ゲスト
(ka0000)
【羽冠】雑貨屋、村の跡地を目指す
マスター:狐野径

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 3~8人
- サポート
- 0~0人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2018/04/06 22:00
- 完成日
- 2018/04/12 23:21
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
船が到着し、陸に立った直後、シールとライル・サヴィスは思わず声をあげる。
言葉にならない言葉。
故郷を出たときの状況を思い出した。よく、脱出できたと思う。ライルによるシールの救援が遅ければ、シールは死んでいた可能性もある。ライルに至ってはイスルダ島の外で歪虚に飲まれる様を見つめるだけだった、何もできずに。
今、こうして再び来ることができたのはひとえにハンターたちの活躍があってのことである。
故郷であるがためにいろいろな思いがある場所。いいことも悪いこともここに積もる。
「一応、ここを拠点に探索するんだよね」
シールは港を見る。浄化が進みここや近辺はそれなりの安全は確保されている。
「あー、島の奥はどうなっているか、前、エッタ絡みで会った歪虚に聞けば良かったんじゃないの!」
不意にシールが不安から以前あったことからうめいた。
「そんなこというな! ……そもそも、それどころじゃなかっただろう」
ライルが苦笑する。エッタとはライルの姉に当たる人物だ。商人のサヴィス家が跡取り息子がいないため親戚筋から養子に入ったのがライルであった。そのため一応、姉と弟という立場になる。のちにサヴィス夫妻に男の赤子を授かるが、ライルを等しく息子と扱ってくれた。しかし、エッタはライルを嫌った。
島から出る前に彼女は実弟を守るために歪虚と契約をした。それをシールは全部見ていたということはライルはシールから聞いている。思い出したくない情景もあったに違いない。
ライルは先ほどからシールの落ち着きのなさが気になった。
過去のことが頭にあるのだろうと推測する。
ここに来ると言ったのは彼自身だから、気にすることはないと考えていたが心配ではある。
「シール……そろそろハンターたちと打ち合わせして、出発するぞ」
地図を取り出すが、古いものであり役に立つかわからない。
「持ってたんだ」
「一応な……俺がハンターになったあとうろついていたときのお守りだし」
「島から出る前ってことだね」
シールは笑った。ライルが不安を覚える状況ではないかもしれない。
「で、だ、拠点を作るとして……サヴィスの家あったところはまた広さ的に中途半端だし」
「だね。拠点とするには狭いよ」
「あの村でいかなと思っている」
ライルは地図を指さす。
そこはサヴィスの家があった近くの村であり、シールの故郷の村の手前にある村。故郷は森の奥になるため手間の村というとしっくりくる。
「拠点をじわじわ増やすなら、そこから奥に行くというのもいいと思う……大体、俺たちが中心地に行けるわけないし」
ベテランハンターがいても足を引っ張る可能性が高い。
「それは言えてる……僕、浄化なんてできないし。それよりこの書き込み何?」
シールが地図を突く。手書きで巨大羊岩とか一本杉と言った記載がある。
巨大羊岩は比較的近くらしい。
そんな形状のものはない。
「どんなものだったの?」
「確か、高さ二メートルほどの、モコモコとした雰囲気の岩だった」
「……消えてなくなっている?」
歪虚いたし、憤怒に属するものもいたし、岩が一個消えているくらいで驚いてはいけないと二人は納得した。
結論から言うと、地図は役に立たなさそうだ。距離を考えるには問題なさそうであるが。
「ここに書き込んでいけばいいんだから」
ライルが言う。
「まずは、中心に進軍した跡を進んで、途中で折れよう……目印あるのかな」
「分からないよ……本当、行ってみないとこればかりは」
ハンターに異論がなければ、まずは村を目指すことになる。
「でもさ、荷物持って、真っ直ぐ行けるの?」
「どう考えても、歪虚とかいるだろうな……」
だから、二人の保護者たる雑貨屋のオーナーは置いてきたのだ。覚醒者ではない彼は保護者としては有能でも、対歪虚となると一気に問題となる。
オーナー自体が持っている人脈のおかげで、商人や貴族から軍資金はもらえた。
「さあ行こう」
一行は馬車も含め、歩み始めた。
言葉にならない言葉。
故郷を出たときの状況を思い出した。よく、脱出できたと思う。ライルによるシールの救援が遅ければ、シールは死んでいた可能性もある。ライルに至ってはイスルダ島の外で歪虚に飲まれる様を見つめるだけだった、何もできずに。
