ゲスト
(ka0000)
【幻痛】千年の王国
マスター:近藤豊

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 不明
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在4人 / 3~4人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 不明
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/08/29 19:00
- リプレイ完成予定
- 2018/09/12 19:00
オープニング
怠惰王ビックマー討伐作戦『ベアーレヤクト』が展開中の辺境において、比較的穏やかな場所がある。
そこはある精霊の住む場所であり、波風さえ立てなければ普通の森と変わらない。
しかし、この森は一晩にして辺境の地へ現出したものであり、ここに住む幻獣達もよその幻獣とはどことなく違う。
人に干渉しない。
観測者でありながら、気紛れに人間と関わりを持つ。
まるで猫のような性格とも言える勇気の精霊――イクタサ(kz0246)は、ビックマーを巡る戦いを傍観者として見つめていた。
強大な力に対抗する術は既に人間達へ伝えている。対怠惰の感染用結界があれば、十分なはずだ。
これ以上の関与は、更なる歪虚の能力を引き出す事になる。
世の中のバランスを考えれば、この辺りがちょうど良い。
何事も欲張って良い事は何一つない。塩梅が重要だ。
――だが。
「ボクの所へ来てもこれ以上は何もないよ」
イクタサはシンタチャシの小屋でうんざり顔であった。
対ビックマーを意識したハンター達が新たなる情報を求めてイクタサの元を訪れていたのだ。
イクタサからすれば、シンタチャシで静かに過ごしたい。
しかし、歪虚と戦い続けるハンター達からすれば少しでも戦いを有利にしたい。
双方の願望が、絡み合いながらも負の感情を呼び起こしていく。
「そんな事を言わずに。ここで少しでもガツンと歪虚を叩いておいた方が……」
「ファリフさんも参加するのですから、もう少し手を貸していただいても良いと思います」
ハンターの口からファリフ――ファリフ・スコール(kz0009)の名前が出た瞬間、イクタサの眉が上がる。
お気に入りのファリフが戦いに関与している。
万一ファリフが傷付くような事があれば……。
しかし、イクタサは必死に感情を押し殺す。
「だ、だから? ファリフはファリフで頑張っているのだから、ボクが手を貸さなくても大丈夫でしょ」
「頑張りますね……」
既に数十分は続く攻防。
双方が一歩も退かない状況であり、誰の目からみても膠着状態に陥っていた。
「あのね、キミ達……」
そう言い掛けた瞬間、イクタサは立ち上がる。
そして、ドアに向けて鋭い視線を送る。
「どうされました?」
「キミ達以外にこの森へ足を踏み入れた者がいるね。それも招かれざる客。以前にも似た感覚があった。確か、コーリアスって歪虚が来た時だね」
錬金の到達者――コーリアス(kz0245)。
歪虚でありながら、不遜にもシンタチャシのイクタサへ会いに来た。
既にコーリアスはリアルブルーにて撃破されている。
怠惰もビックマーに従って南下している以上、一体誰がシンタチャシへ足を踏み入れたというのか。
ハンターは意を決して小屋の扉を開く。
そこには――。
「天使達が出迎えですか。言っておきますが、そこの精霊に頼っても終末の到来は避けられませんよ」
「ブラッドリー……!」
神の御遣いを名乗るブラッドリー(kz0252)が、そこに立っていた。
ブラッドリーの周りには複数の光球。臨戦態勢、というには少々雰囲気が異なるようだ。
「何しにきたの? ボクを相手にする気にしては随分余裕そうだけど」
「天での戦いをで引き起こし、あなたを地底へ投げ落とすつもりはありません」
相変わらずブラッドリーの言葉が分かりにくい。
どうやら、イクタサの顔を見に来たらしい。その目的は皆目不明だが、この場で戦うつもりはないようだ。
「面倒そうだなぁ、キミ」
「古代の残滓を引き出して抗うよう手を貸したのはあなたでしょう? 言っておきますが、そのような事をしても終末は止められません。終末は到来する運命なのです」
「大体、古代文明の遺物はあの時代の者が後世を心配して残した物じゃないかな。少なくとも歪虚に指示される謂われはないよ」
ブラッドリーはイクタサと会話する事で、相手を知ろうとしているようだ。
