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【RH】ようこそ、アスガルドへ!

マスター:猫又ものと

シナリオ形態
イベント
難易度
普通
オプション
参加費
500
参加制限
-
参加人数
1~25人
サポート
0~0人
報酬
普通
相談期間
5日
締切
2018/02/13 22:00
完成日
2018/02/27 19:08

このシナリオは5日間納期が延長されています。

みんなの思い出

思い出設定されたOMC商品がありません。

オープニング

●交流会への誘い
「まあっ! 強化人間の皆さんと交流ザマスかっ!」
 ラズモネ・シャングリラ艦長である森山恭子(kz0216)は、イギリスの統一地球連合宙軍基地で喜びの声挙げた。
 恭子はラズモネ・シャングリラの最終調整を行うため、イギリスを訪れていた。
 これから様々な任務が待っている事から、万全を期して総点検が行われるのだ。
 そんな最中にもたらされた強化人間研究施設『アスガルド』での交流会。
 今後、ラズモネ・シャングリラに乗艦して戦う強化人間が増える事を考えれば交流会参加は前向きに参加検討するべきだろう。
「くぅ~、艦の整備調整で長居できないのは残念ザマスが……あたくし、滾ってきたザマスっ!」
 強化人間の多くが青少年と聞いていた恭子。
 早くもテンションは最高潮だ。
「楽しそうですね、艦長」
 ラズモネ・シャングリラに乗艦するレギ(kz0229)は、艦長の昂ぶりを前にしても平常心だ。
「当然ザマス。レギちゃんのようなイケメンばかりのパラダイス、あたくしは見逃せないザマス」
「イケメンが多いかは分かりませんが、若い人が多いのは事実ですね」
 恭子を前にしても冷静な回答。
 そのやり取りを見ていたオイマト族のイェルズ・オイマト(kz0143)は、交流会に興味を持ったようだ。
「へぇ~、強化人間と交流ですか。確かにラズモネ・シャングリラに来る強化人間以外は良く知らないなぁ。レギ達もその『あすがるど』ってところにいたの?」
「ええ。少しの間だけですが、アスガルドで生活したこともあります。強化人間となってからの身体検査だけではなく、統一地球連合宙軍と共に戦う教育も行っています。ほとんどが若い方ですから、研究施設というより学校の寄宿舎やサナトリウムのようなものでしょうか」
「レギちゃん! ま、まさかあの飲んだくれ親父もそこにいたザマスか?」
 声を震わせる恭子。
 どうやら、恭子はラズモネ・シャングリラのジェイミー・ドリスキル(kz0231)中尉の事を言っているらしい。
 イケメンパラダイスだと思ってきてみたら、飲んだくれ親父の包囲網で身動きが取れないでは洒落にならないからだ。
「ああ、ドリスキルさんは特別です。年齢がかなり上ですし、元々軍に所属されていましたから。アスガルドでの生活は知らないと思います」
「そうザマスか」
 ほっと胸を撫で下ろす恭子。
 レギによれば、アスガルドは研究施設と銘打っているものの、実際は学校の寄宿舎で共同生活を送っているようだ。建物の外見は白く無機質な印象を受けるが、その中では普通の青少年と同じく笑いながら仲良く生活しているのだろう。
「あれ? それってオイマト族の子供達とあまり変わらない気がするなぁ」
「強化人間と言っても同じ人間ですから。でも、目的を一つにして戦うのですからここで仲良くなっておいても損はないですね」
 レギは、嬉しそうにアスガルドの事を語る。
 その脳裏に浮かぶのは、かつてアスガルドで生活した日々だろうか。

 懐かしさを噛みしめながら、レギは来る交流会に向けて期待に胸を膨らませ始めた。

●ようこそ、アスガルドへ!
「……という訳ですね。皆さん、アスガルドの交流会にいらっしゃいませんか」
 そう切り出したレギ(kz0229)。
 ハンター達は彼の説明を思い出す。
「えーと。アスガルドっていうのは強化人間の子供達が住んでいる施設だったか?」
「そうです。そこで訓練をしたり、勉強をしたり……皆で共同生活を送っているんです」
「強化人間の子達って、皆アスガルドで暮らしているの?」
「全員がそうではないですが……大半の子供達は、そこで暮らしていますね」
「……何だか理由がありそうだな」
「ムーンリーフ財団のトモネ様の打ち出した慈善事業の一つとして、孤児や貧困に苦しむ子供達の救済があるんです。そう言った子達からも希望者を募って、強化人間としての訓練を行っています」
「もしかして、強化人間の子達って……」
「そうです。適性を見込まれてスカウトされてくる子もいますが、孤児や行き場のなかった子供達も多いんです」
 ――理由があって親と一緒に暮らすことの出来ない子供達。
 明日も分からぬ身だった自分達に不自由のない暮らしと教育を与えてくれたムーンリーフ財団。
 彼らの役に立ちたいと、純粋な気持ちを持って訓練に臨んでいる子が殆どだ。
 そんな彼らが、最前線でVOIDと戦うハンター達に憧れを持つのは当然で……。
「皆、ハンターさんとの交流会をすごく楽しみにしているんです。歓迎の準備もしているようですし、良かったら遊びに来てください」
「しかし子供達の相手ってなあ……何すりゃいいんだ?」
「普通に遊んであげればいいんじゃない? ああ、お菓子を持って行ってあげたら喜ぶかしら」
「歪虚との戦いの話も喜びそうですよね」
「ええ。トモネ様も森山艦長もいらっしゃいますし……あ、イェルズさんも子供達と遊ぶって張り切ってました」
「……あいつ、身体大丈夫なのか?」
「ええ。義手は調整中とは仰ってましたけど、子供達と遊んで鈍った身体を鍛え直すぞー! って……」
「イェルズ、子供好きそうだもんね」
 顔を見合わせて笑うハンター達。
 ここのところ忙しかったし、のんびり羽を伸ばすのもいいかもしれない。
「アスガルドでしたら僕も良く知ってますし、エスコートしますよ!」
「レギも相変わらずねえ」
 どこまでも軽いノリのレギ。ハンター達はひとしきり笑った後に頷き、出立の準備を始めた。

