ゲスト
(ka0000)
はぐれ雑魔 ~騎士アーリア~
マスター:天田洋介

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- シリーズ(続編)
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,300
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/08/31 19:00
- リプレイ完成予定
- 2018/09/14 19:00
オープニング
グラズヘイム王国の南部に広がる伯爵地【ニュー・ウォルター】を覆っていた暗い闇は、振り払われた。
黒伯爵を名乗る歪虚軍長アスタロトが率いていた敵は壊滅。討伐が一段落して、少なくとも戦の状況からは脱したといえる。
差し迫る危機は去ったものの、懸案は残った。畑が荒らされただけでなく、灌漑関連の破壊が顕著。そして各地では戦いの残照が残っていた。
内陸に存在する城塞都市マールだが、運河によって沖まで繋がっていた。大型船舶の航行も可能で、海運業が盛んである。海産物を扱う漁船も多く行き交う。
ある日の沖。漁船二隻が協力して網をかけている。しばらくして、多くの魚と一緒に鮫が引っかかった。
「おいおい、変なのが引っかかったな」
「こういうことも、あらあな」
漁船へあげるにしても、活かしたままでは危険だ。漁師達が銛で突こうとしたところ、それまでおとなしかった鮫が、急に暴れだす。
「ど、どういうことだ?」
漁師達の顔が青ざめていく。
鮫の体躯が膨らんでいき、いつの間にか全長一五mはある漁船の半分の大きさまで達していた。その鮫が跳ねて、漁船の甲板へ。
「や、やめろ!」
目の前で狼狽えていた漁師の一人を丸呑みにする。尾で何人かを海へと叩き落とし、帆柱を噛んで真っ二つに。一隻だけに留まらず、相方の漁船へ飛び移って暴虐を尽くした。
「す、べては……アスタロト様の、ためぇなのだ!」
沈みゆく漁船から海中に逃げた一人の漁師が耳にする。巨大な鮫が人語で叫んだのを。
暑い日のマール城。
若き娘ミリア・エルブンは、兄であるアーリア・エルブン伯爵から領内の復興行政を任される。その日の彼女は、城庭の木陰で涼みながら書類に目を通していた。
「これは大変ですの。以前からの問題のようですが、これまで報告がなかったのはどうしてなのでしょうか?」
ミリアはテーブルの反対側で、書類整理中の女性秘書を見つめる。
「以前は船舶衝突の報告のみだったのです。船底に穴が開けられたといったもので、別件の扱い。そのせいでこちらには回ってこなかったのでしょう。直接的な人への被害がでるようになったのは、そちらに書かれているように、ここ二、三週間の話です」
女性秘書が細かな事情を話してくれた。
「雑魔だと決めつけられていますが、こちらはどうして? 一般的な海生生物、それに幻獣の可能性もあると思うのですが」
「漁師が耳にしたそうです。鮫の怪物が『アスタロト』と叫んだのを」
「その個体が雑魔だとして、もしや、アスタロトがまだ存在していると思っているでしょうか?」
「そこまではわかりません。ただ、そうであったとしても不思議ではないと考えます」
気になったミリアは、女性秘書に更なる詳しい情報収集を望んだ。
翌日にわかったのは被害の甚大さである。
船舶の船底に穴、もしくは亀裂が入った事件は、半年で五十件を越えている。これまでは月に一件あるかないかといった頻度だったという。
「人が直接狙われるようになったとすれば、大問題ですの」
ミリアはマール内にあるハンターズソサエティー支部へと出向く。そして雑魔の鮫退治を依頼するのであった。
黒伯爵を名乗る歪虚軍長アスタロトが率いていた敵は壊滅。討伐が一段落して、少なくとも戦の状況からは脱したといえる。
差し迫る危機は去ったものの、懸案は残った。畑が荒らされただけでなく、灌漑関連の破壊が顕著。そして各地では戦いの残照が残っていた。
内陸に存在する城塞都市マールだが、運河によって沖まで繋がっていた。大型船舶の航行も可能で、海運業が盛んである。海産物を扱う漁船も多く行き交う。
ある日の沖。漁船二隻が協力して網をかけている。しばらくして、多くの魚と一緒に鮫が引っかかった。
「おいおい、変なのが引っかかったな」
「こういうことも、あらあな」
漁船へあげるにしても、活かしたままでは危険だ。漁師達が銛で突こうとしたところ、それまでおとなしかった鮫が、急に暴れだす。
「ど、どういうことだ?」
漁師達の顔が青ざめていく。
