ゲスト
(ka0000)
【幻視】ホーリー&ブライト【界冥】
マスター:WTRPGマスター

- シナリオ形態
- グランド
- 難易度
- 難しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 1~50人
- サポート
- 0~0人
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2017/09/20 19:00
- 完成日
- 2017/10/03 19:06
このシナリオは5日間納期が延長されています。
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
「ふむ、ここがリアルブルーか。随分と殺風景な場所だな」
「これはおっさんも驚きだ。こんなにあっさり戻って来られるとは」
『錬金の到達者』コーリアスとアレクサンドル・バーンズ(kz0112)は、鎌倉の地に足を踏み入れていた。
コーリアス曰く、『協力者』がこの地へ導いてくれたらしい。
「ニュークロウスの仕組みは概ね分かった。だが、わざわざリアルブルーに来て戦う必要があるか? さっさとクリムゾンウェストで戦えば良いじゃないか」
「分かってないな、アレクサンドル。貴公の案は、ハンターに失礼だ」
「失礼?」
「そう。ハンターにとって試練は、ハンター自身を強化する糧だ。そして、その糧は良質でなければならない」
コーリアスは、語り出す。
アレクサンドルにとってすればどうでも良い事なのだが、コーリアスにはコーリアスの考えがあるようだ。
「良質な糧ねぇ。それがこのリアルブルーって訳か?」
「その通り。サルヴァトーレ・ロッソを覚えているかね? あそこには多くのリアルブルーへの帰還を望む者達がいた。言うなれば彼らにとってこの世界は『守るべき場所』だ。
そこで我々が試練となって壁となれば、彼らはきっと現れる。
そして、見せてくれるはずだ。戦いへの輪舞曲と引き換えにハンターの更なる成長を」
コーリアスはリアルブルーでニュークロウスを用いて暴れ回るつもりだ。
可能な限りリアルブルーを破壊すれば、ハンターはきっと現れる。
試練の山は高ければ高い方が良い。
それを乗り越えた時、ハンターは成長する。
――錬金の到達者と呼ばれ、伸び代を失ったコーリアスにとって羨望の存在。
それを見る為だけに、コーリアスは自らの命を賭ける。
「もう一つ教えてくれ。何故、俺をここへ呼んだ? 青木だって構わないだろう?」
「愚問だな。理由は二つ。一つは、貴公が心の中でリアルブルーの帰還を望んでいた。帰りたかったのだろう? 彼女の思い出と共に」
「…………」
アレクサンドルは答えなかった。
安易に自分の大事な部分を土足で踏み荒らされた気持ちだ。
だが、それでも構わない。
あれだけ帰りたかったリアルブルーへ来られたのだから。
「もう一つは?」
「ハンターとの決着を欲していたのが、貴公だったからだ。
……さて、始めよう。僕が用意した試練、たっぷりと楽しんでくれ。
そして、僕に成長を見せて欲しい。暗闇を照らす聖なる光のように」
●
「緊急警戒。謎の物体が接近してきます!」
鎌倉クラスタを攻略したメタ・シャングリラは、戦闘の事後処理に終われていた。
その最中に突如現れたのは大きな足と尻尾を持つ50メートルを超える怪物。
鶴岡八幡宮付近に現れたそれは、ゆっくりと南下を開始している。
「な、なんザマス!? ちょっと、クラスタは破壊したザマスよ!」
森山恭子(kz0216)が悲鳴にも似た声を上げる。
鎌倉海浜公園に着陸していたメタ・シャングリラは現在エンジン部の補修工事に着手している。動く事もできないメタ・シャングリラは、残念ながらあの怪物の進路上にある。
「知るかよ! それより奴を止める事を考えろ」
強化人間ジェイミー・ドリスキル(kz0231)中尉は、焦る恭子を叱り飛ばした。
慌てる指揮官を止めるというよりも、甲高い声が耳障りだったからだ。
「奴を止めるしかない。味方部隊の展開は?」
「CAM及び魔導アーマーが出撃準備中です。間もなく各機発進準備が完了します」
山岳猟団の八重樫 敦(kz0056)がオペレーターへ確認する。
このまま怪物を進軍させれば、メタ・シャングリラだけではない。周辺地域に多大なる被害が発生する事になる。
「幻獣と一緒に来た連中も投入して戦力を集中させろ」
「やるしかねぇか。俺もヨルズで出るぞ」
八重樫の指示をよそに、ドリスキルも試作CAM「ヨルズ」で出撃準備を開始する。
どうすればあの怪物が止まるか。
それは未だ分からない。だが、それでもあの怪物を止めなければならない。
鎌倉の地を――日本を守る為に。
「……! 新たなる情報です。鎌倉駅周辺に歪虚らしき存在を確認。怪物に対抗すべく進軍している部隊を側面から強襲しています」
オペレーターに舞い込んできた新たなる敵の情報。
情報を受けたオペレーターは、ブリッジのモニターへ鎌倉駅周辺の映像を映し出した。
「あれは!」
「アレクサンドル! あとあれは……マティリア、だっけ。なんでここに……?!」