●一方その頃
 アスガルドでは、強化人間の子供達が交流会の準備に勤しんでいた。
「皆、急いで! ランディ、あの高い場所の飾りつけ頼める?」
「分かった」
「何よ! マルコスったら威張ってばっかで全然動いてないじゃない!」
「わかってないなー! 俺は指揮官なの!」
「指揮してくれなんて頼んでないわ!」
「何だとー!」
「何よ!!」
「……2人共、ケンカはダメだよ」
「お前達、何を騒いでおるのだ?」
 言い合いを始めた2人。ランディと呼ばれた少年が止めようとするも一向に止まらず……そこに聞こえた声。
 振り返ると金髪の少女――トモネ・ムーンリーフが立っていた。
「あっ! トモネ様!」
「トモネ様だ!!」
「皆息災そうで何よりだ。ところでマルコスと杏がケンカをしておったようだが?」
「あら。ケンカなんてしてないわよ。ね、ユニス?」
「…………」
「ユニスは相変わらず無口だね。杏にハッキリ『口うるさい』って言ってもいいんだよ?」
「何ですってぇ!!?」
「だから、ケンカはダメだよぅ……」
「そうだな。ほら、もうこんな時間だ。騒いでいる場合ではないぞ」
「わあ! 大変だ!」
「トモネ様も準備手伝って!」
「む? わ、私もか? まあ、手伝ってやらんこともないが……」
「早く早く!」
 ギャーギャーと騒ぐ子供達。手を引かれて輪の中に入るトモネ。
 浮かれた雰囲気のまま、準備は進んで行く。