今、こうして再び来ることができたのはひとえにハンターたちの活躍があってのことである。
故郷であるがためにいろいろな思いがある場所。いいことも悪いこともここに積もる。
「一応、ここを拠点に探索するんだよね」
シールは港を見る。浄化が進みここや近辺はそれなりの安全は確保されている。
「あー、島の奥はどうなっているか、前、エッタ絡みで会った歪虚に聞けば良かったんじゃないの!」
不意にシールが不安から以前あったことからうめいた。
「そんなこというな! ……そもそも、それどころじゃなかっただろう」
ライルが苦笑する。エッタとはライルの姉に当たる人物だ。商人のサヴィス家が跡取り息子がいないため親戚筋から養子に入ったのがライルであった。そのため一応、姉と弟という立場になる。のちにサヴィス夫妻に男の赤子を授かるが、ライルを等しく息子と扱ってくれた。しかし、エッタはライルを嫌った。
島から出る前に彼女は実弟を守るために歪虚と契約をした。それをシールは全部見ていたということはライルはシールから聞いている。思い出したくない情景もあったに違いない。
ライルは先ほどからシールの落ち着きのなさが気になった。
過去のことが頭にあるのだろうと推測する。
ここに来ると言ったのは彼自身だから、気にすることはないと考えていたが心配ではある。
「シール……そろそろハンターたちと打ち合わせして、出発するぞ」
地図を取り出すが、古いものであり役に立つかわからない。
「持ってたんだ」
「一応な……俺がハンターになったあとうろついていたときのお守りだし」
「島から出る前ってことだね」
シールは笑った。ライルが不安を覚える状況ではないかもしれない。
「で、だ、拠点を作るとして……サヴィスの家あったところはまた広さ的に中途半端だし」
「だね。拠点とするには狭いよ」
「あの村でいかなと思っている」
ライルは地図を指さす。
そこはサヴィスの家があった近くの村であり、シールの故郷の村の手前にある村。故郷は森の奥になるため手間の村というとしっくりくる。
「拠点をじわじわ増やすなら、そこから奥に行くというのもいいと思う……大体、俺たちが中心地に行けるわけないし」
ベテランハンターがいても足を引っ張る可能性が高い。
「それは言えてる……僕、浄化なんてできないし。それよりこの書き込み何?」
シールが地図を突く。手書きで巨大羊岩とか一本杉と言った記載がある。
巨大羊岩は比較的近くらしい。
そんな形状のものはない。
「どんなものだったの?」
「確か、高さ二メートルほどの、モコモコとした雰囲気の岩だった」
「……消えてなくなっている?」
歪虚いたし、憤怒に属するものもいたし、岩が一個消えているくらいで驚いてはいけないと二人は納得した。
結論から言うと、地図は役に立たなさそうだ。距離を考えるには問題なさそうであるが。
「ここに書き込んでいけばいいんだから」
ライルが言う。
「まずは、中心に進軍した跡を進んで、途中で折れよう……目印あるのかな」
「分からないよ……本当、行ってみないとこればかりは」
ハンターに異論がなければ、まずは村を目指すことになる。
「でもさ、荷物持って、真っ直ぐ行けるの?」
「どう考えても、歪虚とかいるだろうな……」
だから、二人の保護者たる雑貨屋のオーナーは置いてきたのだ。覚醒者ではない彼は保護者としては有能でも、対歪虚となると一気に問題となる。
オーナー自体が持っている人脈のおかげで、商人や貴族から軍資金はもらえた。
「さあ行こう」
一行は馬車も含め、歩み始めた。
リプレイ本文
●行く道
レイオス・アクアウォーカー(ka1990)は馬車の前を行く。聞いていた地図と照らし合わせ警戒する。目印になるはずだった岩を見た。
「ただ砕けただけだといいんだが……羊なんてネーミングから傲慢の羊を連想するな」
質問は休憩の時にでもと胸の中にとどめておく。
その前を行く、マリィア・バルデス(ka5848)はオフロードタイプの魔導バイクを走らせ警戒する。もし、何かあっても馬車も射程に入る武器は手にしている。
「こちらは問題ない」
トランシーバーを使って仲間に連絡を取った。
リュー・グランフェスト(ka2419)は連絡を受けたとき、依頼人と話をしていた。港でのシールの様子が初対面でも感じるほどはしゃいでいる様子が気になった。落ち着かせることが重要だと考える。
「よし……で、ライルはハンターしていたんだって聞いたが?」
雑談をして気を紛らわせていく。同道者のライル・サヴィスに話しかけ、シールを話しに巻き込むように慎重な対応をしていた。
馬車に乗り、依頼人の側にいるシレークス(ka0752)は敬虔なエクラ教徒かつ修道女を思わせる雰囲気を漂わせている。
