ゲスト
(ka0000)
新米料理人のお料理紀行―エビフライ編―
マスター:鷹春

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 3~6人
- サポート
- 0~0人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 少なめ
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2018/01/09 19:00
- 完成日
- 2018/01/17 04:09
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
●
「何度言われても弟子を取る気はない!」
とある料理店の厨房から、店主と思われる男性の苛立ったような声が聞こえてきた。
その言葉に追いすがるように、少しばかり声が震えた女性の声が厨房にこだまする。
「そ……そこを何とかお願いします!! ウチ、どうしても立派な料理人になりたいんです! 父ちゃんにも母ちゃんにも、一人前になって戻ってくるって約束したんです!」
成人になりたてのドワーフの女性、コシネーロ・トントは涙ぐみながら人間の男性に何度も頭を下げた。
この新米料理人は2週間前にこの店に客として訪れ、料理を食べてからというもの、毎日やってきては弟子にして貰えないかと頼み込んでいるのだ。
店長は頑として弟子は取らないといい続け追い返して来たが、コシネーロの熱意に少しばかり心が揺らいだ。
「わかったわかった、そこまで言うなら……」
「本当ですか!?」
半ば食い気味に言葉を被せてくるせっかちな新米料理人に、洋食店の店主は右の手のひらを突き出し、言葉を制した。
「最後まで話を聞け! お前さんの熱意は伝わった。だが、この職業は気持ちだけで勤まるもんではない。料理の技術だって必要だし、レシピを覚えたり作ったりする知識だっている。お前さんにその力が備わっているかテストさせてもらう。」
「は、はい!!」
息巻く辺境出身の新米料理人を尻目に、リアルブルー出身の店主はまかないで作っていた料理を皿に盛り、コシネーロに差し出した。
皿の上には、直径8cm程度の真っ直ぐに伸びた、きつね色の食べ物が置かれていた。頭らしきものはないが、双葉のような尻尾のようなものがついている。
ぱちぱちと音を立てて弾ける油と、湯気と共に漂う芳ばしい香りが食欲をそそる。コシネーロは生唾を飲み込みながら、男性に問いかける。
「こ、これはもしかして……!」
「エビフライだ」
エビフライ。それはこの新米料理人がこの店で頼んだ最初の料理だった。コシネーロはこのエビフライの味にいたく感動し、この店に弟子入りしたいと思ったのだ。
目を輝かせてエビフライを眺めるコシネーロを見ながら、プロの料理人はテストの内容を伝える。
「今日の夕方までに、材料を調達してエビフライを作ってみせろ。それが出来たら弟子にしてやろう。」
その言葉を聞いたコシネーロは、目を丸くしながら店長に顔を向ける。
「ほ、本当ですか! ウチ今すぐ材料取ってきます!!!」
そういうと、コシネーロはすぐさま店を飛び出し、市場へと向かって行った。
●
たまご、パン粉、小麦粉に油……なんとか材料は揃ってきた。
あとはエビを買いエビフライを作ってみせれば、店長にも認められ晴れて料理人としてのスタートを切れる!
そう胸を躍らせながら鮮魚店へと向かったのだが……。
「え……ない!?」
「ああ、エビを獲っている漁師が病気にかかっちまってなあ……レストランに出荷した分で終わっちまったんだ。ごめんな嬢ちゃん」
「そ、そんな……で、でも他の魚屋さんにならありますよね!! 探してみます!!」
「あ! ちょっと嬢ちゃん!」
コシネーロは魚屋のオヤジの話も聞かずに店を飛び出し、街のいたるところにある鮮魚店を片っ端から当たり始めた。
だが、どうしたことかどこの店も同じ漁師からエビを仕入れており、全くエビが入荷されていなかったのだ!
