ゲスト
(ka0000)
納涼会をしよう
マスター:きりん

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/08/15 12:00
- リプレイ完成予定
- 2018/08/24 12:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
●連日の記録的猛暑
夏は暑いものだ。
それは当然のことで、暑さに文句をいうことはあっても、それを当然と思わない者はいないだろう。
だが、今年は少々その暑さというものが早く来過ぎた。
暑さの本番が来た今、連日空は快晴で、雨雲一つかからない日が続いている。
あまりの暑さに、夏のレジャーは毎日大盛況になっているくらいだ。
ただ、その選択を取れない者だっているわけで。
「……暑い」
ジェーンは激しく地面を照りつける日差しを手を掲げて遮った。
当然の焼け石に水で、涼しくならないどころか地面から照り返しの熱が伝わってきて余計に暑く感じる。
「うーん、ここ最近ずっと雨が降ってない気がする。今年は水不足になりそう」
普段受付嬢として働く彼女も、いつも受付嬢然としているわけではない。
仕事をする前、さらにいえば一人でいる時ならば敬語は使わない。
別にジェーンに限ったことではなく、大抵の人間はそうだろう。
中には敬語が癖になっていて、常に敬語になってしまう人間もいるかもしれないが。
歩く姿は背筋がピンと伸び、彼女の姿勢の良さを強調している。
人格的には一癖も二癖もある彼女だが、受付嬢として仕事をしているだけあって、身体に染み付いた所作は綺麗なもの。
他人に見られることを前提とする職業だからこそだ。
それでも、身体の機能を完全にコントロールするというのは難しく、額には玉のような汗が浮かび、頬を一筋の汗が伝う。
ハンカチを取り出した受付嬢は、化粧が崩れないように注意して汗を拭った。
元々化粧は薄い方だから多少崩れたところで目立ちはしないが、やはりよくよく観察すれば分かる程度の差が出てしまうし、何よりみっともない。
(……これは、ソサエティについたら化粧直しが必要かな)
嘆息をして、顔を上げたジェーンの目に、氷菓子の出店が映った。
機導術の研究者が魔導機械の研究と実験を兼ねて趣味で営業している出店だが、夏場ということもあって案外繁盛しているようだ。
現在はハンターズソサエティの帝国支部で勤務しているジェーンだが、こういった魔導機械の恩恵を受けやすいのが、帝国の特徴だ。
自然に足が向き、気付けばジェーンは氷菓子を購入していた。
「……魅力には勝てなかったわ」
何となく後ろめたい気持ちを抱きつつも、木の棒の先についた氷菓子を一舐めする。
「ふふ。冷たくて美味しい」
氷菓子には果物の果汁が使われているようで、爽やかな酸味が暑さを吹き飛ばしてくれた。
「うん。お仕事頑張ろうかな」
仕事場に着くまでに食べ終えたジェーンは、いつものうさんくさい笑顔を浮かべるとソサエティの扉を開けた。
●納涼会のお知らせ
午前の業務を乗り切り、午後の業務の最中にジェーンは上司のエルス・モウザルから通達を受けた。
「一般の方やハンターの皆さんも誘って納涼会を行うよ。もちろん職員も参加なのでそのつもりでスケジュールを調整しておくように。ああ、でも誰も来なかったら寂しいなぁ」
「……それはそれとして納涼会、ですか? 少し早くないですか?」
「うん、本来ならもっと後になってからなんだけどね。最近凄い暑い日が続いてるから、一度リフレッシュして仕事しもらおうということで臨時に決まったんだよ」
「なるほど。確かに暑さで皆だらけ気味でしたし、いいかもしれませんね」
「そうだろう? 当日は組合と錬魔院が魔導機械を持ち出して屋台を出すみたいだよ」
「魔導機械ですか。よくそんな貴重なものを出すって決めましたね」
「昔から組合と錬魔院は張り合ってるからね。何か魔導機械の性能勝負みたいな感じになって張り切ってるみたいだよ」
「……また面白、いえ、面倒そうな事態になっていますね」
「ジェーンちゃん本音隠せてないよ。まあ、ご相伴に預かる身としては有り難いし、やり過ぎない範囲ならどうぞ好きなだけやってくれって感じだよね」
この部下にしてこの上司ありとでもいうべきだろうか。
エルスも中々の性格をしているようだ。
普段は福々しく人畜無害そうな笑みを浮かべている昼行灯みたいな態度なので、ある意味ジェーンとは似た者同士かもしれない。
「分かりました。それではハンターの皆様にも通達して予定を開けておきましょう。念のため報酬付きで依頼も出しておきます」
「うん。それでよろしく頼むよ」
話が済んで、エルスが戻っていくのを見送ったジェーンは、満足そうにいつものうさんくさい笑顔を浮かべ、業務に戻った。
●連日の記録的猛暑
夏は暑いものだ。