鮫の体躯が膨らんでいき、いつの間にか全長一五mはある漁船の半分の大きさまで達していた。その鮫が跳ねて、漁船の甲板へ。
「や、やめろ!」
目の前で狼狽えていた漁師の一人を丸呑みにする。尾で何人かを海へと叩き落とし、帆柱を噛んで真っ二つに。一隻だけに留まらず、相方の漁船へ飛び移って暴虐を尽くした。
「す、べては……アスタロト様の、ためぇなのだ!」
沈みゆく漁船から海中に逃げた一人の漁師が耳にする。巨大な鮫が人語で叫んだのを。
暑い日のマール城。
若き娘ミリア・エルブンは、兄であるアーリア・エルブン伯爵から領内の復興行政を任される。その日の彼女は、城庭の木陰で涼みながら書類に目を通していた。
「これは大変ですの。以前からの問題のようですが、これまで報告がなかったのはどうしてなのでしょうか?」
ミリアはテーブルの反対側で、書類整理中の女性秘書を見つめる。
「以前は船舶衝突の報告のみだったのです。船底に穴が開けられたといったもので、別件の扱い。そのせいでこちらには回ってこなかったのでしょう。直接的な人への被害がでるようになったのは、そちらに書かれているように、ここ二、三週間の話です」
女性秘書が細かな事情を話してくれた。
「雑魔だと決めつけられていますが、こちらはどうして? 一般的な海生生物、それに幻獣の可能性もあると思うのですが」
「漁師が耳にしたそうです。鮫の怪物が『アスタロト』と叫んだのを」
「その個体が雑魔だとして、もしや、アスタロトがまだ存在していると思っているでしょうか?」
「そこまではわかりません。ただ、そうであったとしても不思議ではないと考えます」
気になったミリアは、女性秘書に更なる詳しい情報収集を望んだ。
翌日にわかったのは被害の甚大さである。
船舶の船底に穴、もしくは亀裂が入った事件は、半年で五十件を越えている。これまでは月に一件あるかないかといった頻度だったという。
「人が直接狙われるようになったとすれば、大問題ですの」
ミリアはマール内にあるハンターズソサエティー支部へと出向く。そして雑魔の鮫退治を依頼するのであった。
解説
鮫雑魔が伯爵地【ニュー・ウォルター】の沖に出没して、暴れています。退治をお願いします。
漁師達は怖じ気づいた状況です。ミリアの口利きで一隻だけ漁船を押さえることができましたので、そちらで向かってください。
老人と孫の漁師が乗りこむ中型帆船です。
基本、高級魚狙いの一本釣りの装備です。網も一応使えますが、かなり小さめ。手動の滑車で縄を巻き取る装置付きになります。
釣った獲った魚介類は、食べる分には自由にして結構です。ミリアは護衛と一緒に、浜で待つことになるでしょう。
※PL情報
鮫雑魔の武器は牙。そして鱗をばらまいて、爆発させます。
弱点は秘密。本物の鮫と似たような感じです。
常識的な必要経費はミリア持ちです。滞在期間中の食事や寝泊まりの家は提供されます。
質問があれば、ハンターオフィス職員のフミナ・エミエール(kz0131)が卓で答えます。質問締め切りは出発の一日前までです。
漁師達は怖じ気づいた状況です。ミリアの口利きで一隻だけ漁船を押さえることができましたので、そちらで向かってください。
老人と孫の漁師が乗りこむ中型帆船です。
基本、高級魚狙いの一本釣りの装備です。網も一応使えますが、かなり小さめ。手動の滑車で縄を巻き取る装置付きになります。
釣った獲った魚介類は、食べる分には自由にして結構です。ミリアは護衛と一緒に、浜で待つことになるでしょう。
※PL情報
鮫雑魔の武器は牙。そして鱗をばらまいて、爆発させます。
弱点は秘密。本物の鮫と似たような感じです。
常識的な必要経費はミリア持ちです。滞在期間中の食事や寝泊まりの家は提供されます。
質問があれば、ハンターオフィス職員のフミナ・エミエール(kz0131)が卓で答えます。質問締め切りは出発の一日前までです。
マスターより
まだまだ暑いです。海で大暴れ、よろしくお願いします。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/09/11 22:11
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 ひりょ・ムーンリーフ(ka3744) 人間(リアルブルー)|18才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2018/08/31 03:04:22 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/08/30 14:54:20 |