ゲスト
(ka0000)
【初心】簡単なお仕事の筈でした
マスター:奈華里

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- LV1~LV20
- 参加人数
- 4~6人
- サポート
- 0~0人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2017/05/06 22:00
- 完成日
- 2017/05/19 02:04
このシナリオは3日間納期が延長されています。
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
『クリムゾンウエストへようこそ。まだ少し自信のない君は体力作りから始めませんか?』
四月が終わろうかとしているこの時期であっても人の入れ替わりが激しいハンターオフィスには、こんなうたい文句で初心者向けの依頼というものは尽きない。戦闘に不慣れだからいきなり実戦は気がひける。そんな彼らをサポートするべく出されたのは、体力作りという名の畑仕事のお誘いである。
畑仕事なんてハンターのやる事じゃない。そう思うかもしれない。
体力作り? 畑を耕すだけでそんなに筋力が付くものかと笑うものがいるかもしれない。
しかし、これが割とばかりできないのだ。肥料は重いし、畑の整地はある意味で全身運動となる。
だから鍛えたいハンターには打ってつけ。しかもハンターオフィスの支援が入っている依頼であるから、何分給料がいい。初心者でなくともまだ熟練とは言えないハンター達にはお得なお仕事と言えよう。それに若い者がいないジェオルジの村にはそんな存在が必要であったから、村としてもこの助っ人は有難い。
「皆さんありがとねぇ。お昼にして下さいな」
腰の曲がった老婦人が彼等のお昼を畑に運んできて声をかける。
「あぁ、有難う御座います」
その姿を見つけては「もう昼なんだな」と気付く日々。
ここは紅の世界では驚く程平和で長閑な場所だった。少し先では日々戦いが行われているとは思えない。
「はぁ~、仕事の後の飯はうまい」
この依頼に参加したハンターの一人が用意されたお昼を頬張りつつ言う。
だが、決してここは安全な場所ではない事をこの後彼らは思い知る事になる。
それは食後の一服が始まった時の事だった。
ゴゴゴゴゴーー
地響きのような低い音が彼等の耳に届いたかと思うと、突如地面が盛り上がる。
それにハッとしてある者は手にしていたカップを取り落とす。
そして、転がるカップのその先に見えたのはのっぺりとした頭…否、頭と言っていいものか。
現れた丸い頭らしきものはそのまま胴へとつながって、地面から生えてきたような姿で彼等の前に立ち塞がる。
「ま、まさか…これって」
「み、ミミズなの?!」
頭はあっても顔はなし。ひゅるりとしたボディはうっすらと中が透け、気持ち悪く蠢いている。
その姿はまさにミミズそのものだった。けれど、その大きさは普通のそれにあらず。牛、二~三頭を一気に呑み込んでしまいそうな大きさと、グロテスクな口が存在している事から明らかに雑魔化したものと思われる。
「あわ、あわわわわ…」
お茶汲みに来ていた老婦人が腰を抜かす。
「とにかくここは避難を!」
ハンターらはそう思い、彼女を庇いながら一度彼等の仮宿となっている住居に戻る。
「あぁ、どうしましょう…あんなもんが出たら、もう…」
老婦人が怯えた表情で呟く。
ここで引いたらハンターの名が廃る。彼等は覚醒者であり、ハンターなのだ。
このまま『アレ』を見過ごす事等出来ない。当初の依頼内容とは異なるが乗り掛かった舟である。
「おばさん、後は任せて下さい。害虫を駆除するのも彼らの仕事ですから」
爽やかに一人が言う。
「そうよね。ミミズがいるって事は良い畑だものっ。あれは例外だけど」
冗談めかして、もう一人も得物を握り締める。
後戻りはできない。何としてもあれを倒さねば――。
四月が終わろうかとしているこの時期であっても人の入れ替わりが激しいハンターオフィスには、こんなうたい文句で初心者向けの依頼というものは尽きない。戦闘に不慣れだからいきなり実戦は気がひける。そんな彼らをサポートするべく出されたのは、体力作りという名の畑仕事のお誘いである。
畑仕事なんてハンターのやる事じゃない。そう思うかもしれない。
体力作り? 畑を耕すだけでそんなに筋力が付くものかと笑うものがいるかもしれない。
しかし、これが割とばかりできないのだ。肥料は重いし、畑の整地はある意味で全身運動となる。
だから鍛えたいハンターには打ってつけ。しかもハンターオフィスの支援が入っている依頼であるから、何分給料がいい。初心者でなくともまだ熟練とは言えないハンター達にはお得なお仕事と言えよう。それに若い者がいないジェオルジの村にはそんな存在が必要であったから、村としてもこの助っ人は有難い。
「皆さんありがとねぇ。お昼にして下さいな」
腰の曲がった老婦人が彼等のお昼を畑に運んできて声をかける。
「あぁ、有難う御座います」
その姿を見つけては「もう昼なんだな」と気付く日々。
ここは紅の世界では驚く程平和で長閑な場所だった。少し先では日々戦いが行われているとは思えない。
「はぁ~、仕事の後の飯はうまい」
この依頼に参加したハンターの一人が用意されたお昼を頬張りつつ言う。
だが、決してここは安全な場所ではない事をこの後彼らは思い知る事になる。