「ど……どどどどどうしよう……!! これじゃあエビフライが作れない!」
彼女はとても焦っていた。すでに資金も底をつき始めている上に滞在している宿の宿泊費も捻出できなくなってきている。
ここでエビフライが作れず弟子にしてもらえなければ、田舎に帰る他に選択肢は残されていない……。
しかしこんなひどい結果で帰ってしまっては、自分が一人前の料理人になるのを心から願い送り出してくれた両親に合わせる顔がない。
残された手段はただひとつ……自らで漁に出てエビを釣り上げることだ。
しかし、料理しか脳のないコシネーロだけの力ではこのピンチを乗り切る事はとても出来ないだろう。
刻一刻と時間は迫る。
「わあーーーーーん!! 誰か助けてーーーーー!!!」
「何度言われても弟子を取る気はない!」
とある料理店の厨房から、店主と思われる男性の苛立ったような声が聞こえてきた。
その言葉に追いすがるように、少しばかり声が震えた女性の声が厨房にこだまする。
「そ……そこを何とかお願いします!! ウチ、どうしても立派な料理人になりたいんです! 父ちゃんにも母ちゃんにも、一人前になって戻ってくるって約束したんです!」
成人になりたてのドワーフの女性、コシネーロ・トントは涙ぐみながら人間の男性に何度も頭を下げた。
この新米料理人は2週間前にこの店に客として訪れ、料理を食べてからというもの、毎日やってきては弟子にして貰えないかと頼み込んでいるのだ。
店長は頑として弟子は取らないといい続け追い返して来たが、コシネーロの熱意に少しばかり心が揺らいだ。
「わかったわかった、そこまで言うなら……」
「本当ですか!?」
半ば食い気味に言葉を被せてくるせっかちな新米料理人に、洋食店の店主は右の手のひらを突き出し、言葉を制した。
「最後まで話を聞け! お前さんの熱意は伝わった。だが、この職業は気持ちだけで勤まるもんではない。料理の技術だって必要だし、レシピを覚えたり作ったりする知識だっている。お前さんにその力が備わっているかテストさせてもらう。」
「は、はい!!」
息巻く辺境出身の新米料理人を尻目に、リアルブルー出身の店主はまかないで作っていた料理を皿に盛り、コシネーロに差し出した。
皿の上には、直径8cm程度の真っ直ぐに伸びた、きつね色の食べ物が置かれていた。頭らしきものはないが、双葉のような尻尾のようなものがついている。
ぱちぱちと音を立てて弾ける油と、湯気と共に漂う芳ばしい香りが食欲をそそる。コシネーロは生唾を飲み込みながら、男性に問いかける。
「こ、これはもしかして……!」
「エビフライだ」
エビフライ。それはこの新米料理人がこの店で頼んだ最初の料理だった。コシネーロはこのエビフライの味にいたく感動し、この店に弟子入りしたいと思ったのだ。
目を輝かせてエビフライを眺めるコシネーロを見ながら、プロの料理人はテストの内容を伝える。
「今日の夕方までに、材料を調達してエビフライを作ってみせろ。それが出来たら弟子にしてやろう。」
その言葉を聞いたコシネーロは、目を丸くしながら店長に顔を向ける。
「ほ、本当ですか! ウチ今すぐ材料取ってきます!!!」
そういうと、コシネーロはすぐさま店を飛び出し、市場へと向かって行った。
●
たまご、パン粉、小麦粉に油……なんとか材料は揃ってきた。
あとはエビを買いエビフライを作ってみせれば、店長にも認められ晴れて料理人としてのスタートを切れる!
そう胸を躍らせながら鮮魚店へと向かったのだが……。
「え……ない!?」
「ああ、エビを獲っている漁師が病気にかかっちまってなあ……レストランに出荷した分で終わっちまったんだ。ごめんな嬢ちゃん」
「そ、そんな……で、でも他の魚屋さんにならありますよね!! 探してみます!!」
「あ! ちょっと嬢ちゃん!」
コシネーロは魚屋のオヤジの話も聞かずに店を飛び出し、街のいたるところにある鮮魚店を片っ端から当たり始めた。
だが、どうしたことかどこの店も同じ漁師からエビを仕入れており、全くエビが入荷されていなかったのだ!
「ど……どどどどどうしよう……!! これじゃあエビフライが作れない!」
彼女はとても焦っていた。すでに資金も底をつき始めている上に滞在している宿の宿泊費も捻出できなくなってきている。
ここでエビフライが作れず弟子にしてもらえなければ、田舎に帰る他に選択肢は残されていない……。
しかしこんなひどい結果で帰ってしまっては、自分が一人前の料理人になるのを心から願い送り出してくれた両親に合わせる顔がない。
残された手段はただひとつ……自らで漁に出てエビを釣り上げることだ。
しかし、料理しか脳のないコシネーロだけの力ではこのピンチを乗り切る事はとても出来ないだろう。
刻一刻と時間は迫る。
「わあーーーーーん!! 誰か助けてーーーーー!!!」
リプレイ本文
●
「つまり、6時間というのは漁場へ行って、漁をして戻ってくるまでの時間ということだよね?」
スケジュールの書かれた紙とにらめっこしながら、キヅカ・リク(ka0038)はコシネーロに再度確認を取る。
「は、はい! そうです!」
「うん、解ったよ。さっきエビ猟師の人に聞いた漁場が片道30分だから……漁に充てられる時間は5時間程度だな」
キヅカがそう言いながら紙に予定を書き足していると、この辺りの海域の情報を収集していたエラ・“dJehuty”・ベル(ka3142)が港に戻ってきた。
「戻ったぞ」
