【HW】クロス・ザ・ライン

マスター:cr

シナリオ形態
ショート
難易度
普通
オプション
  • duplication
参加費
1,000
参加制限
-
参加人数
3~6人
サポート
0~0人
マテリアルリンク
報酬
無し
相談期間
5日
締切
2017/11/03 19:00
完成日
2017/11/11 02:23

みんなの思い出

思い出設定されたOMC商品がありません。

オープニング

 油断するな。
 迷わず撃て。
 弾を切らすな。
 ヴォイドには手を出すな。

 ――ストリートの警句――


「依頼です」
 酸性雨を避けながら棺桶(コフィン)に潜り込んだお前達に“ミスター・ジョンソン”はいきなりそういった。
 ハロー、チューマ(相棒)、このクソッタレな世界にようこそ。久しぶりだな。生きていたか?
 なんだい、キョトンとした顔をして。もしかしてこちらは初めてかい? それじゃあ順を追って説明しよう。
 人類が産みだした技術はますます発展し、それがもたらした富は人々の生活を遥かに豊かにした。ここまでの事ならスラムのガキでも知ってる。そして、その富の恩恵を受けることが出来るのは、ほんのごく一部の人間だ、ってことも。
 その結果がこれだ。富める者はますます富み、飢えるものはますます飢える。巧みに地面の下に隠されたそんなもたざる連中を、多くの人間は見ずにスプロールの上で暮らしている。メガコーポの恩寵を受け、メガコーポのために生まれ、メガコーポの為に育ち、メガコーポの為に死んでいく。メガコーポの連中に言わせれば、最高の幸せがこれなんだろう。
 だが、お前は気づいてしまった。そしてスプロールを飛び出しストリートに出た。そんなこの世界の真の姿を知っちまった連中のことを覚醒者(イクシード)って呼ぶのさ。
 その代償はお前の存在。お前の戸籍データは消失し、お前はこの世界に存在しない人間になった。お前が死んでも何も起こらない。お前を証明する奴は何処にもいない。だが、だからこそお前たちは存在意義があるのさ。


「内容はある物……研究サンプルなのですが、それの入手、突貫と抽出になります」
 “ミスター・ジョンソン”――こいつはもちろん偽名だが、この男は手早くお前達への依頼内容を説明していく。突貫と抽出なんて言っているが要はドンパチしながら押し入って、取るもの取ってトンズラって算段さ。
「場所はこちらの研究室。警備員が何名か配備されているとは思いますが、皆さんの腕なら特に問題になることは無いでしょう」
 男が空中にサインを描けば場所や位置取りを表示したホログラフが現れる。お前の網膜にはここからの最短経路のナビが重ね合わせで表示され、警備員のつもりか小さな光がちらちらと動き回っていた。
「明日の夜までにこちらにお持ちください。報酬はこちらで……」
 男の見せたスマートフォンには相場通りのクレジットが書かれていた。まあどこにでもあるような仕事(ビズ)、この時点ではそのはずだった。


「依頼です」
 酸性雨を避けながら棺桶(コフィン)に潜り込んだお前達に“ミス・ジョンソン”はいきなりそういった。
「内容はある情報……具体的にはピグマリオ社の新製品のフルボーグなのですが、その情報の入手です」
 ピグマリオ社ってのは当代きってのドローン企業さ。ご多分に漏れずきな臭い噂もある。企業には必要ない(ここ、笑うところだぜ)非合法フルボーグの製造もやっていて、で七つの巨大企業――「ヴォイド」の一つさ。つまり手を出しちゃいけない相手ってことだ。
 そいつのサーバーに忍び込んで情報を取ってくる。当然アイスもたっぷり置かれてるだろうからそいつとドンパチやって取るもの取ってトンズラ、要はマンデイン(現実空間)で連中がやっていることと変わらない。そいつが依頼だった。
 目の前の女は淡々と情報をこちらによこす。フリーランスのフィクサーである“ミス・ジョンソン”――当然偽名だが、彼女とは何度か仕事(ビズ)をしてきた仲、その分裏切ることはない、イカれてるとしか思えない内容を持ってくるだけさ。
 彼女が一通り情報を寄越したところで、お前達はビズの準備に入る。この後でたまたま顔見知りと出会うとは、お前達はこの時点では思うはずもなかった。

