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【CF】燃えろ! 第2回肉体美選手権!

マスター:猫又ものと

シナリオ形態
イベント
難易度
普通
オプション
  • duplication
参加費
1,000
参加制限
-
参加人数
1~50人
サポート
0~0人
報酬
普通
相談期間
5日
締切
2017/01/01 22:00
完成日
2017/01/22 10:24

このシナリオは5日間納期が延長されています。

みんなの思い出

思い出設定されたOMC商品がありません。

オープニング

●上機嫌なひと
「リゼリオよ! ワシは帰ってきたああああああ!!」
「ヨアキム様、お静かにお願いします」
 聖輝節で賑わうリゼリオに響くヨアキム(kz0011)の笑い声。
 その一歩後ろをつき従うように歩くキュジィ・アビトゥーア(kz0078)が、ドワーフ王に微妙な目線を送る。
 無理もない。何故かヨアキムはみすぼらしい褌とサラシのようなものしか身に着けていなかったので。
「……ヨアキム様。公衆の面前ですよ。服を着てください」
「あ? 何言ってんだ給仕。以前も言ったがこれは戦闘服じゃぞ?」
「給仕じゃなくて執事のキュジィです。……機動性を重要視して辺境ドワーフが作った新型甲冑でしたっけ。なぜ戦闘服をお召しになってるんですか?」
「リゼリオでは今聖輝節を祝っておるのじゃろ? 聖輝節と言ったらお前、肉体を際立たせる戦闘服に身を包み、肉体美を競うに決まってるだろ!!」
「そんな事実はないはずですが、一体どこから聞いてきたんです……?」
「チューダじゃ」
 きっぱりと言い切ったヨアキムにでっかい冷や汗を流すキュジィ。ヨアキムは髭を風に靡かせ遠い目をする。
「チューダがのう、再び肉体美選手権をやりたい……そう熱望しておったんじゃが、あやつは今遠き地におってな……」
「……チューダ様はガーディナでハンターさんと楽しくパーティされてるだけですよね」
 まるで友を喪ったかのような様相のヨアキムにすかさずツッコむキュジィ。
 それを気にする様子もなく、ヨアキムはでかい声を張り上げた。
「という訳でじゃな、給仕! 亡きチューダに代わりワシが肉体美選手権を行うぞい!」
「いやいや。チューダ様生きてますから。勝手に殺さないでください」
「舞台施設は今回も辺境ドワーフの力を合わせて作るぞい! 給仕! 審査員はバタルトゥとスメラギを呼べ!!」
「呼べって簡単に言いますけど事前に話は通してあるんでしょうね!? 会場はどうなさるんです!?」
「さあ! いざ往こうぞ! 美しき肉体の世界へ!!」
「ヨアキム様! 聞いていらっしゃいますか!?」

 ――この後、当然何も考えていなかったヨアキムに代わり、敏腕フォロー執事が会場を手配し。ハンターズソサエティにこんな募集要項が張り出された。


 ■(自称)ドワーフ王主催! 肉体美選手権参加者募集!■

 辺境ドワーフの王、ヨアキムの主催で、肉体美を競うコンテストを開催いたします。
 美しい肉体をお持ちのハンター様、自薦他薦は問いません。
 我こそはと思う方のご参加を心よりお待ちしております。
 
 場所:リゼリオ内特設会場
 条件:不問。己の肉体の美しさをアピールしたい方歓迎。
 賞品:優秀な成績を修めたものにはヨアキムより粗品が進呈されます。
 その他:選手権を盛り上げてくれる人の参加も歓迎します。
 ご希望の方には機動性を重要視して辺境ドワーフが作った新型甲冑(褌とサラシのような何か)をお貸しします。

リプレイ本文

 はぁいv 第2回肉体美選手権へようこそ!
 ちょーぜつ美人のお医者さん、ロス・バーミリオン(ka4718)さんでーっす☆
 今日は私が司会を務めさせて戴くわね! ちょっと恥ずかしいけどがんばりまーっす!
 今回も色々節約する為に、情景描写も私が喋っちゃうからヨロシクね!

「アルラ―! 頑張れー!」
「アルラなら上位入賞間違いなしよ! 気合入れて!!」
 あら。早速大きな声で盛り上げてくれてありがと! えーと、この2人は、アルラウネ(ka4841)ちゃんの応援に来てくれた時音 ざくろ(ka1250)ちゃんとイレーヌ(ka1372)ちゃんね! 気合のほどはどうかしら?
「勿論全力で応援するよ!」
「私というマネージャーがいればアルラの優勝間違いなしだ!」
 本当に気合十分ねー! 私も頑張って皆を応援しちゃうんだから☆
 ……って、あら? 開始前からもう飲み始めてる人達がいるわね。
「ここで会ったのも何かの縁だ。まずはご一献」
「ああ。これは忝い。有り難く戴こう」
「おー。こりゃ気が利くねえ兄ちゃん!」
「わあ! 嬉しいです! 折角だから皆で乾杯しましょ!」
 誰かと思ったらセルゲン(ka6612)ちゃんとルイトガルト・レーデル(ka6356)ちゃん、鵤(ka3319)ちゃんとアルマ・A・エインズワース(ka4901)ちゃんじゃない……って、るかちゃぁん! そんなとこで何してんのよおおおおお!!
「うわっ。マイクで大声出すんじゃねぇようるせぇ!」
 何ですってええ!? 来るなら来るって言いなさいよねまったくもーー!!!
「何が悲しくてイチイチお前に報告せにゃならんの。うぜえんだよ絡むんじゃねえよ酒がまずくなんだろうがアァン?」
「鵤さん、あの方お友達じゃないんです? お友達だったらきちんとご挨拶した方がいいですよー?」
「あ? 知らない。全然知らない。さっきまで知ってたかもしれないけど忘れた。それよか兄ちゃんつまみある―?」
「ああ、乾物から果物まで色々あるぞ」
「私も先ほど屋台で肴を入手してきたので良かったら……」
 ちょっとおまえ!! 無視しやがって後で覚えてろよゴルァ!! ふん縛って奥歯ガタガタ言わせてや……あらやだ私ったらー! 今ドスの利いた声出してた? 気のせいよ気のせい!
 ……気を取り直して、肉体美選手権、開始するわよー! はい! 皆拍手ーー!!


 まずは審査員を紹介するわね。まずはこの人から紹介しないとよね! 今回のスペシャルゲストは前回の肉体美選手権優勝者、春日 啓一(ka1621)ちゃんよ! 紋付き袴が決まってるぅ!!
「ああ、前回優勝者として身だしなみはきちんとしないといかんと思ってな」
 綺麗な身体が見えないのはちょっと残念だけどイケメンは何を着ても目の保養になるからOKよ! ところで、今回は出なくて良かったの?
「前回のは実力を出し切った故の結果だ。だから今回は、敢えて皆を審査する方に回らせて貰おうかと思ってな」
 あー。優勝者として後継者を育成するって事かしら。さすがねー!
 次は……。
「音羽 美沙樹(ka4757)と申しますわ。よろしくお願いしますわね」
 あら。丁寧な挨拶ありがとね、美沙樹ちゃん! 顔を包むベールが神秘的じゃなーい?
「これですか? これはプライバシー対策ですわ」
 ……何でそんな対策取る必要があるのかおねーさんにはサッパリだけど、後で分かるかしらっ。
 次は玉兎 小夜(ka6009)ちゃんね!
「どうもー。よろしくー」
 ヨロシクー☆ 審査員をやるにあたって意気込みとかってあったりするかしら?
「男女とも、明確な基準を持って審査するよ。各員覚悟するように!」
 あらっ。厳しい意見飛び出しちゃうのかしら! 楽しみね!
 お次はメアリ・ロイド(ka6633)ちゃんね! この子ねー。ピッチピチの新人ハンターちゃんなのよ! 今日はどうして審査員を引き受けてくれたのかしら?
「初めまして。よろしくお願いします。今日は目の保養にきました」
 (パネェ美形が沢山集まってるし、こんなん見なきゃ損だっつーの。ガチ福眼じゃんよ幸せじゃね?)
 そっかー! 目の保養! 分かるわぁ……って、んん? 何か今声が聞こえた気がしたけど気のせいかしら?
 ま、ともあれ気楽に見てってね!
 お次は素敵なレディ、黒の夢(ka0187)ちゃんよー!
「はーい! よろしくお願いしますなのなー! 今日はペットのロザリンドも一緒なのなー!」
 ……ペットって、ああ。そのロボットクリーナーちゃんの事ね。
「そうなのな。可愛い子なのなー」
 うふふ。何だか会場を綺麗にしてくれそうね! 審査もバッチリお願いするわね!
 最後はメトロノーム・ソングライト(ka1267)ちゃんよ!
「よろしくお願いします。皆さんの良いところを見つけて評価したいと思っています」
 あら! 素敵な基準ね! メトロノームちゃんの審査にはちょっと期待しちゃおうかな☆
 審査員は以上、7名にプラスしてバタルトゥちゃん、ヨアキムちゃん、スメラギちゃん、キュジィちゃんがいるんだけど……諸般の事情により4人のコメントは割愛させて貰うわね。色々と勿体ないのよ。色々と。
 あっ。そうそう。危ない! 忘れるところだったわ!
 今日はレーヴェ・W・マルバス(ka0276)ちゃんと天竜寺 詩(ka0396)ちゃんが屋台と移動販売を出してくれてるの。ご紹介させて貰うわねー!
「今ご紹介に預かったレーヴェじゃ。私の屋台では、手作りのスポーツドリンクとスペシャルプロテインを販売中じゃぞ。どうぞどなたでもプロテイン。皆も選手のようにマッスルじゃ!」
「移動販売担当の詩だよー! おせんにキャラメル、お酒やソフトドリンクの販売をしてるよ! レーヴェさんのオリジナル商品も扱ってるから気軽に声かけてね!」
 あらー! 素敵! 今回の肉体美選手権は致せり尽くせりね!
 スペシャルプロテイン飲んだら私も今以上に綺麗になれるかしら?
 レーヴェちゃん、一つ取り置きお願いね!


