ゲスト
(ka0000)
夕涼み会までの暑い一日
マスター:三田村 薫

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 寸志
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/08/05 09:00
- リプレイ完成予定
- 2018/08/14 09:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
●徳を積んで平和な休日を手に入れよう!
「なんかもうさぁ、最近ツイてないんだよね」
一時的に、人が少なくなった時間帯、ハンターオフィスにて。青年職員はカウンターに肘を突いてそんな愚痴をこぼした。彼はここのところ災難続きなのである。
「日頃の行いが悪いからじゃないですかぁ?」
と、返したのは眼鏡にお下げの職員だ。
「は? 何言ってるんだ? 僕のどんな行いが悪いって言うの? リアルブルーから転移してきて、オフィスに職を得たは良いけど、クリムゾンウェストのことが右も左もわからなくてべそかいてたお嬢ちゃんに助け船を出したのは誰?」
「あの人」
そう言って彼女が指すのは中年の職員である。
「僕も手を貸してあげたでしょ!?」
「そうでしたっけ?」
「こんにゃろ……いいか、僕と彼が次々と事件に巻き込まれてるから、次は君だぞ。今に見てろ」
「もう、縁起でもないこと言わないでもらえませんかぁ?」
「まぁまぁ、いつ人が来るかわからないんだから窓口で喧嘩はやめなさい」
中年職員が仲裁に入る。
「とは言え、君はお祓いにでも行った方が良いんじゃないのかな? それかボランティアでもして徳を積めよ」
「え! オフィス職員やってる時点で充分徳積んでない!?」
「オフィス職員の徳を凌駕する悪行の数々……」
「コボルドの集団に放り込むぞ」
青年が眼鏡の彼女を睨んだ丁度その時だった。
「賑やかですね」
「おや、アルトゥーロじゃないか」
亜麻色の髪の毛をした、背の高いハンターがやって来た。彼はアルトゥーロと言って、ハンターであると同時に町の司祭様でもある。
「善行を積みたいのですか?」
彼は優しく微笑みながら青年職員を見下ろした。眼鏡の職員が、ここぞとばかりに彼の背中を押す。
「そうなんですぅ! アルトゥーロさんの教会、そう言う修行とかやってないんですか? 霊峰にこもるとか」
「何言ってんの!? 善行積むのにこもってどうすんの!?」
「ははは、僕も人に厳しいことを言えた立場ではありませんからね。毎日が修行のようなものですよ。エクラは寛容ではありますが、司祭を任されている以上、日々自分を律するべきと僕は考えています」
「爪の垢ください。この人に飲ませますぅ」
「この野郎」
「まあ、僕の宗教観はおいておくとして、ボランティアの場はご紹介できますよ」
「おや、それは良いね。気分転換も兼ねて行ってきたらどうだい?」
中年職員が水を向けると、青年職員は困った様にアルトゥーロを見上げた。
「肉体労働は嫌だ」
「大したことはしませんよ。町でささやかな夕涼み会をやるんです。夏野菜を収穫して、大鍋いっぱいにカポナータを作る。夕方から皆でそれをつまみながら、冷たいジュースやお酒を飲んでお互いにねぎらうんです」
「楽しそう」
眼鏡の職員が目を輝かせた。
「君が行く?」
「いいえ。あなたに徳を積むチャンスを譲ってあげますぅ。アルトゥーロさん、なんなりとこき使ってやってください」
「え? なんなの? お前は僕の母親か?」
●旅は道連れ世は情け
「と言うことで、せっかくだから他にも誰か行かない? あっちの町長さんの計らいでハンターには寸志出るって。僕には出ないけど」
徳を積まなきゃいけないからね、と彼は苦笑した。
「アルトゥーロによると、やってほしいことは、野菜の収穫の手伝い、子供たちの相手、大鍋いっぱいのカポナータ作り。それと良かったら納涼会も一緒にどうぞって。カポナータ以外にも多少はお料理出るみたい」
最初は文句を言っていた彼も、読み上げている内に楽しみになってきたらしい。
「夏の行事って良いよねぇ。小さい頃を思い出すなぁ。なんだかちょっとだけわくわくしてきたよ」
●徳を積んで平和な休日を手に入れよう!