それは当然のことで、暑さに文句をいうことはあっても、それを当然と思わない者はいないだろう。
だが、今年は少々その暑さというものが早く来過ぎた。
暑さの本番が来た今、連日空は快晴で、雨雲一つかからない日が続いている。
あまりの暑さに、夏のレジャーは毎日大盛況になっているくらいだ。
ただ、その選択を取れない者だっているわけで。
「……暑い」
ジェーンは激しく地面を照りつける日差しを手を掲げて遮った。
当然の焼け石に水で、涼しくならないどころか地面から照り返しの熱が伝わってきて余計に暑く感じる。
「うーん、ここ最近ずっと雨が降ってない気がする。今年は水不足になりそう」
普段受付嬢として働く彼女も、いつも受付嬢然としているわけではない。
仕事をする前、さらにいえば一人でいる時ならば敬語は使わない。
別にジェーンに限ったことではなく、大抵の人間はそうだろう。
中には敬語が癖になっていて、常に敬語になってしまう人間もいるかもしれないが。
歩く姿は背筋がピンと伸び、彼女の姿勢の良さを強調している。
人格的には一癖も二癖もある彼女だが、受付嬢として仕事をしているだけあって、身体に染み付いた所作は綺麗なもの。
他人に見られることを前提とする職業だからこそだ。
それでも、身体の機能を完全にコントロールするというのは難しく、額には玉のような汗が浮かび、頬を一筋の汗が伝う。
ハンカチを取り出した受付嬢は、化粧が崩れないように注意して汗を拭った。
元々化粧は薄い方だから多少崩れたところで目立ちはしないが、やはりよくよく観察すれば分かる程度の差が出てしまうし、何よりみっともない。
(……これは、ソサエティについたら化粧直しが必要かな)
嘆息をして、顔を上げたジェーンの目に、氷菓子の出店が映った。
機導術の研究者が魔導機械の研究と実験を兼ねて趣味で営業している出店だが、夏場ということもあって案外繁盛しているようだ。
現在はハンターズソサエティの帝国支部で勤務しているジェーンだが、こういった魔導機械の恩恵を受けやすいのが、帝国の特徴だ。
自然に足が向き、気付けばジェーンは氷菓子を購入していた。
「……魅力には勝てなかったわ」
何となく後ろめたい気持ちを抱きつつも、木の棒の先についた氷菓子を一舐めする。
「ふふ。冷たくて美味しい」
氷菓子には果物の果汁が使われているようで、爽やかな酸味が暑さを吹き飛ばしてくれた。
「うん。お仕事頑張ろうかな」
仕事場に着くまでに食べ終えたジェーンは、いつものうさんくさい笑顔を浮かべるとソサエティの扉を開けた。
●納涼会のお知らせ
午前の業務を乗り切り、午後の業務の最中にジェーンは上司のエルス・モウザルから通達を受けた。
「一般の方やハンターの皆さんも誘って納涼会を行うよ。もちろん職員も参加なのでそのつもりでスケジュールを調整しておくように。ああ、でも誰も来なかったら寂しいなぁ」
「……それはそれとして納涼会、ですか? 少し早くないですか?」
「うん、本来ならもっと後になってからなんだけどね。最近凄い暑い日が続いてるから、一度リフレッシュして仕事しもらおうということで臨時に決まったんだよ」
「なるほど。確かに暑さで皆だらけ気味でしたし、いいかもしれませんね」
「そうだろう? 当日は組合と錬魔院が魔導機械を持ち出して屋台を出すみたいだよ」
「魔導機械ですか。よくそんな貴重なものを出すって決めましたね」
「昔から組合と錬魔院は張り合ってるからね。何か魔導機械の性能勝負みたいな感じになって張り切ってるみたいだよ」
「……また面白、いえ、面倒そうな事態になっていますね」
「ジェーンちゃん本音隠せてないよ。まあ、ご相伴に預かる身としては有り難いし、やり過ぎない範囲ならどうぞ好きなだけやってくれって感じだよね」
この部下にしてこの上司ありとでもいうべきだろうか。
エルスも中々の性格をしているようだ。
普段は福々しく人畜無害そうな笑みを浮かべている昼行灯みたいな態度なので、ある意味ジェーンとは似た者同士かもしれない。
「分かりました。それではハンターの皆様にも通達して予定を開けておきましょう。念のため報酬付きで依頼も出しておきます」
「うん。それでよろしく頼むよ」
話が済んで、エルスが戻っていくのを見送ったジェーンは、満足そうにいつものうさんくさい笑顔を浮かべ、業務に戻った。
解説
●概要
日常シナリオです。
ハンターズソサエティ主催の納涼会を楽しんでください。
日差しが和らぐ午後三時頃から、日没後の午後七時頃まで帝都バルトアンデルスの一角で行われます。
当日はシャーベットとアイスクリームの出店が立ち、スイカ、麦茶が振る舞われる他、バーベキューなども行われます。
全て無料で飲食することができます。
夜になると打ち上げ花火による花火大会も行われるようです。
ぜひ浴衣を用意して楽しんでください。
浴衣がない人のために、ハンターズソサエティの方で貸し出しも行っています。
