ゲスト
(ka0000)
【絵本】木漏れ日の森へ
マスター:風亜智疾

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,500
- 参加人数
- 現在6人 / 3~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/05/01 19:00
- リプレイ完成予定
- 2018/05/15 19:00
オープニング
――さらさらの飴色は舐めたら胸やけしそうに甘ったるいだろうし、まあるい空色はきっと笑い転げたくなるほど塩っ辛いだろう。
■見知らぬ『おきゃく』
「確かに、以前その森に行ったことはあるけれど」
訪れた客の言葉に、ヴェロニカ・フェッロ(kz0147)は困惑の表情で頷いた。
「でもあの時はそんなものなかったと思うわ」
「おねーさん、それ、いっちばん奥マデいったの?」
首を傾げた少女が長い髪を揺らしつつ首を傾げてみせる。
金色の髪がふわりゆらりと肩口から零れ落ちるのを見つめ、ヴェロニカはゆるゆると首を横に振り。
「いいえ。確かにあの時は一番奥までは行ってないけれど……でも、森の空気は綺麗だったし、一緒に行った人たちも何も異変は感じなかったはずよ」
数年前の記憶とはいえ、大切な思い出になっている出来事だけにはっきりと覚えている。
ヴェロニカの言葉に見知らぬ来客である少女は、笑いながら白磁の指を唇の前に立てた。
そしてまるで歌うように、踊るように言葉を紡ぐのだった。
――そこに、ヘンな石で出来たたてものみたいなモノがあるんだって。森の一番奥に、ヒッソリと。
ふしぎなハナシだね?
■疑惑の『もり』へ
「まず、なんで見ず知らずのお嬢ちゃんなんて家に入れたんだ?」
「……なにも、バルトロさんまでディーノみたいなこと言わなくても……」
首を小さく竦めつつも頬を膨らませたヴェロニカを見て、オフィスの受付担当バルトロは乱暴に頭を掻いた。
顔馴染みの中年ハンター経由に出逢ったこの絵本作家は、基本人を疑うことを知らない。
人当たりよく人懐こい。人も自然も動物も大好きで、だからこそ彼女の描く絵は暖かく人に受け入れられるのだろうと彼も感じてはいる。
いるのだが。しかし。
「ディーノにも言われてたのか……」
彼女はそっと目を逸らす。その様子から、言われたのは一度や二度ではないのだろうと察する。
察して、中年ハンターに同情する。お前も大変だな、と……。
「んんっ!」
漂う空気を散らすように咳払いしたヴェロニカが、とにかく、と口を開く。
「あの森にそんなものがあるなんて知らなかったの。どんなものなのか、確認したいのよ」
「なるほど、森の調査依頼か。まぁあの森は今まで雑魔が現れたという話も聞かんが、ハンターに調査させるのも悪くは……」
頷こうとしたバルトロが、一瞬で口と同時に動きを止めた。
どうしたのだろうと首を傾げるヴェロニカを見て、バルトロはこの後、全力で脱力する羽目になるのだった。
「……確認『したい』……?」
させたい、してもらいたい、ではなく……?
「えぇ。確認したいの。私と一緒に森を調べてくれる人を、募集したいのよ」
■見知らぬ『おきゃく』
「確かに、以前その森に行ったことはあるけれど」
訪れた客の言葉に、ヴェロニカ・フェッロ(kz0147)は困惑の表情で頷いた。
「でもあの時はそんなものなかったと思うわ」
「おねーさん、それ、いっちばん奥マデいったの?」
首を傾げた少女が長い髪を揺らしつつ首を傾げてみせる。
金色の髪がふわりゆらりと肩口から零れ落ちるのを見つめ、ヴェロニカはゆるゆると首を横に振り。
「いいえ。確かにあの時は一番奥までは行ってないけれど……でも、森の空気は綺麗だったし、一緒に行った人たちも何も異変は感じなかったはずよ」
数年前の記憶とはいえ、大切な思い出になっている出来事だけにはっきりと覚えている。
ヴェロニカの言葉に見知らぬ来客である少女は、笑いながら白磁の指を唇の前に立てた。
そしてまるで歌うように、踊るように言葉を紡ぐのだった。
――そこに、ヘンな石で出来たたてものみたいなモノがあるんだって。森の一番奥に、ヒッソリと。
ふしぎなハナシだね?