八重樫とイェルズ・オイマト (kz0143)が、まさかの存在に驚かされる。
画面には多数の女性型機械人形と白衣を着た金髪の男がメスを巧みに使って地球統一連合軍の兵士へ襲い掛かっていた。
「イェルズちゃん、あれは知り合いザマスか? ていうかあの機械は何ザマス!? 沢山いるザマス!」
「知り合いどころか敵ですよ! 災厄の十三魔の一人……早い話が賞金首です。あの機械人形はマティリアといって、バイク型のは量産型だったかな……。でも、どうしてリアルブルーに……? エンドレスもまだ討ち取ってないのにアレクサンドルまで現れるなんて一体どうなってるんだよ……!」
「考えるのは後だ! ハンターの一部をアレクサンドルに回せ。ここで討ち取るぞ」
「あれは紅の世界の敵なんですね……。僕もお手伝いします!」
八重樫の怒号がブリッジに飛び、レギ(kz0229)もイェルズを追って走り出す。
怪物とアレクサンドル。
二方面を同時に相手にする戦いだ。
無謀だが、どちらかを逃せばメタ・シャングリラは大損害を被る事になる。
絶対に負けられない――。
「イェルズちゃん、レギちゃん、ガンバってザマスっ!」
緊迫した空気の中でも、恭子だけはいつものペースを崩さなかった。
「これはおっさんも驚きだ。こんなにあっさり戻って来られるとは」
『錬金の到達者』コーリアスとアレクサンドル・バーンズ(kz0112)は、鎌倉の地に足を踏み入れていた。
コーリアス曰く、『協力者』がこの地へ導いてくれたらしい。
「ニュークロウスの仕組みは概ね分かった。だが、わざわざリアルブルーに来て戦う必要があるか? さっさとクリムゾンウェストで戦えば良いじゃないか」
「分かってないな、アレクサンドル。貴公の案は、ハンターに失礼だ」
「失礼?」
「そう。ハンターにとって試練は、ハンター自身を強化する糧だ。そして、その糧は良質でなければならない」
コーリアスは、語り出す。
アレクサンドルにとってすればどうでも良い事なのだが、コーリアスにはコーリアスの考えがあるようだ。
「良質な糧ねぇ。それがこのリアルブルーって訳か?」
「その通り。サルヴァトーレ・ロッソを覚えているかね? あそこには多くのリアルブルーへの帰還を望む者達がいた。言うなれば彼らにとってこの世界は『守るべき場所』だ。
そこで我々が試練となって壁となれば、彼らはきっと現れる。
そして、見せてくれるはずだ。戦いへの輪舞曲と引き換えにハンターの更なる成長を」
コーリアスはリアルブルーでニュークロウスを用いて暴れ回るつもりだ。
可能な限りリアルブルーを破壊すれば、ハンターはきっと現れる。
試練の山は高ければ高い方が良い。
それを乗り越えた時、ハンターは成長する。
――錬金の到達者と呼ばれ、伸び代を失ったコーリアスにとって羨望の存在。
それを見る為だけに、コーリアスは自らの命を賭ける。
「もう一つ教えてくれ。何故、俺をここへ呼んだ? 青木だって構わないだろう?」
「愚問だな。理由は二つ。一つは、貴公が心の中でリアルブルーの帰還を望んでいた。帰りたかったのだろう? 彼女の思い出と共に」
「…………」
アレクサンドルは答えなかった。
安易に自分の大事な部分を土足で踏み荒らされた気持ちだ。
だが、それでも構わない。
あれだけ帰りたかったリアルブルーへ来られたのだから。
「もう一つは?」
「ハンターとの決着を欲していたのが、貴公だったからだ。
……さて、始めよう。僕が用意した試練、たっぷりと楽しんでくれ。
そして、僕に成長を見せて欲しい。暗闇を照らす聖なる光のように」
●
「緊急警戒。謎の物体が接近してきます!」
鎌倉クラスタを攻略したメタ・シャングリラは、戦闘の事後処理に終われていた。
その最中に突如現れたのは大きな足と尻尾を持つ50メートルを超える怪物。
鶴岡八幡宮付近に現れたそれは、ゆっくりと南下を開始している。
「な、なんザマス!? ちょっと、クラスタは破壊したザマスよ!」
森山恭子(kz0216)が悲鳴にも似た声を上げる。
鎌倉海浜公園に着陸していたメタ・シャングリラは現在エンジン部の補修工事に着手している。動く事もできないメタ・シャングリラは、残念ながらあの怪物の進路上にある。
「知るかよ! それより奴を止める事を考えろ」
強化人間ジェイミー・ドリスキル(kz0231)中尉は、焦る恭子を叱り飛ばした。
慌てる指揮官を止めるというよりも、甲高い声が耳障りだったからだ。
「奴を止めるしかない。味方部隊の展開は?」
「CAM及び魔導アーマーが出撃準備中です。間もなく各機発進準備が完了します」
山岳猟団の八重樫 敦(kz0056)がオペレーターへ確認する。
このまま怪物を進軍させれば、メタ・シャングリラだけではない。周辺地域に多大なる被害が発生する事になる。
「幻獣と一緒に来た連中も投入して戦力を集中させろ」
「やるしかねぇか。俺もヨルズで出るぞ」
八重樫の指示をよそに、ドリスキルも試作CAM「ヨルズ」で出撃準備を開始する。
どうすればあの怪物が止まるか。
それは未だ分からない。だが、それでもあの怪物を止めなければならない。
鎌倉の地を――日本を守る為に。