それは食後の一服が始まった時の事だった。
ゴゴゴゴゴーー
地響きのような低い音が彼等の耳に届いたかと思うと、突如地面が盛り上がる。
それにハッとしてある者は手にしていたカップを取り落とす。
そして、転がるカップのその先に見えたのはのっぺりとした頭…否、頭と言っていいものか。
現れた丸い頭らしきものはそのまま胴へとつながって、地面から生えてきたような姿で彼等の前に立ち塞がる。
「ま、まさか…これって」
「み、ミミズなの?!」
頭はあっても顔はなし。ひゅるりとしたボディはうっすらと中が透け、気持ち悪く蠢いている。
その姿はまさにミミズそのものだった。けれど、その大きさは普通のそれにあらず。牛、二~三頭を一気に呑み込んでしまいそうな大きさと、グロテスクな口が存在している事から明らかに雑魔化したものと思われる。
「あわ、あわわわわ…」
お茶汲みに来ていた老婦人が腰を抜かす。
「とにかくここは避難を!」
ハンターらはそう思い、彼女を庇いながら一度彼等の仮宿となっている住居に戻る。
「あぁ、どうしましょう…あんなもんが出たら、もう…」
老婦人が怯えた表情で呟く。
ここで引いたらハンターの名が廃る。彼等は覚醒者であり、ハンターなのだ。
このまま『アレ』を見過ごす事等出来ない。当初の依頼内容とは異なるが乗り掛かった舟である。
「おばさん、後は任せて下さい。害虫を駆除するのも彼らの仕事ですから」
爽やかに一人が言う。
「そうよね。ミミズがいるって事は良い畑だものっ。あれは例外だけど」
冗談めかして、もう一人も得物を握り締める。
後戻りはできない。何としてもあれを倒さねば――。
リプレイ本文
●視覚
ハンター達は一時的な仮宿に戻って、農家の夫人を落ち着けるとこの後の大まかな動きの打ち合わせに入る。
ハンターとは言え皆が好き勝手に動けばいいというものではないからだ。
「セオリー通り行くなら自分と結愛が前衛か?」
闘狩人の残波源弥(ka2825)が得物を握り手に馴染ませる。
その姿を横目にびくりと肩をすくめた天宮 結愛(ka6622)であるが、源弥はそれを気にするでもなく、意識を敵に巡らせる。
(普通のミミズと同じならアレが有効か…)
無意識にぎょろりと目玉が動いて結愛はあたふた。数日同じ畑で作業しているから悪い人ではないと判っていても、異性の視線には未だに慣れない。
「じゃあ、二人が前衛を務めてくれる?」
そんな心中とは知らず、このメンバーのムードメーカーとなっている墨城 緋景(ka5753)が彼女に問う。
「…あ、はい…ミミズはあまり好きではないですが、歪虚のよう、ですし…やってみます」
得物をぎゅっと握り締め、誓いを立てる様に。
(歪虚は全て殺す…相容れない…)
その訳は彼女の過去にあった。転移後彼女に起こった事…それがきっかけで彼女は今ここにいる。彼女が手にしている七色に輝く刃のミラージュグレイブも彼女にとっては大事なものだ。本来ならば薙刀であり片刃なのだが改良を施し、今は槍として彼女を支えている。
「だったら、私は二人をサポートしようかね。潜伏の可能性もあるが、まずは見えてる奴からだろう?」
体力仕事は苦手だが、ハンターならば已む無しと少しばかりの体力強化を目当てに来ていた桃之枝(ka6824)がゆるゆると支援役をかって出る。
「ならいっそ符術師は後方支援ってことでどう? これだけいるんだもん。備えは万全でしょ?」
ちらりと視線を向けて、墨城 緋景(ka5753)がもう一人の符術師・雪都(ka6604)に合意を求める。
「ああ、構わない……けどミミズって益虫だし、このまま畑を耕す為に利用でき…って無理か」
そこまで言ってすぐに完結する彼。さっき見た大きさを思い出したのだろう。
「そりゃあ、やってくれたら私は有難いけどね…流石にあれに耳はないだろうからいう事なんて聞かないだろうさ」
くすりと笑って桃之枝が言う。
「皆っ、悠長な事言ってられないよ! あれがこっちに向かって来てるし」
そこで話は中断されて、ここからがいよいよ本番だ。
ドアを開け外の様子を監視していた疾影士のサクヤ・フレイヤ(ka5356)の声に促されて、皆が奮い立つ。
「ほいじゃあ、いくとするかね…」
「が、頑張ります」
外はいいお天気――運動するには絶好の天候であった。
さっき話題に上がったが、ミミズには耳がない。
あるのは口とそれを排泄する部分と胴体だけ。だから彼等は音ではなく、光と震動に敏感とされている。
「こんな天気だが、より強い所に来てくれたりすんのかねえ?」
そこで進路を変える為、源弥が発動させたのはソウルトーチだ。
身体を炎のオーラが包み込む。炎天下、仕方のない事だとは言えこの姿は精神的に堪える。
「あぁ…なんか眩暈が…」
春とは言え、昼過ぎとなれば気温はピークに近い。
昼食後に水分補給はしてあるが、人は視覚に影響されるもの。これは正直かなりきつい。
「悪いが、顔出して貰わんと話にならんからなぁ…耐えてくれ」
よろめく仲間に彼が言う。熱は出ないとはいえ一番暑さを感じているのは彼であろう。それを察し、皆もぐっと堪える。そこで生命感知で場所を絞り込もうとした緋景であったが、土が盛り上がった場所に肝心の反応はなくて、混乱ている間に敵は源弥に迫る。
「危ない、逃げて――!」
仲間の叫び――だが、源弥は動かず。如何やら何かを待っているらしい。
(まだだ…まだはやっ…!?)
