ゲスト
(ka0000)
【幻兆】TRESURE TOMORROW
マスター:近藤豊

- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
ガーディナ- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 3~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/05/03 19:00
- リプレイ完成予定
- 2018/05/12 19:00
オープニング
「現実は、かくも過酷です。誰もが苦しみに耐えながら、藻掻き続けている」
ブラッドリー(kz0252)と呼ばれた男は、間違いなく歪虚だ。
人類を闇へ沈めようとする存在。それは間違いない。
だが、不遜にもブラッドリーは神父ような姿で人間に近づき、『導こう』としている。
「考えた事はありませんか? 何かを犠牲にしなければ、生きられない罪深い存在だと。
自分以外の誰かが戦功を上げれば、それを妬み、怒り、憎む。
そして、何かを欲している自分がいる。
あなた達人間は、日々食事と称して生き物の命を消費しています。
私達歪虚と、実は同じ。変わらないのです」
ブラッドリーは、甘く優しい声でささやく。
それは相手の警戒心を薄れさせ、心へ忍び込んでくる。
ブラッドリーが――歪虚だという事を忘れてしまう程に。
「私は、あなたが力を求めるのであれば、それにお答えしましょう。
そして、皆で家族となって向かうのです。遙かなる楽園……フロンティアへ」
手を差し伸べるブラッドリー。
それは、心の弱った者にとっては救世主に見えるのかもしれない。
そうやって、ブラッドリーはアルフォンソへ近づいたのだろうか。
●
リグ・サンガマにある聖地の一つ『龍のへそ』。
通常よりも高濃度のマテリアルが噴き出すこの場所は、龍園の民にとっても大切な場所である。龍にとっても癒しの場所として知られており、眠り続ける白龍のヘレにとって成長を促す場所として最適である。ここへ辺境の巫女リムネラ(kz0018)がマテリアルを増幅させる祈りを捧げる手筈になっている。少しでも早くヘレに目覚めて欲しい一念なのだろう。
――だが。
それは龍園を追放された龍騎士にとって好機でもあった。
青龍以外の龍は必要ない。
頑なまでに強く唱える思想が、アフォンソ達がヘレ討伐へと動き出す。
ハンター達はヘレが目覚めるまでの間、龍のへそに張り巡らされた結界を維持しなければならなかった。
「おう、お前ぇら! 気合い入れろよ!」
辺境ドワーフの王ヨアキム(kz0011)は、いつも以上に気合いが入っていた。
部族会議大首長バタルトゥ・オイマト(kz0023)の要請を受けた補佐役のヴェルナー・ブロスフェルト(kz0032)。本来であればヴェルナーの龍園へ召喚要請だったのだが、ヴェルナーは生憎チュプ大神殿の発掘作業を取り仕切る傍ら、ノアーラ・クンタウの管理で忙しい。
そこでヴェルナーはチュプ大神殿正門発見以降、飲んだくれているだけのヨアキムを龍園へ送り込んだのだ。
増援――という名前の厄介払いだったのかもしれない。
「よく分からねぇが、この石を俺達は守ればいいらしいな」
辺境ドワーフに伝わるバンカラルックに鉄下駄という違和感全開の姿で、ハンターの周囲を彷徨くヨアキム。
リムネラは龍のへそを守る結界を展開していた。
その結界の要となるのが、通称『要石』である。拳大の大きさであるが、この石で結界を形成している。もし、破壊されるような事があれば結界は消え失せ、龍騎士達はヘレを殺そうと殺到するだろう。
ヨアキムは、その結界でも西の結界守護を任されていた。
「何が起こるか分からねぇ。気を付けろよ」
「はい。この世は、何が起こるか分かりません」
ヨアキムの言葉に答えた声。
それはヨアキムが予期しなかった明後日の方向からであった。
振り返るヨアキム。
そこには見慣れない神父姿の男と数名の浪人が立っていた。
「誰だ、お前ぇ?」
「私はブラッドリー。神に遣われた者です。私は自分が名乗る前に名前を問われても怒りはしません」
ヨアキムは、すぐに気付いた。
目の前の男が歪虚である事を――。
「やっぱり来やがったか」
「私は迷いの中にいる者を救わなければなりません。アルフォンソさんは、ここで思いを遂げるべきです。それが、彼の定め。ならば、私はそれに手を貸そうと思います」
アルフォンソに手を貸す。
