ゲスト
(ka0000)
急襲ゴブリン団殲滅
マスター:笹村工事

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 6~8人
- サポート
- 0~0人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2014/11/16 09:00
- 完成日
- 2014/11/20 01:16
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
自由都市同盟の産業を支える拠点都市、蒸気工場都市フマーレ。
その郊外に建つ一つの屋敷。
その応接間で、老年の域に差しかかりながらも精強な男と、リアルブルー転移者の青年が話し合っていた。
「一先ず配置シフトの作成は完了しました」
「おう、お疲れさん」
リアルブルー人であるトキから渡された配置関連書類を見ながら、クルキャット商連合トップのアラゴは労いの言葉を返した。
いま二人が話し合っているのは、農耕推進地域ジェオルジ内の村を荒らしたゴブリン団への事前対処である。
以前、狂気の歪虚騒動が起こった際、そちらにハンター達の動きが集中する隙を突くようにして村を襲った一団は、その後動きを見せず居場所も特定できていない。
だが、襲われた村の復興事業やジェオルジ内の村々を繋ぐような観光馬車事業などを進めているクルキャット商連合としては、不確定要素であるそれへの対策を無視する気もなく、いつ何があっても対処が行えるように内部人員の配置とシフトを決めようとしていた。
その配置案をトキが作成し、アラゴが受け取っているという訳である。
「巧くまとまってんな」
「余力を残したまま、という条件ですとそれがベストですね」
書類内容を確認したアラゴからそれを受け取りながらトキは続ける。
「ジェオルジ内の村々と関わる事業に、どのみち人員は配備しなければいけませんからね。
そういった人達に、同時に緊急時の対処をして貰えるようにしてあります。
勿論、ウチの人員だけでは足りませんから、随時外部のハンターの皆さんに頼る必要はありますが」
「それで良い。どのみちウチだけでやり続けられる訳じゃないからな。
問題はそれを続ける為の金だが、そっちの方は問題ない。というより、むしろ使え」
「随分、豪気ですね」
トキの言葉にアラゴは軽く眉を寄せると、複雑な心境を口にする。
「今回の復興事業やらの諸々、最悪金を食うだけで延々と続ける事も覚悟してたんだが、そうはなりそうになくてな。
少なくとも数年は赤字になると思ってたんだが、ジェオルジの村で採れた物から作った商品は売れ行きが良いらしいし、それを捌く場所として許可を出したファミレスも順調らしい。メイド服や執事服を着た本格的な給仕が受けられるっつうんで、リアルブルーの人らにも好評みたいだな。
なんか、メイド喫茶とか執事喫茶バンザイ、とかいうアンケートが一部のリアルブルーの人らから来てるんだが、アレなんだ?」
これにトキは微妙な表情になり返す。
「あ~、それは、向こうの一部地域の一部の人達の趣味と言いますか……――
そんな事よりもお金の方は大丈夫なんですか」
無理矢理話題を戻すトキ。それにアラゴは返す。
「実はな、当初想定してたより巧く行きすぎててな。おまけにジェオルジで取り引きさせて貰ってる人達、ウチが周辺警護や村のちょっとした問題なんかにも気軽に対処してくれるからってんで、仕入れ安くしてくれんだよ。お蔭で事前に準備してた金、余りまくりでな」
「それは商売人として良い事なんでしょうけども、ウチとしちゃ、問題ですね」
「まぁな。元々ウチは、ハンターだけじゃ対処できない事を補うために商売始めたからな。あまり商売の規模がデカくなり過ぎると面倒なんだよ。下手にデカくなると、商売関係のごたごたに関わる率もデカくなるからな。
だからわざわざ、古参の経済都市のヴァリオスや新興経済都市のポルトワールから離れたフマーレに本拠地置いてるぐらいだしな」
「商売人同士の政治に巻き込まれてはたまらない、という訳ですね」
「そういうこった。だから、下手に余ってる金は使うに限るってな。連合員にも、その辺は通達出してるよ」
「なるほど。なら安心して外部のハンターの皆さんの協力を前提として今後も動けますね」
「ああ。その辺は今後も頼むぜ。何も無いのが一番なんだがな」
「そうですね。そうなれば良いんですが」
その期待は叶えられることは無かった。
アラゴとトキが話し合っている頃、ジェオルジのとある村。そこをあるゴブリンの一団が襲った。
ある程度の武装と統制のとれた一団である。それが村の南口と北口から同時に襲撃してくる。
それを、その場に商談の為に訪れていたクルキャット商連合のハンターと、彼らからハンターオフィスを通じ依頼を受け同行していたアナタ達が、二手に分かれて襲撃に対応する事になりました。
アナタ達が任されたのは南口、村で採れるキャベツ出荷の為の広場です。
村人からの知らせで即座に動いたアナタ達はそこで戦う事になります。
その結末は果たして――?