 それじゃあ、本番行ってみよー!
 栄えある一番目は鞍馬 真(ka5819)ちゃんよ! あら。着流しが決まってるわねえ。男前で素敵……v
 レポーターさん、よろしく!
「はいですのー! はむはむレポーター、転身~! わたくし、チョコディラレポーターチョココ(ka2449)ですの! で、真様はどうしてこの大会に?」
「ありのまま起こった事を話すとだな。『顔見知りのキュジィ君を見かけたんで、声をかけたら気が付いたら参加していた』。俺も何が起きたのか分からなかった……」
「あら、キュジィ様ったらスタ(ぴー)使いですの? 凄いですの」
 今不適切な表現があったから音声で伏せさせて貰ったわ。
「まあ、やるからには全力で、だ」
「一番最初がマトモな人で安心したですの! それじゃアピールタイムスタートですの!」
 早速動き出した真ちゃんだけど……何かこう、和服を着崩すのってすごくセクシーよねえ。
 二刀流での剣舞も鮮やかだし気高い色気よねえ。華奢って言うんじゃなくて無駄がない感じ。
 男の子にしては小柄だけど、若いしこれから伸びるかしらっ。
「待って! 俺25歳! 成長期終わってるから! 周囲がデカ過ぎるだけだから!!」
 うふふ。そういう事にしときましょ! 美沙樹ちゃん、どう思うかしら?
「大変素晴らしい演技でしたわ。背筋が伸びる思いが致しました。ね、小夜さん」
「うん。身体に合ったなかなかいい筋肉だと思う。☆3つ!」
 ☆3つ戴いたわよー! 真ちゃん、初戦からナイスファイト!


「しょっぱなから野郎の筋肉見るたぁ、おっさんちょっと黄昏ちゃうわー」
「そうか? なかなか素晴らしいと思うが」
「ルイトガルトちゃんだっけ。綺麗どころのおたくがいてくれておっさん嬉しいわー」
「鵤と言ったか? 褒めても何も出んぞ」


 次は静架(ka0387)ちゃんね! あら。この子もキレイな男の子ねー。
 レポーターさん紹介お願いね!
「はーい! 霧雨 悠月(ka4130)です。前回に引き続きレポーターを勤めさせて戴きます! それでは早速ですが出場動機は何ですか?」
「ハンターオフィスの受付嬢に『静架さんは絶対受けだと思うんです!』とか意味の分からない事を言われましてね。気が付いたら参加させられていた次第で……」
「そうでしたか……。何だか災難でしたね……。それでは早速ですが、アピールお願いできますか?」
「畏まりました。それでは、南の海洋地域に伝わる戦闘前の伝統舞踊を披露します」
 お臍がチラリと見えるカットソーから見える身体のラインと、レザーの短パンから見えてる足が本当しなやかで綺麗よねー。
 しっかりと筋肉が乗ってる、限界まで絞ったストイックな身体って言うのかしら。
 本人はもう少しウェイトが欲しい、なんて言ってたけど『その脚に足蹴にされたい』なんていう声も聞こえてくるしイイと思うわよー!
 海洋地域に伝わる伝統舞踊も……魂を鼓舞するようで素敵ね。
 張りのある声に、大地を踏み慣らす姿、とっても決まってるわよ! 啓一ちゃん、どうかしら?
「ああ、伝統舞踊で筋肉の動きが良く見えた。実戦で鍛えていると分かる筋肉だった」
「本当素敵です……! 目の保養になりました……!」
 ――ウヒョー! あの足の筋肉の筋たまんねぇなぁ! ちょっとprprしてぇわ!
 ……メアリちゃん? 今何か変な声聞こえた気がしたけど大丈夫?


「わふー。すごいです。カッコイイですー!」
「なかなか見応えがあるな。アルマ、酒は足りているか?」
「あっ。ありがとうです。セルゲンさんもお酒どうぞ!」
「おお、有り難い」


 お次は若いお肌にビキニアーマーが眩しいエルバッハ・リオン(ka2434)ちゃんよー!
「はーい! 大会の参加動機は何ですの?」
「筋肉をアピールする大会ならば参加するだけ無駄ですが、今回のテーマであれば勝機があると思ったからです」
「なるほどですの。エルバッハ様、わたくしと大して歳変わらないのにばいんばいんですの。何食べればそんな風になるですの?」
「そうですね……。お肉や野菜をバランス良く食べる事でしょうか?」
「分かったですの!それじゃアピールタイムスタートですの!」
 うーん。若い、というよりは幼いのに発育して、均整がとれた身体してるのよねえ。
 かといってぷよぷよしてる訳じゃなくて、実戦を知っていると言うのかしら。きちんと筋肉もついてるし。
 お肌も透き通るみたいに白くてツヤツヤだし、血色もいいわねー。若さが溢れてるわあ。スメラギちゃん、どう思う?
「あー。まあいいんじゃねえの?」
「スーちゃん、ちゃんと見て審査しなきゃダメなのな」
「見たっつーの! 黒の夢こそ何かコメントしやがれ!」
「うん。いいお尻してるしバランスもばっちりなのなー!」
 ……黒の夢ちゃん、スメラギちゃんの席にずっと自分の膝勧めてるのよねえ。
 モテる男はツライってとこかしらね。


「アルラ―! 頑張れええ!」
「イレーヌ。アルラの出番まだだと思うな」
「出番とか関係ない! 気持ちの問題だ!」
「そうか! ごめん! ざくろも頑張るよ!」


 お次は狐中・小鳥(ka5484)ちゃんね。あらー。東方風のドレスから覗く足が艶めかしいわねv
「はい! ご紹介しますね! 今回はどうしてこの大会に?」
「あの……。変わった出し物やってるなって思って、見学しようと入口に向かったら参加登録されちゃって……」
「あー! 間違っちゃったんですね! 時々いるんですよー。大丈夫です。気軽に楽しんでってくださいね!」
 早速小鳥ちゃんが演武見せてくれてるけど。
 彼女、あんまり筋肉ついてるようには見えないんだけど、体幹がしっかり鍛えられてるのかしら。
 動きはすごくしっかりしてるし、流れるような動きがとっても綺麗ね。
 深いスリットを割くようにして突き出る脚も……って、あら!? ちょっと!!服が弾け飛んだわよ!? 悠月ちゃんバスタオルー!
「いつでも準備出来てまーす!!」
「はわわわ!? 何でこんなところに出っ張りがあるの!? ふええええ!?」
 彼女、プロフィールに『不幸属性持ち』って書いてあったからどういう事かと思ったけど、ちょっと納得しちゃったわね……。
 審査員のヨアキムちゃん……ってアラ? 何してるの?
「舞台に出っ張りがあったと聞いての! 辺境ドワーフの名にかけて、そんな舞台は許せんからのう! ばばっと修理じゃい!」
「えっと、ヨアキム様も大変素晴らしい演武だったと仰っておられました。私も感銘を受けましたよ」
 キュジィちゃん、フォローありがとう!


「服剥けたのはいいけどなぁ……。おっさんもっと熟れたおねーちゃんがいいわ」
「えー? そうですかねえ? 健康的でいいと思いますけど」
「お。アルマ君はああいうのが好みなワケ?」
「僕の好みはお嫁さんです!!」
「……ざくろは何も見てない。何も見てない」
「ざくろ、鼻血が出てるぞ」


 ちょっとハプニングがあったけど気を取り直して行きましょ!
 次はリカルド=フェアバーン(ka0356)ちゃんね!
「リカルドさまはどうしてこの大会に参加されたですの?」
「いや、理解が追い付かんのだが……仲間に出場させられたんだ。カレー屋の宣伝の為に」
「あー。そういう事ですのね。折角ですし、お店の名前教えて欲しいですの」
「ああ。『ウホッ・・・マッスル亭』と言う」
「いかがわしいけどおいしいカレー屋さんによるアピールタイムですの!!」
 チョコディラちゃんの紹介、切れ味鋭いわね!
 困惑気味のリカルドちゃんだけど、数日前からハードな筋トレを繰り返して今日に備えてたんですって。
 ビキニパンツに全身オイルで暑苦しい笑み。全身に力を入れた立ち姿から……これは腹筋と脚を強調するポーズ! 腹筋が割れてるわぁ! きゃー!
 そこから流れるように最も力強そうに見えるポーズで肩、胸、腕をどどんと強調よー! すごーい! デカーい!!
「カレーを食べてみんな笑顔に! よろしく!」
 お店の宣伝もバッチリねー! 美沙樹ちゃん、どうだったかしら?
「筋肉は素晴らしいと思いますが、お店の名前はもう少し何とかならなかったのかと思いますわね」
「身体の筋から、努力の積み重ねを感じました。素晴らしいと思います」
 メトロノームちゃん、綺麗にまとめてくれてありがとね☆


「ちょっとちょっとぉー。審査員の方が美人のチャンネー揃ってるってのはどういう了見なわけよ。おかしくね?」
「いやいや。まだまだこれからだろう。それに筋肉自慢の諸兄も素晴らしいじゃないか」
「セルゲン君そーいう趣味ぃ?」
「違う。後学の為だ!」