だが、正確な場所が得られず、彼はミミズの不意打ちを食らいあわや転倒の残念賞。緋景も緋景でやっとこの時ある事を思い出す。
「生命感知…生命があるものだけを感知。つまりは歪虚は無理…」
今更ながらこんな大事なことを忘れていたなんてと悔やんでも仕方がない。
(この分は取り返さないと!)
緋景が気持ちを切り替える。眼前では源弥を庇うように桃之枝の火炎符を飛んでいく。
「あ…また炎…」
見た目にかなり暑い、春の熱き戦いはまだ始まったばかりであった。
●試行
たかが、ミミズと言っても流石は歪虚か。
普通のミミズよりは耐久力があり、符が掠った位ではあっと言う間に再生してしまう。
そんな相手にハンターらが些か苦戦していた。体長大凡三十メートル…それが敵の大きな武器となる。
器用に身体をくねらせてはハンターらの攻撃をかわし、巨体に似合わずすぐ土に潜っていくのだ。
「折角誘き出したんです…逃がしはしません」
結愛が得物を構えて地下へと逃げ込むミミズの阻止を試みる。
己が身長よりも長い得物でミミズの胴体を狙っての的確な突き出し。それは槍ならではの動きと言っていい。そうして、その場に繋ぎ止めようと穂先を地面に突き立てにかかるが、ここは畑だ。しかも耕したばかりの畑は柔らかく、思うように固定できない。
「えっえ…ええっ!」
力のままに引き摺られる彼女。緋景と雪都がサポートに回るが、滑る足元に槍が思うように抜けない。
だが、彼女は諦めなかった。
(この槍を手放す訳にはいかない…だからっ!)
握る腕に力を込めて彼女は踏ん張り、力の方向を手前から横へと変える。
すると、刺さっていた胴体を引き裂いて、ミミズの体液まみれであるが穂先が彼女の視界に戻ってくる。
「折角の傷口だ。塩…ならぬ雷撃でも塗り込んでみようか」
その光景を前に雪都が追い打ちを試みる。彼は既に覚醒状態にあるようで、彼の両肩には天使と悪魔の幻影が現れ、何やら二人でお喋り中。お喋りといっても勿論和やかなものではなく、大ミミズの容姿についてらしいが、他の者には内容は判らない。
「…うん、外見も重要だよな。もう少し、せめて先生くらい愛嬌があれば…って言っている場合じゃないから!」
あまり人の前では素を見せない彼であるが、幻影相手だと違うようで…まあそれはともかく符に力を集中して放たれたのは風雷陣――符が稲妻となり、貫くこの技は流石にミミズにも効果があったようだ。
「ほう、表面は硬くても中は案外もろいようだね」
「やはりか…ってー事は今度こそあれをやってみるか」
源弥がにたりと笑って、自分の予測を確信に変えもう一度前に出る。さっきはたまたま目測を見誤ったが、本当は口を狙っていたらしい。雪都の雷撃で金切り声のような悲鳴を上げた大ミミズの口目掛けて彼が直進、跳躍する。
「源弥さん、何を?」
「いいから見てなって。んで、準備宜しくな」
「へ?…ってそうか! でも…」
サクヤが何かを察する。だが、彼女の推理が正しければ、源弥の得物では短過ぎる。
けれど、彼は全く気にしていなくて、
「うらっ、これでも食らいな!」
飲み込まれないよう注意しつつの口内連撃。しかし、やはりサクヤの推理は的中した。
源弥の得物・聖機剣『ローエングリン』は剣と名が付いてはいるが、種別としては棍であり打撃を得意とする。ハンターが持つ事で光の刃を出現させる事が出来、それが刃であるから剣と名がついているようだ。が実質大凡七十cmであるから口内を打ち据え、切り刻むには些かリーチが足りない。不安定な足場で、しかも身長のある彼が歯に注意しつつ渾身の連撃を加えるのは至難の業だ。
「危ないっ!」
よろめいた源弥を見取り、サクヤがウィップで足を絡め取り引き摺り出す。
「皆、援護を!」
『了解だよっ!』
その声に応えて残りの面子が攻撃を加えて強引ではあったが、結愛と雪都の傷口一点集中の甲斐もあり、大ミミズは動きを止める。だが、この戦闘はこれだけでは終わらなかった。
(一匹いたら二匹目もいるかも……)