「お帰りエラ君。どうだった?」
「ああ。手土産に酒を持っていったお陰か、この海域の事を色々と教えて貰えたよ」
エラが漁師に聞いた話では、この周辺の海域は波が穏やかで漁はしやすいが、エビが生息している沖合には数カ所だが暗礁があるという。
「機械の操縦は得意だ。私なら暗礁を避けて航行する事が出来るだろうから、行きの運転は任せてくれないか?」
機導師であるエラの提案に、キヅカは小さく頷いた。
「解った、それじゃあ頼むよ」
そんな話しをしていると、船の方からアシェ-ル(ka2983)と藤堂研司(ka0569)の声が聞こえてきた。二人が丘で調査をしている間、道具の積み込みなどをしていたようだ。
「キヅカさん、エラさん。準備できました!」
「もういつでも出発できるぞーー!」
「何だか、2人とも張り切っているね」
「並々ならぬ情熱を感じるな」
そう言いながら船に乗り込むキヅカとエラに、アシェールは少し恥ずかしがりながらも意気込みを伝えた。
「美味しいエビフライを食べたいですから!」
その言葉に同調するように大きく頷きながら藤堂が口を開く。
「新たな料理人仲間の誕生とくりゃあ、門出を躓かせるわけにゃいかんからな!」
藤堂は最後に乗り込んできたコシネーロの目線に合わせるように腰を落とし、二カッと笑顔を見せる。
「俺たちがでっかいのを捕ってやるから、期待しててな!」
「私も、水着姿は恥ずかしいですが……入りますよ! 海に入らなきゃとれないですし!」
アシェールと藤堂の言葉に少し元気づけられたコシネーロは、はいと元気よく返事を返した。
こうしてエビ漁船は港を離れ、エビの待つ沖合へと向かっていくのであった。
●
ハンターたちを乗せた船は、無事に漁場へと到着した。
一度も暗礁に乗り上げることもなく、予定よりも5分早く漁場にたどり着けたのは、エラの入念な下調べと操縦技術があったからこそなせた技だろう。
エラは暗礁から距離を置いた場所に船を止めると、碇を降ろした。
「皆、海に入ったらまずこの船と暗礁との相対位置を確認してくれ。その後エビがどの辺りで多く見たかを教えてくれないか?」
エラの言葉に、3人は了承するように頷く。
「オッケー、それじゃあ一回目のチャレンジ行ってみようか!」
藤堂のかけ声の後、キヅカ、アシェール、藤堂の3人は勢いよく海へと入っていった。
●
海の中は陽の光が差し込んでおり、海の水も澄んでいる為とても見通しがよく、たくさんの魚に混じって小さめ~中くらいのエビの姿が直ぐに確認できた。
キヅカと藤堂は辺りを見回しながら大きなエビが居そうな場所を捜索しながら泳いでゆくが、アシェールは目の前を泳ぐ中程度のエビに目を付けたようだ。
アシェールは獲物との距離を無理に詰めず、相手に警戒されないように目線を外しながらエビの近くを通り過ぎる体で獲物にゆっくりと近づいていく作戦をとった。
(エビが寝るかどうか知りませんが……)
そんなことを考えながらアシェールはエビに向かってスリープクラウドを放った。
回りに広がった青白いガスに驚き、エビ達は急いでその場から離れようとしたが、魔法の効果は一瞬にして獲物を眠りへと誘ってゆく。
ガスに包まれた獲物たちは急に動きを止め、波に漂い始めた。どうやら作戦は成功したようだ!
(やった!)
アシェールは眠った獲物を1匹、また1匹と捕獲していく。眠っているので捕まえるのも簡単だし逃げ出される心配もない、何より鮮度も保てるという事もあり、一石三鳥だ。
網袋に4匹のブラックタイガーほどの大きさのエビを詰め終わると、アシェールはすぐさまエラとコシネーロの待つ漁船へと戻っていった。
「捕まえましたよ!」
船に上がり、エビの入った網袋を突き出すアシェール。それをみたコシネーロはすぐさま駆け寄り、その大きな瞳をキラキラと輝かせた。
「すごい! すごいですアシェールさん!」
手を叩いて大喜びするコシネーロを尻目に、エラは海水をはったバケツに眠った4匹の獲物を起こさないように入れていく。
「海の中はどんな様子だった?」
「小さいのと中くらいのエビは見えるところにたくさん泳いでるけど、大きいのは居なかったなあ。岩場とかに隠れてるのかも」
「解った。あとはあの2人の報告を待つか……」
2人がそんな話をしていると、程なくして船から離れた海面からキヅカと藤堂の頭がポコンと顔を出した。
「おーーい! こっちの方は海藻が多いがそっちよりもエビが大きそうだぞ!」
「獲物を狙えそうな場所にマーキングをしておいた! アシェール君も手が空いたらこっちに来てくれ!」
そう言うと2人は、再び海へ潜っていった。
報告を聞いたエラは、船の位置はこの場所に固定したままの方が良いと判断し、アシェールに指示を送る。
「漁場はこの周辺で問題はなさそうだ。引き続きエビの捕獲を続けてくれ。」
「はい! わかりましたー!」
ビシッとエラに敬礼をした後、アシェールは再び海に潜っていった。
●
大きなエビの捜索を始め、かれこれ4時間が経過しているが、未だに大きな獲物を見つけることは出来ていないようだ。
マーキングをつけた場所も随分と探しては見たが、どの岩場にも中くらいのエビしかいなかったのだ。
途中で休憩を挟んでいるものの、体力的にもあと1回の潜水が限界だろう。
(時間もないな……そろそろ限界か……)
キヅカが諦めかけようとしたその時、最後にマーキングをした岩場の下に、大きなエビらしき影がちらりと見えたのだ!