■疑惑の『もり』へ
「まず、なんで見ず知らずのお嬢ちゃんなんて家に入れたんだ?」
「……なにも、バルトロさんまでディーノみたいなこと言わなくても……」
首を小さく竦めつつも頬を膨らませたヴェロニカを見て、オフィスの受付担当バルトロは乱暴に頭を掻いた。
顔馴染みの中年ハンター経由に出逢ったこの絵本作家は、基本人を疑うことを知らない。
人当たりよく人懐こい。人も自然も動物も大好きで、だからこそ彼女の描く絵は暖かく人に受け入れられるのだろうと彼も感じてはいる。
いるのだが。しかし。
「ディーノにも言われてたのか……」
彼女はそっと目を逸らす。その様子から、言われたのは一度や二度ではないのだろうと察する。
察して、中年ハンターに同情する。お前も大変だな、と……。
「んんっ!」
漂う空気を散らすように咳払いしたヴェロニカが、とにかく、と口を開く。
「あの森にそんなものがあるなんて知らなかったの。どんなものなのか、確認したいのよ」
「なるほど、森の調査依頼か。まぁあの森は今まで雑魔が現れたという話も聞かんが、ハンターに調査させるのも悪くは……」
頷こうとしたバルトロが、一瞬で口と同時に動きを止めた。
どうしたのだろうと首を傾げるヴェロニカを見て、バルトロはこの後、全力で脱力する羽目になるのだった。
「……確認『したい』……?」
させたい、してもらいたい、ではなく……?
「えぇ。確認したいの。私と一緒に森を調べてくれる人を、募集したいのよ」
解説
※今依頼では戦闘は発生しません。ご注意ください。
今回のミッションは『森の散策』です。
絵本作家のヴェロニカと一緒に、新緑芽生え始めた森をゆっくりと散策してください。
向かう森はかつて『【絵本】色彩の森』の舞台になった森になります。
面積的にやや小さめの森で、中に入っても迷うことはありません。
小さな泉と沢山の小動物、そして木々と草花があります。
季節が違うので、幻想的な花はまだ見ることが出来ません。
今回のスタート地点は森の入り口です。
森までの道行は描写を行いませんので、森での散策に集中してくださって大丈夫です。
PL情報として、奥深くにあるという石製の建物のようなものは、入り口も出口も現在は見当たりません。
情報として得るものは少ないでしょうが、調査することは可能です。
質問等ありましたら、出発24時間前までならヴェロニカがお答えします。
今回のミッションは『森の散策』です。
絵本作家のヴェロニカと一緒に、新緑芽生え始めた森をゆっくりと散策してください。
向かう森はかつて『【絵本】色彩の森』の舞台になった森になります。
面積的にやや小さめの森で、中に入っても迷うことはありません。
小さな泉と沢山の小動物、そして木々と草花があります。
季節が違うので、幻想的な花はまだ見ることが出来ません。
今回のスタート地点は森の入り口です。
森までの道行は描写を行いませんので、森での散策に集中してくださって大丈夫です。
PL情報として、奥深くにあるという石製の建物のようなものは、入り口も出口も現在は見当たりません。
情報として得るものは少ないでしょうが、調査することは可能です。
質問等ありましたら、出発24時間前までならヴェロニカがお答えします。
マスターより
大規模等で消耗した心身を、ゆっくりとリフレッシュするのはいかがでしょう。
戦闘はありませんので、どうぞのんびりとした時間をお過ごしください。
戦闘はありませんので、どうぞのんびりとした時間をお過ごしください。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/05/06 01:46
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/04/27 21:04:53 |
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相談/雑談卓 神代 誠一(ka2086) 人間(リアルブルー)|32才|男性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2018/04/30 09:19:39 |