ゲスト
(ka0000)
【陶曲】燃えるフマーレ
マスター:深夜真世

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 4~6人
- サポート
- 0~0人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 6日
- 締切
- 2017/03/23 22:00
- 完成日
- 2017/04/09 01:37
このシナリオは5日間納期が延長されています。
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
●暗底の渓谷
その渓谷の底に来訪者があったのはいつ振りだったろうか。
とにかく、不気味な仮面の男は底に降り立った。黒のシルクハットを目深に被り、どこか――とにかく、谷の底――に向かって語り掛ける。
「ごきげんよう」
無音の世界に響く美しい声。
返す言葉はなく、それを彼自身も知りながら、尚。
「そろそろお目覚めになられてはいかがですかな? このままでは貴方一人が忘れられてしまいますよ」
静寂。
無。
それでも彼は。
「おそらく貴方も楽しめると思うのですが、ね」
尚も呟きかけるが、闇は一切の反応を示さない。
あえて滲ませた微かな感情にすら返されない手応えに、声の主は何年かぶりに付くため息とともに踵を返した。
声の主が去り、再び谷の奥底に静寂と無が訪れる。
――……ドクン……――。
地の奥底で何かが蠢き始めた。
●蒸気工業都市フマーレ
「こっちだ! もっと人を回せ! 何としても食い止めるぞ!! これ以上、焼かれてたまるか!!」
「馬鹿やろう! ここはもう駄目だ!! 撤退するんだよ!」
「馬鹿はお前だ! アレを見ろ!」
防火服に身を包んだ男が指差した先には、複数の巨大な球体を有する建造物群。
「アレに引火でもしてみろ、この区画が一瞬で焦土と化すぞ!!」
それは都市部へとエネルギーを供給する施設群であった。
「くそっ! 人だ! 人を回せ!! 消火用具――いや、ハンターだ! オフィスに行って魔術師を居るだけかき集めてこい!!」
「なんとしてでもここで食い止めるぞ!! 今この場所が、この町の最終防火線だと思え!!」
各所で不規則に上がる爆発と炎を前に、消防士たちの決死の消火活動は続けられている。
●居合わせたモータル
「くそっ。十三夜のガリアたちには被害はまずないとはいえ……」
この混乱の中、アマリリス商会のモータルが居合わせていた。アマリリス商会の拠点である旧グリス邸はフマーレの郊外にあり、現在フマーレの職人集団「十三夜」と共に事業を進めている関係上、行きがかっていたようだ。
(何か手伝うべきか?)
相変わらず、困ったことがあれば手を差し伸べようとする性格だ。
「危ない橋を渡れ! 自分が、誰かのために」
が座右の銘。
気付けば逃げる人波をかき分け炎の方に近寄っていた。
「え?」
そして気付く。
燃え盛る炎の合間に、松明を手にして徘徊する西洋甲冑の姿にッ!
自警団のハズがない。あんな重装備ではない。
「ま、まさか!」
しかも全身甲冑、手にした松明で何かに火をつけているではないか!
「だ、誰か!」
モータル、助けを呼んだ。
彼自身、ハンターではない覚醒者であるが武器を持っていないのだ。
そこへ、あなたたちがやって来る。
こんなこともあろうかと武器は所持している。
さあ、火付けの甲冑を倒すのだ!
その渓谷の底に来訪者があったのはいつ振りだったろうか。
とにかく、不気味な仮面の男は底に降り立った。黒のシルクハットを目深に被り、どこか――とにかく、谷の底――に向かって語り掛ける。
「ごきげんよう」
無音の世界に響く美しい声。
返す言葉はなく、それを彼自身も知りながら、尚。
「そろそろお目覚めになられてはいかがですかな? このままでは貴方一人が忘れられてしまいますよ」
静寂。
無。
それでも彼は。
「おそらく貴方も楽しめると思うのですが、ね」
尚も呟きかけるが、闇は一切の反応を示さない。
あえて滲ませた微かな感情にすら返されない手応えに、声の主は何年かぶりに付くため息とともに踵を返した。
声の主が去り、再び谷の奥底に静寂と無が訪れる。
――……ドクン……――。
地の奥底で何かが蠢き始めた。
●蒸気工業都市フマーレ
「こっちだ! もっと人を回せ! 何としても食い止めるぞ!! これ以上、焼かれてたまるか!!」
「馬鹿やろう! ここはもう駄目だ!! 撤退するんだよ!」
「馬鹿はお前だ! アレを見ろ!」
防火服に身を包んだ男が指差した先には、複数の巨大な球体を有する建造物群。
「アレに引火でもしてみろ、この区画が一瞬で焦土と化すぞ!!」
それは都市部へとエネルギーを供給する施設群であった。
「くそっ! 人だ! 人を回せ!! 消火用具――いや、ハンターだ! オフィスに行って魔術師を居るだけかき集めてこい!!」
「なんとしてでもここで食い止めるぞ!! 今この場所が、この町の最終防火線だと思え!!」
各所で不規則に上がる爆発と炎を前に、消防士たちの決死の消火活動は続けられている。
●居合わせたモータル
「くそっ。十三夜のガリアたちには被害はまずないとはいえ……」
この混乱の中、アマリリス商会のモータルが居合わせていた。アマリリス商会の拠点である旧グリス邸はフマーレの郊外にあり、現在フマーレの職人集団「十三夜」と共に事業を進めている関係上、行きがかっていたようだ。
(何か手伝うべきか?)
