ゲスト
(ka0000)
【幻痛】激突~ベアーレヤクト二戦~
マスター:近藤豊

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 不明
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 3~6人
- ユニット参加人数
- 現在6 / 0~6
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 不明
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/08/29 19:00
- リプレイ完成予定
- 2018/09/07 19:00
オープニング
※このシナリオは難易度が高く設定されています。所持金の大幅な減少や装備アイテムの損失、場合によっては、再起不能、死亡判定が下される可能性があります。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
ビックマー討伐作戦『ベアーレヤクト』は順調に進んでいるかと思われたが、予想外の事件が発生する。
チュプ大神殿にある幻獣強化システム『ラメトク』により大幻獣トリシュヴァーナを巨大化。それを切り札としてビックマーに決戦を挑む手筈となっていた。
しかし何のトラブルかは不明だが、巨大化したのはトリシュヴァーナではなく幻獣王チューダ(kz0173)。腕っ節はからっきし。幻獣に対する知識はあっても忘れっぽい挙げ句、プライドだけは生意気にも高い怠惰の眷属以上に怠惰な大幻獣である。
それでもビックマーを止められるのはチューダしかいない。
部族会議はチューダを戦力として投入する事を決定する。
「さて。うまく行けば良いのですが……」
作戦の指揮を執るヴェルナー・ブロスフェルト(kz0032)は、遠くに見えるチューダとビックマーの戦いを見守っていた。
他の歪虚王と異なり、怠惰の感染さえ対応できればビックマーに特殊能力は確認されていない。しかし、100メートルを超える巨体は近くで行動するだけでも危険が伴う。
ケリド川南岸に構築した部族会議の本陣。その周辺に設置された対怠惰の感染用結界の中であっても緊張の雰囲気は漂っている。
「やってるなホー」
そこへ翼を羽ばたきながら柵に止まったのは大幻獣のモフロウ博士。
幻獣の森に住む幻獣『ポロウ』達をまとめる突然変異の大幻獣である。
「おや、確かモフロウ博士さんですね」
「博士でいいホー。今日はお手紙を預かってきたホー」
そう言いながら、博士は足に結ばれた手紙をクチバシで指し示す。
足から外して手紙を広げるヴェルナー。
差出人は四大精霊の一人イクタサ(kz0246)からである。
『やぁ。ビックマーと戦っていると聞いたけど、まさかラメトクで巨大化させる幻獣にあのうるさい奴を選ぶとは思わなかったよ』
「ええ。私自身も驚きです」
この場にいないイクタサへ返事をするヴェルナー。
自らの行いを軽く鼻で笑った後、ヴェルナーは手紙の続きを読み始める。
『ラメトクで巨大化させる大幻獣を戦わせるアイディアは悪くない。ビックマーを負のマテリアルの塊だと考えれば、大幻獣の持つ正のマテリアルをぶつける事でマテリアルを相殺できる。そうなれば、ビックマーの巨体は小型化していく。
いいかい、もしビックマーをもっと小さくしないのであれば、あのうるさい奴をビックマーの戦いに集中させるんだ。勝負は巨大化している間にどこまでビックマーにダメージが与えられるかだよ』
イクタサによればチューダとビックマーが戦闘すれば、お互いのマテリアルが消費される事でビックマーを小型化させる事ができる。
そしてその小型化はチューダが巨大化している間にどこまでビックマーにダメージを与えられるかにかかっている。ここでビックマーを小型化できれば、最終防衛ラインでの戦いに大きく影響を与えるはずだ。
「わざわざアドバイスですか。手を貸さないと言いながら、心配なんですね」
イクタサの行動を微笑ましく思うヴェルナー。
四大精霊と呼ばれていても、ファリフ・スコール(kz0009)が身を投じる戦いである。心配で仕方ないのだろう。
『言っておくけど、君の事はまったく心配してないから。早く戦いを終わらせて報告に来るといいよ。お茶ぐらいは出してあげるから』