その郊外に建つ一つの屋敷。
その応接間で、老年の域に差しかかりながらも精強な男と、リアルブルー転移者の青年が話し合っていた。
「一先ず配置シフトの作成は完了しました」
「おう、お疲れさん」
リアルブルー人であるトキから渡された配置関連書類を見ながら、クルキャット商連合トップのアラゴは労いの言葉を返した。
いま二人が話し合っているのは、農耕推進地域ジェオルジ内の村を荒らしたゴブリン団への事前対処である。
以前、狂気の歪虚騒動が起こった際、そちらにハンター達の動きが集中する隙を突くようにして村を襲った一団は、その後動きを見せず居場所も特定できていない。
だが、襲われた村の復興事業やジェオルジ内の村々を繋ぐような観光馬車事業などを進めているクルキャット商連合としては、不確定要素であるそれへの対策を無視する気もなく、いつ何があっても対処が行えるように内部人員の配置とシフトを決めようとしていた。
その配置案をトキが作成し、アラゴが受け取っているという訳である。
「巧くまとまってんな」
「余力を残したまま、という条件ですとそれがベストですね」
書類内容を確認したアラゴからそれを受け取りながらトキは続ける。
「ジェオルジ内の村々と関わる事業に、どのみち人員は配備しなければいけませんからね。
そういった人達に、同時に緊急時の対処をして貰えるようにしてあります。
勿論、ウチの人員だけでは足りませんから、随時外部のハンターの皆さんに頼る必要はありますが」
「それで良い。どのみちウチだけでやり続けられる訳じゃないからな。
問題はそれを続ける為の金だが、そっちの方は問題ない。というより、むしろ使え」
「随分、豪気ですね」
トキの言葉にアラゴは軽く眉を寄せると、複雑な心境を口にする。
「今回の復興事業やらの諸々、最悪金を食うだけで延々と続ける事も覚悟してたんだが、そうはなりそうになくてな。
少なくとも数年は赤字になると思ってたんだが、ジェオルジの村で採れた物から作った商品は売れ行きが良いらしいし、それを捌く場所として許可を出したファミレスも順調らしい。メイド服や執事服を着た本格的な給仕が受けられるっつうんで、リアルブルーの人らにも好評みたいだな。
なんか、メイド喫茶とか執事喫茶バンザイ、とかいうアンケートが一部のリアルブルーの人らから来てるんだが、アレなんだ?」
これにトキは微妙な表情になり返す。
「あ~、それは、向こうの一部地域の一部の人達の趣味と言いますか……――
そんな事よりもお金の方は大丈夫なんですか」
無理矢理話題を戻すトキ。それにアラゴは返す。
「実はな、当初想定してたより巧く行きすぎててな。おまけにジェオルジで取り引きさせて貰ってる人達、ウチが周辺警護や村のちょっとした問題なんかにも気軽に対処してくれるからってんで、仕入れ安くしてくれんだよ。お蔭で事前に準備してた金、余りまくりでな」
「それは商売人として良い事なんでしょうけども、ウチとしちゃ、問題ですね」
「まぁな。元々ウチは、ハンターだけじゃ対処できない事を補うために商売始めたからな。あまり商売の規模がデカくなり過ぎると面倒なんだよ。下手にデカくなると、商売関係のごたごたに関わる率もデカくなるからな。
だからわざわざ、古参の経済都市のヴァリオスや新興経済都市のポルトワールから離れたフマーレに本拠地置いてるぐらいだしな」
「商売人同士の政治に巻き込まれてはたまらない、という訳ですね」
「そういうこった。だから、下手に余ってる金は使うに限るってな。連合員にも、その辺は通達出してるよ」
「なるほど。なら安心して外部のハンターの皆さんの協力を前提として今後も動けますね」
「ああ。その辺は今後も頼むぜ。何も無いのが一番なんだがな」
「そうですね。そうなれば良いんですが」
その期待は叶えられることは無かった。
アラゴとトキが話し合っている頃、ジェオルジのとある村。そこをあるゴブリンの一団が襲った。
ある程度の武装と統制のとれた一団である。それが村の南口と北口から同時に襲撃してくる。
それを、その場に商談の為に訪れていたクルキャット商連合のハンターと、彼らからハンターオフィスを通じ依頼を受け同行していたアナタ達が、二手に分かれて襲撃に対応する事になりました。
アナタ達が任されたのは南口、村で採れるキャベツ出荷の為の広場です。
村人からの知らせで即座に動いたアナタ達はそこで戦う事になります。
その結末は果たして――?