相変わらず、困ったことがあれば手を差し伸べようとする性格だ。
「危ない橋を渡れ! 自分が、誰かのために」
が座右の銘。
気付けば逃げる人波をかき分け炎の方に近寄っていた。
「え?」
そして気付く。
燃え盛る炎の合間に、松明を手にして徘徊する西洋甲冑の姿にッ!
自警団のハズがない。あんな重装備ではない。
「ま、まさか!」
しかも全身甲冑、手にした松明で何かに火をつけているではないか!
「だ、誰か!」
モータル、助けを呼んだ。
彼自身、ハンターではない覚醒者であるが武器を持っていないのだ。
そこへ、あなたたちがやって来る。
こんなこともあろうかと武器は所持している。
さあ、火付けの甲冑を倒すのだ!
リプレイ本文
●
もう、少々ではどうしようもない
踊るように燃える炎。
風を呼び唸るような音を立ててさらに勢いを強めさらに広がる。
フマーレの住民は避難し、逆に消し止めようとする者は火の方に。
交差する人々と足音、悲鳴と怒号。
そんな中、モータルの叫びが響いた。
「誰か! あっちのカフェで甲冑が火をつけてる!」
指差す方。燃え始めたオープンカフェの炎の中、堂々と松明を持つ甲冑が歩いていた。
人であるはずがない!
「え?」
この声にリンカ・エルネージュ(ka1840)が反応。
銀髪を振り乱しそちらに走る。
「あっ! もう入り口は燃えて……」
「カフェが燃えてるときたら見過ごせないよ!」
止める誰かの声に返してテラスの手すりに手を掛け、ジャンプ。ゴシックドレスの裾がひらり。
――たん。
「同盟所属の魔術師参上ー! 好き勝手やってくれちゃって……。今すぐ止めてあげる!」
着地と同時に霊剣「ディオサプライア」を抜刀。火をつけている甲冑にびしー、と向けて言い放った。舞い上がる火の粉交じりの上昇気流にドレスの裾と長い銀髪がわずかに踊る。ここにいるだけでダメージがある。
ぎぎ、と振り返る甲冑。面当ての奥にあるのは闇だけだ。
そしてすぐに襲ってきた!
対するリンカ、手首をひねり剣の柄の女神像を強調するように構えた!
「言ったでしょ? 止めてあげるって!」
紫色のほのかな光。圧力の陣。
出足をくじかれる甲冑。それでもパワフルに向かってきた。
「故郷の雪よ、ここに!」
間髪入れず剣をかざしてブリザード。冷気の嵐が吹き荒れる。二度目の足止めは火消しも狙ったが、一瞬の冷気で消えることはない。
が、再び甲冑に隙ができる。
「これでどう?」
今度は冷気の矢。
しかし、甲冑には当たらない。
敵、接近して松明で殴り掛かった。
――どしん。
ダウンスイングは床に。
掠る程度にかわし甲冑の横を抜けるリンカ。顔に、会心の笑み。
「さっきの、あなたを狙ったわけじゃないの」
床を叩いた松明は、冷気の矢で炎が消えていた。
「隙あり!」
横を取ったリンカ、身を沈めながら相手のひざ裏を剣で一撃。バランスを崩して片膝を付く敵。ばっと敵後方に飛び再び距離を取るリンカ。
敵、振り向く。剣を抜いた。
おっと。火勢の強い方に押し込められたか?
