ゲスト
(ka0000)
【空蒼】願わくば、安らぎを
マスター:大林さゆる

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 不明
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在4人 / 3~4人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/08/08 07:30
- リプレイ完成予定
- 2018/08/22 07:30
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
●
コードネーム、OF-004。
彼は、暴走する強化人間たちの鎮圧に加わっていた。
仲間とは言え、暴走するならば、消し去るしかない。
OF-004の思考は、『任務』という正当化で、強化人間たちを捕えては統一地球連合軍へと送り込んでいた。
その後、強化人間たちがどうなるかは……推測はできるが、自分が生き残るためには『任務』を淡々と熟していくだけだ。
それでも、世間の強化人間に対する心象は良くなかった。
さらにも増して、最悪の事態が繰り返されていた。
OF-004は、しばらくの間、名古屋付近の山中に隠れていた。
何故なら、自分も『ヒト』が嫌う強化人間だったから。
翌日。
OF-004は愛用のヘルメットを被り、山小屋から出ると、一人の男が出迎えていた。
「……何の用だ?」
OF-004の問いに、白い仮面をつけた男が礼儀正しく一礼する。
「私の名は、カッツォ・ヴォイ。君の生い立ちは調べさせてもらった。なかなか面白いことがあったようだな」
「……人の不幸は、蜜の味とでも言いたいのか?」
拳銃を構えるOF-004。
見計らって発砲するが、カッツォは軽々と回避してしまう。
ステッキの先を地面に叩きつけて、OF-004を誘うように呼びかけていた。
「OF-004、いや、クドウ・マコトと呼ぶべきか。お前の心は、憎しみで支配されている……この私にも分かるほどにな」
「……それで、俺のことを理解したつもりか? 馬鹿馬鹿しい」
OF-004が銃の引き金を引き、銃声が響き渡る。
その音を聞き付けた猟犬二匹が、獣道を抜けて走り寄り、誰かに知らせるように吠えていた。
「……どうやら、邪魔が入ったようだな」
そう告げると、カッツォは瞬間移動で、その場から立ち去った。
猟犬二匹を山に放っていたのは、マクシミリアン・ヴァイス(kz0003)だった。
ハンターズソサエティの依頼で『OF-004』という強化人間を探していたのは、カッツォ・ヴォイに付け狙われている可能性が高かったからだ。
「あんた、覚醒者か? 俺が危険分子だから排除しに来たってところか?」
銃口をマクシミリアンに向けるOF-004。
「違う。OF-004、おまえを守るためだ。俺はマクシミリアンと言う」
動じることもなく応えるマクシミリアン。
「覚醒者が、強化人間を守る? 非常識だな」
OF-004は、冷やかに苦笑した。
世界各地では、強化人間排除が進んでいる。
そんな状況で、未だに強化人間を守るというならば、バッシングを受けるか、最悪は殺されることもあるだろう。
「クドウ・マコト、お前はまだ正気を保っている。それは、尋常ではない精神力だ」
「マクシミリアンとか言ったな。俺の精神力は、あんたら覚醒者に比べたら、微々たるものだ……」
OF-004は、そこまで言うと、気を失っていた。
度重なる緊張と疲労で、眠りに落ちていた。
●
OF-004が目を覚ますと、山小屋の天井が見えた。
どうやら、マクシミリアンがOF-004を肩で支えて背負い、ベッドまで運んでくれたようだ。
「……余計なことを……」
悔しそうに呟くOF-004。
ヘルメットは、古びた棚の上に置かれていた。
テーブルには、マクシミリアンが用意していたコーヒーがあった。
「目が覚めたようだな」
カップから、珈琲の香りが漂う。
マクシミリアンが壁を背にして、両腕を組んでいた。
「クドウ・マコト、お前が俺たちのことをどう思おうと、それでもマコトと話がしたいという者もいる。少しは気晴らしになるだろう」
「……俺は、あんたらと話す気はない」
OF-004は、ベッドの上で横になったまま、立ち上がろうとはしなかった。
何もかもが、どうでもよくなってきたのか?
自分でも、どうすれば良いのか、分からなくなってきたのだ。
俺と話したい者がいる?
