ゲスト
(ka0000)
ゴブリンをやっつけろ!
マスター:君矢

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 4~6人
- サポート
- 0~0人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2014/11/16 12:00
- 完成日
- 2014/11/23 18:53
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
「おい、ゴブリンの奴らまた畑を荒らしに来たぞ」
「隠れるんだ!」
収穫作業をしていた村人たちは、慌てて物陰に身を潜める。
「ちくしょう。せっかく俺たちが丹精込めて育てたのに。なんでゴブリンなんかが持っていくんだ」
物陰から畑を伺いながら、悔しそうに会話をしている。見つめる先には収穫を待つばかりの野菜たち。毎年であれば村人総出で収穫をして笑いあいながら自然の恵みに感謝していただろう。
その畑を今はゴブリンが徘徊していた。槍や棍棒を握るゴブリンたちは乱暴に野菜を引きちぎり、畑を掘り返しては作物を奪っていく。
村人たちもこれ以上ゴブリンに奪われないように収穫を急いでいた。しかし、ゴブリンに襲われないように警戒しながら収穫をしなければならないので思うように捗らない。いつまた襲ってくるのかという不安と戦いながらの作業だった。
「ああ。あんな風に掴んだらダメになっちまう」
男が一人、我慢の限界だと物陰から飛び出そうとした。一緒にいた男が止める。
「やめろ。無理だ。そうやって出て行ったマノンさんがケガしたばかりだぞ」
「けどな。このまま指をくわえて見ているだけか。冬の準備だって出来てないじゃないか!」
ゴブリンたちは、作物を気が済むまで奪うと来た道を森へと帰っていく。村人たちは、その後ろ姿が完全に視界から消えるまで待ってから再び畑に出た。これでしばらくは現れないだろう。その間にできる限り収穫を急がなくては。
男たちの元に、若い女性が一人走り寄ってきた。
「女子供は、近づくなと言っているだろう。ケガをしたらどうする」
「うちの子を見なかった? ゴブリンを退治してやるって言って飛び出してしまったの」
女性の顔は今にも泣き出しそうだった。
「いや、見てないぞ。なんでまた……」
「うちの人がケガをしたのをみて、父ちゃんの仇をとるんだって言って……」
男たちは顔を見合わせる。子供を捜しに行かなくてはならない。けれど、ゴブリンに遭遇すれば自分たちも危ない。今度襲われたらケガではすまないかも知れない。
女性は泣き出してしまった。男たちは不器用に慰めることしかできなかった。
「森に行ったとは限らないだろう」
「そうだ。無事に帰ってくるかも知れないし」
「森に入ったとしても、村長がそろそろハンターを連れて戻ってくる。そうしたら、すぐに助けられるさ。それまでの辛抱だ」
ハンターオフィスの受付に初老の男性が一人、息も絶え絶えにたどり着いた。老人は、受付にすがりつくと懇願する。
「村を、村を救ってください。お願いします。お願いします」
受付係は、老人を落ち着かせるようにゆっくりと力強く言葉をかけた。
「大丈夫ですよ。詳しい事情をお伺いしますね。落ち着いて、ゆっくりとお話ください。村がどうされたのですか?」
「村はずれの森に、最近、ゴブリンが住み着いてしまったのです。収穫中の畑は荒らされ、村人も襲われてケガをしてしまいまた。このままでは、村は終わってしまいます。な、なにとぞゴブリンを退治してください。お願いします」
老人、村長だという。彼の話によると、二週間ほど前、森の中の今は使われていない小屋に5匹のゴブリンが住み着いたのだという。
「私どもの村はこれといった名産もない貧しい村で、畑で収穫できる作物が唯一の糧なのです。森に獲物になるような動物はいませんから、ゴブリンもすぐに村の畑を荒らすようになりました。ちょうど畑で収穫中の村人が、襲われてケガをしました。村の男たちが退治してやると言って森に入っていったのですが、歯が立たず返り討ちです。もう、どうしていいものか……。ハンターオフィスにお願いするしかありません。なにとぞよろしくお願いします」
「隠れるんだ!」
収穫作業をしていた村人たちは、慌てて物陰に身を潜める。
