ゲスト
(ka0000)
キャンプを楽しもう!
マスター:きりん

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在7人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/06/29 12:00
- リプレイ完成予定
- 2018/07/08 12:00
オープニング
●ハンターだって、たまには休みたい
超人的な能力を持つハンターたちにも、疲れというものは蓄積する。
無論、一般的な人々に比べればはるかに許容値は大きいのであるが、ずっと解消しなければいつか不満が爆発するかもしれない。
そうではないにしても、疲れが残った身体で依頼に赴かれるのは、ハンターズソサエティとしてもあまり奨励できることではない。
ハンターズソサエティにやってきたハンターたちは、依頼を探す前に顔なじみのハンターたちと雑談をする。
世界中を飛び回って移動することの多いハンターたちが、確実に相手と出会えるコミュケーション場として、ハンターズソサエティは優れた場所だった。
「お前今日随分疲れてそうだな……」
「ああ、いや、実は無理して過密日程で依頼をこなしたばかりでさ。さすがにしんどかった」
同じくらい青い顔色のハンター同士が、お互いを慰め合って肩を叩く。
「そういや、いつもの顔もちらほら見ないな」
「あいつらなら、依頼でヘマして家で寝てるよ。休みだー! って泣いて喜んでた」
ブラックな環境で働かされているように聞こえるが、労働時間はハンター側や依頼人が決めるのであって、ハンターズソサエティ側は一切関与していない。完全にハンターたちの自業自得である。
「依頼をこなす裁量は俺たちの方にあるのに、何いってるんだあいつら」
「まあ、依頼人の状況によっては、こっちの都合なんていってられない場合もあるからな」
「そうだなぁ。運が悪いと依頼をこなしてハンターズソサエティに帰るまでの間に飛び込みで頼まれたりするし」
依頼を受ける前のちょっとしたやり取りは、次の一言でおかしな方向へ進んでいく。
「そういえば、同期のハンターの奴らが依頼で海に行ってエビとかタコとかたらふく食ったって自慢してたぞ」
「……自慢かよ」
そこへ、受付嬢ジェーン・ドゥがやってきた。
「休みたいですか?」
いつもの営業スマイルで、何も変わらないはずなのに、セリフの意味が「永遠に眠らせてやろうか?」的な意味に聞こえるのは何故だろうか。
「い、いや、大丈夫だ」
「そうですか……」
残念そうな声音と表情で去っていくジェーンを、ハンターたちは冷や汗をかきながら見送った。何だか無駄に緊張してしまった。
●山だ! キャンプだ! バーベキューだ!
本日も、いつも通り依頼を携え受付嬢ジェーン・ドゥがやってきた。
「事件ではありません」
え、と誰かが呆けた声を上げた。
事件でないなら一体なんだというのだと、ハンターたちは疑問を抱く。
「最近の皆さんの頑張りを評価し、今までの依頼人の皆様と我らがハンターズソサエティが合同で資金を供出して、キャンプ道具とバーベキューの材料を提供してくださることになりました。キャンプに行きましょう!」
珍しく声を高らかに叫ぶジェーンを見て、ハンターたちは悟った。
もしかして、受付嬢自身が行きたいのかと。
はしゃいでしまったことが恥ずかしかったのか、コホンと小さく咳をして誤魔化したジェーンは、改めて依頼? 慰安? の説明をする。
「今回の依頼は、キャンプ場に赴き一泊二日のキャンプ生活を楽しんで欲しいというものです」
説明をするジェーンの瞳はクールな彼女にしては珍しく、キラキラと輝いていた。
「キャンプ場は敷地が縦四十メートル、横八十メートルの長方形となっていて、敷地内は草原と、山菜や茸などが豊富な林にフェンスで隔てられて別れています。全て貸し切りになっていますので、思い切り羽を伸ばしてください。トイレも敷地内にありますのでご安心を」
ニコリと微笑むジェーンは、説明を続けていく。
「また、有志の方々にご協力いただいて、テント五つと寝袋を九つ期間中のみという条件つきですが提供していただきました。既にキャンプ場に設置してありますので、ぜひご活用ください」
ハンターたちの間から、食事はどうするのか、という質問が飛んだ。