術は無理であるから目を凝らして緋景が足元に注意を払う。すると何やらもぞもぞする物体が見えて、
「うえぇぇ!! もしかして…これって…」
嫌な予感――それに気付いた雪都も彼の視線を追い、ごくりと唾を飲む。
だが、残りのハンターらはミミズの肉体が塵になるのを見届けていて未だ気付かない。
「はぁ、これでやっと…」
「退治完了でしょうか?」
前衛が息を吐く。けれど、二人の様子に気付くと共に状況が明確となってゆき、
「い、いやぁぁぁ!」
靴に這いあがってくるそれに結愛が叫ぶ。
もぞもぞ動くそれはさっきとは真逆サイズの小ミミズ。
いや、正確に言えばきっとこのサイズが本来のサイズなのだろうが、今はそんな事どうでもいい。
「今度は数押しとか聞いてないしー」
緋景が涙目に言う。彼も風雷陣を使い、駆除にかかるがこれでは全然追いつかない。
「いきなり現れた…というか、もしかしてさっきの中にいた?」
そう言えば尻尾の方はずっと土に埋まったままだった。ということは、さっきのでかいのの体内に普通サイズのミミズ歪虚が収納、いや潜伏していたのかもしれない。
「ちっ、これじゃあきりがねぇぞ」
得物で足元に出現した通常サイズのミミズを潰しながら源弥がぼやく。
「いっその事、一気に燃やせればいいのに」
ただ火炎符にも限りがある。こんな雑魚に連発するのは愚の極みだ。
「さっきは的が大きくて当てやすかったのになー…って、うわぁー…」
ぼやく緋景に更なる不運か。彼の一言がまるで召喚の呪文でもあったように、もう一匹。
絶妙のタイミングで大ミミズさん登場であった。
●連携
ミミズは雌雄同体である。であるが、産卵の時は相手が必要らしい。
とは言え、今回の件に当てはまるのかと言えばとても怪しい。何せ相手がミミズの形をした歪虚なのだ。
歪虚が増殖する過程は判っていないし、もし大量発生した普通サイズのミミズ歪虚が雪都の推理通り潜伏していたのだというなら、通常のものとは全く異なっているといえる。
とそれはともかく、再び現れた大ミミズと小ミミズにハンターらは再び立ち向かう。
「本当にこれをやっつければ今度こそ終わりですよね?」
足元の敵を踏みつけながらサクヤが言う。
「そう願いたいものだな」
そう言うのは雪都だ。符切れを心配しつつも、今は目の前の敵を処理しまくる。
「まずはデカブツからだろう」
源弥がそう言い、今度は銃を取り出す。これならば多少距離があれど問題はないだろう。
「だったら、援護するよー」
緋景はそう言い、顔を出している大ミミズに稲妻を落とす。だが、やはり表面にはあまり効き目がないようだ。
桃之枝の火炎符も胡蝶符も大ミミズの表皮には歯が立たない。
「ウィップの長さでも捉え切れないっ!」
サクヤが何度か胴体にウィップを巻きつけにかかるが、長さが足りず巻き込むには至らない。
「口を開かせたままにできればみんなで攻撃できるんだけど…」
サクヤがぽつりと呟く。
「だったら、わ、私に…今度は私に行かせて下さい!」
そこで手を上げたのは控えめな結愛だった。
「……そうだね。きみの得物なら口をしっかり開けたままにできるかもねぇ…」
結愛の槍は全長二百cmだ。これならばと桃之枝が言う。
そこで彼らは結愛を前に進ませる為の連携を開始した。まずは雪都が結愛に加護符を張る。
その間に桃之枝は蝶に似た光の弾を出して大ミミズにぶつけ気を逸らす。そしてサクヤは持ち前のスピードを生かして進路にいる小ミミズたちを蹴散らし、緋景は瑞鳥符で結愛を守る最強の布陣。
「はっ、剣だけだと思ったか」
そんな彼女が来るのを待つのは源弥だ。彼も手にしたリボルバーで大ミミズを引き付ける。
弾丸を込めるのにラグがあるものの、威力はそこそこ。シリンダー一回転分を一度に打ち切れば、流石の皮膚にも傷はつく。そこへ援護の風雷陣をはなって貰えば大ミミズへのダメージ量も格段に変わってくる。
(これだけ大きければさぞかし畑の肥料として…って歪虚は遺体って残らないのでしたか?)
