ゲスト
(ka0000)
謎の白い生物を追え!
マスター:四月朔日さくら

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 3~10人
- サポート
- 0~0人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2017/11/28 12:00
- 完成日
- 2017/12/10 17:53
このシナリオは5日間納期が延長されています。
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
●
東方のとある一地方。
戦などとも比較的縁遠いこの地域には、昔からある伝承があった。
それは――
白い不思議な生き物が、聖域にいる、という――
そしてその生き物は、大精霊の使いだという――
そんな不思議な、奇妙な、言い伝え。
●
リゼリオのハンターオフィスにやってきた東方出身らしきその男は、そんな昔話をしながら懐かしそうな眼をする。
「いわゆる古さびた雰囲気の場所なんだが、居心地はとても良くてな。こういうご時世だからこそ、あの故郷をみんなに見て貰いたくてさ。こういう観光誘致……? みたいなものも、依頼として認められるのかね?」
青年が尋ねると、そうですねえと職員が対応した。
「すぐに一般の人が行くことが出来る――と言うわけにもいかないでしょうから、まあ……まずは視察のような形で、ハンターに様子を見てもらって、その結果如何で、と言うことなら、或いは……。とくに、その白い不思議な生き物? それの確認をしたほうがいいかもしれません。もし人間に危害を加えるようなものならいけないですし、逆に今まで報告例のない稀少生物の類なら保護をしていく必要性があるでしょう。もしかしたら、幻獣という可能性も否定出来ませんし、きちんと調べたほうがいい案件だと思います」
まだ年若そうだが冷静な判断をする職員に、東方の青年はこくりと頷いた。
「そうだな……あの生き物については、俺たちは大精霊の使いと崇めていて、確かにそこまではっきりと生態を知っているわけではないんだ。姿をそうそう見せるものでもないし……ただ、今のところ害をなすという話も聞いたことはないな」
「では、生態調査……位のかんじでよいでしょうかね」
職員の言葉に、青年は瞬きをする。
「いいのか? こんな得体の知れない話」
「むしろそう言う情報、ハンターたちは面白がって飛びつきますから」
言われて、青年もくすりと笑った。
東方のとある一地方。
戦などとも比較的縁遠いこの地域には、昔からある伝承があった。
それは――
白い不思議な生き物が、聖域にいる、という――
そしてその生き物は、大精霊の使いだという――
そんな不思議な、奇妙な、言い伝え。
●
リゼリオのハンターオフィスにやってきた東方出身らしきその男は、そんな昔話をしながら懐かしそうな眼をする。
「いわゆる古さびた雰囲気の場所なんだが、居心地はとても良くてな。こういうご時世だからこそ、あの故郷をみんなに見て貰いたくてさ。こういう観光誘致……? みたいなものも、依頼として認められるのかね?」
青年が尋ねると、そうですねえと職員が対応した。
「すぐに一般の人が行くことが出来る――と言うわけにもいかないでしょうから、まあ……まずは視察のような形で、ハンターに様子を見てもらって、その結果如何で、と言うことなら、或いは……。とくに、その白い不思議な生き物? それの確認をしたほうがいいかもしれません。もし人間に危害を加えるようなものならいけないですし、逆に今まで報告例のない稀少生物の類なら保護をしていく必要性があるでしょう。もしかしたら、幻獣という可能性も否定出来ませんし、きちんと調べたほうがいい案件だと思います」
まだ年若そうだが冷静な判断をする職員に、東方の青年はこくりと頷いた。
「そうだな……あの生き物については、俺たちは大精霊の使いと崇めていて、確かにそこまではっきりと生態を知っているわけではないんだ。姿をそうそう見せるものでもないし……ただ、今のところ害をなすという話も聞いたことはないな」
「では、生態調査……位のかんじでよいでしょうかね」
職員の言葉に、青年は瞬きをする。
「いいのか? こんな得体の知れない話」
「むしろそう言う情報、ハンターたちは面白がって飛びつきますから」
言われて、青年もくすりと笑った。
リプレイ本文
●
謎の白い生物――
その話を聞いて、好奇心旺盛なハンター達はわいわいと集まった。まあ、ハンターなんて生き物は往々にしてそう言うものである。
「なんか、探検隊って感じがして楽しそー! エトファリカの奥地で未知の生物を追え! みたいな?」
そう言ってこぶしを握るのは、夢路 まよい(ka1328)。まさしく好奇心の塊、という感じだ。
「そうですね。それにしても、その生き物。一体どんなものなんでしょう? あまり見掛けられていないと言うことを考えると、夜行性の可能性もありますね……長期戦覚悟のほうがいいかもしれないかも……」
静かに、しかし胸を高鳴らせているクオン・サガラ(ka0018)。
