ゲスト
(ka0000)
【初心】簡単なお仕事の筈でした
マスター:奈華里

このシナリオは3日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
魔術師協会広報室- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- LV1~LV20
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/05/06 22:00
- リプレイ完成予定
- 2017/05/18 22:00
オープニング
『クリムゾンウエストへようこそ。まだ少し自信のない君は体力作りから始めませんか?』
四月が終わろうかとしているこの時期であっても人の入れ替わりが激しいハンターオフィスには、こんなうたい文句で初心者向けの依頼というものは尽きない。戦闘に不慣れだからいきなり実戦は気がひける。そんな彼らをサポートするべく出されたのは、体力作りという名の畑仕事のお誘いである。
畑仕事なんてハンターのやる事じゃない。そう思うかもしれない。
体力作り? 畑を耕すだけでそんなに筋力が付くものかと笑うものがいるかもしれない。
しかし、これが割とばかりできないのだ。肥料は重いし、畑の整地はある意味で全身運動となる。
だから鍛えたいハンターには打ってつけ。しかもハンターオフィスの支援が入っている依頼であるから、何分給料がいい。初心者でなくともまだ熟練とは言えないハンター達にはお得なお仕事と言えよう。それに若い者がいないジェオルジの村にはそんな存在が必要であったから、村としてもこの助っ人は有難い。
「皆さんありがとねぇ。お昼にして下さいな」
腰の曲がった老婦人が彼等のお昼を畑に運んできて声をかける。
「あぁ、有難う御座います」
その姿を見つけては「もう昼なんだな」と気付く日々。
ここは紅の世界では驚く程平和で長閑な場所だった。少し先では日々戦いが行われているとは思えない。
「はぁ~、仕事の後の飯はうまい」
この依頼に参加したハンターの一人が用意されたお昼を頬張りつつ言う。
だが、決してここは安全な場所ではない事をこの後彼らは思い知る事になる。
それは食後の一服が始まった時の事だった。
ゴゴゴゴゴーー
地響きのような低い音が彼等の耳に届いたかと思うと、突如地面が盛り上がる。
それにハッとしてある者は手にしていたカップを取り落とす。
そして、転がるカップのその先に見えたのはのっぺりとした頭…否、頭と言っていいものか。
現れた丸い頭らしきものはそのまま胴へとつながって、地面から生えてきたような姿で彼等の前に立ち塞がる。
「ま、まさか…これって」
「み、ミミズなの?!」
頭はあっても顔はなし。ひゅるりとしたボディはうっすらと中が透け、気持ち悪く蠢いている。
その姿はまさにミミズそのものだった。けれど、その大きさは普通のそれにあらず。牛、二~三頭を一気に呑み込んでしまいそうな大きさと、グロテスクな口が存在している事から明らかに雑魔化したものと思われる。
「あわ、あわわわわ…」
お茶汲みに来ていた老婦人が腰を抜かす。
「とにかくここは避難を!」
ハンターらはそう思い、彼女を庇いながら一度彼等の仮宿となっている住居に戻る。
「あぁ、どうしましょう…あんなもんが出たら、もう…」
老婦人が怯えた表情で呟く。
ここで引いたらハンターの名が廃る。彼等は覚醒者であり、ハンターなのだ。
このまま『アレ』を見過ごす事等出来ない。当初の依頼内容とは異なるが乗り掛かった舟である。
「おばさん、後は任せて下さい。害虫を駆除するのも彼らの仕事ですから」
爽やかに一人が言う。
「そうよね。ミミズがいるって事は良い畑だものっ。あれは例外だけど」
冗談めかして、もう一人も得物を握り締める。
後戻りはできない。何としてもあれを倒さねば――。
四月が終わろうかとしているこの時期であっても人の入れ替わりが激しいハンターオフィスには、こんなうたい文句で初心者向けの依頼というものは尽きない。戦闘に不慣れだからいきなり実戦は気がひける。そんな彼らをサポートするべく出されたのは、体力作りという名の畑仕事のお誘いである。
畑仕事なんてハンターのやる事じゃない。そう思うかもしれない。
体力作り? 畑を耕すだけでそんなに筋力が付くものかと笑うものがいるかもしれない。
しかし、これが割とばかりできないのだ。肥料は重いし、畑の整地はある意味で全身運動となる。
だから鍛えたいハンターには打ってつけ。しかもハンターオフィスの支援が入っている依頼であるから、何分給料がいい。初心者でなくともまだ熟練とは言えないハンター達にはお得なお仕事と言えよう。それに若い者がいないジェオルジの村にはそんな存在が必要であったから、村としてもこの助っ人は有難い。
「皆さんありがとねぇ。お昼にして下さいな」