「カフェの配置は詳しいのよ」
リンカ、ブリザードで周りの火の元を攻撃。吹き飛ばすことで行動範囲を確保していた。
まだ、戦える。
周囲で逃げかけていた住民から応援の声が一段高くなったオープンカフェに届く。
別の場所では。
「あっちに火の手が迫ってるみたいだね!」
レム・フィバート(ka6552)が通りを走っている。
「ああ。避難誘導が必要だろう。必ず助けるぞ!」
アーク・フォーサイス(ka6568)も一緒だ。
幼馴染コンビでまずは避難の遅れている場所に急いでいる。
と、そこに。
「た、助けてくれ。甲冑が中で暴れている!」
燃える屋内から出て叫ぶ者が向こうにいた。
「ここはレムさんに任せろーっ♪」
すぐに反応しレムがぐりんと方向転換。
「……お、おい、酒場……」
「他はアーくんに任せた! 無事を祈る、ぜ! ぐっどらっく!!」
いっちゃった。
「確かに手分けすることも必要か」
アーク、切り替える。
「……任されよう」
信頼を背に一人、走る。
逆に、すでに燃えている方に向かう者もいる。
「火のないところが人の通り道、火のあるところが敵の通り道じゃないかしら?」
火付けの甲冑がいることを知った夢路 まよい(ka1328)がそんなことを言う。
「なるほど、裏道みたいなものっすね。裏道なら任せるっすよ」
ぴぴん、と来た神楽(ka2032)。下っ端根性全開。早速燃える横道にそれて消える。
「じゃ、僕もいくのだー」
負けじとネフィリア・レインフォード(ka0444)。野生のカン……もとい、狩猟知識全開。したたた、と横道へ。
「点で追うより線で待ち構える方がいいかも?」
まよいは二人の反応の速さにびっくり。
ただ、自分のペースは崩さない。
燃えている比較的大きな通りへと移動する。
●
さて、燃える酒場に突入したレム。
「もー、一体だれが火を……」
きょろ、と見回すと店の奥で甲冑が振り返った。手には松明。
「お前かー!」
ぷんぷんしつつ指差す。敵、すぐ迫って来た。
「その火、消えちゃえ。ざっぶーん!」
レムは聖拳「プロミネント・グリム」の拳で正拳突き。一気にマテリアルを放出した。
――ばしっ、ころん……。
見事、敵の振り上げた松明に命中。破壊消火し吹っ飛ばした。もちろん一直線上のその他もろもろにもダメージ。
ただ、甲冑は剣を抜きすぐに前進してきた。
「とっとと終わらせないとレムさんも危ないから本気で行くよ」
正面から突っ込んだ!
――がきっ、どごっ。
「……っ」
レム、身を屈めて敵の剣を左前腕の聖拳で受けつつ、右の拳を敵の腹に打ち込んでいた。
『ぎぎぎ』
続けて振って来た敵の剣から逃げるように右斜め前方に脱出。
なぜか?
「もっかい破壊消ー火!」
青龍翔咬波、ざっぶーん。
角度を変えて敵とともに店内にぶち込む。水属性とはいえ消火はできないが、破壊消火はできる。
「まだまだ行くよー!」
この攻撃を繰り返す。ダメージもあるがどこ吹く風。
ただ、バカの一つ覚えではない。
証拠に、敵も慣れてレム以上に早く突っ込んできたが……。
「もう自由に横にかわせるんだよっ♪」
ごろん、と横に転がり突っ込みをいなす。
いや、それだけではない!
「そろそろ建物自体が危ないよね~っ」
もこっ、と二の腕が筋肉質に。
怪力無双で敵に突っ込んで燃える店内から脱出!
――ごろん、がこっ!
転がり店外に出たところ、渾身の一撃を食らわして立ち上がる。
「それにしても、誰がこんな事を…」
足元で動かなくなった甲冑には目もくれず走り出す。
その頃、ネフィリアは一体の甲冑を発見していた。
「むぅ、街を燃やすなんて悪い歪虚なのだ! お仕置きするのだー!」
背後から指差し叫ぶ。
振り向いた甲冑。足元の木箱に火をつけようとしているのだっ!
「あーっ! それは使わせないんだよー!」
――ばすん!
ネフィリアの右手が飛んでった!
いや、ロケットナックルだ。甲冑の手元に命中。松明、からんと石畳に転がる。
甲冑、怒ったか。ぎぎぎと不気味に振り向き……一気に襲い掛かって来た!
剣も抜かずそのまま両手でラッシュ、ラッシュ!
「くぅうう……」
戻ってきたナックルを待っていたネフィリア、一瞬対応が遅れてガード一辺倒。
が、嬉しそうでもある。
「猫さんパワー!」
叫んで足を上げる。蹴るつもりだが……。
「とうっ!」
蹴ったのは路地の壁。これで敵のラッシュから脱出。
「狭い場所なら僕だって得意なのだ♪ 森で走り回るより楽なのだー♪」
立体的なセンスを見せ横に回ったネフィリア、今度は逆にワイルドラッシュでにゃにゃんと押し込む。
『ガガッ!』
敵、これを嫌っていなすと抜刀。そこへ再度ロケットナックル。距離が開くとこれでけん制。
「効いているのか効いていないのかわかりにくいのだ」
軽い打撃音に汗たら~して不安も募る。その隙に今度は剣のリーチ分、押し込まれた。
完全に間合いを把握され防戦一方に。
ただ、それが故に決着は一瞬だった!