またも自己完結を終えて、雪都が符を手に補充する。そんな嫌がらせともいえる攻撃に大ミミズは激怒した。
勢いに任せて雄叫びを上げるように更に顔を出し奇声を上げる。その声は鼓膜を劈くようで、誰もが耳をふさがずにはいられない。しかし、せっかくのチャンスとあらば飛び込まないでが。
耳を塞ぐ事を諦め結愛直進。源弥が手で踏み台を作り、彼女を大口へと跳ばす。
『いっけーーー!!』
背後で仲間の声がする中、彼女は愛槍を口内に突き立て離脱。
「よくやったよ!」
それを機に桃之枝がコンボカードで火力を上げて、会心の火炎符が炸裂した。
柔らかな口内を襲う炎…水分で出来ている様な体には堪ったものではない。それに加えて、またもあの技が大ミミズを襲う。
「これで終わりなんだよー」
「そうするとしよう」
二人の符術師の符が再び強い光を放つ。
そして、それが解放されると口の槍目掛けて二筋の稲妻が落ち、大ミミズを貫き息の根を止めていく。
最期に大ミミズは僅かに痙攣して見せて…その後はとても静かに塵へと帰って消えてゆくばかりだ。
「はぁ~後は…って割とさっきので数減ったか?」
足元の小ミミズ達を見ながら源弥が言う。
「今の稲妻が土にいたのにも響いたみたいですね」
とこれはサクヤだ。しかし、一匹も残す訳にはいかない。なんせ歪虚なのだ。
「後は地道に……確かにこれは農作業と一緒だねぇー…」
楽して儲ける事等出来ないと、そうつくづく思う緋景である。
「この後、整地し直しというおまけ付きだけどね」
その後呟かれた桃之枝のその言葉に一同の疲労はさらに増す。
それでも畑は無事守られて――今日の晩御飯はきっといつも以上に美味しく感じられる事だろう。
して、ここからは後日談。
あの大ミミズは一体何処から現れたのか。不安が残ったままにしてはいけないと周囲を確認してみたがそれらしい発生の痕跡は今のところなかったとか。つまりは今まで冬眠でもしていたのが、ハンター達のマテリアルに呼び覚まされ本能的に目覚め暴れ出したのか。はたまた近頃起こっている歪虚事件と関連があるかは定かではない。
ただ言えるのはあそこまで大きいのが出たのは初めてであり、念の為ハンタ―オフィスを通して定期的に調査をする事で現状解決という事になる。
「ご飯は美味しかったけど、もうこういうのはこりごりだよ~」
実は博打好きで借金の返済の為実入りのいい仕事だと引き受けた緋景が報告を終えて言う。
「ま、これで少しの体力と経験が増えたと思えば損ではないよ」
そう言うのは桃之枝だ。しかし、この位では果たして……と考えるのはやめておこうか。
ともかくハンターらは退治の後の整地作業を終えて、少しだけ成長した姿でオフィスを後にする。
そしてまた新たな依頼に赴いて…半年か一年もすれば彼等も立派なハンターになっている事だろう。
ハンター達は一時的な仮宿に戻って、農家の夫人を落ち着けるとこの後の大まかな動きの打ち合わせに入る。
ハンターとは言え皆が好き勝手に動けばいいというものではないからだ。
「セオリー通り行くなら自分と結愛が前衛か?」
闘狩人の残波源弥(ka2825)が得物を握り手に馴染ませる。
その姿を横目にびくりと肩をすくめた天宮 結愛(ka6622)であるが、源弥はそれを気にするでもなく、意識を敵に巡らせる。
(普通のミミズと同じならアレが有効か…)
無意識にぎょろりと目玉が動いて結愛はあたふた。数日同じ畑で作業しているから悪い人ではないと判っていても、異性の視線には未だに慣れない。
「じゃあ、二人が前衛を務めてくれる?」
そんな心中とは知らず、このメンバーのムードメーカーとなっている墨城 緋景(ka5753)が彼女に問う。
「…あ、はい…ミミズはあまり好きではないですが、歪虚のよう、ですし…やってみます」
得物をぎゅっと握り締め、誓いを立てる様に。
(歪虚は全て殺す…相容れない…)
その訳は彼女の過去にあった。転移後彼女に起こった事…それがきっかけで彼女は今ここにいる。彼女が手にしている七色に輝く刃のミラージュグレイブも彼女にとっては大事なものだ。本来ならば薙刀であり片刃なのだが改良を施し、今は槍として彼女を支えている。