リプレイ本文
村の南口と北口、二か所からゴブリンに侵入されたとの知らせを村人から受けたハンター達は、対応を任された南口に急行した。
●連携ゴブリン団との戦闘
「武装の違うゴブリンが7体。しかも布陣を敷いてるわね」
常人よりも優れた視力と周辺把握に長けたシェール・L・アヴァロン(ka1386)は、現場に到着すると即座に状況を把握し、仲間のハンター達に伝える。
それに続けるように皆は口を開く。
「何だ、あれは……ただのゴブリンじゃないのか……?」
リアルブルー転移者である真田 八代(ka1751)は、統率の取れたゴブリンの群れが珍しい物に見えたようだ。
そんな彼を力付けるようにイレーヌ(ka1372)は言う。
「陣形を組んで攻めてくるか……厄介だが、倒せないことはないだろうさ」
その言葉を更に力付けるように、リサ=メテオール(ka3520)は叫ぶ。
「皆で掛かれば確実に倒せる! むしろこのあたしが警護に付いている時に急襲とは、運が悪いゴブリンどもめっ!!」
根拠を持たない事を本人も自覚しているが、その元気の良さでもって皆を勢い付ける。
それに続くように、カーミン・S・フィールズ(ka1559)は敵の分析を口にした。
「あのゴブリン、短兵の癖に最後方? こちらの動きに対応して、いろいろ行動を派生させられる位置取り? 厄介極まりない相手ね。でも、それは私も同じだわ」
敵の配置と能力を想定しカーミンは自身の配置を決める。それは榊 兵庫(ka0010)も同様だ。
「俺は前衛に立って戦線を支えるつもりだ。出来るだけ後衛と連携しつつ動く。可能なら援護を頼む」
「勿論です。ウインドガストを使いましょう」
Celestine(ka0107)は支援を口にすると同時に、積極的に攻撃の為の提案も行う。
「スリープクラウドが使えます。巻き込んでしまう恐れや発動まで皆様に援護して頂く必要がありますけれど、協力して頂けますか?」
それに姫凪 紫苑(ka0797)は間を空けず応える。
「ん……なら私は、スリープ発動まで弓を警戒しつつ前衛の後ろをついて行く。もし飛んできても、可能な限り斬り払うつもり」
この言葉に皆も続くようにして、それぞれの配置を素早く口にし陣形を組んでいく。
その間に、敵は動き出した。
陣形そのままで、まっすぐハンター達に突っ込んでくる。前衛盾役4体、中衛アーチャー2体、後衛のソルジャー1体が等間隔の距離を保っていた。
対するハンターは、前衛に榊とイレーヌを壁役と先制近接攻撃役として立つ。
支援はシェールが担い、敵に対する遊撃としてカーミンが前衛後方として配置につく。ただしシェールの移動力がやや遅い為、リサが一時的に前衛として立ち回る。シェールが追い付き次第、前後を交代するという段取りだ。
後衛はスキルによる援護を前衛に掛けながら、Celestineのスリープクラウド発動の為の護衛役も配置するという鉄壁の布陣。敵の攻撃を防ぐのは真田、回避力支援とスリープクラウド発動はCelestineが、その彼女の護衛役として姫凪がつく。
一時的に前衛につくリサは主に防御支援を、その後は後衛でCelestineの護衛と傷付いた仲間の回復役として動ける配置も考えていた。
こうしてゴブリンとハンターそれぞれが配置につく中、ゴブリンはハンターへと向かってくる。
この時点で、100mは離れていた距離は半分ほどになっていた。
更にゴブリン達が近づく中、急いでスキルによる支援を行う。しかし、全員に行き届かせる余裕は無い。
「プロテクションかけるよ」
「ありがとう、助かる」
「カ―ミンさん、気を付けて下さいね」
「任せて! ありがとう!」
「was yea ra accrroad oz fhyu yor!」
「支援、感謝する」
リサがイレーヌに、シェールがカーミンに防御支援を、Celestineが榊に回避支援をかける。
更に自身で強化系スキルを使用できる者は事前に使用する。
そしてゴブリンに向け進撃しようとした時、敵の後衛に位置するソルジャーが叫んだ。
「散レ!」
その声に合わせゴブリン達の前衛が2体ずつ左右に分かれ、中衛アーチャーの射線を開ける。
その時にはすでに弓の射程内に入っていた。
それはゴブリン達が与えられていた、相手に遠距離攻撃手段が少ない場合における戦術である。
後衛の遊撃役が相手と自分達の状況を見ながら指揮を行い、中央から弓による遠距離攻撃を、左右に分かれた前衛が横合いから挟撃を、そして全体の流れを見極めながら後衛遊撃が援護と指揮を行う。
相手の一部が突出すれば、盾ゴブリンを使って後衛と分断する壁を作り、その後アーチャーとソルジャーが連携。もし固まっていた場合はアーチャーによる遠距離攻撃により動きを止めた状態で、盾役とソルジャーが側面から攻める。相手の出方により微調整を行う柔軟さも兼ね備えた戦術だ。
