ゲスト
(ka0000)
【天誓】始まりのグリフォンライダー
マスター:植田誠

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 3~8人
- サポート
- 0~0人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2017/11/14 12:00
- 完成日
- 2017/11/23 21:21
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
●
帝国軍第5師団の置かれた南部国境要塞。その執務室で、師団長ロルフ・シュトライトは頭を抱えていた。
発生した絶火の騎士。その中でも彼らが追うのは『天雷』の二つ名を持つ伝説の騎士。その名をヒンメルという。
2代皇帝の時代に勇名をはせたというヒンメルは、始まりのグリフォンライダーとも呼ばれており、第5師団がヒンメルリッターと呼ばれるのもその名に由来したものとなっている。
どこからともなく現れて、平和を守るために戦い、またいずこかへ飛び去って行く。そんな逸話が各地に点在しており、常に仮面をつけ正体を明かさなかったその外見と合わさって、その神出鬼没さもまた語り草となっている。
そんなヒンメルがいるとされているのはある空域。場所ではなく空域でその居場所が指定されているあたりさすがは始まりのグリフォンライダーと呼ばれるだけのことはあるのだろうが……どう探しても見つからない。
いや、正確にはいるにはいるようなのだが、サンデルマンも正確な位置がつかめないそうだ。曰く、その辺りのどこにでもいるし、どこにもいない。そんな印象らしい。二代皇帝ということは、絶火の騎士アレクサンダーとも実在していた時期が微妙に異なる。こちらの力も当てにはできない。
そんな折、ロルフのところに匿名の調査報告書が届けられた。本来であれば意に介さない代物だが、内容は当のヒンメルについてということで、藁にもつかむ気持ちでロルフはそれを読んだ。
「結論から言うと……ヒンメルは、存在しない?」
そこに書いてあった文言を読み上げ、ロルフはさらに困惑の色を深めた。
●
「より正確に言うと、ヒンメルという『騎士は』存在しない、ってとこだな」
森の中を行く一団があった。ここはちょうどサンデルマンが告げた、英霊のいると言われる空域の下方に当たる。
その一団を先導するのは鉄仮面の男、エルウィンだ。
「2代皇帝の時代、治安維持を目的とした警察機構のようなものが軍とは別に発足したらしいのが古い資料から分かった。探すのに苦労したがな。で、この組織が、グリフォンを試験的に導入していたらしい」
そう考えると、神出鬼没という点は説明がつきそうだ。つまり、ヒンメルは元々一個人を指すものではなかったのだ。複数人いるのであれば、各地に同じような話しが残っていて不思議ではない。
「後は、見た目かな。ヒンメルの姿を表す時共通しているのが黒衣に仮面。まぁ隠密性を加味した結果の服装なんだろうが、お陰で個人を特定しづらくなった」
これにより空から突如(ヒンメル内の誰かが)現れ、平和を守る(というよりは治安維持の)ために戦う、(服装が同じだから区別できない)謎のグリフォンライダーと、こういった要素が誇張されて伝えられ、今の『天雷のヒンメル』という一人の騎士を形作ることになったのだろう。と、エルウィンは結論づけた。
さて、ここで話は戻ってこの一団が何をしに来たのか。それは、この森にいる歪虚を討伐するためだ。
その性質上、英霊を発見するのは人類側よりも歪虚側の方が早い。そのため、この辺りには相当数の歪虚が存在していると思われる。
ただ、軍から要請が来たわけではない。地上から攻撃される可能性は極めて低く、今は無視しても良いと判断されたようだ。
「だが、空では未だヒンメルは見つけられていないらしいな。そこで、俺はヒンメルのある要素に目をつけた。それは……治安維持だ」
つまり、ここで戦っていれば、それにつられてヒンメルが現れるのではないか、という話らしい。
「適当なこと言ってるように聞こえるかもしれねぇが、何にもしないうちに歪虚に先を越されるよりはましだろうと思ってな。ま、協力頼むぜ」
こうして、ハンターたちによる歪虚討伐が始まった。
●
「…………」
歪虚とハンター、それぞれの様子を眺めている何者かの姿があった。
黒衣に身を包み、黒い仮面をかぶり、その手には細身のハルバードを携えて。
