ゲスト
(ka0000)
黒ひげ男、危機一髪!
マスター:ラゑティティア

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在5人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/08/13 15:00
- リプレイ完成予定
- 2018/08/22 15:00
オープニング
「怖いものが無くなる……という状況には、大きく分けて2つある」
黒髭を蓄えた男は、酒を片手に語り始めた。
「ひとつは、何ものにもかえがたい何かを手に入れた時
ひとつは、すべてを失い闇と化した時」
そこまで言うと、大きくグビッとジョッキが傾く。
持論なのだろうが、言葉の一つ一つに重みのようなものがあった。
ハンター達はちょっと一杯やるかと、ふらりと近くの町で酒場に立ち寄っただけなのだが……
案内された合席の縦長テーブルに、この髭の男が座っていた。
年は外見から推測すると60代後半といったところだ。
農業をしているのか肌は日焼けし、汚れた作業着を着ている。
酒場の店内も、よく柱などを観察すれば、彼と一緒に年を取ったかのように古めかしかった。
「おぬしらは戦場と関わりのある仕事についているとみえる。
この先、どんな未来が待っているかは知るよしもないが。
たとえすべてを失うことがあっても、闇にだけはひれ伏しちゃいかんぞい」
グビグビする酔っ払いの長話に、注文もできないままのハンター達。
さすがに見かねた主人が助け舟を出してくれた。
「……おいおいヒゲさん、また若い衆に愚痴ってるのかい?」
ヒゲというのは彼のあだ名なのだろうか。
「すまんね、ヒゲさんの息子はハンターだったんだけど、いろいろあってね。
まあ悪気があって言ってるわけじゃないから許してやってね」
「ム……っ!?」
急に髭男の顔色が蒼くなる
――直後
ガシャガシャンッッ!
ガラス窓に体当たりし、何かが次々と侵入してくる。
正常とは思えない血走る目と逆立つ漆黒の毛並み
剥き出されるひときわ目立つ牙
姿は犬に似ているが、ただの犬ではないのは明らかだった。
正体がわからないまま客達が悲鳴を上げ、一目散に外へ逃げ始める。
獣によって店内が無残に破壊されているが、主人は構わずカウンターから出て客の流れを誘導した。
その迅速な対応で、他の一般客や従業員はさほど時間をかけることなく無事に外へ避難できたようだ。
主人の動揺は汗に表れていたものの、客の前でうろたえることはない。
彼の前面を飾るゆるい絵柄のエプロンも、なんとなく誇らしげに見えた。
「君達、見かけない顔だし、外から来たんだろう?
せっかく店に寄ってくれたのにこんな事態になってすまないね。
じつは最近、町の近くに雑魔が目撃されてた噂があったんだよ。
近々ハンターに依頼するという話だったんだがね……」
苦笑しつつも申し訳なさそうに謝罪してくれる。
「あーほらヒゲさんもっ。じーっとしてないでこっちこっち!」
主人が急かすものの、何故かまったく動かず、逃げようとしない。
そういえば敵が出てくる直前、何か唸ったように見えたが。
……まさかこの髭オヤジ、敵の気配をとらえていたとでもいうのか?
ハンター達がやや緊張気味にさまざまな思考を巡らせていた時だった
「ぎ……ぎっくり腰になってしもうた」
黒髭を蓄えた男は、酒を片手に語り始めた。
「ひとつは、何ものにもかえがたい何かを手に入れた時
ひとつは、すべてを失い闇と化した時」
そこまで言うと、大きくグビッとジョッキが傾く。
持論なのだろうが、言葉の一つ一つに重みのようなものがあった。
ハンター達はちょっと一杯やるかと、ふらりと近くの町で酒場に立ち寄っただけなのだが……
案内された合席の縦長テーブルに、この髭の男が座っていた。
年は外見から推測すると60代後半といったところだ。
農業をしているのか肌は日焼けし、汚れた作業着を着ている。
酒場の店内も、よく柱などを観察すれば、彼と一緒に年を取ったかのように古めかしかった。
「おぬしらは戦場と関わりのある仕事についているとみえる。
この先、どんな未来が待っているかは知るよしもないが。
たとえすべてを失うことがあっても、闇にだけはひれ伏しちゃいかんぞい」
グビグビする酔っ払いの長話に、注文もできないままのハンター達。
さすがに見かねた主人が助け舟を出してくれた。
「……おいおいヒゲさん、また若い衆に愚痴ってるのかい?」
ヒゲというのは彼のあだ名なのだろうか。
「すまんね、ヒゲさんの息子はハンターだったんだけど、いろいろあってね。
まあ悪気があって言ってるわけじゃないから許してやってね」
「ム……っ!?」
急に髭男の顔色が蒼くなる
――直後
ガシャガシャンッッ!