「それにしても大精霊の使いと崇めていたという割に、情報は曖昧すぎないかしら?」
僅かに首をかしげているのは十色 エニア(ka0370)。
「とはいえ、一体なにが現れるかは判らない……となると、油断は出来んな。荒事に発展させる必要も無いのだろうが」
冷静に判断をしているロニ・カルディス(ka0551)――このように、面々の今回の依頼に対してのスタンスはばらばらで、しかし一つ確実に言えるのは、誰もが好奇心が旺盛であると言うことであろう。
エトファリカまでは転送門が存在する。今回の目的地までは、そこから徒歩で一日ほど、しかしながらとくに大きな障害も無くその近くの集落までたどり着くことが出来た。ここで集落に顔を出して聞き込みをしてみれば、と提案をしてみたのはUisca Amhran(ka0754)である。
「折角だし、謎の白い生物さんとは仲良くなりたいから……目撃情報とかを少しでも多く聞き出せたら、アタリをつけやすいかなって」
そう言ってにこやかに微笑む。白い生物の正体はわからないがなんとなくもふもふとしているような気がしてならず、それに触れてみたいと思っていた。その傍らでは、恋人の瀬織 怜皇(ka0684)が、イスカのことを微笑ましく眺めている。今回の白い生き物について、恋人と同じく興味深いと思っているらしい。
「そうだね。あまり姿を見せないと言うことは……隠れ住む必要とかがあるのかな?」
おっとりと頷いているのはエルフのアズロ・シーブルー(ka0781)、白い生物がなにかわからないが何故か連れてきているのは乗用馬とは別に真っ白いマルチーズ犬だったりする。こちらももふもふに思いを馳せているのかも知れない。
「この子も見せて聞き込みしてみたら、情報も聞き出しやすいかなと思ったりもしてね」
そう穏やかに微笑む姿は、まさに自然派エルフといった感じである。
「でも、謎の生物……ですか、確かに、ハンターの仕事です。もし危険な相手なら、狩猟も、やむを得ないでしょうし」
同じくエルフのミオレスカ(ka3496)は冷静にそう言って荷物を確認すると、しっかり肉やチーズも所持している。こちらも、友好的な相手であれば食べ物で釣ることはできないか、とは考えているようだ。
「一瞬ケセランパサランが思い浮かびましたけど、大精霊の使い? と言うことですですので、多分まず違いますよねー、恐ろしい動物とかじゃなければいいんですけれど」
そう言いながらペットのマルチーズとスコティッシュフォールドを撫で回すのは、ドワーフの小宮・千秋(ka6272)。ペット作戦を考えているのはアズロだけではないと言うことらしい。
……なお見た目は非常に可愛らしい少女だが、実際の性別は男である。ついでに言うと犬の垂れ耳と尻尾を常につけており、今回の一行でも最年少と言うこともあって何処かマスコットめいた部分がある。
「でも幻獣の可能性が高い気はするけれど、どんな幻獣なのかな。会えるのは楽しみだし、無事会えたら仲良くなりたいな」
ドラグーンのユウ(ka6891)は、見た目こそ二十代前半と言ったところだが、実年齢はまだ十歳。こういう知らないことに興味を抱きやすい年代だ。もともと外の世界を経験するためにハンターとなった身の上、それならばこれも一つの良い経験であろう。
そんな面々の今回の依頼はあくまで生態の調査。
それでも仲良くなれたらなりたい――それはだれもがぼんやり思い描いているようだった。
●
まずは集落での聞き込みが第一だ。
そしてそれと並行して、ベースキャンプを作ったほうがいい――と、クオンやロニは思っていた。万が一危険な生物の可能性もあるし、集落以外に拠点がある方がハンターとしても動きやすいからだ。
聞き込み要員はアズロや千秋のように噂の生物を彷彿とさせる犬を連れている面々、それに女性陣だ。女性には話しやすいという無意識の心理があるのだろう。それにベースキャンプ作りもそれなりに重労働、女性に任せるのはどことなく憚られた。
また、同じタイミングで作れるのならば、タイムロスも少ない。それならば、と言うわけである。
更に余裕のある面々は同時にマッピングツールも活用して周辺地図も作ることになった。無論集落には地図もあろうが、自分たちの足だからこそ判ることも多いはず。
ところでこの集落、ハンターという存在がそもそも珍しいという場所なので、見慣れない服装のハンターたちが小型犬を連れて聞き込みにあたると、小さな子どもを中心に、わあっと子どもたちが集まってきた。
「かわいい! こんな犬見たことない!」
子どもたちは犬にすっかり夢中だ。そんな光景に心を和ませながら聞き込みを続けていくと、目撃したことがあるという老人が何人かいることが判ってきた。
その老人のもとへ行って話を聞いてみると、
「随分大きな……そう、ひと一人が背中に乗っても可笑しくない位大きな生き物だったよ。えらく毛並みが良くて、しかも鳴き声がどうにも「モフ、モフ」と聞こえるせいもあってか、モフ様、なんて呼ばれることも多いね」
人間の言葉を話すわけではなさそうだ。
(白い幻獣……というと、ユニコーンやペガサスのようなものを筆頭に、何種類か浮かぶわね……どれでしょうね?)