空中にとどまっていたそれは、不意に光を伴い霧散した。
後にはそこに何がいたかも気づかない一羽の鳥と、バチバチという放電音だけが残っていた。
帝国軍第5師団の置かれた南部国境要塞。その執務室で、師団長ロルフ・シュトライトは頭を抱えていた。
発生した絶火の騎士。その中でも彼らが追うのは『天雷』の二つ名を持つ伝説の騎士。その名をヒンメルという。
2代皇帝の時代に勇名をはせたというヒンメルは、始まりのグリフォンライダーとも呼ばれており、第5師団がヒンメルリッターと呼ばれるのもその名に由来したものとなっている。
どこからともなく現れて、平和を守るために戦い、またいずこかへ飛び去って行く。そんな逸話が各地に点在しており、常に仮面をつけ正体を明かさなかったその外見と合わさって、その神出鬼没さもまた語り草となっている。
そんなヒンメルがいるとされているのはある空域。場所ではなく空域でその居場所が指定されているあたりさすがは始まりのグリフォンライダーと呼ばれるだけのことはあるのだろうが……どう探しても見つからない。
いや、正確にはいるにはいるようなのだが、サンデルマンも正確な位置がつかめないそうだ。曰く、その辺りのどこにでもいるし、どこにもいない。そんな印象らしい。二代皇帝ということは、絶火の騎士アレクサンダーとも実在していた時期が微妙に異なる。こちらの力も当てにはできない。
そんな折、ロルフのところに匿名の調査報告書が届けられた。本来であれば意に介さない代物だが、内容は当のヒンメルについてということで、藁にもつかむ気持ちでロルフはそれを読んだ。
「結論から言うと……ヒンメルは、存在しない?」
そこに書いてあった文言を読み上げ、ロルフはさらに困惑の色を深めた。
●
「より正確に言うと、ヒンメルという『騎士は』存在しない、ってとこだな」
森の中を行く一団があった。ここはちょうどサンデルマンが告げた、英霊のいると言われる空域の下方に当たる。
その一団を先導するのは鉄仮面の男、エルウィンだ。
「2代皇帝の時代、治安維持を目的とした警察機構のようなものが軍とは別に発足したらしいのが古い資料から分かった。探すのに苦労したがな。で、この組織が、グリフォンを試験的に導入していたらしい」
そう考えると、神出鬼没という点は説明がつきそうだ。つまり、ヒンメルは元々一個人を指すものではなかったのだ。複数人いるのであれば、各地に同じような話しが残っていて不思議ではない。
「後は、見た目かな。ヒンメルの姿を表す時共通しているのが黒衣に仮面。まぁ隠密性を加味した結果の服装なんだろうが、お陰で個人を特定しづらくなった」
これにより空から突如(ヒンメル内の誰かが)現れ、平和を守る(というよりは治安維持の)ために戦う、(服装が同じだから区別できない)謎のグリフォンライダーと、こういった要素が誇張されて伝えられ、今の『天雷のヒンメル』という一人の騎士を形作ることになったのだろう。と、エルウィンは結論づけた。
さて、ここで話は戻ってこの一団が何をしに来たのか。それは、この森にいる歪虚を討伐するためだ。
その性質上、英霊を発見するのは人類側よりも歪虚側の方が早い。そのため、この辺りには相当数の歪虚が存在していると思われる。
ただ、軍から要請が来たわけではない。地上から攻撃される可能性は極めて低く、今は無視しても良いと判断されたようだ。
「だが、空では未だヒンメルは見つけられていないらしいな。そこで、俺はヒンメルのある要素に目をつけた。それは……治安維持だ」
つまり、ここで戦っていれば、それにつられてヒンメルが現れるのではないか、という話らしい。
「適当なこと言ってるように聞こえるかもしれねぇが、何にもしないうちに歪虚に先を越されるよりはましだろうと思ってな。ま、協力頼むぜ」
こうして、ハンターたちによる歪虚討伐が始まった。
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「…………」
歪虚とハンター、それぞれの様子を眺めている何者かの姿があった。
黒衣に身を包み、黒い仮面をかぶり、その手には細身のハルバードを携えて。
空中にとどまっていたそれは、不意に光を伴い霧散した。
後にはそこに何がいたかも気づかない一羽の鳥と、バチバチという放電音だけが残っていた。
リプレイ本文
●
「馬だ」
「……馬?」
グリフォン部隊を養うために必要なもの、というエーミ・エーテルクラフト(ka2225)の問いに対し、エルウィンはそう答えた。