視覚が人よりも優れているキヅカはその影を見逃さなかった。すぐさま近くに居たアシェールに手信号でエビの存在を伝える。
(そこの岩場に大きめのエビが居るみたいだ。協力してくれないか?)
(わかりました!)
アシェールは頷いた後、キヅカから教えてもらった岩場にゆっくりと近づいていく。そこには彼の言うとおり、大きめのエビらしき影が見える……。
(これは……きっと、大物です……)
そう心でつぶやきながらジャッジメントを放つ為にねらいを定めるが、大エビはアシェールの存在に気付いたのか、岩影の奥にどんどん隠れていってしまった。
しょんぼりとするアシェールの肩をキヅカは慰めるようにやさしくポンと叩き、自分がおびき寄せるので出てきたところに魔法を撃ってほしいと手信号で伝えると、獲物が隠れた岩場に近づき、持ち前の筋力を使って岩をどかし始めた。
どかした岩の場所に現れたわずかな穴に魔導ワイヤーを射出し、エビが外へ出てくるように誘導を始める。
すると、岩の下から砂煙が上がり始めた。どうやら獲物がワイヤーに気が付き逃げだそうとしているようだ。
アシェールは砂煙が上がる場所にねらいを定め、息を殺して好機を待つ……。
その時! 大きなエビが砂を巻き上げ岩陰から外に勢いよく出てきたのだ!
(いまだ!)
アシェールはジャッジメントを大海老に放ち、少しの間だが獲物の動きを封じた!
キヅカは即座にワイヤーを戻し、10センチはあろうかという大物に向かって再度ワイヤーを射出させ尻尾をからめ取った!
二人は大きなエビの動きが封じられている間に船へ引き上げ、急いでバケツの中に放り込んだ!
「よし! 予定通り大きいエビを捕ることが出来たな!」
満足げな表情を浮かべるキヅカ。
「後は藤堂だけだな。」
エラの言葉に、コシネーロは少し心配そうな表情を浮かべる。
「藤堂さん……大丈夫でしょうか……」
●
そのころ、藤堂はアシェールとキヅカが居た場所よりも更に深い場所まで潜っていた。
元々泳ぎが得意な事に加え、モートルがターボエンジンの役割を果たしてくれたお陰で短時間でかなり深い場所まで潜水する事を可能にしていたのだ。
藤堂は直感視を使って注意深く岩の下を探していると、一際大きなエビが岩陰に潜んでいるのを発見することが出来た。
(サイズも申し分ないし何より美味そうだ!)
彼はグラビティブーツを使い、大きな昆布が沢山生えている岩場にしっかりと接地した後、身体に巻き付かないように注意しながら海藻に身を隠した。
……ここからは特大エビと藤堂の真剣勝負だ。
見通しが悪い海藻の中から岩陰に潜む獲物を狙う事など普通ならば不可能に近いが、猟撃士である藤堂にとっては造作もないことだ。
気配を殺しつつ、獲物に狙いを定める……相手がこちらから目をそらした時が好機だ。
―――そして、その時は来た!
(デカくて美味いエビ、もらった!!)
藤堂は銛にシャープシューティングと遠射をのせ、特大エビに向かって勢いよく銛を放つ!
銛は水中の抵抗をものともせず、一直線に獲物に向かっていき、エビの身体を貫いた!
藤堂は急いで銛を岩下から引き上げると、そこには20センチはあろうかという特大エビが突き刺さっていた!
(よし!)