その際の機動力確保の為に、武装の調整も行っている。
しかしそれは熟練した集団であれば恐るべき威力を発揮しただろうが、練度が皆無なゴブリン達の動きはどこかぎこちない。
それでも不意を突くような動きを見せ、アーチャー達はハンター達に攻撃を仕掛けた。
榊とイレーヌに向かって矢が飛んでくる。
それを榊は辛うじて避ける。Celestineによる支援がなければ腕に食らっていたかもしれなかったが、事前の援護が功を奏した。
一方、イレーヌは避けずに壁役としてあえて受ける覚悟を決める。鉄扇を広げて矢を迎え撃つが、これは間に合わない。
あと僅かで届く瞬間、真田による援護が飛んだ。
「やらせない!」
気合の声と共に発動した防御障壁のおかげで、矢の威力を削る。
そして事前に掛けられていたプロテクションにより、鉄扇を潜り抜け腹に当たった矢は突き刺さるほどの威力はなかったが、染み込むような衝撃はダメージとしてイレーヌに食い込む。ハンターは先制攻撃を受けた。
けれど、その後の動きは速い。それは事前に連携を意識していたからこそである。
「これから反撃だ!」
リサの呼び掛けに応えるようにハンター達は動き始める。
「右から来るゴブリン達にスリープクラウドを掛けます。イレーヌちゃん、協力をお願いします」
「任せて、姉さん。受けた傷の借りは返すよ」
Celestineとイレーヌが走り出しながら呼び合えば、それを補強するようにシェールとリサが続く。
「なら私が囮になって敵の迎撃を引き受けます。援護のヒールをお願いできますか?」
「任せて! 足はあたしの方が早いから先に出て引きつけた後、お願いね!」
そして左から来るゴブリン達への対応を、カーミンが動きながら話す。
「左から来るゴブリンの後ろに指揮役のソルジャーが付いてる。アレは任せて」
それに榊と姫凪、そして真田が続く。
「ソルジャーに向かうなら盾役の2体を抑える役が居るな。それは俺が引き受ける」
「ん……ならアーチャーには私が向かうね」
「俺は出来る限り防御障壁で援護しつつ、可能なら攻撃もする」
こうしてそれぞれが対応を即座に口にしながら、ハンター達はゴブリン達へと接敵した。
まず、右方の盾ゴブリンにイリーナとリサが接近。それに遅れる形でCelestineとシェールが続く。
リサは自身でプロテクションを掛け、イリーナは事前に掛けられていたプロテクションの効果が切れる前に切り結ぶ。
「二度も受ける気はないよ」
イリーナは盾ゴブリンが振るう剣を鉄扇で受けると、事前に掛けていたメイスファイティングと共にストライクブロウを合わせた一撃を叩き込む。
それは盾に命中したがそれでも威力は大きく、盾を持つゴブリンの手をその衝撃で破壊し盾を落とさせる。
その隣では、リサが盾ゴブリンの攻撃を受けていた。
「痛いっ!」
プロテクションを掛けていた事もあり胴に食らった一撃で切り裂かれる事は無かったが、衝撃は内臓を揺らし、いささかダメージを受ける。だが、それはシェールのヒールにより幾らか回復した。
「囮役を代わります」
「ヒールありがと。代わりにプロテクション掛けるよ」
スイッチバックをする形でリサとシェールは配置を切り替え、Celestineはスリープクラウド発動の為の位置についた。
その頃、中央でも戦いは続いていた。
「……行く、よ」
アーチャーの注意を引く為に姫凪はあえて真っ直ぐに踏み込む。
瞬脚を使い一気に距離を縮め、それにより脅威を感じたアーチャーは矢を集中して放つ。
だが、それをマルチステップも使い避ける。
「……残念……そう来る可能性、考えてたから……当たらない」
一本は余裕で、もう一本はやや危なげに避けながら更に距離を詰めた。
アーチャーは慌てて左右に逃げ、距離を置く。機動力確保のために近接武器を持たなかったアーチャーは距離を取るしかなかった。
それを追い込むように姫凪が動く。
「……距離……取らせない」
左方に逃げたアーチャーを追い込む。
弓による攻撃が出来ないほどに踏み込むと、その距離を確保したまま攻撃を続け殲滅した。
そんな中、左方でもハンター達の進撃は続く。
「あんたは私が相手よ!」
左方の敵へと接近し、アーチャーへの援護に回ろうとしたソルジャーにカーミンは向かう。
瞬脚とランアウトを使い一気に距離を縮め指揮や移動を妨げるように動く。
それに苛立つようにソルジャーは剣を振るった。
「この程度で怒るようじゃ、指揮官には向いてないわよ♪」
襲い掛かる剣をマルチステップの効果もあり、身を捩ってうまく避けた。そしてアーチャーからの攻撃も想定しながら動き回り、ナイフと威力の高い銃でソルジャーを攻撃していく。
それは仲間のハンター達にソルジャーを向かわせず、なおかつ仲間からの助けも考えての動きである。
それに応えるべく、左方の盾ゴブリンを榊と真田が抑えた。