「あぁ。グリフォンは基本なんでも喰うが、肉。特に馬肉が好物なんだ。このせいで帝国領ではペガサスは絶滅したなんて逸話も……まぁ余談だったな」
「そう……なんていうか……思っていたのとは違うわね」
「ま、幻獣も突き詰めれば他より珍しい生き物ってだけだからな」
そんなことを話しながら、ハンターたちは目的の森に到着した。
「この地には何か……」
「強いて言うなら鉱山が近く、風が安定しているといったところだ。恐らくこの場所自体には英霊が現れる意味はあまりないとは思う。この上の方が重要ってことだ」
エルウィンが英霊といった。そう、この近辺の上空がサンデルマンの指定した空域、英霊のいる場所と考えられている。
「英霊、ヒンメルですか……」
「始まりのグリフォンライダー……英雄譚に語られるような存在を見られる日がこようとは……」
呟く日下 菜摘(ka0881)に観那(ka4583)はそう言った。
「年甲斐もなく、心が浮きだってしまいます」
「……ええ、確かに……」
英雄という存在に思いをはせる観那。だが、菜摘はそれが必ずしも協力的だろうかという危惧を隠せなかった。
「最初の空の騎兵で、ハルバード使いで、天雷か……」
岩井崎 旭(ka0234)は愛用するゴーグルに触れながら呟くと……
「くぅー、カッコいいじゃねーか! よし、俺も気合を入れるぜ、ファンとして!」
そんなことを旭は言った。こういったヒンメルに対する態度は、おおよそ帝国の領民のそれに近いものと言えた。だが、実際はどうだったのか。英霊との接触はそれを暴いていくのに他ならない。
「聞いた話だと突然現れる正義の味方って感じなのかね」
そう呟くのは春日 啓一(ka1621)。ヒンメルそのものは警察機構のようなものだったようだが……それもエルウィンが調べた範囲の情報で、まだまだ情報は少ない。
「天雷……だったね。空からの攻撃にも警戒して、立ち位置は調整したほうがよさそうだ」
アルト・ヴァレンティーニ(ka3109)は英霊との戦闘考慮し、そう皆に告げた。その心中には、英霊と呼ばれるほどの相手とどこまで戦えるだろうかという興味があった。
(グリフォンライダー……そんな人たちがいたんだ……全然知らないな)
エリ・ヲーヴェン(ka6159)は、あまりグリフォンに関しての情報には詳しくないようだ。だが、ここにきて何をすればいいのかはよくわかっている。
「さて、まずはさっさと歪虚を倒さないとお話もならないってことかしら」
銃を構えるマリィア・バルデス(ka5848)。それに同意するかのようにエリも呟く。
「ゾンビ……いっぱい……いやだね……」
戦闘を前に、エリの頭髪は白く、その目は赤と黒に染まっていった。
●
早速、ハンターたちは森の中で活動を始めた。木々に隠れ多数の歪虚が確認されている。ヒンメルの出現如何に問わず、この敵を放置しておくのはまずいであろうことがわかる。
「まぁ、いつ出てくるか分からないから、警戒はしつつ……さっさと片付けていこうぜ」
そういってハルバードを構え前に出る旭。アルトがそれに続く。
「同意だね。数がいるというのはそれだけで不確定要素が増える……今はとにかく数を減らしていこう」
アルトは飛花・焔により炎のようなオーラを纏う。そのまま踏鳴により旭を追い越し、敵をすれ違いざまに葬る散華で減らしていく。
続いて旭が追撃。踊り狂う乱気流により手数を増やしながら殲滅にかかる。
「暴れてるなぁ……まぁ、こっちは手近なところからコツコツと……それじゃ、頼む」
「ええ……亡者は地に還るが定め。疾くあるべき場所へ還して差し上げましょう」
その後ろに立つ菜摘はレクイエムを使用。ゾンビやスケルトンが聖なる旋律により弱体化していく。弱体化したタイミングに合わせて、啓一が飛び出す。二刀流スキルを駆使し、華麗なワンツーで敵の頭部を破砕していく。
撃ち漏らしは観那が衝撃波を使用して仕留める。
「上空は監視しています。どんどん減らしていきましょう」
少し距離をあけて、こちらではエリがソウルトーチを使用して敵の殲滅を開始。
「ハハハッ! 雑魚がいっぱいね!!!」
普段の様子からは想像もできない、猟奇的な笑い声を上げ……エリは大きくランスを振るう。
「へし折れなさい!!!」
スケルトンは盾で受けるものの、盾ごと薙ぎ払われる。
「さぁ、次よ……骨相手に突き攻撃なんて無駄にも程があるものねぇ。槍で思いっきり叩いてアゲル!!! フフッ……ハハハハハハッ」