「だったら、私は二人をサポートしようかね。潜伏の可能性もあるが、まずは見えてる奴からだろう?」
体力仕事は苦手だが、ハンターならば已む無しと少しばかりの体力強化を目当てに来ていた桃之枝(ka6824)がゆるゆると支援役をかって出る。
「ならいっそ符術師は後方支援ってことでどう? これだけいるんだもん。備えは万全でしょ?」
ちらりと視線を向けて、墨城 緋景(ka5753)がもう一人の符術師・雪都(ka6604)に合意を求める。
「ああ、構わない……けどミミズって益虫だし、このまま畑を耕す為に利用でき…って無理か」
そこまで言ってすぐに完結する彼。さっき見た大きさを思い出したのだろう。
「そりゃあ、やってくれたら私は有難いけどね…流石にあれに耳はないだろうからいう事なんて聞かないだろうさ」
くすりと笑って桃之枝が言う。
「皆っ、悠長な事言ってられないよ! あれがこっちに向かって来てるし」
そこで話は中断されて、ここからがいよいよ本番だ。
ドアを開け外の様子を監視していた疾影士のサクヤ・フレイヤ(ka5356)の声に促されて、皆が奮い立つ。
「ほいじゃあ、いくとするかね…」
「が、頑張ります」
外はいいお天気――運動するには絶好の天候であった。
さっき話題に上がったが、ミミズには耳がない。
あるのは口とそれを排泄する部分と胴体だけ。だから彼等は音ではなく、光と震動に敏感とされている。
「こんな天気だが、より強い所に来てくれたりすんのかねえ?」
そこで進路を変える為、源弥が発動させたのはソウルトーチだ。
身体を炎のオーラが包み込む。炎天下、仕方のない事だとは言えこの姿は精神的に堪える。
「あぁ…なんか眩暈が…」
春とは言え、昼過ぎとなれば気温はピークに近い。
昼食後に水分補給はしてあるが、人は視覚に影響されるもの。これは正直かなりきつい。
「悪いが、顔出して貰わんと話にならんからなぁ…耐えてくれ」
よろめく仲間に彼が言う。熱は出ないとはいえ一番暑さを感じているのは彼であろう。それを察し、皆もぐっと堪える。そこで生命感知で場所を絞り込もうとした緋景であったが、土が盛り上がった場所に肝心の反応はなくて、混乱ている間に敵は源弥に迫る。
「危ない、逃げて――!」
仲間の叫び――だが、源弥は動かず。如何やら何かを待っているらしい。
(まだだ…まだはやっ…!?)
だが、正確な場所が得られず、彼はミミズの不意打ちを食らいあわや転倒の残念賞。緋景も緋景でやっとこの時ある事を思い出す。
「生命感知…生命があるものだけを感知。つまりは歪虚は無理…」
今更ながらこんな大事なことを忘れていたなんてと悔やんでも仕方がない。
(この分は取り返さないと!)
緋景が気持ちを切り替える。眼前では源弥を庇うように桃之枝の火炎符を飛んでいく。
「あ…また炎…」
見た目にかなり暑い、春の熱き戦いはまだ始まったばかりであった。
●試行
たかが、ミミズと言っても流石は歪虚か。
普通のミミズよりは耐久力があり、符が掠った位ではあっと言う間に再生してしまう。
そんな相手にハンターらが些か苦戦していた。体長大凡三十メートル…それが敵の大きな武器となる。
器用に身体をくねらせてはハンターらの攻撃をかわし、巨体に似合わずすぐ土に潜っていくのだ。
「折角誘き出したんです…逃がしはしません」
結愛が得物を構えて地下へと逃げ込むミミズの阻止を試みる。
己が身長よりも長い得物でミミズの胴体を狙っての的確な突き出し。それは槍ならではの動きと言っていい。そうして、その場に繋ぎ止めようと穂先を地面に突き立てにかかるが、ここは畑だ。しかも耕したばかりの畑は柔らかく、思うように固定できない。
「えっえ…ええっ!」
力のままに引き摺られる彼女。緋景と雪都がサポートに回るが、滑る足元に槍が思うように抜けない。
だが、彼女は諦めなかった。
(この槍を手放す訳にはいかない…だからっ!)
