ゲスト
(ka0000)
【空蒼】脚本家の黒い計画
マスター:大林さゆる

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 3~8人
- ユニット参加人数
- 現在8 / 0~8
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/07/17 09:00
- リプレイ完成予定
- 2018/07/31 09:00
オープニング
コードネーム、OF-004。
統一地球連合軍に所属するエージェントだが、自ら望んで強化人間になった。
「お前は誰だ? 俺に何の用だ?!」
少年は、自身の脳裏に響く声に違和感を覚えながらも、コックピット内部で叫んだ。
抑えきれない感情が今にも破裂しそうになる。だが、OF-004はギリギリの極限で耐えていた。
『きみの実力、知りたくて……ちょっと、確認したいんだけど』
「確認? そんなことはどうでも良い! 俺に戦いの場を与えろ!!」
OF-004は、自暴自棄になっていた。
蘇る……コロニーでの記憶。
ヒトは極限状態になると、どうなるか、OF-004は身を持って知っていた。
だからこそ、理解できない。
何故、自分は生きているのか……。
●
リアルブルー。
日本、名古屋にて。
黒いエクスシアが、突如、姿を現した。
ビルの屋上に白い仮面を付けた紳士らしき男が立っていた。カッツォ・ヴォイ(kz0224)だ。
その隣には、気怠そうな表情をした少年もいる。黙示騎士シュレディンガーである。
「ノーフェース、リアルブルーの技術に興味あったよね。強化人間の少年、こっちに飛ばしておいたから。ついでに、『おまけ』も付いてくるはずだよ♪」
「まずは、お手並み拝見だな」
カッツォがそう告げると、シュレディンガーは「またね~」と手を振りながら瞬間移動で消え去った。
「……リアルブルーの技術も捨てたものではないようだな。この世界でも、憎しみの感情が広がっている……甘美な果実のように」
新しい劇が始まる楽しみに、カッツォは高揚としていた。
「計画通り、強化人間の『力』を手に入れることができれば……ククク」
ステッキを握り、カッツォは黒いエクスシアの動向を見つめていた。
●
10メートルほどある小型クラスタが、名古屋付近の平地に出没した。
2体の小型クラスタに挟まれているのは、黒いエクスシア。
人々が逃げ惑う中、黒いエクスシアはヒトのことなど気にも留めず、小型クラスタに攻撃をしかけていた。
大剣を振りおろし、一刀両断すると、その衝撃で小型クラスタが砕け散り、消滅していく。
「たったの一撃で撃破とは、素晴らしい」
ニヤリと笑うカッツォ。
黒いエクスシアは素早く移動すると、もう一体の小型クラスタ目掛けて大剣を繰り出した。その攻撃は凄まじく、あっけなく小型クラスタが消え去っていった。
砂埃が荒れる中、CAMの集団が姿を現した。だが、統一地球連合軍ではなかった。
援軍でもなかった。
歪虚CAMと呼ばれる中型狂気が無数……黒いエクスシアに集中攻撃をしかけていた。
さらに、クラゲと巻貝が融合したような小型狂気の群れまで現れ、黒いエクスシアに襲い掛かる。
地上戦は激しさを増し、なかなか終わらなかった。
倒しても倒しても、次から次へと狂気のヴォイドが現れるのだ。
それでも尚、黒いエクスシアは戦い続けていた。
●
クリムゾンウェスト連合軍から要請が入り、マクシミリアン・ヴァイス(kz0003)は、援軍として参加したハンターたちと共に、リアルブルーの日本、名古屋にやってきていた。
「白い仮面を付けた男の目撃情報もある。おそらく、カッツォ・ヴォイだろうが、ヤツの目的は何だ?」
眉を顰めるマクシミリアン。
カッツォは以前から、世界を滅ぼすと告げていた。
その世界とは、クリムゾンウェストだけでなく、リアルブルーも含まれているのではないか?