リプレイ本文

 強化人間訓練施設、アスガルド。
 高い白い壁。同じ色の白亜の建物。
 ――流石、軍事施設ってだけはある。まるで要塞だな。
 そんな感想を抱いた龍崎・カズマ(ka0178)。
 彼の思考は、聞こえてきた歓声で中断される。
「わあ! すごい! ハンターさんだ!」
「本当に来てくれたのね!!」
「あっ! 挨拶しなきゃ!」
「ようこそいらっしゃいませ!!」
 訪れたハンター達の姿に大騒ぎしていたと思えば、突然お辞儀を始めた子供達にフィルメリア・クリスティア(ka3380)は目を細める。
「こんにちは。素敵なお出迎えありがとう。きちんと挨拶出来て素晴らしいわ」
「歓迎の準備してくれてたんだってね、ありがとね」
「うん。……えと、こっちです。どうぞ」
 にっこりと笑う天王寺茜(ka4080)に頬を染める子供達。気恥ずかしさと喜びがせめぎ合っているのか、そわそわしながらハンター達を案内する。
「……子供。……うふふふふ、私も彼と結婚したらうふふふふ……」
「……アルスレーテさん大丈夫かな」
「今はそっとしておこう」
 そんな子供達を見つめて妙な笑い声をあげているアルスレーテ・フュラー(ka6148)。
 心配そうなリューリ・ハルマ(ka0502)に、アルト・ヴァレンティーニ(ka3109)が首を振って……。
 そんなこんなで通された場所は広い部屋。
 壁には子供達が一生懸命飾り付けたと思われる絵や紙テープで作ったリボンが飾られ、更には『ようこそ、アスガルドへ』と拙い字で書かれた看板がかかっていた。
「わあ……! 素敵な飾りつけですの! 絵が可愛いですの!」
「すごいですね。これ皆さんでやったんですか?」
 部屋を見渡して胸を躍らせるチョココ(ka2449)。
 カール・フォルシアン(ka3702)の問いかけに、子供達が固まる。
「……どうかしました?」
「あ。ううん。ごめんなさい。俺達、ハンターさんって皆大人なんだと思ってて」
「私達と同じくらいの子がいるのね」
「ええ、そうよ。子供から大人まで、色々な年齢の人達がいるの」
「詳しいお話は、お菓子を食べながらにしましょうか?」
 子供達の誤解を訂正する鍛島 霧絵(ka3074)。
 アンネマリー・リースロッド(ka0519)が出したお菓子に目を輝かせる子供達。
 その反応を見逃さず、キヅカ・リク(ka0038)は注目を集めるようにお菓子の袋を上に掲げる。
「僕もお菓子を持ってきたよ。クリムゾンウェストのお菓子食べたい子手挙げて!」
 はーい! と一斉に手を挙げる子供達。その反応の良さに、羊谷 めい(ka0669)も嬉しくなる。
「皆の分ありますから、大丈夫ですよ。順番にあげますね」
「やったー! お菓子ー!」
「美味しそうですう!」
「君達は紛れたらダメなんじゃないかな!?」
「そんな暇があるなら朝騎を手伝うでちゅよ」
 子供達の列にちゃっかり紛れたグラディート(ka6433)とアルマ・A・エインズワース(ka4901)に思わずツッコむ氷雨 柊羽(ka6767)。
 エプロン姿の北谷王子 朝騎(ka5818)が2人を引きずって行く。
「いやあ、皆元気だね」
「本当に子供達ばかりなんだな」
 くすくすと笑うルシオ・セレステ(ka0673)。
 軍事施設だと言うから、もっと堅苦しいと思っていたよ……と続けた彼女に、リュー・グランフェスト(ka2419)も頷く。
 レギ(kz0229)から事前に聞いてはいたものの、実際に見るとやはり自分達がいた紅の世界とは違うものを感じる。
「そういえば……強化人間は、大人がいない訳ではないですが少ないような気がしますね」
「強化人間には適性が必要だと聞いたことがありますし、それに関係してるんでしょうかね」
 天央 観智(ka0896)の呟きに答えるメアリ・ロイド(ka6633)。
 ――きっと、その『適性』は強化人間が何であるか、という根底の部分に繋がっている気がする。
 機密事項であることは容易に想像できたし、きっと聞いても教えては貰えないだろうけれど。
「孤児の救済は良いですけれど、適性の無かった子は……どうなるんでしょうね?」
「ムーンリーフ財団が別な形で支援してるって話だ。これ読んでみな」
 観智にムーンリーフ財団のパンフレットを差し出すカズマ。
 軍に協力するという建前で運営資金を得ているのか、それとも逆に、元々孤児の救済に力を入れていたからこの事業に組み込まれたのか。
 どちらが先かは分からない。
 ただ分かるのは、この財団は多岐に渡る運営をしつつ、慈善事業に力を入れている、ということだった。
「……随分立派な財団なのですね」
「実際は色々あるんだろうがね。まあ、そんな事情は子供達には関係ないわな」
「そうですね。今私達に出来ることをしましょうか」
 頷き合う観智とカズマ、メアリ。
 仲間達が早速子供達と遊び始めたのか、あちこちから大きな声が聞こえて来る。
「ねーねー。お兄ちゃん何で耳長いの?」
「あ、あんな? ちょっとそこ引っ張られるとな……」
 最年少と思わしき少女に長い耳を掴まれているレナード=クーク(ka6613)。
 エルフという種族を見るのは初めてだったらしい。突然のご無体にフィルメリアが慌てて駆け寄って少女を抱き上げる。
「このお兄さんはね、エルフっていう種族なのよ。お耳引っ張ると痛いから、やめてあげてね?」
「あ、そうなの? ごめんね」
「ええよ! 知らへんかったんやからしゃあないやね」
「エルフってなあに?」
「……杏、森の妖精さんよ。本で読んだことある……」
「お兄ちゃん森の妖精さんなの?」
 ユニスの小さな声に、目を丸くする杏と少女。レナードはあははと笑って続ける。
「森の妖精とはちょっとちゃうけど、森に住んでるってのはそうやねえ。ユニスちゃんは物知りなんやね」
 彼の声に驚いたのか、杏の後ろに隠れるユニス。この子はちょっと、打ち解けるのに時間がかかるかもしれない。
「エルフって人と違うの?」
「同じだけど……どう言ったらいいかな。皆が髪や目の色が違うように、エルフさんはお耳が長いの」
 少女の疑問に答える茜。考え込んでいる少女の顔を覗き込む。
「ところであなたのお名前を聞いていい?」
「あたしはニーナよ」
「ニーナね。私は茜だよ! こっちおいで。色々お話しよう」
 笑顔で誘う茜。ニーナは笑顔で頷いたものの、フィルメリアから離れようとせず……。
「どうしたの?」
「……このままがいい」
「あら。抱っこが気に入ってしまったかしら。いいわよ、このままでも」
 嬉しそうなニーナに笑みを返すフィルメリア。
 ――沢山の子供との共同生活。やはり、大人からの愛情に飢えているのだろうか。
 今くらい、甘やかしてやっても……。
 そんな母親の顔を覗かせるフィルメリア。茜も同感なのか、その状態のまま愛猫とパルムを見せる。
 突然現れた小動物に、子供達がわらわらと寄って来た。
「わあ! かわいい! にゃんこ!!」
「このキノコ動いてる!!」
 駆け寄って来た子供達に驚いたのか、茜の肩に駆け上がる猫。反してパルムは愛らしくぴこぴことお辞儀をして見せて……霧絵が丁度良かったとばかりに霧絵がパルムが大きく描かれたイラストを出して来た。
「茜さんが連れて来てるキノコはパルムっていう精霊よ。私達の仕事を色々手伝ってくれるの」
「私も連れて来ているよ。触ってみるかい?」
「いいの?!」
「勿論。仲良くしてやってくれるかな」
 ルシオの優しい声に頷き返す子供達。
 初めての精霊という存在。おっかなびっくり指先で突いたり、そっと撫でたりしている。
 そんな子供達の様子を見ながら、霧絵はイラストを見せながら話を続ける。
「クリムゾンウェストには、こことは違う生き物が沢山いて……」
 霧江が語る幻獣王を名乗る食いしん坊な巨大ハムスター。
 ユグディラという二足歩行の猫を束ねる女王様。
 ヒトとは異なる文化を築き、それ故に敵対するゴブリン……。
 初めて聞く生物の話に、子供達は夢中になっている。
「ねえねえ。他にはどんな生物がいるんだ!?」
「えーと。そうね。リーリーと言う大きな鳥の幻獣もいるわ。ここの世界のダチョウに似ていて、太い足でものすごく早く走るのよ」
「あとはイェジドという狼に似た幻獣もいるよ。私の相棒は全体的に淡い陽の光の色と、胸周りは真っ白な豊かな毛を持つ子でね。偶にもっふりと埋もれて癒して貰ってる。今日も連れて来られれば良かったんだけど……」
「素敵……! 今度会わせて欲しい!」
「ふふふ。いいわよ」
「ああ、機会があれば連れて来よう」
 頷く霧江とルシオにやったー! と万歳している子供達。その反応が愛らしくて、アンネマリーも自然と笑みが零れる。
「それじゃあ、今度は英雄譚を歌いましょうか。リアルブルーからクリムゾンウェストに渡り、ハンターとなった人達の物語」
「お、じゃあ俺リュート弾くよ。こう見えても得意なんだぜ!」
「あら、素敵ね。お願い出来る?」
「おう。楽しくやろうぜ」
 リュートを構えつつニヤリと笑うリュー。アンネマリーは優雅に一礼すると、高らかに歌う。
 ――『転移』という現象に巻き込まれ、紅の世界に渡った人達。
 そして、未知の世界でハンターとなり、その場所で生き、活躍する者達の物語を――。