握る腕に力を込めて彼女は踏ん張り、力の方向を手前から横へと変える。
すると、刺さっていた胴体を引き裂いて、ミミズの体液まみれであるが穂先が彼女の視界に戻ってくる。
「折角の傷口だ。塩…ならぬ雷撃でも塗り込んでみようか」
その光景を前に雪都が追い打ちを試みる。彼は既に覚醒状態にあるようで、彼の両肩には天使と悪魔の幻影が現れ、何やら二人でお喋り中。お喋りといっても勿論和やかなものではなく、大ミミズの容姿についてらしいが、他の者には内容は判らない。
「…うん、外見も重要だよな。もう少し、せめて先生くらい愛嬌があれば…って言っている場合じゃないから!」
あまり人の前では素を見せない彼であるが、幻影相手だと違うようで…まあそれはともかく符に力を集中して放たれたのは風雷陣――符が稲妻となり、貫くこの技は流石にミミズにも効果があったようだ。
「ほう、表面は硬くても中は案外もろいようだね」
「やはりか…ってー事は今度こそあれをやってみるか」
源弥がにたりと笑って、自分の予測を確信に変えもう一度前に出る。さっきはたまたま目測を見誤ったが、本当は口を狙っていたらしい。雪都の雷撃で金切り声のような悲鳴を上げた大ミミズの口目掛けて彼が直進、跳躍する。
「源弥さん、何を?」
「いいから見てなって。んで、準備宜しくな」
「へ?…ってそうか! でも…」
サクヤが何かを察する。だが、彼女の推理が正しければ、源弥の得物では短過ぎる。
けれど、彼は全く気にしていなくて、
「うらっ、これでも食らいな!」
飲み込まれないよう注意しつつの口内連撃。しかし、やはりサクヤの推理は的中した。
源弥の得物・聖機剣『ローエングリン』は剣と名が付いてはいるが、種別としては棍であり打撃を得意とする。ハンターが持つ事で光の刃を出現させる事が出来、それが刃であるから剣と名がついているようだ。が実質大凡七十cmであるから口内を打ち据え、切り刻むには些かリーチが足りない。不安定な足場で、しかも身長のある彼が歯に注意しつつ渾身の連撃を加えるのは至難の業だ。
「危ないっ!」
よろめいた源弥を見取り、サクヤがウィップで足を絡め取り引き摺り出す。
「皆、援護を!」
『了解だよっ!』
その声に応えて残りの面子が攻撃を加えて強引ではあったが、結愛と雪都の傷口一点集中の甲斐もあり、大ミミズは動きを止める。だが、この戦闘はこれだけでは終わらなかった。
(一匹いたら二匹目もいるかも……)
術は無理であるから目を凝らして緋景が足元に注意を払う。すると何やらもぞもぞする物体が見えて、
「うえぇぇ!! もしかして…これって…」
嫌な予感――それに気付いた雪都も彼の視線を追い、ごくりと唾を飲む。
だが、残りのハンターらはミミズの肉体が塵になるのを見届けていて未だ気付かない。
「はぁ、これでやっと…」
「退治完了でしょうか?」
前衛が息を吐く。けれど、二人の様子に気付くと共に状況が明確となってゆき、
「い、いやぁぁぁ!」
靴に這いあがってくるそれに結愛が叫ぶ。
もぞもぞ動くそれはさっきとは真逆サイズの小ミミズ。
いや、正確に言えばきっとこのサイズが本来のサイズなのだろうが、今はそんな事どうでもいい。
「今度は数押しとか聞いてないしー」
緋景が涙目に言う。彼も風雷陣を使い、駆除にかかるがこれでは全然追いつかない。
「いきなり現れた…というか、もしかしてさっきの中にいた?」
そう言えば尻尾の方はずっと土に埋まったままだった。ということは、さっきのでかいのの体内に普通サイズのミミズ歪虚が収納、いや潜伏していたのかもしれない。
「ちっ、これじゃあきりがねぇぞ」
得物で足元に出現した通常サイズのミミズを潰しながら源弥がぼやく。
「いっその事、一気に燃やせればいいのに」
ただ火炎符にも限りがある。こんな雑魚に連発するのは愚の極みだ。
「さっきは的が大きくて当てやすかったのになー…って、うわぁー…」
ぼやく緋景に更なる不運か。彼の一言がまるで召喚の呪文でもあったように、もう一匹。
絶妙のタイミングで大ミミズさん登場であった。
●連携
ミミズは雌雄同体である。であるが、産卵の時は相手が必要らしい。
とは言え、今回の件に当てはまるのかと言えばとても怪しい。何せ相手がミミズの形をした歪虚なのだ。
歪虚が増殖する過程は判っていないし、もし大量発生した普通サイズのミミズ歪虚が雪都の推理通り潜伏していたのだというなら、通常のものとは全く異なっているといえる。
とそれはともかく、再び現れた大ミミズと小ミミズにハンターらは再び立ち向かう。
「本当にこれをやっつければ今度こそ終わりですよね?」
足元の敵を踏みつけながらサクヤが言う。
「そう願いたいものだな」
そう言うのは雪都だ。符切れを心配しつつも、今は目の前の敵を処理しまくる。
「まずはデカブツからだろう」
源弥がそう言い、今度は銃を取り出す。これならば多少距離があれど問題はないだろう。
「だったら、援護するよー」
緋景はそう言い、顔を出している大ミミズに稲妻を落とす。だが、やはり表面にはあまり効き目がないようだ。
桃之枝の火炎符も胡蝶符も大ミミズの表皮には歯が立たない。
「ウィップの長さでも捉え切れないっ!」
サクヤが何度か胴体にウィップを巻きつけにかかるが、長さが足りず巻き込むには至らない。
「口を開かせたままにできればみんなで攻撃できるんだけど…」
サクヤがぽつりと呟く。
「だったら、わ、私に…今度は私に行かせて下さい!」
そこで手を上げたのは控えめな結愛だった。
「……そうだね。きみの得物なら口をしっかり開けたままにできるかもねぇ…」
結愛の槍は全長二百cmだ。これならばと桃之枝が言う。
そこで彼らは結愛を前に進ませる為の連携を開始した。まずは雪都が結愛に加護符を張る。
その間に桃之枝は蝶に似た光の弾を出して大ミミズにぶつけ気を逸らす。そしてサクヤは持ち前のスピードを生かして進路にいる小ミミズたちを蹴散らし、緋景は瑞鳥符で結愛を守る最強の布陣。
「はっ、剣だけだと思ったか」
そんな彼女が来るのを待つのは源弥だ。彼も手にしたリボルバーで大ミミズを引き付ける。
弾丸を込めるのにラグがあるものの、威力はそこそこ。シリンダー一回転分を一度に打ち切れば、流石の皮膚にも傷はつく。そこへ援護の風雷陣をはなって貰えば大ミミズへのダメージ量も格段に変わってくる。
(これだけ大きければさぞかし畑の肥料として…って歪虚は遺体って残らないのでしたか?)