先の対戦で、月面基地の地下に現れたカッツォは、大精霊を狙っているような行動もしていた。
それも、カッツォにとっては『演出』だったのか?
疑問はつきないが、今回の目的は歪虚CAMと小型狂気の群れを倒すことだ。
だが、黒いエクスシアの存在も気になる。
突然、現れたかと思うと、小型クラスタ2体を倒してしまったのだ。
黒いエクスシア、ただ一機だけで。
狂気のヴォイドたちは、黒いエクスシアと戦いを続けていたが、どうにも本能的に暴れているようにも窺えた。
つまり、特に目的もなく、互いに戦っているだけなのかもしれないが、この地に住む人々にとっては脅威であることに変わりはなかった。
世界の各地で、強化人間が暴走しているという情報もあったが、黒いエクスシアは…否、その機体に搭乗している者は、自らの意思で戦っている可能性が高い。
今のところは……であるが。
マクシミリアンは人々を隣町まで避難するように誘導し、仲間たちと協力して、道路を一時的に封鎖することにした。狂気のヴォイド集団を食い止めるためである。
「ここで、狂気のヴォイド集団を片づける。一匹、残らずな」
迫り来る歪虚CAMと小型狂気の群れ。
黒いエクスシアは、単独で狂気ヴォイドたちと戦っていた。
おそらく、カッツォも近くに隠れている恐れがある。
「カッツォの目的を探るにしても、まずは狂気ヴォイドを倒すことを優先した方が良いだろう」
名古屋に住む人々のためにも、真っ先に倒すべき対象は、狂気ヴォイドの群れだ。
その憂いを取り除くことが先決である。
ハンターたちは、それぞれの想いを胸に、戦う決心をしていた。
何故、戦うのか。
もしかしたら、理由はないのかもしれない。
ないのなら、自分で決めれば良い。
想いは、自由なのだから。
統一地球連合軍に所属するエージェントだが、自ら望んで強化人間になった。
「お前は誰だ? 俺に何の用だ?!」
少年は、自身の脳裏に響く声に違和感を覚えながらも、コックピット内部で叫んだ。
抑えきれない感情が今にも破裂しそうになる。だが、OF-004はギリギリの極限で耐えていた。
『きみの実力、知りたくて……ちょっと、確認したいんだけど』
「確認? そんなことはどうでも良い! 俺に戦いの場を与えろ!!」
OF-004は、自暴自棄になっていた。
蘇る……コロニーでの記憶。
ヒトは極限状態になると、どうなるか、OF-004は身を持って知っていた。
だからこそ、理解できない。
何故、自分は生きているのか……。
●
リアルブルー。
日本、名古屋にて。
黒いエクスシアが、突如、姿を現した。
ビルの屋上に白い仮面を付けた紳士らしき男が立っていた。カッツォ・ヴォイ(kz0224)だ。
その隣には、気怠そうな表情をした少年もいる。黙示騎士シュレディンガーである。
「ノーフェース、リアルブルーの技術に興味あったよね。強化人間の少年、こっちに飛ばしておいたから。ついでに、『おまけ』も付いてくるはずだよ♪」
「まずは、お手並み拝見だな」
カッツォがそう告げると、シュレディンガーは「またね~」と手を振りながら瞬間移動で消え去った。
「……リアルブルーの技術も捨てたものではないようだな。この世界でも、憎しみの感情が広がっている……甘美な果実のように」
新しい劇が始まる楽しみに、カッツォは高揚としていた。
「計画通り、強化人間の『力』を手に入れることができれば……ククク」
ステッキを握り、カッツォは黒いエクスシアの動向を見つめていた。
●
10メートルほどある小型クラスタが、名古屋付近の平地に出没した。
2体の小型クラスタに挟まれているのは、黒いエクスシア。
人々が逃げ惑う中、黒いエクスシアはヒトのことなど気にも留めず、小型クラスタに攻撃をしかけていた。
大剣を振りおろし、一刀両断すると、その衝撃で小型クラスタが砕け散り、消滅していく。
「たったの一撃で撃破とは、素晴らしい」
ニヤリと笑うカッツォ。