「お兄ちゃん、肩車して!」
「はいはい。順番! 順番だよー」
「次わたしー!!」
 子供達にせがまれ、肩車をしてやっていたキヅカに代わって子供達の相手をしているイェルズ・オイマト(kz0143)。
 子供達に眼帯を引っ張られようが、義手を叩かれようがニコニコしている彼にラミア・マクトゥーム(ka1720)は呆れた目線を送る。
「イェルズ。ちょっと……急に動き過ぎなんじゃないのかい」
「レナードさんも手伝ってくれてますし。なまった身体には丁度いい重さですよ」
「義手だって調整中の癖に……ほら、眼帯ズレちゃってるじゃない」
 背伸びしてイェルズの顔に手を伸ばして眼帯の位置を直すラミア。
 彼の顔が近くて妙にドギマギする。
「ありがとうございます」
「いいよ。子供達抱えたままだと直せないでしょ」
 そんなことを話している間も子供によじ登られているイェルズ。
 彼は良い父親になるんだろうなあ……と思った瞬間、頭を過る妄想。
 ラミアは頭を振ってそれを追い払う。
「ラミアさん、どうかしました?」
「ううん。何でもないよ」
「そういえば、子供達にリアルブルーの料理について聞くって言ってませんでした?」
「ん? 聞いてるよ。この子達とも仲良しだし。ね?」
「うん!!」
「そうですか? 何か結果的に色々手伝って貰ってしまってる気がするんですけど」
 子供と手を繋いだままギクリとするラミア。イェルズをちらりと見る。
「そりゃあ……その、友達……だし。別に近くにいたって……いいよね?」
「はい。別に俺の許可は要らないと思いますよ」
 あっけらかんと言うイェルズ。何の意識もしていないそれに無性に腹が立って、ラミアは彼の足を思い切り踏みつけた。


 そしてもう2人ほど、子供達に集られている人物がいた。
 トラウィス(ka7073)と深守・H・大樹(ka7084)である。
 エルフを見たことがなかった子供達は、当然オートマトンを見るのも初めての体験だったのだ。
「すごーい。ロボットなのにあったかーい」
「あの、私達はロボットではないのですが……」
「「喋った!!!」」
「僕達はオートマトンって言うんだよ。確かに身体はこうだけど、これでもハンターなんだよ」
「え。ハンターさんなの??」
「すごーい! 機械なのにハンターさん!!」
「ねえねえ、身体どうなってるの?」
「ねえ、腕外れたりするの?」
「構成している物質が違うというだけで、人間と変わりませんよ。腕が取れたり頭が取れたりはしませんし、そんなことになれば普通に死にます」
「へえ。そうなんだ……!」
「折角こんな身体してるんだから、ロケットパンチの一つも出来たら面白かったのにねー。そう思わない? トラちゃんくん」
「……トラちゃんくん?」
「うん。トラちゃん、だと、ちょっとしっくり来ないから」
「そうですか。別に構いませんよ、大ちゃん様」
 大真面目でやり取りする大樹とトラウィス。そんな2人を交互に見て、子供達が首を傾げる。
「お兄ちゃん達『トラチャンクン』と『ダイチャンサマ』って名前なの? 面白いね!」
「名前も機械っぽーい!」
「えっと、正確な名前は違うのですが……」
「あはは。まあ、覚えやすい名前で呼んで貰えればいいんじゃないかなぁ。ところでさー。リアルブルーの遊びってどんなのがあるの? 教えてくれる?」
 子供達に振り回されるトラウィスと、何となく溶け込んでいる大樹。
 こんなところでも2人の差が出ていて面白い。