エニアは話をメモにまとめながら、幻獣やリアルブルーの伝説上の生物をいくつか想像する。彼女自身はペガサス系ならいいな、と思っているようだが、ひと一人が背中に乗ることができるというのなら、それらの可能性もまだ否定出来ないので、胸が高鳴る。
「ちなみにどのあたりでの目撃情報が多いか、判りますか?」
イスカが丁寧に尋ねてみると、老人はこの辺だな、といくつか地図に丸印をつけた。
「この集落のまわりには竹林が多くてね。昔はその辺りを歩いている姿が良く目撃されたと聞いているけれど……今は時代も変わったからか、なかなか見掛けなくなっちまったね。小さい子どもなんぞは」
老人はそう言って茶をすする。
目撃例が少なくなった――何かが影響している可能性はある。たとえば、密猟や歪虚の存在も否定することはできない。
一瞬顔をこわばらせたものの、横にいる怜皇の励ましもあってすぐにいつもの笑顔をとりもどし、そして頷いた。
「きっといい結果を報告して見せますから」
一方子どもたちを中心に聞き込みに当たっていたアズロと千秋はこれはこれで有益かもしれない情報をてにしていた。
どうもこの周辺では、食いしん坊で他人に迷惑をかけるような子どもへの躾として、「モフ様に連れて行かれちまうよ」というような脅し文句があるのだそうである。
これは「モフ様」とやらがとても食いしん坊だから、そこに連れて行けば先に飯も食べられてひもじくなるだろう、という意図が含まれているらしい。些細かも知れないが、それなりに大きな情報だ。
こういう民間伝承が、真実を言い当てていることも少なからずあるからである。
聞き込み班たちは礼を言いながら、ベースキャンプを作っている面々のもとに向かった。
周辺の地図作りをしながらベースキャンプへ向かう。
集落の周囲にはなるほど、竹林――というか竹藪が多く、冬も近い季節ながらまだ比較的暖かい地方だからだろうか、まだ青々とした竹がすっくと伸びている。竹が多いと言うことで竹を加工した細工物がこのあたりの名産品らしいというのも、納得のいく話だ。
「お。帰ってきたみたいですね」
「何か収穫はあったか?」
クオンとロニが手を振って出迎える。
男性陣がこしらえたベースキャンプは数日の滞在には十分すぎるほどで、クオンに頼まれていた食料などの資材調達も無事に成功し、食料にも事欠かない。
もともと食いしん坊らしいその生物対策に食料は多めに持ってきているメンバーが多かったことは多かったが、自分たちハンターの食べものもあるに越したことはない。
通信手段、ベースキャンプ、それらが存在するなかで取り敢えず軽食をとりながら、ハンターたちは相談する。
「出没の可能性が高い場所はいくつかピックアップすることが出来たし、ペットたちにも手伝ってもらいながらならだいぶ労力も減るんじゃないかと思うんだけれど」
イスカが言えば、ロニが
「そうだな。ここに必ず誰かが常駐してもらい、交代制で周囲を探すのは効率的だろうと思う」
僅かに微笑んで、こっくりと頷いた。
「あと、やはり随分食いしん坊らしいからね……食べ物で釣るのは十分可能な気がするんだよ」
アズロが指摘すると、まよいも
「飼葉や人参は多めにもってきてるから、こんなのも活用出来ないかな?」
という。ミオレスカやアズロはどちらかというと人間も普通に食べるものを準備しているので、そこが少し違うと言えば違うだろうか。
まあ、どちらに惹かれるかは、相手次第である。
「あと、ペットを連れる場合は、それに怯えちゃうかも知れないですから、見つからないように慎重にしないとですねー」
千秋の意見ももっともだ。ここでしくじって見失っては元も子もない。
「空からは変化がないか、私のイヌワシも使って調べたりも出来ますし」
イスカがそう言って微笑む。ちなみに怜皇は基本的に恋仲であるイスカとともに行動するとあらかじめ宣言している。
「どちらにしても慣れない土地だから、単独行動は危険。相手が危害を加えないとも限らないし……」
ユウの冷静な意見に全員がこくりと頷いた。
しかしそれから間もなく、異変は起きるのである。
●
モフ。
モフ。
モフ。
それは鳴き声か、或いは足音か。
静かに、しかしモフモフとベースキャンプに近づく白い影。
ちょうど折悪しく――というか、こんなに早く向こうから接近してくると思いもよらず、油断をしていたのかも知れない。
――翌朝、一番に起きたミオレスカが声を上げた。
「あの、買ってきて外に置いていた食料が、減っています……!」
ちなみに飼葉や人参は無事だ。失われた食料も、携帯可能な味付け済みの保存食系で、犯人はそれなりにグルメであることがうかがえる。
無くなった食料の量や、周囲を歩いた動物がいないか足跡を探ると、果たして足跡はいくつか見つかった。蹄ではなく、肉球の足跡である。