リプレイ本文


「ふん……"ヤツ等"じゃねぇのは残念だがヴォイドに一泡吹かせる仕事なら大歓迎だ」
 その場所に向かう車の中、窓越しに流れていくスプロール(多重積層都市)の光を見やりながらボルディア・コンフラムス(ka0796)はそう言った。
 ヴォイドという単語を口の中で転がすたびに血がうずく。彼女は元々7つのメガコーポ(巨大企業)、すなわちヴォイドのうちの一つ、アイテルカイト社の所属、いや、“持ち物”だった。強化兵士の実験体として使われ、そして捨てられた彼女の体にはその刻印が流れている。
 そんな彼女のつぶやきをアスワド・ララ(ka4239)は運転席で聞いていた。彼もそんなメガコーポ側で俸給奴隷(スレイブ)として働いていた一人だった。だが、彼の人生はある日、覚醒者と出会ったことで変わっちまった。存在を失い自由を手に入れた。どっちのほうが良かったんだろうな。
 ララにとってどっちが良かったのかはこちらからはわからない。ただ、彼にとってはこういう時にどうするのがエチケットなのかはよく分かっていた。つまり、何も話さない。沈黙は金、って奴さ。
 代わりに車のドアを開いてそれに答える。研究所の正面をすぐそこに伺うその場所に、車は滑り込んできていた。


「流石に、ヴォイド……ですか。手強い……と言いますか」
 一方その頃、天央 観智(ka0896)はコフィン(棺桶)の中で目の前の鉄面皮の女の言葉を聞いて、そう感想を漏らしていた。彼は元企業の研究者でウィザード級ハッカーである。だからこそ、目の前の女の依頼がいったいどういうものなのか、よく分かっていた。彼は芸術家(アーティスト)であった。
「ひひっ。サイバースペースはあたしの庭だぜ。ヴォイドのフォートレスだって同じコトさ。ちょいとお散歩するだけってね」
 対してリコ・ブジャルド(ka6450)の反応は対照的だった。見た目は今時のガキ(ニューロキッズ)だが、生まれたときからウェブで産湯を浸かったような根っからの電脳生まれ(デジタル・ネイティヴ)、山のようなアイスをものの2秒で溶かして見せて付いた異名が《キルアイス》、こんなナリでも同じくウィザード級のハッカーだった。最も、本人はそう呼ばれるより凄腕(ホットドガー)と呼ばれたいみたいだが。
「ま、アタシはコソコソ忍び込むのは得意じゃないんだけどね」
 で、正面から乗り込もうなんて恐ろしい考えをしているのがウーナ(ka1439)。今時見た目を信じちゃいけないぜ? 彼女の小さな体の中には最新鋭のサイバーウェアが頭から足の先までぎっしり詰まってやがる。無邪気なナリで残虐兵器少女(ガンスリンガーガール)な彼女はどっちかと言えばドンパチの方が得意なんだが、その各種パーツがあればサイバースペースを動き回るのも朝飯前、命知らず(ファイアーボール)な奴にはそれ相応の自信があるに決まっている。もちろん実力の伴う、な。そうでなきゃ今頃死んでいるさ。
「まぁ、難しくはあっても、不可能ではない……あたりは、幸い……と、言うべきなんでしょうね」
 で、自分の腕が分かっているという意味では天央も同じだった。アーティストってのは臆病って意味じゃない。何かするには完璧な準備を整えて、確かな成功を掴むように動くってことさ。実際彼の準備は既に始まっていた。ヴォイドのサーバーとなれば彼にとっても興味を引く対象のようだった。


