ゲスト
(ka0000)
忍び寄る砂塵
マスター:鷹羽柊架

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 3~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/06/23 12:00
- リプレイ完成予定
- 2018/07/02 12:00
オープニング
初夏から夏を迎えるこの頃から気温が一気に上がっていく。
昼は暑いが夜は寒いが、基本的に地下で生活をするドワーフ部族にはあんまり関係ない。
ある日、外から帰ってきたドワーフの青年が妙な顔をして洞穴へ戻ってきた。
「どうかしたのか?」
「客でも来たのか?」
質問したのに質問で返されたドワーフの壮年は顔を顰める。
「何か、消えかけの足跡があったから、誰か来たのかって」
「いいや? そんな予定聞いてねぇぞ」
首を横に振るドワーフの壮年は全く知らないと言った様子で、青年は困った顔をした。
「てっきり、ウチに来た奴が迷子になっているのかと思ったんだが……迷子か?」
「この辺りは岩場で、人が迷う所じゃねぇぞ」
バカ言えと、壮年が言えば、他のドワーフ達も話を聞きつける。
青年が話をすると、ドワーフ達は黙って聞いていた。
「それって、賊じゃねぇのか?」
話を聞いていたドワーフの一人が予想を立てる。
この辺りの地下は鉱物が採れることもあり、研磨して売ればそれなりの金儲けになる。
「じゃぁ、やっちまうか!」
血の気の多いのはドワーフの特性とも言えるが、年齢の高いドワーフが制止した。
「これからド・ウェルクに納品する分があるだろうよ。それを守らねぇとならん」
リーダー格だろうドワーフの言葉に他のドワーフ達は黙ってしまう。
このドワーフ部族は要塞都市ノアーラ・クンタウにあるドワーフ工房ド・ウェルクと提携している部族であり、ドワーフ工房で仕事が回りきらない時は提携先の部族や工房に仕事を頼むことがよくある。
現在も制作中であり、そろそろ出来上がるし、納期も近い。
賊だと仮定しても、納品物が奪われたり傷つけられることは避けないとならない。
「とりあえず、ドワーフ工房に話をしてみる」
リーダー格のドワーフはすぐにドワーフ工房へと向かった。
ドワーフ工房ド・ウェルクに赴いたリーダー格のドワーフは辺境ドワーフを束ねる通称ドワーフ王・ヨアキムの娘であるカペラに話をした。
「それは大変ね……」
眉を顰めるカペラのぼさぼさの前髪はポンパドールにされており、その辺にあった針金で留められている。
「ちょっと、管理官に話通してくる。それまでゆっくりして」
笑顔でカペラが休息を促すと、ドワーフは「そうする」と返した。
カペラはフォニケとシェダルを呼び出し、三人で工房管理官であるアルフェッカ・ユヴェーレンの執務室へ向かう。
更に話を聞いたカペラ以外の三人は顔を顰める。
「気味がいい話ではないな」
ため息をつくアルフェッカに他の二人も頷く。
当該のドワーフ部族に覚醒者はいない。いくら血の気が多いドワーフでも、賊に覚醒者がいればひとたまりもないだろう。
「それで、納品までの間、護衛が必要なのよ」
カペラの意見にアルフェッカが頷く。
「ハンターを呼べばいい。話にあった足跡の数を鑑みれば、四人くらいだろ。六人くらい来てもらえたら、問題ないだろう」
「案内役やりたい!」
「フォニケちゃんはハンターと遊びたいだけだろ」
挙手をしていきたいアピールをするフォニケにアルフェッカが却下する。
そもそも、ドワーフ部族の者が来ているので、複数の案内人は必要ない。
「納期も近いし、さっさと頼んでしまいましょ」
カペラはそう言ってハンターオフィスへと向かった。
昼は暑いが夜は寒いが、基本的に地下で生活をするドワーフ部族にはあんまり関係ない。