「この島は故郷だと聞きやがりました。到着までは護衛も、何かあれば力仕事は任せやがれです」
勇ましく言い、胸を張る。
エラ・“dJehuty”・ベル(ka3142)は馬車と並走する。先行する者から敵の情報はもちろんだが、馬車があるため道の状況について質問を投げる。馬車にとっての敵は悪路である。道が悪ければその分、一行の行動にも影響が出かねない。
「特に問題ない……了解」
双眼鏡も手にし、注意は怠らない。なお、持参した双眼鏡の一つは馬車の中の依頼に貸与してある。
ミオレスカ(ka3496)は馬車を警護しつつ、状況に応じて場所を変える。馬のスタミナがあること、武器の攻撃範囲を考えて適度に動く。
「今は問題ないですね……それにしても、人が住んでいたということを改めて思うと不思議な気分になります」
荒地であり、草も生えてはいる。しかし、どこか、自然を感じさせないものだった。
ロニ・カルディス(ka0551)は馬車の後方に位置取り、馬車とその左右にいる仲間が見えるようにしていた。
「何があるかわからない。まあ、移動距離がそれほどないというのは気が楽ではあるが」
あくまで何もなかったころの距離計算であろうから、状況によってはどうなるかわからない。
レイア・アローネ(ka4082)はロニよりさらに後ろにつく。リューからの連絡を受け、彼女自身も連絡を返す。
「異常がないことは良いことだ。歪虚が支配していた土地を取り戻したとはいえ、まだ闇の色は濃い」
馬の手綱をぎゅと握った。
●交戦
慎重に道らしいところをたどる。
マリィアは敵が隠れられそうなところを後方に伝えていく。あまり道から外れない場合は自ら確認も済ませた。確認を済ませても、それを狙ったかのように何かが来る可能性もある。
「敵です。馬車は止めないでください」
ミオレスカが気づき声をあげた。馬車を中心に考えれば側面から後方に近い場所に何かおり、近づいてくる。彼女自身は馬の足を止め、大火弓を構えた。
マリィアが一旦バイクを止めたが、ミオレスカの言葉通りまかせて問題ないレベルだと前に進める。
「これ以外に来ない保証はない」
マリィアは呟いた。
後続のレイオスも状況を把握し、スピードを調整する。
「停まる方が敵を引き付ける可能性がある」
馬車でも敵を確認する、地面を走る獣のような雑魔が三体だ。
やり取りの前にシールは馬車を止めそうになっていた。
「任せた、です!」
シレークスが馬車の回りにいるハンターへの返答をする。
「シール、スピードは後続を引き離さない程度、もしものことがあればスピードを出せるようにできるか?」
リューの言葉にシールが困惑しているため、ライルが御者を変わった。
エラは状況を把握し、馬車の護衛をしつつ、スピードを落とす。戦闘に注意が向き、敵の接近に気づきにくくなる可能性を考慮した。
「後ろは任せろ」
ロニは馬車の依頼人を安心させるように、落ち着いた声音で請け負う。そして、ある程度馬車について進むが歩調を落した。必要ならば雑魔の足止めをすることも視野に入れてあった。
雑魔が近づく間に、射程を見たミオレスカが矢を放った。
その矢は鋭く敵を貫く。それでも雑魔たちは進むのをやめない。
レイアが敵が向かう方向に入り込み【ソウルトーチ】を発動する。
「馬車を狙わずとも、こちらにもいるんだぞ」
マテリアルがほしいだけで来るならば、【ソウルトーチ】のマテリアルを意識しない訳がない。それらは方向を変え、レイアに向かった。次の矢を構えたミオレスカに一体は射られ、無に還る。レイアが自分の方に向かってきた敵に武器を叩き込む。
ミオレスカはレイアの次の一撃で倒せることは確実と考え、周囲への警戒を中心に変更した。
ロニは少しずつ距離を馬車側に寄せる。それと同時に敵がいないかは目を配る、自分たちと馬車の間にいないかを。
「これで終わりだ」
レイアは雑魔に攻撃されていたが、それは回避し、無事討伐した。
エラは馬車に追いつこうとしたとき、前方に敵を発見する。すでにマリィアが迎撃する様子を見せているため、自分の役割に徹する。
「中途半端に止まると狙われる」
そんな感触があった。
用心していたからこそ難なく雑魔を退け、一行は村の跡地には到着した。
そこには人の生活の名残はなかった。がれきの山、壊れた家。あとは荒地だ。村の先には森が広がっている。森と言っても自然を感じさせないのは歪虚支配地域だったためだろうか。
依頼人たちはここに何があったか記憶があるだろう、無言だ。
ハンターたちは様子を見守り、かつ、状況を把握する。
「到着、でいいのかしら?」
マリィアが心配する程、何もないところだった。
●探索
「がれきの山と言ってもそれなりに固められている」