 お次は金糸雀(ka6409)ちゃんよ! どうぞ、遠慮なくこっちいらっしゃい!
「すみません、失礼します……」
「そんなに緊張しなくても大丈夫ですよ! 早速ですが参加動機を教えて戴けますか?」
「あ、はい。お友達が会場にいると聞いたので、思い切って出てみました」
「金糸雀ー! 頑張れーー!!」
「今ざくろさんから声援がありましたね。お友達ってざくろさんですか?」
「はい。応援して戴いたので、頑張ります……!」
 今日の金糸雀ちゃんは『にゃんにゃん娘』なんですって。
 白い猫耳に猫グローブが良く似合ってるわ。
 思い切りよく脱いだ金糸雀ちゃん! ワンピースの下は何と白いスクール水着よーーー!!
 白スクってマニアックなとこ突いて来るわねー。
 それにしても水着でギュッと押し込まれてるけど金糸雀ちゃんこれ随分胸大きいわよー。
 あんまり潰しちゃうと形崩れちゃうから気を付けるのよ!
 黒の夢ちゃん、随分まじまじと見てるけどどうかしら?
「うん! 胸といいお尻といい子育てに最適なのな!! バッチリなのなー! スーちゃんもバターちゃんもお嫁さん選ぶ時の基準として良く覚えておくといいのな!」
「うんいいぞ! 女なら、ばいんばいんだ! だが大きすぎてもだめだ! こう、大きいが大きすぎず、手から若干零れるくらいで、張りがあり、かつ……」
 ……黒の夢ちゃんと小夜ちゃんの生々しい話にスメラギちゃんとバタルトゥちゃん、金糸雀ちゃんの目が完全に泳いじゃってるわねー。
 ま、そういう世界もあるって事よ。小夜ちゃんの話はまだ続いてるけど、時間もないし次行ってみましょ!


「…………」
「ざくろ。鼻血鼻血」
「おー。いいねえ、おっさんこういうの待ってたのよー!」
「おせんにキャラメルー。プロテインはいかがー?」
「あ。詩、すまないがナッツを貰えるか? あとスペシャルプロテイン一つ」
「はーい! ルイトガルトさんまいどありー!」


 お次は……。
「アイビス・グラス(ka2477)よ。よろしくお願いします」
 あら! ご丁寧にありがと! キリッとした美人さんね! 礼儀正しい上に居住まいも綺麗だわ。おねーさんそういう子好きよ!
「あ、ありがとう」
「アイビス様はどうして出場されたですの?」
「こっちに転移してからずっと鍛錬に励んでるし、その成果を見て貰うのもいいかなって。ちょっとズレてる気もするけど」
「鍛錬に貴賎はありませんわ! 特に頑張って鍛えたところとかってありますの?」
「疾影士としてはあまり強くはないし、決め手に欠けるけど持久戦なら少し自信があります」
「……アイビス様が弱いとか言ったら大半のハンターさん泣いちゃうと思うですのよ? 例の黒いツバメさんボッコボコにしてましたわよね?」
「あ、あれは皆の協力があったからで……あの後やり返されたし……あいつコロス」
 ……何かアイビスちゃんの眼光が鋭くなったわね。謙遜は美徳。でも正しく自分を見る事も大事よ!
 アイビスちゃんが見せてくれてるのは格闘術の型と呼ばれるモノね。
 彼女、小さい頃から格闘術やってるんですって。そのお陰か、こう、動きがつま先までぴしっとしてて綺麗ねー。
 それにこう……特に太ももがいいわね。鍛え上げたいい脚をしてるわ。ヨアキムちゃんどう?
「うむ。女だてらに見事なマッスルじゃ!!」
「ああ、俺も格闘技をやってるから、どれだけ鍛えればああなるかって分かる。手合わせをしたくなってくるな」
 手合わせの申し込みは後にしてね、啓一ちゃん。そういえば、アイビスちゃんからヨアキムちゃんに言いたい事があるんですって。
「あの。試作手甲を考案して下さってありがとうございます! すごく役に立ってます!」
「おお、そうか! 武器の開発は得意じゃからまた何か作ってやるぞ!」
 あら、良かったわね。


「……燃やします」
「アルマ? 急にどうした?」
「え? セルゲンさんどうかしました?」
「どうしたはこっちの台詞だ!」
「いえ。ちょっと思い出した事があって。ええ。大丈夫ですよ。うふふ」
「アルマ! コップ! コップ握り潰してる!!」


 お次は羊谷 めい(ka0669)ちゃんね。可愛らしい子! 緊張してるみたいね。大丈夫?
「はわ……。みなさん凄くて……ドキドキしてしまって……」
「皆さん凄いですよねー。でも大丈夫ですよ。肉体の美しさってそれぞれあると思うんで!」
 悠月ちゃんナイスフォロー! めいちゃんは今日どうしてここに出てくれたのかしら?
「えっと……人前に慣れようと思って参加したのですけど……。あの、うう。やっぱり恥ずかしいですううう」
「あああ。大丈夫ですか?」
「はい! 頑張るって決めたので……! ありがとうございます」
「いえいえ! ではアピールタイムスタートです!」
 フリルたっぷりの洋服を着ているめいちゃんだけど、細い手足がスラーっと伸びてていいわねえ。
 服越しではあるけれど、小さな女の子特有の身体のラインが柔らかそうでとってもいい感じ。
 それにねえ。めいちゃん意外と胸もあるわよ! 今の年齢からこのサイズだと将来が楽しみだわー!
「えっ。えええ……!?」
 んふふ。他の人の目は誤魔化せても、お医者さんの私の目は誤魔化せないわよー☆
「恥ずかしがる様も初々しくて可愛らしいですし、頑張る姿も素晴らしいです。とても心が癒されました。ねえ、バタルトゥさん」
「……うむ。とても、愛らしいと思う……」
 メトロノームちゃんはともかく、バタルトゥちゃんは子供が好きなだけだったりしない? そっちの趣味と勘違いされるから気をつけなさいよ!


「レーヴェさん! お預かりしていたプロテインとドリンク、全部売れたわ! 追加お願い!」
「お、おお。そうかえ。実はこちらの在庫ももう心許ない状況でのう」
「え。本当!? まあでも、皆の筋肉見て触発されたのか、飛ぶように売れてるもんね。無理もないか……」
「追加で作ろうにも材料が尽きそうじゃ。すまぬが詩、買い出しを頼んでも良いじゃろうか」
「分かったわ! 急いで行ってくる!」


 お次はルンルン・リリカル・秋桜(ka5784)ちゃんね。ルンルンちゃんはニンジャなんですって?
「はい!」
「ニンジャさんなのに、どうして新型装甲着てるですの?」
「ニンジャは脱げば脱ぐほど戦闘力が上がるんですよ! つまり新型装甲をつけたニンジャは最強という事です!」
「あー! わたくし知ってるですの! それってウィz(ぴーー)」
 はいはい。今ものすごくメタい発言があったから音声で伏せさせて貰ったわよー。
「みんなー! 今日は私に会いに来てくれてありがとー!」
 高らかな宣誓で始まったのはダンスね。飛んで跳ねて、くるりと回って……さすがニンジャと言うだけあって動きが機敏だわー。
 その動きに合わせて、こう、たわわな胸が良く揺れるわねえ。
 それにしても、これだけ動いてるのに落ちないなんてすごいわね、ヨアキムちゃん!
 これに『蔵倫』ってプリントして売ったらすごく売れそうな気がするわ。ともあれ、演技はどうだっかしら?
「うんうん。ルンルンちゃんも安産型なのなー!」
「ダンスが綺麗です。目の保養になります!」
 ――ヒュー! ぷるぷる揺れる胸がたまんねぇなァ!!
 黒の夢ちゃんの基準はあくまでも安産かどうかなのね……。
 メアリちゃんはやっぱり変な声聞こえるわね。心の声かしら。


「ニンジャというのはあのような動きをするものなのか。興味深いな……」
「ルイトガルト。あれは正しい意味でのニンジャではないような気がするぞ。あとふしぎは鼻血を拭け」
「あ、イレーヌありがと……」
「おー! おっさん嬉しいわ! もっとやっちゃってー! あ、あと酒おかわりー!」


 次はリューリ・ハルマ(ka0502)ちゃんね! 紫色の東方風のドレスが良く似合ってるわね。
「ありがとう! これ、いつも着てる服なの。一番着慣れてるし、動きやすいかなって」
「確かに動き易そうですけど、両脇のスリットが腰の辺りまで来てますし結構際どいですよね」
「あっ。見えちゃった? 下着のラインが見えないように紐っぽい下着なんだー」
「僕は何も見てないです。恋人に誓って見てないです。それじゃアピールお願いできますか?」
 何か珍しく悠月ちゃんが必死ね。若さ故かしら。
 高く足を上げたリューリちゃん。これは演武ね! 格闘技の型っていうのかしら。
 今日だけでも何度か演武見て来たけど、皆魅せ方が違って凄いわよねー。
 空までまっすぐ上がる足、動きに合わせてゆれるドレス……。
 力の入ったふくらはぎのラインが本当に綺麗。
 あとリューリちゃんもしっかり胸あるわね。カップ数も分かったけどこれはおねーさんの心の中にしまっておくわ!
「……見ただけで胸のカップ数が分かるとか恐ろしい司会者ですわね。最後のバック宙も綺麗に決まってとても素敵でしたわ」
「時々いますよね。そういう不思議な眼力が備わった方。足が大変美しいと思いました」
 美沙樹ちゃんもキュジィちゃんも切れ味鋭いわねー! 皆胸隠さなくても大丈夫よ? ふふふ。