「ちくしょう。せっかく俺たちが丹精込めて育てたのに。なんでゴブリンなんかが持っていくんだ」
物陰から畑を伺いながら、悔しそうに会話をしている。見つめる先には収穫を待つばかりの野菜たち。毎年であれば村人総出で収穫をして笑いあいながら自然の恵みに感謝していただろう。
その畑を今はゴブリンが徘徊していた。槍や棍棒を握るゴブリンたちは乱暴に野菜を引きちぎり、畑を掘り返しては作物を奪っていく。
村人たちもこれ以上ゴブリンに奪われないように収穫を急いでいた。しかし、ゴブリンに襲われないように警戒しながら収穫をしなければならないので思うように捗らない。いつまた襲ってくるのかという不安と戦いながらの作業だった。
「ああ。あんな風に掴んだらダメになっちまう」
男が一人、我慢の限界だと物陰から飛び出そうとした。一緒にいた男が止める。
「やめろ。無理だ。そうやって出て行ったマノンさんがケガしたばかりだぞ」
「けどな。このまま指をくわえて見ているだけか。冬の準備だって出来てないじゃないか!」
ゴブリンたちは、作物を気が済むまで奪うと来た道を森へと帰っていく。村人たちは、その後ろ姿が完全に視界から消えるまで待ってから再び畑に出た。これでしばらくは現れないだろう。その間にできる限り収穫を急がなくては。
男たちの元に、若い女性が一人走り寄ってきた。
「女子供は、近づくなと言っているだろう。ケガをしたらどうする」
「うちの子を見なかった? ゴブリンを退治してやるって言って飛び出してしまったの」
女性の顔は今にも泣き出しそうだった。
「いや、見てないぞ。なんでまた……」
「うちの人がケガをしたのをみて、父ちゃんの仇をとるんだって言って……」
男たちは顔を見合わせる。子供を捜しに行かなくてはならない。けれど、ゴブリンに遭遇すれば自分たちも危ない。今度襲われたらケガではすまないかも知れない。
女性は泣き出してしまった。男たちは不器用に慰めることしかできなかった。
「森に行ったとは限らないだろう」
「そうだ。無事に帰ってくるかも知れないし」
「森に入ったとしても、村長がそろそろハンターを連れて戻ってくる。そうしたら、すぐに助けられるさ。それまでの辛抱だ」
ハンターオフィスの受付に初老の男性が一人、息も絶え絶えにたどり着いた。老人は、受付にすがりつくと懇願する。
「村を、村を救ってください。お願いします。お願いします」
受付係は、老人を落ち着かせるようにゆっくりと力強く言葉をかけた。
「大丈夫ですよ。詳しい事情をお伺いしますね。落ち着いて、ゆっくりとお話ください。村がどうされたのですか?」
「村はずれの森に、最近、ゴブリンが住み着いてしまったのです。収穫中の畑は荒らされ、村人も襲われてケガをしてしまいまた。このままでは、村は終わってしまいます。な、なにとぞゴブリンを退治してください。お願いします」
老人、村長だという。彼の話によると、二週間ほど前、森の中の今は使われていない小屋に5匹のゴブリンが住み着いたのだという。
「私どもの村はこれといった名産もない貧しい村で、畑で収穫できる作物が唯一の糧なのです。森に獲物になるような動物はいませんから、ゴブリンもすぐに村の畑を荒らすようになりました。ちょうど畑で収穫中の村人が、襲われてケガをしました。村の男たちが退治してやると言って森に入っていったのですが、歯が立たず返り討ちです。もう、どうしていいものか……。ハンターオフィスにお願いするしかありません。なにとぞよろしくお願いします」
リプレイ本文
●村にて
五人のハンターが依頼のあった村にやってきた。村は、ゴブリンに怯えてか暗く陰鬱とした雰囲気に沈んでいる。村の様子を見た柏木 千春(ka3061)は力強く決意した。
「農作物を荒らすゴブリン。彼らにも彼らなりの事情があってのことだとは思います。とはいえ、村の人たちが大切に育てた農作物を見捨てるわけにもいきませんし。これ以上の被害を出さないためにも、頑張らないと!」
ケイ・R・シュトルツェ(ka0242)が言った。
「そのゴブリン達、お痛がすぎるわね。……イイわ。あたし達が何とかしましょ。それよりも森へ一人入っていったディノが心配ね。勇敢なのは良いけれど、無事に見つけて無謀という言葉を教えてあげなきゃ、ね」
十文字 勇人(ka2839)は村を歩きながら言う。
