ゲスト
(ka0000)
オイマト族の春清水
マスター:猫又ものと

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在25人 / 1~25人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/06/06 07:30
- リプレイ完成予定
- 2018/06/20 07:30
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
辺境部族最大と言われているオイマト族は金の鬣の馬を祖霊とし、馬や羊、山羊を育て辺境の大地を移住する遊牧民である。
遊牧民の生活は、家畜達が成長するのに適した土地を、転々と移動することで成り立っている。
草を食べる馬や羊には広い草地が必要になる。一カ所に留まった場合――ヒトは恐らくその方が快適な生活が送れるが、家畜達は周囲全ての草を食べ尽くし、草が再び生えるスピードが追いつかず、結果としてその土地を死なせることになるのだ。
それを防ぐために、草地の育成を阻まぬ程度に草を食べさせ、次の草地へと移動する。
オイマト族もまたそれに則り、金の鬣の馬に導かれて辿り着いたという謂れのある4つの水場を、季節ごとに転々としている。
春には小さな泉。
夏には大きな湖。
秋には辺境を縦断するように流れるケリド河の一部を。
冬には、暖かな湯が湧き出る泉――。
遥かな昔より、その水場の近くにある広い草地で馬や羊を育て、水場にいる魚や、周辺にある植物などを必要なだけ採取して生きてきた。
夏の水場である湖は、かつて歪虚との反抗作戦に失敗した結果歪虚に飲まれ、ずっと戻れていないけれど――。
部族会議大首長であり、オイマト族の族長であるバタルトゥ・オイマト(kz0023)と、その補佐役であるイェルズ・オイマト(kz0143)は、その役目柄出張が多く、別な場所にいることが多いが、オイマト族の者達は、今も昔と変わらない生活を送っている。
春ともなれば、家畜達の出産ラッシュとなり、家畜の乳を使った酒の仕込みなどが行われる。そして気候が安定してくると、家畜の毛刈りの季節がやって来る。
雪が解け、土がむき出しで赤かった辺境の大地は、この季節からは一面の緑となり花々が誇らしげに太陽を仰ぎ……。
――時は少し遡る。
「族長。兄の窮地を救って戴いたお礼をきちんとしていませんし、ハンターさんへ改めてお礼がしたいんですが……」
ベルカナの声にふと書類から顔を上げたバタルトゥ。
彼はその言葉に小さくため息をつく。
錬金の到達者・コーリアス(kz0245)及び災厄の十三魔アレクサンドル・バーンズ(kz0112)討伐作戦において窮地に陥り、契約者となったイェルズ。
長く辺境の地を混乱に陥れていた両者の撃破への協力は勿論、イェルズの窮地を救う為に沢山のハンター達が動いてくれた。
戦いの後に重傷を負って寝込んだバタルトゥとイェルズの見舞いにも訪れてくれたというのに、今までロクなお礼が出来ていなかったのだ。
「……そうだな。改めて礼はしたいと思っていたが……なかなかその機会がな……」
「じゃあ、その機会を作りましょう」
「……作る?」
「はい! ハンターの皆さんをここに招待するんです!」
「……ここ、というのはこの逗留地か?」
バタルトゥに笑顔で頷くベルカナ。
オイマト族の春の逗留地である小さな泉。
滾々と清らかな水が湧き出て、今の季節、泉の周りは色とりどりの花が咲き乱れている。
この地に長らく暮らしている一族の者達にはさほど珍しい光景ではないが、ハンター達の疲れた心や身体を慰めるものになるのかもしれない。
「……ふむ。気候が安定している今ならゆっくり過ごせるかもしれんな」
「そうですよ! 一族の皆でご馳走作っておもてなししたら、きっと喜んで戴けますよ」
「そうだな……」
「じゃあ決まりですね! どんなご馳走を作るか考えないと」
「……しかし、考えることは兄妹で似ているものだな」
「何か仰いました?」
「……いや、何でもない。イェルズはどうしている……? 義手に慣れるまでゆっくり過ごせと言い含めておいたのだが……」
「やたら兄が動き回ってると思ったら族長のその一言のせいですか!!」
「……?」
「族長に気遣われたー! 早く元に戻らなきゃーって叫んでたんですよ。もー。心配なのも分かりますけど普通に接してやってください。お陰で最近は子供達と戦闘訓練に夢中です!」
「……俺が龍園に行っている間、部族会議の仕事は頼んでいた……。普通に接しているつもりなのだが……」
バタルトゥの仏頂面に微かに困惑の色が乗ってため息をつくベルカナ。
族長は元々不器用ではあるが、甘やかしている自覚がないというのは非常に厄介だ。