それは結界を破る事を意味している。
ヨアキムは拳を握り、身構えた。
「やれるもんならやってみやがれ! ワシの根性、舐めるんじゃねぇぞ!」
ブラッドリー(kz0252)と呼ばれた男は、間違いなく歪虚だ。
人類を闇へ沈めようとする存在。それは間違いない。
だが、不遜にもブラッドリーは神父ような姿で人間に近づき、『導こう』としている。
「考えた事はありませんか? 何かを犠牲にしなければ、生きられない罪深い存在だと。
自分以外の誰かが戦功を上げれば、それを妬み、怒り、憎む。
そして、何かを欲している自分がいる。
あなた達人間は、日々食事と称して生き物の命を消費しています。
私達歪虚と、実は同じ。変わらないのです」
ブラッドリーは、甘く優しい声でささやく。
それは相手の警戒心を薄れさせ、心へ忍び込んでくる。
ブラッドリーが――歪虚だという事を忘れてしまう程に。
「私は、あなたが力を求めるのであれば、それにお答えしましょう。
そして、皆で家族となって向かうのです。遙かなる楽園……フロンティアへ」
手を差し伸べるブラッドリー。
それは、心の弱った者にとっては救世主に見えるのかもしれない。
そうやって、ブラッドリーはアルフォンソへ近づいたのだろうか。
●
リグ・サンガマにある聖地の一つ『龍のへそ』。
通常よりも高濃度のマテリアルが噴き出すこの場所は、龍園の民にとっても大切な場所である。龍にとっても癒しの場所として知られており、眠り続ける白龍のヘレにとって成長を促す場所として最適である。ここへ辺境の巫女リムネラ(kz0018)がマテリアルを増幅させる祈りを捧げる手筈になっている。少しでも早くヘレに目覚めて欲しい一念なのだろう。
――だが。
それは龍園を追放された龍騎士にとって好機でもあった。
青龍以外の龍は必要ない。
頑なまでに強く唱える思想が、アフォンソ達がヘレ討伐へと動き出す。
ハンター達はヘレが目覚めるまでの間、龍のへそに張り巡らされた結界を維持しなければならなかった。
「おう、お前ぇら! 気合い入れろよ!」
辺境ドワーフの王ヨアキム(kz0011)は、いつも以上に気合いが入っていた。
部族会議大首長バタルトゥ・オイマト(kz0023)の要請を受けた補佐役のヴェルナー・ブロスフェルト(kz0032)。本来であればヴェルナーの龍園へ召喚要請だったのだが、ヴェルナーは生憎チュプ大神殿の発掘作業を取り仕切る傍ら、ノアーラ・クンタウの管理で忙しい。
そこでヴェルナーはチュプ大神殿正門発見以降、飲んだくれているだけのヨアキムを龍園へ送り込んだのだ。
増援――という名前の厄介払いだったのかもしれない。
「よく分からねぇが、この石を俺達は守ればいいらしいな」
辺境ドワーフに伝わるバンカラルックに鉄下駄という違和感全開の姿で、ハンターの周囲を彷徨くヨアキム。
リムネラは龍のへそを守る結界を展開していた。
その結界の要となるのが、通称『要石』である。拳大の大きさであるが、この石で結界を形成している。もし、破壊されるような事があれば結界は消え失せ、龍騎士達はヘレを殺そうと殺到するだろう。
ヨアキムは、その結界でも西の結界守護を任されていた。
「何が起こるか分からねぇ。気を付けろよ」
「はい。この世は、何が起こるか分かりません」
ヨアキムの言葉に答えた声。
それはヨアキムが予期しなかった明後日の方向からであった。
振り返るヨアキム。
そこには見慣れない神父姿の男と数名の浪人が立っていた。
「誰だ、お前ぇ?」
「私はブラッドリー。神に遣われた者です。私は自分が名乗る前に名前を問われても怒りはしません」
ヨアキムは、すぐに気付いた。
目の前の男が歪虚である事を――。
「やっぱり来やがったか」
「私は迷いの中にいる者を救わなければなりません。アルフォンソさんは、ここで思いを遂げるべきです。それが、彼の定め。ならば、私はそれに手を貸そうと思います」
アルフォンソに手を貸す。
それは結界を破る事を意味している。
ヨアキムは拳を握り、身構えた。
「やれるもんならやってみやがれ! ワシの根性、舐めるんじゃねぇぞ!」
解説
目的:龍のヘソにある西の要石を護衛して歪虚を撃退する。
概要:龍のヘソにある石舞台から少し離れた西の地点。周辺は岩で囲まれており、その間を縫うように針葉樹が生えている。やや薄暗いが、灯りが必要な程でもない。要石がある場所は針葉樹が生えておらず、広めの場所である為に刀類は振るいやすい。
味方:
ヨアキム