「一人で父の仇を討とうと森に入るとはなんともはや、その心意気やよし! と言いたいところだが、さすがに無謀すぎるな」
メリエ・フリョーシカ(ka1991)が同意する。
「よりによって素手とは。鉈とか包丁とか鍬とか鋤とかいくらでもあったでしょうに。とにかく、ゴブリンの住処に全力で向かってさっさと討伐する! ディノ君は見つけ次第保護する! 頑張りましょうね!」
サントール・アスカ(ka2820)が言った。
「そのためにも手分けをして、手早く必要な事を聞いて回ろうか。村人が集まっているところに行ってくるよ」
サントールと千春は森に詳しい村人たちから聞き取りをするために村の集会場を訪れた。
「ハンターオフィスからやってきたサントールだ、よろしく。これ以上被害を拡大させないためにも協力をお願いしたい。森の経路に小屋の位置。中の様子を聞きたいんだ」
「同じく千春といいます。よろしくお願いします。森の地図があればいただけないでしょうか。あとディノ君の特徴が分かる方いらっしゃいませんか? 服装だけでもわかれば嬉しいのですが……」
村人たちがそれぞれ知っていることを教えてくれた。
「オレたちが森に入るときに使う道があるよ。その道なら猟師小屋まで一本さ。ゴブリンどももその道を使って村にやってくるんだ」
「猟師小屋っていっても、板床と土間があるだけの簡単な作りだよ。近頃は手入れをしていないからあちこち傷んでいるだろうなぁ」
「ディノは、親思いの優しい子だよ。父親がケガをした時もそれは怒ってねぇ。仇を討つっていって聞かなくって。まさか、本当に行くとはねぇ」
「ディノの奴は、普段灰色っぽいズボンに黒い上着を着ているな。今もそんな服を着ているんじゃないか」
「地図は、簡単な物しかないのだが……。これでよければ使っておくれ」
「ゴブリンどもをやっつけてくれよな!」
勇人は、ディノの友人に話を聞いている。
「ディノの特徴を教えてくれ」
ディノの幼馴染だという少年は初めて見るハンターに緊張しながら答えてくれた。
「ディノは茶色くて短い髪の毛だよ。いつも一緒に遊んでるんだ。村の中で一番元気があるよ」
「森にはどう入っていったかわかるか?」
「森で遊ぶ時はあの道を使って行くんだ」
と言って少年は森へと続く道を指さした。
メリエ・フリョーシカはディノの家を訪ねると母親に話かけた。
「あ、ディノ君のお母さんですよね? すみませんが彼の持ち物……匂いのするのを貸してください」
「あの子のサンダルでいいですか? 夏に履いていた物なのですが」
母親は、子供のサンダルを持ってきてくれる。たくさん遊んだのだろう、あちこちすり切れたサンダルだった。
「ありがとうございます。あの、お母さん」
メリエは疑問に思ったことを聞いた。
「どうしてディノ君は何も持たずに森へ入っていったのですか?」
「あの子がゴブリンをやっつけると言ってきかないものですから。武器になりそうな物は隠してあったんです。そうしたら、あの子、何も持たずに飛び出してしまって……」
母親は堪えていた思いが溢れ出し、涙を浮かべる。
「大丈夫です。必ず、無事に連れて帰りますね! まかせて下さい!」
安心させるように断言する。そしてメリエは借りたサンダルをドーベルマンのケニーとブルドッグのダンに嗅がせた。
「ケニー、ダン。この匂いがしたら、教えてね」
●森の中
村人やディノの友人が教えてくれた森の道を五人は進んだ。ゴブリンは道をはみ出したりしながら歩いたのだろうか、外の茂みを荒らした跡が見て取れる。森に入って返り討ちにされたという村の大人たちのものだろうか足を引きずった様な跡もあった。
勇人は、さまざまな痕跡の中から真新しく一番小さい足跡を見つけた。
「見てくれ、この足跡だけ小さい。子供のものだな」
千春は小さい足跡を見ながらうなずいた。迷いなく歩く足跡は、奥へ奥へと進んでいる。村人からもらった地図を確認すると、このまま分かれ道もなく猟師小屋へと続いている道だった迷う心配はないだろう。
メリエの連れた犬たちは、まるで散歩のような足取りで道を進んでいく。
「ケニー、ダン。何か見つけた?」
二頭は時折、茂みに鼻を突っ込み気になった場所の匂いを確認したり、何か興味のある物を見つけると走り寄ろうとする。
子供の足跡を確認しながら進んでいくと、途中で足跡が途切れてしまった。ケイが周囲を調べると道の脇に新しく草が踏みつぶされた痕跡があった。踏みつぶされた跡は道をそれて森の奥へと続いていく。