だが、それ以外にも何か目的があるようにも見える。
イクタサはさっさと追い出したいようだが、この状況はハンターにとっても重要な機会だ。
ブラッドリーと呼ばれる歪虚が一体何を考えているのか。
もしかしたら、ブラッドリーから何か情報を引き出せるかもしれない。
そう考えたハンターの一人がブラッドリーの声をかける。
「あ、あの……戦う気がないなら、椅子に座りませんか? その方が落ち着いてお話できるでしょう?」
そこはある精霊の住む場所であり、波風さえ立てなければ普通の森と変わらない。
しかし、この森は一晩にして辺境の地へ現出したものであり、ここに住む幻獣達もよその幻獣とはどことなく違う。
人に干渉しない。
観測者でありながら、気紛れに人間と関わりを持つ。
まるで猫のような性格とも言える勇気の精霊――イクタサ(kz0246)は、ビックマーを巡る戦いを傍観者として見つめていた。
強大な力に対抗する術は既に人間達へ伝えている。対怠惰の感染用結界があれば、十分なはずだ。
これ以上の関与は、更なる歪虚の能力を引き出す事になる。
世の中のバランスを考えれば、この辺りがちょうど良い。
何事も欲張って良い事は何一つない。塩梅が重要だ。
――だが。
「ボクの所へ来てもこれ以上は何もないよ」
イクタサはシンタチャシの小屋でうんざり顔であった。
対ビックマーを意識したハンター達が新たなる情報を求めてイクタサの元を訪れていたのだ。
イクタサからすれば、シンタチャシで静かに過ごしたい。
しかし、歪虚と戦い続けるハンター達からすれば少しでも戦いを有利にしたい。
双方の願望が、絡み合いながらも負の感情を呼び起こしていく。
「そんな事を言わずに。ここで少しでもガツンと歪虚を叩いておいた方が……」
「ファリフさんも参加するのですから、もう少し手を貸していただいても良いと思います」
ハンターの口からファリフ――ファリフ・スコール(kz0009)の名前が出た瞬間、イクタサの眉が上がる。
お気に入りのファリフが戦いに関与している。
万一ファリフが傷付くような事があれば……。
しかし、イクタサは必死に感情を押し殺す。
「だ、だから? ファリフはファリフで頑張っているのだから、ボクが手を貸さなくても大丈夫でしょ」
「頑張りますね……」
既に数十分は続く攻防。
双方が一歩も退かない状況であり、誰の目からみても膠着状態に陥っていた。
「あのね、キミ達……」
そう言い掛けた瞬間、イクタサは立ち上がる。
そして、ドアに向けて鋭い視線を送る。
「どうされました?」
「キミ達以外にこの森へ足を踏み入れた者がいるね。それも招かれざる客。以前にも似た感覚があった。確か、コーリアスって歪虚が来た時だね」
錬金の到達者――コーリアス(kz0245)。
歪虚でありながら、不遜にもシンタチャシのイクタサへ会いに来た。
既にコーリアスはリアルブルーにて撃破されている。
怠惰もビックマーに従って南下している以上、一体誰がシンタチャシへ足を踏み入れたというのか。
ハンターは意を決して小屋の扉を開く。
そこには――。
「天使達が出迎えですか。言っておきますが、そこの精霊に頼っても終末の到来は避けられませんよ」
「ブラッドリー……!」
神の御遣いを名乗るブラッドリー(kz0252)が、そこに立っていた。
ブラッドリーの周りには複数の光球。臨戦態勢、というには少々雰囲気が異なるようだ。
「何しにきたの? ボクを相手にする気にしては随分余裕そうだけど」
「天での戦いをで引き起こし、あなたを地底へ投げ落とすつもりはありません」
相変わらずブラッドリーの言葉が分かりにくい。
どうやら、イクタサの顔を見に来たらしい。その目的は皆目不明だが、この場で戦うつもりはないようだ。
「面倒そうだなぁ、キミ」
「古代の残滓を引き出して抗うよう手を貸したのはあなたでしょう? 言っておきますが、そのような事をしても終末は止められません。終末は到来する運命なのです」
「大体、古代文明の遺物はあの時代の者が後世を心配して残した物じゃないかな。少なくとも歪虚に指示される謂われはないよ」
ブラッドリーはイクタサと会話する事で、相手を知ろうとしているようだ。
だが、それ以外にも何か目的があるようにも見える。
イクタサはさっさと追い出したいようだが、この状況はハンターにとっても重要な機会だ。
ブラッドリーと呼ばれる歪虚が一体何を考えているのか。
もしかしたら、ブラッドリーから何か情報を引き出せるかもしれない。
