ゲスト
(ka0000)
アイスのかわりにフリルなビキニ?
マスター:紺堂 カヤ

このシナリオは2日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
- 難易度
- 易しい
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在25人 / 1~25人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/08/18 07:30
- リプレイ完成予定
- 2018/08/29 07:30
オープニング
毎日、うんざりするような暑さが続いていた。夏の暑さは、誰に対しても容赦なく襲い掛かる。老いも若きも、金持ちにも貧乏人にも。そういう意味では、実に平等であると言える。
「あ~つ~い~」
宝石商モンド氏の一人娘・ダイヤは、大きなお屋敷のソファにべっとりと横になって溶けかけていた。
「クロス~、アイスちょうだ~い」
「ダメです」
モンド家の使用人にしてダイヤの付き人・クロスの返事はにべもない。頬を膨らますダイヤに向かって、クロスはため息をついた。
「先ほどお召し上がりになったばかりではないですか」
「そうだけど。暑いんだもん!」
「それはもちろんわかりますが、冷たいものばかり食べていてはお腹を壊しますよ」
クロスが珍しくダイヤを気遣うようなことを言うので、おや、と笑顔になりかけたダイヤだったが。
「まあ、壊れるのは私の胃腸ではないので別にいいんですけどね。でもその看病をするのは私ですし、できれば壊さないでいてくださった方がありがたいですね、結局」
と涼しい顔で続けられたセリフにより、ダイヤの笑顔は秒で引っ込んだ。
「一言も二言も多いのよっ、あんたは!!」
ダイヤが憤慨してソファから起き上がった、そのとき。メイドがにこにことやってきた。手には、何か紙らしきものを持っている。
「お嬢様、お手紙ですよ」
「手紙? 私に?」
「手紙? お友だちの少ないお嬢様に?」
ダイヤが笑顔になったそばから、クロスがまた余計なことを言う。
「少なくないわよ、失礼ね!! で、どなたから?」
問われて、メイドはもったいぶるように、うふふ、とひとつ含み笑いをしてから、告げた。
「ジャン・マルコリーニさまからです」
「えっ」
ダイヤの目が丸くなった。
ジャン・マルコリーニ、とは。
ダイヤに一目惚れし、ラブレターを送ってきたことのある青年である。その後「恋人ではなく友だちに」ということに落ち着いているのだが。なお、モンド家に負けないくらいの金持ちである。
「まさかまた、ラブレターなんじゃないですか!?」
「ま、まさか! だって私たち、お友だちになったのよ」
ダイヤはぶんぶんと首を横に振るが、声には動揺が滲んでいた。メイドが面白そうにダイヤとクロスを見比べる。クロスは気にもしていないような、涼しい顔のままだ。
「えーっと? 親愛なるダイヤ・モンド嬢、ごきげんいかがですか……。ふんふん……、えっ! プール!?」
手紙には、マルコリーニ家の庭のプールを今年新しくしたこと、ちょっとしたレジャー施設並みの広さと設備を整えたので、ぜひ遊びに来てほしいことが書かれていた。
「父が張り切って新しくしたのはいいのですが張り切りすぎて大きくしすぎ、家族だけでは持て余してしまっているのです……だって。どこの家庭も父親の張り切り方ってちょっとおかしくなるものなのかしら?」
ダイヤは自分の父親を思い浮かべて呟く。そんなわけないだろ、というツッコミは誰からも入らない。
「ぜひ、お友だちをたくさん連れていらしてください、って書いてあるわ!! 行く行く!! クロスも一緒に行く?」
「行きません」
「あっそ。どうせそう言うと思ってたわ。いいもん、お友だちたくさん集めるんだから!!」
ダイヤはそっけないクロスの返事にもへこむことなくうきうきしている。強くなったものである。
「この前お母さまとお買い物したときに、新しい水着を買ったのよ!! 早速着られるわ!!」
「新しい水着?」
クロスの涼しげな顔がしかめられた。
「そう! 今年はちょっと大人っぽいスタイルに挑戦しようと思って!!」
満面の笑顔でダイヤが取り出したのは、真っ白なフリルのたくさんついた、ビキニタイプの水着であった。
「……私も、お供致します」