「ごめんなさい。キヅカさん。気遣って貰ってしまって……」
「何で? 俺が休憩したかったんだよ。あ。このプリン美味しいねー。……で、何かあったの?」
 紅茶を目の前に置いたまましょんぼりしているめい。彼女お手製のプリンを食べるキヅカの目線を受け止めて、隠し事は出来ないなあ……と悟ったのか、ふう、とため息をつく。
「ここの空気に触れて、子供達と遊んでたら……ちょっと、お家に帰りたくなってしまって……」
「そっかー……」
 ぽつりと呟くめいに、遠い目をするキヅカ。
 キヅカとて、ここの世界ではごく普通の高校生だった。
 紅の世界に渡って、色々なことを経験して、大切な人を得て……結果的に行って良かったとは思っているけれど。
 故郷を思う感情というのは、また別のモノだから――。
「そういうこと、考えないようにしてたんですけど……。あは、ホームシックなんて恥ずかしいですよね」
「そんなことないよ。大人だって故郷を懐かしく思うことだってあるんだから。自然なことだよ」
「そう、でしょうか……」
 慌てて下を向くめい。何で、こんな言葉をかけて来るんだろうか。
 笑い飛ばしてくれたらいいのに。そんなこと言われたら泣けてくるではないか……。
「きゃあっ!?」
 不意に浮き上がる身体。キヅカに抱え上げられていると気付いて、めいはアワアワと慌てる。
「……キヅカさん、何してるんですか!?」
「空に近いと気分転換になるかなって思って」
 言われて顔を上げるめい。故郷の青い空が近くて、何だか落ち着く。
「抱っこは、少し恥ずかしいですけど……でも嬉しいです」
「そう? 良かった」
「キヅカさん、何だか『お兄ちゃん』みたいですよね。本当にお兄ちゃんだったらいいのに」
「ん? じゃあ俺めいちゃんのお兄ちゃんになろうかな」
「えっ。ええ!?」
「大丈夫。もう少ししたら帰れるさ。……さて、もうちょっと子供達の『お姉さん』出来るかい?」
「はい! 勿論です!」
 頷くめい。その笑顔に輝きが戻って、キヅカは安堵のため息を漏らした。


「僕も転移してなかったら、ここで過ごしていたかもしれないんですよね……」
 そんなことを考えていたカール。
 ハンターとして活動し始めてから同年代の子と過ごす時間はあまりなかったし、今日は楽しく過ごせたらいいな……と思ってはいたのだが。
 男の子達の遊びは過激、というのは万国に共通するものなのだろうか。
 マルコスがどこかから持ってきた水風船に、嬉々として水を詰めているグラディートとチョココ、アルマという光景に、カールは苦笑を禁じえなかった。
「スカートめくりもいいけど、やっぱりこういう遊びは基本だよねっ」
「的はアルマ様ですの?」
「わふ~! 相手にとって不足なし! どーんとかかってくるがいいですよ~!!」
「えええ……マルコス、やめようよ~。アルマさん包帯だらけだよ……」
「何言ってるんだランディ! これは戦闘訓練の一環だぞ!」
「ランディ君は良い子ですねぇ。大丈夫ですよぅ。怪我したくらいで後れを取る僕じゃないです。僕、強いですから~」
 ビシィ! というマルコス。慌てるランディの頭をアルマがよしよしと撫でて……。
 ――戦闘訓練。その一言で引き気味だったカールのスイッチが入った。
「なるほど。そういう事でしたか……。分かりました。僕、きちんと戦闘訓練受けたことがないので興味があったんです。参加させて戴きますね!」
「おっ。何だ。水が入った風船ぶつけるのか!? 俺もやるぜー!!」
 そこに嬉々として乱入してきたリュー。
 大人対子供、という大雑把な組み分けで、なし崩しに対戦が始まった。
「俺とランディが囮になる! グラディートとチョココ、カールは後ろから回り込んで!」
「王道な作戦だね!」
「分かったですの!」
「了解です。各員の健闘を祈ります!!」
 水風船を手に二手に分かれる子供達。その動きも予測していたのか、リューもアルマも器用に避ける。
「ははっ! まだまだだな子供達! 俺に勝とうなんざ100年早いぜ!!」
「ふっ。それはどうかな……! 食らえ! 秘技ズボン降ろし!!」
「ちょっ! グラディート卑怯だぞお前!!」
「ははははは! 僕の必殺技はスカートめくりだけじゃないんだぞ!!」
 グラディートにズボンを掴まれ慌てるリュー。それにチョココが氷のような目線を送る。
「……グラディート様、ロクな技使いませんの」
「あれは一応不意打ちとしてアリ……なんですかね」
 デッカイ冷や汗を流すカール。子供達は笑い転げていて水風船を投げるのを忘れている。
 これは勝負がつかないのでは……。
 一方のアルマは、見知った顔を見つけて突撃をかけていた
「あっ。イェルズさーん! イェルズさんも一緒に遊ぶですーーー!!」
「あ、アルマさ……」
 真正面からのわんこアタックを食らって吹っ飛ぶイェルズ。そこに容赦ない水風船が飛んでくる。
「新しい的が増えたですの!!」
「総員撃てーーーー!!」
「ギャアアアアア!!!」
「ちょっとあんた達何してんのさーーー!!!」
 響くラミアの怒声。この後、子供達はラミアとアルマにとことんまで追い詰められることとなる。


