ゲスト
(ka0000)
【天誓】始まりのグリフォンライダー
マスター:植田誠

- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
APV- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 3~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/11/14 12:00
- リプレイ完成予定
- 2017/11/23 12:00
オープニング
●
帝国軍第5師団の置かれた南部国境要塞。その執務室で、師団長ロルフ・シュトライトは頭を抱えていた。
発生した絶火の騎士。その中でも彼らが追うのは『天雷』の二つ名を持つ伝説の騎士。その名をヒンメルという。
2代皇帝の時代に勇名をはせたというヒンメルは、始まりのグリフォンライダーとも呼ばれており、第5師団がヒンメルリッターと呼ばれるのもその名に由来したものとなっている。
どこからともなく現れて、平和を守るために戦い、またいずこかへ飛び去って行く。そんな逸話が各地に点在しており、常に仮面をつけ正体を明かさなかったその外見と合わさって、その神出鬼没さもまた語り草となっている。
そんなヒンメルがいるとされているのはある空域。場所ではなく空域でその居場所が指定されているあたりさすがは始まりのグリフォンライダーと呼ばれるだけのことはあるのだろうが……どう探しても見つからない。
いや、正確にはいるにはいるようなのだが、サンデルマンも正確な位置がつかめないそうだ。曰く、その辺りのどこにでもいるし、どこにもいない。そんな印象らしい。二代皇帝ということは、絶火の騎士アレクサンダーとも実在していた時期が微妙に異なる。こちらの力も当てにはできない。
そんな折、ロルフのところに匿名の調査報告書が届けられた。本来であれば意に介さない代物だが、内容は当のヒンメルについてということで、藁にもつかむ気持ちでロルフはそれを読んだ。
「結論から言うと……ヒンメルは、存在しない?」
そこに書いてあった文言を読み上げ、ロルフはさらに困惑の色を深めた。
●
「より正確に言うと、ヒンメルという『騎士は』存在しない、ってとこだな」
森の中を行く一団があった。ここはちょうどサンデルマンが告げた、英霊のいると言われる空域の下方に当たる。
その一団を先導するのは鉄仮面の男、エルウィンだ。
「2代皇帝の時代、治安維持を目的とした警察機構のようなものが軍とは別に発足したらしいのが古い資料から分かった。探すのに苦労したがな。で、この組織が、グリフォンを試験的に導入していたらしい」
そう考えると、神出鬼没という点は説明がつきそうだ。つまり、ヒンメルは元々一個人を指すものではなかったのだ。複数人いるのであれば、各地に同じような話しが残っていて不思議ではない。
「後は、見た目かな。ヒンメルの姿を表す時共通しているのが黒衣に仮面。まぁ隠密性を加味した結果の服装なんだろうが、お陰で個人を特定しづらくなった」
これにより空から突如(ヒンメル内の誰かが)現れ、平和を守る(というよりは治安維持の)ために戦う、(服装が同じだから区別できない)謎のグリフォンライダーと、こういった要素が誇張されて伝えられ、今の『天雷のヒンメル』という一人の騎士を形作ることになったのだろう。と、エルウィンは結論づけた。
さて、ここで話は戻ってこの一団が何をしに来たのか。それは、この森にいる歪虚を討伐するためだ。
その性質上、英霊を発見するのは人類側よりも歪虚側の方が早い。そのため、この辺りには相当数の歪虚が存在していると思われる。
ただ、軍から要請が来たわけではない。地上から攻撃される可能性は極めて低く、今は無視しても良いと判断されたようだ。
「だが、空では未だヒンメルは見つけられていないらしいな。そこで、俺はヒンメルのある要素に目をつけた。それは……治安維持だ」
つまり、ここで戦っていれば、それにつられてヒンメルが現れるのではないか、という話らしい。
「適当なこと言ってるように聞こえるかもしれねぇが、何にもしないうちに歪虚に先を越されるよりはましだろうと思ってな。ま、協力頼むぜ」
こうして、ハンターたちによる歪虚討伐が始まった。
●
「…………」
歪虚とハンター、それぞれの様子を眺めている何者かの姿があった。
黒衣に身を包み、黒い仮面をかぶり、その手には細身のハルバードを携えて。
空中にとどまっていたそれは、不意に光を伴い霧散した。
後にはそこに何がいたかも気づかない一羽の鳥と、バチバチという放電音だけが残っていた。
帝国軍第5師団の置かれた南部国境要塞。その執務室で、師団長ロルフ・シュトライトは頭を抱えていた。
発生した絶火の騎士。その中でも彼らが追うのは『天雷』の二つ名を持つ伝説の騎士。その名をヒンメルという。
2代皇帝の時代に勇名をはせたというヒンメルは、始まりのグリフォンライダーとも呼ばれており、第5師団がヒンメルリッターと呼ばれるのもその名に由来したものとなっている。
どこからともなく現れて、平和を守るために戦い、またいずこかへ飛び去って行く。そんな逸話が各地に点在しており、常に仮面をつけ正体を明かさなかったその外見と合わさって、その神出鬼没さもまた語り草となっている。
そんなヒンメルがいるとされているのはある空域。場所ではなく空域でその居場所が指定されているあたりさすがは始まりのグリフォンライダーと呼ばれるだけのことはあるのだろうが……どう探しても見つからない。
いや、正確にはいるにはいるようなのだが、サンデルマンも正確な位置がつかめないそうだ。曰く、その辺りのどこにでもいるし、どこにもいない。そんな印象らしい。二代皇帝ということは、絶火の騎士アレクサンダーとも実在していた時期が微妙に異なる。こちらの力も当てにはできない。