エラは確認する。物見としても使える場所であり、状況によっては遮蔽物となりうるものだ。
犬とともに周囲を見て回るマリィアも近くにいる。
「せめて建物らしい建物があれば良かったんだけど」
眉間にしわが一瞬寄る。提案をいくつか考えていく。
「馬車とともにこの近くに止めて作業するのがいいのか?」
「壁が残のは丈夫ってことよね?」
マリィアにエラはうなずいた。念のために強度を確認後、依頼人に拠点とする場所を提案した。
「で、どうかしら?」
「身の安全の確保が重要」
二人に促されてライルが場所を決定する。
決定したならばと馬車を止めて、シールが早速動こうとする。
「疲れる前に一息入れませんか? ここま来られたのです、進めたい気持ちもわかりますが、疲れてしまったらどうしようもありません」
ミオレスカは魔法陣レジャーシートを広げる。
「そうだな。緊張しっぱなしだと疲れる。まだ作業もあるんだぞ」
レイアはシールたちの様子を見て言う。特にシールには疲労の色も見え始めている。
「疲れているのがわかるうちに休みやがれですよ。巡礼の時も無茶をすれば結局何もできねぇですよ」
シレークスがレジャーシートの真ん中をつつき座るように指示する。
「じゃ遠慮なく」
レイオスが笑いながらシートに座る。そうでもしないとシールが休まない気がしていた。ライルがシールを連れてきて座る。
「で、イスルダ島出身と聞いたんだが」
「ええ。まあ、そういうことになっています」
「って、ライル!」
レイオスの質問に茶化した回答をするライルにシールが怒る。
「景色もずいぶん変わったか?」
二人はうなずく。
「そういえばなんで岩に羊なんて名前つけた?」
「普通に羊いたからな」
「なるほど……なじみ深い生き物ってわけか」
「牛、馬、ヤギも飼っているところあった」
レイオスの質問にライルが答える。
「うちは羊飼いだったんだ。余った羊の毛で母が作ってくれた人形は手触りもよくて好きだった」
「しばらく放さなかったよな」
シールとライルは懐かしそうに話す。
「その思い出の物が見つかればいいが」
ロニは周囲を見て険しい表情になる。
「むしろ、人形だと雑魔になって、生き延びて成長していたり」
リューが言うと、シールとライルが何か思い出したようだった。
「嫌だけど見てみたい気も……しないか……歪虚がいるってことだよね」
シールがため息を漏らす。
「歪虚はエッタだけで十分だ」
シールが眉を寄せた。ライルの義理の姉の名が上がる。
「リーヤの遺体があれば弔いたいよね」
シールが遠い目をした。
「リーヤ?」
リューが問うとライルが「エッタの実弟、俺の義理の弟」と答えた。
この島であったことを考えるとこれも望みは薄い。そのためか会話が途切れた。
「さて、どういう手順で動く? 意見もあるハンターもいると思うが、まずは依頼主の意向が先だ」
レイアが促した。
「あ、そうだな……場所はここでいいので、材料で簡易的な屋根をつけたいです」
ライルがてきぱきと提案を出す。
「了解です。雑魔がたまりそうなところがあればまとめて掃討しておくのも重要ですね」
「できる限りのことはするぞ」
ミオレスカとリューが告げる。
「そのまえに……二人は単独行動しないこと」
「力仕事があるし、わたくしがこいつらと一緒にいてやります」
エラの注意事項にシレークスが請け負う。
「なら、あとは二手くらいに分かれるか?」
「さっき、エラが物見によさそうだって言ったところで見張るわ」
ロニの提案をマリィアが捕捉する。
「まあ場所区切って適度な範囲毎にしたほうがいいよな」
「大物が出ない保証はない。互いに対応できる方がいいな」
レイオスとレイアが示した方向性に順番に見て回る方向を決めて行った。
早く行動しないと、戻る前かキャンプ地が決まる前に夜が来る。
持ってきている材料からシレークスがてきぱきと行動する。
「使える技能や知識は使ってこそです。巡礼の隊をする以上、この程度は出来ねぇと」
「へえ」
シレークスが言ったことシールが感心してうなずく。
「最近リゼリオに戻っていないせいか、こう、ハンターとの会話、お客さんとの会話のコツを忘れつつある気がする」
シールはこの状況を楽しんでいる。
「それも光の導きでやがります」
「そっか」
シレークスとシールがうなずき合う。
それを聞いてライルは「たぶん、何かずれている」とつぶやくが指摘ができなかった。
森の方に近づくと何かいる気配はある。
「深追いは危険だな」
「ただし、安全な場所が確保できていないとまずい」
森を見つめるエラとレイオス。難しい線引き。
「目星着いたら、上から見てくることもできる」
リューはソリを示す。
不意に鳥が羽ばたくような音がする。森に注視し、周囲に目を走らせる。