「この話はまた改めてにしましょう、族長。兄さんにハンターズソサエティに行ってきて貰いますね」
ベルカナはぺこりと一礼して席を辞するとイェルズを呼びに行く。
――しばらくして、オイマト族からの招待状が、ハンターズソサエティに張り出された。
辺境部族最大と言われているオイマト族は金の鬣の馬を祖霊とし、馬や羊、山羊を育て辺境の大地を移住する遊牧民である。
遊牧民の生活は、家畜達が成長するのに適した土地を、転々と移動することで成り立っている。
草を食べる馬や羊には広い草地が必要になる。一カ所に留まった場合――ヒトは恐らくその方が快適な生活が送れるが、家畜達は周囲全ての草を食べ尽くし、草が再び生えるスピードが追いつかず、結果としてその土地を死なせることになるのだ。
それを防ぐために、草地の育成を阻まぬ程度に草を食べさせ、次の草地へと移動する。
オイマト族もまたそれに則り、金の鬣の馬に導かれて辿り着いたという謂れのある4つの水場を、季節ごとに転々としている。
春には小さな泉。
夏には大きな湖。
秋には辺境を縦断するように流れるケリド河の一部を。
冬には、暖かな湯が湧き出る泉――。
遥かな昔より、その水場の近くにある広い草地で馬や羊を育て、水場にいる魚や、周辺にある植物などを必要なだけ採取して生きてきた。
夏の水場である湖は、かつて歪虚との反抗作戦に失敗した結果歪虚に飲まれ、ずっと戻れていないけれど――。
部族会議大首長であり、オイマト族の族長であるバタルトゥ・オイマト(kz0023)と、その補佐役であるイェルズ・オイマト(kz0143)は、その役目柄出張が多く、別な場所にいることが多いが、オイマト族の者達は、今も昔と変わらない生活を送っている。
春ともなれば、家畜達の出産ラッシュとなり、家畜の乳を使った酒の仕込みなどが行われる。そして気候が安定してくると、家畜の毛刈りの季節がやって来る。
雪が解け、土がむき出しで赤かった辺境の大地は、この季節からは一面の緑となり花々が誇らしげに太陽を仰ぎ……。
――時は少し遡る。
「族長。兄の窮地を救って戴いたお礼をきちんとしていませんし、ハンターさんへ改めてお礼がしたいんですが……」
ベルカナの声にふと書類から顔を上げたバタルトゥ。
彼はその言葉に小さくため息をつく。
錬金の到達者・コーリアス(kz0245)及び災厄の十三魔アレクサンドル・バーンズ(kz0112)討伐作戦において窮地に陥り、契約者となったイェルズ。
長く辺境の地を混乱に陥れていた両者の撃破への協力は勿論、イェルズの窮地を救う為に沢山のハンター達が動いてくれた。
戦いの後に重傷を負って寝込んだバタルトゥとイェルズの見舞いにも訪れてくれたというのに、今までロクなお礼が出来ていなかったのだ。
「……そうだな。改めて礼はしたいと思っていたが……なかなかその機会がな……」
「じゃあ、その機会を作りましょう」
「……作る?」
「はい! ハンターの皆さんをここに招待するんです!」
「……ここ、というのはこの逗留地か?」
バタルトゥに笑顔で頷くベルカナ。
オイマト族の春の逗留地である小さな泉。
滾々と清らかな水が湧き出て、今の季節、泉の周りは色とりどりの花が咲き乱れている。
この地に長らく暮らしている一族の者達にはさほど珍しい光景ではないが、ハンター達の疲れた心や身体を慰めるものになるのかもしれない。
「……ふむ。気候が安定している今ならゆっくり過ごせるかもしれんな」
「そうですよ! 一族の皆でご馳走作っておもてなししたら、きっと喜んで戴けますよ」
「そうだな……」
「じゃあ決まりですね! どんなご馳走を作るか考えないと」
「……しかし、考えることは兄妹で似ているものだな」
「何か仰いました?」
「……いや、何でもない。イェルズはどうしている……? 義手に慣れるまでゆっくり過ごせと言い含めておいたのだが……」
「やたら兄が動き回ってると思ったら族長のその一言のせいですか!!」
「……?」
「族長に気遣われたー! 早く元に戻らなきゃーって叫んでたんですよ。もー。心配なのも分かりますけど普通に接してやってください。お陰で最近は子供達と戦闘訓練に夢中です!」
「……俺が龍園に行っている間、部族会議の仕事は頼んでいた……。普通に接しているつもりなのだが……」
バタルトゥの仏頂面に微かに困惑の色が乗ってため息をつくベルカナ。
族長は元々不器用ではあるが、甘やかしている自覚がないというのは非常に厄介だ。
「この話はまた改めてにしましょう、族長。兄さんにハンターズソサエティに行ってきて貰いますね」
ベルカナはぺこりと一礼して席を辞するとイェルズを呼びに行く。
