食事処チェーン展開試験協力

マスター:笹村工事

シナリオ形態
ショート
難易度
普通
オプション
参加費
1,000
参加制限
-
参加人数
4~6人
サポート
0~0人
マテリアルリンク
報酬
普通
相談期間
5日
締切
2014/10/17 09:00
完成日
2014/10/21 19:35

みんなの思い出

思い出設定されたOMC商品がありません。

オープニング

 自由都市同盟の産業を支える拠点都市、蒸気工場都市フマーレ。
 その郊外に建つ一つの屋敷。その応接間で、老年の域に差しかかりながらも精強な男が、孫娘の立ち上げた事業の引き継ぎを行っていた。

「では、本格的な観光馬車運用の引き継ぎ、お願いしますわね、お爺さま」
「おう、任せとけ。具体的な運用に関しちゃ、これに書いてある。目は通しておけよ」
 祖父であるアラゴから手渡された運用書を、孫娘であるシルヴィアは手に取り内容を確認する。
 いま二人が話し合っている観光馬車とは、農業推進地域であるジェオルジの村々を繋ぐようにして巡り、各地の名所や特産品を楽しんで貰おうという事業である。
 歪虚などにより被災した村々の復興事業として立ち上げられた物ではあるが、長期的に続けるため商売として成り立つよう問題点の洗い出しや解決も行っている。
 企画を立ち上げたのはシルヴィアであったが、個人として扱うには手に余るため、母体組織であるクルキャット商会のトップであるアラゴに本格運用の引き継ぎを行っていたのだ。
 そのための運用書を見ていたシルヴィアは、内容の確認に問い掛ける。
「状況によって、観光馬車を救援物資輸送や避難輸送に使うのですのね」
「ああ。最近、狂気の歪虚騒動があったろ? ああいった事が今後も起こらないとも限らねぇからな。
 元々そういったもんは作っておきたかったが、日頃から無駄に馬や機材を遊ばせておく訳にはいかねぇ。
 だから普段は観光馬車として運用して利益を上げて行こうって訳だ。
 ま、キティとビビに言われたことも影響してるがな」
「二人が、どうかしましたの?」
 シルヴィアは、お姉ちゃんと呼んで慕ってくれる双子の少女達を思い浮かべながら訪ねる。それにアラゴは返した。
「少し前にイベント仕事を頼んだんだが、その時に協力して貰ったハンターに色々と教えて貰ったみたいでな。
 被災した場所に出来るだけ安く必要な物を提供することもしたい、って言いに来てな。
 一生懸命に、こっちを説得するための資料や企画書も作って頑張ってたぞ。それもあって、そういう事も出来るよう考えたって訳だ。
 もちろん、キッチリ長期的には儲けが出るようにするつもりだがな」
「頑張ってますわね、二人とも。私も負けないようにしないといけませんわね」
「よく言った。そんなやる気になってるお前にだ、一つ頼みたいことがある。
 ファミレス、って知ってるか? トキに聞いた言葉なんだが」
 リアルブルーからの転移者である青年の名前を上げ問い掛けるアラゴに、シルヴィアは返す。
「詳しくは知りませんが、最近増えたリアルブルー転移者の皆さんと話した時に少し。
 のれん分けした食事処の連合、のような物だと聞いていましたが」
 微妙に、合っているようで合っていないような事を返すシルヴィアに、アラゴは応える。
「そんな感じの物らしいな。それをウチでもやってみようと思ってな。
 理由としちゃ、今ウチは被災地域の復興を事業の一つとして進めてるが、場所によっちゃ、農作物や海産物が取れる。それらを継続してさばける消費場所として使うってことだ。
 あとは、そういった場所で観光馬車の名産品を使った料理を出して、地元への興味を持って貰える場所作りってのもあるな。こういうのは、地道な広報活動が大事だからな」
「……では、その事業のテストケースを私に任せる、という事で良いんですの?」
 僅かに黙考し尋ねるシルヴィアに、アラゴは返す。
「そういうこった。店の場所や条件は、さっき渡した観光馬車の運用書の後半に書いてある。
 引き受けるだろう?」
 茶目っ気を込めて尋ねるアラゴに、シルヴィアは自分を手助けしてくれている幼馴染の名前も出し同意する。
「もちろんですわ。折角頂けるチャンスですもの、リリィと一緒に、物にしてみせますわ。
 ただ、その際はハンターの皆さんに協力を求めることを許可頂きたいですの。色々と、助言を頂けるかもしれませんもの」
「かまわねぇ。むしろ、そうしろ。その方が、先々好い目が出るだろうからな」
「では、そういう事で、進めますわね」