鳥がいるとは思えない。浄化されてきているとはいえまだ負のマテリアルが濃いところがある。敏感な鳥獣が戻ってくるだろうか。
ロニは依頼人たちの方につく。依頼人への防御、仲間の補助がしやすい場所を見る。
「あの二人も戦えないわけではないだろう。しかし、この先を考えると温存は無理はさせない方がいい」
マリィアが大型魔導銃を高いところで様子を見る為、状況は見えやすかった。
「来るっ、空二時方向から三体、ガーゴイル?」
その声に従い、木が邪魔で捕捉しにくいミオレスカが下がる。
「ここには近づけさせません」
ミオレスカは矢をつがえた。
「……こっちも来たみたいだぜ」
「【ソウルトーチ】に向かってこい」
リューの指摘通り、地面を木々を縫ってくる雑魔がいる。レイアはスキルが効く敵との距離を測った。
「ここに来られる前に倒すというのもありかな」
レイオスが空と陸どちらにでも対応できるようにして告げた。
「ありだな」
リューは走ってくる雑魔に対して、踏み込み攻撃を仕掛ける。
対空中の方も矢や銃弾がすでに向かっている。
エラは必要なところに攻撃するために、こまめに場所を移動する。森の中に複数の存在を見つける。
「敏感になっているのは雑魔も同じか」
エラは独りごちたあと、仲間に鋭く指摘する「囲まれている」と。
「問題ねぇです」
シレークスが前に立ち、依頼人二人も臨戦態勢を整えていた。
敵が来るならば、倒すのみである。ハンターは余力を残し、敵を倒しきれた。
●退避
「これで当座の安全は確保できただろう」
ロニの言う通り、この周りにいた雑魔の類は討伐した。
「ただし、島の状況を考えると、どの程度安全が確保できたかわからない」
正直な言動にライルとシールも神妙にうなずく。
「空から見てきたぜ。飛んでいて襲ってくる奴もいなかった。それに、この飛行が怯えにつながってくれるといいんだがな」
リューは雑魔にそこまで知性があるか不明だけど、と付け加える。
「敵の有無はともかくここまで来られることは分かったし、おおむね出る敵もわかった。もちろん、雑魔だけしか出ないかというと分からないけどな。道の状況、ここの状況は分かった。収穫だろう?」
レイオスの明るい口調にライルとシールがほっと息を吐く。
「これまで歪虚に支配されていて、人間が入れば死しかなかった。こうしてここまで来られたのは重要な一歩」
エラは二人に元気づけるように告げる。
「でも、二人きりでここを開くのは少々無理があるんじゃないかしら?」
マリィアの言葉に二人は「あっ」という顔になる。
「大丈夫です。一応、出資者の兵たちは港にいるんです」
ライルが頭を掻いた。
「それならいいけれど……ここに二人残すのが不安で。老婆心ながら一旦撤退をするか、私たちを継続雇用したほうがいいんじゃない?」
マリィアの言葉に二人は礼を述べる。
「道の状況等はわかりました。そうですね……皆を迎えに行くことも考え、戻ることも重要ですね」
道具はここに置いておくことになる。しかし、盗られることはあるとしてもそれはそこに危険があるという明確な状況証拠になりうる。
「即席の鳴子を拠点周りにつけておきました……一旦撤退するのでしても、そのままで良いですね」
ミオレスカは鳴子をつけた位置をライルとシールに告げる。
「これで少しでも安全が確保できるといいです」
二人は礼を述べた。
「落とし穴でも掘っておけばよかったですかねぇ」
シレークスが首をかしげる。
「穴掘る道具がないと、さすがに難しいと思うぞ」
レイアが指摘したためシレークスは「道具は作ればいいだろうです」と告げた。前向きなことであるとシールとライルは見習いたい。
シールとライルは一旦、ハンターとともに港に戻る。翌日には兵たちとともに向かう。迷っている場合ではないと、自分たちの力を信じることにした。
なお、森の奥でつぶやくモノがある。
「村に誰か来た? ふふっ、ボクが遊んであげよう」
レイオス・アクアウォーカー(ka1990)は馬車の前を行く。聞いていた地図と照らし合わせ警戒する。目印になるはずだった岩を見た。
「ただ砕けただけだといいんだが……羊なんてネーミングから傲慢の羊を連想するな」
質問は休憩の時にでもと胸の中にとどめておく。
その前を行く、マリィア・バルデス(ka5848)はオフロードタイプの魔導バイクを走らせ警戒する。もし、何かあっても馬車も射程に入る武器は手にしている。
「こちらは問題ない」
トランシーバーを使って仲間に連絡を取った。
リュー・グランフェスト(ka2419)は連絡を受けたとき、依頼人と話をしていた。港でのシールの様子が初対面でも感じるほどはしゃいでいる様子が気になった。落ち着かせることが重要だと考える。
「よし……で、ライルはハンターしていたんだって聞いたが?」