黒いエクスシアは素早く移動すると、もう一体の小型クラスタ目掛けて大剣を繰り出した。その攻撃は凄まじく、あっけなく小型クラスタが消え去っていった。
砂埃が荒れる中、CAMの集団が姿を現した。だが、統一地球連合軍ではなかった。
援軍でもなかった。
歪虚CAMと呼ばれる中型狂気が無数……黒いエクスシアに集中攻撃をしかけていた。
さらに、クラゲと巻貝が融合したような小型狂気の群れまで現れ、黒いエクスシアに襲い掛かる。
地上戦は激しさを増し、なかなか終わらなかった。
倒しても倒しても、次から次へと狂気のヴォイドが現れるのだ。
それでも尚、黒いエクスシアは戦い続けていた。
●
クリムゾンウェスト連合軍から要請が入り、マクシミリアン・ヴァイス(kz0003)は、援軍として参加したハンターたちと共に、リアルブルーの日本、名古屋にやってきていた。
「白い仮面を付けた男の目撃情報もある。おそらく、カッツォ・ヴォイだろうが、ヤツの目的は何だ?」
眉を顰めるマクシミリアン。
カッツォは以前から、世界を滅ぼすと告げていた。
その世界とは、クリムゾンウェストだけでなく、リアルブルーも含まれているのではないか?
先の対戦で、月面基地の地下に現れたカッツォは、大精霊を狙っているような行動もしていた。
それも、カッツォにとっては『演出』だったのか?
疑問はつきないが、今回の目的は歪虚CAMと小型狂気の群れを倒すことだ。
だが、黒いエクスシアの存在も気になる。
突然、現れたかと思うと、小型クラスタ2体を倒してしまったのだ。
黒いエクスシア、ただ一機だけで。
狂気のヴォイドたちは、黒いエクスシアと戦いを続けていたが、どうにも本能的に暴れているようにも窺えた。
つまり、特に目的もなく、互いに戦っているだけなのかもしれないが、この地に住む人々にとっては脅威であることに変わりはなかった。
世界の各地で、強化人間が暴走しているという情報もあったが、黒いエクスシアは…否、その機体に搭乗している者は、自らの意思で戦っている可能性が高い。
今のところは……であるが。
マクシミリアンは人々を隣町まで避難するように誘導し、仲間たちと協力して、道路を一時的に封鎖することにした。狂気のヴォイド集団を食い止めるためである。
「ここで、狂気のヴォイド集団を片づける。一匹、残らずな」
迫り来る歪虚CAMと小型狂気の群れ。
黒いエクスシアは、単独で狂気ヴォイドたちと戦っていた。
おそらく、カッツォも近くに隠れている恐れがある。
「カッツォの目的を探るにしても、まずは狂気ヴォイドを倒すことを優先した方が良いだろう」
名古屋に住む人々のためにも、真っ先に倒すべき対象は、狂気ヴォイドの群れだ。
その憂いを取り除くことが先決である。
ハンターたちは、それぞれの想いを胸に、戦う決心をしていた。
何故、戦うのか。
もしかしたら、理由はないのかもしれない。
ないのなら、自分で決めれば良い。
想いは、自由なのだから。
解説
ユニット同行可能。全てのユニットが使用できる(1PCにつき、一体)
場所はリアルブルーの日本、名古屋
【状況】
黒いエクスシアが、小型クラスタ2体を倒した後
ハンターたちは、クリムゾンウェスト連合軍からの要請により、狂気ヴォイドの群れを倒すことになった
白い仮面を付けた男の目撃情報もある。おそらく、カッツォ・ヴォイ。周辺にも注意すること
今のところ、黒いエクスシアは味方か敵かは不明
【目的】…優先順位
1.狂気ヴォイドの群れを全て倒すこと
2.カッツォ・ヴォイと接触して、敵の目的を探ること(カッツォを倒す必要は無い)
3.黒いエクスシアに搭乗している人物とコンタクトを取る
■出没した敵
中型狂気(擬人型第二種)、10体
歪虚CAMと呼ばれる個体。サイズ3
狂気の眷属が寄生しているが、目的もなく、ふら付いている(ランダムに移動)
マテリアルソードやマテリアルライフルを武装としている他、触手やレーザーでも攻撃できる