「連携を取れるゴブリン相手に俺達が居たのが不幸中の幸いか。降りかかる火の粉は払わない訳にはいかないし、全力で当たる事としよう」
静かに気迫を漲らせ、榊は積極的に攻撃を仕掛ける。
武器が槍であった事もあり、得物の射程距離の分、先制攻撃を放つ。強打と踏込、スキルを惜しみなく使い放たれた一撃は盾の防御を掻い潜り腹へと突き刺さり致命傷近いダメージを与えた。
だが攻撃の隙を突くようにもう1体の盾ゴブリンが襲い掛かろうとする。
それを防ぐように真田は前に出た。
「前に出る……どちらかっつうと、俺もそっちが得意なんでね!」
欲張って榊の後ろから襲い掛かろうと余計に距離を移動したのが、盾ゴブリンにとっては致命傷。装備の重さで移動力が死んだ状況であったため、あっさり真田に肉薄される。
倒しきるのではなく行動を妨害する事を念頭に置いた真田は、幾らかゴブリンの攻撃を受けるもその場に抑え込む事に成功。それを援護するように、自分が受け持った盾ゴブリンを倒した榊が合流し、二人の連携により殲滅した。
その頃、右方の戦闘も終わりを迎えつつあった。
「準備が出来ました。行きます」
Celestineの呼び掛けに、後方に移動していたリサは声を上げる。
「スリープ行くよ!」
その声にイリーナとシェールは反応して動く。
イリーナは身構え、シェールは自身にレジストを掛け、同時に盾ゴブリンがその場から逃げ出せないように立ちはだかる。
それにゴブリン達が脅威を感じると同時にCelestineのスリープクラウドは放たれた。
「皆様、耐えてくださいまし! was yea ra slepir yorr jene oz mea ! 」
発動と同時に盾ゴブリン2体は眠りに落ち、Celestineの魔法命中力が非常に高い事もありイリーナとシェールも寝てしまった。
「起こさないと!」
「イレーヌちゃん、シェールさん、ごめんなさい!」
慌てて起こしに行く。
その間、右方に逃げていたアーチャーが弓を放つ。しかし狙いはハンターではなく、盾ゴブリン。肩をかすめるように矢が当たり、それにより起きたゴブリンは仲間を殴って起こす。
だが、そこからゴブリンが反撃を行う事は叶わなかった。
「was yea ra yehar guatrz oz doodu ! 」
寝起きから態勢を整える間を与えず、Celestineはアースバレットを放つ。近距離から放たれるそれを寝起きのゴブリンが避けられる訳もなく、イリーナからダメージを受けていた事もあり殲滅させられる。
残り1体の盾ゴブリンも、リサと、彼女により起こされたイリーナとシェール達の連携により撃破された。
それを見たアーチャーは逃げ出そうとする。
だが、それを姫凪が制する。
「ん……後……残りの殲滅だけ」
左方に逃げたアーチャーを殲滅していた姫凪は、スキルを駆使し右方へ逃げたゴブリンへと肉薄する。
この時、瞬脚のような移動強化スキルが無ければアーチャーは逃げ切れたかもしれなかったが、それを持っていた姫凪がアーチャーに集中して対応していたのが運の尽き。肉薄され動きを止めるように攻撃を受けたアーチャーは、支援の為に駆け寄ったイリーナやリサ、そしてシェールとCelestineにより容赦なく殲滅させられた。
これで残るはソルジャー1体のみ。
だが、それも殲滅されつつあった。
「降参しなさい! そっちが持ってる情報を話すなら、悪いようにはしないわ」
ソルジャーと相対しながらカーミンは交渉を行う。
今回の連携を取るゴブリン。それにキナ臭いものを感じた彼女は情報を聞き出そうとしていた。
けれど戦いの中、頭に血が上ったゴブリンには、その言葉は届かない。カーミンの交渉を無視し、襲い掛かる。
それをマルチステップを使い避けるカ―ミン。更にソルジャーは襲い掛かろうとしたが、カ―ミンの支援に走り寄った榊と真田により殲滅させられた。
こうして、戦闘は終わった。
後に残るほどのダメージを受けた者達も居たが、リサやシェールが使えるヒールの回数がまだ残っていた事もあり、万が一の追撃も考え万全に回復させた後その場に留まったが、更に襲撃に来たゴブリン達は出て来なかった。
そして北口を制圧した依頼人がハンター達の元に駆け付け、依頼も終わりを告げた。
念の為に周辺を依頼人の一員が索敵を行ったが、何も見つからなかったという。
連携を取る敵に対して、ハンター達も連携を意識しそれぞれの配置と役割をこなした事。
そしてそれにより、敵にダメージを受けつつも全滅させ、その上で全員を戦闘終了後に回復させられる用意があった事が大きい。
良い活躍を周囲にアピールできた依頼となった。
●連携ゴブリン団との戦闘
「武装の違うゴブリンが7体。しかも布陣を敷いてるわね」
常人よりも優れた視力と周辺把握に長けたシェール・L・アヴァロン(ka1386)は、現場に到着すると即座に状況を把握し、仲間のハンター達に伝える。