イスカは直ちにイヌワシを放ち、空からの確認も試みる。
「……ここにやってきたのはせいぜい二~三匹のようですけど、食料は結構ごっそりやられていますね……食いしん坊というのも、なるほど、納得です」
クオンは今回の生き物についての数値化を図りたいと思っているものだから、そう言う変化を細かくメモしていた。
「それに、蹄の跡が残っていないと言うことは、ペガサスやユニコーンと言った類ではないでしょう。断言は難しいですけれど、確かに犬猫に近い方なのかもしれません」
冷静に分析している。
姿については道中で見掛けた石像のせいだ。崇敬すべき精霊たちを祭るための社と呼ばれる小さな祠の近くには、必ずと言っていいほど犬のような生き物の石像が置かれていて、それは集落のひとによれば『コマイヌ』と呼ばれるものだとわかったからだ。精霊達の御使いとして、社の前に飾られることが多いのだという。
エトファリカの他の地方にもこれらに似た石像はあるが、ここは人口と比較しても特にその数が多い。何か関連性があるやもと思うのは当然とも言える。
と、犬たちに先行させていた千秋があっと声を上げた。
「もしかするんですが……地図貸して下さい」
ファミリアズアイを用いて犬たちの視覚を共有していた彼は、ぴんと来るものがあったようだ。またイスカも、
「こちらも……もしかすると」
不自然なほどに多い祠の数。
それを線で結んでいくと……まるで結界であるかというように、一つの円を描き出したのだ。
「イヌワシが気配を追えないのも、結界か何かが張られているのではと。幻獣の森のような」
なるほど、目撃情報が少ない理由もそれなら納得がいく。
「確かに祠の数などは怪しいと思っていたが……まさかこうもあっさりとはな。それじゃあ、食い物で釣る作戦に移るか」
ロニも苦笑を思わず浮かべてしまう。ペガサス系を望んでいたエニアには少しばかりがっかりする結果になりそうだが、それでも明るく振る舞って気分を一新していた。
●
食べ物を持っているハンターたちは、それの匂いを竹林の中心、即ち結界と思われるそちらへ向けながら近づいていく。結界の中で生きているとなれば、それは普通の動物ではなく幻獣と考えるのが一般的だ。結界に向かうとなればベースキャンプにだれかが残ることになるが、それはクオンとユウが引き受けることになった。クオンはもう少し情報を探ってデータ化することを優先したいし、ユウは実年齢を考えれば無闇な行動は危険だろうという判断故である。
二人から力強い激励を受け、ハンターたちも二人、或いは三人ずつの班に分かれて行動することになった。
モフ。
モフ。
モフ。
しかし――
「うわぁ!?」
海老で鯛を釣る、ならぬ食料で幻獣を釣る作戦はあっという間に成功した。というのも、匂いに釣られた白いもっふもふの何かが飛び出してきて食べものに食いついてきたからである。しかも各班に。
突進されて思わずのけぞる各班の面々。慌てて連絡を取り、キャンプにそれらを引き連れて全員集合する。
どうやらそれらは相当人懐こいらしく、人の前に出てくるのにも躊躇いはなさそうだった。しっかり結界があるにもかかわらず。
それらは、確かにコマイヌによく似ていた。
身体の大きさは1~2メートルほどはあろうか。真っ白な体毛はふさふさで、特に尻尾はもっふりとしていて、モフ様という通称も納得である。
「これは……確かにこの子たちにもにているね~」
アズロが自分の飼い犬であるマルチーズを手に取り、苦笑交じりにそう言う。ただマルチーズと決定的に異なるのは大きさのみでなく、首もとのたてがみや頭の上を飾るふさ毛などの存在だ。主に赤色のたてがみとふさ毛を持っているようだが、無論例外はあろう。
「モフ!」
「モフ!」
モフ様達はモフ、モフと鳴いて、興味深げに食料に目をやる。くりくりした大きな瞳、そして大きな口。口からよだれが零れているのは食いしん坊の証だろうか。
「すごい、もふもふです……」
ミオレスカが触れてみて感嘆の声を上げた。人懐こい噂の生き物は、人に触れられても特段気にしていない。むしろもっと触れと言わんばかりに身体をすり寄せる。
「折角だからプレミアムエビフライもどうぞー、お得ですよー」
千秋が差し出すエビフライにもかぶりつく。
「すごいグルメなのね、飼葉じゃお気に召さなかったのも納得だわ……」
まよいも納得したかのように嘆息する。食べものを持っていくという考えは良かったが、人間と同じものを同じレベルで食べるとは思わなかったのだろう。ちなみに動物にも屈託ないらしく、まよいの乗るゴースロンにも身体を寄せていて、その様も愛らしい。
「折角だしカメラでの撮影もしようか……?」