「ここは一応、研究施設と銘打って在るみたいですけれど。何の研究をしているのでしょうね?」
「強化人間の研究施設だって言うし、強化人間の研究だと思いますが」
「ふむ。施設の名前も何だか意味ありげですよね」
「そうだな。そういえば、立ち入りが許可されているのはこの広間と食堂、庭の一部だそうだ」
「食堂? 食堂で何をしてるんですか?」
「朝騎さんが子供達相手に料理教室開いてるらしいですよ」
 メアリとカズマの談にふむ、と考え込む観智。そういえば、向こうから甘い良い香りがしている。
「わたくし、このお菓子をイェルズちゃんとレギちゃんにあげるザマスー!」
「料理は愛情でちゅからね。恭子さんはどっちが本命なんでちゅかね?」
「どっちも本命に決まってるザマス!!」
「同時進行の愛はなかなか厳しいでちゅね……。後で朝騎が恭子さんの愛の行方を占ってあげるでちゅ」
 子供達の歓声の中から聞こえて来る森山恭子(kz0216)と朝騎の会話。
 盛り上がっている様子が伝わって来て何よりである。
 そして柊羽は、これだけ賑やかなのにも関わらず、1人本を読んでいる男の子を見つけた。
「……君、遊ばないの? 僕とお話する?」
 柊羽の声に無言を返す少年。カズマはその子の前に立つと、パッと手を広げて見せる。
「こういうのは興味あるかな?」
 次の瞬間、カズマを中心に現れた白いモノ。ふわふわと降るそれに、少年が驚いた顔をする。
「……雪?」
「そう。正解。他にも出せるぞ。見てみるかい?」
「うん」
「じゃあお兄さんに君の名前を教えて貰えるかな」
「……アルノ」
「OK。アルノの為にマジックショーをやろう」
 恭しく頭を下げるカズマ。光の花火が舞ったり、どんな場所からでもコインを手元に出してくる彼に、アルノは素直に拍手して……その様子に、柊羽とメアリが微笑む。
「……君は本が好きなの?」
「うん。賑やかなのは苦手なの。……強化人間の訓練受けてるけど、戦うのも怖いし、落ちこぼれなんだ」
「そうですか……。でもそれ、悪いことじゃないですよ。怖いって思うのは正常な感覚ですから」
「……そうなの?」
「そうだよ。僕も最初戦った時は怖かったよ。大事な人を護りたいから、何とか頑張ったけど」
「戦う時に何より大事なのは生きて帰る事ですよ。生きていればなんとかなるものです。怖いと思えるなら生きられます。だから逃げる事を恥だとは思わないで下さいね」
「……うん。分かった。お姉ちゃん達やさしいね。天使なの?」
「て、天使!? そんな訳ないよ!?」
「……私は優しくはないんですよ。もし優しいと思えるなら、そう考えたあなたが優しいんでしょうね」
 アルノの言葉に慌てる柊羽。メアリはもう一度口に微笑みを乗せると、少年の頭をそっと撫でた。


