ゲスト
(ka0000)
急襲ゴブリン団殲滅
マスター:笹村工事

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 6~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2014/11/16 09:00
- リプレイ完成予定
- 2014/11/25 09:00
オープニング
自由都市同盟の産業を支える拠点都市、蒸気工場都市フマーレ。
その郊外に建つ一つの屋敷。
その応接間で、老年の域に差しかかりながらも精強な男と、リアルブルー転移者の青年が話し合っていた。
「一先ず配置シフトの作成は完了しました」
「おう、お疲れさん」
リアルブルー人であるトキから渡された配置関連書類を見ながら、クルキャット商連合トップのアラゴは労いの言葉を返した。
いま二人が話し合っているのは、農耕推進地域ジェオルジ内の村を荒らしたゴブリン団への事前対処である。
以前、狂気の歪虚騒動が起こった際、そちらにハンター達の動きが集中する隙を突くようにして村を襲った一団は、その後動きを見せず居場所も特定できていない。
だが、襲われた村の復興事業やジェオルジ内の村々を繋ぐような観光馬車事業などを進めているクルキャット商連合としては、不確定要素であるそれへの対策を無視する気もなく、いつ何があっても対処が行えるように内部人員の配置とシフトを決めようとしていた。
その配置案をトキが作成し、アラゴが受け取っているという訳である。
「巧くまとまってんな」
「余力を残したまま、という条件ですとそれがベストですね」
書類内容を確認したアラゴからそれを受け取りながらトキは続ける。
「ジェオルジ内の村々と関わる事業に、どのみち人員は配備しなければいけませんからね。
そういった人達に、同時に緊急時の対処をして貰えるようにしてあります。
勿論、ウチの人員だけでは足りませんから、随時外部のハンターの皆さんに頼る必要はありますが」
「それで良い。どのみちウチだけでやり続けられる訳じゃないからな。
問題はそれを続ける為の金だが、そっちの方は問題ない。というより、むしろ使え」
「随分、豪気ですね」
トキの言葉にアラゴは軽く眉を寄せると、複雑な心境を口にする。
「今回の復興事業やらの諸々、最悪金を食うだけで延々と続ける事も覚悟してたんだが、そうはなりそうになくてな。
少なくとも数年は赤字になると思ってたんだが、ジェオルジの村で採れた物から作った商品は売れ行きが良いらしいし、それを捌く場所として許可を出したファミレスも順調らしい。メイド服や執事服を着た本格的な給仕が受けられるっつうんで、リアルブルーの人らにも好評みたいだな。
なんか、メイド喫茶とか執事喫茶バンザイ、とかいうアンケートが一部のリアルブルーの人らから来てるんだが、アレなんだ?」
これにトキは微妙な表情になり返す。
「あ~、それは、向こうの一部地域の一部の人達の趣味と言いますか……――
そんな事よりもお金の方は大丈夫なんですか」
無理矢理話題を戻すトキ。それにアラゴは返す。
「実はな、当初想定してたより巧く行きすぎててな。おまけにジェオルジで取り引きさせて貰ってる人達、ウチが周辺警護や村のちょっとした問題なんかにも気軽に対処してくれるからってんで、仕入れ安くしてくれんだよ。お蔭で事前に準備してた金、余りまくりでな」
「それは商売人として良い事なんでしょうけども、ウチとしちゃ、問題ですね」
「まぁな。元々ウチは、ハンターだけじゃ対処できない事を補うために商売始めたからな。あまり商売の規模がデカくなり過ぎると面倒なんだよ。下手にデカくなると、商売関係のごたごたに関わる率もデカくなるからな。
だからわざわざ、古参の経済都市のヴァリオスや新興経済都市のポルトワールから離れたフマーレに本拠地置いてるぐらいだしな」
「商売人同士の政治に巻き込まれてはたまらない、という訳ですね」
「そういうこった。だから、下手に余ってる金は使うに限るってな。連合員にも、その辺は通達出してるよ」
「なるほど。なら安心して外部のハンターの皆さんの協力を前提として今後も動けますね」
「ああ。その辺は今後も頼むぜ。何も無いのが一番なんだがな」
「そうですね。そうなれば良いんですが」
その期待は叶えられることは無かった。
アラゴとトキが話し合っている頃、ジェオルジのとある村。そこをあるゴブリンの一団が襲った。
ある程度の武装と統制のとれた一団である。それが村の南口と北口から同時に襲撃してくる。
それを、その場に商談の為に訪れていたクルキャット商連合のハンターと、彼らからハンターオフィスを通じ依頼を受け同行していたアナタ達が、二手に分かれて襲撃に対応する事になりました。
アナタ達が任されたのは南口、村で採れるキャベツ出荷の為の広場です。
村人からの知らせで即座に動いたアナタ達はそこで戦う事になります。
その結末は果たして――?