銛にエビを突き刺したまま、藤堂はモートルを起動し、急いで海面へと浮上する。
海から顔を出すと、船に見えるように力一杯に銛を掲げた。
「でっかいの捕ってやったぜー!!」
●
一行はキヅカの操縦で港へと戻ってきた。
帰りの船の上で藤堂の持ってきていたおがくずを敷き詰めた弁当箱に、胸を水で十分に湿らせたエビを入れて蓋をしておいた為、鮮度は損なわれずに済んでいる。
制限時間までにはまだ少し時間はある。ハンター達とコシネーロは漁船から下り、運搬の準備を始めた。
エラとアシェールは港に残り、使わせてもらった網や銛の点検や後片づけを担当し、キヅカと藤堂はコシネーロを特大のエビと共に店へ送り届けることになった。捕りすぎたエビはキヅカの提案で協力してくれた漁師へのお礼にすることにした。
急いで店に戻ると、厨房には店長が調理器具を用意しながら今や遅しとコシネーロの帰りを待っていた。
「たっ、ただいま帰りましたー!」
息を切らせながらハンター達と戻ってきた新米料理人に、店長はほんの少し安心したような表情をこぼした。
「まったく待ちくたびれたぞ。さあ、試験を始めるぞ、準備しろ!」
「はい!」
緊張した面もちのコシネーロに、キヅカと藤堂がエールを送る。
「頑張れコシネーロ君! 大丈夫、君ならきっと出来る!」
「さっき俺が教えたやり方を思い出して頑張れ! みんな応援してるぞ!」
声援をもらったコシネーロは、2人に向かって大きく頷くと、気合いを入れて厨房に立った。
新米料理人は大エビと特大エビを取り出し、藤堂が用意してくれていた海水を氷水にしたものに浸した。エビが冬眠状態になったところで氷水から取り出し、手際よく下ごしらえをしてゆく。
小麦粉・たまご・パン粉の順にエビをくぐらせてゆき、熱しておいた180度の油で中まで火が通るようにじっくりと揚げてゆく。厨房には香ばしい匂いが辺りに漂い始める。
ここで、片づけを終えたエラとアシェールがレストランへと戻ってきた。
「ちゃんと間に合ったようだな。」
「とってもいい香りがしますね! エビフライできあがったのですか?」
アシェールの問いに藤堂が笑顔で答える。
「ああ、後もう少しだ!」
コシネーロは特大エビフライを油から揚げると、刻んでおいたキャベツを乗せたお皿に盛りつけ、タルタルソースとレモンを添えて店長の目の前にコトリと置いた。
「出来ました!!」
特大のエビフライからぱちぱちとはじける油……そして漂う芳ばしい香り……店長は思わず生唾を飲み、ナイフとフォークを手にとって一口大に切り分ける。
そしてその一切れをひとくち、口に運んだ。
鮮度の良いエビだからこそ味わえるぷりぷりの食感に、噛むごとに口の中に広がる濃厚なエビの旨味と鼻に抜ける磯の香り。エビを包んでいた衣がサクサクと小気味よい音を立て、備え付けられたタルタルソースの味を引き立たせる。
店長は十分にエビフライを味わったあと、ことり、とナイフとフォークを置き、コシネーロの方に向き直った。
「……明日からは店に朝5時に来い。食材の目利きから教えてやる。」
その言葉に新米料理人は緊張の糸が解けたようにわあわあと泣きじゃくりながら何度も頭を下げた。
「ありが、とう、ございます!!!!!」
固唾を呑んで見守っていたハンター達からも、喜びの声が上がった。
●
「みなさん、沢山食べてくださいね!」
店の中では、新米料理人の誕生を祝してささやかなパーティが開かれていた。
テーブルには様々な洋食料理が並ぶ中、真ん中にはドドンと山盛りのエビフライが置かれていた。
アシェールはエビフライを自分の小皿に乗せると、一口大に切って美味しそうに頬張る。
「美味しいですか?」
ドキドキしながらコシネーロはアシェールに問いかける。
「美味しいですよ!」
アシェールの言葉に、コシネーロは嬉しそうに微笑んだ。
「ソースも美味しいですが、塩を付けても美味しいですよね!」
「そうだな、エビフライは色んな味が楽しめて飽きなくていい。これは酒とも合いそうだ。」
エラの言葉に藤堂はエビフライを頬張りながらウンウンと頷いた。
「しかし、本当に美味しいエビフライだ! これからも店長の元で頑張れよ!」
「またデカい作戦で生き残ったら食べに来るよ。此処にいる皆で」
キヅカのその言葉に、コシネーロはとびきりの笑顔を見せ、元気よく返事を返した。
「はい!! その時までには立派な一人前の料理人になってみせます!」
こうして新米料理人は、ハンター達のお陰で夢への第一歩を大きく踏み出すことが出来たのだった。
「つまり、6時間というのは漁場へ行って、漁をして戻ってくるまでの時間ということだよね?」
スケジュールの書かれた紙とにらめっこしながら、キヅカ・リク(ka0038)はコシネーロに再度確認を取る。
「は、はい! そうです!」
「うん、解ったよ。さっきエビ猟師の人に聞いた漁場が片道30分だから……漁に充てられる時間は5時間程度だな」
キヅカがそう言いながら紙に予定を書き足していると、この辺りの海域の情報を収集していたエラ・“dJehuty”・ベル(ka3142)が港に戻ってきた。
「戻ったぞ」
「お帰りエラ君。どうだった?」
「ああ。手土産に酒を持っていったお陰か、この海域の事を色々と教えて貰えたよ」