「レーヴェさんお待たせー!」
「おお、すまぬのう、詩。助かったのじゃ」
「いいのいいの! 私も手伝うからぱぱっと作っちゃいましょ。そしたらまた売って来るから」
「うむ。稼げる時に稼ぐとしようぞ」
「すみませーん。スペシャルプロテイン下さい」
「「はーい!」」


「ほげー……。都会人はすんげぇ事考えるだべなぁー。んだけんども、ここで少しでも強さをあぴっる出来ればにいさを守るべさな! オラ頑張るだ!」 えっと、凰牙(ka5701)ちゃんだったわね。緊張しちゃってる? 深呼吸しようか。
「あ、大丈夫だべ……です」
「凰牙様、いつもの口調で大丈夫ですの」
「……!!? な、何でオラが田舎の言葉喋るって分かったべな!? レポーターさん超能力者だべか!?」
「わたくしチョコディラですの。さっきからぽろぽろ漏れてるですのよ?」
「はがぁ!? いやあの……お、おら…俺は鳳牙です。えっと……頑張ります!」
 はい。丁寧にありがとね。鳳牙ちゃん、ここは自信あるぞ! ってところあったりするかしら?
「毎日筋トレしてるんで、腹筋は自信あるです」
 そうなの。ちょっと見せて貰ってもいいかなー?
 ふむふむ。たしかに鍛えられたいい筋肉持ってるわね。程よく引き締まってるわ。
 本人は腹筋が自慢みたいだけど、腹筋だけじゃなくて胸筋背筋全て鍛えられてるわね。
 若々しい弾けるような筋肉で、完成されてないけれど……それが独特の味というか、不思議な色気になってるわね。
 うん。これは成熟するまでの変化がまた楽しみだわ! ね、啓一ちゃん。
「ああ。これはまた見事な筋肉だ」
「俺様も引きこもってる間筋トレしてたけど、鳳牙のも立派だな! これからも頑張れよな」
 あー。確かに彼、スメラギくんにちょっと似てるかもね。いいお友達になれるかも?


「ナイスファイトー!」
「……はぁ。セルゲン君酒あるー?」
「ああ、あるぞ。それにしても鵤は分かりやすいなあ。なあアルマ」
「分かりやすいというか露骨って言うんだと思いますよー?」
「そらそうよ。おっさん、チャンネー見に来たんだからさ」


「マスカレードを装着すれば怖いものなしです! 誰も私の正体は分からないはず!!」
「あっ。アシェ-ル(ka2983)ちゃんなのな! がんばってー!!」
「お前何やってんだよ!」
 ……豪華な羽織と仮面をつけて登場したプリティ仮面ちゃんだけど、黒の夢ちゃんとスメラギちゃんに即バレしたみたいね。
「それでは参加動機を教えて戴けますか?」
「恥かしさを克服する為にエントリーしましたが、既に恥ずかしいです……」
「大丈夫ですよ! ここに出てる皆さん割と恥ずかしいですから! それじゃ自己アピールお願いします」
「はい。人を楽しませる特技がないので、脱ぎます」
 さらっと凄い事言ったわね。壇上をゆっくりと歩くプリティ仮面、羽織を豪快に脱いだーー!
 その下に着てるのはワンピースタイプの水着ね。可愛らし……って、あら? 氷水なんて用意して……きゃああ! 頭から被ったあ!?
 つるんでぺたんな身体の線は良く見えるけど風邪ひいちゃうじゃないの!
 えっ。更に水着脱いでどうするの……!? ああ、その下にビキニ来てたのね。
 だったらわざわざ氷水被らなくてもよかったんじゃ……。
「色々な事をして驚かせようという心意気は素晴らしいです。ただお風邪召されませんように」
「つるぺたも悪くない!」
 メトロノームちゃんも小夜ちゃんもありがとね! プリティ仮面ちゃんは早く着替えていらっしゃい!


「パフォーマンスは素晴らしいんだが寒くなってきたな。レーヴェ、温かい食べ物はあるか?」
「プロテイン入りの具沢山スープを急遽作ったぞよ。トマト味じゃ」
「じゃあそれを1つ貰おう」
「あ、それおっさんにもくれるぅ?」
「承ったのじゃ。詩。これをルイトガルドと鵤に届けてくれぬか」
「はーい! お任せ!」


 お次はボルディア・コンフラムス(ka0796)ちゃんね。……って、どうして褌一枚の啓一ちゃんと戦ってるの?
「俺の筋肉を説明するのに言葉はいらねぇ!!」
「筋肉を証明するのには戦いが一番だっていうんで協力してんだ!」
「そーゆー事! 俺の肉体美を魅せてやるぜ!!」
「……とか言い出して戦い始めちゃったですのよ。突然脱ぎ始めて啓一様変態ですの?」
 啓一ちゃんの変態疑惑は置いといて、チョコディラちゃん。念のためバスタオルと救急箱の用意お願い!
 拳を打ち込む啓一ちゃんに対して、防御するのみのボルディアちゃんはサラシにホットパンツ。
 まさに肉体と肉体のぶつかり合いね。
「別に刃物出してきたっていいんだぜ?」
「肉体美選手権は刃物禁止だ!」
「そりゃあ残念。まあ、啓一の拳なら刃物以上の威力ありそうだけどな!」
「そいつぁどうも!」
 喋りながらすごい勢いで拳打ち付けてるんだけど、ボルディアちゃんの筋肉が全てそれを弾き返してるわね。
 うーん。すごい迫力だわ……! 黒の夢ちゃん、どうかしら?
「うん。ボルディアちゃんもいいお尻してるのだ! 安産間違いなしなのなー! ね、バターちゃん」
「……良い闘いだ。一度手合わせを願いたいものだ」
 審査員二人のコメントが全く噛み合ってないのが面白いわね。啓一ちゃんは協力ありがとね!


「これはなかなかすごいな……。良いものを見たと思わないか、セルゲン」
「ルイトガルトもそう思うか。後学になるよな」
「ああ。見に来て良かった……」
「俺も身体鍛えようかな……」


 えーと、お次はミリア・エインズワース(ka1287)ちゃんね。
「肉体美選手権はどうですか? 楽しんでますか?」
「ああ! 皆凄いし僕も負けてられないな!」
「わふ? わふー……ミリア!?」
「……えっ。あれ? アルマじゃん。何してんのそんなとこで」
 あら? お二人お知り合い?
「ロスさん。手元の報告書によると、お二人ご夫婦だそうですよ」
 こんなところで再会だなんて運命的ねー! アルマちゃん! 奥さん応援してあげてね!
「はーい。ミリアが楽しそうならそれでいいですー」
「おう! 楽しいぜ! 毎日の鍛錬と実践によって鍛えられた肉体を見るがいい!」
 ふむふむ。腕も足もバランスよく筋肉ついてるけど……。あらっ。ミリアちゃん可愛い顔して胸大きいわね!
「胸? いや、そこはいい。この上腕二頭筋を見てくれ。ぐっと力を入れると隆起してだな……」
 上腕二頭筋から流れるように繋がる女性らしい脇乳がいいわね。
「いやだから違う。見るのはそういうところじゃなくて、この無駄のない柔軟な腹筋とかをだな……」
 カップ数は……ちょっとミリアちゃん! 胸育ってるのに下着前のまま変えてないでしょ! 正しい下着つけなさい!!
「だからどこ見てんだよ!!」
「わふー。ミリア、胸きつそうだと思ってましたけどサイズが合ってなかったんですねー」
「アルマも納得してんじゃねえ!!」
「いいぞいいぞ! もっと詳しく胸について語るがいい!」
「ミリアさんの筋肉と胸のアンバランスな感じが素敵だと思いました!! ただ下着は正しくつけた方がいいと思います!」
 ――やっべぇ。私も下着のサイズ合ってっか最近心配なんだよなぁ。店いかねーとかなぁ。
 何か胸の話ばっかりしちゃったけど、小夜ちゃんは喜んでるみたいね。メアリちゃんもおねーさんが下着見立ててあげるわよー?


「イレーヌ。アルラまだかなぁ」
「慌てるなざくろ。真打は後から来るものだ。あと鼻血を拭け」
「おいおい。セルゲン君よ。あいつが下着見立てるとかセクハラじゃねーの?」
「ロスさんは乙女の心を持ってるから……。まあ……ギリギリ?」
「ナニソレ。ちょっと差別じゃね? おっさん呼んでくれてもいいのよ?」
「鵤さんが行ったら通報案件だと思うなー」


 そろそろ中盤も過ぎたかしら。皆まだまだこれからが本番よー!
 さて、次は……あら。軽快な音楽が聞こえて来たわね。
 Tバックを履いたイケメンがリズムに合わせてお尻叩きながら出てきたわよ!
「変態ですわ! 変態が出ましたわ!!」
「誰が変態か! 俺様だ! ジャック・J・グリーヴ(ka1305)様だ!!」
『僕は右大胸筋のチャールズ!』
『私は左大胸筋のロジャーと申します。どうぞお見知りおきを』
「また1人三役ですの? 寒いですの」
「……この間は俺様とした事が3位で終わっちまった。この世界の筋☆肉たる俺様が、だ。あり得ねぇ、本当の俺様はこんなモンじゃねぇ! 世界にもう一度魅せつけてやるぜ! 本気の俺様ってヤツをな!」
 ジャックちゃん、一人の世界構築しちゃってるみたいだけど、アピール見せて貰ってもいいかしら。
「勿論だ! チャールズ! ロジャー! ついてこい!!」
『任せてよ!』
『ふふふ。当然です』
「よーし! 大臀筋を見せつけた後はこいつだ! 『はわわチャレンジ!』」
 え。何? 大胸筋の上に乗せてるのはスマホかしら……?
「そうだ! 俺様の鍛え抜いたチャールズとロジャーの上なら、スマホ載せても落ちねぇ! これぞセカンドマッスルだ!!」
 そうねー。ジャックちゃん、ブラつけてもいけそうな胸してるものねー。
「ジャック様って呼べ! 終いはこいつだ! 原初にして究極の、身体のバランスが重要視されるポーズだあああ!!」
 どーんと筋肉を強調してきたわねー。どう? スメラギちゃん。
「ジャックは本当相変わらずだよなー。いい意味でも悪い意味でも」
「筋肉は素晴らしいですのにね……。本当残念ですわね……。いえ、見た目でなく中身ですけれど」
 美沙樹ちゃんの切れ味が相変わらず鋭いわ……!