笑い声をあげ、エリはランスを振るう。その後ろに吐いているのはエーミ。
(ヒンメルがここに現れるというなら、何か関係があるものがあると思うのだけど……)
そんな思考を巡らせながらも、エーミはファイヤーボールを使用。エリがスケルトンを狙っていくので、こちらはゾンビを焼いていく。エリの周囲に群がろうとした敵も、風雷陣を使用して的確に処理していく。
マリィアはフォールショットを使用。範囲攻撃を利用して殲滅する算段。
「ただ、効果がどの程度出ているのか、分かりづらい部分はあるわね……」
何しろ森だ。弾雨も木々に当たって威力が殺されてしまうかもしれない。
「……狙撃手としては、やりづらいわね」
呟きながら、マリィアは拳銃を引き抜くと一呼吸の間もなくトリガーを引く。弾丸は迫っていたゾンビの頭部を打ち抜いた。
「こっちの方が手っ取り早かったかしらね」
尤も、フォールショットによる範囲攻撃も効果が正確に確認できないだけで、成果はきちんと上げており、敵はどんどん減っていく。そのスピードはエルウィンが危惧するほど。
「この調子じゃヒンメルが出てくる前に終わっちまうんじゃねぇか? それはそれで誤算……」
ここまで呟いた時、視界の端に移る姿があった。
それは、エルウィンだけでなく他のハンター達も気が付いていた。
その姿は黒衣に、仮面。ハルバード。そして、またがるのはグリフォン。あれこそが、話に上がっていたヒンメルに間違いないだろう。
●
ヒンメルと思しき人物は手近なゾンビに向けて槍を向ける。そこから発せられた雷光がゾンビを貫き焦がす。
「あれがヒンメル……?」
英雄譚に語られるそのイメージと比べ、幾分か暗い雰囲気をまとっている。
「正義の味方っていうよりも、殺し屋かなんかじゃねぇか?」
啓一はそんな感想を持った。
「できれば共闘したいところだけど……」
旭は、ヒンメルから発せられる殺気を感じ取った。そしてそれは、歪虚たちだけでなく、自分たちにも向けられているということに。
「敵対しようというのですか……!」
「菜摘!」
啓一の声。同時に、視界に入っていたはずのヒンメルの姿が描き消えた。
だが、菜摘の反応は早い。ホーリーヴェールにより光の防御壁を生成。それにより、いつのまにか背後をとっていたヒンメルの攻撃は防がれる。
「歪虚は我々の共通の敵のはず! なぜ敵を目の前にして我々を襲うのです。答えなさい、英霊殿!」
「くそ!」
啓一が割って入るように迎撃。攻撃を受け止めた際、手に痺れるような感覚を覚える。
(……電気か? 確か天雷って言ったはずだが、そういう能力もあるのか)
「邪魔だぁっ!!」
旭は吹き荒れる塵旋風を使用。周りのスケルトンを木々ごと薙ぎ払う。
「あんた、元々帝国の人を守ってきたすげー騎士だか、その一員なんだろ! なんだって……」
妨害を排した旭は、吠え猛る爆突風を使用。
「なんだって、人間まで攻撃するんだ!?」
重い一撃がヒンメルの乗るグリフォンに直撃し倒れ、乗っていたヒンメルも地面を転がる。すぐさま反撃の態勢を取ろうとするヒンメルだったが、その目は焔魂を使用した啓一に向けられた。
「天雷だか天丼だか知らねぇが、こっちはアンタを味方にしなきゃならねぇ。一発これで目を覚ましてくれよな!」
ソウルエッジを付与した拳が、ヒンメルの顔面を捉えた。
「予測通りならまだいるのかもしれない! ダウンバーストに注意して!」
エーミは推理術を持って誰が狙われるのか予測。その結果は……
「……私ねっ!」
すぐさま加護符で防御を行おうとするが、推理術に力を割いたため一手遅れる。背後から新たな敵。それは先ほど啓一が殴り倒したのと同じ姿形をした、2体目のヒンメル。エーミは防ぎきれず弾き飛ばされ、地面を転がる。
(速い! グリフォンが羽ばたく音も聞こえないなんて……!)
倒れるエーミを援護するため、アルトが絶火刃を投擲し牽制。
(絶火の武器……飾りではない)
だが、一瞥しただけで、ヒンメルはアルトの方へ向く。
「意思の疎通はできない、か……」
躊躇したらやられかねない。一瞬の斬撃。グリフォンとともに突っ込んできたヒンメルに対しアルトは剛刀を振りぬき、蓮華による攻撃。一振り目で受けたハルバードをたたき切り、返す刃でヒンメル自身を切り裂く。Vの字状に切り裂かれたヒンメルはグリフォンとともにその場に倒れた。
「今のが……英霊……」
倒れたヒンメルを見下ろし、半ば困惑した表情でアルトは呟いた。
「急がないといけませんね……」