 そんな話し合いがあった次の日。とあるハンターオフィスに依頼が入りました。内容は、

 将来的に、複数の場所に同時展開する食事処の意見上げ
 上げられた意見に基づき、試験運用を行う際の協力

 との事でした。この依頼を見たアナタ達は――?

リプレイ本文

 クリムゾンウェスト式ファミレスチェーン展開協力依頼。
 それを受けたハンター達は、仮営業前に意見出しや料理のリサーチを行った。

●まずは味見偵察
 出来立てピザを、まずは一口。
 はふはふと口にすれば、熱さと共に美味しさが広がる。
 とろけたチーズは濃厚で、ハムの味にも負けず、けれど殺しもせず引き立てる。
 ごくんと飲み込み後に残る香草のほのかな香りが、更なる食欲を増す。
 藤堂研司(ka0569)は美味しさに笑みを浮かべ、日下 菜摘(ka0881)とロラン・ラコート(ka0363)と共にピザを堪能していた。
「焼き立ては格別だね」
「ええ、本当に。あ、こっちのデザートピザも食べてみません?
 砂糖漬けの果物とクリームが乗ってて美味しいですよ」
「お、味は良いな。とはいえ、値段は少し高めか。この辺りも考え所だな」
 三人はそれぞれに料理を楽しみながら依頼について考えていた。
 彼らは厨房協力のため、周囲で馴染まれている味のヒアリングを申し出たのだが、依頼人であるシルヴィアはそれならと、代金は支払うので周辺料理店の偵察も兼ねて味を見てきて欲しいと頼んだ。
 そうして店を巡り、様々な料理を試していく。
 ピザにパスタ料理。パンと共に出される、豆や野菜、あるいは魚のごった煮スープ……客層が商人やハンターが多いせいか、比較的早く食べられるものが多い。周辺住人から聞いた話でも、そういった物がこの辺りでは主流との事だった。
 ヴァリオスでは時間をかけて食べる軽めのコース料理のような物を出すのが一般的な場所もあるとの事だったが、まずは仮店舗のあるこの場所と、ファミレスという業種形態を考慮に入れて、三人は話し合う。
「マニュアル化は必要だよね?」
「そうですね。それと、どこのお店で食べても同じような味になるようにしないと」
「後は価格帯だな。出来るだけ抑えた方が良いだろう」
 食べ歩きから得た経験を元に、三人は話し合う。
 彼らが食べ歩いた中では、店によって味の良し悪しにかなり差があり、しかも同じ店でも出来上がりに差があった。価格帯はそれこそバラバラだ。
 これを元に、更に意見を出し合う。
「ここだとパンにスープという形が一般的みたいですから、そういった物もメニューに入れていきたいですね。
 奇をてらった料理より、やはり食べ慣れたものの方がお客さん達も安心出来ますからね。
 それにスープだと作り置きも出来て素早くお客さんに出せますし。
 急ぎで食事をしたい人もいるでしょうから、素早く出せるメニューも必要になるかと思います」
 日下の意見にロランは返す。
「俺も食べ慣れた味は欲しいな。
 リアルブルーの料理も良いが、やっぱり食べ慣れたこっちの料理も欲しいトコロだね。
 それに目玉として、リアルブルーのモノも織り込む形、というのも良いかもな」
 二人の意見をまとめるように藤堂は言う。
「みんなが食べ慣れている物で、なおかつ手早く出せる。それにリアルブルーの味付けを織り込む、だね。
 ならこちらの料理の味付けはロランさんが、リアルブルーの味付けは俺と日下さんで考えて行こう。
 となると、二系統の料理の味付けが出来る事になるから、マニュアル化は必須かな。
 後々の事を考えると、文字だけじゃ不親切だしイラストもふんだんに使った方が良さそうだ。
 そういう物に合わせて、後は看板メニューになりそうな料理を考えよう」
 こうして三人は食べ歩きをしながら指針を作り上げて行った。