「レーヴェさん!」
「どうしのじゃ、詩」
「何だか急にプロテインが売れ始めたわ!」
「ああ、ジャックが壇上に出たからじゃろ。あやつはいい筋肉をしておるからのう」
「あそこまでになるのにはプロテイン飲んだくらいじゃ無理だと思うんだけど……」
「健全な肉体に不健全な精神が宿っているのを見ると、自分でも何とかなるかもと思うものなのじゃろう」
「人間って浅はかね……」


 次はアズル=フェルメール(ka4823)ちゃんね。悠月ちゃん、エスコートお願いできる?
「はい。こちらへどうぞ」
「ありがとう。失礼するわね」
「今日はどうしてこの大会に参加されたんですか?」
「ペットの肉体美を披露すると聞いたので、私の狛犬を出してみようかと思って。さ、ラシャ。皆さんにしっかりアピールするのよ?」
「……ペット、ですか? ええと……ペットではなくてハンターさんなんですけども」
「あら……? もしかして私、間違えちゃったかしら……?」
「大丈夫です。結構間違う人多いんで! ロスさん、いいですよねー?」
 ええ。折角来てくれたんだしね。アズルちゃんは見えてないから勘違いするのも仕方ないわ。
 じゃあ、アピールお願い出来るかしら?
「すみません。ありがとうございます。それじゃ……ラシャ。ステップお願い」
 ステージでラシャちゃんが華麗なダンスを見せてくれてるわね。
 この狛犬ちゃん、白と青紫の毛並みの下は結構筋肉ついてるわよー。
 わんちゃんにしては屈強だし、とってもいい子だわ。バタルトゥちゃんどうかしら?
「……訓練が良く出来ているな。是非方法を教えて貰いたいものだ」
「毛並みがふさふさで愛らしいですね。後で撫でさせて戴いても宜しいでしょうか」
「ええ、勿論よ」
 撫でてOKですって。メトロノームちゃん良かったわね!


「わう。わんこちゃん可愛いです!」
「犬も鍛えればあそこまで屈強になるんだな……」
「チャンネーのいない舞台なんて……! 酒ー! 酒持ってきてー!」
「鵤は理由をつけて飲みたいだけじゃないのか……」


 さて、お次は……。
「アルラーーー!! 頑張れーー!!」
「審査員や客に魅力を余すところなく見せつけてやれ!!」
「はーい。ありがとねー」
 アルラウネ(ka4841)ちゃん、すごい声援ねえ。
「ええ。彼氏とお友達が応援しにきてくれてるの」
「アルラウネさん、手元の報告書にすごくハプニングに巻き込まれやすいって書いてあるのですの。バスタオル用意してあるから安心して欲しいですの」「ありがとう。それ多分主に彼氏のせいな気がするんだけどね……」
「それじゃアピールタイムスタートですの!」
 壇上をスタイリッシュに歩くアルラウネちゃん、足運びがとっても綺麗ねえ。
 あら? 足元から大きな薔薇が……これは覚醒かしら? 桜色の花弁が散って幻想的ね。
 アルラウネちゃん自身も緑色に光って……まさに一輪の花のようだわ。
 全体的に小ぶりで筋肉質という訳ではないけれどしなやかでいい身体よね~。
 さっきから嘗め回すように見つめてる小夜ちゃん、どうかしら?
「幻想的な雰囲気と男好きしそうな肉体美が合わさり……これぞ至高! 胸も大きすぎず小さすぎずちょうどいい!」
「本当に舞台でお花が咲いてるみたいで素敵でしたぁ!」
 ――ちょっと緑色になるってマジヤバくね? リアル生花って感じじゃん超カッコイイー!
 うんうん。メアリちゃんもいい事言うわね。覚醒を上手く生かした見せ方で素敵よね! まさにスタイリッシュだわ!
「アルラウネ様。ハプニング起きなくて良かったですの」
「そうね。でも何か嫌な予感がするのよね……」


「うう。アルラ、すごく良かった……!」
「ああ、私は今猛烈に感動している……!」
「審査はどうだか分からないけどざくろ達の中では優勝だよね!」
「ああ全くもってその通りだ!!」


「バリトン(ka112)じゃ! 宜しく頼むぞ!」
 まあ、大きな声ね。若々しくて素敵よおじさまv
「大会への参加動機を教えてください」
「うむ。老兵じゃが、まだまだ若い者には負けんという事を証明したくてのう」
「バリトンさん全然老兵って感じしませんけど……それじゃアピールお願いします!」
「応! それではゆくぞい! 鍛え抜かれた筋肉の逞しさは必然強さへと繋がり……」
 すごい! 上腕二頭筋と腹筋、胸筋がぎゅっと盛り上がったわよ!
「磨き鍛え抜かれた筋肉は、彫刻の題材として選ばれるほどの美しさをも持つ!」
 ちょっと見て! 胸囲とウエストとの差! まるでハチみたいに鋭くくびれてるわ!
「筋肉は決して主を裏切らぬ。敵を打ち倒す武器に! 身を守る鎧に! 鍛え上げた筋肉は心に余裕と自信をも与えてくれる」
 うわあ。すごい背筋よ! 背中広い! 逞しい!
「外見だけの逞しさ、美しさ、でなく。内面すらも磨き上げあげれる……それが筋肉じゃ!!!」
 僧帽筋や肩の筋肉もりもりよ! 何かもう凄いの一言しか出て来ないわ!!
 ねえねえ、ちょっとどうかしら啓一ちゃん!
「これは……。俺も大分鍛えてきたと思ったが、まだまだだったな。もっと鍛錬しようと思う」
「筋肉というのは年齢とは関係ないんですのね。素直に感動致しました」
 美沙樹ちゃんホントそれ! 私も綺麗に年を取りたいわ!


「………」
「………」
「わふ? セルゲンさんもルイトガルドさんも何で拝んでるんですー?」
「年齢による限界というのは鍛錬で超えられるんだなと……」
「いやあ、いいものを見た」


 お次はフィルメリア・クリスティア(ka3380)ちゃんとマーゴット(ka5022)ちゃんね。コンビでの出場よー!
 お二人はお友達同士だそうよ。
「お二人ともどうしてこの大会に参加されたですの?」
「気が付いたらフィル姉さんと一緒にエントリーされてて……」
「誰が参加手続きをしたんだか……大方の予想は付くけどね……」
「あぁ、時々そういう方いますの。負けないで頑張って欲しいですの!」
「ありがとう。出るからには全力で行くわ。ね、マギ―」
「勿論」
「それじゃアピールタイムスタートですの!」
 ステージに立った二人、一気に上着を脱ぎ去ったわね。
 その下は水着……だけど大分ギリギリに挑戦してるわね……! 攻めの姿勢を感じるわ!
 フィルメリアちゃんは青い髪と同じ色の青い薔薇の水着が良く似合ってるわね。
 鍛えられてるけど、女性らしさが消しきれないワガママボディ!
 凹凸がしっかりしてて柔らかそうで……何と言うか、美味しそうっていう言葉がピッタリね。
 マーゴットちゃんはタイツって言ってたけど、これ包帯巻いてるだけみたいに見えるわ……!
 ほっそりしてるんだけど、しなやかさとメリハリのある身体で、フィルメリアちゃんとはまた違ったタイプのグラマーさんね。
 それにしてもこう……あんなに恥ずかしがってたのに人ってすごいわね。
 誘うような煽情的な動きにドキドキしちゃう☆ ……あら? バタルトゥちゃんが思いっきり目そらしてるし、スメラギちゃんが鼻血噴いて倒れたけど大丈夫かしら。
「我輩が手当するから大丈夫なのな。スーちゃんもバターちゃんもそろそろ慣れるのな」
「無茶言うな! 殆ど裸じゃねーか!!」
「……慣れるようなものでもないような気がするのだが……」
「そんな事言ってたらいつまで経ってもお嫁さん見つからないのな!! フィルメリアちゃんも超安産型だから、良く見ておくといいのな!!」
 何だか審査員席取り込み中だけど、黒の夢ちゃんのお眼鏡にも叶ったみたいね!


「ざくろ。そんなに鼻血出してたら出血多量で死ぬぞ」
「だ、だって……!」
「あー。こういうのだったらおっさんずっと見てたいわ。酒が進むわー」


 お次は陶 凛華(ka5636)ちゃんよ! 何を見せてくれるのかしら?
「鳴弦と呼ばれる神事をお見せするわ」
「何故その演目を選ばれたんですか?」
「新年の寿ぎを厳かに行うのもいいかと思って。それに……ただ身体を見せるのではつまらないでしょう?」
「いえその。身体だけでも十分っていうか……いや何でもないです。それではアピールタイムお願いします!」
 白衣に緋袴……これは東方の巫女装束ね。凛とした佇まいがとても綺麗。
 今、緩やかに袖から腕を抜き、半身を出したわ。
 胸元はサラシを巻いてあるけれど……凛華ちゃんも相当大きなモノ持ってるわね!
 そして静かに構える弓。
 弓を放つ仕草にある、緩急のついた、はりつめつつも滑らかな仕草。
 動き一つ一つが洗練されてるわね。
「弓を放つという仕草って何度か見てますけど、肉体美を示すのにいい動作だと思いますよね。審査員の美沙樹さん、いかがでしたか?」
「動作が美しくて安心して見ていられましたわ」
「着物の下に隠れていらっしゃいましたけど、凛華さんは相当素晴らしいプロポーションをお持ちだと思います」
 さすがメトロノームちゃん! 目利きがしっかりしてるわね!