そう考えたハンターの一人がブラッドリーの声をかける。
「あ、あの……戦う気がないなら、椅子に座りませんか? その方が落ち着いてお話できるでしょう?」
解説
目的:イクタサとブラッドリーの会話に参加する。
概要:四大精霊の一人であるイクタサの元を歪虚のブラッドリーの元を訪れました。ブラッドリーの目的は不明ですが、少なくともイクタサに戦いを挑む気はないようです。
イクタサとブラッドリーの会話に参加して質問する事が可能ですので、疑問をぶつけてみて下さい。但し、まともに回答されるとは限りません。お茶会にする事も可能ですが、ブラッドリーは何かを出されても食す事はないでしょう。
備考:
事実上の『フリーアタックシナリオ』です。イクタサとブラッドリーが揃った状況に居合わせた幸運を利用して二人に疑問を投げつけられます。逆に対立を煽る事で今後の戦いにおいて関係の変化を狙う事もできます。この出会いがどのような結果になるか。それは居合わせたハンター次第になります。
なお、依頼に参加されたハンターは最初からイクタサの元を訪れていたとして始めていただいて構いません。
※注意
原則、戦闘は行われません。ですがハンター側からブラッドリーの戦闘を仕掛ければブラッドリーも応戦します。イクタサも助けてはくれますが、場合によってはハンターも負傷する可能性があります。
<PL情報>
ブラッドリーの目的はイクタサがこれ以上余計な関与を人間に行わないように『釘を刺す事』です。会話の流れ次第では、イクタサが了承する恐れがあります。
概要:四大精霊の一人であるイクタサの元を歪虚のブラッドリーの元を訪れました。ブラッドリーの目的は不明ですが、少なくともイクタサに戦いを挑む気はないようです。
イクタサとブラッドリーの会話に参加して質問する事が可能ですので、疑問をぶつけてみて下さい。但し、まともに回答されるとは限りません。お茶会にする事も可能ですが、ブラッドリーは何かを出されても食す事はないでしょう。
備考:
事実上の『フリーアタックシナリオ』です。イクタサとブラッドリーが揃った状況に居合わせた幸運を利用して二人に疑問を投げつけられます。逆に対立を煽る事で今後の戦いにおいて関係の変化を狙う事もできます。この出会いがどのような結果になるか。それは居合わせたハンター次第になります。
なお、依頼に参加されたハンターは最初からイクタサの元を訪れていたとして始めていただいて構いません。
※注意
原則、戦闘は行われません。ですがハンター側からブラッドリーの戦闘を仕掛ければブラッドリーも応戦します。イクタサも助けてはくれますが、場合によってはハンターも負傷する可能性があります。
<PL情報>
ブラッドリーの目的はイクタサがこれ以上余計な関与を人間に行わないように『釘を刺す事』です。会話の流れ次第では、イクタサが了承する恐れがあります。
マスターより
近藤豊です。
辺境ではベアーレヤクト進行中ですが、本依頼は連動でも外伝的な扱いに近いものとなります。歪虚であるブラッドリーがイクタサの元を訪れます。戦いを挑む事が狙いではないようですが、この状況を利用すればハンターからの問いかけに答えてくれるかもしれません。ブラッドリー相手では独特の言い回しになりますが……。
それでは、マトンカレーを肴にお待ちしています。
辺境ではベアーレヤクト進行中ですが、本依頼は連動でも外伝的な扱いに近いものとなります。歪虚であるブラッドリーがイクタサの元を訪れます。戦いを挑む事が狙いではないようですが、この状況を利用すればハンターからの問いかけに答えてくれるかもしれません。ブラッドリー相手では独特の言い回しになりますが……。
それでは、マトンカレーを肴にお待ちしています。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/09/01 18:21
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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【相談卓】神父と精霊のお茶会を 神楽(ka2032) 人間(リアルブルー)|15才|男性|霊闘士(ベルセルク) |
最終発言 2018/08/29 00:05:44 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/08/25 03:36:21 |