●諸々準備をしよう
 その頃、残りのハンター達は仮店舗で準備を進めていた。
「大丈夫です。皆さん、メイドさんとか執事さんは好きだと思いますよ?」
 店員の制服を決める意見出しの場面で、最上 風(ka0891)は率先して案を出す。
「複数展開のファミレスを目指すなら、やはり統一された制服が大事です。
 それにライバル店のある所に新規参入するなら、インパクトのある格好が大事なので」
 リアルブルーにもあるメイド喫茶や執事喫茶を参考にした意見であったが、それがファミレスとは微妙に方向性が違うと知る者はこの場には無く、そのまま坂道を転げるが如く進んで行った。
「使用人みたいな服で良いのかな? 僕は希望があれば、それに合わせるつもりだからそれでも良いよ」
 ルーエル・ゼクシディア(ka2473)が同意するも、ユーノ・リリーベル(ka3344)は少しだけ首を傾げながら意見する。
「前に話を聞いた人からは私が着ている服とそう違いは無いと言われました。
 けれど違いが無ければ話題にもなりませんね。
 でも、この店に来たくなる、この店で働きたくなるような可愛い制服が良いです」
 そう言って、メイド姿のリリアーナを見る。色合いは大人しいが、見る者が見ればデザインに手の掛かっていると分かる彼女のメイド服は十二分に可愛らしい物だ。
 この時点で、メイド執事喫茶風ファミレスになる流れは確定した。
「幸い、本物のメイドさんも居ますし、協力して貰いましょう」
 最上の一言で、更に計画は進む。メイドでもあるリリアーナは、それを補強するように応えた。 
「本格的にするなら髪はキャップで覆ったりしないとダメだけど、かわいいは正義だからしない方向で。
 執事服は、あまりフォーマルすぎると威圧感出てくるから品の良さを残しつつ親しみ易い感じの物を用意する」
 こうして制服が決まり、次に接客方針が話し合われた。
「僕としては、給仕において御食事中のお客様方への気遣いを心掛けたいよ。
 小皿が欲しいとか、お水が欲しいとか……その辺りを察知して、言われなくとも出せるようになりたいかな」
 ルーエルがお客に対する心構えを口にすれば、ユーノは接客態度を口にする。
「接客は笑顔が大事ですよね。忙しいときこそ明るい表情と大きな声で頑張りましょう」
 こうして次々に店の方針が決まる中、味見調査に出ていた三人組が戻り、試作料理が試される事になった。

●みんなで味見
「料理の味見は任せて下さい! 食費を浮かす為に、全力で味見しますよ?」
 仮店舗のテーブルに広げられた料理を前にして、最上は意気込みながら試食を開始する。
 広げられた料理は、ロランが作ったヴァリオス周辺でお馴染みの、パンを付け合わせに魚介類や豆や野菜の煮込まれたスープ。
 藤堂が作ったトマトソースに瓶詰めの魚を刻み入れて煮込んだ物を背割パンで挟んだフィッシュサンド。
 そして日下が作った、魚介類をオリーブオイルとニンニクで煮込む小皿料理であるアヒージョが広げられる。
 それらが試食される中、ロランは依頼主二人に問い掛ける。
「一般客としての意見も聞かせてくれ。
 今回作った料理は、クリムゾンウェストとリアルブルー人、両方の料理だが、それぞれどんな感じなんだ?」
 これに二人は応える。
「ロランさんの料理は、私達にとって慣れた味で親しみ易い物ですわ。反面、目新しさという点では弱いですの。
 それに対して藤堂さんや日下さんの料理は、この辺りの物に比べて味が濃いですし目新しい感じですわ。
 それだけに、お客様によっては手を出し辛い部分もあるかもしれませんの」
「だから、この二種類の味、巧くお客さんに提示できればお互いの良い所を相乗効果で出せると思う。失敗したら、逆効果だけど」
「なるほど、それだけにやりがいはありそうだ。料理の組み合わせや提示でお客は呼べそうだね。
 なら、他にも種類が多いと良いんだが……」
 ロランの言葉にユーノが続けるように言う。
「子供や若い世代向けのものを押さえておきたい気がします。
 旗を立てた子供向けのランチプレートや、見た目華やかなスイーツ等でしょうか?
 スイーツ類が充実していれば、食事時間の他に休憩等でも利用し易いでしょうし」
「種類は、多い方が良いかもしれませんわね」
 ユーノに同意するシルヴィアに、続けて藤堂が意見を口にする。
「それなら、やっぱりマニュアル化は必要だよ。
 何と言っても、調理時間と材料の分量の正確な計量に尽きる。
 当日に入る前に試作と改善の繰り返しになるけど、そこは任せて」
「そういうのは大事ですよね」
 賛同するように日下は言う。
「ヒアリングで知ったこの辺りの料理も試してみましたけど、毎回同じ味に仕上げるのが大変です。
 ……やはり、誰か作っても同じになるようにレシピを作るというのは一筋縄ではいきませんわね。料理研究家の方には頭が下がりますわ」
 こうして出される料理について詰められ、残りは営業時間や価格帯に関して話し合われる。
「営業時間については、昼から夜に人がたくさん来そうだね。その時間帯でやるのも良いと思うよ」
 ルーエルの意見で営業時間帯に関してはすぐに決まった。