相手がこちらに気付かない時用にと思っていたらしいが、もうこうなればむしろ一緒に撮影したくなる動物好きなアズロ。パシャパシャとカメラを向ければ、はじめこそ不思議そうにしていた彼らも、立ち上がってポーズを撮る。そう、この生物は二足歩行もできるらしいとクオンがチェックしていて気付いたのだ。もっとも、肉球の手足であることから、大した物は掴むことはできないだろうが。
「ねえレオ、凄く可愛い。もふもふ~」
イスカがそう言いながら生物に抱きつくと、怜皇も苦笑しながらその上からイスカもろとももふもふもふ。
「それにしても警戒心もなにもないかんじで、むしろ拍子抜けしちゃったわね」
エニアが言うと、クオンが
「それだけ平穏だった証拠ですよ。それに、ここまで人間に友好的な幻獣もなかなかいません。……餌に釣られたというのもあるでしょうけど、ソサエティに言えば、或いはユニットとして活用出来るようにしてくれるかも……」
「幻獣なんだ?」
その言葉にユウが尋ねると、クオンはこくりと頷いた。まよいも、
「うん、なんて言うか……普通の生き物とは雰囲気が違うし、間違いないと思う」
そう言って笑った。
●
一度彼らはリゼリオに帰ることにした。
近くの集落には「モフ様」が珍しい幻獣であることなどを告げ、結界の位置もおおよそ伝える。
そしてもしなにかあればハンターズソサエティに伝えるようにと添えた。
新たな幻獣の発見。
人々の役に立つかはともかく、有益な結果となったようだ。
謎の白い生物――
その話を聞いて、好奇心旺盛なハンター達はわいわいと集まった。まあ、ハンターなんて生き物は往々にしてそう言うものである。
「なんか、探検隊って感じがして楽しそー! エトファリカの奥地で未知の生物を追え! みたいな?」
そう言ってこぶしを握るのは、夢路 まよい(ka1328)。まさしく好奇心の塊、という感じだ。
「そうですね。それにしても、その生き物。一体どんなものなんでしょう? あまり見掛けられていないと言うことを考えると、夜行性の可能性もありますね……長期戦覚悟のほうがいいかもしれないかも……」
静かに、しかし胸を高鳴らせているクオン・サガラ(ka0018)。
「それにしても大精霊の使いと崇めていたという割に、情報は曖昧すぎないかしら?」
僅かに首をかしげているのは十色 エニア(ka0370)。
「とはいえ、一体なにが現れるかは判らない……となると、油断は出来んな。荒事に発展させる必要も無いのだろうが」
冷静に判断をしているロニ・カルディス(ka0551)――このように、面々の今回の依頼に対してのスタンスはばらばらで、しかし一つ確実に言えるのは、誰もが好奇心が旺盛であると言うことであろう。
エトファリカまでは転送門が存在する。今回の目的地までは、そこから徒歩で一日ほど、しかしながらとくに大きな障害も無くその近くの集落までたどり着くことが出来た。ここで集落に顔を出して聞き込みをしてみれば、と提案をしてみたのはUisca Amhran(ka0754)である。
「折角だし、謎の白い生物さんとは仲良くなりたいから……目撃情報とかを少しでも多く聞き出せたら、アタリをつけやすいかなって」
そう言ってにこやかに微笑む。白い生物の正体はわからないがなんとなくもふもふとしているような気がしてならず、それに触れてみたいと思っていた。その傍らでは、恋人の瀬織 怜皇(ka0684)が、イスカのことを微笑ましく眺めている。今回の白い生き物について、恋人と同じく興味深いと思っているらしい。
「そうだね。あまり姿を見せないと言うことは……隠れ住む必要とかがあるのかな?」
おっとりと頷いているのはエルフのアズロ・シーブルー(ka0781)、白い生物がなにかわからないが何故か連れてきているのは乗用馬とは別に真っ白いマルチーズ犬だったりする。こちらももふもふに思いを馳せているのかも知れない。
「この子も見せて聞き込みしてみたら、情報も聞き出しやすいかなと思ったりもしてね」
そう穏やかに微笑む姿は、まさに自然派エルフといった感じである。
「でも、謎の生物……ですか、確かに、ハンターの仕事です。もし危険な相手なら、狩猟も、やむを得ないでしょうし」
同じくエルフのミオレスカ(ka3496)は冷静にそう言って荷物を確認すると、しっかり肉やチーズも所持している。こちらも、友好的な相手であれば食べ物で釣ることはできないか、とは考えているようだ。
「一瞬ケセランパサランが思い浮かびましたけど、大精霊の使い? と言うことですですので、多分まず違いますよねー、恐ろしい動物とかじゃなければいいんですけれど」
