふれる。
(フッ、食べ物の恨みは恐ろしいのよ…?)
 そう心中で呟いて…しかし、ここで問題発生。このままこの男についていけば、お気に入りのケーキを食べそびれてしまうかもしれない。
「あわわ、どうしたら…」
「だったら私か引き受けますわ」
 戸惑う彼女の許に同世代の少女、エルことエルバッハ・リオン(ka2434)が現れて、
「えと、では宜しくお願いします」
 フィーナは彼女に男を任せケーキを買いに戻ってゆく。
「フフッ、こちらも手間が省けましたし有難う御座います」
 エルもそんな彼女に感謝の言葉を述べると、男からアジトの場所を聞き出し、ゆったりとした足取りでその場所へと向かう。
(面白そうだと思って見ていましたが、そろそろ面倒になってきました)
 僻みや妬みを持つ彼等の感情が判らない訳ではない。だから暫く観察していたのだが、やっている事は子供染みていて見るに堪えない。だから自分の手で鎮圧してみようと彼女は内部分裂の策を画策する。
 そんな彼女が辿りついた先には立派な豪邸があった。但し、彼女の目から見ると些か趣味が悪い。
(成り上がりらしい高そうなものを集めたお家ですね)
 呆れにも似た息を吐き、ベルを鳴らす。すると二人の門番が彼女に用件を尋ねにくる。
「突然申し訳ありません。急ぎと聞きまして、ソーマ・リネスさんからの依頼で来ましたが、いらっしゃいますか?」
 聞き覚えのない名前に門番が顔を見合わす。
「あら、失礼しました…どうやら偽名のようですね。困りました。約束があるからしっかり持て成してくださいと言われてきたのですか」
 そこでひっかけていた外套の紐をわざと緩めて彼女が言う。実は彼女…歳に合わずかなりのグラマーさんで一歩間違えば犯罪の引き金になり兼ねない美貌の持ち主なのだ。
「お、おう…そうかぁ」
 二人の男はその隙間から見えた素敵な曲線美に少―しばかり鼻の下を伸ばす。
(これは案外ちょろそうですね)
 その様子にエルが微笑む。そんな彼女のそれを見ている者がいて…。
「ほうほう、ああすれば殿方は簡単に落ちるのですねぇ」
 自分でも驚くほど当たるタロット占いでこの場所を突き止めてきた星野 ハナ(ka5852)が目をぎらつかせる。
(私の占いが正しければここは独身男性の巣窟。もとい自由の鐘のアジト…つまりは男狩り放題っ、ひゃっはーですぅ!)
 彼女も現在お一人様。だから遅れた来たエルの仲間を装い潜入を試みる。
「ええ~と遅れてごめんなさいですぅ。私も頼まれてきましたぁ~」
 どぎつい化粧に着飾った衣装――普段の彼女であればまだモテたかもしれないが、今の姿ははっきり言って化粧お化けで引くレベルだ。
「あっ、えっ…その」
 門の前でグイグイ来るハナに一人がたじろぐ。
(よく判りませんが、この方も中に入りたいようですね…話を合わせておきますか)
 エルはそう察し、彼女を紹介する。
「ふむ…そうか、なら仕方ない…」
「やったぁ~遊んで頂けるんですぅ? うふふふふっ、この時をどれ程待っていた事かぁ~何人でもバッチこーーいですぅ」
 その答えにハナはかなり浮かれて、もうすぐ逆ハーレムを達成出来ると心を躍らせる。
 しかし、人生はそう甘くなかった。
「す、すまないがここで待っていてくれたまえ」
 そう言い残して、エルと二人の男は別の方へと歩いて行って早数時間…一向に戻ってくる気配がない。
「ちょっ…これってハミゴというやつですか? こんな事で私が諦めると思わないので欲しいのですよぉ~!!」
 ハナが闘牛の如く鼻息で立ち上がる。そして、いつの間にか塞がれていた扉をあっさりと愛の拳で粉砕し、豪邸をなまはげの様に徘徊する。
「さぁ…探して差し上げるのですよぉ。そして、骨の髄まで、財布の一Gも残さずに貢がせてあげるのですぅ。出て来い、私のダーリンズ~~!!」
 ハナの叫び。
「内部分裂と言うより、内部破壊になりそうです」
 エルはそう思いつつ豪邸を後にして…この後この屋敷のメンズがどうなったか知る者はいない。
 