エラが漁師に聞いた話では、この周辺の海域は波が穏やかで漁はしやすいが、エビが生息している沖合には数カ所だが暗礁があるという。
「機械の操縦は得意だ。私なら暗礁を避けて航行する事が出来るだろうから、行きの運転は任せてくれないか?」
機導師であるエラの提案に、キヅカは小さく頷いた。
「解った、それじゃあ頼むよ」
そんな話しをしていると、船の方からアシェ-ル(ka2983)と藤堂研司(ka0569)の声が聞こえてきた。二人が丘で調査をしている間、道具の積み込みなどをしていたようだ。
「キヅカさん、エラさん。準備できました!」
「もういつでも出発できるぞーー!」
「何だか、2人とも張り切っているね」
「並々ならぬ情熱を感じるな」
そう言いながら船に乗り込むキヅカとエラに、アシェールは少し恥ずかしがりながらも意気込みを伝えた。
「美味しいエビフライを食べたいですから!」
その言葉に同調するように大きく頷きながら藤堂が口を開く。
「新たな料理人仲間の誕生とくりゃあ、門出を躓かせるわけにゃいかんからな!」
藤堂は最後に乗り込んできたコシネーロの目線に合わせるように腰を落とし、二カッと笑顔を見せる。
「俺たちがでっかいのを捕ってやるから、期待しててな!」
「私も、水着姿は恥ずかしいですが……入りますよ! 海に入らなきゃとれないですし!」
アシェールと藤堂の言葉に少し元気づけられたコシネーロは、はいと元気よく返事を返した。
こうしてエビ漁船は港を離れ、エビの待つ沖合へと向かっていくのであった。
●
ハンターたちを乗せた船は、無事に漁場へと到着した。
一度も暗礁に乗り上げることもなく、予定よりも5分早く漁場にたどり着けたのは、エラの入念な下調べと操縦技術があったからこそなせた技だろう。
エラは暗礁から距離を置いた場所に船を止めると、碇を降ろした。
「皆、海に入ったらまずこの船と暗礁との相対位置を確認してくれ。その後エビがどの辺りで多く見たかを教えてくれないか?」
エラの言葉に、3人は了承するように頷く。
「オッケー、それじゃあ一回目のチャレンジ行ってみようか!」
藤堂のかけ声の後、キヅカ、アシェール、藤堂の3人は勢いよく海へと入っていった。
●
海の中は陽の光が差し込んでおり、海の水も澄んでいる為とても見通しがよく、たくさんの魚に混じって小さめ~中くらいのエビの姿が直ぐに確認できた。
キヅカと藤堂は辺りを見回しながら大きなエビが居そうな場所を捜索しながら泳いでゆくが、アシェールは目の前を泳ぐ中程度のエビに目を付けたようだ。
アシェールは獲物との距離を無理に詰めず、相手に警戒されないように目線を外しながらエビの近くを通り過ぎる体で獲物にゆっくりと近づいていく作戦をとった。
(エビが寝るかどうか知りませんが……)
そんなことを考えながらアシェールはエビに向かってスリープクラウドを放った。
回りに広がった青白いガスに驚き、エビ達は急いでその場から離れようとしたが、魔法の効果は一瞬にして獲物を眠りへと誘ってゆく。
ガスに包まれた獲物たちは急に動きを止め、波に漂い始めた。どうやら作戦は成功したようだ!
(やった!)
アシェールは眠った獲物を1匹、また1匹と捕獲していく。眠っているので捕まえるのも簡単だし逃げ出される心配もない、何より鮮度も保てるという事もあり、一石三鳥だ。
網袋に4匹のブラックタイガーほどの大きさのエビを詰め終わると、アシェールはすぐさまエラとコシネーロの待つ漁船へと戻っていった。
「捕まえましたよ!」
船に上がり、エビの入った網袋を突き出すアシェール。それをみたコシネーロはすぐさま駆け寄り、その大きな瞳をキラキラと輝かせた。
「すごい! すごいですアシェールさん!」
手を叩いて大喜びするコシネーロを尻目に、エラは海水をはったバケツに眠った4匹の獲物を起こさないように入れていく。
「海の中はどんな様子だった?」
「小さいのと中くらいのエビは見えるところにたくさん泳いでるけど、大きいのは居なかったなあ。岩場とかに隠れてるのかも」
「解った。あとはあの2人の報告を待つか……」
2人がそんな話をしていると、程なくして船から離れた海面からキヅカと藤堂の頭がポコンと顔を出した。
「おーーい! こっちの方は海藻が多いがそっちよりもエビが大きそうだぞ!」
「獲物を狙えそうな場所にマーキングをしておいた! アシェール君も手が空いたらこっちに来てくれ!」
そう言うと2人は、再び海へ潜っていった。
報告を聞いたエラは、船の位置はこの場所に固定したままの方が良いと判断し、アシェールに指示を送る。
「漁場はこの周辺で問題はなさそうだ。引き続きエビの捕獲を続けてくれ。」
「はい! わかりましたー!」
ビシッとエラに敬礼をした後、アシェールは再び海に潜っていった。
●
大きなエビの捜索を始め、かれこれ4時間が経過しているが、未だに大きな獲物を見つけることは出来ていないようだ。
マーキングをつけた場所も随分と探しては見たが、どの岩場にも中くらいのエビしかいなかったのだ。
途中で休憩を挟んでいるものの、体力的にもあと1回の潜水が限界だろう。
(時間もないな……そろそろ限界か……)
キヅカが諦めかけようとしたその時、最後にマーキングをした岩場の下に、大きなエビらしき影がちらりと見えたのだ!