嫌いだ、と言っておきながら人との交流を捨てられない。
そんなイクタサのまるで子供のような態度にヴェルナーは微笑ましくなる。
「……さて」
手紙を読み終えたヴェルナーは、再びチューダとビックマーの戦いに視線を向ける。
今の所変化はないが、部族会議の切り札はあの万年運動不足のチューダだ。途中でへこたれる可能性もある。さらに不安要素は足元を通過する武装巨人である。周辺の武装巨人を排除してチューダをビックマーの戦いに集中させる必要がある。
「ハンターへ出撃を依頼して下さい。チューダさんの周辺にいる武装巨人を排除。それからチューダさんに声をかけてやる気を引き出すよう伝えて下さい。途中で投げ出しかねませんから……」
●
大霊堂近くでは既にチューダとビックマーの戦いは開始されている。
「い、痛いっ! ぶった……ぶったでありますな!」
頬を押さえるチューダ。
だが、遠慮する事無くビックマーは再び巨大なパンチを繰り出した。
ぬいぐるみのような拳がチューダの頬にめり込んだ。
「二度もぶったっ! 大巫女にもぶたれた事も……あ、たまにあったであります」
「ヒュー! とぼけたツラしてなかなかやるじゃねぇか。気に入ったぜ。
どうやら、お前を乗り越えなきゃ先には進めねぇらしいな」
ビックマーにとって自分と同じぐらい巨大な相手を見たのは数度しかない。
前回みたのは一体何年も前の話か――。
しかし、目の前にいる黄色いネズミを片付けない限り、怠惰の軍に勝利は無い。そう考えたからこそ、ビックマーはチューダに本気で挑む事を決意した。
「来な。お前に格の違いを見せてやる」
「聞けばお前も王らしいでありますな。我輩のぷりちーな王の座は渡さないであります。
喧嘩は苦手でありますが……ま、何とかなるでありますよ」
正面切って姿を見せたチューダだが、その小さい脳には作戦など浮かんでいない。
辺境の地を賭けた戦いは、煽てに弱い馬鹿同士の激突から始まる――。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
ビックマー討伐作戦『ベアーレヤクト』は順調に進んでいるかと思われたが、予想外の事件が発生する。
チュプ大神殿にある幻獣強化システム『ラメトク』により大幻獣トリシュヴァーナを巨大化。それを切り札としてビックマーに決戦を挑む手筈となっていた。
しかし何のトラブルかは不明だが、巨大化したのはトリシュヴァーナではなく幻獣王チューダ(kz0173)。腕っ節はからっきし。幻獣に対する知識はあっても忘れっぽい挙げ句、プライドだけは生意気にも高い怠惰の眷属以上に怠惰な大幻獣である。
それでもビックマーを止められるのはチューダしかいない。
部族会議はチューダを戦力として投入する事を決定する。
「さて。うまく行けば良いのですが……」
作戦の指揮を執るヴェルナー・ブロスフェルト(kz0032)は、遠くに見えるチューダとビックマーの戦いを見守っていた。
他の歪虚王と異なり、怠惰の感染さえ対応できればビックマーに特殊能力は確認されていない。しかし、100メートルを超える巨体は近くで行動するだけでも危険が伴う。
ケリド川南岸に構築した部族会議の本陣。その周辺に設置された対怠惰の感染用結界の中であっても緊張の雰囲気は漂っている。
「やってるなホー」
そこへ翼を羽ばたきながら柵に止まったのは大幻獣のモフロウ博士。
幻獣の森に住む幻獣『ポロウ』達をまとめる突然変異の大幻獣である。
「おや、確かモフロウ博士さんですね」
「博士でいいホー。今日はお手紙を預かってきたホー」
そう言いながら、博士は足に結ばれた手紙をクチバシで指し示す。
足から外して手紙を広げるヴェルナー。
差出人は四大精霊の一人イクタサ(kz0246)からである。
『やぁ。ビックマーと戦っていると聞いたけど、まさかラメトクで巨大化させる幻獣にあのうるさい奴を選ぶとは思わなかったよ』
「ええ。私自身も驚きです」
この場にいないイクタサへ返事をするヴェルナー。
自らの行いを軽く鼻で笑った後、ヴェルナーは手紙の続きを読み始める。
『ラメトクで巨大化させる大幻獣を戦わせるアイディアは悪くない。ビックマーを負のマテリアルの塊だと考えれば、大幻獣の持つ正のマテリアルをぶつける事でマテリアルを相殺できる。そうなれば、ビックマーの巨体は小型化していく。