そう言いながらペットのマルチーズとスコティッシュフォールドを撫で回すのは、ドワーフの小宮・千秋(ka6272)。ペット作戦を考えているのはアズロだけではないと言うことらしい。
……なお見た目は非常に可愛らしい少女だが、実際の性別は男である。ついでに言うと犬の垂れ耳と尻尾を常につけており、今回の一行でも最年少と言うこともあって何処かマスコットめいた部分がある。
「でも幻獣の可能性が高い気はするけれど、どんな幻獣なのかな。会えるのは楽しみだし、無事会えたら仲良くなりたいな」
ドラグーンのユウ(ka6891)は、見た目こそ二十代前半と言ったところだが、実年齢はまだ十歳。こういう知らないことに興味を抱きやすい年代だ。もともと外の世界を経験するためにハンターとなった身の上、それならばこれも一つの良い経験であろう。
そんな面々の今回の依頼はあくまで生態の調査。
それでも仲良くなれたらなりたい――それはだれもがぼんやり思い描いているようだった。
●
まずは集落での聞き込みが第一だ。
そしてそれと並行して、ベースキャンプを作ったほうがいい――と、クオンやロニは思っていた。万が一危険な生物の可能性もあるし、集落以外に拠点がある方がハンターとしても動きやすいからだ。
聞き込み要員はアズロや千秋のように噂の生物を彷彿とさせる犬を連れている面々、それに女性陣だ。女性には話しやすいという無意識の心理があるのだろう。それにベースキャンプ作りもそれなりに重労働、女性に任せるのはどことなく憚られた。
また、同じタイミングで作れるのならば、タイムロスも少ない。それならば、と言うわけである。
更に余裕のある面々は同時にマッピングツールも活用して周辺地図も作ることになった。無論集落には地図もあろうが、自分たちの足だからこそ判ることも多いはず。
ところでこの集落、ハンターという存在がそもそも珍しいという場所なので、見慣れない服装のハンターたちが小型犬を連れて聞き込みにあたると、小さな子どもを中心に、わあっと子どもたちが集まってきた。
「かわいい! こんな犬見たことない!」
子どもたちは犬にすっかり夢中だ。そんな光景に心を和ませながら聞き込みを続けていくと、目撃したことがあるという老人が何人かいることが判ってきた。
その老人のもとへ行って話を聞いてみると、
「随分大きな……そう、ひと一人が背中に乗っても可笑しくない位大きな生き物だったよ。えらく毛並みが良くて、しかも鳴き声がどうにも「モフ、モフ」と聞こえるせいもあってか、モフ様、なんて呼ばれることも多いね」
人間の言葉を話すわけではなさそうだ。
(白い幻獣……というと、ユニコーンやペガサスのようなものを筆頭に、何種類か浮かぶわね……どれでしょうね?)
エニアは話をメモにまとめながら、幻獣やリアルブルーの伝説上の生物をいくつか想像する。彼女自身はペガサス系ならいいな、と思っているようだが、ひと一人が背中に乗ることができるというのなら、それらの可能性もまだ否定出来ないので、胸が高鳴る。
「ちなみにどのあたりでの目撃情報が多いか、判りますか?」
イスカが丁寧に尋ねてみると、老人はこの辺だな、といくつか地図に丸印をつけた。
「この集落のまわりには竹林が多くてね。昔はその辺りを歩いている姿が良く目撃されたと聞いているけれど……今は時代も変わったからか、なかなか見掛けなくなっちまったね。小さい子どもなんぞは」
老人はそう言って茶をすする。
目撃例が少なくなった――何かが影響している可能性はある。たとえば、密猟や歪虚の存在も否定することはできない。
一瞬顔をこわばらせたものの、横にいる怜皇の励ましもあってすぐにいつもの笑顔をとりもどし、そして頷いた。
「きっといい結果を報告して見せますから」
一方子どもたちを中心に聞き込みに当たっていたアズロと千秋はこれはこれで有益かもしれない情報をてにしていた。
どうもこの周辺では、食いしん坊で他人に迷惑をかけるような子どもへの躾として、「モフ様に連れて行かれちまうよ」というような脅し文句があるのだそうである。
これは「モフ様」とやらがとても食いしん坊だから、そこに連れて行けば先に飯も食べられてひもじくなるだろう、という意図が含まれているらしい。些細かも知れないが、それなりに大きな情報だ。
こういう民間伝承が、真実を言い当てていることも少なからずあるからである。
聞き込み班たちは礼を言いながら、ベースキャンプを作っている面々のもとに向かった。
周辺の地図作りをしながらベースキャンプへ向かう。
集落の周囲にはなるほど、竹林――というか竹藪が多く、冬も近い季節ながらまだ比較的暖かい地方だからだろうか、まだ青々とした竹がすっくと伸びている。竹が多いと言うことで竹を加工した細工物がこのあたりの名産品らしいというのも、納得のいく話だ。