「むぅ、あんまり時間かけてもいられないし一気に決めるのだ♪ 猫さんパワー全開だよ!」
ネフィリア、猫の幻影を纏いごごご……と巨大化。
そのまま猫まっしぐら!
ラッシュの拳の威力はすべて、今までより段違い。
「全力全壊なのだー!」
間合いを完全に狂わされた敵、最後に渾身の叩きつけを受け石畳に跳ねて動きを止めた。
●
どこかの路地では銃声が響いた。
ちゅいん、と銃撃を受けて振り返る甲冑。周りに火の手が迫っている。
「見つけたっすよ」
撃ったのは神楽。魔導銃「フリューゲル」を構えている。
路地は緩やかな階段上で、神楽が下から追ってきた形だ。
『ぎぎ』
甲冑、すぐに襲ってきた。
「う~ん、こりゃ相当不利な場所っすね」
神楽、周りを確認してじりりと後退。密かに木刀に換装。
ばっ、と敵が松明で打ちかかってきたところ、横にあった木箱を魔法で作り出した幻影の腕で引き寄せた。敵の進路をふさぐ。
――がごっ。ごろごろ……。
「おわっ……ち、そうそう楽にはいかないっすか」
動かせる質量で敵は転倒せず。逆に蹴られて神楽にダメージ。
改めて敵、来る!
「隙あり~っす!」
神楽、木刀で迎撃……ああッ!
――ずりっ、がこっ。ごろごろ……。
再びファントムハンド!
またも蹴られるが、今度はそこに神楽はいない。
敵の脇をすり抜けていたのだ!
「落ちるっす!」
ヴァルムシールドでノックバック。
敵、たまらず松明を投げバランスを取り階下で踏ん張る。
「これで止……わっ!」
投げた松明、神楽へ。銃を構えたが攻撃できず。
間髪入れず甲冑、抜刀して上がって来た!
「スタートに戻るっす!」
攻撃を食らってもノックバック。
間合いが開けば銃と燃えた木切れの射撃戦。
が、本命は体当たり合戦だ。
それにしても神楽、上にこだわる。読まれて攻撃を食らっても自己回復してこの構図を崩さない。
「残念だけど俺はしぶといんすよ!」
質量で押しつぶされるのを嫌っていたのだ。
そして決着も……。
「おわっ、す!」
ノックバックを掴まれた!
バランスを崩し揉み合ったまま階下に落ちる。
その時、木箱が動かされ二人に激突!
「わざとそうした方が後の展開、分かるってもんす」
止まった時には神楽が甲冑のマウントを取っていた。炎の中、そのまま銃で止めを刺す。
一方、露店通り。
道幅は広いが両側のテントが燃えていた。
がしゃん、と松明を持った甲冑が現れた。ここが敵の主要道となっていたのだ。
その甲冑、足を止めた。
「いらっしゃいませ、かしら?」
深紅の杖「クレマーティオ」を水平に構えた女性店員もちょうどそこに姿を現したからだ。
「残念だけど、燃えて閉店なの」
うつむいていた顔を上げる。
店員の正体は、まよいだ!
先に発見し、先回りした格好である。
『ガッ!』
炎に囲まれた中、甲冑が襲い掛かって来る。
が、がくりと両肩を下げた。
「いつも誰かに護って貰いながら戦うことが多いけど……」
まよい、杖を掲げている。周りに紫色の重力波。
ひゅん、と松明が飛んで来た。それを肩に受けるがまよい、ひるまない。集中力を高めているのだ。
「一人でも負けないよ!」
かっ、と瞳を見開きブリザード。いつもより強烈だ。両脇の燃えてもろくなったテントが崩れる。破壊消火も狙ったか。
ところが、敵も攻撃一辺倒なのは変わらない。少々のダメージを受けても突撃してくる。
「くっ!」
何とか最小のダメージでいなしてやり過ごす。
「一人でも、やるの……」
まよいに感情は見られない。行動阻害効果のあるブリザードを放ったのはそのためでもある。
「もう一度……」
グラビティフォール、そしてブリザード。
左右が燃える通りで前後の入れ替わりを中心とした攻防を繰り返す。
ただ、さすがに敵は慣れ、間合いがだんだん近くなる。
『ガガッ!』
敵、一気に反転し突撃。勝負に出た!