「占いか…」
 大切な人への贈り物を買い終えて、花(ka6246)がふらりと立ち寄る。
 するとそこには巫女装束のまるでお人形のような少女がいて、
「ようこそお越しくださいましたわ。私は椿姫(ka5791)と申しますの。暫しあなたの未来を占わせて頂きますわ」
 と実に礼儀正しく彼を迎えてくれる。
「君はこの仕事長いのかな?」
 カードをきる彼女に彼が問う。彼女は旅の占い師でその力を確かめる為、ハンターも兼業しているらしい。
「今日はカップルの方が多くて、自由の鐘の皆様の被害に遭わないよう助言をしていたのですわ」
「自由の鐘?」
「こ存じないのですの? 少しさびしい方々なのですが…と出ましたの」
 世間話を中断して、彼女がカードの意味を読み解く。
「どうかな?」
「それが…今日は少し宜しくないようですわ。明日になればいい運気が流れてくるのですが…この後は寄り道などなされませんよう」
 彼女が表情を曇らせて静かに言う。
「そんな顔しないで。私は大丈夫だよ。それに運命は自分で切り開くものだろう?」
 占い師相手にその言葉はどうなのかと思うが、彼は至って平然と言ってしまう。
「そうですわね。でも本当にくまには気を付けて下さいませ」
 その助言を受けて花は天幕を後にして、
(くまか…もしかしてこれか?)
 来る時に買ったぬいぐるみ。それが彼にどんな災難を呼び込むのか。それはもう少しだけ後のお話。