「レーヴェさん。手持ちのもの全部捌けちゃったわ」
「こちらもじゃ。今日はこれで閉店かのう」
「随分稼いだしね……」
「ロスに頼まれた取り置き分は確保しておくとして、私達も見学に回るとしようかの。詩、お疲れ様じゃ」


「はーい。どうもー。セレス・フュラー(ka6276)だよー」
 セレスちゃん。ビキニ着てるけど寒くなかった?
「大丈夫。さっきまでコート着てたし。最初っから水着だったら凍え死ぬよ」
「確かにそうですの。参加動機は何ですの?」
「自分の身体がどこまで通用するのかなって思って。姉妹達の中では割と貧相な方だからさ、あたし」
「セレス様が貧相とか言ったら平たい胸族に刺されるですのよ? それじゃアピールお願いしますですの!」
「はいはーい」
 ステージの上を歩き始めたセレスちゃんは……そうね。一言で言うと健康的って感じかしら。
 本人は貧相な方、なんて言い方してたけど、胸も腰もちょうどいい、均整の取れたプロポーションしてると思うわ。
 手元の資料によると、成長期が遅れてやってきているそうだから、これから更に凹凸がクッキリするかもしれないわね。
 今も十分綺麗だけど、将来が楽しみね!
「彼女の胸は今まさに手にちょっと零れるサイズ! 大きさ的にはこれがちょうどいいと思う! 黄金比だと思うんだ!」
「胸から腰のラインにかけて、すごく綺麗だと思います!」
 ――うっひょー! 成長期の身体たまんねぇな! 発展途上の身体おいしい!!
 小夜ちゃんとメアリちゃんが割と煩悩ダダ漏れなコメントしてくれてるけど、概ね同意するわ!


「肉体美というのは様々な種類があるんだな……」
「うぇーい! 皆飲んでるゥ?」
「鵤はそろそろ止めといた方がいいんじゃないのか?」


「あっ。おばあちゃん大丈夫ですか? 手お貸ししますよ」
「おう、おう。大丈夫じゃて。すまないのう」
 お次は婆(ka6451)ちゃんの登場よ! おばあちゃんまで参加してくれるなんて嬉しいわv
「ふぇっふぇっ。手でもふりゃあええんかいのう。ほうれ、婆じゃよぉ~」
「おばあちゃん、今日はどうしてこの大会に出場したんですか?」
「うむ。何ぞ面白そうな祭りをやっておると聞いたでな。ちょいと顔を出してみよかと思うてのう」
「えっと、自己アピールしないといけないんですけど、分かります?」
「おう。脱げばいいんじゃろ? 婆でも賑やかしくらいにゃあなるじゃろうて」
「全部脱がなくて大丈夫ですよ。ちゃんとサラシ巻いてくださいね?」
「うむうむ。とはいえのう、ただ脱いでもしわくちゃなだけじゃしのう……」
 ……!? おばあちゃんの細い体が急にムッキムキになったわ!
 これ、怪力無双ね! すごい!
 バリトンちゃんの時も思ったけど、年を重ねた身体っていうのも、何とも言えない美しさがあるわよねー。ね。啓一ちゃんもそう思わない?
「ああ、俺もかくありたいと思うね」
「ワシもまだまだいけるぞ!!」
 ヨアキムちゃんもそういえばナイスミドルよね。おばあちゃん、これからも頑張ってね!
「おうさ。生涯現役じゃよ~!」


「…………」
「わう? 鵤さんが固まってるです」
「おーい。鵤、戻ってこい」


 お次は……おや。黒いサンタさんね! どんなプレゼントを持ってきてくれたのかしら。
「ハァイ! ルシェン・グライシス(ka5745)よ。皆に、欲望を解き放つ時間をプレゼントするわ」
「欲望を解き放つですの? 例えばお腹空いたーとか?」
「うふふ。そうね。それも欲望ね。私がプレゼントするのは、もう少し開放的な……オトナな欲望かしら」
「えっちなのはいけないと思うですの! それじゃアピールお願いしますですの!」
 さて、サンタ服は露出度が高くないはずなんだけど……この匂い立つ色香はすごいわね。
 透き通るような白い肌が黒い服に映えてるし、服に隠れたダイナマイトボディがまた……。
 形の良い臀部にくびれた腰。たわわに実っているのに張りがある双丘が実に見事よ!
 足も長いしスタイルいいわねえ~。
「うふふ。ありがとう。少し位はサービスはしてもいいわよ? 但しそれ以上を求めるならコンテストの後で……ね♪」
 ルシェンちゃん。そんなに挑発したら男性陣が……ああホラ。スメラギちゃんがまた鼻血噴いてるじゃない!
「うふふ。お子様にはちょっと刺激が強かったかしら」
「………」
「スーちゃんしっかりするのな! ルシェンちゃんも安産型だから見ておくのな!!」
 何か審査員席が教育の場になってる気がするのは気のせいかしら?


「あー。生き返ったわ。おっさんにもサービスして欲しいわ」
「後でお願いしてみたらどうです?」
「…………」
「ざくろ! おい! しっかりしろ!!」


 次はシエル・ユークレース(ka6648)ちゃんよ! あら! 可愛い子v
「どーも!」
「どーもです! シエルさんはどうしてこの大会に?」
「面白そうだったし、ボクもまざっちゃおーっと思って!」
「そうですか! 実際参加してみてどうですか?」
「もうね、素敵な肉体がいっぱいでびっくりしちゃった。ボクも頑張るね!」
「はい! 期待してます! それじゃアピールお願いします!」
「うーん。アピールはねえ。どうしよっかなぁ。とりあえず見て貰おうかな!」
 シエルちゃんが一番見て欲しいのはふとももなんですって。
 ホットパンツから覗く脚がセクシーよねv
 女の子の柔らかさとは違うけれど、すらっとした足にいい肉付きしてるし、それでいて引き締まってていい感じだと思うわ!
 服の上から見た感じ、胸筋も結構ありそうに見えるわね。
「ん? 胸筋も見たい? じゃあ全部脱ごうか」
「えっ。ちょっ。まっ。今バスタオルを……。……!? シエルさん男子だったんです!?」
 あら。悠月ちゃん気づいてなかったのぉ? メトロノームちゃんは気づいてた?
「はい。途中からですが……。男性でありながらたおやかさを感じました」
「女の子にしか見えないのに、身体はしっかりと男の子していてびっくりしました!」
 ――やべー! 男の娘だ! これがギャップ萌えってヤツだね!


「なんだよ。可愛い女の子かと思ったら男じゃねーか! おっさん騙されるとこだったわ!」
「鵤は分かりやすいな……」


 マントを脱ぎながら登場したのはトリプルJ(ka6653)ちゃんね。どう? 楽しんでる?
「そりゃーもう! こんな熱い大会なかなかねえぜ!」
「ビキニパンツと帽子だけで寒くないんですの?」
「この筋肉の前にはな、寒さなんて吹き飛んじまうのよ」
「そうなんですのね。それじゃアピールお願いしますの」
「任せとけってんだ!」
 流れるようにポーズを決めて、広背筋や胸筋を見せつけていくわね。
 マッスルポーズに隆起する筋肉が素晴らしいわ!
 そして曲に合わせてダンス……。これはヒップホップね。
 ダンスに合わせて筋肉がビクビク動いてまるで別の生物みたいね! カッコいいわ!
 最後に帽子を投げて投げキッス! トリプルJちゃん決まってるゥ!
「そりゃそうさ! 魅せて使えてこその筋肉だろぉが。ただつけるだけの筋肉なんざ霊闘士にはいらねぇんだよ! 暑さ寒さなんざ関係ねぇ、俺様がミスター・マッスルハンターの称号を戴くぜ!」
「思い切った演技が素敵でしたわ」
「うん。これはいいマッスル!」
 美沙樹ちゃんと小夜ちゃんを唸らせる筋肉だったわね。私もちょっと野獣の目になっちゃいそう……☆