 だが、価格帯に関しては分かれた。
「材料を一度に大量に仕入れる事と、保存がきく食材を使うようだから、価格設定は周囲の店より低めに設定できないかな」
「出店地の周辺には商人やハンターが多いとの事で、一般の人よりお金を持ってそうなのですよね。単価を上げる代わりに、品質も上げるのはどうでしょう」
 ロランは仕入れの面から低価格路線を、最上は仮店舗地の条件から高価格帯路線を押す。
 しかしそれと同時に、最上は条件によって変える案も口にする。
「出店場所に合わせた、値段とか経営方針が良いのはないでしょうか?
 馬車とかがあるなら、将来的に移動販売とか、配達とかも視野に入れてみては?」
 これらの意見から、将来的に場所に合わせた価格帯や営業形態を取ってみるという依頼人の判断も行われた。
 そして、まず仮店舗では低価格帯と高価格帯、それぞれを分け同時に進めてみるという事で意見がまとまり、当日営業が行われた。

●いらっしゃいませ
「いらっしゃいませ~」
 メイド服をアレンジして作られた可愛らしい制服を着て、ユーノはお客を出迎える。
 清潔感と可愛らしさの溢れるその姿は、お客を引き寄せていた。
 事実、事前に最上の意見で行われたビラ配りに加わっていたのだが、その時の彼女目当ての客がちらほらと見かけられた。
 それが呼び水となって、目新しさもありお客を引き寄せる。
 もっとも、お客の入りが良い理由はそれだけではなかった。
「どうぞ。今だとドリンク無料です」
 開店時間の間もお得なサービス券込みのビラ配りを続けている最上の活躍も大きい。
 こうして呼び込まれるお客を、ルーエルは気遣いを欠かさず接客していく。
「こちらがメニューになります。決まりましたら、および下さい。
 それとこちらは、当店のシンボルが書かれたナプキンになります」
 馬車の絵が刻印されたそのナプキンは、ルーエルが提案したサービス案に基づいて作られた物である。
 面白そうに受け取るお客に笑みで返し、次いで出された注文を持って厨房に向かう。
「エビとイカのアヒージョを二つ。午後から商談があるそうですから、にんにくは抜きでお願いします。
 それとごった煮風スープが二つにパンが二つ。あと、持ち帰り用にフィッシュサンドを四つお願いします」
 厨房の人達としっかり連絡を取り合ってミスを起こさないように気遣いながら、ルーエルは注文を伝えていく。
 それに厨房は応えていく。
「にんにく抜きですね、分かりましたわ。そういえば、商談だとにんにくは拙いですね」
 そう言いながら、変則的な注文にも日下は手早く対応していく。
 そういった手際の良さは彼女だけでなく、ロランや藤堂、そして彼らと彼女のために用意された調理スタッフも同じだった。
「フィッシュサンド出来たよ。みんな手際が良くて助かるな」
 藤堂が調理スタッフの手際の良さを褒める。それに続けるようにロランは言った。
「マニュアルが役に立ってるね。これなら、他の場所でも巧く行きそうだ。
 と、ごった煮風スープとパン、皿に載せておいたから持って行って」
 ハンター達それぞれがそれぞれに、十二分に自分達の役をこなしていた。
 こうして、お店は盛況に進んだ。
 お昼時は低価格帯のメニューが良く注文され、夕食時から夜にかけては比較的高価格帯のメニューが注文された。
 それにより、試験運用ではあったものの、損も出さずに幾らかの利益すら出して営業は終わりを見せた。
 それはハンター達の働きが大きかったのは言うまでもない。
 そして営業終了後、打ち上げが行われた。