しかし、まよいはそこにいない。
横だ。
地味な破壊消火で左右のスペースができていたのだ。
「お終い、だね」
背後からのグラビティフォールに、ブリザードは横へ。
崩れかけていたテントが、そろそろ足に来ていた敵に上から覆いかぶさるのだった。
――がこん、がしゃがしゃ……。
ひときわ大きな音が響いたのは、まだ火の手の上がっていない通りだった。
「くっ……ひとまず松明は落としたか」
壊れた木箱に突っ込んでダウンしていたアークがぼやく。
『ギギ……』
隣には同じくダウンしている甲冑歪虚。
ここにある木箱に火をつけようとした甲冑に気付き全力で突っ込んだところ、揉み合うような形になって両者ダウンしたところだ。こぼれた松明は可燃物のない石畳に転がっている。ひとまず安心だ。
「きゃーっ!」
通りを逃げていた人がこちらを見て悲鳴を上げている。
「くっ……いいから逃げてくれ!」
アーク、立ち上がり人払いするように大きく手を振る。
その隙に敵も立ち上がり攻撃してくる。かろうじて受けるがダメージを食らう。
「火の手がないところは人もいる、か」
厳しい場所だな、と一瞬だけ下を向く。
――犠牲者無しは厳しいかもしれない。
一瞬、そんな思いに駆られる。
――一人くらいは、ここから犠牲者が出るかも。
そんな思いも。
が、すぐに顔を上げた。
斬魔刀「祢々切丸」を力強く構え直す!
大きく息を吸い込んだッ!
「だったら、その一人に俺がなればいい!」
気息充溢。がむしゃらに甲冑に突っ込んだ。
――がしぃ、がしっ!
激しくやり合う二人。今度はアークが押し込んだ。
その圧力にたたらを踏む甲冑だが、アークは追撃しない。
その代り、デリンジャー「ニックス」を撃ち込んだ。
あるいは誘いだったか、甲冑は一瞬にやりとしたようなたたずまいに。
そこからテンポが速くなる!
――がしっ、がしぃ……。
今度は甲冑の圧力が強い。
が、アークは下がらない。傷を負っても受け流して横に回った。予想外だったのか、振り向く甲冑の脇が甘い!
「ここだ!」
甲冑の脇の下を切り上げる。すぐに盾で押されたが。
そんな攻防を繰り返すうち、敵は左手で剣だけを持っていた。
「次が最後でいいか?」
あちこちボロボロのアーク。もうリボルバーを使う気はない。
動く甲冑。
受けて立つアーク。
「ここで犠牲者は出さないっ!」
●
こちら、カフェ。
「どうして逃げないの?」
リンカ、燃えるカフェから倒れた甲冑を残し出てきたとき、待っていた避難民がいることに驚いた。
「あなたと一緒に逃げるのが一番安心だと思って」
目を丸めるリンカだった。
「火の手がくるよ~」
「疲れたっす。ドリンク燃え残ってないっすか?」
ネフィリアと神楽もやって来た。
「もうこっちに人はいないよ」
まよいも一緒だ。
「アーくんがまだ燃えてない方に行ってるはずだよ」
レムも合流。避難を促し幼馴染の身を案じる。
そして走り出した五人と避難民がその先で見たものは。
「こっちにももう逃げ遅れた人はいない」
甲冑を倒して佇むアークがいた。
振り返る顔に、充実感。手にはヒーリングポーション。
「結構やられてるよ、アーくん」
「……これは他の人に、だな」
レムに飲むよう言われたが、意地を張った。
燃える中で戦うという勇敢な行動のおかげもあり、フマーレの不審火は徐々に落ち着いていった。
もう、少々ではどうしようもない
踊るように燃える炎。
風を呼び唸るような音を立ててさらに勢いを強めさらに広がる。
フマーレの住民は避難し、逆に消し止めようとする者は火の方に。
交差する人々と足音、悲鳴と怒号。
そんな中、モータルの叫びが響いた。
「誰か! あっちのカフェで甲冑が火をつけてる!」
指差す方。燃え始めたオープンカフェの炎の中、堂々と松明を持つ甲冑が歩いていた。
人であるはずがない!
「え?」
この声にリンカ・エルネージュ(ka1840)が反応。
銀髪を振り乱しそちらに走る。
「あっ! もう入り口は燃えて……」
「カフェが燃えてるときたら見過ごせないよ!」
止める誰かの声に返してテラスの手すりに手を掛け、ジャンプ。ゴシックドレスの裾がひらり。
――たん。
「同盟所属の魔術師参上ー! 好き勝手やってくれちゃって……。今すぐ止めてあげる!」
着地と同時に霊剣「ディオサプライア」を抜刀。火をつけている甲冑にびしー、と向けて言い放った。舞い上がる火の粉交じりの上昇気流にドレスの裾と長い銀髪がわずかに踊る。ここにいるだけでダメージがある。
ぎぎ、と振り返る甲冑。面当ての奥にあるのは闇だけだ。
そしてすぐに襲ってきた!
対するリンカ、手首をひねり剣の柄の女神像を強調するように構えた!