視覚が人よりも優れているキヅカはその影を見逃さなかった。すぐさま近くに居たアシェールに手信号でエビの存在を伝える。
(そこの岩場に大きめのエビが居るみたいだ。協力してくれないか?)
(わかりました!)
アシェールは頷いた後、キヅカから教えてもらった岩場にゆっくりと近づいていく。そこには彼の言うとおり、大きめのエビらしき影が見える……。
(これは……きっと、大物です……)
そう心でつぶやきながらジャッジメントを放つ為にねらいを定めるが、大エビはアシェールの存在に気付いたのか、岩影の奥にどんどん隠れていってしまった。
しょんぼりとするアシェールの肩をキヅカは慰めるようにやさしくポンと叩き、自分がおびき寄せるので出てきたところに魔法を撃ってほしいと手信号で伝えると、獲物が隠れた岩場に近づき、持ち前の筋力を使って岩をどかし始めた。
どかした岩の場所に現れたわずかな穴に魔導ワイヤーを射出し、エビが外へ出てくるように誘導を始める。
すると、岩の下から砂煙が上がり始めた。どうやら獲物がワイヤーに気が付き逃げだそうとしているようだ。
アシェールは砂煙が上がる場所にねらいを定め、息を殺して好機を待つ……。
その時! 大きなエビが砂を巻き上げ岩陰から外に勢いよく出てきたのだ!
(いまだ!)
アシェールはジャッジメントを大海老に放ち、少しの間だが獲物の動きを封じた!
キヅカは即座にワイヤーを戻し、10センチはあろうかという大物に向かって再度ワイヤーを射出させ尻尾をからめ取った!
二人は大きなエビの動きが封じられている間に船へ引き上げ、急いでバケツの中に放り込んだ!
「よし! 予定通り大きいエビを捕ることが出来たな!」
満足げな表情を浮かべるキヅカ。
「後は藤堂だけだな。」
エラの言葉に、コシネーロは少し心配そうな表情を浮かべる。
「藤堂さん……大丈夫でしょうか……」
●
そのころ、藤堂はアシェールとキヅカが居た場所よりも更に深い場所まで潜っていた。
元々泳ぎが得意な事に加え、モートルがターボエンジンの役割を果たしてくれたお陰で短時間でかなり深い場所まで潜水する事を可能にしていたのだ。
藤堂は直感視を使って注意深く岩の下を探していると、一際大きなエビが岩陰に潜んでいるのを発見することが出来た。
(サイズも申し分ないし何より美味そうだ!)
彼はグラビティブーツを使い、大きな昆布が沢山生えている岩場にしっかりと接地した後、身体に巻き付かないように注意しながら海藻に身を隠した。
……ここからは特大エビと藤堂の真剣勝負だ。
見通しが悪い海藻の中から岩陰に潜む獲物を狙う事など普通ならば不可能に近いが、猟撃士である藤堂にとっては造作もないことだ。
気配を殺しつつ、獲物に狙いを定める……相手がこちらから目をそらした時が好機だ。
―――そして、その時は来た!
(デカくて美味いエビ、もらった!!)
藤堂は銛にシャープシューティングと遠射をのせ、特大エビに向かって勢いよく銛を放つ!
銛は水中の抵抗をものともせず、一直線に獲物に向かっていき、エビの身体を貫いた!
藤堂は急いで銛を岩下から引き上げると、そこには20センチはあろうかという特大エビが突き刺さっていた!
(よし!)