ガラス窓に体当たりし、何かが次々と侵入してくる。
正常とは思えない血走る目と逆立つ漆黒の毛並み
剥き出されるひときわ目立つ牙
姿は犬に似ているが、ただの犬ではないのは明らかだった。
正体がわからないまま客達が悲鳴を上げ、一目散に外へ逃げ始める。
獣によって店内が無残に破壊されているが、主人は構わずカウンターから出て客の流れを誘導した。
その迅速な対応で、他の一般客や従業員はさほど時間をかけることなく無事に外へ避難できたようだ。
主人の動揺は汗に表れていたものの、客の前でうろたえることはない。
彼の前面を飾るゆるい絵柄のエプロンも、なんとなく誇らしげに見えた。
「君達、見かけない顔だし、外から来たんだろう?
せっかく店に寄ってくれたのにこんな事態になってすまないね。
じつは最近、町の近くに雑魔が目撃されてた噂があったんだよ。
近々ハンターに依頼するという話だったんだがね……」
苦笑しつつも申し訳なさそうに謝罪してくれる。
「あーほらヒゲさんもっ。じーっとしてないでこっちこっち!」
主人が急かすものの、何故かまったく動かず、逃げようとしない。
そういえば敵が出てくる直前、何か唸ったように見えたが。
……まさかこの髭オヤジ、敵の気配をとらえていたとでもいうのか?
ハンター達がやや緊張気味にさまざまな思考を巡らせていた時だった
「ぎ……ぎっくり腰になってしもうた」
解説
<目的>
酒場に出現した雑魔退治と、髭男の救出。
<敵>
雑魔六体。
注意するべき点は、速い動きと牙ですが、新米ハンターでも倒せるレベルです。
手当たり次第に襲ったり破壊したりしています。
<酒場>
A B C D E
窓 a □□魔□□
b □□□■魔
扉 c 魔□□■髭
d □□□■■
e □□魔■■
窓 f □□□■■
g 魔□□□□
扉 h □□主□魔
i □□□□□
j □□□□□
■……ハンター
魔……雑魔(体長1m程度)
髭……ヒゲさん(ぎっくり腰で動けない)
主……酒場主人(一同をハンターだと知らず、自分ひとりで責任をもって避難させようとしている)
<酒場内部の様子>
ハンター達が座っている場所と、そのちょうど反対側の同じ位置に、縦長テーブルが並んでいます。
iの列にカウンター、jの列に酒が置かれています。
窓はすでに割れています。
酒場に出現した雑魔退治と、髭男の救出。
<敵>
雑魔六体。
注意するべき点は、速い動きと牙ですが、新米ハンターでも倒せるレベルです。
手当たり次第に襲ったり破壊したりしています。
<酒場>
A B C D E
窓 a □□魔□□
b □□□■魔
扉 c 魔□□■髭
d □□□■■
e □□魔■■
窓 f □□□■■
g 魔□□□□
扉 h □□主□魔
i □□□□□
j □□□□□
■……ハンター
魔……雑魔(体長1m程度)
髭……ヒゲさん(ぎっくり腰で動けない)
主……酒場主人(一同をハンターだと知らず、自分ひとりで責任をもって避難させようとしている)
<酒場内部の様子>
ハンター達が座っている場所と、そのちょうど反対側の同じ位置に、縦長テーブルが並んでいます。
iの列にカウンター、jの列に酒が置かれています。
窓はすでに割れています。
マスターより
どうやら髭男の「ムッ!」は、ただのぎっくり腰だったようですね。
まぎらわしいオヤジです(コラ
今回の件は、近々町長がハンターに依頼予定でしたので、
無事に退治することができれば町長から直接謝礼が支払われます。
余談ですが、酒を守りきれれば、主人がお礼にタダで飲ませてくれるかも……?
まぎらわしいオヤジです(コラ
今回の件は、近々町長がハンターに依頼予定でしたので、
無事に退治することができれば町長から直接謝礼が支払われます。
余談ですが、酒を守りきれれば、主人がお礼にタダで飲ませてくれるかも……?
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/08/18 22:08
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/08/13 10:28:18 |
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危機一髪!酒とヲヤジを守れ! 星野 ハナ(ka5852) 人間(リアルブルー)|24才|女性|符術師(カードマスター) |
最終発言 2018/08/13 14:33:03 |