「リューリさん、僕の赤毛の天使さん! お久しぶりです!」
「レギ君相変わらずだねー」
「……その呼び方何とかならないのかな?」
 満面の笑顔のレギにあははと笑うリューリ。呆れ気味のアルトの視界の端に、銀髪の乙女が見える。
 彼を驚かせるつもりなのだろう。そのまま気を引き続けていると、アルスレーテが音もなくレギの背後に忍び寄り……。
「隙ありーーー!!」
「わあっ!?」
 炸裂する必殺ヒザカックン。バランスを崩すレギにアルスレーテが不敵な笑みを浮かべる。
「女の子にうつつぬかしてるからよ?」
「不覚を取りました。赤毛の天使さんの手で殺されるなら本望なんですけど……」
「君は何を言っているのかな???」
 煩悩を垂れ流すレギに真顔でツッコむアルト。そんな2人をまあまあ、と宥めたリューリは真面目な顔をしてレギを見る。
「あのね、今日は改めてお話しに来たんだよ。セトさんのこと」
 頷くアルスレーテ。
 リューリとアルスレーテは、セト達の部隊が置かれた状況、そして彼が迎えた最期のこと。
 思い出せる限り詳しくレギに聞かせて――。
「……そう、ですか」
「……ごめんね。本当は助けたかったんだけど、見たのは記録だったから、変えることはできなくて……」
「この間聞いた神霊樹の記録ですね」
 それだけ言うと、黙り込むレギ。アルスレーテは目を伏せる。
「……ごめんなさいね。やっぱりショックよね。こんな話」
「いえ。心のどこかで兄はもう死んでるんじゃないかって思ってたんで……やっぱりなって、納得したと言うか。……僕、兄を探す為に強化人間になったんです。形見でもいいから、自力で探しに行けたらなって、思ってます」
「レギ君、諦めてないんだね」
「あ、リューリさん達の話を信じてない訳じゃないですよ。手がかりを戴けて有り難いです。これは、自分のケジメみたいなものなので」
「そっか。分かった。探しに行く時は協力するね」
「ありがとうございます」
 リューリに頭を下げるレギ。それまで黙っていたアルトが口を開く。
「青木燕太郎って人の事を聞いたことあるかな? 最後に彼の事を頼まれてね」
「はい。エンタロウさんですよね」
「レギ君知ってるの?!」
「ええ。兄と仲が良くて……僕も小さい頃遊んで貰ったことがあります。兄と一緒に行方不明になっていますが……」
「そっか。燕太郎さんはやっぱり軍属の人だったんだね……。記録とか残ってるかな」
 黒い歪虚を思い出して考え込むリューリ。
 レギの証言を聞くに、リューリ達が見た記録はやはり事実なのだろうか……。
「あともう1つ聞きたいんだが、いいかな? 勿論タダでとは言わない。ゲームで君が私に勝てたらデートをしよう。で、私が勝ったら『君のこと』を教えてくれ」
「何だ。だったら勝負する必要ないですよ。デートしながら僕のことを教えます。いつデートしましょうか?」
「……君、誰にでもそういう事言ってるんだろ」
「まさか! 赤毛の天使さんだけですよ」
「嘘つけ。あと僕はアルトだよ!」
 ピシャリと跳ね除けたアルトにアハハと笑うレギ。彼女は厳しい表情のまま続ける。
「その、君たちは……大丈夫なのか?」
「何がです?」
「負のマテリアルを宿した子供たちの心身への影響は大丈夫なのか?」
「……負のマテリアルって何ですか?」
「へっ? レギ君知らないの?」
「その負のナンとか、と言うのは良く分からないですけど、身体は大丈夫ですよ。以前より頑丈になったくらいです」
 レギの返答に顔を見合わせるリューリとアルト。
 ――まさか。強化人間達は負のマテリアルだと教えられずに。
 この力の源が何であるのか知らずに振るっているというのか……?
「……何だかあんまりいい感じしないわね」
 アルスレーテの呟き。何とも言えない不安感が、彼女達の心に棘のように引っかかる。


 鳳凰院ひりょ(ka3744)はトモネを誘い、のんびりとお茶を飲んでいた。
「トモネ総帥。お茶の味は如何かな?」
「ふむ。この紅茶はなかなか美味い。ひりょと言ったか。褒めて遣わすぞ」
「口に合って何よりだよ。褒められついでに聞いていいかな」
「なんだ?」
「……君はどうして、総帥になったんだい?」
 紅茶のおかわりを注ぎながら言うひりょ。トモネは少し考えてから口を開く。
「……父上のご意向だ」
「君の父君はご健在なんじゃないのかい?」
「うむ。だが、健康的な問題を抱えておいででな。他の者を総帥に、という声もあったんだが……私はムーンリーフ家の……父上の唯一の子であるがゆえ」
「……そっか。ゆくゆくは君が継ぐはずの財団に、一時的にでも別な総帥が生まれれば権力争いに発展しかねないってところか」
「そんなところだな」
「嫌じゃなかったのかい?」
 ひりょの口から自然と出た問い。
 今日1日、近くでトモネを見ていたが、強化人間の子供達にも分け隔てなく接して、一緒に遊んで……。
 こう言っては何だが、社交の場にいるより、子供達と一緒に泥だらけになって遊んでいる方が楽しそうに見えたのだ。
 子供なのだから当然と言えば当然なのだが……そんな純朴さを持っている彼女だからこそ、葛藤があったに違いない。
 トモネは紅茶に目を落としたまま続ける。
「……不安がなかったと言えば嘘にはなるが、ユーキがおるゆえな」
「ユーキ……? ああ、君の補佐役だったかな」
「うむ。あやつは父上の代からの補佐役でな。実力もあり頼りになる。それに幼いからと言って、甘えるつもりはない。きちんとリアルブルーの発展に役立つような事業を推し進めたいとも思うておる」
「そっか……。それは立派だけど、いつも真面目は疲れるからね。時々でいいから、こういう力を抜く時間を作るんだよ」
「……む。うむ……」
 ひりょの気遣いに、頬を染めて頷くトモネ。
 総帥の素顔が伺えて、ひりょの整った顔にも笑みが浮かぶ。