――しばらくして、オイマト族からの招待状が、ハンターズソサエティに張り出された。
解説
さて、今回は事件ではありません。
厳しい冒険の合間。
オイマト族の逗留地での、春のひと時をお楽しみ下さいませ。
泉や花を見ながら語り合って戴くもよし、飲み物や食事を食べながら楽しく騒いでもよしです。
オイマト族の者達から、族長とイェルズを助けてくれたお礼にと豪華な食事が振る舞われます。
また、逗留地は今家畜の出産ラッシュで仔馬や仔羊、子ヤギが沢山います。赤ちゃんの家畜と遊んで戴くこともできます。
イェルズと子供達は戦闘訓練をしていますので、そちらに参加して戴くことも可能です。
色々書きましたが、逗留地で自由に過ごして戴く内容です。
お気軽にお越しくださいませ。
■同行者の指定
同行指定などがない限り、1シーンずつ区切って描写します。
また、同行される方がいらっしゃる場合、その方のIDと、【友人】【恋人】【恋人未満】など関係性をお書き添え戴けると大変助かります。
例:【同行者】バタルトゥ・オイマト(kz0023)【関係性】友人
複数いらっしゃる場合は【チーム名】でご指定戴いても大丈夫です。
同行者がいらっしゃらない場合は、お一人でいらっしゃっている方と一緒に書かせて戴くことがあります。
希望されない方は【単身希望】とお書き添え下さい。
■NPCの同行
今回はバタルトゥとイェルズ、ベルカナが同行しております。
大巫女、ヴェルナー、ヨアキム、キュジィでしたら呼べば来てくれるかもしれません。
NPCを呼びたい方は、その旨お書き添え下さい。
NPCは指定がない限り描写しません。
バタルトゥとベルカナは感謝を込めて料理を振る舞うつもりのようです。
イェルズは皆さんにご挨拶をした後、戦闘訓練に向かう予定です。
オイマト族の子供達も沢山おります。一部をご紹介します。
ロイ:リーダー格の少年。最近成長期
イレス:男勝りの女子
スマリ:気が弱く優しい女子
キヤイ:身体の小さな男子。甘えん坊
■ご注意
白紙は描写できませんのでご注意ください。
厳しい冒険の合間。
オイマト族の逗留地での、春のひと時をお楽しみ下さいませ。
泉や花を見ながら語り合って戴くもよし、飲み物や食事を食べながら楽しく騒いでもよしです。
オイマト族の者達から、族長とイェルズを助けてくれたお礼にと豪華な食事が振る舞われます。
また、逗留地は今家畜の出産ラッシュで仔馬や仔羊、子ヤギが沢山います。赤ちゃんの家畜と遊んで戴くこともできます。
イェルズと子供達は戦闘訓練をしていますので、そちらに参加して戴くことも可能です。
色々書きましたが、逗留地で自由に過ごして戴く内容です。
お気軽にお越しくださいませ。
■同行者の指定
同行指定などがない限り、1シーンずつ区切って描写します。
また、同行される方がいらっしゃる場合、その方のIDと、【友人】【恋人】【恋人未満】など関係性をお書き添え戴けると大変助かります。
例:【同行者】バタルトゥ・オイマト(kz0023)【関係性】友人
複数いらっしゃる場合は【チーム名】でご指定戴いても大丈夫です。
同行者がいらっしゃらない場合は、お一人でいらっしゃっている方と一緒に書かせて戴くことがあります。
希望されない方は【単身希望】とお書き添え下さい。
■NPCの同行
今回はバタルトゥとイェルズ、ベルカナが同行しております。
大巫女、ヴェルナー、ヨアキム、キュジィでしたら呼べば来てくれるかもしれません。
NPCを呼びたい方は、その旨お書き添え下さい。
NPCは指定がない限り描写しません。
バタルトゥとベルカナは感謝を込めて料理を振る舞うつもりのようです。
イェルズは皆さんにご挨拶をした後、戦闘訓練に向かう予定です。
オイマト族の子供達も沢山おります。一部をご紹介します。
ロイ:リーダー格の少年。最近成長期
イレス:男勝りの女子
スマリ:気が弱く優しい女子
キヤイ:身体の小さな男子。甘えん坊
■ご注意
白紙は描写できませんのでご注意ください。
マスターより
お世話になっております。猫又です。
OPでは色々書いておりますが、オイマト族の春の逗留地で過ごしませんか? というイベシナとなります。
ゆるーい内容ですので、アレクサンドルやイェルズの経緯をご存知ない方もご気軽にどうぞ。
それでは、皆様のご参加をお待ちしております。
OPでは色々書いておりますが、オイマト族の春の逗留地で過ごしませんか? というイベシナとなります。
ゆるーい内容ですので、アレクサンドルやイェルズの経緯をご存知ない方もご気軽にどうぞ。
それでは、皆様のご参加をお待ちしております。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/06/22 12:17