「……! 新たなる情報です。鎌倉駅周辺に歪虚らしき存在を確認。怪物に対抗すべく進軍している部隊を側面から強襲しています」
オペレーターに舞い込んできた新たなる敵の情報。
情報を受けたオペレーターは、ブリッジのモニターへ鎌倉駅周辺の映像を映し出した。
「あれは!」
「アレクサンドル! あとあれは……マティリア、だっけ。なんでここに……?!」
八重樫とイェルズ・オイマト (kz0143)が、まさかの存在に驚かされる。
画面には多数の女性型機械人形と白衣を着た金髪の男がメスを巧みに使って地球統一連合軍の兵士へ襲い掛かっていた。
「イェルズちゃん、あれは知り合いザマスか? ていうかあの機械は何ザマス!? 沢山いるザマス!」
「知り合いどころか敵ですよ! 災厄の十三魔の一人……早い話が賞金首です。あの機械人形はマティリアといって、バイク型のは量産型だったかな……。でも、どうしてリアルブルーに……? エンドレスもまだ討ち取ってないのにアレクサンドルまで現れるなんて一体どうなってるんだよ……!」
「考えるのは後だ! ハンターの一部をアレクサンドルに回せ。ここで討ち取るぞ」
「あれは紅の世界の敵なんですね……。僕もお手伝いします!」
八重樫の怒号がブリッジに飛び、レギ(kz0229)もイェルズを追って走り出す。
怪物とアレクサンドル。
二方面を同時に相手にする戦いだ。
無謀だが、どちらかを逃せばメタ・シャングリラは大損害を被る事になる。
絶対に負けられない――。
「イェルズちゃん、レギちゃん、ガンバってザマスっ!」
緊迫した空気の中でも、恭子だけはいつものペースを崩さなかった。
リプレイ本文
該当リプレイは以下のURLの特設ページで公開されております。
http://www.wtrpg10.com/event/cp037/opening
http://www.wtrpg10.com/event/cp037/opening
依頼結果
依頼成功度 | 普通 |
---|
MVP一覧
重体一覧
- 和なる剣舞
オウカ・レンヴォルト(ka0301) - 王国騎士団“黒の騎士”
米本 剛(ka0320) - 支援巧者
ロニ・カルディス(ka0551) - 自爆王
紫月・海斗(ka0788) - 夢路に誘う青き魔女
夢路 まよい(ka1328) - 紫煙の守護翼
シガレット=ウナギパイ(ka2884) - いつか、その隣へと
ティアンシェ=ロゼアマネル(ka3394) - 唯一つ、その名を
Holmes(ka3813) - 部族なき部族
エステル・ソル(ka3983) - 侮辱の盾
西空 晴香(ka4087) - フリーデリーケの旦那様
アルマ・A・エインズワース(ka4901) - 想いと記憶を護りし旅巫女
夜桜 奏音(ka5754) -
鞍馬 真(ka5819) - 拳で語る男
輝羽・零次(ka5974) - お約束のツナサンド
アルスレーテ・フュラー(ka6148) - 決意は刃と共に
アーク・フォーサイス(ka6568) - 望む未来の為に
クラン・クィールス(ka6605) - 覚悟の漢
南護 炎(ka6651) - 白銀のスナイパー
氷雨 柊羽(ka6767)
参加者一覧
サポート一覧
マテリアルリンク参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/09/17 03:12:41 |
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選択肢表明 シガレット=ウナギパイ(ka2884) 人間(クリムゾンウェスト)|32才|男性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2017/09/19 22:07:45 |
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選択肢2:アレクサンドル撃破 シガレット=ウナギパイ(ka2884) 人間(クリムゾンウェスト)|32才|男性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2017/09/20 15:01:53 |
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質問卓 シガレット=ウナギパイ(ka2884) 人間(クリムゾンウェスト)|32才|男性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2017/09/16 22:39:21 |
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選択肢1:コーリアス撃破 シガレット=ウナギパイ(ka2884) 人間(クリムゾンウェスト)|32才|男性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2017/09/20 18:28:14 |