「進路を変えたのかしら……?」
ケイは小声で呟いた。
音をたてないように慎重に痕跡を辿って移動すると、木々の向こうに猟師小屋らしき建物が見えた。その手前、木に隠れるように小屋を窺がっている茶色い髪の毛に黒い上着の後ろ姿が見える。サントールは静かに近づくと男の子に声をかけた。
「ディノさんだね」
ディノは見たこともない人間に声をかけられて驚いた。
「なっ、なんだよ!」
勇人がディノに静かにするように言う。
「俺たちは、ゴブリン退治を依頼されたハンターだ。ゴブリンは俺たちが始末するから村へ帰れ」
千春も小声で優しく帰るように説得をする。
「そうです。おねーさんたちが代わりにゴブリンをやっつけちゃいますから。ふふー、大丈夫です。おねーさんたち、結構強かったりするんですよ」
ディノは目に強い決意を浮かべて言った。
「オレは父さんの仇を討つ! 邪魔するなよ!」
ケイが言う。
「ねぇ。行かせてあげれば? 一人でここまで来るくらいだもの。おとなしく帰るとも思えないし」
サントールは、自分の過去とディノの思いを重ね合わせていた。だから少年の気持ちもよくわかるのだ。彼はここで行かなくてはきっと後悔するだろう。ディノが納得するためには戦いを見せる必要があるのかもしれなかった。
「危険だがそれでも行きたいのかい?」
ディノはサントールの目を見てはっきりと答えた。
「そのためにここまで来たんだぜ。当たり前だ」
勇人は仕方がないとディノの同行を認めた。
「後ろから見ているだけでいいならついてこい」
千春は、ディノの護衛をすることにした。
「無理はしないこと。おねーさんから離れちゃダメ、ですからね」
ケイは、小屋を観察しながらディノに質問をした。
「では、ゴブリン退治といきましょう。ねぇ、ディノ。ここで小屋を見張っていたのでしょう? ゴブリンは今どうしているのかしら」
「ゴブリンたちは全部、小屋にいるよ。今頃、中で食っているんじゃないか、村から奪ってきた食料をさ」
ディノの口調に悔しさがにじむ。
「ゴブリンが小屋から出てきたら引っかかるように小屋の入り口にロープを張っておくわ。みんな、引っかからないように注意してね」
と言ってケイは静かに小屋へ近づき、出入り口に足が引っかかりそうな高さのロープを張る。そして、小屋や周辺がよく見渡せる木に登りアサルトライフルを構えた。逃げようとするゴブリンを狙撃するつもりだった。
「俺たちは裏に回り込む。準備ができたら魔導短伝話で合図をする。同時に突入だ」
勇人とサントールは少し大回りをして猟師小屋の後ろへ回り込んだ。簡単な作りの小屋の壁は薄かった。勇人のウォーハンマーの渾身撃の一撃で破壊できそうだ。サントールはメリケンサックを手にはめると、いつでも突入できるように準備した。
メリエと千春は小屋の正面、入り口の前にいる。千春はディノを庇うために盾をかまえた。
「オレも戦う! そのためにここまで来たんだ!」
「ダメです、ディノ君。私の後ろから出ないでくださいね。危険だと思ったらすぐに森に隠れること。いいですね」
戦いを前に千春の口調も厳しさをます。
「なんでだよ! 男のオレが逃げるなんてカッコ悪いこと出来るかよ!」
ディノが抗議する。
「これは本当の闘いです。攻撃が当たればケガをするし、下手をすれば死んじゃいます。お母さんをこれ以上悲しませないでください!」
「お、おう」
ディノは千春の優しい口調から一変した強い口調に驚いたようだった。
●ゴブリンをやつけろ!
メリエが剣をかまえ、魔導短伝話に向かって用意の整ったことを伝えた。
「こちらメリエ。いつでもどうぞ」
「了解。いくぞ!」
勇人は攻めの構えから踏み込みウォーハンマーの渾身撃を放った。壁の破壊される大きな音が森に響く。
サントールはウォーハンマーの下を潜り抜け、開いた穴から内部へと滑り込んだ。
小屋の中では、ゴブリンたちが食事をしていた。奪った作物を食べ散らかしているらしく食べかすが散乱し、腐敗臭が鼻につく。
サントールは小屋へ飛び込んだ。ゴブリンたちの位置を素早く確認する。ゴブリンたちは混乱していた。正面入り口に近いゴブリンたちは我先に外へ飛び出そうと、戸に取り付いた。サントールに近い位置にいるゴブリンは、他のゴブリンよりも早く状況を把握したらしく槍を握りしめるとサントールへと襲い掛かってきた。