 研究所の側に車が止まり、ドアから最初に飛び出してきたのはボルディアでもララでも無かった。大きな鎌を引きずりながら年端もいかぬ小柄な少年が転がり出てくる。彼の名はミュオ(ka1308)。ヴォイドの所有物でセキュリティがガチガチにかかっているこの場所に正面から堂々と近づくのは無茶としか言えないが、ハイパー・アダマント製、つまり凄くタフでそれ以上に重い得物を持ち歩ける時点で、こいつも見た目どおりの人間じゃあないってことが分かるだろ。実際どれくらいの腕前かはすぐにわかった。正面玄関を開けてこんにちはすれば、警備員が群がってきて鉛玉をプレゼント。そいつを鎌で弾き返して近づいて、もう一回鎌を一振りすれば皆なぎ倒されていた。
 余りに大胆な動きにセキュリティが動く。補充された警備員達が迫る。だが彼らはミュオの元に辿り着く前に活動停止(フラットライン)していた。その理由はボルディア。彼女の体を巡る血が強化筋肉に流れ込み、その力を込めて槍を振り回せばその先端に形成されたエネルギーフィールドの刃が警備員の体を切り離していた。
「ヌルすぎンだよ。これなら化学合成品の安いアルコール飲んでた方がまだマシだ」
 その頃ララはと言うと、網膜上に表示された警備員達の配置図と重ね合わせながら、鞭を一振りしていた。次の扉に向かう最中、彼はセキュリティを管理しているサーバーにアクセスして囮(デコイ)を流していた。
 網膜に映る光点が離れて行き、距離を示す表示が増加と同時に赤から緑色へと変わる。同時に表示されていた研究所の見取り図に最短ルートの線が示される。この通りに動けば何の問題も無い。メガコーポ時代から何度も繰り返してきたルーチンワーク。その筈なのに、モニターされない彼の心の奥で、何かの違和感がチリチリと小さな火花を上げていた。


「準備まだかかるの? そろそろ飽きて来ちゃった」
 論理的に無限の長さを持つ電子の海であるサイバースペースで、ウーナはそう言って体を伸ばしていた。3つのアイコンが空間を滑るように走る。その先頭に立っていたのは天央だった。彼はアーティストだ。完璧な準備を持って事に当たる。彼らは目的のサーバーにダイレクトに向かわない。まるで関係ない方向にあちこちと飛び回っている。ウーナが飽きるのも無理はない。しかし、彼らが別の場所にたどり着くたびにアイコンは姿を変えていく。大量のサーバーを踏み台にし、己の姿を偽装し、足跡を消して目的地へと向かう。そして。
「ちょっと待ってください。メッセージを一つ送ります」
「『今度また、何処か飲みに行きませんか? お身体には気を付けて』……って今やらなきゃいけないの?」
「メッセージの覗き見は感心しませんね……さて、着きましたよ」
「けっけっけ。あとはピクニックのお時間だな。ウィザード級の腕は伊達じゃねえだろ? お手並み拝見ってな」
 天央の合図と共に《キルアイス》は『カミカゼ』という名のスクリプトを走らせる。その瞬間、ウーナから見える世界にスローモーションがかかった。
 強化反射神経(ブーステッドリフレックス)を組み込んでいる彼女には俺達とは世界の流れる速度が違う。それがさらに遅くなるってことは、つまり彼女のスピードがもう一つ速くなったってことさ。
「OK、任せて!」
 ようやくサーバー側も侵入者に反応したのか、アイス、それも特別性の致死度高めのを送り出してくるが、ウーナに取っちゃそれはあくびが出るほど遅かった。現実空間でそうするように彼女は銃弾の雨を降らせる。弾丸型のプログラムが打ち込まれればアイスにはお休みの時間が始まっていた。
「キルアイス様の新作お披露目だ」
 後は《キルアイス》が動く。これで生き残っているアイスも綺麗さっぱりクラックされていた。まあ放っておいてもそのうち第二陣のアイスが飛び出してくるだろう。だが、そんな事は彼女には関係なかった。
「これですね……終わりましたよ」
 必要なデータを抜き出すのにきっかり2秒。ポップアップしかけたアイスを止めるおまけ付き。天央にはそれで十分だった。


