ゲスト
(ka0000)
祭りの夜の夢
マスター:一要・香織

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在9人 / 8~15人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 6日
- プレイング締切
- 2018/07/22 07:30
- リプレイ完成予定
- 2018/07/31 07:30
オープニング
目に映るのは、ガラスのように澄んだ青空、キラキラと輝く赤い太陽。そして瑞々しい植物の緑。
グランツ領にある村では、夏野菜の収穫の真っ最中だ。
この領地の若き領主、レイナ・エルト・グランツ(kz0253)は収穫する人々の様子を眺めていた。
人々は額に浮かんだ汗を拭い、収穫の喜びを噛みしめる。
しかし、レイナにはその喜ぶ顔に僅かな影が滲んでいるように思えた。
先日、この村の畑に、雑魔があらわれ畑の一部が壊滅した。
まだ熟れる前の若い実は地面に転がり、踏みつぶされ、見るも無残な状態となってしまったのだった。
村人たちは残った畑を懸命に守り、育て、そして収穫に至った。
減ってしまう収入を不安に思っている者も少なくはないだろう。
再び現れる雑魔に怯える者もいるだろう。
レイナはそんな村人たちの憂いを何とかしたいと思いながら、視察を終え屋敷へと戻った。
「今夏の作物の出来はいいようでしたが、収穫した野菜に偏りがありますね。市場に出したとしても、いい収入は見込めないでしょうね」
報告書を手にした執事のジルは、眉を寄せて呟いた。
「ええ。畑の一部が壊滅してしまって、主な収穫はトウモロコシになってしまいました。市場の方も供給は多いですから大したお金にはなりません」
レイナはため息を漏らし、受け取った報告書に視線を落とす。
「村人たちも何処となく沈んでいるように見受けられました。活気付けてあげられたらいいのですが……」
レイナは自分の至らなさに肩を落とし、唇を噛み締める。
そんなレイナの様子に、ジルと私兵のサイファーは顔を見合わせ眉を下げた。
「……お祭り、みたいなのは出来ないかしら」
レイナの口から漠然とした案が零れた。
「お祭りですか?」
ジルが首を傾げると、
「ええ。村人たちの沈んだ気持ちを明るく出来きて、村に来る他の人達も楽しめてお金を使ってくれる、バザーみたいなのが出来たらと思って」
レイナの言葉を静かに聞いていたサイファーが、思い出したように口を開いた。
「そう言えば随分前に、リアルブルーのハンターに聞いたことがあるのですが。――リアルブルーには縁日というお祭りがあるそうです。その縁日では、屋外で料理を作って販売し、それらを買った客たちは食べ歩きを楽しむんだそうです」
「縁日……?」
レイナは目を瞬いた。
「はい。その料理のひとつに焼きトウモロコシと言うものがあると聞きました」
「まぁ! それはうってつけね! 詳しく聞きに行きましょう」
レイナは書類仕事もそこそこに部屋を後にした。
●ハンターオフィス
「縁日ですか? 私知ってますよ」
ハンターオフィスの受付に立つのはリアルブルー出身の女性。レイナが縁日について知っている人は居ないかと尋ねると、女性は自身を指差し応えた。
「では、縁日とはどんなものですか? どんなお店があるのですか? 私でもお祭りを開くことは可能でしょうか?」
矢継ぎ早に尋ねると、女性は目を丸くして引きつった笑みを浮かべる。
「まあまあ、落ち着いて……。本来縁日は神様の降誕や示現……つまり、神様と縁のある日ということなんですが、リアルブルーではその意味は薄くなりつつあります。たくさんのお店が並んで楽しく騒げる日……という風に思ってる人もいますね。お店は何でもいいんですよ。お客さんが喜びそうなものなら。的当てゲームだったり、くじ引きだったり。クレープとか、フライドポテトとか、色々あります。レイナさん1人でやるのは難しいと思いますが、手伝いを募って皆でやれば、出来ると思いますよ」
受付の女性はにっこりとほほ笑んだ。