奇声を発しながら、ゴブリンが槍を振り回す。サントールはマルチステップで回避をしつつゴブリンの背後へと回り込んだ。槍を使うことができないように密着しそのまま組み付く。そして、スラッシュエッジの力を込めて、拳をゴブリンの背中へと叩き込んだ。骨が砕ける鈍い音がするとゴブリンは槍を取り落し崩れ落ちた。
サントールはゴブリンが確実に絶命したことを確認すると、視線を出口へと向ける。戸は開け放たれている。何匹か外へ出てしまったようだった。
「外に助けにいかないと」
勇人はウォーハンマーからフィストガードに持ち替えて小屋に突入する。外に出られずにいたゴブリンに拳を叩き付ける。ゴブリンも棍棒を振りまわし勇人を殴りつけるが、勇人はうまく鎧に当てることでダメージを回避した。
ゴブリンを殴りつける。殴った拳がゴブリンの肉体にめり込む感触が伝わってくる。しかしそんなことは気にせず殴って殴りまくる。ゴブリンも棍棒や腕を使い攻撃を防ごうとするが、勇人の攻撃の前には無力だった。やがて、ゴブリンが動かなくなったことを確認すると外の仲間の応援に飛び出していった。
小屋から逃げ出そうとしたゴブリンが一匹、ロープにひっかかり倒れこんだ。そこへメリエの渾身撃が突き刺さる。
「どうした! まさかずっと弱い抵抗しかされないと思ってたか! 死んで悔いろ! その甘さを!」
ゴブリンが確実に絶命するように剣を突き刺した。
外へ逃げ出すことができたゴブリンは二匹だけだった。二匹は一目散に森へと逃げ込もうとするが、頭上からアサルトライフルの弾が降ってくる。どこから攻撃をされているのか分からないゴブリンは慌てふためき右往左往する。木の上から見張っているケイが威嚇射撃を行ったのだ。立体感覚を活かし木々を移動し、ゴブリンが逃げられないように角度や場所を変えて射撃する。
一匹のゴブリンは逃げられないと悟ると、ゴブリンは目標を千春とその後ろのディノに向けた。ゴブリンは勢いをつけて棍棒で殴りつけてくる。千春は、後ろにいるディノを守るために、攻撃を盾に当てて受け流した。
「ディノ君! 下がってください!」
初めて見る戦闘にディノは固まってしまっい動けない。
「で、でも」
ゴブリンは棍棒を使いめちゃくちゃに殴りつけてくる。ディノを庇う千春は、盾で防ぐのに精一杯だった。
ケイの瞳が千春を殴りつけているゴブリンを捕えた。よく狙いをつけ強弾を放つ。放たれた銃弾は頭部に吸い込まれるように命中しゴブリンの息の根を止めた。
最後の一匹となったゴブリンは森の中に逃げ込もうと走る。ケイはゴブリンの足元を狙い立て続けに威嚇射撃を行って足止めをした。
メリエが走り寄る。盾を使いぶん殴るとゴブリンはよろけて倒れ込む。そこへメリエは剣を突き刺した。ゴブリンはもがき手に持った棍棒をメリエの顔に向かって投げつけた。
「くっ」
顔に直撃するがメリエは怯まずに、ゴブリンが動かなくなるまで何度も突き刺した。
「う、あぁ」
凄惨な場面を初めて目撃し絶句しているディノ。彼に向かってメリエが言った。
「ゴブリンに挑むとはこういう事です。命の掻き合いやってるんです。勇気とは何か? 生きるとは何か? よく考えるべきですよ。ディノ君」
小屋の中のゴブリンを片づけた勇人とサントールが出てきた。勇人がディノを諭す。
「ディノ。守るためには何が必要かをわからないとな。母親に心配をかけたのでは何の意味もないな」
木から降りてきたケイが続けて語りかけた。
「そうね、勇敢なのは良いことよ。でも、勇気と無謀を一緒にしてはダメね」
ディノは俯いて泣き出した。嗚咽混じりにやっと一言だけ返事ができた。
「ごめんなさい……」
千春がそっとメリエに近寄る。
「顔、赤くなってしまっていますね。今手当てをしますから。他にケガをされたところはないですか?」
メリエに確認をしながらヒールをかける。棍棒が直撃し赤く腫れてきていたメリエの顔がすぅ、と癒えていった。
村に帰ると村人達が出迎えてくれた。ディノの母親が飛び出して、ディノを力一杯抱きしめた。
「もう、心配かけないで……」
ディノは母の胸に顔をうずめた。
「ごめんなさい。母さん。ごめん……」
再会を果たした母子を見ながら、サントールは自分の戦いはいつまで続くのだろうかとぼんやりと考えていた。