「姉さまと一緒、嬉しいです」
 ぎゅっと姉の腕を掴んでルーネ・ルナ(ka6244)が微笑む。
「なんだい、今日はやけに甘えん坊だなっ」
 そう言うのは姉のルーン・ルン(ka6243)だ。仲良し姉妹は本日聖輝祭の雰囲気を楽しむおでかけの真っ最中。
「姉さま、あれ凄く可愛いくないですか?」
 可愛いもの好きなのかルーネがガラス越しに展示された大きなテディベアを指差し言う。
「ああ、確かにいいね。買ってやろうか?」
 そんな妹に甘々な姉。買って欲しいのだと悟って、早速店に入る。
 だが、店に入ると些か不穏な空気。
 棚には多くの人形が並んでいるのに、店主は困り顔で電話応対を繰り返している。
「どうしたのでしょうか?」
 隣のルーネが心配げだ。レジを打つ夫人の手もその電話の話に聞き耳を立てているようで手が止まっている。そして電話をおくと、今並んでいるお客を最後に店を閉めるとの声がかかって、これでは妹の分が買えないではないか。
「おい、一体どういう事だよ?」
 店主にルーンが尋ねる。するとそこへガラの悪い奴らが現れて、レジに並んでいた者達の商品まで取り上げ始める。
「あー、悪いな。これはすでにうちのもんだァ」
「ね、姉さまぁ~」
 いつの間にか店頭にあった同じものを抱えていた妹だったがそれを取り上げられ姉に泣きつく。他の客もその横暴に抗議したそうだが、屈強な男ら相手では口出しできない。
「これが代金だ。受け取りなっ」
 男が乱暴に金を置き、店の商品を大きな袋に詰めてゆく。
「ちょっと待ちな」
 そこでルーンの堪忍袋の緒が切れて男の腕を捩じり上げ、
「どんな権利があってそんな事しているか知らないけど、レディを泣かす奴は容赦しないわ」
 ぐぐぐっと腕に力を込め、彼女が男を外に出す。
「わ、わたしも負けないんだからっ!」
 ルーネもそれに続いて外へと飛び出す。とそこに花はいた。
 うっかり買ったぬいぐるみを取り落として拾う体勢。これではまるで、
「あんたもだな。店に迷惑かけて覚悟しなぁ!」
 ルーンの怒声と共に火炎符が男と花を襲う。
「えっちょ…ありえぬ!」
 それに巻き込まれて、買ったぬいぐるみは死守したものの次の攻撃が彼を襲う。
「あ、こら待ちやがれー!」
 それに危機感を感じ花は逃走。姉妹をまいたのはいいが、次に辿りついた路地奥の酒場がまたいけない。
「おい、俺の相棒に何しやがるっ」
 入った直後に勢い余ってテーブルに突っ込んでしまった。
 その事でテーブルの主がサングラス越しに冷めた視線を送ってくる。
「あんた、答えによっちゃあ只じゃおかないぞ」
  もう一人も花に厳しい視線を向けてくる。
「えーと、すまない。状況が読み込めないんだけど…」
 二人の視線を同時に受けて、花は無意識に後ずさる。そこでこつんと脚に何かが当たって見下ろしてみれば、床には二丁の拳銃が、その傍には彼らが飲んでいたらしいグラスが転がっている。
「折角いい調子で飲んでたんだが…あんた、噂のあれか。自由の鐘って奴か?」
 ぎろりと睨みをきかせて近衛 惣助(ka0510)が言う。
「あ、いや違うんだ…私はただの被害者で」
「被害者はこっちだ。私のデリンジャーを踏みつけおって」
 ひくひくと米神を痙攣させながら霧島 キララ(ka2263)の怒りは爆発寸前だ。
「あの、それはすまなかったよ。けどこれには」
「おお、お前新入りか。いいぞやっちまえー。そいつらはさっきから楽しそうにいちゃついてたんだからなっ」
 店にいた一人が花を自由の鐘のメンバーに仕立て発破をかける。
「何を言う。俺はそんな…」
「隠しても無駄だぜ? そっちのねーちゃんは胸元に拳銃入れて誘ってたじゃねぇか」
 それは花が入ってくる少し前の事。冗談交じりにこんなやり取りがあったのだ。
「見ろ霧島、こいつは二十世紀のドイツの拳銃だ。年代物の一品だぞ」
 性別を超えた親友として、呑み友達でもあるキララと共にここにやってきた惣助が上機嫌で手に入れたばかりの拳銃を自慢する。
「ん、確かにいい品じゃないか…手に馴染みそうだ」
 キララの方も気持ちは同じなのか、その拳銃の感触を確かめながら感想をのべる。
「だろう。こっちの魔導拳銃もイカしているだろ?」
 するとまたもう一丁鞄から取り出して惣助は酒を一口。互いに銃好きであるからこの手の話は尽きない。
「携帯するならこのデリンジャーもオススメだぞ?…ほら、胸元にも隠せるんだ」
 キララはそう言って胸の谷間にそれを突っ込もうとする。
「おいおい、流石にそれは危ないだろう」
 そう言いかけた時花がやってきて…銃はアルコールにまみれ今に至る。
「そこっ茶化すんじゃねえよ…」
 惣助が煽り出した男に言葉する。だが、相手はそれを止めなくて…。
「いちゃつく者には鉄槌を…って事で後宜しくな、同志よ!」
 男はそう言い立ち去る。
『…ふざけやがってぇぇぇ!!』
 それにキララと惣助が怒りを胸に立ち上がる。
「お、お邪魔しましたーーー」
 花は再び危機を察知し外へと飛び出すのだった。


 その頃、違う場所でも鬼族のエファ(ka6071)がこの馬鹿騒ぎの被害者となっていた。
 東方から出てきてまだ日も浅い。だから西方文化には馴染めていない自覚はあった。だから少しでも馴染もうと、比較的平和そうなこのイベントを見物にやってきたのだが、偶然にも自由の鐘の作戦会議の現場に出くわして…それが彼の不運の始まりである。
「独り身というのは、それほど不便なのでしょうか?」
 カップル反対を謳う自由の鐘の傍でそんな事を口走っては注目されない訳がない。
 独り身の大変さや寂しさをひたすら解説されて、あれよあれよのうちに彼はいつの間にか自由の鐘のメンバーに。そして今…。
「えーと、どうしたら?」
 草食系な彼は実行犯には向かないとみなされ、頼まれたのは見張り役。
 近くに警備の奴等が来ていないか否かの報告を義務付けられる。
「うぅ…僕はどうしたら…双方に仲良くして貰いたいものですよー…」
 一応言われた通り監視を行いながら彼は思案する。
 そんな余所見が祟ったか、実行中の自由の鐘にハンターの警備班が大接近。
「ねえねえ、アーくん。あれはまさしく自由の鐘では?」
 同郷で幼馴染の友、アーク・フォーサイス(ka6568)と共に町の警備を行っていたレム・フィバート(ka6552)が声をかける。
「ああ、そうみたいだな。注意してこよう」
 アークもそれを見取って静かに現場へと向かう。
「ああっ、全部買うって言ってるんだ。売るのが店ってものだろう?」
 するとそこでは案の定強引な取引を強制する者がいて、店主はハンターらの登場にほっとする。
「もうやめないか。そんな事しても虚しいだけだろう」
 アークが静かに説得を試みる。
「そうだよ、アーくんの言う通りだよ。それにカネさん達って人いっぱいいるならこんなことしないで普通にパーティした方が楽しいよー」
 それに助太刀する形でレムの言葉。しかし、二人の登場が鐘のメンバーは気に食わない。
「なんだよ、カップルで警備とは惚気もいいところじゃないか」
 敵意をはっきりと前に出し男は引き連れていた用心棒を呼び臨戦態勢。
 見えない火花が二組の間を行き来する。
「あわわっ、ストップストッープです!」
 それにやっとこ気付いてエファが仲裁に走る。が、そこで事件は起きた。
 店の前にあった段差に派手に躓いて、あろう事かレムの方にダイブする。
「ッ!」