「あのあの、こんなの聞いてないんですけど! 警備員が数人だって、問題ないって言ってたじゃないですかぁ!」
 その頃、ミュオは目の前で起こったことにそうべそをかきながら叫んでいた。目的の物が置かれた部屋に入る。そこで警備員と鉢合わせ。最後の仕上げとばかりに一撃。だがその一撃は皮膚の前に弾かれていた。その時点で相当ヤバイ相手って事だった。
 入れ替わりにボルディアが前に出て得物を振り回す。その一撃は確かに奴を捉えていた。捉えていたはずだった。
「オイオイ……ちょっと度数高すぎンじゃねぇのか、コレ?」
 だが、並の強化骨格ならバターナイフのように斬ってしまうその一撃を受けても、皮膚が一枚剥がれただけ、下から特別合金製のフレームが出てきて、しかもあっという間に自動修復される。こんな技術、使えるとしたらその可能性は
「しかもクソ不味いときたもんだ。ヴォイドは出す酒も一級品だなァ最ッ高だぜクソッタレ!」
 それはフルボーグしか無かった。頭の上から足の爪の先まで全部が全部機械に置き換えられた存在。表向きは人権問題として製造が禁止されている。
 ララは攻撃にフェイントを混ぜ牽制しながら、同時に研究室内のネットワークを追っていた。運良く、こいつのデータはセキュリティのかけらも無いほど全部漏れていた。恐らく必要なデータをサーバー上に余すとこなく拾い上げるためだろう。だがそれまでだった。修羅場を通ってきた数が違う。どうすれば対処できるかは分かっている。緊急停止信号を投げればわずかな時間は潰せる。だが最悪なことにそこだけ塞がれていた。あとはお手上げだった。見たことも無い新技術を用いられているそれ。
 今度はミュオが前に出て一撃。ついでにゴミ屑(トラッシュ)データをたっぷり付与させて両面からアタック。しかしそれを喰らってもまるでダメージを受けた様子は無い。
 その時フルボーグが動いた。ボルディアはとっさに前に飛び出し、ミュオの代わりに電磁警棒を盾で受け止める。が、刃も付いていないそれで盾は簡単に割られ、肩口に食い込んだ。
 血が噴水の様に上がる。このままならあっという間に大量の血が失われ彼女の命は消えるだろう。
 だがその時、血から白い煙が上がった。それは水蒸気だった。彼女の血は一瞬のうちに熱を帯び、音を立てて蒸発していき、同時に傷を塞いでいく。
「長くは持たねえぞ。オイなんかいい案ねぇのか!?」
 特殊な調整を施しナノマシンを組み込んだ血液、それが彼女の体にヴォイドによって刻まれた印だった。その機能を起動させながら、彼女は耐え忍んでいた。


「モノを作ればモノが動くってのがストリートの常識だ。いくらヴォイドが情報隠蔽(エックスアウト)したってその痕跡は絶対残る」
 《キルアイス》は一息付いていた。踏み台を逆にたどればあっという間に安全な場所まで戻ってこれる。こいつを辿ろうとなったらそれこそ彼女レベルのハッカーがダース単位で必要だ。
「これ、いいよね。あたしならポンコツより3倍使いこなせるね」
 視線の先ではウーナがあちこち見て回っていた。彼女が何を見つけたのかは《キルアイス》にもすぐ分かった。
「にしても、ウーナが好きそうだなー。これ。そこらのハンターを0.2秒でキャットフードできるぜ……って、ちょい待ち。実戦データもありそうだ。しかもやりあってる真っ最中っぽいな」
 そして彼女は猫の様に瞳を光らせ、ニヤリと笑った。
「ご同業っぽいケド、どーする? パーツが欲しいなら繋いでやるぜ? 安くしとくよ」
「その前にそろそろ向こうから……コールが来る頃だと思いますよ」
 天央が言うとおり、0.2秒後メッセージがポップアップした。
『お疲れ様です。酒、飲みに行きましょうか。本当はピクニック、と行きたいところですが』
「OK、そーゆーことね」
 ウーナはニコニコ笑顔でメッセージを一つ。
「そこのマンデインさん、あたしそのフルボーグが欲しいの♪ ここにピンチ切り抜ける情報あるんだけどなー」