それに続けるように皆は口を開く。
「何だ、あれは……ただのゴブリンじゃないのか……?」
リアルブルー転移者である真田 八代(ka1751)は、統率の取れたゴブリンの群れが珍しい物に見えたようだ。
そんな彼を力付けるようにイレーヌ(ka1372)は言う。
「陣形を組んで攻めてくるか……厄介だが、倒せないことはないだろうさ」
その言葉を更に力付けるように、リサ=メテオール(ka3520)は叫ぶ。
「皆で掛かれば確実に倒せる! むしろこのあたしが警護に付いている時に急襲とは、運が悪いゴブリンどもめっ!!」
根拠を持たない事を本人も自覚しているが、その元気の良さでもって皆を勢い付ける。
それに続くように、カーミン・S・フィールズ(ka1559)は敵の分析を口にした。
「あのゴブリン、短兵の癖に最後方? こちらの動きに対応して、いろいろ行動を派生させられる位置取り? 厄介極まりない相手ね。でも、それは私も同じだわ」
敵の配置と能力を想定しカーミンは自身の配置を決める。それは榊 兵庫(ka0010)も同様だ。
「俺は前衛に立って戦線を支えるつもりだ。出来るだけ後衛と連携しつつ動く。可能なら援護を頼む」
「勿論です。ウインドガストを使いましょう」
Celestine(ka0107)は支援を口にすると同時に、積極的に攻撃の為の提案も行う。
「スリープクラウドが使えます。巻き込んでしまう恐れや発動まで皆様に援護して頂く必要がありますけれど、協力して頂けますか?」
それに姫凪 紫苑(ka0797)は間を空けず応える。
「ん……なら私は、スリープ発動まで弓を警戒しつつ前衛の後ろをついて行く。もし飛んできても、可能な限り斬り払うつもり」
この言葉に皆も続くようにして、それぞれの配置を素早く口にし陣形を組んでいく。
その間に、敵は動き出した。
陣形そのままで、まっすぐハンター達に突っ込んでくる。前衛盾役4体、中衛アーチャー2体、後衛のソルジャー1体が等間隔の距離を保っていた。
対するハンターは、前衛に榊とイレーヌを壁役と先制近接攻撃役として立つ。
支援はシェールが担い、敵に対する遊撃としてカーミンが前衛後方として配置につく。ただしシェールの移動力がやや遅い為、リサが一時的に前衛として立ち回る。シェールが追い付き次第、前後を交代するという段取りだ。
後衛はスキルによる援護を前衛に掛けながら、Celestineのスリープクラウド発動の為の護衛役も配置するという鉄壁の布陣。敵の攻撃を防ぐのは真田、回避力支援とスリープクラウド発動はCelestineが、その彼女の護衛役として姫凪がつく。
一時的に前衛につくリサは主に防御支援を、その後は後衛でCelestineの護衛と傷付いた仲間の回復役として動ける配置も考えていた。
こうしてゴブリンとハンターそれぞれが配置につく中、ゴブリンはハンターへと向かってくる。
この時点で、100mは離れていた距離は半分ほどになっていた。
更にゴブリン達が近づく中、急いでスキルによる支援を行う。しかし、全員に行き届かせる余裕は無い。
「プロテクションかけるよ」
「ありがとう、助かる」
「カ―ミンさん、気を付けて下さいね」
「任せて! ありがとう!」
「was yea ra accrroad oz fhyu yor!」
「支援、感謝する」
リサがイレーヌに、シェールがカーミンに防御支援を、Celestineが榊に回避支援をかける。
更に自身で強化系スキルを使用できる者は事前に使用する。
そしてゴブリンに向け進撃しようとした時、敵の後衛に位置するソルジャーが叫んだ。
「散レ!」
その声に合わせゴブリン達の前衛が2体ずつ左右に分かれ、中衛アーチャーの射線を開ける。
その時にはすでに弓の射程内に入っていた。
それはゴブリン達が与えられていた、相手に遠距離攻撃手段が少ない場合における戦術である。
後衛の遊撃役が相手と自分達の状況を見ながら指揮を行い、中央から弓による遠距離攻撃を、左右に分かれた前衛が横合いから挟撃を、そして全体の流れを見極めながら後衛遊撃が援護と指揮を行う。
相手の一部が突出すれば、盾ゴブリンを使って後衛と分断する壁を作り、その後アーチャーとソルジャーが連携。もし固まっていた場合はアーチャーによる遠距離攻撃により動きを止めた状態で、盾役とソルジャーが側面から攻める。相手の出方により微調整を行う柔軟さも兼ね備えた戦術だ。
その際の機動力確保の為に、武装の調整も行っている。
しかしそれは熟練した集団であれば恐るべき威力を発揮しただろうが、練度が皆無なゴブリン達の動きはどこかぎこちない。
それでも不意を突くような動きを見せ、アーチャー達はハンター達に攻撃を仕掛けた。
榊とイレーヌに向かって矢が飛んでくる。