 ずしゃあぁぁ

 エファが派手にすっ転ぶ。巻き込まれるかに思えたレムであったが、気付いたアークの手によって庇われすっぽりと腕の中に包まれている。
「む、アーくんよ。フォローしてくれるのは嬉しいのですがその…」
 耳を赤くして彼女が呟く。
「あ、や…ごめん。やっぱりレムは俺とじゃ、嫌?」
 そんな彼女の姿に一瞬女性らしさを感じて、少しばかり悪戯心を出してみる。すると、
「えっ、ええっ!?」
 と顔まで真っ赤に染めて、流石にこれ以上はやり過ぎかと思い抱きとめていた腕を解く。
「こ、このやろう…黙って聞いてりゃ俺らの目の前で…」
 本音が口をついて出たのか言葉遣いを乱暴に鐘の男が憤慨する。そして、
「皆さん方っ、やっちまってくだせぇ!」
 男が用心棒らをけしかける。けれど、大事になる前に突きつけられたのはアークの切っ先。
「いい加減にするんだな。あんたらと俺らじゃ実力が違い過ぎる」
 いつの間にか男の首筋に太刀を突きつけて彼が言う。
「わ、悪い人は現行犯逮捕ですぞっ!」
 レムは火照った顔を冷ましつつ、持参したロープで用心棒達を簀巻きにする。
「あっああ…僕って一体…」
 そんな中外では地面に突っ伏したままのエフェが寂しく呟く。
「おーい、新入り~さっさとこいー!!」
 そこで呼ばれて、彼は涙目のまま断る事も出来ずそちらに向かうのだった。