この間観那はそのままスケルトン、ゾンビの掃討。これらに邪魔をされるとなし崩し的にヒンメルの餌食にされかねない。
踏込と衝撃波で突破口を開きつつ、確実に処理していく。
「人を守る英霊なら、この場所を守っているなら……話ぐらい聞いてほしいわね、ヒンメル!」
マリィアの前には3体目のヒンメル。絶火の武器を持っている仲間に対しても説得に応じていない。話を聞く気がないのか、そもそも話せる性質の相手ではないのか……
「まぁ、力を示せって課題の方が楽に決まってるわね……」
話せなければ力で制するのみ。フォールシュートを使用してヒンメルとその周囲を掃討する。
「伝説のグリフォンライダー? そんな大そうな伝承のくせに敵味方の区別もつけられないの? 低能ね!」
そこにエリが、ソウルトーチを使用しつつ突っ込んでいく。ヒンメルに渾身撃を叩き込む。傷によるものか、先と比べ速度が落ちたヒンメル。駄目押しとばかりにマリィアが制圧射撃を使用して動きを制限する。
「歪虚の討伐は完了しました! 援護します!」
そこに、手があいた観那が踏込を使用して突撃。そのまま斧を大きく横に振り、叩き落す。ピンポイントで狙いすましたように、エリが刺突一閃。苦し紛れに、ヒンメルもハルバードを振るう。
「……!? 何、よ……こ……れ……」
バチリと、雷にでも打たれたかのような感触。エリはその場に倒れる。身体が麻痺しているようだ。
だが、ヒンメルの方は腹部を貫かれており、びくりと数度痙攣したのち、そのまま消え去った。バチバチという放電音を残して。
こうして、都合3体のヒンメルとハンターたちは戦い、それらを消滅せしめた。
「……大体わかった。とにかく引き上げよう」
エルウィンがそういってハンターたちを促す。倒すつもりは無かったが、結局英霊を討伐する結果になってしまった。
●
森から離れ、ハンターたちは一息つく。
「とりあえず、ゾンビは……みんな討伐できた……よね?」
「森から出る際、周囲の確認はしましたけど、恐らくは問題ないと思います」
覚醒を解き穏やかな様子に戻ったエリ。その問いかけに菜摘がそう答えた。
とりあえず当初の目的の一つは達成できたと言える。ただ、英霊に関する方はどうだろうか。
「あれは、本当に英霊だったのかな?」
そう呟くアルト。その言葉の根拠は敵の戦闘力。決して弱いとは言わないが、そこまで苦戦する相手ではない。アルトが強いということもあるのだが、伝承に残る程の強さかといわれると微妙だった。
「それに、あの風体……」
正義の味方ではなく殺し屋のようだと啓一は言った。そして、こちらの言葉に一切耳を貸さない。
「絶火槍も気に留めてなかった。アルトの絶火刃もだろ? まるで……」
「心が無いみたい……といったところかしら」
マリィアがそう結論づける。
それらを受けてエルウィンが言った。
「ま、おおよそ見当はついたな」
まず、群体であることは確定だ。ヒンメルという一つの部隊全体が、一つの英霊という形で表出したということだろう。なので、数体を倒してしまってもヒンメルの存在自体には大きな影響は無いはずだ。
「グリフォンも同じ、英霊の一部みたいですね。ヒンメルの消滅とともに消えていました」
その様子を観察していた観那が補足する。
問題は、ヒンメルの騎士とは思えないその様子だが……
「ヒンメルが警察機構のようなものって話はしたが、多分その役割は……」
「秘密警察、暗部……まぁ言い方は色々でしょうけど、帝国内部の不穏分子の排除が役割だったと考えるのが自然なのかしらね」
ヒンメルが発足したのが2代皇帝の時代。帝国内部もまだ完全にまとまっているとは考えにくい。当然、その役割には皇帝と意見を異にする者の暗殺なども含まれただろう。
エーミがそう自身の推理を披露し、おおよそその通りだろうとエルウィンも同意する。
「……国に忠義を尽くすため、私心を殺して任務に精励していた……と考えたら、英霊となった今、心が無いように見えるのも納得できなくはないかしらね」
エーミの話を聞き、マリィアが納得したようにうなずいた。
「それと、エリの身体の痺れがあったな」
「そう……あれは、一体……」
エリと同じような感触を、啓一はじめ数人が持っていた。
「恐らくは国民の『天雷』に対するイメージから、雷の自然精霊との結びついたんだろう。次は攻撃全部が電撃を帯びていると思うことだな」
次、とエルウィンは言った。
「戦闘があれば、そこに現れるというのは予測通り。だが、俺も一つ読み違いがあった……弱かっただろ、ヒンメル」
そう言ったエルウィンに、ハンターたちは同意する。