「言ったでしょ? 止めてあげるって!」
紫色のほのかな光。圧力の陣。
出足をくじかれる甲冑。それでもパワフルに向かってきた。
「故郷の雪よ、ここに!」
間髪入れず剣をかざしてブリザード。冷気の嵐が吹き荒れる。二度目の足止めは火消しも狙ったが、一瞬の冷気で消えることはない。
が、再び甲冑に隙ができる。
「これでどう?」
今度は冷気の矢。
しかし、甲冑には当たらない。
敵、接近して松明で殴り掛かった。
――どしん。
ダウンスイングは床に。
掠る程度にかわし甲冑の横を抜けるリンカ。顔に、会心の笑み。
「さっきの、あなたを狙ったわけじゃないの」
床を叩いた松明は、冷気の矢で炎が消えていた。
「隙あり!」
横を取ったリンカ、身を沈めながら相手のひざ裏を剣で一撃。バランスを崩して片膝を付く敵。ばっと敵後方に飛び再び距離を取るリンカ。
敵、振り向く。剣を抜いた。
おっと。火勢の強い方に押し込められたか?
「カフェの配置は詳しいのよ」
リンカ、ブリザードで周りの火の元を攻撃。吹き飛ばすことで行動範囲を確保していた。
まだ、戦える。
周囲で逃げかけていた住民から応援の声が一段高くなったオープンカフェに届く。
別の場所では。
「あっちに火の手が迫ってるみたいだね!」
レム・フィバート(ka6552)が通りを走っている。
「ああ。避難誘導が必要だろう。必ず助けるぞ!」
アーク・フォーサイス(ka6568)も一緒だ。
幼馴染コンビでまずは避難の遅れている場所に急いでいる。
と、そこに。
「た、助けてくれ。甲冑が中で暴れている!」
燃える屋内から出て叫ぶ者が向こうにいた。
「ここはレムさんに任せろーっ♪」
すぐに反応しレムがぐりんと方向転換。
「……お、おい、酒場……」
「他はアーくんに任せた! 無事を祈る、ぜ! ぐっどらっく!!」
いっちゃった。
「確かに手分けすることも必要か」
アーク、切り替える。
「……任されよう」
信頼を背に一人、走る。
逆に、すでに燃えている方に向かう者もいる。
「火のないところが人の通り道、火のあるところが敵の通り道じゃないかしら?」
火付けの甲冑がいることを知った夢路 まよい(ka1328)がそんなことを言う。
「なるほど、裏道みたいなものっすね。裏道なら任せるっすよ」
ぴぴん、と来た神楽(ka2032)。下っ端根性全開。早速燃える横道にそれて消える。
「じゃ、僕もいくのだー」
負けじとネフィリア・レインフォード(ka0444)。野生のカン……もとい、狩猟知識全開。したたた、と横道へ。
「点で追うより線で待ち構える方がいいかも?」
まよいは二人の反応の速さにびっくり。
ただ、自分のペースは崩さない。
燃えている比較的大きな通りへと移動する。
●
さて、燃える酒場に突入したレム。
「もー、一体だれが火を……」
きょろ、と見回すと店の奥で甲冑が振り返った。手には松明。
「お前かー!」
ぷんぷんしつつ指差す。敵、すぐ迫って来た。
「その火、消えちゃえ。ざっぶーん!」
レムは聖拳「プロミネント・グリム」の拳で正拳突き。一気にマテリアルを放出した。
――ばしっ、ころん……。
見事、敵の振り上げた松明に命中。破壊消火し吹っ飛ばした。もちろん一直線上のその他もろもろにもダメージ。
ただ、甲冑は剣を抜きすぐに前進してきた。
「とっとと終わらせないとレムさんも危ないから本気で行くよ」
正面から突っ込んだ!
――がきっ、どごっ。
「……っ」
レム、身を屈めて敵の剣を左前腕の聖拳で受けつつ、右の拳を敵の腹に打ち込んでいた。
『ぎぎぎ』
続けて振って来た敵の剣から逃げるように右斜め前方に脱出。
なぜか?
「もっかい破壊消ー火!」
青龍翔咬波、ざっぶーん。
角度を変えて敵とともに店内にぶち込む。水属性とはいえ消火はできないが、破壊消火はできる。
「まだまだ行くよー!」
この攻撃を繰り返す。ダメージもあるがどこ吹く風。
ただ、バカの一つ覚えではない。
証拠に、敵も慣れてレム以上に早く突っ込んできたが……。
「もう自由に横にかわせるんだよっ♪」
ごろん、と横に転がり突っ込みをいなす。
いや、それだけではない!
「そろそろ建物自体が危ないよね~っ」
もこっ、と二の腕が筋肉質に。
怪力無双で敵に突っ込んで燃える店内から脱出!
――ごろん、がこっ!
転がり店外に出たところ、渾身の一撃を食らわして立ち上がる。
「それにしても、誰がこんな事を…」
足元で動かなくなった甲冑には目もくれず走り出す。
その頃、ネフィリアは一体の甲冑を発見していた。
「むぅ、街を燃やすなんて悪い歪虚なのだ! お仕置きするのだー!」
背後から指差し叫ぶ。
振り向いた甲冑。足元の木箱に火をつけようとしているのだっ!