 自由の鐘の構成員はこの町に限って言えば金持ちが多い。が彼らとて人である。ならば説得というのは重要であり、捕まえたからといってそれで終わりという訳ではない。また同じ事を繰り返さないように、捕まえた者達は一時祭りが終わるまである場所に拘留し、イベントが終わった後解放すると言う手筈をとる事になっている。
 そんな拘留所の中はとにかくうるさい。不満を溜め込んだ鐘のメンバーがなんやかんやと。大半は愚痴であるのだが、それを聞いてやるのも改心させる小さな一歩だ。
 そういう訳で鞍馬 真(ka5819)と鳳凰院ひりょ(ka3744)は根気よくその話に耳を傾ける。
(俺も独り身といえば独り身だが…さすがに連中のする事は見るに堪えん)
 そう思い、ひりょが親身になり話を聞くうちに彼になら話せると会話待ちの列が出来始め、もはや心療内科、別名愚痴外来と化している。
「いいか。羨ましく思う気持ちは判らなくもないが…それをやって虚しくないか? お前達のそんな姿を見たら、密かに慕っていたかもしれない相手はドン引きだぞ?」
 相手に寄り添って、徐々に彼等との心の距離を縮めていく。
 この際ストレス緩和の一環として薄めたビールや紅茶でメンバー達の心を解すのも彼のテクニックだ。
「そんなこと言ったって誰も見向きもしなかったんだぞ」
 太った男が人口密度のせいで汗をかきかき言う。
「そうか…でも、あなたはその前に見て貰う努力をしたか? 勿論金以外で。もっと自分を磨けば誰かが見ているもんだぞ?」
 断言は出来ないが、全ては彼次第だと彼は言う。
「そう、かなぁ…こんな僕でも本当に…」
 今の見た目では難しいと思うが、世界的な目で見れば何処かに彼の良さをわかる女性はいる筈だ。というかいてくれなければ困る。男からの上目遣いに少し寒気を感じながらもぐっと堪え頷いておく。
(あぁ、自分で選んだ仕事とはいえ今日は早く家に帰りたいな)
 ふぅと息を吐き出し心中で呟く。しかし、今日という日はまだ半分を過ぎたばかり。彼が帰れるのはまだだいぶ先だ。そして彼も。
「私が思うに幸せな人々の邪魔をしたところで、自分達が幸せになれるわけではないと思うぞ」
 ここに来るまでに自由の鐘の悪行を見てきた真だ。邪魔した所で始めはスッキリするかもしれないが根本的な部分では笑顔になれていないのではと皆を諭す。
「ってもじゃあどうすればいいんですの? この行き場のない怒りを溜め込めと?」
 胸元に置いた手をギュッと握って質問した女が尋ねる。
「それは…スポーツでも何でもいいんじゃないか。スカッとすれば自然とその靄も消えるだろうし」
「だったら今夜お相手して下さいなっ」
 ずいっと真の手を取って彼女が詰め寄る。
「あ、それはちょっと…」
 それには流石にたじろぐ彼。実は彼、恋人がいる訳で……仕事とはいえそんな事になれば彼女との関係に大なり小なりのひびが入りかねない。
「もしかして、いるんですのね?」
 その様子から鋭く察して女性陣が彼の瞳を覗き込む。
「それはその…すまない」
 それがきっかけとなった。真は自分らとは違う。それすなわち敵だ。
「親身になって聞いて貰った私達が馬鹿でしたわ」
「皆さん、こんな場所逃げ出しまょう!」
 鐘のメンバーが再び立ち上がる。
「あ、おい、待て…そんなことで再加熱しなくても」
「そんな事ではありません! 重大な事ですッ!!」
 くわっと同時に振り向き、彼らが真を睨みつける。
「あわわ、どうされたんですかっ! 今まで大人しくしてくれていたじゃないですかー!」
 とそこへ彼らに差し入れしようと町のお菓子屋でクッキーやらジュースを買い込んできたケイジ・フィーリ(ka1199)が慌てる。
「ここに裏切り者がいたんです! だからもうここに居られない!」
 信用第一――同志と思っていた者の裏切りに、人はことの他激怒する。
「行くぜっ、野郎どもー」
『おっー!!』
『私達も行きますわー』
 自由の鐘の男女が一丸となって決起する。
「えっえええっ」
 それをケイジらには止める術はない。
 けれど、ハンター側には最終兵器がいた。彼女の名はノワ(ka3572)――自称鉱石研究家であり、どんな病や怪我も完治させるクリスタルヒーリングの研究者…見習い。未だ失敗も多いが、彼女自身は前向きだ。
「ほほぉ、聖輝祭がここまで人の心を乱してしまうだなんて凄いですね。少しでも心と街が落ち着くように頑張りますね」
 白衣の袖を肘までまくって彼女特製のお薬を取り出す。ちなみに成分は鉱石なのだろうが、配合と分量は企業秘密であり、効果は彼女曰く一錠で一週間眠りっぱなしになれるという代物だ。しかも副作用がないのだというから不眠症の方にはもってこいかもしれない。
「さぁさ、皆さん飲んで下さいねー」
 半ば強制的に彼女が拘留していた自由の鐘達のいるロビーに粉末化した錠剤を振り撒く。すると否応なしにでもその粉を吸い込んでしまって、後に待っているのはぐっすり快適な夢の国。但し、途中覚醒を行うには彼女の百tハンマーが必要となるから地獄なのかはたまた昇天天国行か。何にしても彼女の薬が一気に自由の鐘の鎮圧にかかる。
「フフフッ、こんなに被験者になってくれる方々がいて私はとても嬉しいのですよー」
 まだ試作だったのはさておいて、これも世の為人の為。暴徒と化して逃走を開始しようとしていた者達があっという間に静かになってゆく。
「これは…お見事です」
 ケイジが言う。
「少しやり過ぎな気もするが、仕方ないな…」
 額に汗を流しながら真が呟く。危うくしばかれそうになった手前、悪いとは思うが背に腹は換えられないのだろう。
「さて、じゃあ私は次なる被験者を求めて町に繰り出しますね」
 ぱちりとウインクを残して彼女が出て行く。
(本当にこの薬大丈夫だろうか)
 そう思うひりょであったが、ハンマーで殴る訳にもいかず眠った者達に毛布を掛けて回る。
「きっと大丈夫ですよ。彼等も判ってくれますって。そうだ、折角だから傍にプレゼントを置いておきましょう!」
 自由の鐘にも慈悲をとばかりにケイジが買ってきたお菓子を小さな靴下に詰める。
 そんな彼らが眠る中、町の噴水付近ではマリィアのヴァイオリンが響く。
 それはある者達には祝福の、またある者達には子守歌として耳に流れ、時は過ぎる。
 緋景がしぶとく駆け回ったが、分は警備班にあり。
 エファも彼なりに中から仲裁を目指して――
 聖輝祭の当日には買い占められた物は返され、町には灯りが戻るのだった。