銛にエビを突き刺したまま、藤堂はモートルを起動し、急いで海面へと浮上する。
海から顔を出すと、船に見えるように力一杯に銛を掲げた。
「でっかいの捕ってやったぜー!!」
●
一行はキヅカの操縦で港へと戻ってきた。
帰りの船の上で藤堂の持ってきていたおがくずを敷き詰めた弁当箱に、胸を水で十分に湿らせたエビを入れて蓋をしておいた為、鮮度は損なわれずに済んでいる。
制限時間までにはまだ少し時間はある。ハンター達とコシネーロは漁船から下り、運搬の準備を始めた。
エラとアシェールは港に残り、使わせてもらった網や銛の点検や後片づけを担当し、キヅカと藤堂はコシネーロを特大のエビと共に店へ送り届けることになった。捕りすぎたエビはキヅカの提案で協力してくれた漁師へのお礼にすることにした。
急いで店に戻ると、厨房には店長が調理器具を用意しながら今や遅しとコシネーロの帰りを待っていた。
「たっ、ただいま帰りましたー!」
息を切らせながらハンター達と戻ってきた新米料理人に、店長はほんの少し安心したような表情をこぼした。
「まったく待ちくたびれたぞ。さあ、試験を始めるぞ、準備しろ!」
「はい!」
緊張した面もちのコシネーロに、キヅカと藤堂がエールを送る。
「頑張れコシネーロ君! 大丈夫、君ならきっと出来る!」
「さっき俺が教えたやり方を思い出して頑張れ! みんな応援してるぞ!」
声援をもらったコシネーロは、2人に向かって大きく頷くと、気合いを入れて厨房に立った。
新米料理人は大エビと特大エビを取り出し、藤堂が用意してくれていた海水を氷水にしたものに浸した。エビが冬眠状態になったところで氷水から取り出し、手際よく下ごしらえをしてゆく。
小麦粉・たまご・パン粉の順にエビをくぐらせてゆき、熱しておいた180度の油で中まで火が通るようにじっくりと揚げてゆく。厨房には香ばしい匂いが辺りに漂い始める。
ここで、片づけを終えたエラとアシェールがレストランへと戻ってきた。
「ちゃんと間に合ったようだな。」
「とってもいい香りがしますね! エビフライできあがったのですか?」
アシェールの問いに藤堂が笑顔で答える。
「ああ、後もう少しだ!」
コシネーロは特大エビフライを油から揚げると、刻んでおいたキャベツを乗せたお皿に盛りつけ、タルタルソースとレモンを添えて店長の目の前にコトリと置いた。
「出来ました!!」
特大のエビフライからぱちぱちとはじける油……そして漂う芳ばしい香り……店長は思わず生唾を飲み、ナイフとフォークを手にとって一口大に切り分ける。
そしてその一切れをひとくち、口に運んだ。
鮮度の良いエビだからこそ味わえるぷりぷりの食感に、噛むごとに口の中に広がる濃厚なエビの旨味と鼻に抜ける磯の香り。エビを包んでいた衣がサクサクと小気味よい音を立て、備え付けられたタルタルソースの味を引き立たせる。
店長は十分にエビフライを味わったあと、ことり、とナイフとフォークを置き、コシネーロの方に向き直った。
「……明日からは店に朝5時に来い。食材の目利きから教えてやる。」
その言葉に新米料理人は緊張の糸が解けたようにわあわあと泣きじゃくりながら何度も頭を下げた。
「ありが、とう、ございます!!!!!」
固唾を呑んで見守っていたハンター達からも、喜びの声が上がった。
●
「みなさん、沢山食べてくださいね!」
店の中では、新米料理人の誕生を祝してささやかなパーティが開かれていた。
テーブルには様々な洋食料理が並ぶ中、真ん中にはドドンと山盛りのエビフライが置かれていた。
アシェールはエビフライを自分の小皿に乗せると、一口大に切って美味しそうに頬張る。
「美味しいですか?」
ドキドキしながらコシネーロはアシェールに問いかける。
「美味しいですよ!」
アシェールの言葉に、コシネーロは嬉しそうに微笑んだ。
「ソースも美味しいですが、塩を付けても美味しいですよね!」
「そうだな、エビフライは色んな味が楽しめて飽きなくていい。これは酒とも合いそうだ。」
エラの言葉に藤堂はエビフライを頬張りながらウンウンと頷いた。
「しかし、本当に美味しいエビフライだ! これからも店長の元で頑張れよ!」
「またデカい作戦で生き残ったら食べに来るよ。此処にいる皆で」
キヅカのその言葉に、コシネーロはとびきりの笑顔を見せ、元気よく返事を返した。
「はい!! その時までには立派な一人前の料理人になってみせます!」
こうして新米料理人は、ハンター達のお陰で夢への第一歩を大きく踏み出すことが出来たのだった。
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藤堂研司(ka0569)
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エビ漁相談所~大漁祈願~ 藤堂研司(ka0569) 人間(リアルブルー)|26才|男性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2018/01/08 11:22:51 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/01/07 15:10:10 |