「それについてはハンターズソサエティの方から、バーベキューセットを貸し出すことになっています。肉と野菜についても提供いたしますので、羽を伸ばしてください」
微笑を絶やさないジェーンは、いつもより笑顔が五割増しくらい多い。
「山菜取りの許可も取ってあります。そちらもぜひお楽しみください。道具類については貸し出しを行います」
次のセリフだけを、何故かジェーンは早口でいった。
「ちなみに、私も有給休暇がたまたま、本当にたまたま取れましたので、ご一緒させていただきますが、お気になさらず」
絶対自分が行きたかったんだこの人と、ハンターたちは微笑んだまま目を逸らすジェーンに胡乱な目を向けたのだった。
●行ってみれば……
いざハンターたちを伴ってキャンプ場についた受付嬢ジェーン・ドゥは、入り口に侵入を拒むかのように設置されていた看板を見て固まっていた。
『クマ、シカ、イノシシ大量発生中につき、立ち入り禁止』
何度もジェーンは立て看板を読み返すが、書いてある内容が変わったりはしない。
長袖長ズボンに大型リュック、帽子に軍手と気合が入りまくった服装のジェーンは、誰がどう見ても物凄くキャンプを楽しみにしていたことが丸分かりだった。
「しばしお待ちを。わたくし、ハンターズソサエティの職員として、事態解決に皆様を売り込んで参ります」
ウフフフフと営業スマイルを浮かべながらごく自然にジェーンは敷地内に無断侵入し、しばらくして戻ってきた。
「依頼です」
依頼です、じゃない。
そう思ったハンターが、もしかしたらいたかもしれない。
「キャンプ場に出没した害獣たちを駆除するだけの簡単なお仕事です。帰るまでに済ませれば構わないらしいので、問題ありませんね?」
ジェーンはキリッとした表情でハンターたちに同意を求める。
当然ハンターであるので問題などないのだが、ジェーンの背後からはまるで書き割りのように「キャンプするぞキャンプするぞキャンプするぞ」とやる気が漲っていたので、全く様になっていない。
さらにいえば、用意されていたはずの肉と野菜は全てその害獣たちに食われていた。
超人的な能力を持つハンターたちにも、疲れというものは蓄積する。
無論、一般的な人々に比べればはるかに許容値は大きいのであるが、ずっと解消しなければいつか不満が爆発するかもしれない。
そうではないにしても、疲れが残った身体で依頼に赴かれるのは、ハンターズソサエティとしてもあまり奨励できることではない。
ハンターズソサエティにやってきたハンターたちは、依頼を探す前に顔なじみのハンターたちと雑談をする。
世界中を飛び回って移動することの多いハンターたちが、確実に相手と出会えるコミュケーション場として、ハンターズソサエティは優れた場所だった。
「お前今日随分疲れてそうだな……」
「ああ、いや、実は無理して過密日程で依頼をこなしたばかりでさ。さすがにしんどかった」
同じくらい青い顔色のハンター同士が、お互いを慰め合って肩を叩く。
「そういや、いつもの顔もちらほら見ないな」
「あいつらなら、依頼でヘマして家で寝てるよ。休みだー! って泣いて喜んでた」
ブラックな環境で働かされているように聞こえるが、労働時間はハンター側や依頼人が決めるのであって、ハンターズソサエティ側は一切関与していない。完全にハンターたちの自業自得である。
「依頼をこなす裁量は俺たちの方にあるのに、何いってるんだあいつら」
「まあ、依頼人の状況によっては、こっちの都合なんていってられない場合もあるからな」
「そうだなぁ。運が悪いと依頼をこなしてハンターズソサエティに帰るまでの間に飛び込みで頼まれたりするし」
依頼を受ける前のちょっとしたやり取りは、次の一言でおかしな方向へ進んでいく。
「そういえば、同期のハンターの奴らが依頼で海に行ってエビとかタコとかたらふく食ったって自慢してたぞ」
「……自慢かよ」
そこへ、受付嬢ジェーン・ドゥがやってきた。
「休みたいですか?」
いつもの営業スマイルで、何も変わらないはずなのに、セリフの意味が「永遠に眠らせてやろうか?」的な意味に聞こえるのは何故だろうか。
「い、いや、大丈夫だ」
「そうですか……」
残念そうな声音と表情で去っていくジェーンを、ハンターたちは冷や汗をかきながら見送った。何だか無駄に緊張してしまった。
●山だ! キャンプだ! バーベキューだ!