雑談をして気を紛らわせていく。同道者のライル・サヴィスに話しかけ、シールを話しに巻き込むように慎重な対応をしていた。
馬車に乗り、依頼人の側にいるシレークス(ka0752)は敬虔なエクラ教徒かつ修道女を思わせる雰囲気を漂わせている。
「この島は故郷だと聞きやがりました。到着までは護衛も、何かあれば力仕事は任せやがれです」
勇ましく言い、胸を張る。
エラ・“dJehuty”・ベル(ka3142)は馬車と並走する。先行する者から敵の情報はもちろんだが、馬車があるため道の状況について質問を投げる。馬車にとっての敵は悪路である。道が悪ければその分、一行の行動にも影響が出かねない。
「特に問題ない……了解」
双眼鏡も手にし、注意は怠らない。なお、持参した双眼鏡の一つは馬車の中の依頼に貸与してある。
ミオレスカ(ka3496)は馬車を警護しつつ、状況に応じて場所を変える。馬のスタミナがあること、武器の攻撃範囲を考えて適度に動く。
「今は問題ないですね……それにしても、人が住んでいたということを改めて思うと不思議な気分になります」
荒地であり、草も生えてはいる。しかし、どこか、自然を感じさせないものだった。
ロニ・カルディス(ka0551)は馬車の後方に位置取り、馬車とその左右にいる仲間が見えるようにしていた。
「何があるかわからない。まあ、移動距離がそれほどないというのは気が楽ではあるが」
あくまで何もなかったころの距離計算であろうから、状況によってはどうなるかわからない。
レイア・アローネ(ka4082)はロニよりさらに後ろにつく。リューからの連絡を受け、彼女自身も連絡を返す。
「異常がないことは良いことだ。歪虚が支配していた土地を取り戻したとはいえ、まだ闇の色は濃い」
馬の手綱をぎゅと握った。
●交戦
慎重に道らしいところをたどる。
マリィアは敵が隠れられそうなところを後方に伝えていく。あまり道から外れない場合は自ら確認も済ませた。確認を済ませても、それを狙ったかのように何かが来る可能性もある。
「敵です。馬車は止めないでください」
ミオレスカが気づき声をあげた。馬車を中心に考えれば側面から後方に近い場所に何かおり、近づいてくる。彼女自身は馬の足を止め、大火弓を構えた。
マリィアが一旦バイクを止めたが、ミオレスカの言葉通りまかせて問題ないレベルだと前に進める。
「これ以外に来ない保証はない」
マリィアは呟いた。
後続のレイオスも状況を把握し、スピードを調整する。
「停まる方が敵を引き付ける可能性がある」
馬車でも敵を確認する、地面を走る獣のような雑魔が三体だ。
やり取りの前にシールは馬車を止めそうになっていた。
「任せた、です!」
シレークスが馬車の回りにいるハンターへの返答をする。
「シール、スピードは後続を引き離さない程度、もしものことがあればスピードを出せるようにできるか?」
リューの言葉にシールが困惑しているため、ライルが御者を変わった。
エラは状況を把握し、馬車の護衛をしつつ、スピードを落とす。戦闘に注意が向き、敵の接近に気づきにくくなる可能性を考慮した。
「後ろは任せろ」
ロニは馬車の依頼人を安心させるように、落ち着いた声音で請け負う。そして、ある程度馬車について進むが歩調を落した。必要ならば雑魔の足止めをすることも視野に入れてあった。
雑魔が近づく間に、射程を見たミオレスカが矢を放った。
その矢は鋭く敵を貫く。それでも雑魔たちは進むのをやめない。
レイアが敵が向かう方向に入り込み【ソウルトーチ】を発動する。
「馬車を狙わずとも、こちらにもいるんだぞ」
マテリアルがほしいだけで来るならば、【ソウルトーチ】のマテリアルを意識しない訳がない。それらは方向を変え、レイアに向かった。次の矢を構えたミオレスカに一体は射られ、無に還る。レイアが自分の方に向かってきた敵に武器を叩き込む。
ミオレスカはレイアの次の一撃で倒せることは確実と考え、周囲への警戒を中心に変更した。
ロニは少しずつ距離を馬車側に寄せる。それと同時に敵がいないかは目を配る、自分たちと馬車の間にいないかを。
「これで終わりだ」
レイアは雑魔に攻撃されていたが、それは回避し、無事討伐した。
エラは馬車に追いつこうとしたとき、前方に敵を発見する。すでにマリィアが迎撃する様子を見せているため、自分の役割に徹する。
「中途半端に止まると狙われる」
そんな感触があった。
用心していたからこそ難なく雑魔を退け、一行は村の跡地には到着した。
そこには人の生活の名残はなかった。がれきの山、壊れた家。あとは荒地だ。村の先には森が広がっている。森と言っても自然を感じさせないのは歪虚支配地域だったためだろうか。
依頼人たちはここに何があったか記憶があるだろう、無言だ。
ハンターたちは様子を見守り、かつ、状況を把握する。
