ゲスト
(ka0000)
【陶曲】人魚の島、パラディンの来襲
マスター:大林さゆる

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
魔術師協会広報室- 難易度
- やや難しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在7人 / 3~7人
- ユニット参加人数
- 現在7 / 0~7
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/05/07 09:00
- リプレイ完成予定
- 2018/05/21 09:00
オープニング
自由都市同盟、ヴァリオス近郊の海域。
人魚の長老クアルダが住む島があった。
同盟海軍の大型戦艦ルナルギャルド号は、同盟海域の監視を定期的に行っており、人魚の島に作られた海の拠点にも物資輸送をしていた。
人魚の島には、いくつかの天幕が点在していた。同盟海軍や魔術師協会広報室のキャンプ場である。
物資輸送の護衛として、マクシミリアン・ヴァイス(kz0003)、オートマトンの少年…ディエス(kz0248)は魔術師協会広報室に所属するハンターたちと同行していた。
ルナルギャルド号の副艦長ロジャー・ロルドは、海軍の兵士たちを連れて島に上陸すると、合流した魚人族の戦士たちと共に南の祭壇へと向かっていた。
コーラルという鉱石を祀る儀式が、人魚たちによって執り行われていた。
●
祭壇の上には、宝玉コーラル石が置かれ、人魚たちが様々な花を供えていた。
赤、白、青の花弁が、コーラル石を彩っていく。
魚人族の戦士たちは、社の周辺を廻りながら踊り、人魚たちが砂浜に横たわり、鈴を鳴らしていた。
鈴の音色に合わせて、魚人族の戦士たちが槍を片手に持ち、エイヤ、ホッサイと掛け声をあげながら、海の安全を願う踊りを繰り返していた。
人魚たちが唄う。
古来から語り継がれてきた歌を……。
ナールエリド、エルギッサ、トエラ。
ミールローラ、エルラット、マラサ。
やがて、輪唱となり、『歌』は天空へ飛翔して、大地へと浸透していく。
……ヒトの子らよ。
その声らしきものに呼応するかのように、コーラル石が輝きだした。
淡い輝きが、徐々に七色へと変化していく。
人魚たちにとっても、初めての出来事であった。
儀式に参列していたハンターたちは、互いに顔を見合わせていたが、事の成り行きを見守っていた。
突然のことで、皆がコーラル石に見入っていた。
宝玉コーラル石を媒体として、結晶の下半身に人型の上半身を持つ小さな少女のような姿をした精霊が現れた。
『皆の祈りが、この場へと導いてくれました。私は、アメンスィ……ヒトの子らに伝えておきたいことがあります』
知恵の精霊アメンスィが、静かに話し始めた。
『この大地を滅ぼそうとしている者がいます。その名は、嫉妬王ラルヴァ……私は、大地を守りたいがため、嫉妬王と契約を結びました。……私が嫉妬王との契約を守ることで、大地が傷つくことはないと信じていました』
目を伏せるアメンスィ。
『確かに、今でも嫉妬王との契約は続いています。ですが、ラルヴァの配下であるカッツォ・ヴォイは、契約を都合の良いように解釈して、地の精霊たちを闇に落し、この大地を滅ぼそうとしています』
アメンスィが瞳を凝らすと、宝玉コーラル石が脈打つように輝いていた。
次第に……光が消えていく。
そこには、知恵の精霊アメンスィの姿はなかった。
●
翌日。
海涙石を保管している倉庫を狙い、オート・パラディンが人魚の島に出現した。
同盟の海軍は、直ちに防衛線を展開して、立ち並ぶ倉庫群を死守していた。
「パラディンが、カッツォの手下なら、海涙石とコーラル石を奪う可能性が高い。敵の動向に注意しろ」
副艦長ロジャー・ロルドの指揮で、海軍は盾を構えて、敵の攻撃に備えていた。
「やれやれ、手薄の場所を狙うとは、カッツォの手先にしては考えたな」
マクシミリアンが、武器を構えて、攻撃態勢に入った。
後衛にいたディエスは、仲間たちを援護するため、回復支援をするつもりでいた。
「ボクにだって、できることはあるんだ」
少しずつではあるが、ディエスは戦いにも慣れ始めてきた。
こういう時こそ、油断は禁物だ。
魚人族の戦士たちが、コーラル石を祭壇から運び出し、海中にいる人魚の長老クアルダと侍女たちに手渡す。
「コーラル様、お静かに」
クアルダたちは海中にある祠にコーラル石を安置すると、その場で待機することにした。
コーラルの精霊が眠っている間は、敵も気配には気付くことはないが、万が一に備えて、人魚たちは海中の祠周辺を警戒することにした。