本日も、いつも通り依頼を携え受付嬢ジェーン・ドゥがやってきた。
「事件ではありません」
え、と誰かが呆けた声を上げた。
事件でないなら一体なんだというのだと、ハンターたちは疑問を抱く。
「最近の皆さんの頑張りを評価し、今までの依頼人の皆様と我らがハンターズソサエティが合同で資金を供出して、キャンプ道具とバーベキューの材料を提供してくださることになりました。キャンプに行きましょう!」
珍しく声を高らかに叫ぶジェーンを見て、ハンターたちは悟った。
もしかして、受付嬢自身が行きたいのかと。
はしゃいでしまったことが恥ずかしかったのか、コホンと小さく咳をして誤魔化したジェーンは、改めて依頼? 慰安? の説明をする。
「今回の依頼は、キャンプ場に赴き一泊二日のキャンプ生活を楽しんで欲しいというものです」
説明をするジェーンの瞳はクールな彼女にしては珍しく、キラキラと輝いていた。
「キャンプ場は敷地が縦四十メートル、横八十メートルの長方形となっていて、敷地内は草原と、山菜や茸などが豊富な林にフェンスで隔てられて別れています。全て貸し切りになっていますので、思い切り羽を伸ばしてください。トイレも敷地内にありますのでご安心を」
ニコリと微笑むジェーンは、説明を続けていく。
「また、有志の方々にご協力いただいて、テント五つと寝袋を九つ期間中のみという条件つきですが提供していただきました。既にキャンプ場に設置してありますので、ぜひご活用ください」
ハンターたちの間から、食事はどうするのか、という質問が飛んだ。
「それについてはハンターズソサエティの方から、バーベキューセットを貸し出すことになっています。肉と野菜についても提供いたしますので、羽を伸ばしてください」
微笑を絶やさないジェーンは、いつもより笑顔が五割増しくらい多い。
「山菜取りの許可も取ってあります。そちらもぜひお楽しみください。道具類については貸し出しを行います」
次のセリフだけを、何故かジェーンは早口でいった。
「ちなみに、私も有給休暇がたまたま、本当にたまたま取れましたので、ご一緒させていただきますが、お気になさらず」
絶対自分が行きたかったんだこの人と、ハンターたちは微笑んだまま目を逸らすジェーンに胡乱な目を向けたのだった。
●行ってみれば……
いざハンターたちを伴ってキャンプ場についた受付嬢ジェーン・ドゥは、入り口に侵入を拒むかのように設置されていた看板を見て固まっていた。
『クマ、シカ、イノシシ大量発生中につき、立ち入り禁止』
何度もジェーンは立て看板を読み返すが、書いてある内容が変わったりはしない。
長袖長ズボンに大型リュック、帽子に軍手と気合が入りまくった服装のジェーンは、誰がどう見ても物凄くキャンプを楽しみにしていたことが丸分かりだった。
「しばしお待ちを。わたくし、ハンターズソサエティの職員として、事態解決に皆様を売り込んで参ります」
ウフフフフと営業スマイルを浮かべながらごく自然にジェーンは敷地内に無断侵入し、しばらくして戻ってきた。
「依頼です」
依頼です、じゃない。
そう思ったハンターが、もしかしたらいたかもしれない。
「キャンプ場に出没した害獣たちを駆除するだけの簡単なお仕事です。帰るまでに済ませれば構わないらしいので、問題ありませんね?」
ジェーンはキリッとした表情でハンターたちに同意を求める。
当然ハンターであるので問題などないのだが、ジェーンの背後からはまるで書き割りのように「キャンプするぞキャンプするぞキャンプするぞ」とやる気が漲っていたので、全く様になっていない。
さらにいえば、用意されていたはずの肉と野菜は全てその害獣たちに食われていた。
解説
●概要
コメディシナリオです。
害獣を駆除して一泊二日のキャンプを楽しんでください。
テント四つと寝袋七つが用意されています。
バーベキューセットは害獣のせいで汚れています。使う前に洗って綺麗にしましょう。食材も食べられたので現地調達しましょう。
肉は痛みます。すぐに殺すよりも必要になるまで林の中に隔離しましょう。柵も扉も頑丈なため害獣程度では壊される心配はありません。
奇跡的に、用意されていた備品に傷はないようです。
●達成条件
・害獣の全滅
●キャンプ場について
○マップ
草原← →林
入 入
□ーーーーーーー扉□扉ーーーーーーー□
|ト 扉 川 木 |
| テ テ | 木 川 木 |
| 熊 | 川川 |
|鹿バ猪 | 木 川 木 |
| テ | 川川 |
| | 木 川 木 |
| テ テ | 川川 |