「あーっ! それは使わせないんだよー!」
――ばすん!
ネフィリアの右手が飛んでった!
いや、ロケットナックルだ。甲冑の手元に命中。松明、からんと石畳に転がる。
甲冑、怒ったか。ぎぎぎと不気味に振り向き……一気に襲い掛かって来た!
剣も抜かずそのまま両手でラッシュ、ラッシュ!
「くぅうう……」
戻ってきたナックルを待っていたネフィリア、一瞬対応が遅れてガード一辺倒。
が、嬉しそうでもある。
「猫さんパワー!」
叫んで足を上げる。蹴るつもりだが……。
「とうっ!」
蹴ったのは路地の壁。これで敵のラッシュから脱出。
「狭い場所なら僕だって得意なのだ♪ 森で走り回るより楽なのだー♪」
立体的なセンスを見せ横に回ったネフィリア、今度は逆にワイルドラッシュでにゃにゃんと押し込む。
『ガガッ!』
敵、これを嫌っていなすと抜刀。そこへ再度ロケットナックル。距離が開くとこれでけん制。
「効いているのか効いていないのかわかりにくいのだ」
軽い打撃音に汗たら~して不安も募る。その隙に今度は剣のリーチ分、押し込まれた。
完全に間合いを把握され防戦一方に。
ただ、それが故に決着は一瞬だった!
「むぅ、あんまり時間かけてもいられないし一気に決めるのだ♪ 猫さんパワー全開だよ!」
ネフィリア、猫の幻影を纏いごごご……と巨大化。
そのまま猫まっしぐら!
ラッシュの拳の威力はすべて、今までより段違い。
「全力全壊なのだー!」
間合いを完全に狂わされた敵、最後に渾身の叩きつけを受け石畳に跳ねて動きを止めた。
●
どこかの路地では銃声が響いた。
ちゅいん、と銃撃を受けて振り返る甲冑。周りに火の手が迫っている。
「見つけたっすよ」
撃ったのは神楽。魔導銃「フリューゲル」を構えている。
路地は緩やかな階段上で、神楽が下から追ってきた形だ。
『ぎぎ』
甲冑、すぐに襲ってきた。
「う~ん、こりゃ相当不利な場所っすね」
神楽、周りを確認してじりりと後退。密かに木刀に換装。
ばっ、と敵が松明で打ちかかってきたところ、横にあった木箱を魔法で作り出した幻影の腕で引き寄せた。敵の進路をふさぐ。
――がごっ。ごろごろ……。
「おわっ……ち、そうそう楽にはいかないっすか」
動かせる質量で敵は転倒せず。逆に蹴られて神楽にダメージ。
改めて敵、来る!
「隙あり~っす!」
神楽、木刀で迎撃……ああッ!
――ずりっ、がこっ。ごろごろ……。
再びファントムハンド!
またも蹴られるが、今度はそこに神楽はいない。
敵の脇をすり抜けていたのだ!
「落ちるっす!」
ヴァルムシールドでノックバック。
敵、たまらず松明を投げバランスを取り階下で踏ん張る。
「これで止……わっ!」
投げた松明、神楽へ。銃を構えたが攻撃できず。
間髪入れず甲冑、抜刀して上がって来た!
「スタートに戻るっす!」
攻撃を食らってもノックバック。
間合いが開けば銃と燃えた木切れの射撃戦。
が、本命は体当たり合戦だ。
それにしても神楽、上にこだわる。読まれて攻撃を食らっても自己回復してこの構図を崩さない。
「残念だけど俺はしぶといんすよ!」
質量で押しつぶされるのを嫌っていたのだ。
そして決着も……。
「おわっ、す!」
ノックバックを掴まれた!
バランスを崩し揉み合ったまま階下に落ちる。
その時、木箱が動かされ二人に激突!
「わざとそうした方が後の展開、分かるってもんす」
止まった時には神楽が甲冑のマウントを取っていた。炎の中、そのまま銃で止めを刺す。
一方、露店通り。
道幅は広いが両側のテントが燃えていた。
がしゃん、と松明を持った甲冑が現れた。ここが敵の主要道となっていたのだ。
その甲冑、足を止めた。
「いらっしゃいませ、かしら?」
深紅の杖「クレマーティオ」を水平に構えた女性店員もちょうどそこに姿を現したからだ。
「残念だけど、燃えて閉店なの」
うつむいていた顔を上げる。
店員の正体は、まよいだ!