コーラル石が奪われる可能性は低いが、島の本土に保管してある海涙石は、ハンターたちが海中や宇宙で活動する時に使用できる貴重な鉱石だ。
なんとしてでも、守らなければならない。
人魚たちにとっては、古来から大切してきた鉱石でもあるから。
オート・パラディンたちが、海涙石を保管している倉庫へと突撃していた。
立ちはだかるハンターたちに、次々と襲い掛かるパラディンたち。
「まずは海涙石を奪うつもりか?」
それだけではない。人魚の島には、コーラル石もあるのだ。
「これ以上、カッツォの思惑通りにはさせない!!」
ディエスが、叫んだ。
小さな闘志を秘めて。
人魚の長老クアルダが住む島があった。
同盟海軍の大型戦艦ルナルギャルド号は、同盟海域の監視を定期的に行っており、人魚の島に作られた海の拠点にも物資輸送をしていた。
人魚の島には、いくつかの天幕が点在していた。同盟海軍や魔術師協会広報室のキャンプ場である。
物資輸送の護衛として、マクシミリアン・ヴァイス(kz0003)、オートマトンの少年…ディエス(kz0248)は魔術師協会広報室に所属するハンターたちと同行していた。
ルナルギャルド号の副艦長ロジャー・ロルドは、海軍の兵士たちを連れて島に上陸すると、合流した魚人族の戦士たちと共に南の祭壇へと向かっていた。
コーラルという鉱石を祀る儀式が、人魚たちによって執り行われていた。
●
祭壇の上には、宝玉コーラル石が置かれ、人魚たちが様々な花を供えていた。
赤、白、青の花弁が、コーラル石を彩っていく。
魚人族の戦士たちは、社の周辺を廻りながら踊り、人魚たちが砂浜に横たわり、鈴を鳴らしていた。
鈴の音色に合わせて、魚人族の戦士たちが槍を片手に持ち、エイヤ、ホッサイと掛け声をあげながら、海の安全を願う踊りを繰り返していた。
人魚たちが唄う。
古来から語り継がれてきた歌を……。
ナールエリド、エルギッサ、トエラ。
ミールローラ、エルラット、マラサ。
やがて、輪唱となり、『歌』は天空へ飛翔して、大地へと浸透していく。
……ヒトの子らよ。
その声らしきものに呼応するかのように、コーラル石が輝きだした。
淡い輝きが、徐々に七色へと変化していく。
人魚たちにとっても、初めての出来事であった。
儀式に参列していたハンターたちは、互いに顔を見合わせていたが、事の成り行きを見守っていた。
突然のことで、皆がコーラル石に見入っていた。
宝玉コーラル石を媒体として、結晶の下半身に人型の上半身を持つ小さな少女のような姿をした精霊が現れた。
『皆の祈りが、この場へと導いてくれました。私は、アメンスィ……ヒトの子らに伝えておきたいことがあります』
知恵の精霊アメンスィが、静かに話し始めた。
『この大地を滅ぼそうとしている者がいます。その名は、嫉妬王ラルヴァ……私は、大地を守りたいがため、嫉妬王と契約を結びました。……私が嫉妬王との契約を守ることで、大地が傷つくことはないと信じていました』
目を伏せるアメンスィ。
『確かに、今でも嫉妬王との契約は続いています。ですが、ラルヴァの配下であるカッツォ・ヴォイは、契約を都合の良いように解釈して、地の精霊たちを闇に落し、この大地を滅ぼそうとしています』
アメンスィが瞳を凝らすと、宝玉コーラル石が脈打つように輝いていた。
次第に……光が消えていく。
そこには、知恵の精霊アメンスィの姿はなかった。
●
翌日。
海涙石を保管している倉庫を狙い、オート・パラディンが人魚の島に出現した。
同盟の海軍は、直ちに防衛線を展開して、立ち並ぶ倉庫群を死守していた。
「パラディンが、カッツォの手下なら、海涙石とコーラル石を奪う可能性が高い。敵の動向に注意しろ」
副艦長ロジャー・ロルドの指揮で、海軍は盾を構えて、敵の攻撃に備えていた。
「やれやれ、手薄の場所を狙うとは、カッツォの手先にしては考えたな」
マクシミリアンが、武器を構えて、攻撃態勢に入った。
後衛にいたディエスは、仲間たちを援護するため、回復支援をするつもりでいた。
「ボクにだって、できることはあるんだ」
少しずつではあるが、ディエスは戦いにも慣れ始めてきた。
こういう時こそ、油断は禁物だ。
魚人族の戦士たちが、コーラル石を祭壇から運び出し、海中にいる人魚の長老クアルダと侍女たちに手渡す。
「コーラル様、お静かに」
クアルダたちは海中にある祠にコーラル石を安置すると、その場で待機することにした。
コーラルの精霊が眠っている間は、敵も気配には気付くことはないが、万が一に備えて、人魚たちは海中の祠周辺を警戒することにした。
コーラル石が奪われる可能性は低いが、島の本土に保管してある海涙石は、ハンターたちが海中や宇宙で活動する時に使用できる貴重な鉱石だ。
なんとしてでも、守らなければならない。