いいかい、もしビックマーをもっと小さくしないのであれば、あのうるさい奴をビックマーの戦いに集中させるんだ。勝負は巨大化している間にどこまでビックマーにダメージが与えられるかだよ』
イクタサによればチューダとビックマーが戦闘すれば、お互いのマテリアルが消費される事でビックマーを小型化させる事ができる。
そしてその小型化はチューダが巨大化している間にどこまでビックマーにダメージを与えられるかにかかっている。ここでビックマーを小型化できれば、最終防衛ラインでの戦いに大きく影響を与えるはずだ。
「わざわざアドバイスですか。手を貸さないと言いながら、心配なんですね」
イクタサの行動を微笑ましく思うヴェルナー。
四大精霊と呼ばれていても、ファリフ・スコール(kz0009)が身を投じる戦いである。心配で仕方ないのだろう。
『言っておくけど、君の事はまったく心配してないから。早く戦いを終わらせて報告に来るといいよ。お茶ぐらいは出してあげるから』
嫌いだ、と言っておきながら人との交流を捨てられない。
そんなイクタサのまるで子供のような態度にヴェルナーは微笑ましくなる。
「……さて」
手紙を読み終えたヴェルナーは、再びチューダとビックマーの戦いに視線を向ける。
今の所変化はないが、部族会議の切り札はあの万年運動不足のチューダだ。途中でへこたれる可能性もある。さらに不安要素は足元を通過する武装巨人である。周辺の武装巨人を排除してチューダをビックマーの戦いに集中させる必要がある。
「ハンターへ出撃を依頼して下さい。チューダさんの周辺にいる武装巨人を排除。それからチューダさんに声をかけてやる気を引き出すよう伝えて下さい。途中で投げ出しかねませんから……」
●
大霊堂近くでは既にチューダとビックマーの戦いは開始されている。
「い、痛いっ! ぶった……ぶったでありますな!」
頬を押さえるチューダ。
だが、遠慮する事無くビックマーは再び巨大なパンチを繰り出した。
ぬいぐるみのような拳がチューダの頬にめり込んだ。
「二度もぶったっ! 大巫女にもぶたれた事も……あ、たまにあったであります」
「ヒュー! とぼけたツラしてなかなかやるじゃねぇか。気に入ったぜ。
どうやら、お前を乗り越えなきゃ先には進めねぇらしいな」
ビックマーにとって自分と同じぐらい巨大な相手を見たのは数度しかない。
前回みたのは一体何年も前の話か――。
しかし、目の前にいる黄色いネズミを片付けない限り、怠惰の軍に勝利は無い。そう考えたからこそ、ビックマーはチューダに本気で挑む事を決意した。
「来な。お前に格の違いを見せてやる」
「聞けばお前も王らしいでありますな。我輩のぷりちーな王の座は渡さないであります。
喧嘩は苦手でありますが……ま、何とかなるでありますよ」
正面切って姿を見せたチューダだが、その小さい脳には作戦など浮かんでいない。
辺境の地を賭けた戦いは、煽てに弱い馬鹿同士の激突から始まる――。
解説
目的:チューダを励ましながら武装巨人を片付ける。
概要:ビャスラグ山南にある大霊堂入り口近くでチューダとビックマーの戦いは開始しています。ハンターは「チューダは煽てて戦いを継続させる事」「周辺の武装巨人を撃破してチューダを戦いに専念させる事」を遂行して下さい。
チューダとビックマーは100メートル級のサイズとなっていますが、戦いを続けていけばお互いのサイズも小さくなっていきます。可能な限りチューダを長時間戦わせてビックマーの小型化を狙って下さい。
地形:戦場西側はビャスラグ山であり傾斜がある場所によっては急勾配。東は森林地帯が広がっています。ビックマーの影から武装巨人はバラバラと進軍を続けています。
備考:ビックマーとチューダの近くでは巨体の影響で地響きが発生しています。チューダがビックマーを対応していればハンターがビックマーに狙われる可能性は低いですが、チューダがサボり始めればビックマーの目はハンターに向けられるでしょう。
敵:
・ビックマー
怠惰の歪虚王、始祖たる七が一。正式名称はビックマー・ザ・ヘカトンケイル。
王冠に巨大なマントを羽織ったくまのぬいぐるみのような外見だが、体長は100メートルを超えるサイズ。パンチやジャンプ攻撃、ヒップアタックなど肉弾戦が基本となるが、そのサイズから狙われると回避は難しい。