その郊外に建つ一つの屋敷。
その応接間で、老年の域に差しかかりながらも精強な男と、リアルブルー転移者の青年が話し合っていた。
「一先ず配置シフトの作成は完了しました」
「おう、お疲れさん」
リアルブルー人であるトキから渡された配置関連書類を見ながら、クルキャット商連合トップのアラゴは労いの言葉を返した。
いま二人が話し合っているのは、農耕推進地域ジェオルジ内の村を荒らしたゴブリン団への事前対処である。
以前、狂気の歪虚騒動が起こった際、そちらにハンター達の動きが集中する隙を突くようにして村を襲った一団は、その後動きを見せず居場所も特定できていない。
だが、襲われた村の復興事業やジェオルジ内の村々を繋ぐような観光馬車事業などを進めているクルキャット商連合としては、不確定要素であるそれへの対策を無視する気もなく、いつ何があっても対処が行えるように内部人員の配置とシフトを決めようとしていた。
その配置案をトキが作成し、アラゴが受け取っているという訳である。
「巧くまとまってんな」
「余力を残したまま、という条件ですとそれがベストですね」
書類内容を確認したアラゴからそれを受け取りながらトキは続ける。
「ジェオルジ内の村々と関わる事業に、どのみち人員は配備しなければいけませんからね。
そういった人達に、同時に緊急時の対処をして貰えるようにしてあります。
勿論、ウチの人員だけでは足りませんから、随時外部のハンターの皆さんに頼る必要はありますが」
「それで良い。どのみちウチだけでやり続けられる訳じゃないからな。
問題はそれを続ける為の金だが、そっちの方は問題ない。というより、むしろ使え」
「随分、豪気ですね」
トキの言葉にアラゴは軽く眉を寄せると、複雑な心境を口にする。
「今回の復興事業やらの諸々、最悪金を食うだけで延々と続ける事も覚悟してたんだが、そうはなりそうになくてな。
少なくとも数年は赤字になると思ってたんだが、ジェオルジの村で採れた物から作った商品は売れ行きが良いらしいし、それを捌く場所として許可を出したファミレスも順調らしい。メイド服や執事服を着た本格的な給仕が受けられるっつうんで、リアルブルーの人らにも好評みたいだな。
なんか、メイド喫茶とか執事喫茶バンザイ、とかいうアンケートが一部のリアルブルーの人らから来てるんだが、アレなんだ?」
これにトキは微妙な表情になり返す。
「あ~、それは、向こうの一部地域の一部の人達の趣味と言いますか……――
そんな事よりもお金の方は大丈夫なんですか」
無理矢理話題を戻すトキ。それにアラゴは返す。
「実はな、当初想定してたより巧く行きすぎててな。おまけにジェオルジで取り引きさせて貰ってる人達、ウチが周辺警護や村のちょっとした問題なんかにも気軽に対処してくれるからってんで、仕入れ安くしてくれんだよ。お蔭で事前に準備してた金、余りまくりでな」
「それは商売人として良い事なんでしょうけども、ウチとしちゃ、問題ですね」
「まぁな。元々ウチは、ハンターだけじゃ対処できない事を補うために商売始めたからな。あまり商売の規模がデカくなり過ぎると面倒なんだよ。下手にデカくなると、商売関係のごたごたに関わる率もデカくなるからな。
だからわざわざ、古参の経済都市のヴァリオスや新興経済都市のポルトワールから離れたフマーレに本拠地置いてるぐらいだしな」
「商売人同士の政治に巻き込まれてはたまらない、という訳ですね」
「そういうこった。だから、下手に余ってる金は使うに限るってな。連合員にも、その辺は通達出してるよ」
「なるほど。なら安心して外部のハンターの皆さんの協力を前提として今後も動けますね」
「ああ。その辺は今後も頼むぜ。何も無いのが一番なんだがな」
「そうですね。そうなれば良いんですが」
その期待は叶えられることは無かった。
アラゴとトキが話し合っている頃、ジェオルジのとある村。そこをあるゴブリンの一団が襲った。
ある程度の武装と統制のとれた一団である。それが村の南口と北口から同時に襲撃してくる。
それを、その場に商談の為に訪れていたクルキャット商連合のハンターと、彼らからハンターオフィスを通じ依頼を受け同行していたアナタ達が、二手に分かれて襲撃に対応する事になりました。
アナタ達が任されたのは南口、村で採れるキャベツ出荷の為の広場です。
村人からの知らせで即座に動いたアナタ達はそこで戦う事になります。
その結末は果たして――?