 お次は新型装甲をつけた無雲 (ka6677)ちゃんね!
「どうも! ちょっと恥ずかしいけど頑張るね!」
「はい。新型装甲はそう滅多な事じゃ外れないから大丈夫ですよ」
「そうなの? じゃあ安心だね!」
「ナグモ! 頑張れ!!」
「あっ!! セルゲン! ありがとーー!!」
 あら。今観客席から声援があったわね。
 ……何かセルゲンちゃん、無雲ちゃんの名前が入った派手なうちわ持ってるけど、どうしたの? それ。
「これか? リアルブルー出身者に、ステージ上の『おしめん』を応援する時はこれを振るのが礼儀と聞いたんだが。違うのか?」
 合ってるような間違ってるような……。まあ、応援する気持ちが大事だから!!
「そうですね! じゃあアピールお願いします!」
「分かったよ! ボクの肉体はね、物心ついた時からの傭兵業で鍛えられてるんだよっ♪ 今はムキムキじゃないけど覚醒したら凄いんだから……見ててよねぇ?」
 覚醒したらムキムキ……? 何だか嫌な予感がするわ。悠月ちゃんバスタオル用意!
「イエスマム!」
「ほらっ! 見て! この鋼のような筋肉!!」
 無雲ちゃんは覚醒すると筋肉が引き締まるのね。柔らかなラインが一気に変化して、人体の神秘を感じるけど……!
 胸が! ほら! 丸みを帯びた形から引き締まったから新型装甲が落ちそうよ!!
 南雲ちゃんドヤ顔でポーズしてる場合じゃないから!
「えっ。なに?」
「急いでこれ巻いてください!」
「ん……? ギャアアアアア!!?」
 ちょっとアクシデントがあったけど、メアリちゃんどうだった?
「急激な肉体の変化がみられて驚きました!」
 ――デュフフ。ポロリみられるとか超ラッキーじゃね? 役得役得ゥ!!
「筋肉もすごかったが、新型装甲の限界を見た気がした」
 さすがに身体のサイズが急に変わるとどうしようもないわよね。啓一ちゃんもありがと。


「ポロリとか災難じゃのう……」
「本当ね。レーヴェさんお茶飲む?」
「うむ。戴こうかのう。詩、腹は減っておらぬか?」
「働いたからお腹ぺこぺこ! スメラギ君に差し入れた芋もちの残りがあるんだけど、食べる?」
「うむ。では私からはスープを提供しようかの」


 お次は岩井崎 旭(ka0234)ちゃんよ!
 って、あら? 姿が見えないわね。
「俺はここだ!」
 旭ちゃん、舞台の屋根から登場ね! くるっと1回転して着地したわ! 見事ね!
「……でも出番が来るまでの間、この風が吹く冬の寒い中ずーーーーーっと待ってたんですのよね? 半裸で」
 ……何だか私達が知らない間に涙ぐましい努力があったみたいね。旭ちゃん、風邪引かないでね?
「戦場を駆け巡って鍛えたこの身体! この程度で風邪なんて……へーっくしょん!!」
「本当に大丈夫ですかしら? ではアピールお願いしますですの」
「任せろ!」
 旭ちゃん、大きく踏み込んでジャンプして、空中で覚醒したわ!
 羽毛に包まれた身体が太陽に輝いて、何だか鳥が飛んでいるみたい!
「そうだろう! 自慢の羽毛と未だ進化する俺の身体!そしてどうだ。この溢れ出るマテリアルゥ!! 覚醒のさらに向こうへ!」
 あらっ。何を見せてくれるのかしら? ……現れたのは赤いマント?
 何か風にばたばたとはためいてるわね。
 ……それが能力のアピールかしら?
「そうだ! これが人であり!ミミズクであり!そしてイクシードであるの俺の全部だ!!」
「……何か奥義使ってるのにあんまりすごい感じがしなかったですの」
 チョコディラちゃんそれ禁句! えっと、メトロノームちゃんどうだったかしら?
「ふわふわの羽毛が素敵ですわ。気持ちよさそうです」
「うんうん。覚醒して鳥になるって珍しいのな! 旭ちゃんあとでモフモフさせてほしいのな!」
「おう! いいぜ!!」
 確かに黒の夢ちゃんのいう通り羽が生える人は珍しいかも。


「……羽の生える覚醒者か。世界は広いな」
「おっさん羽がモフモフしてるよりおっぱいがモフモフしてる方がいいわ」


 お次は藤堂研司(ka0569)ちゃんね。白い褌姿が眩しいわね。
「冬だからこそ映える装い! 男の証!」
「本当に大丈夫です? バスタオル使います?」
「大丈夫だって! 子供は風の子、大人は火の子! つまり少年の魂を内包しつつ大人の強靭な肉体を持つ俺が……冬将軍などに負ける道理なし!!」
「それならいいんですけど……。研司さんは2回目の出場ですね。前回と比べてどうですか?」
「そりゃあもう! 男子三日会わざれば刮目して見よ!! いわんや筋肉をや! あれから半年、三日どころか60倍! 成長した俺の肉体を存分に見てくれ!」
 あら。期待できそうね!
 研司ちゃん、以前は魅せ筋オンリー貧弱マッチョマンだったそうなんだけど、最近は実用的な筋肉になってきたんですって!
 寒さを吹き飛ばすようにウォーミングアップしてるけど、そこから見える筋肉の動きもなかなかいいわ。
 胸筋や背筋、腕にもしっかり筋肉がついてるみたい。
 でも、筋肉って意外と冷えるっていうけど本当に寒くないのかしら??
「大丈夫! 俺が……太陽だからな!」
 ……風にはためく褌が今にも飛んで行きそうね。悠月くんバスタオル持ってきてー!
「あたしも前回、審査員として参加させて戴いていますし研司さんの努力を感じますわ」
「確かに半年前よりしっかり身体が出来てきてるな。これからも頑張れよ!」
 前回参加者の美沙樹ちゃんと啓一くんがいうんだから間違いないわね! もっと素敵なマッスル目指してちょうだい!


「何だよー。野郎ばっかじゃねえの」
「男子の方がざくろは出血しないで済むから有り難いかな……」
「ざくろが軽率に鼻血出しすぎなんだ。アルラ、良く頑張ったな! 見事だったぞ」
「ありがとー! イレーヌ」


「またこの大会に来る事になっちまうとはな……」
 そういえば、役犬原 昶(ka0268)ちゃんも前回参加してたのよね。
 今回来てみてどうかしら? やっぱり違う?
「ああ! 違う。中々の漢もいたが今回の俺も負けてねぇ! うおおおおお!」
「昶様。また服が破けたですの。やっぱり変態さんですのね」
「これはな、俺の筋肉達の叫びだ! 叫びが服をも破くんだ!」
「筋肉が変態さんって事ですの? それじゃアピールお願いしますなの」
「俺のアピールはもう始まっている! 上腕二頭筋、上腕三頭筋、大胸筋、前鋸筋、広背筋……お前たちの魂の叫びが聞こえるぜ!」
 昶ちゃんは決して太い方ではないと思うんだけど、それでもそれぞれの筋肉がしっかりしてて素敵だと思うわ。
 可愛い顔してるのに逞しいのがいいわよねv
「唸れ! 俺の筋肉!大マッスルパワー!! これが俺の……俺たちの筋肉だぁぁぁぁ!! 師匠ーー! 俺を見てくれえええ!!」
 あら。お師匠さま応援に来てるの?
「いや? 来て無いっス」
「昶ちゃんはね、合格なのな。我輩知ってるのな」
「服が破けてドキドキしました……!」
 ――イケメンの服破けるとかどんなご褒美だよいいぞもっとやれ! もっと脱いでもいいのよ!
 黒の夢ちゃん、合格って何かしら……? ああ、メアリちゃん。そんな事言うとこの子本当に脱いじゃうからね?


「詩。茶が入ったぞ。……皆バシバシ脱いでてすごいのう。寒くはないのかのう」
「ありがと! 私も前回出てたけど、結構皆あんな感じだったよ」
「……やはり露出好きが多いという事なんじゃろうか」
「うーん。否定しきれないのが悲しいかな」


 次でついに最後! レイ=フォルゲノフ(ka0183)ちゃんとシグリッド=リンドベリ(ka0248)ちゃんよ。
 有終の美を飾ってくれるかしら!
「とうとう最後ですね! お二人ともどうしてこの大会に?」
「んー。何かアンノが出ろって言うから出たんだけど」
「うううう。恥ずかしいですけど、ぼくみたいのでも賑やかしになるかなって……」
「とりあえずポーズ取ればええんよな?」
「そうみたいですね」
「よしシグ坊。コンビプレーだ」
「分かりました……!」
「レイちゃーん! シグリッドー! がんばってー!」
「え? 何してるのアンノ。お前も参加するんだよ!!」
「え。我輩も出るのな? しょーがないのな。ついでにお触りするのなー!」
「はっはっは! よっしゃこい!」
「もー。しょうがないですね」
 堅そうなレイちゃんと、細いシグリッドちゃんが対象的だなと思ってたらお触りタイムが始まったわね。
 二人とも無抵抗だけどいいのかしら。
「そうそう! シエルちゃん!」
「なーに?」
「ちょっと触らせてなのなー。おおお。ちゃんと男の子なのなー! しかもおっきいのな。うん、合格なのな!」
「くすぐったいよー!」
 ちょ、ちょっと黒の夢ちゃん!? どこ触ってるのよ!
「え。どこってアレなのな。(ぴーー)なのな」
 ……また不適切な発言があったわね。以降、それに近い発言は音声で伏せるからよろしく! で、何でそんなとこ触ってるのよ。
「男子の審査基準は(ぴーー)なのな。子作りに必須の項目なのな。という訳で順番に触るのな」
「ふふふ。面白いわねえ。私も協力させて貰おうかしら。男の子の(ぴーー)なら選ぶ自信あるわよ?」
 ルシェンちゃんも何言ってんの……! ちょっと……って。
「うおおおお! 身体が熱いぜえええ!!」
「あああ。私とした事が……!」
 ……啓一ちゃんもメトロノームちゃんも何で脱いでるの?
「熱い大会を見ていたらだな!」
「身体が火照ってしまったんですううう」
「脱ぐのなら俺様だって負けてねえ!」
「いいぜ……(ぴーー)だろうが何だろうが、思う存分堪能しろよ」
「ああ! 弾ける筋肉だ!」
「そうだ! 俺を! 俺達を見てくれえええ!!」
「ついでに触ってもいいのよ☆」
 あああ。もう! ジャックちゃんとトリプルJちゃん、旭ちゃんと研司ちゃんに昶ちゃんまで何してんのよ!
 ……今、蒼い雷撃が地面焼いたけど何!?
「ミリアはダメです! 僕のです! 触っちゃダメです」
「アルマは大袈裟だなあ。ちょっとくらい触られても減らねえって」
「じゃあアルマちゃん触ってもいいのな?」
「本人がいいならいんじゃね?」
「……大変! 止めなきゃ!」
「ざくろは静かにしてて!」
「アルラ! だって皆大変な事になってるよ!? 放っておけないよ」
「お前自分の体質を考え……あ」
「キャアアアア!!」
「いやああああ!?」
 あーあ。イレーヌちゃんが止めたのに。
 ざくろちゃんがコケてアルラウネちゃんと金糸雀ちゃんの服剥いたわね……。
「スメラギが鼻血噴いて倒れたーー!!」
「スメラギ様しっかり!」
 真ちゃんとアシェールちゃん! スメラギちゃんをお願い!
 悠月ちゃん! チョコディラちゃん! バスタオルありったけ出してきて!!
「おーーー! いいぞもっとやれーー!! おーい。詩ちゃん酒の追加よろしくー」
「はーい」
「何か酷い事になっておるのう……」
「レーヴェ君こっち来て一緒に飲もうや」
「あれを放っておいていいのかのう?」
「バッカだなお前。こういうのは高見の見物決め込むのがいーんじゃないのよ」
 おいそこのおっさんいい加減にしろよてめえ!! ちったあ止めるの手伝いやがれ!!
「ロスさん。大丈夫ですわ。あたし達がおります」
「……そろそろ粛清といきましょうか? 美沙樹さん」
「ええ。そうですわね。フィルメリアさん」
「手伝おう」
 おお。これは……! 氷の女王とツッコミの女帝、白い悪魔のスリープラトンか!!?
 強い! これは強い! バスタオルで次々と参加者を簀巻きにしていくーーーー!!
「あたしに逆らおうなんて千年早い!!!」
「こちとら毒パルムで慣れてんのよ!!」
「あはははっ。楽しい……」
「ふふふ。欲望を開放なさい……!」
 はいはい。ルシェンちゃんもバスタオルねー。