依頼結果

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MVP一覧

  • ドキドキ実験わんこ
    ノワka3572
  • 凶悪カエル討伐隊
    墨城 緋景ka5753
  • 命無き者塵に還るべし
    星野 ハナka5852

重体一覧

参加者一覧

  • 双璧の盾
    近衛 惣助(ka0510
    人間(蒼)|28才|男性|猟撃士
  • 鉄の決意
    ケイジ・フィーリ(ka1199
    人間(蒼)|15才|男性|機導師
  • 英雄譚を終えし者
    ミリア・ラスティソード(ka1287
    人間(紅)|20才|女性|闘狩人
  • 愛憐の明断
    霧島 キララ(ka2263
    人間(蒼)|26才|女性|猟撃士
  • ルル大学魔術師学部教授
    エルバッハ・リオン(ka2434
    エルフ|12才|女性|魔術師
  • は た ら け
    鵤(ka3319
    人間(蒼)|44才|男性|機導師
  • ドキドキ実験わんこ
    ノワ(ka3572
    人間(紅)|16才|女性|霊闘士
  • うら若き総帥の比翼
    ひりょ・ムーンリーフ(ka3744
    人間(蒼)|18才|男性|闘狩人
  • フリーデリーケの旦那様
    アルマ・A・エインズワース(ka4901
    エルフ|26才|男性|機導師
  • 厳かなる鳴弦
    陶 凛華(ka5636
    エルフ|25才|女性|猟撃士
  • 凶悪カエル討伐隊
    墨城 緋景(ka5753
    鬼|20才|男性|符術師

  • 椿姫(ka5791
    人間(紅)|14才|女性|符術師

  • 鞍馬 真(ka5819
    人間(蒼)|22才|男性|闘狩人
  • ベゴニアを君に
    マリィア・バルデス(ka5848
    人間(蒼)|24才|女性|猟撃士
  • 命無き者塵に還るべし
    星野 ハナ(ka5852
    人間(蒼)|24才|女性|符術師
  • 鬼さん、こちら
    エファ(ka6071
    鬼|20才|男性|聖導士
  • 頼れるお姉さん
    神薙玲那(ka6173
    人間(蒼)|20才|女性|聖導士

  • ルーン・ルン(ka6243
    エルフ|26才|女性|符術師

  • ルーネ・ルナ(ka6244
    人間(紅)|18才|女性|聖導士
  • 仕事が丁寧
    花(ka6246
    鬼|42才|男性|疾影士
  • キャスケット姐さん
    レム・フィバート(ka6552
    人間(紅)|17才|女性|格闘士
  • 決意は刃と共に
    アーク・フォーサイス(ka6568
    人間(紅)|17才|男性|舞刀士
  • 丘精霊の絆
    フィーナ・マギ・フィルム(ka6617
    エルフ|20才|女性|魔術師

サポート一覧

マテリアルリンク参加者一覧

依頼相談掲示板
アイコン 相談卓
近衛 惣助(ka0510
人間(リアルブルー)|28才|男性|猟撃士(イェーガー)
最終発言
2016/12/13 21:53:23
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2016/12/14 06:40:47