「なんかもうさぁ、最近ツイてないんだよね」
一時的に、人が少なくなった時間帯、ハンターオフィスにて。青年職員はカウンターに肘を突いてそんな愚痴をこぼした。彼はここのところ災難続きなのである。
「日頃の行いが悪いからじゃないですかぁ?」
と、返したのは眼鏡にお下げの職員だ。
「は? 何言ってるんだ? 僕のどんな行いが悪いって言うの? リアルブルーから転移してきて、オフィスに職を得たは良いけど、クリムゾンウェストのことが右も左もわからなくてべそかいてたお嬢ちゃんに助け船を出したのは誰?」
「あの人」
そう言って彼女が指すのは中年の職員である。
「僕も手を貸してあげたでしょ!?」
「そうでしたっけ?」
「こんにゃろ……いいか、僕と彼が次々と事件に巻き込まれてるから、次は君だぞ。今に見てろ」
「もう、縁起でもないこと言わないでもらえませんかぁ?」
「まぁまぁ、いつ人が来るかわからないんだから窓口で喧嘩はやめなさい」
中年職員が仲裁に入る。
「とは言え、君はお祓いにでも行った方が良いんじゃないのかな? それかボランティアでもして徳を積めよ」
「え! オフィス職員やってる時点で充分徳積んでない!?」
「オフィス職員の徳を凌駕する悪行の数々……」
「コボルドの集団に放り込むぞ」
青年が眼鏡の彼女を睨んだ丁度その時だった。
「賑やかですね」
「おや、アルトゥーロじゃないか」
亜麻色の髪の毛をした、背の高いハンターがやって来た。彼はアルトゥーロと言って、ハンターであると同時に町の司祭様でもある。
「善行を積みたいのですか?」
彼は優しく微笑みながら青年職員を見下ろした。眼鏡の職員が、ここぞとばかりに彼の背中を押す。
「そうなんですぅ! アルトゥーロさんの教会、そう言う修行とかやってないんですか? 霊峰にこもるとか」
「何言ってんの!? 善行積むのにこもってどうすんの!?」
「ははは、僕も人に厳しいことを言えた立場ではありませんからね。毎日が修行のようなものですよ。エクラは寛容ではありますが、司祭を任されている以上、日々自分を律するべきと僕は考えています」
「爪の垢ください。この人に飲ませますぅ」
「この野郎」
「まあ、僕の宗教観はおいておくとして、ボランティアの場はご紹介できますよ」
「おや、それは良いね。気分転換も兼ねて行ってきたらどうだい?」
中年職員が水を向けると、青年職員は困った様にアルトゥーロを見上げた。
「肉体労働は嫌だ」
「大したことはしませんよ。町でささやかな夕涼み会をやるんです。夏野菜を収穫して、大鍋いっぱいにカポナータを作る。夕方から皆でそれをつまみながら、冷たいジュースやお酒を飲んでお互いにねぎらうんです」
「楽しそう」
眼鏡の職員が目を輝かせた。
「君が行く?」
「いいえ。あなたに徳を積むチャンスを譲ってあげますぅ。アルトゥーロさん、なんなりとこき使ってやってください」
「え? なんなの? お前は僕の母親か?」
●旅は道連れ世は情け
「と言うことで、せっかくだから他にも誰か行かない? あっちの町長さんの計らいでハンターには寸志出るって。僕には出ないけど」
徳を積まなきゃいけないからね、と彼は苦笑した。
「アルトゥーロによると、やってほしいことは、野菜の収穫の手伝い、子供たちの相手、大鍋いっぱいのカポナータ作り。それと良かったら納涼会も一緒にどうぞって。カポナータ以外にも多少はお料理出るみたい」
最初は文句を言っていた彼も、読み上げている内に楽しみになってきたらしい。
「夏の行事って良いよねぇ。小さい頃を思い出すなぁ。なんだかちょっとだけわくわくしてきたよ」
解説
●目的
夕涼み会をつつがなく終わらせる
●やってほしいこと
1.野菜の収穫
鋏を貸し出しますのでナス、トマトを中心に収穫してください。農家の人や有志も一緒です。
2.子どもたちの相手
大人たちが大忙しなので暇している子どもたちの相手です。
川遊びや虫とりが予想されます。それ以外でも提案していただければ乗ってくれるでしょう。
事故には気をつけて。
3.大鍋いっぱいのカポナータ作り
ナスを素揚げにして、玉ねぎやトマト、オリーブと一緒に白ワイン酢と塩、砂糖で軽く煮込むお料理だそうです(Wikipedia調べ)。
材料を切る、素揚げにする、鍋をかき混ぜるなどの作業をします。有志も一緒です。
火傷と火事に気をつけて。
4.夕涼み会参加