先に発見し、先回りした格好である。
『ガッ!』
炎に囲まれた中、甲冑が襲い掛かって来る。
が、がくりと両肩を下げた。
「いつも誰かに護って貰いながら戦うことが多いけど……」
まよい、杖を掲げている。周りに紫色の重力波。
ひゅん、と松明が飛んで来た。それを肩に受けるがまよい、ひるまない。集中力を高めているのだ。
「一人でも負けないよ!」
かっ、と瞳を見開きブリザード。いつもより強烈だ。両脇の燃えてもろくなったテントが崩れる。破壊消火も狙ったか。
ところが、敵も攻撃一辺倒なのは変わらない。少々のダメージを受けても突撃してくる。
「くっ!」
何とか最小のダメージでいなしてやり過ごす。
「一人でも、やるの……」
まよいに感情は見られない。行動阻害効果のあるブリザードを放ったのはそのためでもある。
「もう一度……」
グラビティフォール、そしてブリザード。
左右が燃える通りで前後の入れ替わりを中心とした攻防を繰り返す。
ただ、さすがに敵は慣れ、間合いがだんだん近くなる。
『ガガッ!』
敵、一気に反転し突撃。勝負に出た!
しかし、まよいはそこにいない。
横だ。
地味な破壊消火で左右のスペースができていたのだ。
「お終い、だね」
背後からのグラビティフォールに、ブリザードは横へ。
崩れかけていたテントが、そろそろ足に来ていた敵に上から覆いかぶさるのだった。
――がこん、がしゃがしゃ……。
ひときわ大きな音が響いたのは、まだ火の手の上がっていない通りだった。
「くっ……ひとまず松明は落としたか」
壊れた木箱に突っ込んでダウンしていたアークがぼやく。
『ギギ……』
隣には同じくダウンしている甲冑歪虚。
ここにある木箱に火をつけようとした甲冑に気付き全力で突っ込んだところ、揉み合うような形になって両者ダウンしたところだ。こぼれた松明は可燃物のない石畳に転がっている。ひとまず安心だ。
「きゃーっ!」
通りを逃げていた人がこちらを見て悲鳴を上げている。
「くっ……いいから逃げてくれ!」
アーク、立ち上がり人払いするように大きく手を振る。
その隙に敵も立ち上がり攻撃してくる。かろうじて受けるがダメージを食らう。
「火の手がないところは人もいる、か」
厳しい場所だな、と一瞬だけ下を向く。
――犠牲者無しは厳しいかもしれない。
一瞬、そんな思いに駆られる。
――一人くらいは、ここから犠牲者が出るかも。
そんな思いも。
が、すぐに顔を上げた。
斬魔刀「祢々切丸」を力強く構え直す!
大きく息を吸い込んだッ!
「だったら、その一人に俺がなればいい!」
気息充溢。がむしゃらに甲冑に突っ込んだ。
――がしぃ、がしっ!
激しくやり合う二人。今度はアークが押し込んだ。
その圧力にたたらを踏む甲冑だが、アークは追撃しない。
その代り、デリンジャー「ニックス」を撃ち込んだ。
あるいは誘いだったか、甲冑は一瞬にやりとしたようなたたずまいに。
そこからテンポが速くなる!
――がしっ、がしぃ……。
今度は甲冑の圧力が強い。
が、アークは下がらない。傷を負っても受け流して横に回った。予想外だったのか、振り向く甲冑の脇が甘い!
「ここだ!」
甲冑の脇の下を切り上げる。すぐに盾で押されたが。
そんな攻防を繰り返すうち、敵は左手で剣だけを持っていた。
「次が最後でいいか?」
あちこちボロボロのアーク。もうリボルバーを使う気はない。
動く甲冑。
受けて立つアーク。
「ここで犠牲者は出さないっ!」
●
こちら、カフェ。
「どうして逃げないの?」
リンカ、燃えるカフェから倒れた甲冑を残し出てきたとき、待っていた避難民がいることに驚いた。
「あなたと一緒に逃げるのが一番安心だと思って」
目を丸めるリンカだった。
「火の手がくるよ~」
「疲れたっす。ドリンク燃え残ってないっすか?」
ネフィリアと神楽もやって来た。
「もうこっちに人はいないよ」
まよいも一緒だ。
「アーくんがまだ燃えてない方に行ってるはずだよ」
レムも合流。避難を促し幼馴染の身を案じる。
そして走り出した五人と避難民がその先で見たものは。
「こっちにももう逃げ遅れた人はいない」
甲冑を倒して佇むアークがいた。
振り返る顔に、充実感。手にはヒーリングポーション。
「結構やられてるよ、アーくん」
「……これは他の人に、だな」
レムに飲むよう言われたが、意地を張った。
燃える中で戦うという勇敢な行動のおかげもあり、フマーレの不審火は徐々に落ち着いていった。
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MVP一覧
- 決意は刃と共に
アーク・フォーサイス(ka6568)
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依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 夢路 まよい(ka1328) 人間(リアルブルー)|15才|女性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2017/03/19 01:22:08 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/03/17 19:10:37 |