そんな折、ロルフのところに匿名の調査報告書が届けられた。本来であれば意に介さない代物だが、内容は当のヒンメルについてということで、藁にもつかむ気持ちでロルフはそれを読んだ。
「結論から言うと……ヒンメルは、存在しない?」
そこに書いてあった文言を読み上げ、ロルフはさらに困惑の色を深めた。
●
「より正確に言うと、ヒンメルという『騎士は』存在しない、ってとこだな」
森の中を行く一団があった。ここはちょうどサンデルマンが告げた、英霊のいると言われる空域の下方に当たる。
その一団を先導するのは鉄仮面の男、エルウィンだ。
「2代皇帝の時代、治安維持を目的とした警察機構のようなものが軍とは別に発足したらしいのが古い資料から分かった。探すのに苦労したがな。で、この組織が、グリフォンを試験的に導入していたらしい」
そう考えると、神出鬼没という点は説明がつきそうだ。つまり、ヒンメルは元々一個人を指すものではなかったのだ。複数人いるのであれば、各地に同じような話しが残っていて不思議ではない。
「後は、見た目かな。ヒンメルの姿を表す時共通しているのが黒衣に仮面。まぁ隠密性を加味した結果の服装なんだろうが、お陰で個人を特定しづらくなった」
これにより空から突如(ヒンメル内の誰かが)現れ、平和を守る(というよりは治安維持の)ために戦う、(服装が同じだから区別できない)謎のグリフォンライダーと、こういった要素が誇張されて伝えられ、今の『天雷のヒンメル』という一人の騎士を形作ることになったのだろう。と、エルウィンは結論づけた。
さて、ここで話は戻ってこの一団が何をしに来たのか。それは、この森にいる歪虚を討伐するためだ。
その性質上、英霊を発見するのは人類側よりも歪虚側の方が早い。そのため、この辺りには相当数の歪虚が存在していると思われる。
ただ、軍から要請が来たわけではない。地上から攻撃される可能性は極めて低く、今は無視しても良いと判断されたようだ。
「だが、空では未だヒンメルは見つけられていないらしいな。そこで、俺はヒンメルのある要素に目をつけた。それは……治安維持だ」
つまり、ここで戦っていれば、それにつられてヒンメルが現れるのではないか、という話らしい。
「適当なこと言ってるように聞こえるかもしれねぇが、何にもしないうちに歪虚に先を越されるよりはましだろうと思ってな。ま、協力頼むぜ」
こうして、ハンターたちによる歪虚討伐が始まった。
●
「…………」
歪虚とハンター、それぞれの様子を眺めている何者かの姿があった。
黒衣に身を包み、黒い仮面をかぶり、その手には細身のハルバードを携えて。
空中にとどまっていたそれは、不意に光を伴い霧散した。
後にはそこに何がいたかも気づかない一羽の鳥と、バチバチという放電音だけが残っていた。
解説
●目的
敵の殲滅
●状況
PCたちはエルウィンから雇われたハンターとなる。
戦場は森。この森の上空の広い範囲が、天雷のヒンメルが存在している空域と思われる。
森自体も広く、敵も広く展開している。
●敵情報
ゾンビ×???
スケルトン×???
周辺をうろついている歪虚。
ゾンビは徒手だが耐久力が高く、スケルトンは盾と剣を持つ。
ゾンビの方が基本性能は高い。
●味方情報
エルウィン
鉄仮面をつけた退役兵。戦闘になって実際何が起こるのかを観測するためにいるため、積極的な戦闘は避ける。護衛の必要はないが、指示は受け付けない。
※以下PL情報
●敵?情報
天雷のヒンメル×???
始まりのグリフォンライダーと呼ばれる英霊。
戦闘が始まると不意に現れ、敵味方関係なく攻撃を加える。
敵の殲滅
●状況
PCたちはエルウィンから雇われたハンターとなる。
戦場は森。この森の上空の広い範囲が、天雷のヒンメルが存在している空域と思われる。
森自体も広く、敵も広く展開している。
●敵情報
ゾンビ×???
スケルトン×???
周辺をうろついている歪虚。
ゾンビは徒手だが耐久力が高く、スケルトンは盾と剣を持つ。
ゾンビの方が基本性能は高い。
●味方情報
エルウィン
鉄仮面をつけた退役兵。戦闘になって実際何が起こるのかを観測するためにいるため、積極的な戦闘は避ける。護衛の必要はないが、指示は受け付けない。
※以下PL情報
●敵?情報
天雷のヒンメル×???
始まりのグリフォンライダーと呼ばれる英霊。
戦闘が始まると不意に現れ、敵味方関係なく攻撃を加える。
マスターより
お世話になっております、植田です。
さて、天誓連動依頼です。
今回は天雷のヒンメルと呼ばれる英霊が登場します。解説などで公開していない能力などもありますが、それは手合わせすればわかるかもしれません。
なんにせよ、難易度からも分かるように前哨戦のようなものです。気軽に参加していただければと思います。
それでは、皆様の参加お待ちいたしております。
さて、天誓連動依頼です。
今回は天雷のヒンメルと呼ばれる英霊が登場します。解説などで公開していない能力などもありますが、それは手合わせすればわかるかもしれません。
なんにせよ、難易度からも分かるように前哨戦のようなものです。気軽に参加していただければと思います。
それでは、皆様の参加お待ちいたしております。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/11/23 21:21
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 エーミ・エーテルクラフト(ka2225) 人間(リアルブルー)|17才|女性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2017/11/12 21:44:26 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/11/11 06:38:37 |