作ったカポナータや他のお料理(サラダとかパスタとか)を食べながら語らい合う納涼会です。ジュースとかお茶とかが出ます。ボランティアとは言え依頼中なのでアルコールは飲めません。
1の収穫が終わってから3の料理に入る時系列で、その間ずっと2の子供の相手が続いている形ですので、複数箇所でお手伝いしたい方はお気を付けください。万が一辻褄が合わなかったらダイスで決めます。
子供の相手を途中で抜けたり、途中から入るのはOKです。
●NPC
オフィス職員
徳を積まないといけないのであちこち走り回っています。大体の事が人並に出来ます。
アルトゥーロ(聖導士)
作業中の町の人たちの事故防止などで走り回っています。
●その他
町の人がサポートしてくれるので、お料理すると毎回黒焦げになるPCさんでも補正が入って失敗しにくいものとします。
黒焦げがアイデンティティなんだ! と言うPCさんがどうしても黒焦げにするとその分成功度が下がってしまいますのでお気を付けください。
逆に言うとお料理が苦手なPCさんがお料理するチャンスでもあります。
夕涼み会をつつがなく終わらせる
●やってほしいこと
1.野菜の収穫
鋏を貸し出しますのでナス、トマトを中心に収穫してください。農家の人や有志も一緒です。
2.子どもたちの相手
大人たちが大忙しなので暇している子どもたちの相手です。
川遊びや虫とりが予想されます。それ以外でも提案していただければ乗ってくれるでしょう。
事故には気をつけて。
3.大鍋いっぱいのカポナータ作り
ナスを素揚げにして、玉ねぎやトマト、オリーブと一緒に白ワイン酢と塩、砂糖で軽く煮込むお料理だそうです(Wikipedia調べ)。
材料を切る、素揚げにする、鍋をかき混ぜるなどの作業をします。有志も一緒です。
火傷と火事に気をつけて。
4.夕涼み会参加
作ったカポナータや他のお料理(サラダとかパスタとか)を食べながら語らい合う納涼会です。ジュースとかお茶とかが出ます。ボランティアとは言え依頼中なのでアルコールは飲めません。
1の収穫が終わってから3の料理に入る時系列で、その間ずっと2の子供の相手が続いている形ですので、複数箇所でお手伝いしたい方はお気を付けください。万が一辻褄が合わなかったらダイスで決めます。
子供の相手を途中で抜けたり、途中から入るのはOKです。
●NPC
オフィス職員
徳を積まないといけないのであちこち走り回っています。大体の事が人並に出来ます。
アルトゥーロ(聖導士)
作業中の町の人たちの事故防止などで走り回っています。
●その他
町の人がサポートしてくれるので、お料理すると毎回黒焦げになるPCさんでも補正が入って失敗しにくいものとします。
黒焦げがアイデンティティなんだ! と言うPCさんがどうしても黒焦げにするとその分成功度が下がってしまいますのでお気を付けください。
逆に言うとお料理が苦手なPCさんがお料理するチャンスでもあります。
マスターより
こんにちは三田村です。
夏野菜レシピ探してたらカポナータを見付けました。食べたことがないので一度食べてみたいですね。
アルトゥーロは「聖堂のスカラファッジョ」でGに襲われていた彼です。普通の虫なら嫌いではありません。
PCさんたちで手伝いたいところが偏ったとしても、手薄の所は徳積み職員が入りますのでご安心ください。好きな仕事を選んでね。
夏野菜レシピ探してたらカポナータを見付けました。食べたことがないので一度食べてみたいですね。
アルトゥーロは「聖堂のスカラファッジョ」でGに襲われていた彼です。普通の虫なら嫌いではありません。
PCさんたちで手伝いたいところが偏ったとしても、手薄の所は徳積み職員が入りますのでご安心ください。好きな仕事を選んでね。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/08/10 02:36
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/08/04 09:28:49 |
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夕涼み会を盛り上げろ 星野 ハナ(ka5852) 人間(リアルブルー)|24才|女性|符術師(カードマスター) |
最終発言 2018/08/04 23:28:13 |