……暇つぶしにはなるか。
そう思い直したのか、OF-004は少しの間だけ、ハンターたちと話し合うことにした。
「言っておくが、綺麗事なら、余所でやってくれ」
溜息をつくOF-004であった。
●
コードネーム、OF-004。
彼は、暴走する強化人間たちの鎮圧に加わっていた。
仲間とは言え、暴走するならば、消し去るしかない。
OF-004の思考は、『任務』という正当化で、強化人間たちを捕えては統一地球連合軍へと送り込んでいた。
その後、強化人間たちがどうなるかは……推測はできるが、自分が生き残るためには『任務』を淡々と熟していくだけだ。
それでも、世間の強化人間に対する心象は良くなかった。
さらにも増して、最悪の事態が繰り返されていた。
OF-004は、しばらくの間、名古屋付近の山中に隠れていた。
何故なら、自分も『ヒト』が嫌う強化人間だったから。
翌日。
OF-004は愛用のヘルメットを被り、山小屋から出ると、一人の男が出迎えていた。
「……何の用だ?」
OF-004の問いに、白い仮面をつけた男が礼儀正しく一礼する。
「私の名は、カッツォ・ヴォイ。君の生い立ちは調べさせてもらった。なかなか面白いことがあったようだな」
「……人の不幸は、蜜の味とでも言いたいのか?」
拳銃を構えるOF-004。
見計らって発砲するが、カッツォは軽々と回避してしまう。
ステッキの先を地面に叩きつけて、OF-004を誘うように呼びかけていた。
「OF-004、いや、クドウ・マコトと呼ぶべきか。お前の心は、憎しみで支配されている……この私にも分かるほどにな」
「……それで、俺のことを理解したつもりか? 馬鹿馬鹿しい」
OF-004が銃の引き金を引き、銃声が響き渡る。
その音を聞き付けた猟犬二匹が、獣道を抜けて走り寄り、誰かに知らせるように吠えていた。
「……どうやら、邪魔が入ったようだな」
そう告げると、カッツォは瞬間移動で、その場から立ち去った。
猟犬二匹を山に放っていたのは、マクシミリアン・ヴァイス(kz0003)だった。
ハンターズソサエティの依頼で『OF-004』という強化人間を探していたのは、カッツォ・ヴォイに付け狙われている可能性が高かったからだ。
「あんた、覚醒者か? 俺が危険分子だから排除しに来たってところか?」
銃口をマクシミリアンに向けるOF-004。
「違う。OF-004、おまえを守るためだ。俺はマクシミリアンと言う」
動じることもなく応えるマクシミリアン。
「覚醒者が、強化人間を守る? 非常識だな」
OF-004は、冷やかに苦笑した。
世界各地では、強化人間排除が進んでいる。
そんな状況で、未だに強化人間を守るというならば、バッシングを受けるか、最悪は殺されることもあるだろう。
「クドウ・マコト、お前はまだ正気を保っている。それは、尋常ではない精神力だ」
「マクシミリアンとか言ったな。俺の精神力は、あんたら覚醒者に比べたら、微々たるものだ……」
OF-004は、そこまで言うと、気を失っていた。
度重なる緊張と疲労で、眠りに落ちていた。
●
OF-004が目を覚ますと、山小屋の天井が見えた。
どうやら、マクシミリアンがOF-004を肩で支えて背負い、ベッドまで運んでくれたようだ。
「……余計なことを……」
悔しそうに呟くOF-004。
ヘルメットは、古びた棚の上に置かれていた。
テーブルには、マクシミリアンが用意していたコーヒーがあった。
「目が覚めたようだな」
カップから、珈琲の香りが漂う。
マクシミリアンが壁を背にして、両腕を組んでいた。
「クドウ・マコト、お前が俺たちのことをどう思おうと、それでもマコトと話がしたいという者もいる。少しは気晴らしになるだろう」
「……俺は、あんたらと話す気はない」
OF-004は、ベッドの上で横になったまま、立ち上がろうとはしなかった。
何もかもが、どうでもよくなってきたのか?
自分でも、どうすれば良いのか、分からなくなってきたのだ。
俺と話したい者がいる?
……暇つぶしにはなるか。
そう思い直したのか、OF-004は少しの間だけ、ハンターたちと話し合うことにした。
「言っておくが、綺麗事なら、余所でやってくれ」
溜息をつくOF-004であった。
解説
場所はリアルブルーの日本、名古屋付近の山中
【状況】
疲労で倒れたOF-004は、山小屋の中で安静中
マクシミリアンが護衛している
【目的】
OF-004と話す
■補足
成功条件は、不明。
ハンター(覚醒者)たちとOF-004(強化人間)との間に意見の食い違いがあっても、互いに言いたいことを言い合えることができれば、成功度合いが上がる。
【状況】
疲労で倒れたOF-004は、山小屋の中で安静中
マクシミリアンが護衛している
【目的】
OF-004と話す
■補足
成功条件は、不明。
ハンター(覚醒者)たちとOF-004(強化人間)との間に意見の食い違いがあっても、互いに言いたいことを言い合えることができれば、成功度合いが上がる。
マスターより
大林です。
【空蒼】連動シナリオをお届けします。
強化人間であるOF-004と話す機会に恵まれました。
ぜひ、皆さんの想いをプレイングに込めて、OF-004に伝えてあげてください。
それでは、心からお待ちしております。
【空蒼】連動シナリオをお届けします。
強化人間であるOF-004と話す機会に恵まれました。
ぜひ、皆さんの想いをプレイングに込めて、OF-004に伝えてあげてください。
それでは、心からお待ちしております。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/08/13 02:05
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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質問卓 鬼塚 陸(ka0038) 人間(リアルブルー)|22才|男性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2018/08/04 10:38:11 |
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相談卓 アウレール・V・ブラオラント(ka2531) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2018/08/07 11:06:54 |
|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/08/03 23:35:00 |