「到着、でいいのかしら?」
マリィアが心配する程、何もないところだった。
●探索
「がれきの山と言ってもそれなりに固められている」
エラは確認する。物見としても使える場所であり、状況によっては遮蔽物となりうるものだ。
犬とともに周囲を見て回るマリィアも近くにいる。
「せめて建物らしい建物があれば良かったんだけど」
眉間にしわが一瞬寄る。提案をいくつか考えていく。
「馬車とともにこの近くに止めて作業するのがいいのか?」
「壁が残のは丈夫ってことよね?」
マリィアにエラはうなずいた。念のために強度を確認後、依頼人に拠点とする場所を提案した。
「で、どうかしら?」
「身の安全の確保が重要」
二人に促されてライルが場所を決定する。
決定したならばと馬車を止めて、シールが早速動こうとする。
「疲れる前に一息入れませんか? ここま来られたのです、進めたい気持ちもわかりますが、疲れてしまったらどうしようもありません」
ミオレスカは魔法陣レジャーシートを広げる。
「そうだな。緊張しっぱなしだと疲れる。まだ作業もあるんだぞ」
レイアはシールたちの様子を見て言う。特にシールには疲労の色も見え始めている。
「疲れているのがわかるうちに休みやがれですよ。巡礼の時も無茶をすれば結局何もできねぇですよ」
シレークスがレジャーシートの真ん中をつつき座るように指示する。
「じゃ遠慮なく」
レイオスが笑いながらシートに座る。そうでもしないとシールが休まない気がしていた。ライルがシールを連れてきて座る。
「で、イスルダ島出身と聞いたんだが」
「ええ。まあ、そういうことになっています」
「って、ライル!」
レイオスの質問に茶化した回答をするライルにシールが怒る。
「景色もずいぶん変わったか?」
二人はうなずく。
「そういえばなんで岩に羊なんて名前つけた?」
「普通に羊いたからな」
「なるほど……なじみ深い生き物ってわけか」
「牛、馬、ヤギも飼っているところあった」
レイオスの質問にライルが答える。
「うちは羊飼いだったんだ。余った羊の毛で母が作ってくれた人形は手触りもよくて好きだった」
「しばらく放さなかったよな」
シールとライルは懐かしそうに話す。
「その思い出の物が見つかればいいが」
ロニは周囲を見て険しい表情になる。
「むしろ、人形だと雑魔になって、生き延びて成長していたり」
リューが言うと、シールとライルが何か思い出したようだった。
「嫌だけど見てみたい気も……しないか……歪虚がいるってことだよね」
シールがため息を漏らす。
「歪虚はエッタだけで十分だ」
シールが眉を寄せた。ライルの義理の姉の名が上がる。
「リーヤの遺体があれば弔いたいよね」
シールが遠い目をした。
「リーヤ?」
リューが問うとライルが「エッタの実弟、俺の義理の弟」と答えた。
この島であったことを考えるとこれも望みは薄い。そのためか会話が途切れた。
「さて、どういう手順で動く? 意見もあるハンターもいると思うが、まずは依頼主の意向が先だ」
レイアが促した。
「あ、そうだな……場所はここでいいので、材料で簡易的な屋根をつけたいです」
ライルがてきぱきと提案を出す。
「了解です。雑魔がたまりそうなところがあればまとめて掃討しておくのも重要ですね」
「できる限りのことはするぞ」
ミオレスカとリューが告げる。
「そのまえに……二人は単独行動しないこと」
「力仕事があるし、わたくしがこいつらと一緒にいてやります」
エラの注意事項にシレークスが請け負う。
「なら、あとは二手くらいに分かれるか?」
「さっき、エラが物見によさそうだって言ったところで見張るわ」
ロニの提案をマリィアが捕捉する。
「まあ場所区切って適度な範囲毎にしたほうがいいよな」
「大物が出ない保証はない。互いに対応できる方がいいな」
レイオスとレイアが示した方向性に順番に見て回る方向を決めて行った。
早く行動しないと、戻る前かキャンプ地が決まる前に夜が来る。
持ってきている材料からシレークスがてきぱきと行動する。
「使える技能や知識は使ってこそです。巡礼の隊をする以上、この程度は出来ねぇと」
「へえ」
シレークスが言ったことシールが感心してうなずく。
「最近リゼリオに戻っていないせいか、こう、ハンターとの会話、お客さんとの会話のコツを忘れつつある気がする」
シールはこの状況を楽しんでいる。
「それも光の導きでやがります」
「そっか」
シレークスとシールがうなずき合う。
それを聞いてライルは「たぶん、何かずれている」とつぶやくが指摘ができなかった。
森の方に近づくと何かいる気配はある。
「深追いは危険だな」
「ただし、安全な場所が確保できていないとまずい」
森を見つめるエラとレイオス。難しい線引き。