 交流会が大分進んだ頃には、余所余所しかった子供達も大分ハンターに打ち解けていた。
「男子たちホント信じられない! 水風船で辺りびしょびしょじゃない!! バッカじゃないの!!」
「男の子ってああいうのに夢中になる時期あるんですよね……」
 プンスコ怒る杏に苦笑するアンネマリー。レナードが笑いながら宥める。
「まあまあ、元気なのはええことやで。後で僕も片づけるの手伝うさかい、許したってや」
「そうだね。杏もユニスもおいで。お茶にしよう」
「……はい、ルシオ先生」
「……先生?」
「うん。色々教えてくれたから……」
「そうか。うん、好きに呼ぶといい」
「ねえねえ、ユニスちゃん、僕は?」
「レナードさんはおともだち……。ね、杏」
「うん! ねえねえ、アンネマリー先生。後でさっき歌ってた歌を教えて」
「ええ。いいですよ。折角ですし、皆も呼んできてくださいな。最後にもう一度皆でお茶しましょう」
「杏、申し訳ないがイェルズも呼んできてくれるかい。今日は頑張り過ぎだ」
「分かったよ、ルシオ先生! 行こう! ユニス!」
「……うん」
「霧絵先生ー! 朝騎先生ー! お茶にしましょう!!」
 ユニスの手を取って、叫びながら駆け出す杏。
 その背を、大人達は暖かな目で見送る。 


「今日はありがとうございました。おかげで、自分が戦う理由を再確認も出来ましたし」
「それは何よりだ。こちらこそ、子供達の相手をしてくれてありがとう。……あの年代の子達だ。親世代の愛情に飢えておってな」
 トモネの言葉に目を伏せるフィルメリア。戦いに参加した時、助け出した子供を思い出す。
「……また会いにきてやっておくれ」
「うん。また来るね」
 強く頷く茜。ハンター達もまた、子供達と再び会える日を願って、アスガルドと後にした。

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参加者一覧

  • 白き流星
    鬼塚 陸(ka0038
    人間(蒼)|22才|男性|機導師
  • 虹の橋へ
    龍崎・カズマ(ka0178
    人間(蒼)|20才|男性|疾影士
  • 元気な墓守猫
    リューリ・ハルマ(ka0502
    エルフ|20才|女性|霊闘士
  • 探究せし雪の姫
    アンネマリー・リースロッド(ka0519
    エルフ|13才|女性|聖導士
  • Sanctuary
    羊谷 めい(ka0669
    人間(蒼)|15才|女性|聖導士
  • 杏とユニスの先生
    ルシオ・セレステ(ka0673
    エルフ|21才|女性|聖導士
  • 止まらぬ探求者
    天央 観智(ka0896
    人間(蒼)|25才|男性|魔術師
  • ずっとあなたの隣で
    ラミア・マクトゥーム(ka1720
    人間(紅)|15才|女性|霊闘士
  • 巡るスズラン
    リュー・グランフェスト(ka2419
    人間(紅)|18才|男性|闘狩人
  • 光森の太陽
    チョココ(ka2449
    エルフ|10才|女性|魔術師
  • 話上手な先生
    鍛島 霧絵(ka3074
    人間(蒼)|22才|女性|猟撃士
  • 茨の王
    アルト・ヴァレンティーニ(ka3109
    人間(紅)|21才|女性|疾影士
  • 世界より大事なモノ
    フィルメリア・クリスティア(ka3380
    人間(蒼)|25才|女性|機導師
  • はじめての友達
    カール・フォルシアン(ka3702
    人間(蒼)|13才|男性|機導師
  • うら若き総帥の比翼
    ひりょ・ムーンリーフ(ka3744
    人間(蒼)|18才|男性|闘狩人
  • 語り継ぐ約束
    天王寺茜(ka4080
    人間(蒼)|18才|女性|機導師
  • フリーデリーケの旦那様
    アルマ・A・エインズワース(ka4901
    エルフ|26才|男性|機導師
  • 丘精霊の配偶者
    北谷王子 朝騎(ka5818
    人間(蒼)|16才|女性|符術師
  • お約束のツナサンド
    アルスレーテ・フュラー(ka6148
    エルフ|27才|女性|格闘士
  • 思わせぶりな小悪魔
    グラディート(ka6433
    人間(紅)|15才|男性|格闘士
  • 夜空に奏でる銀星となりて
    レナード=クーク(ka6613
    エルフ|17才|男性|魔術師
  • 天使にはなれなくて
    メアリ・ロイド(ka6633
    人間(蒼)|24才|女性|機導師
  • 白銀のスナイパー
    氷雨 柊羽(ka6767
    エルフ|17才|女性|猟撃士
  • 平和な日々の思い出を
    トラウィス(ka7073
    オートマトン|24才|男性|機導師
  • 輝く星の記憶
    深守・H・大樹(ka7084
    オートマトン|30才|男性|疾影士

サポート一覧

マテリアルリンク参加者一覧

依頼相談掲示板
アイコン 交流会控室(相談とか雑談)
天王寺茜(ka4080
人間(リアルブルー)|18才|女性|機導師(アルケミスト)
最終発言
2018/02/12 23:17:42
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2018/02/13 17:49:59
アイコン 質問板
北谷王子 朝騎(ka5818
人間(リアルブルー)|16才|女性|符術師(カードマスター)
最終発言
2018/02/12 08:29:59