「お。帰ってきたみたいですね」
「何か収穫はあったか?」
クオンとロニが手を振って出迎える。
男性陣がこしらえたベースキャンプは数日の滞在には十分すぎるほどで、クオンに頼まれていた食料などの資材調達も無事に成功し、食料にも事欠かない。
もともと食いしん坊らしいその生物対策に食料は多めに持ってきているメンバーが多かったことは多かったが、自分たちハンターの食べものもあるに越したことはない。
通信手段、ベースキャンプ、それらが存在するなかで取り敢えず軽食をとりながら、ハンターたちは相談する。
「出没の可能性が高い場所はいくつかピックアップすることが出来たし、ペットたちにも手伝ってもらいながらならだいぶ労力も減るんじゃないかと思うんだけれど」
イスカが言えば、ロニが
「そうだな。ここに必ず誰かが常駐してもらい、交代制で周囲を探すのは効率的だろうと思う」
僅かに微笑んで、こっくりと頷いた。
「あと、やはり随分食いしん坊らしいからね……食べ物で釣るのは十分可能な気がするんだよ」
アズロが指摘すると、まよいも
「飼葉や人参は多めにもってきてるから、こんなのも活用出来ないかな?」
という。ミオレスカやアズロはどちらかというと人間も普通に食べるものを準備しているので、そこが少し違うと言えば違うだろうか。
まあ、どちらに惹かれるかは、相手次第である。
「あと、ペットを連れる場合は、それに怯えちゃうかも知れないですから、見つからないように慎重にしないとですねー」
千秋の意見ももっともだ。ここでしくじって見失っては元も子もない。
「空からは変化がないか、私のイヌワシも使って調べたりも出来ますし」
イスカがそう言って微笑む。ちなみに怜皇は基本的に恋仲であるイスカとともに行動するとあらかじめ宣言している。
「どちらにしても慣れない土地だから、単独行動は危険。相手が危害を加えないとも限らないし……」
ユウの冷静な意見に全員がこくりと頷いた。
しかしそれから間もなく、異変は起きるのである。
●
モフ。
モフ。
モフ。
それは鳴き声か、或いは足音か。
静かに、しかしモフモフとベースキャンプに近づく白い影。
ちょうど折悪しく――というか、こんなに早く向こうから接近してくると思いもよらず、油断をしていたのかも知れない。
――翌朝、一番に起きたミオレスカが声を上げた。
「あの、買ってきて外に置いていた食料が、減っています……!」
ちなみに飼葉や人参は無事だ。失われた食料も、携帯可能な味付け済みの保存食系で、犯人はそれなりにグルメであることがうかがえる。
無くなった食料の量や、周囲を歩いた動物がいないか足跡を探ると、果たして足跡はいくつか見つかった。蹄ではなく、肉球の足跡である。
イスカは直ちにイヌワシを放ち、空からの確認も試みる。
「……ここにやってきたのはせいぜい二~三匹のようですけど、食料は結構ごっそりやられていますね……食いしん坊というのも、なるほど、納得です」
クオンは今回の生き物についての数値化を図りたいと思っているものだから、そう言う変化を細かくメモしていた。
「それに、蹄の跡が残っていないと言うことは、ペガサスやユニコーンと言った類ではないでしょう。断言は難しいですけれど、確かに犬猫に近い方なのかもしれません」
冷静に分析している。
姿については道中で見掛けた石像のせいだ。崇敬すべき精霊たちを祭るための社と呼ばれる小さな祠の近くには、必ずと言っていいほど犬のような生き物の石像が置かれていて、それは集落のひとによれば『コマイヌ』と呼ばれるものだとわかったからだ。精霊達の御使いとして、社の前に飾られることが多いのだという。
エトファリカの他の地方にもこれらに似た石像はあるが、ここは人口と比較しても特にその数が多い。何か関連性があるやもと思うのは当然とも言える。
と、犬たちに先行させていた千秋があっと声を上げた。
「もしかするんですが……地図貸して下さい」
ファミリアズアイを用いて犬たちの視覚を共有していた彼は、ぴんと来るものがあったようだ。またイスカも、
「こちらも……もしかすると」
不自然なほどに多い祠の数。
それを線で結んでいくと……まるで結界であるかというように、一つの円を描き出したのだ。
「イヌワシが気配を追えないのも、結界か何かが張られているのではと。幻獣の森のような」
なるほど、目撃情報が少ない理由もそれなら納得がいく。
「確かに祠の数などは怪しいと思っていたが……まさかこうもあっさりとはな。それじゃあ、食い物で釣る作戦に移るか」
ロニも苦笑を思わず浮かべてしまう。ペガサス系を望んでいたエニアには少しばかりがっかりする結果になりそうだが、それでも明るく振る舞って気分を一新していた。