五人のハンターが依頼のあった村にやってきた。村は、ゴブリンに怯えてか暗く陰鬱とした雰囲気に沈んでいる。村の様子を見た柏木 千春(ka3061)は力強く決意した。
「農作物を荒らすゴブリン。彼らにも彼らなりの事情があってのことだとは思います。とはいえ、村の人たちが大切に育てた農作物を見捨てるわけにもいきませんし。これ以上の被害を出さないためにも、頑張らないと!」
ケイ・R・シュトルツェ(ka0242)が言った。
「そのゴブリン達、お痛がすぎるわね。……イイわ。あたし達が何とかしましょ。それよりも森へ一人入っていったディノが心配ね。勇敢なのは良いけれど、無事に見つけて無謀という言葉を教えてあげなきゃ、ね」
十文字 勇人(ka2839)は村を歩きながら言う。
「一人で父の仇を討とうと森に入るとはなんともはや、その心意気やよし! と言いたいところだが、さすがに無謀すぎるな」
メリエ・フリョーシカ(ka1991)が同意する。
「よりによって素手とは。鉈とか包丁とか鍬とか鋤とかいくらでもあったでしょうに。とにかく、ゴブリンの住処に全力で向かってさっさと討伐する! ディノ君は見つけ次第保護する! 頑張りましょうね!」
サントール・アスカ(ka2820)が言った。
「そのためにも手分けをして、手早く必要な事を聞いて回ろうか。村人が集まっているところに行ってくるよ」
サントールと千春は森に詳しい村人たちから聞き取りをするために村の集会場を訪れた。
「ハンターオフィスからやってきたサントールだ、よろしく。これ以上被害を拡大させないためにも協力をお願いしたい。森の経路に小屋の位置。中の様子を聞きたいんだ」
「同じく千春といいます。よろしくお願いします。森の地図があればいただけないでしょうか。あとディノ君の特徴が分かる方いらっしゃいませんか? 服装だけでもわかれば嬉しいのですが……」
村人たちがそれぞれ知っていることを教えてくれた。
「オレたちが森に入るときに使う道があるよ。その道なら猟師小屋まで一本さ。ゴブリンどももその道を使って村にやってくるんだ」
「猟師小屋っていっても、板床と土間があるだけの簡単な作りだよ。近頃は手入れをしていないからあちこち傷んでいるだろうなぁ」
「ディノは、親思いの優しい子だよ。父親がケガをした時もそれは怒ってねぇ。仇を討つっていって聞かなくって。まさか、本当に行くとはねぇ」
「ディノの奴は、普段灰色っぽいズボンに黒い上着を着ているな。今もそんな服を着ているんじゃないか」
「地図は、簡単な物しかないのだが……。これでよければ使っておくれ」
「ゴブリンどもをやっつけてくれよな!」
勇人は、ディノの友人に話を聞いている。
「ディノの特徴を教えてくれ」
ディノの幼馴染だという少年は初めて見るハンターに緊張しながら答えてくれた。
「ディノは茶色くて短い髪の毛だよ。いつも一緒に遊んでるんだ。村の中で一番元気があるよ」
「森にはどう入っていったかわかるか?」
「森で遊ぶ時はあの道を使って行くんだ」
と言って少年は森へと続く道を指さした。
メリエ・フリョーシカはディノの家を訪ねると母親に話かけた。
「あ、ディノ君のお母さんですよね? すみませんが彼の持ち物……匂いのするのを貸してください」
「あの子のサンダルでいいですか? 夏に履いていた物なのですが」
母親は、子供のサンダルを持ってきてくれる。たくさん遊んだのだろう、あちこちすり切れたサンダルだった。
「ありがとうございます。あの、お母さん」
メリエは疑問に思ったことを聞いた。
「どうしてディノ君は何も持たずに森へ入っていったのですか?」
「あの子がゴブリンをやっつけると言ってきかないものですから。武器になりそうな物は隠してあったんです。そうしたら、あの子、何も持たずに飛び出してしまって……」
母親は堪えていた思いが溢れ出し、涙を浮かべる。
「大丈夫です。必ず、無事に連れて帰りますね! まかせて下さい!」
安心させるように断言する。そしてメリエは借りたサンダルをドーベルマンのケニーとブルドッグのダンに嗅がせた。
「ケニー、ダン。この匂いがしたら、教えてね」
●森の中
村人やディノの友人が教えてくれた森の道を五人は進んだ。ゴブリンは道をはみ出したりしながら歩いたのだろうか、外の茂みを荒らした跡が見て取れる。森に入って返り討ちにされたという村の大人たちのものだろうか足を引きずった様な跡もあった。