「本当ですか! なら、村の人達にも手伝ってもらって……縁日に詳しいハンターさんにも協力を仰ぎたいです」
「でしたら、オフィスにポスターを張っておきますよ。私もお祭り楽しみにしてますね」
女性は楽そうに肩を揺らした。
グランツ領にある村では、夏野菜の収穫の真っ最中だ。
この領地の若き領主、レイナ・エルト・グランツ(kz0253)は収穫する人々の様子を眺めていた。
人々は額に浮かんだ汗を拭い、収穫の喜びを噛みしめる。
しかし、レイナにはその喜ぶ顔に僅かな影が滲んでいるように思えた。
先日、この村の畑に、雑魔があらわれ畑の一部が壊滅した。
まだ熟れる前の若い実は地面に転がり、踏みつぶされ、見るも無残な状態となってしまったのだった。
村人たちは残った畑を懸命に守り、育て、そして収穫に至った。
減ってしまう収入を不安に思っている者も少なくはないだろう。
再び現れる雑魔に怯える者もいるだろう。
レイナはそんな村人たちの憂いを何とかしたいと思いながら、視察を終え屋敷へと戻った。
「今夏の作物の出来はいいようでしたが、収穫した野菜に偏りがありますね。市場に出したとしても、いい収入は見込めないでしょうね」
報告書を手にした執事のジルは、眉を寄せて呟いた。
「ええ。畑の一部が壊滅してしまって、主な収穫はトウモロコシになってしまいました。市場の方も供給は多いですから大したお金にはなりません」
レイナはため息を漏らし、受け取った報告書に視線を落とす。
「村人たちも何処となく沈んでいるように見受けられました。活気付けてあげられたらいいのですが……」
レイナは自分の至らなさに肩を落とし、唇を噛み締める。
そんなレイナの様子に、ジルと私兵のサイファーは顔を見合わせ眉を下げた。
「……お祭り、みたいなのは出来ないかしら」
レイナの口から漠然とした案が零れた。
「お祭りですか?」
ジルが首を傾げると、
「ええ。村人たちの沈んだ気持ちを明るく出来きて、村に来る他の人達も楽しめてお金を使ってくれる、バザーみたいなのが出来たらと思って」
レイナの言葉を静かに聞いていたサイファーが、思い出したように口を開いた。
「そう言えば随分前に、リアルブルーのハンターに聞いたことがあるのですが。――リアルブルーには縁日というお祭りがあるそうです。その縁日では、屋外で料理を作って販売し、それらを買った客たちは食べ歩きを楽しむんだそうです」
「縁日……?」
レイナは目を瞬いた。
「はい。その料理のひとつに焼きトウモロコシと言うものがあると聞きました」
「まぁ! それはうってつけね! 詳しく聞きに行きましょう」
レイナは書類仕事もそこそこに部屋を後にした。
●ハンターオフィス
「縁日ですか? 私知ってますよ」
ハンターオフィスの受付に立つのはリアルブルー出身の女性。レイナが縁日について知っている人は居ないかと尋ねると、女性は自身を指差し応えた。
「では、縁日とはどんなものですか? どんなお店があるのですか? 私でもお祭りを開くことは可能でしょうか?」
矢継ぎ早に尋ねると、女性は目を丸くして引きつった笑みを浮かべる。
「まあまあ、落ち着いて……。本来縁日は神様の降誕や示現……つまり、神様と縁のある日ということなんですが、リアルブルーではその意味は薄くなりつつあります。たくさんのお店が並んで楽しく騒げる日……という風に思ってる人もいますね。お店は何でもいいんですよ。お客さんが喜びそうなものなら。的当てゲームだったり、くじ引きだったり。クレープとか、フライドポテトとか、色々あります。レイナさん1人でやるのは難しいと思いますが、手伝いを募って皆でやれば、出来ると思いますよ」
受付の女性はにっこりとほほ笑んだ。
「本当ですか! なら、村の人達にも手伝ってもらって……縁日に詳しいハンターさんにも協力を仰ぎたいです」
「でしたら、オフィスにポスターを張っておきますよ。私もお祭り楽しみにしてますね」
女性は楽そうに肩を揺らした。
解説
グランツ領にある村で、縁日を開催します。
お店を手伝ってくれるハンターさんを募集しています。