 何か色々あったけど、肉体美選手権、結果発表よー!
 優勝者はシエルちゃん! おめでとー!
 準優勝は同点でジャックちゃんとバリトンちゃん、3位はフィルメリアちゃんとマーゴットちゃんコンビよ。
 
 アズルちゃんのわんちゃんが可愛かったから司会者特別賞ですって!!

 なお、今回の結果は……基準がね。大分割れたのね。
 アレとかおっぱい以外もきちんと評価してるので安心してね。
 
 では、優秀な成績を修めた皆には、ヨアキムちゃんから温泉施設テミスの招待券がプレゼントされるそうよ!
 いいなー! 私もいきたーい!!

 それじゃ、第2回肉体美選手権はこれにて終幕よ!
 次の機会はあるのかしらね? まあいいわ。またねー☆

依頼結果

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面白かった! 35
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MVP一覧

  • ノブレス・オブリージュ
    ジャック・J・グリーヴka1305
  • 世界より大事なモノ
    フィルメリア・クリスティアka3380
  • 屈強犬のブリーダー
    アズル=フェルメールka4823
  • 元凶の白い悪魔
    マーゴットka5022
  • (強い)爺
    バリトンka5112
  • なにごとも楽しく♪
    シエル・ユークレースka6648

重体一覧

参加者一覧

  • 優しさと懐かしさの揺籠
    レイ=フォルゲノフ(ka0183
    エルフ|30才|男性|疾影士
  • 黒竜との冥契
    黒の夢(ka0187
    エルフ|26才|女性|魔術師
  • 戦地を駆ける鳥人間
    岩井崎 旭(ka0234
    人間(蒼)|20才|男性|霊闘士
  • 優しさと懐かしさの揺籠
    シグリッド=リンドベリ(ka0248
    人間(蒼)|15才|男性|疾影士
  • 師を思う、故に我あり
    役犬原 昶(ka0268
    人間(蒼)|27才|男性|霊闘士
  • 豪傑!ちみドワーフ姐さん
    レーヴェ・W・マルバス(ka0276
    ドワーフ|13才|女性|猟撃士
  • ……オマエはダレだ?
    リカルド=フェアバーン(ka0356
    人間(蒼)|32才|男性|闘狩人
  • アークシューター
    静架(ka0387
    人間(蒼)|19才|男性|猟撃士
  • 征夷大将軍の正室
    天竜寺 詩(ka0396
    人間(蒼)|18才|女性|聖導士
  • 元気な墓守猫
    リューリ・ハルマ(ka0502
    エルフ|20才|女性|霊闘士
  • 龍盟の戦士
    藤堂研司(ka0569
    人間(蒼)|26才|男性|猟撃士
  • Sanctuary
    羊谷 めい(ka0669
    人間(蒼)|15才|女性|聖導士
  • ボルディアせんせー
    ボルディア・コンフラムス(ka0796
    人間(紅)|23才|女性|霊闘士
  • 神秘を掴む冒険家
    時音 ざくろ(ka1250
    人間(蒼)|18才|男性|機導師
  • アルテミスの調べ
    メトロノーム・ソングライト(ka1267
    エルフ|14才|女性|魔術師
  • 英雄譚を終えし者
    ミリア・ラスティソード(ka1287
    人間(紅)|20才|女性|闘狩人
  • ノブレス・オブリージュ
    ジャック・J・グリーヴ(ka1305
    人間(紅)|24才|男性|闘狩人
  • 白嶺の慧眼
    イレーヌ(ka1372
    ドワーフ|10才|女性|聖導士
  • 破れず破り
    春日 啓一(ka1621
    人間(蒼)|18才|男性|闘狩人
  • ルル大学魔術師学部教授
    エルバッハ・リオン(ka2434
    エルフ|12才|女性|魔術師
  • 光森の太陽
    チョココ(ka2449
    エルフ|10才|女性|魔術師
  • 戦いを選ぶ閃緑
    アイビス・グラス(ka2477
    人間(蒼)|17才|女性|疾影士
  • 東方帝の正室
    アシェ-ル(ka2983
    人間(紅)|16才|女性|魔術師
  • は た ら け
    鵤(ka3319
    人間(蒼)|44才|男性|機導師
  • 世界より大事なモノ
    フィルメリア・クリスティア(ka3380
    人間(蒼)|25才|女性|機導師
  • 感謝のうた
    霧雨 悠月(ka4130
    人間(蒼)|15才|男性|霊闘士
  • Lady Rose
    ロス・バーミリオン(ka4718
    人間(蒼)|32才|男性|舞刀士
  • 清冽の剣士
    音羽 美沙樹(ka4757
    人間(紅)|18才|女性|舞刀士
  • 屈強犬のブリーダー
    アズル=フェルメール(ka4823
    エルフ|31才|男性|霊闘士
  • 甘えん坊な奥さん
    アルラウネ(ka4841
    エルフ|24才|女性|舞刀士
  • フリーデリーケの旦那様
    アルマ・A・エインズワース(ka4901
    エルフ|26才|男性|機導師
  • 元凶の白い悪魔
    マーゴット(ka5022
    人間(蒼)|18才|女性|舞刀士
  • (強い)爺
    バリトン(ka5112
    人間(紅)|81才|男性|舞刀士
  • 笑顔で元気に前向きに
    狐中・小鳥(ka5484
    人間(紅)|12才|女性|舞刀士
  • 厳かなる鳴弦
    陶 凛華(ka5636
    エルフ|25才|女性|猟撃士
  • 全身全霊の熱血漢
    凰牙(ka5701
    鬼|16才|男性|格闘士
  • 最狂の信仰を
    ルシェン・グライシス(ka5745
    エルフ|22才|女性|聖導士
  • 忍軍創設者
    ルンルン・リリカル・秋桜(ka5784
    人間(蒼)|17才|女性|符術師

  • 鞍馬 真(ka5819
    人間(蒼)|22才|男性|闘狩人
  • 兎は今日も首を狩る
    玉兎 小夜(ka6009
    人間(蒼)|17才|女性|舞刀士
  • 風と踊る娘
    通りすがりのSさん(ka6276
    エルフ|18才|女性|疾影士
  • 戦場に疾る銀黒
    ルイトガルト・レーデル(ka6356
    人間(紅)|21才|女性|舞刀士
  • 弾ける砲弾
    金糸雀(ka6409
    エルフ|16才|女性|霊闘士
  • 婆の拳
    婆(ka6451
    鬼|73才|女性|格闘士
  • ドジッ子
    百々尻 うらら(ka6537
    人間(蒼)|17才|女性|闘狩人
  • 半折れ角
    セルゲン(ka6612
    鬼|24才|男性|霊闘士
  • 天使にはなれなくて
    メアリ・ロイド(ka6633
    人間(蒼)|24才|女性|機導師
  • なにごとも楽しく♪
    シエル・ユークレース(ka6648
    人間(紅)|15才|男性|疾影士
  • Mr.Die-Hard
    トリプルJ(ka6653
    人間(蒼)|26才|男性|霊闘士
  • 明るい戦闘狂
    無雲(ka6677
    鬼|18才|女性|格闘士

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アイコン 質問部屋
黒の夢(ka0187
エルフ|26才|女性|魔術師(マギステル)
最終発言
2016/12/29 21:47:24
アイコン 控え室【相談・雑談】
黒の夢(ka0187
エルフ|26才|女性|魔術師(マギステル)
最終発言
2017/01/01 03:05:05
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2016/12/31 21:06:49