ゲスト
(ka0000)
浮遊する首
マスター:ゆくなが

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 3~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/06/19 12:00
- リプレイ完成予定
- 2018/06/28 12:00
オープニング
「ここはどこなのー!?」
彼女は、今さっきリアルブルーから転移してきた、美容師見習いだった。
「どう考えても、ここ墓地なんですけどー!!」
まん丸の月だけが照らしている、明るい夜だった。
彼女は、ゴミ捨てに行った時、たまたま転移してきてしまったのだ。
手にはゴミ袋、中身は、カットの練習用の首から上しかないマネキンがぎっしり詰められている。
場所は、荒廃した墓地だった。
手入れがされず、ぼうぼうに生えた雑草、歪んだ墓標、死者に対する敬意が全く失われた墓地の成れの果てだった。
「は、こんなとことでぼんやりしているわけにはいかないわ」
ここは話で聞いたことのある、クリムゾンウェストなのだと彼女は合点する。
「とりあえず、人を探した方がいいわね」
この墓地には墓守などもいないみたいだった。しかし、墓地からはうっすらではあるが道が伸びている。そこを辿ればどこかへはつくだろう。
「よし行くか」
彼女は歩き出す、が、足に何か当たった。
ずっと持っていた、マネキンの入ったゴミ袋である。
「ひっ」
生気のない顔で、マネキンはこちらを見ていた。
不気味だった。
とても不気味だった。
なんといっても、場所は墓地である。
彼女は、突然の転移で脳内麻薬が出ていたのか、今までかなりのハイテンションだった。しかし、ふと、正気になってしまった。
この状況と、首だけのマネキン。
「こ、怖いから置いていこう……あとで取りに来ればいいよね?」
彼女はそっと、ゴミ袋を地面に置いた。
そして、ダッシュで墓地を去って行った。
彼女は半日後、無事現地住民に保護され、しかるべき機関に移された。
そして、しばらくして生活が落ち着いたころ、マネキンのことを思い出し、ゴミを放置するのも悪いから、回収しようと思い立った。
しかし、それはできなかった。なぜなら……
「あの墓地に、負のマテリアルが溜まっていたのでしょう。マネキンは雑魔となっていたのです」
彼女の申し出により、例の墓地に向かってみると、ゴミ袋は破れ、中身は空っぽだった。
代わりに、6体の首が、ふわりふわりと宙を待っていたのだと言う。
「今回の依頼はこの首の退治です。墓地はもう使われていないようですが、雑魔を放置しておくわけにはいきませんからね」
オフィスの職員が説明する。
「浄化術の手配は完了しています。単純な戦闘依頼です。それではよろしくお願いしますね」
晴れているのに、茶色い雲が空を覆っていて暗い日だった。
荒れ果てた墓地には、首が浮いている。
皆それぞれ髪の毛だけ綺麗に整えられたマネキンの首である。
現世を彷徨う魂のように、あなたたちを待ち受けているのだった。
彼女は、今さっきリアルブルーから転移してきた、美容師見習いだった。
「どう考えても、ここ墓地なんですけどー!!」
まん丸の月だけが照らしている、明るい夜だった。
彼女は、ゴミ捨てに行った時、たまたま転移してきてしまったのだ。
手にはゴミ袋、中身は、カットの練習用の首から上しかないマネキンがぎっしり詰められている。
場所は、荒廃した墓地だった。
手入れがされず、ぼうぼうに生えた雑草、歪んだ墓標、死者に対する敬意が全く失われた墓地の成れの果てだった。
「は、こんなとことでぼんやりしているわけにはいかないわ」
ここは話で聞いたことのある、クリムゾンウェストなのだと彼女は合点する。
「とりあえず、人を探した方がいいわね」
この墓地には墓守などもいないみたいだった。しかし、墓地からはうっすらではあるが道が伸びている。そこを辿ればどこかへはつくだろう。
「よし行くか」
彼女は歩き出す、が、足に何か当たった。
ずっと持っていた、マネキンの入ったゴミ袋である。
「ひっ」
生気のない顔で、マネキンはこちらを見ていた。
不気味だった。
とても不気味だった。
なんといっても、場所は墓地である。
彼女は、突然の転移で脳内麻薬が出ていたのか、今までかなりのハイテンションだった。しかし、ふと、正気になってしまった。
この状況と、首だけのマネキン。
「こ、怖いから置いていこう……あとで取りに来ればいいよね?」
彼女はそっと、ゴミ袋を地面に置いた。
そして、ダッシュで墓地を去って行った。
彼女は半日後、無事現地住民に保護され、しかるべき機関に移された。
そして、しばらくして生活が落ち着いたころ、マネキンのことを思い出し、ゴミを放置するのも悪いから、回収しようと思い立った。
しかし、それはできなかった。なぜなら……
「あの墓地に、負のマテリアルが溜まっていたのでしょう。マネキンは雑魔となっていたのです」
彼女の申し出により、例の墓地に向かってみると、ゴミ袋は破れ、中身は空っぽだった。
代わりに、6体の首が、ふわりふわりと宙を待っていたのだと言う。
「今回の依頼はこの首の退治です。墓地はもう使われていないようですが、雑魔を放置しておくわけにはいきませんからね」
オフィスの職員が説明する。
「浄化術の手配は完了しています。単純な戦闘依頼です。それではよろしくお願いしますね」
晴れているのに、茶色い雲が空を覆っていて暗い日だった。
荒れ果てた墓地には、首が浮いている。
皆それぞれ髪の毛だけ綺麗に整えられたマネキンの首である。
現世を彷徨う魂のように、あなたたちを待ち受けているのだった。
解説
成功条件はマネキンの首6体の退治
●敵のスペック
敵は合計6体。
マネキンは髪型により、そのほか攻撃方法や特性が変わってきます。
頭突きによる通常攻撃のほか以下のスキル攻撃を持ちます。
ロングヘア×2体 髪の毛を巻きつかせることで行動を阻害する1ターン
ボブカット×2体 回転することで、自分の周囲の全員を攻撃。
ショートヘア×2体 髪の毛を尖らせて頭突きを放つ。吹き飛ばし効果あり。
●戦場について
荒れ果てた墓地。曲がった墓石などが乱杭歯のように並んでいます。乱立する墓石は斜線の邪魔ともなるでしょう。
また、地面には雑草が生い茂っており、移動力にマイナスがつきます。
●敵のスペック
敵は合計6体。
マネキンは髪型により、そのほか攻撃方法や特性が変わってきます。
頭突きによる通常攻撃のほか以下のスキル攻撃を持ちます。
ロングヘア×2体 髪の毛を巻きつかせることで行動を阻害する1ターン
ボブカット×2体 回転することで、自分の周囲の全員を攻撃。
ショートヘア×2体 髪の毛を尖らせて頭突きを放つ。吹き飛ばし効果あり。
●戦場について
荒れ果てた墓地。曲がった墓石などが乱杭歯のように並んでいます。乱立する墓石は斜線の邪魔ともなるでしょう。
また、地面には雑草が生い茂っており、移動力にマイナスがつきます。
マスターより
こんにちは、あるいはこんばんは。ゆくながです。
今回は単純戦闘依頼です。
荒れ果てた墓地でマネキンの首の雑魔を倒してください。
それでは、皆様のご参加をお待ちしております。
今回は単純戦闘依頼です。
荒れ果てた墓地でマネキンの首の雑魔を倒してください。
それでは、皆様のご参加をお待ちしております。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/06/22 17:17
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 ニーロートパラ(ka6990) ドラグーン|19才|男性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2018/06/17 00:03:14 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/06/15 09:52:59 |