性格はのんびり屋でマイペースだが、今回ノアーラ・クンタウ破壊に向けて立ち上がり軍を差し向けてきた。
・武装巨人×多数
近代兵器に身を固めたサイクロプスやオーガなどの巨人達です。コーリアスが伝えた技術をフェニヤとメニヤと呼ばれる双子の巨人姉妹が巨人用兵器工廠で武具作成。それらを身に纏っている為、通常の巨人よりも厄介な相手です。先の戦いで戦力が減った事もあり、増援のペースは遅くなっている。
「巨人用突撃砲(アサルトライフル)」、「巨人用サブマシンガン」を装備。
概要:ビャスラグ山南にある大霊堂入り口近くでチューダとビックマーの戦いは開始しています。ハンターは「チューダは煽てて戦いを継続させる事」「周辺の武装巨人を撃破してチューダを戦いに専念させる事」を遂行して下さい。
チューダとビックマーは100メートル級のサイズとなっていますが、戦いを続けていけばお互いのサイズも小さくなっていきます。可能な限りチューダを長時間戦わせてビックマーの小型化を狙って下さい。
地形:戦場西側はビャスラグ山であり傾斜がある場所によっては急勾配。東は森林地帯が広がっています。ビックマーの影から武装巨人はバラバラと進軍を続けています。
備考:ビックマーとチューダの近くでは巨体の影響で地響きが発生しています。チューダがビックマーを対応していればハンターがビックマーに狙われる可能性は低いですが、チューダがサボり始めればビックマーの目はハンターに向けられるでしょう。
敵:
・ビックマー
怠惰の歪虚王、始祖たる七が一。正式名称はビックマー・ザ・ヘカトンケイル。
王冠に巨大なマントを羽織ったくまのぬいぐるみのような外見だが、体長は100メートルを超えるサイズ。パンチやジャンプ攻撃、ヒップアタックなど肉弾戦が基本となるが、そのサイズから狙われると回避は難しい。
性格はのんびり屋でマイペースだが、今回ノアーラ・クンタウ破壊に向けて立ち上がり軍を差し向けてきた。
・武装巨人×多数
近代兵器に身を固めたサイクロプスやオーガなどの巨人達です。コーリアスが伝えた技術をフェニヤとメニヤと呼ばれる双子の巨人姉妹が巨人用兵器工廠で武具作成。それらを身に纏っている為、通常の巨人よりも厄介な相手です。先の戦いで戦力が減った事もあり、増援のペースは遅くなっている。
「巨人用突撃砲(アサルトライフル)」、「巨人用サブマシンガン」を装備。
マスターより
※注意
チューダは戦いの後に元のサイズに戻ります。
可能であれば回収してあげて下さい。戦いが成功すれば功労者ですので……。
近藤豊です。
ベアーレヤクト第二戦となります。様々な手違いと事故の結果、辺境の未来は馬鹿の王に託されました。この飽きっぽい切り札を如何にビックマーと戦い続けさせるか。それが大きな鍵となります。長く戦ってビックマーのサイズが小さくなれば、最終決戦で優位な戦いを展開できるでしょう。
それでは、ビスマルクを肴にお待ちしています。
チューダは戦いの後に元のサイズに戻ります。
可能であれば回収してあげて下さい。戦いが成功すれば功労者ですので……。
近藤豊です。
ベアーレヤクト第二戦となります。様々な手違いと事故の結果、辺境の未来は馬鹿の王に託されました。この飽きっぽい切り札を如何にビックマーと戦い続けさせるか。それが大きな鍵となります。長く戦ってビックマーのサイズが小さくなれば、最終決戦で優位な戦いを展開できるでしょう。
それでは、ビスマルクを肴にお待ちしています。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/09/04 15:54
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/08/25 20:58:21 |
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【相談卓】ぬいぐるみ大決戦! Uisca=S=Amhran(ka0754) エルフ|17才|女性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2018/08/29 12:03:26 |