●おつかれさまでした
「みなさま、お疲れ様でしたの。お蔭さまで、盛況に終わりましたわ。
 皆さんから頂いた案をこれから生かして営業形態やメニュー、それに価格帯は柔軟に行っていこうと思いますの。本当に、ありがとうですわ。
 お礼と言っては少ないですけれど、打ち上げを用意させて頂きましたの。どうか、食べて頂ければ嬉しいですわ」
「片付けは全部こちらでするから、後の事は考えずに楽しんで」
 シルヴィアとリリアーナの言葉に応え、ハンター達は打ち上げを行った。
「アヒージョ、パンにつけて食べると美味いね」
 藤堂が幾つもの種類のアヒージョを試し堪能すれば、日下はユーノと共にデザートを楽しむ。
「このプリン、なめらかで舌触りが良いですね」
「こっちのパイも美味しいですよ。食べてみます?」
 そうして料理を楽しむ者も居れば、ロランのように煙草と共に酒を楽しむ者も居る。
 紫煙を吹かせ、その合間にワインを楽しむ。
「煙草に合う酒というのも、貴重だね。折角だから、楽しませて貰おう」
 うわばみな彼は、時折藤堂や日下、そしてユーノ達と会話を楽しむ間間に、十分なほどのお酒を楽しんだ。
 そうして皆が楽しむ中、楽しむと同時にしっかりと腹を満たすために、最上は食に励んでいた。
「はむっ、こくっ――
 ふぅ。やはり野草なんかよりちゃんとした料理が良いですね。
 あれはあれで十分に食べられますけども。
 とにかく食費倹約のためにも、しっかり食べさせて貰いましょう」
 そうして打ち上げを皆が楽しむ中、ルーエルは以前の依頼も込みのお礼をシルヴィア達からされていた。
「今回も依頼を引き受けてくれてありがとうですの。
 お蔭さまで、今回も前回同様、巧く行きそうですわ」
「グッジョブ」
 これにルーエルは苦笑しながら応える。
「どういたしまして。これからも、頑張ってね」

 こうして打ち上げも良好の中、依頼は終了した。

 今後のファミレスチェーン展開の有益な案を出し、実際に行った営業を先々に繋げられるようにして好評に終わらせた今回の依頼は、大成功であった。
 ファミレスチェーン展開が今後どういうように進むのかはまだこの時点では未定であったが、今回の案を下地にして、さらに広がっていくのだろうと思えるような、そんな将来につながる依頼であったのは、言うまでもない。

依頼結果

依頼成功度大成功
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MVP一覧

重体一覧

参加者一覧

  • お茶会の魔法使い
    ロラン・ラコート(ka0363
    人間(紅)|23才|男性|闘狩人
  • 龍盟の戦士
    藤堂研司(ka0569
    人間(蒼)|26才|男性|猟撃士
  • 冥土へと還す鎮魂歌
    日下 菜摘(ka0881
    人間(蒼)|24才|女性|聖導士

  • 最上 風(ka0891
    人間(蒼)|10才|女性|聖導士
  • 掲げた穂先に尊厳を
    ルーエル・ゼクシディア(ka2473
    人間(紅)|17才|男性|聖導士
  • 現代的なエルフ
    ユーノ・リリーベル(ka3344
    エルフ|18才|女性|機導師

サポート一覧

マテリアルリンク参加者一覧

依頼相談掲示板
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2014/10/13 20:32:01
アイコン 相談卓
最上 風(ka0891
人間(リアルブルー)|10才|女性|聖導士(クルセイダー)
最終発言
2014/10/16 22:20:00