●
食べ物を持っているハンターたちは、それの匂いを竹林の中心、即ち結界と思われるそちらへ向けながら近づいていく。結界の中で生きているとなれば、それは普通の動物ではなく幻獣と考えるのが一般的だ。結界に向かうとなればベースキャンプにだれかが残ることになるが、それはクオンとユウが引き受けることになった。クオンはもう少し情報を探ってデータ化することを優先したいし、ユウは実年齢を考えれば無闇な行動は危険だろうという判断故である。
二人から力強い激励を受け、ハンターたちも二人、或いは三人ずつの班に分かれて行動することになった。
モフ。
モフ。
モフ。
しかし――
「うわぁ!?」
海老で鯛を釣る、ならぬ食料で幻獣を釣る作戦はあっという間に成功した。というのも、匂いに釣られた白いもっふもふの何かが飛び出してきて食べものに食いついてきたからである。しかも各班に。
突進されて思わずのけぞる各班の面々。慌てて連絡を取り、キャンプにそれらを引き連れて全員集合する。
どうやらそれらは相当人懐こいらしく、人の前に出てくるのにも躊躇いはなさそうだった。しっかり結界があるにもかかわらず。
それらは、確かにコマイヌによく似ていた。
身体の大きさは1~2メートルほどはあろうか。真っ白な体毛はふさふさで、特に尻尾はもっふりとしていて、モフ様という通称も納得である。
「これは……確かにこの子たちにもにているね~」
アズロが自分の飼い犬であるマルチーズを手に取り、苦笑交じりにそう言う。ただマルチーズと決定的に異なるのは大きさのみでなく、首もとのたてがみや頭の上を飾るふさ毛などの存在だ。主に赤色のたてがみとふさ毛を持っているようだが、無論例外はあろう。
「モフ!」
「モフ!」
モフ様達はモフ、モフと鳴いて、興味深げに食料に目をやる。くりくりした大きな瞳、そして大きな口。口からよだれが零れているのは食いしん坊の証だろうか。
「すごい、もふもふです……」
ミオレスカが触れてみて感嘆の声を上げた。人懐こい噂の生き物は、人に触れられても特段気にしていない。むしろもっと触れと言わんばかりに身体をすり寄せる。
「折角だからプレミアムエビフライもどうぞー、お得ですよー」
千秋が差し出すエビフライにもかぶりつく。
「すごいグルメなのね、飼葉じゃお気に召さなかったのも納得だわ……」
まよいも納得したかのように嘆息する。食べものを持っていくという考えは良かったが、人間と同じものを同じレベルで食べるとは思わなかったのだろう。ちなみに動物にも屈託ないらしく、まよいの乗るゴースロンにも身体を寄せていて、その様も愛らしい。
「折角だしカメラでの撮影もしようか……?」
相手がこちらに気付かない時用にと思っていたらしいが、もうこうなればむしろ一緒に撮影したくなる動物好きなアズロ。パシャパシャとカメラを向ければ、はじめこそ不思議そうにしていた彼らも、立ち上がってポーズを撮る。そう、この生物は二足歩行もできるらしいとクオンがチェックしていて気付いたのだ。もっとも、肉球の手足であることから、大した物は掴むことはできないだろうが。
「ねえレオ、凄く可愛い。もふもふ~」
イスカがそう言いながら生物に抱きつくと、怜皇も苦笑しながらその上からイスカもろとももふもふもふ。
「それにしても警戒心もなにもないかんじで、むしろ拍子抜けしちゃったわね」
エニアが言うと、クオンが
「それだけ平穏だった証拠ですよ。それに、ここまで人間に友好的な幻獣もなかなかいません。……餌に釣られたというのもあるでしょうけど、ソサエティに言えば、或いはユニットとして活用出来るようにしてくれるかも……」
「幻獣なんだ?」
その言葉にユウが尋ねると、クオンはこくりと頷いた。まよいも、
「うん、なんて言うか……普通の生き物とは雰囲気が違うし、間違いないと思う」
そう言って笑った。
●
一度彼らはリゼリオに帰ることにした。
近くの集落には「モフ様」が珍しい幻獣であることなどを告げ、結界の位置もおおよそ伝える。
そしてもしなにかあればハンターズソサエティに伝えるようにと添えた。
新たな幻獣の発見。
人々の役に立つかはともかく、有益な結果となったようだ。
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白い生物とは ミオレスカ(ka3496) エルフ|18才|女性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2017/11/28 03:15:46 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/11/27 21:49:02 |