辺境ドワーフの王。バンカラルックに鉄下駄という場違いな格好で登場。手にしている槍は物干し竿代わりにされ、洗濯物が干されている。武器は拳。ゲンコツ。ナックル。素手で頑張ります。斬られてもMっ毛が強い為、多少は大丈夫。頭は大分可哀想。
敵:
ブラッドリー
『神の御遣い』を自称する歪虚。詩天で松永武人と呼ばれる浪人と行動していた事を目撃されていたが、行方を眩ませていた。アルフォンソの協力者として振る舞っていると思われる。神父姿で手に聖書を携えている。周囲に複数の光球を浮遊させているのが特徴で、この光球で攻撃や防御を行っている事が判明している。
注意すべきは物理攻撃を防ぐ「光の盾」、光球からの雷攻撃。他にも攻撃手段を持っている可能性あり。
契約者 × 8
ブラッドリーが詩天を離れる際に連れてきた浪士と思われる。元は戦いの中で瀕死の重傷を受けた者や命を落とした者。ブラッドリーの力により再び歪虚の眷属として蘇った。事実上、ブラッドリーの操り人形同然である事から説得は不可能。手にした日本刀で襲ってくる。
※注意
要石を破壊された時点で依頼は『失敗』となります。
連動依頼で複数要石を破壊された場合、ヘレとリムネラは危機的状況に陥ります。
概要:龍のヘソにある石舞台から少し離れた西の地点。周辺は岩で囲まれており、その間を縫うように針葉樹が生えている。やや薄暗いが、灯りが必要な程でもない。要石がある場所は針葉樹が生えておらず、広めの場所である為に刀類は振るいやすい。
味方:
ヨアキム
辺境ドワーフの王。バンカラルックに鉄下駄という場違いな格好で登場。手にしている槍は物干し竿代わりにされ、洗濯物が干されている。武器は拳。ゲンコツ。ナックル。素手で頑張ります。斬られてもMっ毛が強い為、多少は大丈夫。頭は大分可哀想。
敵:
ブラッドリー
『神の御遣い』を自称する歪虚。詩天で松永武人と呼ばれる浪人と行動していた事を目撃されていたが、行方を眩ませていた。アルフォンソの協力者として振る舞っていると思われる。神父姿で手に聖書を携えている。周囲に複数の光球を浮遊させているのが特徴で、この光球で攻撃や防御を行っている事が判明している。
注意すべきは物理攻撃を防ぐ「光の盾」、光球からの雷攻撃。他にも攻撃手段を持っている可能性あり。
契約者 × 8
ブラッドリーが詩天を離れる際に連れてきた浪士と思われる。元は戦いの中で瀕死の重傷を受けた者や命を落とした者。ブラッドリーの力により再び歪虚の眷属として蘇った。事実上、ブラッドリーの操り人形同然である事から説得は不可能。手にした日本刀で襲ってくる。
※注意
要石を破壊された時点で依頼は『失敗』となります。
連動依頼で複数要石を破壊された場合、ヘレとリムネラは危機的状況に陥ります。
マスターより
近藤豊です。
幻兆連動もいよいよ大規模戦闘へ突入します。リムネラを守るべくハンター達は要石を守る必要があります。歪虚を撃退して要石を護衛して下さい。
敵はブラッドリーについては、関連依頼(【東幕】男児が事を成すには時がある、【東幕】僕を狂っているといっても構わない、【東幕】おもしろき こともなき世を)を参照して下さい。知らなくても要石さえ壊されなければ大丈夫です!
それでは、さつま汁を肴にお待ちしています。
幻兆連動もいよいよ大規模戦闘へ突入します。リムネラを守るべくハンター達は要石を守る必要があります。歪虚を撃退して要石を護衛して下さい。
敵はブラッドリーについては、関連依頼(【東幕】男児が事を成すには時がある、【東幕】僕を狂っているといっても構わない、【東幕】おもしろき こともなき世を)を参照して下さい。知らなくても要石さえ壊されなければ大丈夫です!
それでは、さつま汁を肴にお待ちしています。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/05/04 22:15
参加者一覧
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相談用スレッド デスドクロ・ザ・ブラックホール(ka0013) 人間(リアルブルー)|34才|男性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2018/05/03 11:48:44 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/04/28 13:44:43 |