腰の曲がった老婦人が彼等のお昼を畑に運んできて声をかける。
「あぁ、有難う御座います」
その姿を見つけては「もう昼なんだな」と気付く日々。
ここは紅の世界では驚く程平和で長閑な場所だった。少し先では日々戦いが行われているとは思えない。
「はぁ~、仕事の後の飯はうまい」
この依頼に参加したハンターの一人が用意されたお昼を頬張りつつ言う。
だが、決してここは安全な場所ではない事をこの後彼らは思い知る事になる。
それは食後の一服が始まった時の事だった。
ゴゴゴゴゴーー
地響きのような低い音が彼等の耳に届いたかと思うと、突如地面が盛り上がる。
それにハッとしてある者は手にしていたカップを取り落とす。
そして、転がるカップのその先に見えたのはのっぺりとした頭…否、頭と言っていいものか。
現れた丸い頭らしきものはそのまま胴へとつながって、地面から生えてきたような姿で彼等の前に立ち塞がる。
「ま、まさか…これって」
「み、ミミズなの?!」
頭はあっても顔はなし。ひゅるりとしたボディはうっすらと中が透け、気持ち悪く蠢いている。
その姿はまさにミミズそのものだった。けれど、その大きさは普通のそれにあらず。牛、二~三頭を一気に呑み込んでしまいそうな大きさと、グロテスクな口が存在している事から明らかに雑魔化したものと思われる。
「あわ、あわわわわ…」
お茶汲みに来ていた老婦人が腰を抜かす。
「とにかくここは避難を!」
ハンターらはそう思い、彼女を庇いながら一度彼等の仮宿となっている住居に戻る。
「あぁ、どうしましょう…あんなもんが出たら、もう…」
老婦人が怯えた表情で呟く。
ここで引いたらハンターの名が廃る。彼等は覚醒者であり、ハンターなのだ。
このまま『アレ』を見過ごす事等出来ない。当初の依頼内容とは異なるが乗り掛かった舟である。
「おばさん、後は任せて下さい。害虫を駆除するのも彼らの仕事ですから」
爽やかに一人が言う。
「そうよね。ミミズがいるって事は良い畑だものっ。あれは例外だけど」
冗談めかして、もう一人も得物を握り締める。
後戻りはできない。何としてもあれを倒さねば――。
解説
内容
畑に現れた巨大ミミズの討伐
貴方は体力作りの依頼を受けてきていたハンターさん
和やかに行われていた畑仕事でしたが、休憩中に雑魔到来
ここは腕の見せ所です
さくっと討伐して、折角耕した畑を取り返しましょう
●周辺情報
周囲だだっ広い畑が広がっております
特に遮るものはなく、建物も農具を補完する小屋程度しかありません
ですので、思う存分戦って頂ける場所となります
ただし敵の数は把握できておらず、
遭遇したもの以外の潜伏の可能性があります
遭遇した一体に関しては全長は不明、直径大凡二m位の太さと推測
口には普通では見られない歯がびっしりと並んでいた
畑に現れた巨大ミミズの討伐
貴方は体力作りの依頼を受けてきていたハンターさん
和やかに行われていた畑仕事でしたが、休憩中に雑魔到来
ここは腕の見せ所です
さくっと討伐して、折角耕した畑を取り返しましょう
●周辺情報
周囲だだっ広い畑が広がっております
特に遮るものはなく、建物も農具を補完する小屋程度しかありません
ですので、思う存分戦って頂ける場所となります
ただし敵の数は把握できておらず、
遭遇したもの以外の潜伏の可能性があります
遭遇した一体に関しては全長は不明、直径大凡二m位の太さと推測
口には普通では見られない歯がびっしりと並んでいた
マスターより
土壌改良のプロ・ミミズさん でも正直苦手な奈華里です
初夏から夏にかけて干からびたのをアスファルトで見かけるんですが
あれはあれで切なくも悲しい運命を感じてしまう…
絵はサンドワームですが、今回の敵は普通ワームです
生息地の違い位でその他何が違うのかは謎ですが、お気を付け下さい
それでは、御参加お待ちしています
初夏から夏にかけて干からびたのをアスファルトで見かけるんですが
あれはあれで切なくも悲しい運命を感じてしまう…
絵はサンドワームですが、今回の敵は普通ワームです
生息地の違い位でその他何が違うのかは謎ですが、お気を付け下さい
それでは、御参加お待ちしています
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/05/19 02:04
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/05/06 04:15:00 |
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相談卓 サクヤ・フレイヤ(ka5356) 人間(クリムゾンウェスト)|20才|女性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2017/05/06 04:34:50 |