「やれやれ、破損NGですか」
 ララは苦笑しながらナイフに持ち替えつつここに居る皆に届いたデータを展開していた。そして彼は強化反射神経をさらに加速して地面を蹴る。リノリウムの床にクレーターが開いたと同時にナイフで一撃、そしてそのまま離脱。やり方は分かったが自分にはできない。後は二人に期待する。そのお膳立てがこれだった。
 チ、チ、チ……小さな駆動音が鳴る。網膜に警告を表す赤いメッセージがけたたましく流れていく。
「だがそうも言ってられねぇ状況だよなァ!?」
 ボルディアはもう一度前に出る。痛覚の遮断と強化骨格の限界を超えた稼動。文字通り命を削り、フルボーグに貫かれつつ。その体を驚異的な力でむんずと掴む。腕に指が食い込んでいるが、彼女の体ももって後数秒か。ただ仲間はこの状況を打破してくれる。そう信じていた。そして。
「壊しちゃったら、ごめんなさい。手加減はちょっと無理かな」
 それだけメッセージを残して、ミュオは動いた。そしてたった一撃。振り回した鎌は綺麗にフルボーグを貫いて床を穿つ。その軌道は誰にも見えなかった。


 ララが運転していた車が走り出した。誰もいない道をしばらく走り、そして轟音と共に爆発。


「ビズは『情報の入手』で『漏らすな』とは言われてないもんね……ニヒヒッ♪」
 無邪気に笑うウーナのアイコンを見ながら、二人が話をしていた。
「すみません、《キルアイス》。あなたのビズを……邪魔してしまったようです」
「いいよいいよ、こういうのはお互い様。それより何か別に面白そうなのあったんじゃない?」
「ええ……フルボーグがもう一体……いえ、確かこれはワァーシン社の技術で……オートマトンと言うのでしたか」
「確かアレでしょ? 天上人(ハイランダー)が永遠の生命を求めて自分の意識を情報体にするとかどうとか。何が楽しいんだか」
 鼻を鳴らす《キルアイス》だが、彼女の興味を引くものも一つあったようだ。
「ま、その後は楽しそうだけどね。ハンター舐めたツケは払わせるってのがストリートの流儀だぜ。ほら、あのアイコン見てみなよ」
 そこには勿忘草の花のアバターが表示されていた。


 “ミスター・ジョンソン”は表情こそ変わらなかったものの、内心焦っていた。新型フルボーグの実戦データを取るため使い捨て可能な人材を3人調達。痕跡も消した。何の問題も無いはずだった。だがデータが帰ってこない。
「約束の品物です。最も必要ないと思いますけど」
 “ミスター・ジョンソン”が振り向くのと、彼の首が飛ぶのは同じタイミングだった。


「ビズの完了を確認しました。報酬は振り込んであります。それではまた」
 “ミス・ジョンソン”からの簡潔なメッセージが飛んできていた。これで全て終わり。だが、《キルアイス》はもう少しだけ話したいことがあった。
「ウーナ、ヴィークルを回したのはアンタだろ?」
「わかった? アタシだってなかなかの物でしょ?」
 そして今度はウーナが疑問を一つぶつける。
「ところで、オートマトン、だっけ。アレのこと知ってたの?」
「電脳知性体『M.Y.O.』ね」
 正しい情報を付け加えて彼女は答えた。
「ま、ネット上の都市伝説みたいなモノ。よくある話さ」

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MVP一覧

  • ボルディアせんせー
    ボルディア・コンフラムスka0796
  • 純粋若葉
    ミュオka1308

重体一覧

参加者一覧

  • ボルディアせんせー
    ボルディア・コンフラムス(ka0796
    人間(紅)|23才|女性|霊闘士
  • 止まらぬ探求者
    天央 観智(ka0896
    人間(蒼)|25才|男性|魔術師
  • 純粋若葉
    ミュオ(ka1308
    ドワーフ|13才|男性|闘狩人
  • 青竜紅刃流師範
    ウーナ(ka1439
    人間(蒼)|16才|女性|猟撃士

  • アスワド・ララ(ka4239
    人間(紅)|20才|男性|疾影士
  • 《キルアイス》
    リコ・ブジャルド(ka6450
    人間(蒼)|20才|女性|機導師

サポート一覧

マテリアルリンク参加者一覧

依頼相談掲示板
アイコン Stay Alert(相談卓)
リコ・ブジャルド(ka6450
人間(リアルブルー)|20才|女性|機導師(アルケミスト)
最終発言
2017/11/03 08:41:59
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2017/10/29 21:10:31