「第5師団にもいてな、そういうのが。地上戦では弱いけど……空中戦では化け物みたいな奴が……恐らく、あのヒンメルもそういうタイプさ」
エルウィンはそう言って空を指さした。
「始まりのグリフォンライダーって呼ばれる英霊だ。やっぱりケリは……空でつけねぇとな」
「馬だ」
「……馬?」
グリフォン部隊を養うために必要なもの、というエーミ・エーテルクラフト(ka2225)の問いに対し、エルウィンはそう答えた。
「あぁ。グリフォンは基本なんでも喰うが、肉。特に馬肉が好物なんだ。このせいで帝国領ではペガサスは絶滅したなんて逸話も……まぁ余談だったな」
「そう……なんていうか……思っていたのとは違うわね」
「ま、幻獣も突き詰めれば他より珍しい生き物ってだけだからな」
そんなことを話しながら、ハンターたちは目的の森に到着した。
「この地には何か……」
「強いて言うなら鉱山が近く、風が安定しているといったところだ。恐らくこの場所自体には英霊が現れる意味はあまりないとは思う。この上の方が重要ってことだ」
エルウィンが英霊といった。そう、この近辺の上空がサンデルマンの指定した空域、英霊のいる場所と考えられている。
「英霊、ヒンメルですか……」
「始まりのグリフォンライダー……英雄譚に語られるような存在を見られる日がこようとは……」
呟く日下 菜摘(ka0881)に観那(ka4583)はそう言った。
「年甲斐もなく、心が浮きだってしまいます」
「……ええ、確かに……」
英雄という存在に思いをはせる観那。だが、菜摘はそれが必ずしも協力的だろうかという危惧を隠せなかった。
「最初の空の騎兵で、ハルバード使いで、天雷か……」
岩井崎 旭(ka0234)は愛用するゴーグルに触れながら呟くと……
「くぅー、カッコいいじゃねーか! よし、俺も気合を入れるぜ、ファンとして!」
そんなことを旭は言った。こういったヒンメルに対する態度は、おおよそ帝国の領民のそれに近いものと言えた。だが、実際はどうだったのか。英霊との接触はそれを暴いていくのに他ならない。
「聞いた話だと突然現れる正義の味方って感じなのかね」
そう呟くのは春日 啓一(ka1621)。ヒンメルそのものは警察機構のようなものだったようだが……それもエルウィンが調べた範囲の情報で、まだまだ情報は少ない。
「天雷……だったね。空からの攻撃にも警戒して、立ち位置は調整したほうがよさそうだ」
アルト・ヴァレンティーニ(ka3109)は英霊との戦闘考慮し、そう皆に告げた。その心中には、英霊と呼ばれるほどの相手とどこまで戦えるだろうかという興味があった。
(グリフォンライダー……そんな人たちがいたんだ……全然知らないな)
エリ・ヲーヴェン(ka6159)は、あまりグリフォンに関しての情報には詳しくないようだ。だが、ここにきて何をすればいいのかはよくわかっている。
「さて、まずはさっさと歪虚を倒さないとお話もならないってことかしら」
銃を構えるマリィア・バルデス(ka5848)。それに同意するかのようにエリも呟く。
「ゾンビ……いっぱい……いやだね……」
戦闘を前に、エリの頭髪は白く、その目は赤と黒に染まっていった。
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早速、ハンターたちは森の中で活動を始めた。木々に隠れ多数の歪虚が確認されている。ヒンメルの出現如何に問わず、この敵を放置しておくのはまずいであろうことがわかる。
「まぁ、いつ出てくるか分からないから、警戒はしつつ……さっさと片付けていこうぜ」
そういってハルバードを構え前に出る旭。アルトがそれに続く。
「同意だね。数がいるというのはそれだけで不確定要素が増える……今はとにかく数を減らしていこう」
アルトは飛花・焔により炎のようなオーラを纏う。そのまま踏鳴により旭を追い越し、敵をすれ違いざまに葬る散華で減らしていく。
続いて旭が追撃。踊り狂う乱気流により手数を増やしながら殲滅にかかる。
「暴れてるなぁ……まぁ、こっちは手近なところからコツコツと……それじゃ、頼む」
「ええ……亡者は地に還るが定め。疾くあるべき場所へ還して差し上げましょう」
その後ろに立つ菜摘はレクイエムを使用。ゾンビやスケルトンが聖なる旋律により弱体化していく。弱体化したタイミングに合わせて、啓一が飛び出す。二刀流スキルを駆使し、華麗なワンツーで敵の頭部を破砕していく。
撃ち漏らしは観那が衝撃波を使用して仕留める。
