• 無し

キャンプのイロハ、教えて下さい

マスター:一要・香織

シナリオ形態
ショート
難易度
普通
参加費
1,000
参加人数
現在5人 / 4~6人
マテリアルリンク
報酬
普通
相談期間
5日
プレイング締切
2018/08/29 15:00
リプレイ完成予定
2018/09/07 15:00

オープニング

 日中の暑さも和らぎ、朝晩の空気に秋の気配を感じるようになったこの頃、グランツ領、領主屋敷の一室で、レイナ・エルト・グランツ(kz0253)は読書を楽しんでいた。

 レイナは読書が好きで特に冒険や探検、ファンタジー物を好み、暇を見つけては楽しげに読んでいる。

 瞳は淀みなく文字を追いかけ、白く細い指は楽しげに紙を摘まむ。
 口元には緩やかな弧が描かれ、時折驚いたように目が見開らかれた。


 そんなレイナの邪魔にならないよう、執事のジルは静かに扉を開けて入室し、新しいカップに紅茶を注ぐ。
 テーブルに置いてあったカップを下げ新しいものと交換すると、レイナが本から顔を上げた。
「申し訳ありません」
 邪魔をしてしまったと、ジルが謝ると、
「いいえ、ありがとう」
 レイナは入れたばかりの紅茶に手を伸ばす。
 芳しい香りを吸い込み一口飲むと、高鳴った胸を落ち着けるように、ホッと息を吐き出した。
「随分と集中していらっしゃいましたね」
 ジルはクスリと笑い本に視線を向ける。
「はい。とても面白くて! 冒険をする主人公たちがとても強くて、勇敢で……、なんだか、ハンターの皆さんに似ています」
「左様ですか」
 ジルが優しく微笑むと、レイナの羨望に満ちた瞳が細められ、ため息にも似た小さな息が零れた。

 再び文字を追いかけ始めたレイナを見つめて、ジルはそっと部屋を後にした。


 その日の夜、談話室でジルと私兵のサイファーは、お茶を飲みながらある相談をしていた。
「お嬢様に、冒険をプレゼントしたいと思っていてね」
 突拍子の無い話に、サイファーは飲んでいたお茶に咽た。
「ゲホ、ゴホッ! な、なんですか突然」
 口元を拭いながらサイファーはジルを凝視する。
「いや、なに、いつも頑張っていらっしゃるから、何か喜んで頂けることをしたいと思っていてね……。お嬢様がいつも冒険物の本を読んでるのは知っているだろう? あれに憧れているようだったから……」
「それで冒険のプレゼントですか? 具体的にどんな?」
「…………そこまで考えてません」
 シレッと言い放つジルに苦笑いを零し、サイファーは一つ咳払いをして考え始めた。
「冒険とは言っても、レイナ様に危険が及んではいけないし……」
「そうですね……」
「かといって、普通過ぎてもつまらない……」
「はい」
 他人事のような顔で紅茶をすするジルを睨み、
「ジル様、考える気ありますか?」
 サイファーがぼやいた。
「ハハハ、こういうのはサイファーの方が詳しいかと思ってね」
 あっけらかんとジルは応える。
 確かに、ジルは屋敷内で領主を補佐するのが仕事だ。冒険――というのは兵士であるサイファーの方が詳しいだろう。
 しかし、提案したのはジルなのだから、何か協力してほしいものだ。
 そんな不服を込めた眼差しで見つめ、
「レイナ様が読んでいた本ってどんな内容だったんですか?」
 口を開いた。
「王道の冒険物ですよ。主人公たちが困っている人々を助けながら旅をし、悪の根源を倒す……」
「旅か……。なら、キャンプ……とか?」
「キャンプ! 良いのではないですか? 屋外で夜を明かすなんてしたことがありませんでしたし」
 ジルが珍しく大きな声を出す。
「そうですか? じゃあキャンプにしましょう。……とは言っても、俺、巡回の際の野営くらいしか経験ないんですけど」
「おや、それは困りましたね……。ではハンターの皆さんにお願いしてご一緒してもらいましょうか?」
「そうですね、安全面でも、俺じゃ手に負えない事も有りますし」
ジルとサイファーは目配せすると、同時にひとつ頷いた。

解説

 キャンプのイロハを教えて下さい。

 ジルとサイファーがレイナの為にキャンプの計画を立てました。
 しかしながら、ジルは屋敷でお留守番。サイファーは領内巡回の際の簡素な野営しか経験が無く、キャンプを楽しむ方法を知りません。
 どうかレイナとサイファーにキャンプの楽しさを教えてあげて下さい。

 テントを張って、バーベキューをして……、他にはどんなことをしましょうか?
 キャンプでやりたいことや、食べたいものがありましたら書いてみてくださいね。

 場所は、人気のキャンプスポットである河原。
 川幅10M、水深は深い所で腰下くらい、河原の幅は30M位あります。
 川向こうも同じ様に河原が広がり、その奥は森になっています。

 着いたらまず河原の石を均してテントを張りましょう。
 テントを張っていると、川向こうに蛇型の雑魔が出現。川を越えこっちに向かってきます。
 蛇の大きさは全長5Mほど胴体はひと抱えもありそうです。
 鋭い牙には毒があります。気を付けて下さい。
 大きさに似合わず動きは早く、皮膚は硬いです。
 サイファーが一緒ですが、戦闘には参加しません。指示をすれば従ってくれます。

 蛇は1匹です。討伐が終わったら、再びキャンプの支度に戻りましょう。
 そうそう、テントはいくつ張ったらいいでしょうね?

 どうかよろしくお願いいたします。

マスターより

こんにちは、一要です。

秋の気配が感じられるようになりましたね。日中も過ごしやすくなりました。

秋と言えば、読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋、そしてキャンプの秋!!
ジルとサイファーが計画したキャンプ、レイナは喜んでくれるでしょうか?
皆さんのキャンプ術、是非教えて下さい。

それでは、よろしくお願いします。
リプレイ公開中

リプレイ公開日時 2018/09/04 21:03

参加者一覧

  • ティーマイスター
    カティス・フィルム(ka2486
    人間(紅)|12才|女性|魔術師
  • 星を傾く者
    サクラ・エルフリード(ka2598
    人間(紅)|15才|女性|聖導士

  • ズィルバーン・アンネ・早咲(ka3361
    人間(蒼)|15才|女性|機導師
  • 乙女の護り
    レイア・アローネ(ka4082
    人間(紅)|24才|女性|闘狩人

  • 鞍馬 真(ka5819
    人間(蒼)|22才|男性|闘狩人
依頼相談掲示板
アイコン キャンプにいこう
レイア・アローネ(ka4082
人間(クリムゾンウェスト)|24才|女性|闘狩人(エンフォーサー)
最終発言
2018/08/29 14:10:03
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2018/08/29 05:25:23