解説
●目的
村を襲ってきたゴブリン団の殲滅。
●状況
依頼人が村での商品取り引きを行う間、村の周辺警護や村人から何か頼まれた際の対応依頼を受け訪れていた所に襲撃が発生する。
●戦場
周囲を倉庫で囲まれた広場。横30m・縦100m。
その両端で敵とハンターは向い合っている。
倉庫と倉庫の間は入ることが出来ないほど詰まっており、高さもあるので簡単には登れない。
足場は戦闘に支障が発生しないほど整っている。
簡略図
他の村などに通じる道
ゴブリン
倉| |倉
| |
| 広 場 |
| |
庫| |庫
ハンター
村へと続く道
●敵
盾と剣持ちゴブリン×4
鎧ありゴブリンアーチャー×2
鎧と剣持ちゴブリンソルジャー×1
初期配置において、
前衛盾ゴブリン
中衛アーチャー
後衛遊撃ソルジャー
の配置から動く。
それぞれ4m間隔で配置につき、状況によって連携を取る場合もある。
ここからはPL情報になりますが、この一団はあるゴブリン団に入る為の試験として村を襲撃に訪れています。
その為、村を守るハンター達に対してかなり敵対的であり、ハンターの誰かに大ダメージを与えるまでは逃げ出しません。
●ハンター
敵襲来の知らせを受け、既に敵が現場に居る状態で急行した、という前提での準備や配置しか取れません。
プレイングに対する判定は、その前提での採用になります。
●その他
ハンターの形勢が明らかに不利になった場合は、北口を制圧した依頼人による助けが入ります。
その場合は、敵全てを倒しても達成度が下がります。
シナリオ情報としては以上です。
ゴブリンの襲撃から村を守って頂けますよう、お願い致します。
村を襲ってきたゴブリン団の殲滅。
●状況
依頼人が村での商品取り引きを行う間、村の周辺警護や村人から何か頼まれた際の対応依頼を受け訪れていた所に襲撃が発生する。
●戦場
周囲を倉庫で囲まれた広場。横30m・縦100m。
その両端で敵とハンターは向い合っている。
倉庫と倉庫の間は入ることが出来ないほど詰まっており、高さもあるので簡単には登れない。
足場は戦闘に支障が発生しないほど整っている。
簡略図
他の村などに通じる道
ゴブリン
倉| |倉
| |
| 広 場 |
| |
庫| |庫
ハンター
村へと続く道
●敵
盾と剣持ちゴブリン×4
鎧ありゴブリンアーチャー×2
鎧と剣持ちゴブリンソルジャー×1
初期配置において、
前衛盾ゴブリン
中衛アーチャー
後衛遊撃ソルジャー
の配置から動く。
それぞれ4m間隔で配置につき、状況によって連携を取る場合もある。
ここからはPL情報になりますが、この一団はあるゴブリン団に入る為の試験として村を襲撃に訪れています。
その為、村を守るハンター達に対してかなり敵対的であり、ハンターの誰かに大ダメージを与えるまでは逃げ出しません。
●ハンター
敵襲来の知らせを受け、既に敵が現場に居る状態で急行した、という前提での準備や配置しか取れません。
プレイングに対する判定は、その前提での採用になります。
●その他
ハンターの形勢が明らかに不利になった場合は、北口を制圧した依頼人による助けが入ります。
その場合は、敵全てを倒しても達成度が下がります。
シナリオ情報としては以上です。
ゴブリンの襲撃から村を守って頂けますよう、お願い致します。
マスターより
転ばぬ先の杖では無いですが、何かが起こる前からの準備は大事だよな、などと常々思います。
朝ではないかもしれませんが、おはようございます。笹村工事と申します。
今回のシナリオは、敵の急襲により準備が万全でない状態での戦闘シナリオになっています。
条件的に不利な状況ですが、皆さまのご活躍をお待ちしております。
では皆さま、ご武運を。
朝ではないかもしれませんが、おはようございます。笹村工事と申します。
今回のシナリオは、敵の急襲により準備が万全でない状態での戦闘シナリオになっています。
条件的に不利な状況ですが、皆さまのご活躍をお待ちしております。
では皆さま、ご武運を。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/11/20 01:16
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 榊 兵庫(ka0010) 人間(リアルブルー)|26才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2014/11/16 07:07:29 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/11/11 16:44:29 |