勇人は、さまざまな痕跡の中から真新しく一番小さい足跡を見つけた。
「見てくれ、この足跡だけ小さい。子供のものだな」
千春は小さい足跡を見ながらうなずいた。迷いなく歩く足跡は、奥へ奥へと進んでいる。村人からもらった地図を確認すると、このまま分かれ道もなく猟師小屋へと続いている道だった迷う心配はないだろう。
メリエの連れた犬たちは、まるで散歩のような足取りで道を進んでいく。
「ケニー、ダン。何か見つけた?」
二頭は時折、茂みに鼻を突っ込み気になった場所の匂いを確認したり、何か興味のある物を見つけると走り寄ろうとする。
子供の足跡を確認しながら進んでいくと、途中で足跡が途切れてしまった。ケイが周囲を調べると道の脇に新しく草が踏みつぶされた痕跡があった。踏みつぶされた跡は道をそれて森の奥へと続いていく。
「進路を変えたのかしら……?」
ケイは小声で呟いた。
音をたてないように慎重に痕跡を辿って移動すると、木々の向こうに猟師小屋らしき建物が見えた。その手前、木に隠れるように小屋を窺がっている茶色い髪の毛に黒い上着の後ろ姿が見える。サントールは静かに近づくと男の子に声をかけた。
「ディノさんだね」
ディノは見たこともない人間に声をかけられて驚いた。
「なっ、なんだよ!」
勇人がディノに静かにするように言う。
「俺たちは、ゴブリン退治を依頼されたハンターだ。ゴブリンは俺たちが始末するから村へ帰れ」
千春も小声で優しく帰るように説得をする。
「そうです。おねーさんたちが代わりにゴブリンをやっつけちゃいますから。ふふー、大丈夫です。おねーさんたち、結構強かったりするんですよ」
ディノは目に強い決意を浮かべて言った。
「オレは父さんの仇を討つ! 邪魔するなよ!」
ケイが言う。
「ねぇ。行かせてあげれば? 一人でここまで来るくらいだもの。おとなしく帰るとも思えないし」
サントールは、自分の過去とディノの思いを重ね合わせていた。だから少年の気持ちもよくわかるのだ。彼はここで行かなくてはきっと後悔するだろう。ディノが納得するためには戦いを見せる必要があるのかもしれなかった。
「危険だがそれでも行きたいのかい?」
ディノはサントールの目を見てはっきりと答えた。
「そのためにここまで来たんだぜ。当たり前だ」
勇人は仕方がないとディノの同行を認めた。
「後ろから見ているだけでいいならついてこい」
千春は、ディノの護衛をすることにした。
「無理はしないこと。おねーさんから離れちゃダメ、ですからね」
ケイは、小屋を観察しながらディノに質問をした。
「では、ゴブリン退治といきましょう。ねぇ、ディノ。ここで小屋を見張っていたのでしょう? ゴブリンは今どうしているのかしら」
「ゴブリンたちは全部、小屋にいるよ。今頃、中で食っているんじゃないか、村から奪ってきた食料をさ」
ディノの口調に悔しさがにじむ。
「ゴブリンが小屋から出てきたら引っかかるように小屋の入り口にロープを張っておくわ。みんな、引っかからないように注意してね」
と言ってケイは静かに小屋へ近づき、出入り口に足が引っかかりそうな高さのロープを張る。そして、小屋や周辺がよく見渡せる木に登りアサルトライフルを構えた。逃げようとするゴブリンを狙撃するつもりだった。
「俺たちは裏に回り込む。準備ができたら魔導短伝話で合図をする。同時に突入だ」
勇人とサントールは少し大回りをして猟師小屋の後ろへ回り込んだ。簡単な作りの小屋の壁は薄かった。勇人のウォーハンマーの渾身撃の一撃で破壊できそうだ。サントールはメリケンサックを手にはめると、いつでも突入できるように準備した。
メリエと千春は小屋の正面、入り口の前にいる。千春はディノを庇うために盾をかまえた。
「オレも戦う! そのためにここまで来たんだ!」
「ダメです、ディノ君。私の後ろから出ないでくださいね。危険だと思ったらすぐに森に隠れること。いいですね」
戦いを前に千春の口調も厳しさをます。
「なんでだよ! 男のオレが逃げるなんてカッコ悪いこと出来るかよ!」
ディノが抗議する。
「これは本当の闘いです。攻撃が当たればケガをするし、下手をすれば死んじゃいます。お母さんをこれ以上悲しませないでください!」
「お、おう」
ディノは千春の優しい口調から一変した強い口調に驚いたようだった。
●ゴブリンをやつけろ!