憤然と自分の前言を撤回するクロスの顔には、彼にしては珍しく「その格好で野放しにできるか」という不満が手に取るように見られた。ふたりのすぐそばでは、メイドが必死に笑いをこらえているのであった……。
「あ~つ~い~」
宝石商モンド氏の一人娘・ダイヤは、大きなお屋敷のソファにべっとりと横になって溶けかけていた。
「クロス~、アイスちょうだ~い」
「ダメです」
モンド家の使用人にしてダイヤの付き人・クロスの返事はにべもない。頬を膨らますダイヤに向かって、クロスはため息をついた。
「先ほどお召し上がりになったばかりではないですか」
「そうだけど。暑いんだもん!」
「それはもちろんわかりますが、冷たいものばかり食べていてはお腹を壊しますよ」
クロスが珍しくダイヤを気遣うようなことを言うので、おや、と笑顔になりかけたダイヤだったが。
「まあ、壊れるのは私の胃腸ではないので別にいいんですけどね。でもその看病をするのは私ですし、できれば壊さないでいてくださった方がありがたいですね、結局」
と涼しい顔で続けられたセリフにより、ダイヤの笑顔は秒で引っ込んだ。
「一言も二言も多いのよっ、あんたは!!」
ダイヤが憤慨してソファから起き上がった、そのとき。メイドがにこにことやってきた。手には、何か紙らしきものを持っている。
「お嬢様、お手紙ですよ」
「手紙? 私に?」
「手紙? お友だちの少ないお嬢様に?」
ダイヤが笑顔になったそばから、クロスがまた余計なことを言う。
「少なくないわよ、失礼ね!! で、どなたから?」
問われて、メイドはもったいぶるように、うふふ、とひとつ含み笑いをしてから、告げた。
「ジャン・マルコリーニさまからです」
「えっ」
ダイヤの目が丸くなった。
ジャン・マルコリーニ、とは。
ダイヤに一目惚れし、ラブレターを送ってきたことのある青年である。その後「恋人ではなく友だちに」ということに落ち着いているのだが。なお、モンド家に負けないくらいの金持ちである。
「まさかまた、ラブレターなんじゃないですか!?」
「ま、まさか! だって私たち、お友だちになったのよ」
ダイヤはぶんぶんと首を横に振るが、声には動揺が滲んでいた。メイドが面白そうにダイヤとクロスを見比べる。クロスは気にもしていないような、涼しい顔のままだ。
「えーっと? 親愛なるダイヤ・モンド嬢、ごきげんいかがですか……。ふんふん……、えっ! プール!?」
手紙には、マルコリーニ家の庭のプールを今年新しくしたこと、ちょっとしたレジャー施設並みの広さと設備を整えたので、ぜひ遊びに来てほしいことが書かれていた。
「父が張り切って新しくしたのはいいのですが張り切りすぎて大きくしすぎ、家族だけでは持て余してしまっているのです……だって。どこの家庭も父親の張り切り方ってちょっとおかしくなるものなのかしら?」
ダイヤは自分の父親を思い浮かべて呟く。そんなわけないだろ、というツッコミは誰からも入らない。
「ぜひ、お友だちをたくさん連れていらしてください、って書いてあるわ!! 行く行く!! クロスも一緒に行く?」
「行きません」
「あっそ。どうせそう言うと思ってたわ。いいもん、お友だちたくさん集めるんだから!!」
ダイヤはそっけないクロスの返事にもへこむことなくうきうきしている。強くなったものである。
「この前お母さまとお買い物したときに、新しい水着を買ったのよ!! 早速着られるわ!!」
「新しい水着?」
クロスの涼しげな顔がしかめられた。
「そう! 今年はちょっと大人っぽいスタイルに挑戦しようと思って!!」
満面の笑顔でダイヤが取り出したのは、真っ白なフリルのたくさんついた、ビキニタイプの水着であった。
「……私も、お供致します」
憤然と自分の前言を撤回するクロスの顔には、彼にしては珍しく「その格好で野放しにできるか」という不満が手に取るように見られた。ふたりのすぐそばでは、メイドが必死に笑いをこらえているのであった……。
解説
■成功条件
プールで楽しく遊ぶ。
キャッキャうふふも可。キャッキャうふふしなくても可。
■プール
ちょっとしたレジャー施設くらいの広さと設備のプール。設備詳細は以下のとおり。
・流れるプール:直径5メートルの円形。円の真ん中にはときどき激しく水を吹く噴水がある。
・波の出るプール:5メートル四方ほどのスペース。全体的に浅めで、お子様にも安心。