ある日、外から帰ってきたドワーフの青年が妙な顔をして洞穴へ戻ってきた。
「どうかしたのか?」
「客でも来たのか?」
質問したのに質問で返されたドワーフの壮年は顔を顰める。
「何か、消えかけの足跡があったから、誰か来たのかって」
「いいや? そんな予定聞いてねぇぞ」
首を横に振るドワーフの壮年は全く知らないと言った様子で、青年は困った顔をした。
「てっきり、ウチに来た奴が迷子になっているのかと思ったんだが……迷子か?」
「この辺りは岩場で、人が迷う所じゃねぇぞ」
バカ言えと、壮年が言えば、他のドワーフ達も話を聞きつける。
青年が話をすると、ドワーフ達は黙って聞いていた。
「それって、賊じゃねぇのか?」
話を聞いていたドワーフの一人が予想を立てる。
この辺りの地下は鉱物が採れることもあり、研磨して売ればそれなりの金儲けになる。
「じゃぁ、やっちまうか!」
血の気の多いのはドワーフの特性とも言えるが、年齢の高いドワーフが制止した。
「これからド・ウェルクに納品する分があるだろうよ。それを守らねぇとならん」
リーダー格だろうドワーフの言葉に他のドワーフ達は黙ってしまう。
このドワーフ部族は要塞都市ノアーラ・クンタウにあるドワーフ工房ド・ウェルクと提携している部族であり、ドワーフ工房で仕事が回りきらない時は提携先の部族や工房に仕事を頼むことがよくある。
現在も制作中であり、そろそろ出来上がるし、納期も近い。
賊だと仮定しても、納品物が奪われたり傷つけられることは避けないとならない。
「とりあえず、ドワーフ工房に話をしてみる」
リーダー格のドワーフはすぐにドワーフ工房へと向かった。
ドワーフ工房ド・ウェルクに赴いたリーダー格のドワーフは辺境ドワーフを束ねる通称ドワーフ王・ヨアキムの娘であるカペラに話をした。
「それは大変ね……」
眉を顰めるカペラのぼさぼさの前髪はポンパドールにされており、その辺にあった針金で留められている。
「ちょっと、管理官に話通してくる。それまでゆっくりして」
笑顔でカペラが休息を促すと、ドワーフは「そうする」と返した。
カペラはフォニケとシェダルを呼び出し、三人で工房管理官であるアルフェッカ・ユヴェーレンの執務室へ向かう。
更に話を聞いたカペラ以外の三人は顔を顰める。
「気味がいい話ではないな」
ため息をつくアルフェッカに他の二人も頷く。
当該のドワーフ部族に覚醒者はいない。いくら血の気が多いドワーフでも、賊に覚醒者がいればひとたまりもないだろう。
「それで、納品までの間、護衛が必要なのよ」
カペラの意見にアルフェッカが頷く。
「ハンターを呼べばいい。話にあった足跡の数を鑑みれば、四人くらいだろ。六人くらい来てもらえたら、問題ないだろう」
「案内役やりたい!」
「フォニケちゃんはハンターと遊びたいだけだろ」
挙手をしていきたいアピールをするフォニケにアルフェッカが却下する。
そもそも、ドワーフ部族の者が来ているので、複数の案内人は必要ない。
「納期も近いし、さっさと頼んでしまいましょ」
カペラはそう言ってハンターオフィスへと向かった。
解説
依頼内容
皆様はドワーフ工房の依頼を受けて辺境ドワーフ部族の警護と足跡の正体の調査をして頂きます。
ヨアキムが束ねる辺境領域のドワーフが根城としている地下城ヴェドルとは離れた場所に住まうドワーフ部族です。
血の気が多く、陽気なドワーフ達ですが、覚醒者がいません。
食料に関して、お肉とお酒の差し入れ大歓迎。だって、ドワーフだもの。
工房管理官であるアルフェッカは生け捕りを希望しています。
部族の周囲はほぼ岩場。岩と岩が隣り合ったり、重なり合ってできている地形です。
平面ではないので、足場が悪い。
風も強く、砂塵が舞っている状態。
賊は離れたところの岩陰に隠れてます。
こちらから襲撃してよし、襲撃されるのを待つのもよしです。