メリエが剣をかまえ、魔導短伝話に向かって用意の整ったことを伝えた。
「こちらメリエ。いつでもどうぞ」
「了解。いくぞ!」
勇人は攻めの構えから踏み込みウォーハンマーの渾身撃を放った。壁の破壊される大きな音が森に響く。
サントールはウォーハンマーの下を潜り抜け、開いた穴から内部へと滑り込んだ。
小屋の中では、ゴブリンたちが食事をしていた。奪った作物を食べ散らかしているらしく食べかすが散乱し、腐敗臭が鼻につく。
サントールは小屋へ飛び込んだ。ゴブリンたちの位置を素早く確認する。ゴブリンたちは混乱していた。正面入り口に近いゴブリンたちは我先に外へ飛び出そうと、戸に取り付いた。サントールに近い位置にいるゴブリンは、他のゴブリンよりも早く状況を把握したらしく槍を握りしめるとサントールへと襲い掛かってきた。
奇声を発しながら、ゴブリンが槍を振り回す。サントールはマルチステップで回避をしつつゴブリンの背後へと回り込んだ。槍を使うことができないように密着しそのまま組み付く。そして、スラッシュエッジの力を込めて、拳をゴブリンの背中へと叩き込んだ。骨が砕ける鈍い音がするとゴブリンは槍を取り落し崩れ落ちた。
サントールはゴブリンが確実に絶命したことを確認すると、視線を出口へと向ける。戸は開け放たれている。何匹か外へ出てしまったようだった。
「外に助けにいかないと」
勇人はウォーハンマーからフィストガードに持ち替えて小屋に突入する。外に出られずにいたゴブリンに拳を叩き付ける。ゴブリンも棍棒を振りまわし勇人を殴りつけるが、勇人はうまく鎧に当てることでダメージを回避した。
ゴブリンを殴りつける。殴った拳がゴブリンの肉体にめり込む感触が伝わってくる。しかしそんなことは気にせず殴って殴りまくる。ゴブリンも棍棒や腕を使い攻撃を防ごうとするが、勇人の攻撃の前には無力だった。やがて、ゴブリンが動かなくなったことを確認すると外の仲間の応援に飛び出していった。
小屋から逃げ出そうとしたゴブリンが一匹、ロープにひっかかり倒れこんだ。そこへメリエの渾身撃が突き刺さる。
「どうした! まさかずっと弱い抵抗しかされないと思ってたか! 死んで悔いろ! その甘さを!」
ゴブリンが確実に絶命するように剣を突き刺した。
外へ逃げ出すことができたゴブリンは二匹だけだった。二匹は一目散に森へと逃げ込もうとするが、頭上からアサルトライフルの弾が降ってくる。どこから攻撃をされているのか分からないゴブリンは慌てふためき右往左往する。木の上から見張っているケイが威嚇射撃を行ったのだ。立体感覚を活かし木々を移動し、ゴブリンが逃げられないように角度や場所を変えて射撃する。
一匹のゴブリンは逃げられないと悟ると、ゴブリンは目標を千春とその後ろのディノに向けた。ゴブリンは勢いをつけて棍棒で殴りつけてくる。千春は、後ろにいるディノを守るために、攻撃を盾に当てて受け流した。
「ディノ君! 下がってください!」
初めて見る戦闘にディノは固まってしまっい動けない。
「で、でも」
ゴブリンは棍棒を使いめちゃくちゃに殴りつけてくる。ディノを庇う千春は、盾で防ぐのに精一杯だった。
ケイの瞳が千春を殴りつけているゴブリンを捕えた。よく狙いをつけ強弾を放つ。放たれた銃弾は頭部に吸い込まれるように命中しゴブリンの息の根を止めた。
最後の一匹となったゴブリンは森の中に逃げ込もうと走る。ケイはゴブリンの足元を狙い立て続けに威嚇射撃を行って足止めをした。
メリエが走り寄る。盾を使いぶん殴るとゴブリンはよろけて倒れ込む。そこへメリエは剣を突き刺した。ゴブリンはもがき手に持った棍棒をメリエの顔に向かって投げつけた。
「くっ」
顔に直撃するがメリエは怯まずに、ゴブリンが動かなくなるまで何度も突き刺した。
「う、あぁ」
凄惨な場面を初めて目撃し絶句しているディノ。彼に向かってメリエが言った。
「ゴブリンに挑むとはこういう事です。命の掻き合いやってるんです。勇気とは何か? 生きるとは何か? よく考えるべきですよ。ディノ君」
小屋の中のゴブリンを片づけた勇人とサントールが出てきた。勇人がディノを諭す。
「ディノ。守るためには何が必要かをわからないとな。母親に心配をかけたのでは何の意味もないな」
木から降りてきたケイが続けて語りかけた。
「そうね、勇敢なのは良いことよ。でも、勇気と無謀を一緒にしてはダメね」
ディノは俯いて泣き出した。嗚咽混じりにやっと一言だけ返事ができた。
「ごめんなさい……」
千春がそっとメリエに近寄る。
「顔、赤くなってしまっていますね。今手当てをしますから。他にケガをされたところはないですか?」
メリエに確認をしながらヒールをかける。棍棒が直撃し赤く腫れてきていたメリエの顔がすぅ、と癒えていった。
村に帰ると村人達が出迎えてくれた。ディノの母親が飛び出して、ディノを力一杯抱きしめた。
「もう、心配かけないで……」
ディノは母の胸に顔をうずめた。
「ごめんなさい。母さん。ごめん……」
再会を果たした母子を見ながら、サントールは自分の戦いはいつまで続くのだろうかとぼんやりと考えていた。
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/11/13 16:39:19 |
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相談用 サントール・アスカ(ka2820) 人間(クリムゾンウェスト)|25才|男性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2014/11/16 00:03:48 |