それを榊は辛うじて避ける。Celestineによる支援がなければ腕に食らっていたかもしれなかったが、事前の援護が功を奏した。
一方、イレーヌは避けずに壁役としてあえて受ける覚悟を決める。鉄扇を広げて矢を迎え撃つが、これは間に合わない。
あと僅かで届く瞬間、真田による援護が飛んだ。
「やらせない!」
気合の声と共に発動した防御障壁のおかげで、矢の威力を削る。
そして事前に掛けられていたプロテクションにより、鉄扇を潜り抜け腹に当たった矢は突き刺さるほどの威力はなかったが、染み込むような衝撃はダメージとしてイレーヌに食い込む。ハンターは先制攻撃を受けた。
けれど、その後の動きは速い。それは事前に連携を意識していたからこそである。
「これから反撃だ!」
リサの呼び掛けに応えるようにハンター達は動き始める。
「右から来るゴブリン達にスリープクラウドを掛けます。イレーヌちゃん、協力をお願いします」
「任せて、姉さん。受けた傷の借りは返すよ」
Celestineとイレーヌが走り出しながら呼び合えば、それを補強するようにシェールとリサが続く。
「なら私が囮になって敵の迎撃を引き受けます。援護のヒールをお願いできますか?」
「任せて! 足はあたしの方が早いから先に出て引きつけた後、お願いね!」
そして左から来るゴブリン達への対応を、カーミンが動きながら話す。
「左から来るゴブリンの後ろに指揮役のソルジャーが付いてる。アレは任せて」
それに榊と姫凪、そして真田が続く。
「ソルジャーに向かうなら盾役の2体を抑える役が居るな。それは俺が引き受ける」
「ん……ならアーチャーには私が向かうね」
「俺は出来る限り防御障壁で援護しつつ、可能なら攻撃もする」
こうしてそれぞれが対応を即座に口にしながら、ハンター達はゴブリン達へと接敵した。
まず、右方の盾ゴブリンにイリーナとリサが接近。それに遅れる形でCelestineとシェールが続く。
リサは自身でプロテクションを掛け、イリーナは事前に掛けられていたプロテクションの効果が切れる前に切り結ぶ。
「二度も受ける気はないよ」
イリーナは盾ゴブリンが振るう剣を鉄扇で受けると、事前に掛けていたメイスファイティングと共にストライクブロウを合わせた一撃を叩き込む。
それは盾に命中したがそれでも威力は大きく、盾を持つゴブリンの手をその衝撃で破壊し盾を落とさせる。
その隣では、リサが盾ゴブリンの攻撃を受けていた。
「痛いっ!」
プロテクションを掛けていた事もあり胴に食らった一撃で切り裂かれる事は無かったが、衝撃は内臓を揺らし、いささかダメージを受ける。だが、それはシェールのヒールにより幾らか回復した。
「囮役を代わります」
「ヒールありがと。代わりにプロテクション掛けるよ」
スイッチバックをする形でリサとシェールは配置を切り替え、Celestineはスリープクラウド発動の為の位置についた。
その頃、中央でも戦いは続いていた。
「……行く、よ」
アーチャーの注意を引く為に姫凪はあえて真っ直ぐに踏み込む。
瞬脚を使い一気に距離を縮め、それにより脅威を感じたアーチャーは矢を集中して放つ。
だが、それをマルチステップも使い避ける。
「……残念……そう来る可能性、考えてたから……当たらない」
一本は余裕で、もう一本はやや危なげに避けながら更に距離を詰めた。
アーチャーは慌てて左右に逃げ、距離を置く。機動力確保のために近接武器を持たなかったアーチャーは距離を取るしかなかった。
それを追い込むように姫凪が動く。
「……距離……取らせない」
左方に逃げたアーチャーを追い込む。
弓による攻撃が出来ないほどに踏み込むと、その距離を確保したまま攻撃を続け殲滅した。
そんな中、左方でもハンター達の進撃は続く。
「あんたは私が相手よ!」
左方の敵へと接近し、アーチャーへの援護に回ろうとしたソルジャーにカーミンは向かう。
瞬脚とランアウトを使い一気に距離を縮め指揮や移動を妨げるように動く。
それに苛立つようにソルジャーは剣を振るった。
「この程度で怒るようじゃ、指揮官には向いてないわよ♪」
襲い掛かる剣をマルチステップの効果もあり、身を捩ってうまく避けた。そしてアーチャーからの攻撃も想定しながら動き回り、ナイフと威力の高い銃でソルジャーを攻撃していく。
それは仲間のハンター達にソルジャーを向かわせず、なおかつ仲間からの助けも考えての動きである。
それに応えるべく、左方の盾ゴブリンを榊と真田が抑えた。
「連携を取れるゴブリン相手に俺達が居たのが不幸中の幸いか。降りかかる火の粉は払わない訳にはいかないし、全力で当たる事としよう」
静かに気迫を漲らせ、榊は積極的に攻撃を仕掛ける。
武器が槍であった事もあり、得物の射程距離の分、先制攻撃を放つ。強打と踏込、スキルを惜しみなく使い放たれた一撃は盾の防御を掻い潜り腹へと突き刺さり致命傷近いダメージを与えた。