ただし、ドワーフの部族が住む洞穴に続く道を壊したりするのはいけません。
ここからPL情報です。
足跡について、足跡の正体は賊です。
目的は地下鉱山の鉱物。
ドワーフに覚醒者がいるかの確認がしたかったが、入り口が見つけられずに探していた模様。
OP冒頭で入り口を見つけたので、人海戦術で虐殺を考えていると思ってください。
OPで居たのは四人。覚醒者はいません。
ハンターの皆さんが警護についた頃、賊も仲間と合流してます。
人数は計十人。
覚醒者は四人。
闘狩人(一人):大剣使い。カウンターアタックや強撃を使用。
霊闘士(一人):斧使い。超聴覚と霊魔撃を使用。
格闘士(二人):一人は飛翔撃と落燕を使用。残りは疾風打と金剛を使用。
非覚醒者六人は鉈みたいな武器を持ってます。
人手が足りない場合はカペラ(機導師)かフォニケ(疾影士)を連れていけますので、プレイングでお声がけしてください。
実力はハンターの皆さんの足手まといになりません。
皆様はドワーフ工房の依頼を受けて辺境ドワーフ部族の警護と足跡の正体の調査をして頂きます。
ヨアキムが束ねる辺境領域のドワーフが根城としている地下城ヴェドルとは離れた場所に住まうドワーフ部族です。
血の気が多く、陽気なドワーフ達ですが、覚醒者がいません。
食料に関して、お肉とお酒の差し入れ大歓迎。だって、ドワーフだもの。
工房管理官であるアルフェッカは生け捕りを希望しています。
部族の周囲はほぼ岩場。岩と岩が隣り合ったり、重なり合ってできている地形です。
平面ではないので、足場が悪い。
風も強く、砂塵が舞っている状態。
賊は離れたところの岩陰に隠れてます。
こちらから襲撃してよし、襲撃されるのを待つのもよしです。
ただし、ドワーフの部族が住む洞穴に続く道を壊したりするのはいけません。
ここからPL情報です。
足跡について、足跡の正体は賊です。
目的は地下鉱山の鉱物。
ドワーフに覚醒者がいるかの確認がしたかったが、入り口が見つけられずに探していた模様。
OP冒頭で入り口を見つけたので、人海戦術で虐殺を考えていると思ってください。
OPで居たのは四人。覚醒者はいません。
ハンターの皆さんが警護についた頃、賊も仲間と合流してます。
人数は計十人。
覚醒者は四人。
闘狩人(一人):大剣使い。カウンターアタックや強撃を使用。
霊闘士(一人):斧使い。超聴覚と霊魔撃を使用。
格闘士(二人):一人は飛翔撃と落燕を使用。残りは疾風打と金剛を使用。
非覚醒者六人は鉈みたいな武器を持ってます。
人手が足りない場合はカペラ(機導師)かフォニケ(疾影士)を連れていけますので、プレイングでお声がけしてください。
実力はハンターの皆さんの足手まといになりません。
マスターより
お世話になっております。
鷹羽柊架(たかば・しゅうか)です。
今回は前後編となっております。
ドワーフ工房に所縁ある部族の危機が何に繋がるか。
ともあれ、ドワーフ部族の危機、救ってくださいませ。
鷹羽柊架(たかば・しゅうか)です。
今回は前後編となっております。
ドワーフ工房に所縁ある部族の危機が何に繋がるか。
ともあれ、ドワーフ部族の危機、救ってくださいませ。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/06/30 08:44
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 鞍馬 真(ka5819) 人間(リアルブルー)|22才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2018/06/23 07:42:26 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/06/19 00:24:42 |