「上空は監視しています。どんどん減らしていきましょう」
少し距離をあけて、こちらではエリがソウルトーチを使用して敵の殲滅を開始。
「ハハハッ! 雑魚がいっぱいね!!!」
普段の様子からは想像もできない、猟奇的な笑い声を上げ……エリは大きくランスを振るう。
「へし折れなさい!!!」
スケルトンは盾で受けるものの、盾ごと薙ぎ払われる。
「さぁ、次よ……骨相手に突き攻撃なんて無駄にも程があるものねぇ。槍で思いっきり叩いてアゲル!!! フフッ……ハハハハハハッ」
笑い声をあげ、エリはランスを振るう。その後ろに吐いているのはエーミ。
(ヒンメルがここに現れるというなら、何か関係があるものがあると思うのだけど……)
そんな思考を巡らせながらも、エーミはファイヤーボールを使用。エリがスケルトンを狙っていくので、こちらはゾンビを焼いていく。エリの周囲に群がろうとした敵も、風雷陣を使用して的確に処理していく。
マリィアはフォールショットを使用。範囲攻撃を利用して殲滅する算段。
「ただ、効果がどの程度出ているのか、分かりづらい部分はあるわね……」
何しろ森だ。弾雨も木々に当たって威力が殺されてしまうかもしれない。
「……狙撃手としては、やりづらいわね」
呟きながら、マリィアは拳銃を引き抜くと一呼吸の間もなくトリガーを引く。弾丸は迫っていたゾンビの頭部を打ち抜いた。
「こっちの方が手っ取り早かったかしらね」
尤も、フォールショットによる範囲攻撃も効果が正確に確認できないだけで、成果はきちんと上げており、敵はどんどん減っていく。そのスピードはエルウィンが危惧するほど。
「この調子じゃヒンメルが出てくる前に終わっちまうんじゃねぇか? それはそれで誤算……」
ここまで呟いた時、視界の端に移る姿があった。
それは、エルウィンだけでなく他のハンター達も気が付いていた。
その姿は黒衣に、仮面。ハルバード。そして、またがるのはグリフォン。あれこそが、話に上がっていたヒンメルに間違いないだろう。
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ヒンメルと思しき人物は手近なゾンビに向けて槍を向ける。そこから発せられた雷光がゾンビを貫き焦がす。
「あれがヒンメル……?」
英雄譚に語られるそのイメージと比べ、幾分か暗い雰囲気をまとっている。
「正義の味方っていうよりも、殺し屋かなんかじゃねぇか?」
啓一はそんな感想を持った。
「できれば共闘したいところだけど……」
旭は、ヒンメルから発せられる殺気を感じ取った。そしてそれは、歪虚たちだけでなく、自分たちにも向けられているということに。
「敵対しようというのですか……!」
「菜摘!」
啓一の声。同時に、視界に入っていたはずのヒンメルの姿が描き消えた。
だが、菜摘の反応は早い。ホーリーヴェールにより光の防御壁を生成。それにより、いつのまにか背後をとっていたヒンメルの攻撃は防がれる。
「歪虚は我々の共通の敵のはず! なぜ敵を目の前にして我々を襲うのです。答えなさい、英霊殿!」
「くそ!」
啓一が割って入るように迎撃。攻撃を受け止めた際、手に痺れるような感覚を覚える。
(……電気か? 確か天雷って言ったはずだが、そういう能力もあるのか)
「邪魔だぁっ!!」
旭は吹き荒れる塵旋風を使用。周りのスケルトンを木々ごと薙ぎ払う。
「あんた、元々帝国の人を守ってきたすげー騎士だか、その一員なんだろ! なんだって……」
妨害を排した旭は、吠え猛る爆突風を使用。
「なんだって、人間まで攻撃するんだ!?」
重い一撃がヒンメルの乗るグリフォンに直撃し倒れ、乗っていたヒンメルも地面を転がる。すぐさま反撃の態勢を取ろうとするヒンメルだったが、その目は焔魂を使用した啓一に向けられた。
「天雷だか天丼だか知らねぇが、こっちはアンタを味方にしなきゃならねぇ。一発これで目を覚ましてくれよな!」
ソウルエッジを付与した拳が、ヒンメルの顔面を捉えた。
「予測通りならまだいるのかもしれない! ダウンバーストに注意して!」
エーミは推理術を持って誰が狙われるのか予測。その結果は……
「……私ねっ!」
すぐさま加護符で防御を行おうとするが、推理術に力を割いたため一手遅れる。背後から新たな敵。それは先ほど啓一が殴り倒したのと同じ姿形をした、2体目のヒンメル。エーミは防ぎきれず弾き飛ばされ、地面を転がる。
(速い! グリフォンが羽ばたく音も聞こえないなんて……!)