人魚たちにとっては、古来から大切してきた鉱石でもあるから。
オート・パラディンたちが、海涙石を保管している倉庫へと突撃していた。
立ちはだかるハンターたちに、次々と襲い掛かるパラディンたち。
「まずは海涙石を奪うつもりか?」
それだけではない。人魚の島には、コーラル石もあるのだ。
「これ以上、カッツォの思惑通りにはさせない!!」
ディエスが、叫んだ。
小さな闘志を秘めて。
解説
ユニット同行可能。全てのユニットが使用できる。(1PCにつき、1体)
生身での参加も大歓迎
場所は、自由都市同盟、ヴァリオス近郊の海域。人魚の長老クアルダが住む島
『宝玉コーラル石』
直径30センチ程度のコーラル石。古来から人魚クアルダの一族が祀っている宝玉
■状況
コーラルの儀式を見届けた翌日、人魚の島にオート・パラディンが出没
敵に攻撃の先手を取られ、ハンターの第1ターンは防御か受け、回避など
■依頼の趣旨
オート・パラディンを全て倒し、海涙石とコーラル石を守る
ハンターの初期位置は、倉庫群から100メートル離れた場所、すでに敵と対峙中
■出没した敵
オート・パラディンS、6体
生物的なデザインの装甲を持つ人型自動兵器。サイズ3
嫉妬の眷属で、カッツォ・ヴォイの支配下
額に、エメラルドの宝石が融合し、Sの文字が浮かんでいる
見た目以上の機動力を持つ。マテリアルレーザー、マテリアルブレードで攻撃する
■補足
知恵の精霊アメンスィから聞いた話は「PC情報」になります。
ただし、この依頼では呼びかけてもアメンスィは登場しません。
ご注意ください。
生身での参加も大歓迎
場所は、自由都市同盟、ヴァリオス近郊の海域。人魚の長老クアルダが住む島
『宝玉コーラル石』
直径30センチ程度のコーラル石。古来から人魚クアルダの一族が祀っている宝玉
■状況
コーラルの儀式を見届けた翌日、人魚の島にオート・パラディンが出没
敵に攻撃の先手を取られ、ハンターの第1ターンは防御か受け、回避など
■依頼の趣旨
オート・パラディンを全て倒し、海涙石とコーラル石を守る
ハンターの初期位置は、倉庫群から100メートル離れた場所、すでに敵と対峙中
■出没した敵
オート・パラディンS、6体
生物的なデザインの装甲を持つ人型自動兵器。サイズ3
嫉妬の眷属で、カッツォ・ヴォイの支配下
額に、エメラルドの宝石が融合し、Sの文字が浮かんでいる
見た目以上の機動力を持つ。マテリアルレーザー、マテリアルブレードで攻撃する
■補足
知恵の精霊アメンスィから聞いた話は「PC情報」になります。
ただし、この依頼では呼びかけてもアメンスィは登場しません。
ご注意ください。
マスターより
大規模作戦、お疲れ様でした。
大林です。
【陶曲】連動シナリオをお届けします。
知恵の精霊アメンスィは今のところ無事のようですが、まだまだ油断はできません。
それでは、皆様の熱意溢れるプレイングを心からお待ちしております!
■NPC
マクシミリアン・ヴァイス(kz0003)、男性、22才。闘狩人
ディエス(kz0248)、オートマトンの少年、見た目は15才、クルセイダー
ロジャー・ロルド、男性、20代後半、機導師
大林です。
【陶曲】連動シナリオをお届けします。
知恵の精霊アメンスィは今のところ無事のようですが、まだまだ油断はできません。
それでは、皆様の熱意溢れるプレイングを心からお待ちしております!
■NPC
マクシミリアン・ヴァイス(kz0003)、男性、22才。闘狩人
ディエス(kz0248)、オートマトンの少年、見た目は15才、クルセイダー
ロジャー・ロルド、男性、20代後半、機導師
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/05/13 03:44
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
質問卓 鬼塚 陸(ka0038) 人間(リアルブルー)|22才|男性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2018/05/06 22:08:43 |
|
![]() |
相談卓 アリア・セリウス(ka6424) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2018/05/07 01:23:27 |
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![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/05/02 17:35:38 |