触手の射程は、0~6。レーザーの射程は、5~60。攻撃対象は全員
頑丈で運動性能と攻撃能力が高い
小型狂気、50体
クラゲと巻貝が融合したようなヴォイド。サイズ1
浮遊して、目的もなく、ふら付いている(ランダムに移動)
触手を伸ばして攻撃したり、絡みついて噛み付き攻撃する
■初期位置
フィールドは平地。周辺には、無人の廃工場が立ち並ぶ
住民は、すでに隣町へ避難
敵の前衛から、100メートル離れた場所にハンターたちが居る
封鎖された道路は、ハンターたちがいる場所から後方、500メートル離れた場所
敵の前衛、小型狂気、50体
敵の後衛、中型狂気、10体
黒いエクスシアは、中型狂気から後方、10メートル離れた場所にいる
■補足
危険フラグはないが、重体になる恐れ有り
場所はリアルブルーの日本、名古屋
【状況】
黒いエクスシアが、小型クラスタ2体を倒した後
ハンターたちは、クリムゾンウェスト連合軍からの要請により、狂気ヴォイドの群れを倒すことになった
白い仮面を付けた男の目撃情報もある。おそらく、カッツォ・ヴォイ。周辺にも注意すること
今のところ、黒いエクスシアは味方か敵かは不明
【目的】…優先順位
1.狂気ヴォイドの群れを全て倒すこと
2.カッツォ・ヴォイと接触して、敵の目的を探ること(カッツォを倒す必要は無い)
3.黒いエクスシアに搭乗している人物とコンタクトを取る
■出没した敵
中型狂気(擬人型第二種)、10体
歪虚CAMと呼ばれる個体。サイズ3
狂気の眷属が寄生しているが、目的もなく、ふら付いている(ランダムに移動)
マテリアルソードやマテリアルライフルを武装としている他、触手やレーザーでも攻撃できる
触手の射程は、0~6。レーザーの射程は、5~60。攻撃対象は全員
頑丈で運動性能と攻撃能力が高い
小型狂気、50体
クラゲと巻貝が融合したようなヴォイド。サイズ1
浮遊して、目的もなく、ふら付いている(ランダムに移動)
触手を伸ばして攻撃したり、絡みついて噛み付き攻撃する
■初期位置
フィールドは平地。周辺には、無人の廃工場が立ち並ぶ
住民は、すでに隣町へ避難
敵の前衛から、100メートル離れた場所にハンターたちが居る
封鎖された道路は、ハンターたちがいる場所から後方、500メートル離れた場所
敵の前衛、小型狂気、50体
敵の後衛、中型狂気、10体
黒いエクスシアは、中型狂気から後方、10メートル離れた場所にいる
■補足
危険フラグはないが、重体になる恐れ有り
マスターより
ついに、カッツォが動き出しました。
大林です。
【空蒼】連動シナリオをお届けします。
OP前半部分のカッツォとシュレディンガーの会話は「プレイヤー情報」になります。
参加ハンターたちには知る由もない情報は、どうやって「PC情報」にするかがポイントです。
それでは、気合の入ったプレイングを心からお待ちしております!
大林です。
【空蒼】連動シナリオをお届けします。
OP前半部分のカッツォとシュレディンガーの会話は「プレイヤー情報」になります。
参加ハンターたちには知る由もない情報は、どうやって「PC情報」にするかがポイントです。
それでは、気合の入ったプレイングを心からお待ちしております!
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/07/24 01:43
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 アリア・セリウス(ka6424) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2018/07/17 08:44:37 |
|
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/07/12 15:54:38 |