目的は、村の畑が一部壊滅し市場に出すはずの野菜が取れなくなり、村の収入が減ってしまったので、その収入を補い村人たちに活気を与える為です。
豊作だったトウモロコシを使い、屋台を出す。
その他にも、お店を出したいと考えています。
15店くらいのお店が並ぶ、小規模な縁日を想像して頂けたらと思います。
グランツ領では初めての縁日。珍しさに、領内の人達がたくさん訪れるでしょう。
お店で使う材料や道具は、村で貸してくれるので用意する必要はありませんが、特殊な道具を使うお店の出店は難しいと思います。
簡単に料理の作り方などを書いて頂けると嬉しいです。
2,3人でチームになり1つの屋台を運営するのが良いと思います。
どんなお店を作るか、相談してみてください。
休憩時間には、縁日を見て回って楽しんで頂けます。
お友達と一緒に参加される方は、誰と一緒に縁日を楽しむか書いてください。
どんなお店で、何を食べたいなどありましたら、是非!
RPは準備段階から書いていきたいと思っています。
質問があればレイナがお答えいたします。
楽しいお祭りにしましょう。よろしくお願いいたします。
お店を手伝ってくれるハンターさんを募集しています。
目的は、村の畑が一部壊滅し市場に出すはずの野菜が取れなくなり、村の収入が減ってしまったので、その収入を補い村人たちに活気を与える為です。
豊作だったトウモロコシを使い、屋台を出す。
その他にも、お店を出したいと考えています。
15店くらいのお店が並ぶ、小規模な縁日を想像して頂けたらと思います。
グランツ領では初めての縁日。珍しさに、領内の人達がたくさん訪れるでしょう。
お店で使う材料や道具は、村で貸してくれるので用意する必要はありませんが、特殊な道具を使うお店の出店は難しいと思います。
簡単に料理の作り方などを書いて頂けると嬉しいです。
2,3人でチームになり1つの屋台を運営するのが良いと思います。
どんなお店を作るか、相談してみてください。
休憩時間には、縁日を見て回って楽しんで頂けます。
お友達と一緒に参加される方は、誰と一緒に縁日を楽しむか書いてください。
どんなお店で、何を食べたいなどありましたら、是非!
RPは準備段階から書いていきたいと思っています。
質問があればレイナがお答えいたします。
楽しいお祭りにしましょう。よろしくお願いいたします。
マスターより
こんにちは、一要です。
暑いですね……。家から出るのが億劫になります。
しかし! お祭りは大好きです。熱くなります。
縁日に行くと、だいたい食べる物が決まっていて、たこ焼き、焼きそば、お好み焼き……ソース物ばかり……。
ビジュアル的にリンゴ飴とか可愛いですが、あれ、意外と食べるのが大変ですよね。
皆さんは、縁日行ったら何を食べますか?
今回は販売も楽しんでみてください。
宜しくお願い致します。
暑いですね……。家から出るのが億劫になります。
しかし! お祭りは大好きです。熱くなります。
縁日に行くと、だいたい食べる物が決まっていて、たこ焼き、焼きそば、お好み焼き……ソース物ばかり……。
ビジュアル的にリンゴ飴とか可愛いですが、あれ、意外と食べるのが大変ですよね。
皆さんは、縁日行ったら何を食べますか?
今回は販売も楽しんでみてください。
宜しくお願い致します。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/07/24 21:09
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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祭の準備(相談卓) 鞍馬 真(ka5819) 人間(リアルブルー)|22才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2018/07/21 22:49:18 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/07/21 20:25:27 |