だが攻撃の隙を突くようにもう1体の盾ゴブリンが襲い掛かろうとする。
それを防ぐように真田は前に出た。
「前に出る……どちらかっつうと、俺もそっちが得意なんでね!」
欲張って榊の後ろから襲い掛かろうと余計に距離を移動したのが、盾ゴブリンにとっては致命傷。装備の重さで移動力が死んだ状況であったため、あっさり真田に肉薄される。
倒しきるのではなく行動を妨害する事を念頭に置いた真田は、幾らかゴブリンの攻撃を受けるもその場に抑え込む事に成功。それを援護するように、自分が受け持った盾ゴブリンを倒した榊が合流し、二人の連携により殲滅した。
その頃、右方の戦闘も終わりを迎えつつあった。
「準備が出来ました。行きます」
Celestineの呼び掛けに、後方に移動していたリサは声を上げる。
「スリープ行くよ!」
その声にイリーナとシェールは反応して動く。
イリーナは身構え、シェールは自身にレジストを掛け、同時に盾ゴブリンがその場から逃げ出せないように立ちはだかる。
それにゴブリン達が脅威を感じると同時にCelestineのスリープクラウドは放たれた。
「皆様、耐えてくださいまし! was yea ra slepir yorr jene oz mea ! 」
発動と同時に盾ゴブリン2体は眠りに落ち、Celestineの魔法命中力が非常に高い事もありイリーナとシェールも寝てしまった。
「起こさないと!」
「イレーヌちゃん、シェールさん、ごめんなさい!」
慌てて起こしに行く。
その間、右方に逃げていたアーチャーが弓を放つ。しかし狙いはハンターではなく、盾ゴブリン。肩をかすめるように矢が当たり、それにより起きたゴブリンは仲間を殴って起こす。
だが、そこからゴブリンが反撃を行う事は叶わなかった。
「was yea ra yehar guatrz oz doodu ! 」
寝起きから態勢を整える間を与えず、Celestineはアースバレットを放つ。近距離から放たれるそれを寝起きのゴブリンが避けられる訳もなく、イリーナからダメージを受けていた事もあり殲滅させられる。
残り1体の盾ゴブリンも、リサと、彼女により起こされたイリーナとシェール達の連携により撃破された。
それを見たアーチャーは逃げ出そうとする。
だが、それを姫凪が制する。
「ん……後……残りの殲滅だけ」
左方に逃げたアーチャーを殲滅していた姫凪は、スキルを駆使し右方へ逃げたゴブリンへと肉薄する。
この時、瞬脚のような移動強化スキルが無ければアーチャーは逃げ切れたかもしれなかったが、それを持っていた姫凪がアーチャーに集中して対応していたのが運の尽き。肉薄され動きを止めるように攻撃を受けたアーチャーは、支援の為に駆け寄ったイリーナやリサ、そしてシェールとCelestineにより容赦なく殲滅させられた。
これで残るはソルジャー1体のみ。
だが、それも殲滅されつつあった。
「降参しなさい! そっちが持ってる情報を話すなら、悪いようにはしないわ」
ソルジャーと相対しながらカーミンは交渉を行う。
今回の連携を取るゴブリン。それにキナ臭いものを感じた彼女は情報を聞き出そうとしていた。
けれど戦いの中、頭に血が上ったゴブリンには、その言葉は届かない。カーミンの交渉を無視し、襲い掛かる。
それをマルチステップを使い避けるカ―ミン。更にソルジャーは襲い掛かろうとしたが、カ―ミンの支援に走り寄った榊と真田により殲滅させられた。
こうして、戦闘は終わった。
後に残るほどのダメージを受けた者達も居たが、リサやシェールが使えるヒールの回数がまだ残っていた事もあり、万が一の追撃も考え万全に回復させた後その場に留まったが、更に襲撃に来たゴブリン達は出て来なかった。
そして北口を制圧した依頼人がハンター達の元に駆け付け、依頼も終わりを告げた。
念の為に周辺を依頼人の一員が索敵を行ったが、何も見つからなかったという。
連携を取る敵に対して、ハンター達も連携を意識しそれぞれの配置と役割をこなした事。
そしてそれにより、敵にダメージを受けつつも全滅させ、その上で全員を戦闘終了後に回復させられる用意があった事が大きい。
良い活躍を周囲にアピールできた依頼となった。
依頼結果
参加者一覧
サポート一覧
マテリアルリンク参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 榊 兵庫(ka0010) 人間(リアルブルー)|26才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2014/11/16 07:07:29 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/11/11 16:44:29 |