またも自己完結を終えて、雪都が符を手に補充する。そんな嫌がらせともいえる攻撃に大ミミズは激怒した。
勢いに任せて雄叫びを上げるように更に顔を出し奇声を上げる。その声は鼓膜を劈くようで、誰もが耳をふさがずにはいられない。しかし、せっかくのチャンスとあらば飛び込まないでが。
耳を塞ぐ事を諦め結愛直進。源弥が手で踏み台を作り、彼女を大口へと跳ばす。
『いっけーーー!!』
背後で仲間の声がする中、彼女は愛槍を口内に突き立て離脱。
「よくやったよ!」
それを機に桃之枝がコンボカードで火力を上げて、会心の火炎符が炸裂した。
柔らかな口内を襲う炎…水分で出来ている様な体には堪ったものではない。それに加えて、またもあの技が大ミミズを襲う。
「これで終わりなんだよー」
「そうするとしよう」
二人の符術師の符が再び強い光を放つ。
そして、それが解放されると口の槍目掛けて二筋の稲妻が落ち、大ミミズを貫き息の根を止めていく。
最期に大ミミズは僅かに痙攣して見せて…その後はとても静かに塵へと帰って消えてゆくばかりだ。
「はぁ~後は…って割とさっきので数減ったか?」
足元の小ミミズ達を見ながら源弥が言う。
「今の稲妻が土にいたのにも響いたみたいですね」
とこれはサクヤだ。しかし、一匹も残す訳にはいかない。なんせ歪虚なのだ。
「後は地道に……確かにこれは農作業と一緒だねぇー…」
楽して儲ける事等出来ないと、そうつくづく思う緋景である。
「この後、整地し直しというおまけ付きだけどね」
その後呟かれた桃之枝のその言葉に一同の疲労はさらに増す。
それでも畑は無事守られて――今日の晩御飯はきっといつも以上に美味しく感じられる事だろう。
して、ここからは後日談。
あの大ミミズは一体何処から現れたのか。不安が残ったままにしてはいけないと周囲を確認してみたがそれらしい発生の痕跡は今のところなかったとか。つまりは今まで冬眠でもしていたのが、ハンター達のマテリアルに呼び覚まされ本能的に目覚め暴れ出したのか。はたまた近頃起こっている歪虚事件と関連があるかは定かではない。
ただ言えるのはあそこまで大きいのが出たのは初めてであり、念の為ハンタ―オフィスを通して定期的に調査をする事で現状解決という事になる。
「ご飯は美味しかったけど、もうこういうのはこりごりだよ~」
実は博打好きで借金の返済の為実入りのいい仕事だと引き受けた緋景が報告を終えて言う。
「ま、これで少しの体力と経験が増えたと思えば損ではないよ」
そう言うのは桃之枝だ。しかし、この位では果たして……と考えるのはやめておこうか。
ともかくハンターらは退治の後の整地作業を終えて、少しだけ成長した姿でオフィスを後にする。
そしてまた新たな依頼に赴いて…半年か一年もすれば彼等も立派なハンターになっている事だろう。
依頼結果
依頼成功度 | 成功 |
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面白かった! | 4人 |
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MVP一覧
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桃之枝(ka6824)
重体一覧
参加者一覧
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マテリアルリンク参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/05/06 04:15:00 |
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相談卓 サクヤ・フレイヤ(ka5356) 人間(クリムゾンウェスト)|20才|女性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2017/05/06 04:34:50 |