・スタンダードなプール:いわゆる25mプール。ロープで半分に仕切られており、競泳エリアと遊戯エリアに分かれている。
・ウォータースライダー:浮輪にふたりで乗り合わせて滑るタイプ。25メートルプールの遊戯エリアに到達する。
・水鉄砲エリア:水鉄砲に水を入れるための小さな水場が点在するエリア。水鉄砲は拳銃タイプからバズーカタイプまで多種多様に用意されている。
・パラソルエリア:休憩所。ドリンクやフルーツのサービス有。
■NPC
参加するのはダイヤ、クロス、ジャン。
彼らについて知りたい方は『~~~のかわりに~~~』というタイプのタイトルになっているシナリオを参照のこと。
ジャンは今のところ『ボーナスのかわりに一目惚れ?』にのみ登場。
※なお、まったくご存じなくても何の問題もありません。彼らと絡みたい方はプレイングに明記をお願いします。
■その他注意事項
・浮輪など遊具の持ち込み可。武器の持ち込みは不可。もちろん戦闘行為不可。プール監視員が配置されており危険行為は止められる。
・服装は自由ですが水着以外で水の中に入るのは不可。洋服で足だけ入る、というレベルならば可。
・水着他、着ているもののデザインの描写が欲しい方はプレイングに明記のこと。
・お色気描写OKの方はプレイングに明記をお願いします。良識の範囲内でやったりやらなかったりします。OKと書かれていない方にはしませんのでNG表記の必要はありません。
・同行希望のPCは同行者全員がその旨明記をお願いいたします。
プールで楽しく遊ぶ。
キャッキャうふふも可。キャッキャうふふしなくても可。
■プール
ちょっとしたレジャー施設くらいの広さと設備のプール。設備詳細は以下のとおり。
・流れるプール:直径5メートルの円形。円の真ん中にはときどき激しく水を吹く噴水がある。
・波の出るプール:5メートル四方ほどのスペース。全体的に浅めで、お子様にも安心。
・スタンダードなプール:いわゆる25mプール。ロープで半分に仕切られており、競泳エリアと遊戯エリアに分かれている。
・ウォータースライダー:浮輪にふたりで乗り合わせて滑るタイプ。25メートルプールの遊戯エリアに到達する。
・水鉄砲エリア:水鉄砲に水を入れるための小さな水場が点在するエリア。水鉄砲は拳銃タイプからバズーカタイプまで多種多様に用意されている。
・パラソルエリア:休憩所。ドリンクやフルーツのサービス有。
■NPC
参加するのはダイヤ、クロス、ジャン。
彼らについて知りたい方は『~~~のかわりに~~~』というタイプのタイトルになっているシナリオを参照のこと。
ジャンは今のところ『ボーナスのかわりに一目惚れ?』にのみ登場。
※なお、まったくご存じなくても何の問題もありません。彼らと絡みたい方はプレイングに明記をお願いします。
■その他注意事項
・浮輪など遊具の持ち込み可。武器の持ち込みは不可。もちろん戦闘行為不可。プール監視員が配置されており危険行為は止められる。
・服装は自由ですが水着以外で水の中に入るのは不可。洋服で足だけ入る、というレベルならば可。
・水着他、着ているもののデザインの描写が欲しい方はプレイングに明記のこと。
・お色気描写OKの方はプレイングに明記をお願いします。良識の範囲内でやったりやらなかったりします。OKと書かれていない方にはしませんのでNG表記の必要はありません。
・同行希望のPCは同行者全員がその旨明記をお願いいたします。
マスターより
皆さまごきけんいかがでしょうか。紺堂でございます。
夏です。プールです。水着です。
え? なんて短絡的な芸のない依頼だ、って?
すみません!! でも現実でプールに入れないからシナリオくらいは書きたいんですもん!!
なお、水着のデザインおまかせ、というのもOKです。紺堂が勝手に似合いそうなものを着せて描写します。
皆で楽しく水遊びしましょう!!
夏です。プールです。水着です。
え? なんて短絡的な芸のない依頼だ、って?
すみません!! でも現実でプールに入れないからシナリオくらいは書きたいんですもん!!
なお、水着のデザインおまかせ、というのもOKです。紺堂が勝手に似合いそうなものを着せて描写します。
皆で楽しく水遊びしましょう!!
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/08/27 23:48