「目星着いたら、上から見てくることもできる」
リューはソリを示す。
不意に鳥が羽ばたくような音がする。森に注視し、周囲に目を走らせる。
鳥がいるとは思えない。浄化されてきているとはいえまだ負のマテリアルが濃いところがある。敏感な鳥獣が戻ってくるだろうか。
ロニは依頼人たちの方につく。依頼人への防御、仲間の補助がしやすい場所を見る。
「あの二人も戦えないわけではないだろう。しかし、この先を考えると温存は無理はさせない方がいい」
マリィアが大型魔導銃を高いところで様子を見る為、状況は見えやすかった。
「来るっ、空二時方向から三体、ガーゴイル?」
その声に従い、木が邪魔で捕捉しにくいミオレスカが下がる。
「ここには近づけさせません」
ミオレスカは矢をつがえた。
「……こっちも来たみたいだぜ」
「【ソウルトーチ】に向かってこい」
リューの指摘通り、地面を木々を縫ってくる雑魔がいる。レイアはスキルが効く敵との距離を測った。
「ここに来られる前に倒すというのもありかな」
レイオスが空と陸どちらにでも対応できるようにして告げた。
「ありだな」
リューは走ってくる雑魔に対して、踏み込み攻撃を仕掛ける。
対空中の方も矢や銃弾がすでに向かっている。
エラは必要なところに攻撃するために、こまめに場所を移動する。森の中に複数の存在を見つける。
「敏感になっているのは雑魔も同じか」
エラは独りごちたあと、仲間に鋭く指摘する「囲まれている」と。
「問題ねぇです」
シレークスが前に立ち、依頼人二人も臨戦態勢を整えていた。
敵が来るならば、倒すのみである。ハンターは余力を残し、敵を倒しきれた。
●退避
「これで当座の安全は確保できただろう」
ロニの言う通り、この周りにいた雑魔の類は討伐した。
「ただし、島の状況を考えると、どの程度安全が確保できたかわからない」
正直な言動にライルとシールも神妙にうなずく。
「空から見てきたぜ。飛んでいて襲ってくる奴もいなかった。それに、この飛行が怯えにつながってくれるといいんだがな」
リューは雑魔にそこまで知性があるか不明だけど、と付け加える。
「敵の有無はともかくここまで来られることは分かったし、おおむね出る敵もわかった。もちろん、雑魔だけしか出ないかというと分からないけどな。道の状況、ここの状況は分かった。収穫だろう?」
レイオスの明るい口調にライルとシールがほっと息を吐く。
「これまで歪虚に支配されていて、人間が入れば死しかなかった。こうしてここまで来られたのは重要な一歩」
エラは二人に元気づけるように告げる。
「でも、二人きりでここを開くのは少々無理があるんじゃないかしら?」
マリィアの言葉に二人は「あっ」という顔になる。
「大丈夫です。一応、出資者の兵たちは港にいるんです」
ライルが頭を掻いた。
「それならいいけれど……ここに二人残すのが不安で。老婆心ながら一旦撤退をするか、私たちを継続雇用したほうがいいんじゃない?」
マリィアの言葉に二人は礼を述べる。
「道の状況等はわかりました。そうですね……皆を迎えに行くことも考え、戻ることも重要ですね」
道具はここに置いておくことになる。しかし、盗られることはあるとしてもそれはそこに危険があるという明確な状況証拠になりうる。
「即席の鳴子を拠点周りにつけておきました……一旦撤退するのでしても、そのままで良いですね」
ミオレスカは鳴子をつけた位置をライルとシールに告げる。
「これで少しでも安全が確保できるといいです」
二人は礼を述べた。
「落とし穴でも掘っておけばよかったですかねぇ」
シレークスが首をかしげる。
「穴掘る道具がないと、さすがに難しいと思うぞ」
レイアが指摘したためシレークスは「道具は作ればいいだろうです」と告げた。前向きなことであるとシールとライルは見習いたい。
シールとライルは一旦、ハンターとともに港に戻る。翌日には兵たちとともに向かう。迷っている場合ではないと、自分たちの力を信じることにした。
なお、森の奥でつぶやくモノがある。
「村に誰か来た? ふふっ、ボクが遊んであげよう」
依頼結果
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依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 エラ・“dJehuty”・ベル(ka3142) 人間(リアルブルー)|30才|女性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2018/04/06 17:33:05 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/04/06 10:10:09 |