| 扉 木 川 ト|
□ーーーーーーー扉□扉ーーーーーーー□
入 入
○説明
草原全体……特に目に付くものはありません。
林全体……探せば山菜が見つかるかもしれません。
・バ……バーベキューセットです。
・テ……テントです。中に寝袋が二つ入っています。バーベキューセット側のテントのみ一つだけ。
・扉……柵に取り付けられた扉。
・入……初期位置は外です。ここから入れます。
・木……茸を採取できます。
・川……清流です。水遊びができる他、肉を洗うのに便利。煮沸して飲用にも。
・熊、鹿、猪……そのまま。
・ー、|……分厚い柵。
・□……頑丈な鉄のポールです。
・ト……トイレです。
●敵
○クマ……一体
三メートル。覆い被さって噛み付いてきます。
○猪……一体
一メートル三十センチ。走り回り突進してきます。
○鹿……一体
一メートル八十センチ。足で蹴り上げ角で突いてきます。
コメディシナリオです。
害獣を駆除して一泊二日のキャンプを楽しんでください。
テント四つと寝袋七つが用意されています。
バーベキューセットは害獣のせいで汚れています。使う前に洗って綺麗にしましょう。食材も食べられたので現地調達しましょう。
肉は痛みます。すぐに殺すよりも必要になるまで林の中に隔離しましょう。柵も扉も頑丈なため害獣程度では壊される心配はありません。
奇跡的に、用意されていた備品に傷はないようです。
●達成条件
・害獣の全滅
●キャンプ場について
○マップ
草原← →林
入 入
□ーーーーーーー扉□扉ーーーーーーー□
|ト 扉 川 木 |
| テ テ | 木 川 木 |
| 熊 | 川川 |
|鹿バ猪 | 木 川 木 |
| テ | 川川 |
| | 木 川 木 |
| テ テ | 川川 |
| 扉 木 川 ト|
□ーーーーーーー扉□扉ーーーーーーー□
入 入
○説明
草原全体……特に目に付くものはありません。
林全体……探せば山菜が見つかるかもしれません。
・バ……バーベキューセットです。
・テ……テントです。中に寝袋が二つ入っています。バーベキューセット側のテントのみ一つだけ。
・扉……柵に取り付けられた扉。
・入……初期位置は外です。ここから入れます。
・木……茸を採取できます。
・川……清流です。水遊びができる他、肉を洗うのに便利。煮沸して飲用にも。
・熊、鹿、猪……そのまま。
・ー、|……分厚い柵。
・□……頑丈な鉄のポールです。
・ト……トイレです。
●敵
○クマ……一体
三メートル。覆い被さって噛み付いてきます。
○猪……一体
一メートル三十センチ。走り回り突進してきます。
○鹿……一体
一メートル八十センチ。足で蹴り上げ角で突いてきます。
マスターより
初めまして、こんにちは。
当シナリオを担当するきりんです。
レジャー楽しいですよね!
というわけで動物とたっぷり戯れるキャンプを用意してみました。
食材についてはアイテムの配布はありませんが、データ変動なしでロールプレイの一環としてなら自由に持ち帰りできます。ただし生だと腐るので却下される可能性があります。
NPCとしてうさんくさい受付嬢ジェーン・ドゥが同行します。
放置するも良し、構って弄るも良し、ご自由にどうぞ。
それでは楽しんで下さいね。
当シナリオを担当するきりんです。
レジャー楽しいですよね!
というわけで動物とたっぷり戯れるキャンプを用意してみました。
食材についてはアイテムの配布はありませんが、データ変動なしでロールプレイの一環としてなら自由に持ち帰りできます。ただし生だと腐るので却下される可能性があります。
NPCとしてうさんくさい受付嬢ジェーン・ドゥが同行します。
放置するも良し、構って弄るも良し、ご自由にどうぞ。
それでは楽しんで下さいね。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/07/02 11:04
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
キャンプ日和…?【相談卓】 Gacrux(ka2726) 人間(クリムゾンウェスト)|25才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2018/06/29 02:28:22 |
|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/06/28 07:49:40 |