また、大量のバケツに水が用意され、柄杓で自由に打ち水を行うことができます。
個人で花火を楽しむための空き地も用意されています。
皆で納涼会を満喫してください。
●達成条件
・納涼会を楽しむ
●納涼会会場について
○北……錬魔院シャーベットと組合アイスクリームの出店
○東……バーベキュー大会。材料持込可。ビールが飲めます(重要)
○西……納涼会本部で浴衣の貸し出し。更衣室あり。椅子とテーブル設置の休憩所でスイカと麦茶提供。花火大会もここ。花火は個人的に楽しむ分も消火用のバケツと一緒に用意されています。
○南……空き地。個人で楽しむ花火はここで。
●関連NPC(絡まない限り置物ですので絡まなくても構いません)
○ジェーン・ドゥ……うさんくさい営業スマイルと淀みない営業トークが特徴的な受付嬢。
○エルス・モウザル……ジェーン・ドゥの上司。いつも福々しい昼行灯。
○ディルク、アンティ、アルム、トア……納涼会目的で帝都を訪れた家族。父、母、少年、幼女の四人組。食欲旺盛なトアが回りを気にせず食いまくり、アルムがトアを叱り、ディルクとアンティが回りに謝罪するのが王道パターン。
○アルステフ……とある村の勘違い少年。たまたま村から帝都に出稼ぎに来ていた。勘違いが発展して中二病を患っている。
日常シナリオです。
ハンターズソサエティ主催の納涼会を楽しんでください。
日差しが和らぐ午後三時頃から、日没後の午後七時頃まで帝都バルトアンデルスの一角で行われます。
当日はシャーベットとアイスクリームの出店が立ち、スイカ、麦茶が振る舞われる他、バーベキューなども行われます。
全て無料で飲食することができます。
夜になると打ち上げ花火による花火大会も行われるようです。
ぜひ浴衣を用意して楽しんでください。
浴衣がない人のために、ハンターズソサエティの方で貸し出しも行っています。
また、大量のバケツに水が用意され、柄杓で自由に打ち水を行うことができます。
個人で花火を楽しむための空き地も用意されています。
皆で納涼会を満喫してください。
●達成条件
・納涼会を楽しむ
●納涼会会場について
○北……錬魔院シャーベットと組合アイスクリームの出店
○東……バーベキュー大会。材料持込可。ビールが飲めます(重要)
○西……納涼会本部で浴衣の貸し出し。更衣室あり。椅子とテーブル設置の休憩所でスイカと麦茶提供。花火大会もここ。花火は個人的に楽しむ分も消火用のバケツと一緒に用意されています。
○南……空き地。個人で楽しむ花火はここで。
●関連NPC(絡まない限り置物ですので絡まなくても構いません)
○ジェーン・ドゥ……うさんくさい営業スマイルと淀みない営業トークが特徴的な受付嬢。
○エルス・モウザル……ジェーン・ドゥの上司。いつも福々しい昼行灯。
○ディルク、アンティ、アルム、トア……納涼会目的で帝都を訪れた家族。父、母、少年、幼女の四人組。食欲旺盛なトアが回りを気にせず食いまくり、アルムがトアを叱り、ディルクとアンティが回りに謝罪するのが王道パターン。
○アルステフ……とある村の勘違い少年。たまたま村から帝都に出稼ぎに来ていた。勘違いが発展して中二病を患っている。
マスターより
こんにちは、初めまして。
マスターのきりんです。
今回は納涼会の日常シナリオとなります。
現実でも猛暑が続きますが、リアル、ゲームともに暑さを吹き飛ばして参りましょう。
私の過去のシナリオに出てきた名有りNPCが登場しますが、該当するシナリオに参加していない方でも問題なく楽しめるように作ってありますので、初見の方もぜひ参加をご検討ください。
それでは楽しんでくださいね。
マスターのきりんです。
今回は納涼会の日常シナリオとなります。
現実でも猛暑が続きますが、リアル、ゲームともに暑さを吹き飛ばして参りましょう。
私の過去のシナリオに出てきた名有りNPCが登場しますが、該当するシナリオに参加していない方でも問題なく楽しめるように作ってありますので、初見の方もぜひ参加をご検討ください。
それでは楽しんでくださいね。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/08/17 15:37
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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納涼会 レイア・アローネ(ka4082) 人間(クリムゾンウェスト)|24才|女性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2018/08/13 22:10:40 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/08/13 18:57:10 |