倒れるエーミを援護するため、アルトが絶火刃を投擲し牽制。
(絶火の武器……飾りではない)
だが、一瞥しただけで、ヒンメルはアルトの方へ向く。
「意思の疎通はできない、か……」
躊躇したらやられかねない。一瞬の斬撃。グリフォンとともに突っ込んできたヒンメルに対しアルトは剛刀を振りぬき、蓮華による攻撃。一振り目で受けたハルバードをたたき切り、返す刃でヒンメル自身を切り裂く。Vの字状に切り裂かれたヒンメルはグリフォンとともにその場に倒れた。
「今のが……英霊……」
倒れたヒンメルを見下ろし、半ば困惑した表情でアルトは呟いた。
「急がないといけませんね……」
この間観那はそのままスケルトン、ゾンビの掃討。これらに邪魔をされるとなし崩し的にヒンメルの餌食にされかねない。
踏込と衝撃波で突破口を開きつつ、確実に処理していく。
「人を守る英霊なら、この場所を守っているなら……話ぐらい聞いてほしいわね、ヒンメル!」
マリィアの前には3体目のヒンメル。絶火の武器を持っている仲間に対しても説得に応じていない。話を聞く気がないのか、そもそも話せる性質の相手ではないのか……
「まぁ、力を示せって課題の方が楽に決まってるわね……」
話せなければ力で制するのみ。フォールシュートを使用してヒンメルとその周囲を掃討する。
「伝説のグリフォンライダー? そんな大そうな伝承のくせに敵味方の区別もつけられないの? 低能ね!」
そこにエリが、ソウルトーチを使用しつつ突っ込んでいく。ヒンメルに渾身撃を叩き込む。傷によるものか、先と比べ速度が落ちたヒンメル。駄目押しとばかりにマリィアが制圧射撃を使用して動きを制限する。
「歪虚の討伐は完了しました! 援護します!」
そこに、手があいた観那が踏込を使用して突撃。そのまま斧を大きく横に振り、叩き落す。ピンポイントで狙いすましたように、エリが刺突一閃。苦し紛れに、ヒンメルもハルバードを振るう。
「……!? 何、よ……こ……れ……」
バチリと、雷にでも打たれたかのような感触。エリはその場に倒れる。身体が麻痺しているようだ。
だが、ヒンメルの方は腹部を貫かれており、びくりと数度痙攣したのち、そのまま消え去った。バチバチという放電音を残して。
こうして、都合3体のヒンメルとハンターたちは戦い、それらを消滅せしめた。
「……大体わかった。とにかく引き上げよう」
エルウィンがそういってハンターたちを促す。倒すつもりは無かったが、結局英霊を討伐する結果になってしまった。
●
森から離れ、ハンターたちは一息つく。
「とりあえず、ゾンビは……みんな討伐できた……よね?」
「森から出る際、周囲の確認はしましたけど、恐らくは問題ないと思います」
覚醒を解き穏やかな様子に戻ったエリ。その問いかけに菜摘がそう答えた。
とりあえず当初の目的の一つは達成できたと言える。ただ、英霊に関する方はどうだろうか。
「あれは、本当に英霊だったのかな?」
そう呟くアルト。その言葉の根拠は敵の戦闘力。決して弱いとは言わないが、そこまで苦戦する相手ではない。アルトが強いということもあるのだが、伝承に残る程の強さかといわれると微妙だった。
「それに、あの風体……」
正義の味方ではなく殺し屋のようだと啓一は言った。そして、こちらの言葉に一切耳を貸さない。
「絶火槍も気に留めてなかった。アルトの絶火刃もだろ? まるで……」
「心が無いみたい……といったところかしら」
マリィアがそう結論づける。
それらを受けてエルウィンが言った。
「ま、おおよそ見当はついたな」
まず、群体であることは確定だ。ヒンメルという一つの部隊全体が、一つの英霊という形で表出したということだろう。なので、数体を倒してしまってもヒンメルの存在自体には大きな影響は無いはずだ。
「グリフォンも同じ、英霊の一部みたいですね。ヒンメルの消滅とともに消えていました」
その様子を観察していた観那が補足する。
問題は、ヒンメルの騎士とは思えないその様子だが……
「ヒンメルが警察機構のようなものって話はしたが、多分その役割は……」
「秘密警察、暗部……まぁ言い方は色々でしょうけど、帝国内部の不穏分子の排除が役割だったと考えるのが自然なのかしらね」
ヒンメルが発足したのが2代皇帝の時代。帝国内部もまだ完全にまとまっているとは考えにくい。当然、その役割には皇帝と意見を異にする者の暗殺なども含まれただろう。
エーミがそう自身の推理を披露し、おおよそその通りだろうとエルウィンも同意する。
「……国に忠義を尽くすため、私心を殺して任務に精励していた……と考えたら、英霊となった今、心が無いように見えるのも納得できなくはないかしらね」
エーミの話を聞き、マリィアが納得したようにうなずいた。
「それと、エリの身体の痺れがあったな」
「そう……あれは、一体……」
エリと同じような感触を、啓一はじめ数人が持っていた。
「恐らくは国民の『天雷』に対するイメージから、雷の自然精霊との結びついたんだろう。次は攻撃全部が電撃を帯びていると思うことだな」
次、とエルウィンは言った。
「戦闘があれば、そこに現れるというのは予測通り。だが、俺も一つ読み違いがあった……弱かっただろ、ヒンメル」
そう言ったエルウィンに、ハンターたちは同意する。
「第5師団にもいてな、そういうのが。地上戦では弱いけど……空中戦では化け物みたいな奴が……恐らく、あのヒンメルもそういうタイプさ」
エルウィンはそう言って空を指さした。
「始まりのグリフォンライダーって呼ばれる英霊だ。やっぱりケリは……空でつけねぇとな」
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相談卓 エーミ・エーテルクラフト(ka2225) 人間(リアルブルー)|17才|女性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2017/11/12 21:44:26 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/11/11 06:38:37 |